『星の瞳のシルエット』の進まない内輪恋愛劇から得た、「じれったさ」への耐性

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『星の瞳のシルエット(1)』/集英社

とおーいとおーい昔に、大好きだった少女マンガのことを覚えていますか。知らず知らずのうちに、あの頃の少女マンガが、大人になった私たちの価値観や行動に、影響を与えていることもあるのです。あの頃の少女たちと今の私たちはどうつながっているのか? 少女マンガを研究する慶應義塾大学の大串尚代先生と読み解いてみましょう!

<今回取り上げる作品>
柊あおい『星の瞳のシルエット』/「りぼん」(集英社)掲載、1985~89年
柊あおい『耳をすませば』/「りぼん」掲載、1989年

 柊あおいを知ったのは、「りぼん」(集英社)本誌に連載されていた『星の瞳のシルエット』が初めてでした。「200万乙女のバイブル」というキャッチフレーズがつけられ、長期連載となった人気作品なので、私と同じような人も多いのではないでしょうか。しかし、この頃すでに高校生だった私は、妹が毎月買ってくる「りぼん」を読みながら、こう思っていました。じ……じれったいわ……!!

 『星の瞳』の主人公・沢渡香澄は、小さい頃にすすき野原で出会った、名も知らぬ少年から「星のかけら」といわれる石をもらい、それ以来ずっとその石を宝物にしています。その後少年と会うこともなく中学2年生になった香澄は、親友の真理子が片思いをしている少年・久住智史に惹かれ始めます。しかも久住も、香澄を気にしている様子。しかし香澄は、真理子に気づかって久住への思いを止めようとします。香澄と真理子のどちらの気持ちも察してしまい、どうにも動けない友人・沙樹。そんな香澄のいじらしさを目の当たりにして、香澄に惹かれるのが、久住の友人であり、沙樹の幼なじみである司。その司を密かに想っているのが沙樹(言葉にするとややこしいが、結局は内輪で恋愛……まあ中学生なんてそんなもんだ)。

「edu」の夫婦仲特集の結論:夫はクレーマーだと思えばいい!!

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「edu」2013年4月号(小学館)

 今月の「edu」(小学館)は「夫抜き子育てで大丈夫? 夫婦仲で決まる! 子どもの学力・自立力」。これまた生真面目「edu」ママをヒィィと言わせそうな特集です。さらにリードには「子育てでもっとも大切なのは、ママがいつも笑顔でいること」と昨今の子育て雑誌に必ず登場する、呪いのセリフ“笑顔のおかあさん”の文字が刻まれています。さらに「両親の仲がよい家庭の子どもは『学力』が高い傾向にあるそう」「子どもがスムーズに『自立』する力もまた、夫婦のあり方に関わってきます」など、そうでなくても不安でいっぱいのお母さんたちをリードだけでじりじりと土俵際に追い込む「edu」の横綱相撲が展開されております。きっとカリスマ先生たちがいっぱい出てきて経験と実績に裏打ちされたイイ話をたっぷりするはず。そして「edu」ママたちは「いい子が育つ羽毛布団」を買わされちゃうのです!

<トピックス>
◎夫婦仲と子どもの学力は比例します
◎夫婦仲があやしくなると、「モノ」が増え、家が散らかりはじめます
◎「私ひとりで子育てしている」と思ったことはありませんか?

ダーク「ひよこクラブ」で確信、ストレス溜めてまで死守すべき育児法なんてない!

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「ひよこクラブ」2013年3月号(ベネッ
セコーポレーション)

 「ひよこクラブ」(ベネッセコーポレーション)の連載によると、ほしのあき、今月は「赤ちゃんの鼻水の電動吸引器」買ったらしいッス。赤ちゃんは自力では鼻水をどうしようもできないので、吸引してあげる必要があるんですね。薬局とかで売っている500円くらいの吸引器は、二股のストローの片方を赤ちゃんの鼻に挿して片方を大人が吸うと、途中の器に鼻水が溜まるという、大人の口に赤ちゃんの鼻水が入らない仕組み。ほしのあきは、これを使うと「私の頭がクラクラするばかり」なので、電動吸引器を買ったそうです。うちの子の鼻水も強靭なんで、ちょうど先日欲しくなって調べたら1万6,000円くらいで、目玉飛び出したとこだったんスよ。私も欲しいっスわ~、電動吸引器と? 巨乳なのにペッタンコなお腹と? 溶けちゃうくらい小さい顔と? 若い騎手? 欲しいわ~。ほしのあきになりたいっスわ~。若い騎手の股間、吸引したいっスわ~!(爆望)

<トピックス>
◎ほしのあきの“赤ちゃんと私のいちにちいっぽ”
◎今どき育児のやっちゃダメ!こうしよう!がすぐわかる本
◎ 「ママってしんどい」って思ったとき

「STORY」に倣い、バーキンに糞取りスコップを入れる40女の美学

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「STORY」2013年3月号/光文社

 今回は、「STORY」3月号(光文社)を読んで、STORY読者におけるブランドとプライドについて考えてみたいと思います。「STORY」においては……というか、昨今の女性の間では、全身ハイブランドで身を固めることは「ファッショナブルではない」とされています。かといって、プチプライスだけもダサい。ハイブランドとプチプライスを組み合わせたり、あるいは全身ハイブランドの日もあればプチプライス中心のカジュアルデーもあったり、と高・低価格を取り混ぜたスタイルがヨシとされています。その要因の1つとして、バブル崩壊後、日本の経済状況に合わせて、そういう感覚が培われてきたというのがあるのでしょう。

 そこには、“ハイブランド品も持っている=裕福である”というプライドと、“プチプライス品も持っている=ブランドロゴに左右されないセンスと賢さがある”という2つのプライドがあり、両方そろって初めて「本当に豊かな奥さん」となれるわけです。最終目的が「豊かさ」なら、素直にハイブランド品だけ身につけてればいーじゃねーかと思うのですが、それだけでは女友達から嫌われたり、バカにされたりします。そういう時代です。

 実際、「STORY」にも、50万円超のシャネルバッグを紹介しているページもあれば、1990円のオールドネイビー(GAPのさらに低価格ブランド)のパーカーを紹介しているページもあり、うまくバランスが取れています。その上、「プチプライス」を「プレプラ(=プレシャスプライス=価値ある安さ)」とわざわざ言い換えて、よりダイレクトに読者の自尊心を満たす仕掛けになっています。そうして女心を刺激したりなぐさめたりしている女性誌、それが「STORY」なのです。

<トピック>
◎特集「40代の早春服は、暖かさを犠牲にしません!」
◎新説!「40代こそバーキン適齢期」
◎人気色No.1、「プレプラなピンク」からはじめよう!

特撮ファンに大人気の「牙狼 」主人公 小西遼生くんは“背徳的な女性”がお好き!?

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 大人のための特撮作品として2005年にスタートした、深夜ドラマ『牙狼』(テレビ東京系)。雨宮慶太監督によるダークな世界観や麗しい造形美もさることながら、俳優自らが鍛え抜いた肉体とアクションを惜しげもなく披露。かつて特撮好きだった男性たちが、こぞって夢中になった、大人気シリーズです。凄味のある演技とアクションを見せてくれた若手俳優たちは、女性からの人気も急上昇。一番気になるのは、主人公である冴島鋼牙をずっと演じてきた小西遼生くん! シリーズ最新作の映画『牙狼~蒼哭ノ魔竜~』を機に、主人公を次にバトンタッチします。戦うときもクールな表情を崩さないダークヒーローの鋼牙でしたが、最後に小西くんの素顔を見せて!

――小西遼生くんが主人公の冴島鋼牙を演じてきた『牙狼』は特撮ファンの支持がとても高い作品です。2005年にスタートした時、これほど大人気シリーズになると予想してました?

「AneCan」の“ずるかわ”特集、ずるさが怖さを呼ぶ“ずるこわ”に!

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「AneCan」2013年3月号(小学館)

 先月号のレビューで、「AneCan」読者が女子会に効率化を求めている、という静かな変化をお伝えしました。「AneCan」読者は「効率化」「コストパフォーマンス」などの合理的な言葉を使うタイプじゃないと思っていたのでビックリしたのですが、今月も至る所に変化が見て取れます。

 例えば、「『サプライス!』ブランドで、なりきり! ミランダ! アレクサ! オリビアに!」というページは、その名のとおりZARAやTOPSHOPなどのリーズナブルなお値段のブランドで、ミランダ・カー、アレクサ・チャン、オリビア・パレルモになりきろうという企画。今まで「遠くのセレブより、近くのエビちゃん」を信条に、男ウケしない海外セレブのコーディネートにはまったく見向きもせず、そのジャンルは「ViVi」(講談社)に任せていたというのに、どういう風の吹きまわし? しかーし、よく見てみると“なりきりコーデ”にもほころびが……。容姿もファッションも日本人ウケしやすいミランダ・カーはさておき、アレクサやオリビアはバリバリなモードなので、ところどころにエッヂ(人はそれを辛口と言う)を効かせたコーデがお得意。一般ピーポーには「それってオシャレなの?」というギリギリのラインを攻めることが彼女たちの個性でもあります。が、「AneCan」の手にかかると、肝心かなめのエッヂが削り取られ、「AneCan」の甘いテイストに変換されています。海外セレブのコーデを歪曲してまで取り入れたいのか……という疑問を持つなんてまだ甘い! 今月号の「AneCan」、いろいろ飛ばしてますよ。

<トピック>
◎会う人が違うと、こんなに服が違うんです! 女子会は「攻め」、デートは「守り」
◎写真うつりは絶対ずるいほうがいい!
◎独身も、妻も、ママも。みんな、それぞれのHAPPYライフ

お出かけスポットに「おひとり女子率」を併記、「日経ウーマン」の過剰な気遣い

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「日経ウーマン」(日経BP社)2013年
3月号

 案の定というか何というか、バレンタインに大忙しだった世間の女子たちを尻目に、先月号にも今月号にもバレンタインのバの字も登場しなかった「日経ウーマン」(日経BP社)。さらに今月号の特集は「『ひとり時間』で私を癒やす」。この時期に、あえて「ひとり」を特集に掲げてしまうこのマイペースっぷりはさすがですね!

 しかし、自立を信条に掲げる「日経ウーマン」が「ひとり暮らし」や「おひとりさま」を取り上げるのはめずらしいことではありません。そんなことより、何より驚いたのは「日経ウーマン」の特集タイトルに「癒やす」という言葉が登場したという事実。仕事に貯蓄に、常に全力投球であることを推奨する本誌に、癒やしを説かれる日が来るなんて……!! 「日経ウーマン」的癒やしとはどのようなものなのか、期待に胸がふくらみます。

<トピックス>
◎「ひとり時間」で私を癒やす
◎食費節約&買い物テク
◎ストレスフリーな働き方、大研究

モラハラされた妻の欲望は娘へ……「婦人公論」西川史子母の闇

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「婦人公論」2月22日号(中央公論新
社)

 「婦人公論」(中央公論新社)今号の特集は、「夫を捨てたい 妻たちの本音」です。「婦人公論」名物“妻(オンナ)たちのだんじり祭り”ですよ! 冒頭の読者アンケートにて、妻たちの7割が「夫に愛情なんてありません」。仮面夫婦期間は平均で12年。その横には「仮面夫婦で干支が一周」の文字が。たとえにも長年このネタを扱ってきた年季を感じさせますね。今号は井上荒野VS岡野あつこによる「夫婦の賞味期限とは?」や川崎麻世の別れぬ理由、片山さつきに松平健、西川史子母の子育てインタビューなどテンコ盛りですので、早速中身を見てみましょう。

<トピックス>
◎夫を捨てたい 妻たちの本音
◎仮面の下に見え隠れする“情”までは捨てられぬ女ゴコロ
◎娘・西川史子に教えた「人生、大切なのは金とコネ」

「nina’s」入園入学手作りグッズ企画に見る、手作り=母性という強迫観念

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「nina's」(祥伝社)2013年3月号

 「♪俺は東京生まれマリメッコ育ち~おかっぱのヤツは大体友達~」でおなじみ「nina’s」(祥伝社)の登場です。今号の表紙は古谷家生まれヒップホップ育ちの夫を持つMEGUMI。グラビア→出産→おしゃれママ→子ども服プロデュースという、昨今のママタレントの王道を歩み、「nina’s」にもちょいちょい登場しては「友達のライブに息子も連れていった~」など“ほかのママとはちょっと違う私”をアピールしています。

 今号のインタビューでも「テレビ番組でもいつの間にか“ご意見ください”的なポジションになっちゃって(笑)。そうなると、表に出させていただいている女性として、女性の味方でありたいという思いが強くなりました」などなど、我々のあずかり知らぬところでMEGUMIさんは日本(の女性)代表になっているようです。これには筆者も思わず「も~勘違い! ワワワワ~」と安田大サーカスのクロちゃんになってエア花びらをまいてしまいましたよ。どうかMEGUMIさんには、得意ジャンルであるサブカルおじさん転がしにのみ邁進していただきたいと切に願います。

<トピックス>
◎Cover Interview MEGUMI
◎覆面調査 のぞき見!一週間家計簿大公開!!
◎入園・入学★ハンドメイド見本帖

淡い初恋の気持ちを込めて、縦笛チョコをペロペロ……いやベロベロベロ

 毎日毎日寒すぎ! こんだけ寒いとココロも冷え冷えとしてくるわね。でも、今日はバレンタイン! 愛しのダーリンにチョコをプレゼントするのよ。そしたら、ウフッ。ダーリンのポケットに手を入れて温めてもらうのよ。あっという間に春が来ちゃうかもね~。

■アラフォーに必要なのはオネエだった!……「オネエメソッドエステサロン」

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OLIVE sapporo HPより