島国、ニッポン! この国には、一体どれぐらいの数の島があるのだろうか? 大きく見れば日本全部が島なのだが、それはさておき、海上保安庁の島の定義を元に数えてみると、なんと6,429の無人島と418の有人島が点在している。 『珍島巡礼』(イカロス出版)は、この膨大な数の島々からディープな島を厳選した読み物であり、ガイドブックのような一冊だ。島に古くから伝わる、とんでもない伝統行事が行われている島、アクセスが超不便でなかなか行けない島、近代史が見えてくる歴史のある島など、観光スポット紹介というよりは、島の歴史や文化に迫っている。 個人的にかなり気になったのは、愛媛県大三島で600年続く、神様を相手に相撲を取る「一人角力(ひとりずもう)」という神事。パッと見は“エア相撲”なのだが、実は稲の精霊と戦っている。押したり引いたり、土俵際でギリギリ耐えたりする迫真の演技、いや、真剣な勝負が写真で細かく紹介されているのだが、この大真面目感がかえっておかしい。ちなみに3本勝負で、1勝1敗5分の末、最後の大一番で神様が勝利する。力士は役場の職員で、仕事の後にちゃんと練習しているらしい。 また、長崎県の福江島では1月の第3日曜に「ヘトマト」と呼ばれる珍祭があり、これが本当に珍行事のオンパレード。神社境内で奉納相撲を行い、鉦(しょう)と呼ばれる打楽器を打ち鳴らし町内を練り歩くところまでは厳かな雰囲気なのだが、ここからが奇祭モード全開。まず、晴れ着姿の新婚の女性2人が酒樽の上に乗り、“羽付き”を行い、次に身体に「ヘグラ」と呼ばれるすすを塗り付けた若者がわらで編んだ玉を激しく奪い合う「玉蹴り」、青年団と消防団に別れて豊作と大漁を占う「綱引き」と続き、最後に重さ300~400キロの「大草履」が登場し、神社へ奉納する。その途中、見物客の中から未婚の女性を次々と捕えてはその上に乗せ、何度も胴上げを行う。 分刻みで意味のわからないナゾ多き行事は続いていくので、総監督兼世話役は一日中大忙し。どうやら、もともとは別々にやっていた行事を一日に無理やりまとめたらしいが、起源も語源も一切不明で、ナゾに包まれているという。 本書にはこのほかにも、水道も航路もなく、現代とは思えぬ暮らしぶりの島やキリシタンの悲劇が伝わる島、映画・ドラマの舞台になった島、東京湾沿岸の人口島カタログなど、さまざまな角度から島が紹介されていて、島情報が盛りだくさん。 本州だけが日本じゃない! この本を手に、まだ見ぬディープな日本の島へ出かけてみては!? (文=上浦未来)『珍島巡礼』(イカロス出版)
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えっ、それだけ!? 海兵隊マンガ『まりんこゆみ』が原因不明の販売停止も、実は……
すわ「新たな表現規制か?」と情報を知った者は、みな戦々恐々とした。 現在、マンガ家・野上武志氏の単行本『まりんこゆみ』(企画・原案 アナステーシア・モレノ/星海社発行)が、Amazonのサイトで販売停止になっているのだ。 この作品は、ウェブ連載をまとめたもので、世界最強の海兵隊に日本の女子高生が入隊するというギャグテイストの作品。現在も連載は継続中で、単行本は今月10日に発売になったばかり。現在、Amazonの同作品のページでは <調査中の商品 本商品に問題があるとのご指摘をお客様からいただいたため、現在一部の販売を一時的に休止しています。問題が解決され次第、販売を再開いたします> と表示され、注文ができない状態になっている。ほかのネット書店では平常通り販売が継続されており、Amazonが独自の判断で販売を停止していることは明らかだ。 いったい、原因はなんなのか? 本日午前に、出版元の星海社に取材したところ 「当社でも原因がわからず調査中の状態で、何もお話しできないんです」 と、同社も困惑している様子。Amazonのサイトに記された文面からは、なんらかのクレームが寄せられたのではないかと予測される。だが、作者の野上氏の元にも、これまでクレームや嫌がらせめいたメールなどは届いていないという。 作品内で扱っているのは、明らかにアメリカの海兵隊と分かる集団(作中では「アメリゴ合衆国」と表記)。内容紹介で「機密スレスレなまでのリアルさに全世界の現役・OB海兵隊員が騒然」と煽っているだけに、CIAの工作か、はたまたコミンテルンの陰謀か、謎は深まるばかりだ。 この販売停止が注目を集めたのには理由がある。Amazonでは昨年3月、ひとりの女性が「児童ポルノを一切売らないよう、アマゾン社長に直接メールを送りましょう」と呼びかけたことをきっかけとして、ロリコン漫画誌「COMIC LO」(茜新社)が販売停止にされた一件もあるからだ。それゆえ、今回も「表現の自由」にかかわるなんらかの問題ではないかと注目されたのである。 ところが……実際はまったく違った。 本日、夕方に星海社にあったAmazonの返答によれば 「購入者から“本に折れがあった”とクレームがあったため、倉庫の在庫をすべて検品中だそうなんです」(野上氏・談) 大山鳴動して鼠一匹。 (取材・文=昼間たかし)『まりんこゆみ』(星海社)
「子どもは飽きて走り回り……」ジブリ宮崎駿最新作『風立ちぬ』に賛否両論
『崖の上のポニョ』以来、5年ぶりとなる宮崎駿監督の長編映画『風立ちぬ』が7月20日に公開される。同作は、東京、名古屋、ドイツを舞台に、1982年に亡くなった航空技術者の堀越二郎をモデルとした主人公の半生を描いた、フィクション作品だという。 主演声優を『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる映画監督・庵野秀明が務め、主題歌は松任谷由美が担当(楽曲は荒井由美時代のもの)。映画を見た松任谷は、「嗚咽が出てしまうくらい感動した」と絶賛し、宮崎監督自身も上映会で号泣してしまったという。 また、業界関係者からの評判もよく、6月の関係者向け試写会後、『サマーウォーズ』などのヒット作を手掛ける細田守監督は、Twitterで「こんなにいい映画はいままでになく、そしてこれからもない」と大称賛。これに、アニメファンらの期待は急上昇した。 しかし7月に入り、一般向けに1万人以上を招待した大規模な試写会が行われると、ネットには賛否両論が書き込まれた。「心にじわじわきて涙が止まらなかった」「作画の美しさはジブリ作品一」という感想の一方で、「話が分からなかった」「退屈で寝てしまった」いった声も多いようだ。 また、子連れで訪れた親からは、「子どもが退屈して、席に座っていられなかった」「子どもに感想を聞いても『意味分らなかった』としか言わない」といった不満が出たほか、「ジブリなのに、トトロやポニョみたいなキャラが出てこないじゃない!」と逆ギレする親まで。 「派手さはなく、笑えるシーンや盛り上がりもほぼありません。公開前から、大人向けの内容であることは伝えられていましたが、それを知らないお母さんたちが『ジブリだから』と小さな子どもを連れていき、上映中に退屈で泣き出す子どもや、走り回る子どもが頻発したようです」(映画ライター) 72歳にして、“子どもに届かない”作品を完成させた宮崎駿。観客側も、先入観を捨てて見に行く必要がありそうだ。『風立ちぬ』公式サイトより
『ステラ』『恋愛ラボ』『きんいろモザイク』この夏注目の、“個性派”女子校生アニメ
1000年に一度の猛暑だとか、世界で一番アツい夏とか、とにかくハンパない暑さになると予測されている2013年の夏ですが、見よ! 7月スタートの夏アニメは赤く燃えて……いや、萌えている! というわけで、今クールの新アニメは女子校生(こう書くと、なんかいかがわしい映像のジャンルみたいですね)ものアニメが大豊作。ハードなロボット&SFアニメが並んだ春アニメとは対照的です。しかし、女子校生ものアニメとはいえ「美少女が出てきて、キャッキャウフフするだけのアニメでしょ?」とは思うなかれ。数が増えれば増えるだけ、個性的な作品が揃うというものです。そこで、今回は第1話から第2話放送時点で、筆者的にビビッときた女子校生ものアニメをピックアップしてみます。レディーゴオオゥ! ■『ステラ女学院高等科C3部』(原作:いこま、漫画:みどりとももか/「月刊ヤングマガジン」連載) まずはこちら。『新世紀エヴァンゲリオン』『天元突破グレンラガン』『めだかボックス』を手掛けたGAINAX製作の、青春サバゲーアニメです。「サバイバルゲーム」、通称「サバゲー」とは敵味方に分かれた参加者がBB弾を発射するエアガンを撃ち合い、規定の勝利条件を満たした側が勝利となる、いわゆる「大人のごっこ遊び」もしくは「競技」のこと。ミリタリ的な要素が多分に含まれるジャンルであるため、かつては男性プレイヤーの比率が非常に高かったといわれていますが、ここ数年はカジュアル化が進み、女性愛好家も増加しつつある模様です。 そんな中で登場した本作。中学校時代は引っ込み思案な性格だった主人公・大和ゆらは、憧れの女子校「ステラ女学院」に入学。心機一転し、華麗な高校デビューを目指す、というところから物語は幕を開けます。 ある出来事をきっかけに、女子サバイバルゲーム部である「C3部(しーきゅーぶ)」に勧誘され部室に連れてこられてしまったゆらは、いきなりお茶とケーキで誘惑されます。……あれ? これ、どこかの軽音アニメで見た光景じゃない? という具合に、ゆる~いデジャヴから第1話はスタート。これは、「サバゲー」を題材にしつつも、ガールズトークがメインになっちゃったりするのか……? と、序盤はそこはかとない不安を感じたりもしましたが、そこはアクションに強いGAINAX。Bパートで描かれるサバゲーシーンの描写の細かいことといったら! ゆらを歓迎するべく一対多のハンデ戦を行うことになったC3部。一人でゆらたちの相手をする初瀬カリラは、プレイヤーたちの裏をかくおとり戦術で複数の敵を翻弄します。対する陸奥ほのかと霧島れんとは、セル(2~3人の集団行動)でカリラに迫ります。一方が前進する間は、もう一方が遮蔽物の陰から援護射撃。そしてもう一方が前進する時は、先行する一方が援護射撃……。という具合に、無駄のない動きでカリラを追い詰める2人。その華麗な姿はゆらを、そして視聴者を魅了します。 このアニメはガチです。ガチでサバイバルゲームを描こうとしています。昨年放送され、大ヒットを記録した『ガールズ&パンツァー』に続くミリタリ系女子アニメとして、大きな期待がかかる、といったところです。 ■『恋愛ラボ』(原作:宮原るり/「まんがタイムスペシャル」連載) 私立藤崎女子中学生徒会執行部で繰り広げられる「恋愛」についての研究をコミカルに描く、四コマ漫画原作の本作。放送開始前は『ゆるゆり』的なほのぼの百合系萌えアニメと思われていた節もあったようですが、その実態は、恋に恋する女子たちによる恋愛研究&実践コメディでした。 清楚キャラで校内女子の憧れの的となっている生徒会長・真木夏緒が、抱き枕にキスの練習をしているところを目撃してしまった、ワイルドキャラでこれまた女子の憧れの存在となっている倉橋莉子。モテモテで恋愛経験豊富……と思われている莉子に恥ずかしい姿を見られてしまった夏緒は、彼女に恋愛指南を申し込みます。が、莉子もまたその性格が災いして、恋愛経験ゼロ。しかし、流れで生徒会長補佐として生徒会入りし、夏緒と恋愛研究にいそしむ羽目になる、という本作。 とにかく夏緒の天然キャラと小説や映画などから得たと思われる、恋愛に対する偏った理想と、それにツッコむ莉子のやりとりが最高にハイテンションで微笑ましい限り。恋に恋する女子たちの愛らしい姿にニヤニヤしつつ、テンポのいいボケ&ツッコミに思わず吹き出してしまうこと必至の王道ギャグアニメだといえます。 ■『きんいろモザイク』(原作:原悠衣/「まんがタイムきららMAX」連載) 主人公・大宮忍と、彼女のクラスに転校してきたイギリス人少女のアリス・カータレットを中心とした、ほのぼの日常系アニメです。第1話では物語の前日譚にあたる忍のイギリス留学からスタート。言葉が通じないながらも、ホームステイ先で繰り広げられる忍とアリスの交流が丁寧に描かれていきます。微笑ましい異文化交流の果てに、やがて訪れる忍の帰国。帰国前日の夜のシーンから、もう筆者の涙腺が崩壊しまくりです。そして最後は「ハロー!」(忍)、「こんにちは!」(アリス)とお互いの言葉を誤用しつつ、別れを告げる2人。ここでついに号泣。いや~、いい最終回でした。 というのが、第1話の中盤まで。終盤からは高校生になった忍の日常が描かれ、そこにアリスが転校してきたところで次回へ続く。第1話にして、いきなり続編アニメが始まったようなお得感です。さらに画面全体に漂う優しく穏やかな空気感から、さわやかな感動が描かれる期待感が募ります。感情移入してアニメを見ちゃうタイプの方には、たまらないものがあるんじゃないでしょうか。 というわけで、この夏に見ておきたい「女子校生ものアニメ」3作品をピックアップしてみました。夏の暑さに負けず元気な女子たちの姿を見れば、きっと皆さんも元気になるはず! パワフル&キュートな二次元女子を見て、この夏を乗り切りましょう! (文=龍崎珠樹)左から『ステラ女学院高等科C3部』『恋愛ラボ』『きんいろモザイク』
(それぞれ公式サイトより)
猛暑の夏は映画館で肝試し! 日米ホラー映画が続々公開
いよいよ猛暑の夏がやってきた。夏映画の定番ジャンルといえばホラーもその1つで、今週末封切られるメジャー作品の続編や人気シリーズ最新作を3本まとめてご紹介。エアコンの効いた映画館でゾクゾクと肝を冷やし、初夏の納涼のひとときを過ごしていただきたい。 『サイレントヒル リベレーション3D』(TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国で公開中、2D/3D上映)は、コナミのホラーアドベンチャーゲームを映画化した『サイレントヒル』(2006)の続編。幼いころの記憶がなく、父親(ショーン・ビーン)に守られるように米国の各地を転々としながら成長し、もうすぐ18歳になるヘザー(アデレイド・クレメンス)。新たに引っ越してきた先でショッキングな出来事が続き、ついには父親が失踪してしまう。家の壁に残された「サイレントヒルへ来い」という血文字を頼りに、ヘザーは悪夢で何度も見てきた謎の町サイレントヒルに足を踏み入れる。白い灰が降り積もり、不気味な何かがうごめく闇の世界で、ヘザーはある狂信的な教団と対峙する。 監督は英国出身の新鋭、マイケル・J・バセット。和製ゲーム発のハリウッド映画といえば『バイオハザード』シリーズが有名だが、ジョヴォヴィッチが華麗なアクションでゾンビの群れをなぎ倒すアチラに比べ、本シリーズではごく普通の女性がおどろおどろしい迷宮のような異世界を逃げまどう。特別な能力も強力な武器も持たないからこそ、異形の存在に怯える主人公の恐怖に共感できるし、家族を救うため力と知恵を絞って生き残り、自らの宿命をも乗り越えようと懸命な姿に心を動かされるのだろう。共演陣のキャリー=アン・モス、デボラ・カーラ・アンガー、マルコム・マクダウェルらも存在感を放つ。終盤の舞台となるダークな遊園地で、お化け屋敷を進むかのような恐怖をよりリアルに体感したい向きには、3D上映がオススメだ。 続いて、7月13日封切りの『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(R18+)も3Dホラーで、1974年に映画史に残る殺人鬼レザーフェイスを生み出した『悪魔のいけにえ』のその後を描く続編として製作された1本。73年、米テキサスで凄惨な殺人事件を起こしたソーヤー家は、駆けつけた保安官らにより、幼子だったヘザーを除く全員が抹殺された。時は流れ、成人したヘザーのもとに、亡くなった祖母からの遺産相続の通知が届く。恋人や友人たちとともに、祖母が残した大邸宅に到着したヘザーだったが、そこには密かに生き延びていたレザーフェイスが待ち受けていた。 監督は『テイカーズ』(10)のジョン・ラッセンホップ。人間の皮で作ったマスクをかぶり、チェーンソーで若者たちを次々に虐殺するレザーフェイスを描いた作品は、続編、リメイクを含め今回で実に7作目。のちのホラー映画に多大な影響を与えた古典的プロットを尊重しながらも、スプラッタ描写を最新の3D映像でより過激に表現した。さすがに万人向きの映画ではないが、3週間限定公開の劇場も多いので、チェーンソーが飛び出してくる恐怖を体験したい方はどうぞお見逃しなく。 同じく7月13日公開の『怪談新耳袋殴り込み!劇場版 魔界編 前編』は、怪談集『現代百物語 新耳袋』を原作とする人気ホラーシリーズ『怪談新耳袋』から生まれた、スピンオフ企画のドキュメンタリー『怪談新耳袋殴り込み!』の劇場版第5弾だ。日本各地の心霊スポットを潜入取材する6人の男たち、通称「殴り込みGメン」が、沖縄本島と宮古島の心霊スポットに突撃し、その模様を前後編で公開する『魔界編』2部作の前編。守護神をまつる聖地を潰して作られたホテル廃墟や、太平洋戦争の亡霊が出没する塔などを訪れ、幽霊をカメラに収めようと奮闘する。 ニコニコ生放送でも心霊スポット生中継を5回敢行し、のべ50万人が視聴するなど若い世代を中心に人気を誇る本シリーズ。第2弾の『沖縄編』でGメンたちが恐怖のあまりリタイアしてしまった心霊スポットへの再挑戦もあり、今作のホラー度もパワーアップ。『魔界編 後編』の封切りは7月20日で、それぞれ1週間ずつの公開となる。殴り込み、と威勢がよいわりに怖がりなオッサンGメンたちのビビリぶりも見どころだ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『サイレントヒル リベレーション3D』作品情報 <http://eiga.com/movie/77737/> 『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』作品情報 <http://eiga.com/movie/58153/> 『怪談新耳袋殴り込み!劇場版 魔界編 前編』作品情報 <http://eiga.com/movie/78627/>A Canada-France Co-Production (c) 2012 Silent Hill 2 DCP Inc. and Davis Films Production SH2, SARL.
有名人との親密な関係は事実か? ニコ生発の児ポ法反対組織「日本創作文化消費者連盟(仮)」への疑問

自転車会館(GoogleMapより)
カントク×シャフト×豪華声優陣! 「まじかるすいーとプリズム・ナナ」が熱すぎる!!
昨年のコミックマーケット82、83で話題をさらったプロジェクト「まじかるすいーとプリズム・ナナ」が快進撃を続けている。
同人界でカリスマ的な人気を誇る絵師・カントクが生み出したキャラクターに、『魔法少女まどか☆マギカ』『化物語』の制作会社・シャフトが命を吹き込んだ同プロジェクト。5月20日にパチスロ機がリリースされると、瞬く間に日本中のホールを席巻していった。
いったいこの人気の理由はなんなのだろうか。専門誌記者が明かす。
「プリズム・ナナは初心者に優しい作りなんですよ。全面液晶リールにより目押しの必要がない作りになってるからスロットを知らないお客さんでも楽しめるんです。それでいて、BAR揃いから始まる継続型のART『プリズムチャンス』(平均75枚)と、7揃いから始まる100G固定の『プリズムボーナス』(平均200枚)が1G連するという本格仕様です。どちらのボーナスでも1G連をストックしますが、特にレインボーの7揃いの『スーパープリズムボーナス』は1G連を複数回ストックする大チャンスです。」
また、「まじかるすいーとプリズム・ナナ」のホールデビューによって、今までにない客層が店舗に詰めかけているのだという。
「いわゆる、今まで縁がなかったアニメファンの方々もスロット店に来るようになった。キャラクター原案やアニメーション制作、さらに声優にも一流どころを揃えた結果ですね」(同)
声優陣には、イタル(ヒートナナ)にミルキィホームズの三森すずこ、アスカ(アースナナ)には『THE IDOLM@STER』の如月千早役や『STEINS;GATE』牧瀬紅莉栖役で知られる今井麻美、コトネ(アクアナナ)には『BLOOD+』の音無小夜役でブレークを果たした喜多村英梨が顔を揃えた。
また、同機には12年の冬コミで大反響を呼んだPVが全7作収録されており、その中の3曲は8月中旬からJOYSOUNDにてカラオケ配信される事が決定している。今後の展開も、ますます注目だ。
「誰でも打てる、みんなが楽しめるパチスロ。」
パチスロファンもアニメファンも納得してもらえる作りになっている。パチスロファンにはそのゲーム性、アニメファンにはキャラ別で選択できる通常時・パネル、楽曲、ボーナス中の7本のPVなど、満足度の高さは他に類を見ない。
導入時に4種類(3人、イタル、コトネ、アスカ)だった筐体のパネルには、今月8日に新パネル「おめでとうパネル」も登場するというパチスロ「まじかるすいーとプリズム・ナナ」。手軽さと奥深さを兼ね備えた名機は、まだまだホールの話題を独占しそうだ。
[DAXEL株式会社]公式ページ http://www.daxel.co.jp/ [パチスロ まじかるすいーとプリズム・ナナ]公式ページ http://www.daxel.co.jp/prismnana/
今度はカスタム戦車が公道を爆走!!! シリーズ通算6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』
今週紹介する新作映画は、超絶カーアクションと大胆な強奪ミッションが売りの人気シリーズ最新作と、権威へ服従してしまう人間の心理を描くサスペンス。どちらも先の読めない展開に思わず引き込まれ、本格化する夏の暑さをしばし忘れさせてくれるかも!? 7月6日公開の『ワイルド・スピード EURO MISSION』は、2001年に好スタートを切った『ワイルド・スピード』シリーズの通算第6作。逃亡先の南洋の地で穏やかに暮らしていた強盗団の元リーダー、ドミニクの前に、FBI特別捜査官ホブスが現れ、高度な運転技術を駆使して犯罪を繰り返す元エリート軍人ショウと一味の逮捕に協力するよう要請する。ドミニクは、死んだはずの元恋人レティがショウに加担していると聞き、相棒のブライアンら仲間のドライバーたちを招集。ホブスの依頼を引き受け、ショウ一味を追跡するが……。 作品を重ねるごとにアクションがスケールアップする本シリーズ。スポーツカー同士のチェイスではもはや物足りないと言わんばかりに、今作では公道を高速走行するカスタム戦車、強固なパイプと鉄板で装甲したF1カー似のデザインで進路上の車をはね飛ばす特製の「フリップ・カー」、さらにはロシア製大型輸送機など、インパクト大な特殊ビークルとのスピード感あふれるスリリングな攻防が繰り広げられる。前作は追われる側と追う側だったドミニク役ヴィン・ディーゼルとホブス役ドウェイン・ジョンソンというマッチョな2人が今回は手を組み、女性総合格闘技出身で『エージェント・マロリー』(12)主演のジーナ・カラーノとシリーズ復帰組のレティ役ミシェル・ロドリゲスによる熱いキャットファイトなど、ごつい肉弾戦もたっぷり。さらにエンディング後のフッテージで、次作の敵役をほのめかす大物アクションスターのカメオ出演もあり、『ワイルド・スピード』まだまだ止まりそうにない。 もう1本の『コンプライアンス 服従の心理』(公開中、R15+)は、04年に実際に起きた事件を題材にした問題作。米ケンタッキー州のファストフード店で店長を務めるサンドラに、警察官を名乗る男から電話が入る。男は若い女性店員ベッキーに窃盗の疑いがあると言い、サンドラにベッキーの身体検査を命じる。警察官の言うことならばと指示に従ったサンドラだったが、男の要求は次第にエスカレートしていく。 人が善悪の判断を超えて権威に服従してしまうことを実証した有名な「ミルグラム実験」を、実社会で証明したかのような衝撃の事件。上司からの評価を気にする中年女性店長が、不祥事を穏便に済ませようという意識も働き、電話口の男に命じられるままベッキーを全裸にし、衣服を取り上gげ、さらには自分の婚約相手の男に「検査役」を委ねるなど、信じがたい行為に及ぶ一部始終がサスペンスフルに描かれる。日本でも、振り込め詐欺で警察や弁護士を名乗る手口の被害が多数出ているし、会社の上司に命じられるまま組織的な不正に加担してしまう事件も後を絶たないことから、こうした話は誰にとっても決して無縁ではないはず。自分がその場にいたら、本当に正しい判断ができるのか。想像力をはたらかせながら本作を鑑賞することは、いざという時に備えるシミュレーションにもなりそうだ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『ワイルド・スピード EURO MISSION』作品情報 <http://eiga.com/movie/77678/> 『コンプライアンス 服従の心理』作品情報 <http://eiga.com/movie/78035/>(C)Universal Pictures
「なぜ作った?」広島カープ本拠地に設置された、“謎の人形”を追う!
広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアムに設置されている謎の人形が、ネット上で話題を集めている。4月末に第1弾として「CCダンスを踊る売り子のおねえさん」が設置されたのを皮切りに、おいしそうに球場名物のカープうどんをすする第2弾「カープうどんおじさん」、そしてこのたび第3弾として、CCダンスを踊るおねえさんの真似をする「双子の男の子」が登場した。 いずれも妙なリアルさで、昭和を感じさせるB級感漂うシュールなテイスト。突如現れた人形たちに、ネット上では「なぜ作った?」「意味不明すぎて怖い」「こんなもん作る金あるならバッティングマシンでも買えよ」といった疑問の声が多数上がっている。 球団公式サイトでは、「ぜひ、記念撮影をお楽しみください」と紹介されているが、一体、この謎の人形はなんなのか? 球団広報部に話を聞いた。 「人物をモデルにした等身大の人形を作るテレビ番組があって、球場にいる人をモデルにして作ってみたら面白いんじゃないか、という話になったんです。うどんを食べている人や、CCダンスを踊っている人は球場によくいるので、それを人形にしてみようと。もっとリアルに作ろうと思えばできたんですが、親しみやすさを重視しました。なかなか出来が良かったので、本物と間違える方もいらっしゃいますね。現在、球場では人形と記念撮影をするお客さんがたくさんいて、大盛況です。ただみなさん、『なんでこんなおじさんなの?』って……(苦笑)」 この人形はとりあえず第3弾で一区切りになるが、「何か面白いことができれば、続いていくかもしれない」とのこと。現在、阪神に次いで3位につける広島カープ。ペナントレースはもとより、“B級”球団として我が道をひた走るカープ周辺から、今後も目が離せない。広島東洋カープ公式サイトより
「“タリウム少女”の無感情さはAKB48のセンターを彷彿とさせる」『タリウム少女の毒殺日記』公開記念トークイベント・レポート

朝井麻由美氏(左)と、本作監督の土屋豊氏
朝井氏の指摘に対し、土屋監督は「年齢は離れているけど、彼女たちと同じ環境に生きている中で、僕自身にもそういう面はある。その僕自身を投影させながら本作を作った。でも、その中で言いたかったのは、もともと僕らはデフォルトで自己が分散している。それを当たり前と思い、もっとポジティブに捉えてみたらどうかと考えてみた」と語り、本作の内包するメッセージについて解説した。 さらに土屋監督からの「大きな成功をしたいと思うか?」との質問に対して、朝井氏は「成功はしたいけど、すごく細かく考えると、成功したら叩かれる等、反面についてくるものまで考えてしまう」と語り、読者モデルの取材時のエピソードに触れ、「読モのトップになって、あとは結婚するのが3~4年前くらいにブームだった。結局、素人だけど有名みたいな感じで、生活を脅かされない範囲でそこそこの成功が欲しいという風潮があるんじゃないかと思う」と分析した。ちなみに朝井氏は日刊サイゾーでも【散歩師・朝井がゆく!】連載中です
土屋監督は、「インディペンデント映画の世界でも、全部じゃないけど、映画ごっこがしたい、完成度の高いごっこができたらそれで満足という人が増えている気がする。でも、本来であれば、例えばカンヌに行って賞が取りたいとか、そういう風に考えて撮り始めるのが当たり前じゃないかと思う」とインディペンデント映画界の現状を憂いた。土屋監督の指摘に対し、朝井氏は、「“タリウム少女”の無感情さはAKB48のセンターを張ってた前田敦子や島崎遥香を想起させる。どちらも無気力感がキーワードになっている人だったし、前田敦子にインタビューした人の話では、空気人形みたいだったという印象だったみたいで、低体温な人に皆共感するんじゃないかと思う」と語った。
最後に土屋監督は、「保険をかけている人生は嫌だな。それで安心することが幸せだとは思えない。そうして保険をかけるせいで、色んなことがつまらなくなっている」と語り、これに対して朝井氏は、「今日、お話してみて、自己矛盾を発見した。役所的規制は嫌いなのに、自分で自分に規制をかけていることに気が付いた」と感想を語った。「10年代の幸福論」をテーマに始まった討論。価値観が多様化する中で、本当の幸せとは何かについて、会場の誰もが深く考える契機となるイベントとなった。
映画『タリウム少女の毒殺日記』
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/thallium/
2013年7月6日(土)より渋谷アップリンクほか全国順次公開
2005年、タリウムによる母親毒殺未遂事件が起きた。世間を騒がせた「タリウム少女」が綴ったブログには、動物を観察するのと同じように母親を観察する記録が存在した。そのブログからは、全てを傍観する「観察者」としての少女の一面が浮かび上がってくる……。
そして今、彼女をモチーフにして≪架空のタリウム少女≫が作り出された。新たに作り出されたタリウム少女は、あらゆるシステムを飛び越え、本当の自由を手にするためにある決断を下すのだった。
☆第25回 東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞受賞
監督・脚本・編集:土屋豊(『新しい神様』、『PEEP“TV”SHOW』)/出演:倉持由香、渡辺真紀子、古舘寛治、Takahashi
(日本/2012//カラー/HD/82分)










