「VERY」ママフェスで大活躍! 「未来のミセスCEO」の正体に拍子抜け

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「VERY」11月号/光文社

 今月も広告たっぷりで景気がいい「VERY」。重量感がありますね。小島慶子さんの連載「コ・ジ・マ・メ・セ・ンのもしかしてVERY失格」では、以前取材した女性教育者が、人によって態度を変えるという人物であったこと、またそういった態度が子どもたちのいじめを誘発するのではという考えがつづられていました。その歯切れのよすぎる批評性にハッとなりつつ、今回は「冬のマタニティママのお悩みに、コンフォートシューズが効く!」という特集から見ていきたいと思います。

<トピック>
◎今日から春まで、素足を出さずに生きていきたい
◎甘トラの母もいる。
◎VERYママフェス2012

「夫の肩書き」「出会い方」を省略、「steady.」結婚式企画の淡白さ

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「steady.」2012年11月号/宝島社

 今月の「steady.」の表紙は、ドラマ『結婚しない』(フジテレビ系)で主演を務める菅野美穂。雑誌自体のターゲットは20代だと思うのですが、ドラマや映画の宣伝があると、菅野美穂や篠原涼子といった30代女優も表紙になってしまうのが「steady.」なんですよね。では、そんな今月のカバーガール菅野美穂さんのインタビューからチェックしていきましょう。

<トピック>
◎スペシャルインタビュー 菅野美穂
◎石原さとみのAtoZ
◎みんなの“結婚式”見せて!

「日経ウーマン」が脅嚇! おひとりさま予備軍に「産めなくてもいいの?」

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「日経ウーマン」11月号/日経BP社

 朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなってきましたが、「日経ウーマン」11月号の表紙は、なぜか真夏の海を思わせるブルー地に、スポーティーな白ワンピ姿の米倉涼子……。いかにもイイ女風に腕組みポーズでキメているけれど、もしかして寒くて震えてるのかな、男が肩に上着かけてくれるの待ってるのかなと、ついつい勘ぐってしまいますね! そんな季節感のない表紙とは打って変わって、今月の大特集は、この時期の「日経ウーマン」定番の手帳企画、その名も「人生が変わる!新☆手帳術」。手帳1つでどのように人生が変わってしまうというのか、期待大です。

<トピック>
◎人生が変わる!新★手帳術
◎おひとりさまのマネー計画
◎婦人科系トラブル、これで解消!

古典に育児放棄の記述も! 「昔はよかったのに」という幻想を暴く

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大塚ひかり氏

 「昔の母親は、こんなことはしなかったのに」。育児放棄・児童虐待事件が起きれば、どこからともなくこんな声が聞こえる。「昔の家族は」「昔の日本人は」……正体不明のこの“昔”は、現代に生きる私たちを断罪するのである。古典エッセイスト・大塚ひかり氏の『古事記~いのちと勇気の湧く神話』(中公新書ラクレ)では、“責任者不在”“世間体第一”といった現代が抱える問題の原点が、古代神話を材に描かれている。そこで今回は私たちを縛り続ける、「昔」幻想の正体を伺った。

――「昔は○○だったのに、今は……」とよく言われますが、この本を読むと、古代人も今と同じようなことで悩んだり怒ったりしていますよね。

「親子の愛憎劇の幕引き、憎いなら憎めばいい」親の介護で繰り返される業

Photo by Zanthia from Flickr

(前編はこちら)

――実際世の中、そんなに仲良し親子ばかりじゃないですよね。親のことが嫌いという人も結構います。

小山 もともと親子関係が悪かったという人は、介護を親子関係を改善するチャンスだと思ってほしいですね。それにケンカできればまだいい方。ケンカにさえならないかもしれません。それほど介護は闘いなんです。うちの施設の入所相談でも、「これまで、親に愛されてこなかった」という人は多いですよ。目の前で泣かれることもよくあります。本人は「愛されなかった」と思いこんでいるのでしょうが、本当にそうだったかどうかは、また別だと思います。客観的に見ると、必ずしもそうとは思えないことも多い。実際どうだったかは置いといて、介護という現実の前では、この場を親子関係の修復の機会だと思えばいいんですよ。本当の親子関係を見つけるために、前向きに介護をやってほしいと思います。

――親が嫌いだという人が介護と向き合えるんでしょうか?

小山 私が見るかぎり、親子関係が悪かった人ほど介護に執着しますね。ほかの兄弟ではなく、自分から介護の担当を買って出て、愛憎劇を繰り返している。それほどまでに憎んでいる親は、もはや昔の親ではなく、今は自分より弱い存在になっているのに、です。「私は愛されなかった」と思うのなら、離れればいいのにと思うんですが、そうはならない。人間って業が深いな……と思いますね。

 私は30代で両親を亡くしましたから、実の親の介護は経験できませんでした。どんな介護になっていただろうかとも思います。それでも生きていてくれていた方がよかった。だからというわけではありませんが、愛憎劇もやるなら徹底してやればいいと思うんです。憎いなら憎めばいい。途中でやめるから、中途半端に感情が抑えられて、感情の行き場所がなくなるんです。半端だから愛憎劇が終わらない。介護は最後まで突き詰めるチャンスなんです。親が生きている間に、勇気を持って愛憎劇に幕を引いてほしい。もちろんそれは口で言うほど簡単なことではありません。それまでの互いの人生が明るみに出るんですから。しかも、1対1ではない。父と母、さらに兄弟との関係、それぞれが複雑に絡み合っているんですよ。「お父さんは妹ばかり可愛がっていた」「お兄ちゃんは優等生だった」ってね。難解な数式以上の関係です。

老後はすぐにやってくる! 親の介護に独り身の老後、それぞれの現実問題

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Photo by Rosie O'Beirne from Flickr

 団塊の世代が65歳を迎え、日本はこれまで経験したことのない超高齢化社会に突入しました。自分の親だけでなく、その親である祖父母もいる。下手すると6人の高齢者を介護しないといけなくなる時代になってきています。子だくさんだった時代、女性が次々と子どもを産んで、育て終わった頃にはもうおばあさんになっていたように、子育てが介護に変わるとはいえ、結果は同じ。親や祖父母の介護が終わる頃には、自分が立派な高齢者になっている……なんて笑い話にもならない現実がすぐそこにあります。

 それでも、親や祖父母たちは年金をたっぷりもらっている世代。それに比べて自分の老後資金はというと、年金はあてにできない。それどころか今の収入をいつまで確保できるかさえ心もとない。結婚できるかどうかもわからない。ましてや、子どもが老後を見てくれるなんて夢のまた夢……考えれば考えるほど、深~い底なし沼にはまっていくようです。

 せめて今のうちにできること、知っておくことがあれば心の準備だけでもできるかもというわけで、認知症の改善に効果をあげて全国的に注目されている“学校スタイル”のデイサービス「おとなの学校」を展開する医師、小山敬子先生にお話を聞きました。

老後はすぐにやってくる! 親の介護に独り身の老後、それぞれの現実問題

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Photo by Rosie O'Beirne from Flickr

 団塊の世代が65歳を迎え、日本はこれまで経験したことのない超高齢化社会に突入しました。自分の親だけでなく、その親である祖父母もいる。下手すると6人の高齢者を介護しないといけなくなる時代になってきています。子だくさんだった時代、女性が次々と子どもを産んで、育て終わった頃にはもうおばあさんになっていたように、子育てが介護に変わるとはいえ、結果は同じ。親や祖父母の介護が終わる頃には、自分が立派な高齢者になっている……なんて笑い話にもならない現実がすぐそこにあります。

 それでも、親や祖父母たちは年金をたっぷりもらっている世代。それに比べて自分の老後資金はというと、年金はあてにできない。それどころか今の収入をいつまで確保できるかさえ心もとない。結婚できるかどうかもわからない。ましてや、子どもが老後を見てくれるなんて夢のまた夢……考えれば考えるほど、深~い底なし沼にはまっていくようです。

 せめて今のうちにできること、知っておくことがあれば心の準備だけでもできるかもというわけで、認知症の改善に効果をあげて全国的に注目されている“学校スタイル”のデイサービス「おとなの学校」を展開する医師、小山敬子先生にお話を聞きました。

オシャレとセックスは相性が悪い!? 「nina’s」読者もセックスは子作り限定

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「nina's」(祥伝社)2012年11月号

 長らくおしゃれママ界をけん引してきた千秋の連載が前号で終了。7月号で表紙を飾ったオセロ・松嶋尚美が、千秋と入れ替わる形で新たに連載をスタートさせました。7月号のレビューでもお伝えしましたが、この人の「悩みなし、思想なし、ただおしゃれ!」という志向は、クリエイティブという名の下にシャレ散らかすだけシャレ散らかす「nina's」にピッタリ。同じ高齢おしゃれガールでも、そこはかとなく育ちの良さや知性を漂わせる千秋と、子どもを産んでますますそのお気楽極楽感に拍車がかかる松嶋尚美では、抱えている信者層も異なりそうです。ちなみにこの連載は松嶋尚美が「知りたいことや、やりたいことに体当たりで挑戦するで!」という内容らしく、初回はこの秋「尚美mama」が注目するおしゃれワンピの「きらきらHappyな着こなし」をチェックだそう……。「nina's」の“軽量化”が止まりません。

<トピックス>
◎売れてる! 欲しい! 流行ってる! ママの「コレイイ」大発表!
◎子どもに聴かせたいGOOD MUSIC
◎家族何人? 教えて!! 家族計画

「JJ」誌上に女の争いを仕掛ける、“名古屋ガール”という起爆剤

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「JJ」2012年11月号(光文社)

 今月の「JJ」(光文社)を購入する際、750円というその定価に驚きました。高いですよ、これ! ほかの女性誌と比べても、50~100円程高いです。先月のレビューで、「『JJ』はセレブなお嬢様雑誌」という話をしたのですが、こんなところにもセレブ志向が表れていたんですね。それに加えて、今月の雑誌ロゴはまさかのヒョウ柄! ヒョウ柄です!! ほんわかパステルカラーの背景にピンクのロゴ、という女性誌が多い中、飾り気のない白背景にヒョウ柄ロゴという「JJ」は、書店でひときわ異彩を放ち、存在を主張していました。さすが「私らしさ」推奨雑誌、ブレませんね。表紙だけで食傷気味な感も否めませんが、さっそくページをめっくって「JJ」の世界に足を踏み入れてみましょう。

<トピック>
◎秋の流行、大人気分でフル活用(はぁと)トレンド服こそ着回しちゃえ!
◎もっと知りたい(はぁと)ゆずちゃんの「尽くすおしゃれ」
◎Miss JJ、開催します!

「Domani」の新語「ハブ女」、それはとても悲しい生き物……

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「Domani」2012年11月号(小学館)

 今月号の「Domani」、はじめに真面目な話を。今号には「味噌汁は“飲む”点滴です!」という美容・健康情報企画があります。味噌汁の効能とレシピが紹介されているのですが、問題は皮膚科医・内科医でテレビのコメンテーターの友利新医師による効能説明の箇所。「がん予防」「老化防止」「美白効果」「脳の新陳代謝UP」の後に書かれているのは「放射線障害の軽減」。詳細を見てみると、「原爆の後遺症調査の中に『味噌を食べていたので原爆後遺症が少なくて済んだという話が。味噌に含まれるジピコリン酸という物質に、放射性物質を排出する作用があるのだとか。チェルノブイリ原発事故の直後には、味噌の輸出量が2トンから14トンに急増したそう!」とオール伝聞口調で、かなり明るく書かれています。

 あの「3月11日」以降、被災した人と、それ以外の人の時間が流れる速度が異なることも仕方がないことだ思います。それにしても、「美白効果」「老化防止」と並列で「放射線障害の軽減」を語るべきなんでしょうか。友利医師は福島に行って、「味噌汁は美白と老化防止と放射線障害の軽減に効果があるようですよ!」と言えるんでしょうか。徒に過敏になることは不要ですが、社会的な問題であるはずの放射線問題を、実証もせずに医師の伝聞だけでお手軽に話題にした「Domani」の罪も軽くはないはずです。

<トピック>
◎味噌汁は“飲む”点滴です
◎連載「産む? 産まない? する? しない?」
◎大人の女には“つながり”がある! 『職場で、流行ってること』連絡網(つながり)BOOK