「認めてほしいの……」、教育者と「edu」ママのラブゲーム

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「edu」2013年1月号(小学館)

 前回のレビューでもお伝えした通り、「edu」(小学館)を信奉する“エデュママ”たちは、子育てに対して非常に生真面目な優等生タイプ。常に「私の育児は正しいのかしら」「のびのびと育てられているかしら」と子羊のように迷っています。だからこそ著名な先生たちの言葉に一喜一憂するわけですが、厄介なのは育児に対するそうした努力や戸惑いの果てにあるであろう「頭も心もいい子に育てたい(例えば東大に行くような)」という欲望をひた隠しにするところ。シンプルですがよくよく見るとセンスの良い家具や雑貨がちりばめられたリビングで、おだんごヘアにボーダーのシャツを着てニコニコ笑うお母さんと子どもたち。その傍らには「がんばるママじゃなくていい」の文字が……俗っぽさ0%の、この表紙に込められたメッセージとは?

<トピックス>
◎今のあなたのままでいい 気持ちがラクになる子育てのススメ
◎手とり足とり 陰山メソッド
◎子どもの「伝える力」を育てるハガキ&手紙

あの伝統工芸が特攻隊服風に? 現代での迷走を隠しきれない西陣織会館

 この連載「ソルティー京都」の初回記事は、松尾大社だったのだが、皆さんは読んでいただけただろうか。

 この神社はものすごく格式が高いのに、ご近所に「松尾さん」などと気軽に呼ばれ、一般市民に迎合しきってしまっている。ゆえにその格の高さが、調べてみないとまったくわからないという切ない神社である。

 そもそも京都にあるものは、「格の高さレベル」が他府県とは違うようである。京都で「先の戦争」というと応仁の乱(1467~1477だってよ)のことらしいし、仏像なんかも1000年以上歴史がないと重宝されないとのこと(と、某お寺の尼さんが言ってた)。

 ここに、松尾大社に負けず劣らず、っていうか松尾大社が赤子に思える「実は」系の観光地がある。「西陣織会館」である。

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きものショーが見られる西陣織会館は今出川駅前!

「steady.」が芹那を通して、女に嫌われる女の定番「ドジっ子」を再評価

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「steady.」2012年12月号/宝島社

 今月も、「今、最も男性にモテモテで非の打ちどころのない女子」である「石原さとみのA to Z」から見ていきましょう。今回は「E」ということで「emergency」がテーマです。石原さんは、「蚊に刺されやすい」「つま先を角にぶつける」「紙で手を切る」「何度も目に埃が入る」「マスカラ塗ると瞼につく」といった災難に遭いやすいんだとか……。ただ、そんなエピソードを見ていると、これって単なるドジっ子アピールではないかとモヤモヤしてしまいました。

 しかも、単なるドジっ子かまってちゃんに留まらず、「心の管理ばかりではなく体調管理も気にしよう」と話し、自己管理のできる女であることもしっかりアピール。そこが、男子にウケる所以かもしれません。

<トピック>
◎石原さとみのA to Z「E」
◎主役ニット5枚でいつでも可愛い1カ月着回し!
◎サロンde steady. うっかりやってしまったドジ

田舎の幸せは「結婚」――東京に生きる女の子と地方の幸せのゴール

Photo by micamica from Flickr

前編はこちら

――山内さんは、東京に出てきてよかったですか?
   
山内マリコ氏(以下、山内) はい。私は本を出す前にニート期間があって、しばらくくすぶっていたんですが、もしこれが地元だったら、確実に自殺コースだったなと思います(笑)。だからなんとかくすぶりも紛らわせて、やり過ごせた気がします。

中條寿子氏(以下、中條) なるほど。

山内 東京って、ちょっと非現実的な世界を生きている感じはありますよね。アメリカにおけるマンハッタン的な。その街から一歩外に出れば、まるで蜃気楼の中にいたと思えてくるような。どっちも極端ですよね。一極集中で都会すぎる東京と、フラットすぎ、テンション低すぎの地方。ちょうどいい、中庸の街って成立しないのかなぁ。

「働くママになりたい」という憧れでデコる「I LOVE mama」WM特集

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「I LOVE mama」2013年1月号
(インフォレスト)

 ギャルママたちの“会報誌”こと「I LOVE mama」(インフォレスト)。今月のレビューはラブママ界で今一番支持されているママモ(ママモデル)野田華子、通称“のだはな”のウェディングパーティー密着レポートからスタートしたいと思います。実はまだ結婚式をしていなかったという“のだはな”。ちびコ2人を引き連れての遅れてきたヴァージンロードです。式にはラブママスタッフたちをはじめ、「小悪魔ageha」(同)編集長の姿も。さらに受付には人気ママモの孫きょうちゃんと仲本沙織ちゃんが立つという、ラブママウォッチャーにとっては盆と正月がいっぺんにキタような祭り状態。

 紫色の超ド派手なカラードレス。新郎友人一同による氣志團の“マブダチ”、西野カナ“Best Friend”に乗せたママモたちによるサプライズVTRなど、ラブママとして一歩もハズさない演出に泣いていたら、最後に「のだはなWEDDING HAPPY INFORMATION」なる項目が。「のだはなの着たウェディングは○○」「のだはなが式を挙げたのは△△」「ちびコの衣裳は××」など詳細情報がズラリ。さすがのだはな、ヴァージンロードを歩きながらお金も産んでいたなんて!

<トピックス>
◎のだはなウェディング完全レポート
◎クリスマス完全A級保存版パーフェクトBOOK
◎今を輝く! 働きmamaドキュメンタリー

「東京は希望」「東京には何もない」山内マリコ×中條寿子の女子と地方

『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)

 山内マリコ氏の処女小説『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)が、地方生まれの女子の大きな共感を呼んでいる。全8章の主人公たちは、いずれも地方出身か在住者。生まれ育った田舎を肯定することができず、「ここではないどこか」を求めて悶え苦しむなか、エスケープの最大手段として、大都会へ出て行くことに憧れと希望を抱いている。
 
 ドン・キホーテやジャスコ、ファミレスが国道沿いに立ち並ぶ、どこの田舎にもある“ファスト風土”。その中で生活が完結し、地元の仲間と結婚し出産する。主人公たちが嫌悪するこの生活は、果たして、本当に絶望の地なのか――? 2005年から、地方都市のキャバ嬢たちにスポットを当て続けてきた、雑誌「小悪魔ageha」(インフォレスト)の元編集長・中條寿子氏と、山内マリコ氏が対談する。

自分探しより墓探しをしろ!? 「婦人公論」が説く“理想の最期”とは

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「婦人公論」11月22日号/中央公論新社

 今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「40代から向き合う『理想の最期』」です。筆者はもうすぐ40歳。理想の生き方すらなんだかよくわからないのに、早くも理想の最期と向き合わねばならないということにどんよりしました。もう時間切れってこと!? 確かに誰でも、いつ死ぬかはわかりませんし、幸い平均寿命まで生き長らえたとしても、すでに折り返し地点ですから、いつまでも自分探しなんかしてないで、墓探しをしろよということなんですよねぇ。ああ、そういえば墓穴はいつも掘っているのに、墓がない。

 しかしですねぇ~、最近の「婦人公論」の流れはどうなんですか。前号の特集は「不安な時代だから働き続けたいあなたへ」で、中高年の就職難の現実を容赦なく知らしめました。その前の号の特集は、「大人になった娘が苦しむ 母の呪縛を逃れたい」でドロドロの母娘関係を取り上げ、その2カ月前には「親の老いは待ってくれない」で介護問題に迫り、その1カ月前には「うつな気分に負けない生き方」です。暗い、暗いよ! 生きるのが辛すぎるよ!! そうなんです、「婦人公論」センパイは、いつも暗くてまじめで、そしてとってもエロくて、ジャニーズ好き(今号は嵐のコンサートルポあり)。なんだか人生の味方は「婦人公論」だけのような気がします。頼りにしてるよ~。

<トピック>
◎特集 40代から向き合う「理想の最期」
◎嵐 渡辺えりさんが熱狂空間を初体験!
◎火野正平 “元祖プレイボーイ”が語るかっこいい男の枯れ方

「“幸せに見えること”と“幸せであること”は別」小島慶子が説く幸福のカタチ

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「自分にとって何が幸福かわかなかったら書き出してみては?」と提言

(前編はこちら)

 女性誌「VERY」の人気連載をまとめた著書『女たちの武装解除』(光文社)を上梓した小島慶子さんは、本書で母親が考える幸福の価値観に縛られ苦しんだことを明かしている。では、人にとって真の“幸せ”とは何だろうか。

――小島さんは、元女子アナというステイタスもあり、女性として成功していると言えると思います。そうでありながら、なぜ家族の問題や苦悩を語り、発信し続けているのでしょうか。

小島慶子(以下、小島) こんな話、どこにでもあると思うからです。母とのことは死にたいくらい苦しいことだったけど、私は自分の体験が特別だとか、人より苦労したとはまったく思ってません。私みたいな、はたから見たら何の問題もないような人生でも、「家族ってなんだろう」「自分の幸せはどうやって決めたらいいんだろう」と悩み、つらい思いをしている人はいっぱいいると思うから、「そうなんだ、カウンセリングを受けたら気が楽になるんだ」「そういう考え方をすると、ものの見方が変わるんだ」と誰かが思ってくれたらうれしいなと思って書きました。

「VERY」に「LEON」編集長登場、奔放な独身女より30代主婦の方がモテる!?

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「VERY」2012年12月号/光文社

 先々月号は滝沢眞規子さん、先月号は井川遥さん、そして今月の「VERY」(光文社)の表紙は、またもや滝沢眞規子さん。毎回、「表紙は誰なんだろう?」と予想するのは、楽しみでもあります。滝沢さんが表紙だと、「中身も甘めなのかな」と、そのビジュアルに、こっちの見方が引っ張られることもあります。では早速、今月号の「VERY」を読んでいきましょう。

<トピック>
◎主婦って、なんてイイ女!
◎トップ読者12人に聞きました!冬の着回し計画
◎コ・ジ・マ・メ・セ・ンのもしかしてVERY失格

出産によって蓋が開いた……小島慶子が語る子育てにおける母親の影響

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「母の価値観に縛られてると気づいた
のは、そこから抜け出してから」と語
る小島慶子さん

 自分の子どもと向き合う際、自分の親との関係は、多かれ少なかれ影響するだろう。親にされて嫌だったことは自分もしたくないと律し、うれしかったことはしてあげたいと思う。無意識のうちに親と似た口調で叱り、ハッとさせられることも少なくない。タレントの小島慶子さんが女性誌「VERY」での連載をまとめた著書『女たちの武装解除』(光文社)には、子育てを機に子どものころから抑圧されていた母親への怒りが爆発、苦しんだ経験が書かれている。親は子どもの幸せを願っている。だが、その思いが時に子どもを苦しめることもある。母親になるということ、子どもとの距離感、そして人が幸せになるとはどういうことか。小島さんに聞いた。

――小島さんは、第2子の出産をきっかけに、母親との関係を見直すことになりました。なぜその時期だったのでしょうか。