まじめな女子大生が踏み込む、禁断の世界『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

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(C)2015 UNIVERSAL STUDIOS.
 今週取り上げる最新映画は、女性視点で愛を描いた英米ベストセラー小説をフレッシュなキャストで映像化した話題作2本。まじめな女子大生が踏み込む禁断の世界に、難病を抱えた女子高生が経験するさわやかな恋愛と、好対照なストーリーの2作品でもある。  『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(公開中、R15+指定)は、ロンドン在住の一般女性がネットに投稿し、書籍化されて世界50カ国で累計1億部を突破した官能恋愛小説の実写化作品。文学部の女学生アナは、学生新聞の取材で若くして成功した起業家のグレイにインタビューする。これをきっかけに、恋愛経験のないアナと、少し傲慢だが魅力的なグレイは急接近。だがグレイから、交際する女性が厳守するルールを記した秘密保持契約書を提示されたアナは、彼が抱える闇と特殊な性的嗜好を知ることになる。  俳優ドン・ジョンソンと女優メラニー・グリフィスを両親に持つダコタ・ジョンソンが、本作で映画初主演。奥手の女子が、愛する男性の手ほどきを受け官能に目覚める過程を、やや細めの裸身をさらして大胆に演じた。グレイに扮するモデル出身のジェレミー・ドーナンは当然イケメンで、彼を取り巻くオフィスと自宅のリッチな環境も美麗に映し出され、女性でなくとも嘆息してしまう。日本公開では観客層を広げる狙いから、セクシャルなシーンで思い切ったボカシを入れてレイティングを下げたが、これが果たして吉と出るか凶と出るか。  『きっと、星のせいじゃない。』(公開中)は、米作家ジョン・グリーンの小説『さよならを待つふたりのために』(岩波書店刊)を原作に、若手人気女優のシャイリーン・ウッドリー主演で映画化した青春ラブストーリー。甲状腺ガンが肺に転移して酸素ボンベを手放せない16歳の少女ヘイゼルは、骨肉腫で片脚を切断した青年ガス(アンセル・エルゴート)と出会い、互いにひかれあう。まっすぐに気持ちを伝えるガスに対し、自分の病状に悲観的で深い関係になることを恐れるヘイゼル。慈善団体の援助により、お気に入りの小説家(ウィレム・デフォー)に会いにオランダへ旅立った2人を、思いがけない展開が待ち受けていた。  『(500)日のサマー』(09年)を手がけた脚本コンビ、スコット・ノイスタッター&マイケル・H・ウェバーが原作を効果的に脚色。本作が長編映画2作目となる新鋭ジョシュ・ブーン監督が、感情に寄り添う自然な演出で見事に映像化した。ウッドリーは目や表情の繊細な演技で、出会いに高揚し、相手を想い、周りを傷つけることに苦悩するといった、誰もが経験する感情を説得力十分に表現。重いテーマを扱いながらもシリアスになりすぎず、軽妙なユーモアとポップな音楽も効いている。難病の若いカップルのストーリーを通じて、普遍的な人生の問いかけと温かいメッセージを語りかけてくる快作だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』作品情報 <http://eiga.com/movie/80687/> 『きっと、星のせいじゃない。』作品情報 <http://eiga.com/movie/80470/>

羽田新ターミナルの全貌とは!? 空港の舞台裏を徹底取材した『空港をゆく2』

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『空港をゆく2』イカロス出版
 1月28日、“ミニスカCA”などで話題となった航空業界3位のスカイマークが民事再生法適用を申請し、事実上経営破たんとなった。JAL破たんに続き、何かと暗いムードが漂う航空業界だが、2010年、羽田空港にD滑走路が建設され、国際線ターミナルがオープンしてからは、近年落ち込んでいた空港利用者も増加傾向にあるという。  以前は世界から評判の悪かった日本の空港(主に成田)も、東京五輪を控え、大きく変わろうとしている。『空港をゆく2』(イカロス出版)は、空港の舞台裏に迫ったムックだ。空港を「支える」「動かす」「守る」という3つのテーマを徹底取材し、全4章100ページにわたり、空港がどのように運営されているかを紹介している。世界で4番目に高い羽田の新管制塔、夜の滑走路を照らす航空灯火、ラブリーな麻薬探知犬など、普段見られない裏方の仕事をのぞき見ることができるのは興味深い。「美しすぎる世界の空港」など多数のグラビアも添えられ、ビジュアル的にも楽しい一冊となっている。  くだんの東京空港(羽田空港)国際線旅客ターミナルとは、一体どのようなものなのだろうか。ゼロ年代初頭、航空需要の増加に伴い、羽田空港の再拡張が決定。着工から3年の月日を経て、2010年、4本目の“D滑走路”が完成し、待望の国際線旅客ターミナルがオープンした。  この国際線旅客ターミナルビルは、機能性だけに偏重した従来のものと大きく異なっている。我々がイメージするターミナルというと、成田のような、天井が高く、内部もやたらと広いがらんどうの空間を思い浮かべるが、羽田の新ターミナルビルは建物を大きくせず、各施設間の心地よいアクセス性を重視。外国からの旅行者をおもてなしするため、和をデザインした“空の庭園”や、ショッピング街“江戸小路”、日本のカルチャーやトレンドを楽しめる商業エリア“TOKYO POP TOWN”などを設け、高いレジャー性を実現しているだけでなく、プラネタリムまで観られるという充実っぷりだ。富士の裾野をイメージした大屋根も流麗でカッコイイ。14年9月には、日本初のトランジット(乗り継ぎ客用)ホテル「ロイヤルパークホテル ザ羽田」も開業するなど、首都の空港としてふさわしい多機能と高いクオリティを備えたターミナルだといえる。「ザ羽田!」名前もイカしてる。  成田・三里塚闘争に始まり、日航機墜落事故、赤字を垂れ流し続ける地方空港など、どことなくネガティブなイメージがつきまとっていた日本の空港・航空業界だが、この『空港をゆく2』を読むと、シビアな安全要求に応える裏方の努力や、過去の反省(主に成田)を生かして建設された新ターミナルの様子がよくわかる。鉄道や高速道路など、我々が利用するさまざまなインフラの裏側を描いたイカロスMOOK『○○をゆく』シリーズ。冬の寒い夜にいかがでしょうか。 (文=平野遼)

アカデミー賞にも6部門でノミネート イーストウッド最新作『アメリカン・スナイパー』

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『アメリカン・スナイパー』(c)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
 今週取り上げる最新映画は、戦争ジャンルで米興収歴代1位を達成したイーストウッド監督の話題作と、リアルな復讐劇がカンヌの国際批評家連盟賞など高い評価を受けた新進監督の注目作。日本で「戦争」「暴力」「報復」をめぐる言論と世論が活発化している今、これら2作品を見て、現実の悲劇により深く想いを寄せることも有意義だろう。  『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開、R15+指定)は、9・11以降のイラク戦争で活躍し米軍史上最強とうたわれた狙撃手の実話を、クリント・イーストウッド監督、ブラッドリー・クーパー主演で描く戦争ドラマ。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの狙撃兵クリス(クーパー)は、市街戦が続くイラクに派遣され、高い精度で敵兵を次々に射抜く。多くの仲間を救い「レジェンド」の異名を轟(とどろ)かせる一方で、敵からは懸賞金がかけられ命を狙われる。クリスは4度の派遣で160人もの敵を射殺し、遠征から帰れば良き夫、良き父でありたいと願うが、安らぐことのない精神状態に苦しみ続ける。  冒頭でいきなり、不審なイラク人少年とその母親を狙撃するべきか否か、難しい判断を迫られる主人公。この映画が単純な「悪の敵兵を大勢やっつけた英雄」の物語ではなく、途方もない精神的プレッシャーの下で人命を奪う兵士の内面に切り込むドラマだと宣言する幕開けだ。イラク側狙撃手とのライバル関係も、西部劇のガンマン同士の対決を思わせる緊迫感があり、ガンファイターを数多く演じ『許されざる者』(1960年)の監督・主演でオスカーを獲得したイーストウッドの手腕がさえる。本国アメリカでは1月中旬に封切られ、これまでに興収2億8000万ドルを超えイーストウッド監督作で最大のヒット、また戦争映画ジャンルでもスピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』(88年)を抜いて米興収歴代1位を達成。今年のアカデミー賞にも6部門でノミネートされ、作品賞、クーパーの主演男優賞などの受賞が有力視されている。日本でも大きな話題となるのは確実だ。  『ブルー・リベンジ』(2月14日公開)は、2013年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した新感覚のスリラー復讐劇。サビだらけの青い車に寝泊まりし、世捨て人のように生きていたドワイトは、かつて両親を殺した男が近く出所することを顔見知りの警官から知らされる。復讐心に突き動かされ、ドワイトは男が刑務所から家族のリムジンで移動するのを尾行し、一家が入った店のトイレに忍び込んで男を刺殺する。だがこれは、ドワイトと犯人一家の壮絶な復讐合戦の始まりに過ぎなかった。  監督・脚本は、本作が長編映画2作目の新鋭ジェレミー・ソルニエ。スタイリッシュとは対極にある、ミス連発でヘタレ感漂う主人公の描写が抜群だ。盗んだ銃の錠を叩いて外すつもりが銃ごと壊してしまう、追跡されないようリムジンのタイヤをナイフで刺したら手を切る、脚に刺さった矢を自分で抜こうとするが痛すぎて病院に駆け込む、といった具合。特別な訓練も経験もない普通の男が相手を殺すつもりで戦えば、きっとこうなるというリアルさを醸し出すと同時に、この手のジャンル映画のユニークな批評にもなっている。はっとさせられるバイオレンス描写と、「破滅」を予感させる青を強調した映像も、本作の大きな見どころだ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『アメリカン・スナイパー』作品情報 <http://eiga.com/movie/81224/> 『ブルー・リベンジ』作品情報 <http://eiga.com/movie/81296/>

飯島愛が歴史を超えて大活躍! 幻のお色気ファンタジーマンガ『タイムトラベラー愛』

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『タイムトラベラー愛3 艶姿・ニンジャガール編』(GSガイズ)
 2008年に亡くなられた飯島愛さん。ご存じの通り、AV出身のタレントとして最も成功した一人です。現在もブログにファンのコメントが投稿され続けるなど、そのカリスマ性は色あせません。  テレビタレントとしてバラエティ番組にひっぱりだこだった時代の飯島さんはAV出演歴を公にしたがらなかったようですが、自伝『プラトニック・セックス』(小学館)ではあらためてカミングアウトしています。  実は、そんな飯島さんが主人公のマンガがかつて存在していました。その名も『タイムトラベラー愛』という作品です。学研から発売されていた漫画誌「コミックガイズ」に連載され、単行本全3巻が刊行されています。ちなみに「コミックガイズ」のキャッチフレーズは「男が発火するコミック誌!!」でした。「科学と学習」の学研とは思えない、煽り方ですね。  内容は、飯島さんが過去へ未来へとタイムトラベルをするという、タレントマンガとしては異例のファンタジー路線です。しかも、AV女優からタレントへの転身期に当たる1994年の作品ということで、セクシー度も全開の内容になっています。  ストーリーをご紹介しましょう。人気絶頂のアイドル、愛ちゃんが、海でのグラビア撮影中にマネジャー見習いの梅原、カメラマン助手の竹中、新米編集の松田という松竹梅トリオとともに洞窟内に迷い込み、UFOのような形の石像に不思議なネックレスがかかっているのを発見。愛ちゃんは大喜びでそのネックレスを首にかけるのですが、実はそのネックレスは、誘淫パワーで周囲の男たちを悶々とさせる魔力を持っており、愛ちゃんがエクスタシーを感じるとタイムトラベルしてしまうという、ものすごい代物なのでした。エクスタシーでタイムトラベル、すごくダイナミックな設定ですね。  ネックレスの力により発情モードになった松竹梅トリオに襲われ、エクスタシーを感じちゃった愛ちゃんは、松竹梅もろとも古代エジプトにタイムトラベル。そこにはなんと……絶世の美女クレオパトラがいたのでした。  「えーまだ処女なのーっ!?」などと、クレオパトラと女子会のようなトークを交わす愛ちゃん。実にほのぼのしたシーンです。クレオパトラって、女王なのにとっても気さくな人なんですね。そんなクレオパトラに求婚するも、相手にされず悩んでいる男がいました。その名はジュリアス・シーザー。  クレオパトラに相手にされず落ち込むシーザーを、優しく励ます愛ちゃん。 「世界の王がそんなことでぴーぴー泣かないの! いざとなったらこの愛ちゃんが一肌脱いであげっから」  愛ちゃんが「ひと肌脱ぐ」って言うと、妙にリアルです。  慰められたシーザーは、すっかり愛ちゃんを気に入り、「クレオパトラの代わりに女王にならないか」と口説きます。それを聞いた愛ちゃん、突然シーザーを亀甲縛りした上、ムチで叩いたりローソク垂らしたり、犬のカッコをさせて靴をなめさせたりと大ハッスル。そうです、完全に女王様の意味を勘違いしています。ローマの英雄の亀甲縛り姿……歴史の教科書には載らないお宝ショットです。  最終的には、愛ちゃんとのペットプレイで犬にさせられた姿がカワイイということで、クレオパトラがシーザーに惚れ込み、2人は結ばれたのでした。そう、エジプトの歴史を作った恋のキューピッドは愛ちゃんだったのです。歴史の教科書では決して語られない真実が、ここにあります。  そうこうしているうちに、古代エジプトの民衆たちに取り囲まれ、襲われてしまう愛ちゃん。まあ、エジプト中をTバック姿で歩いてたら、そうなりますわな……。再びエクスタシーを感じて、タイムトラベルしてしまうのです。  その次にタイムトラベルしたのは、18世紀フランス革命の時代です。ナポレオンがイギリスの艦隊にビビッて負けを認める寸前だったのですが、愛ちゃんがナポレオンを煽って大砲を撃ち込ませたことにより、逆転勝利します。まさに勝利の女神。愛ちゃんがいなければ、フランス皇帝ナポレオンの存在はありませんでした。  ナポレオンとエッチした勢いで、再びタイムトラベルした愛ちゃん。次の舞台は13世紀のモンゴル。フビライ・ハンとマルコ・ポーロが活躍した時代です。ここでも愛ちゃんがいなければ黄金の国ジパングの発見や東方見聞録が生まれなかったとか、フビライが元寇で二度にわたって日本を攻めたのは愛ちゃんに会いたかったためだったとか、歴史に深刻な影響を与えまくっています。  16世紀のイタリアではレオナルド・ダ・ビンチが登場。実はモナリザのモデルは愛ちゃんだった! という衝撃の事実。確かに、モナリザって巨乳ですもんね。ルーブル美術館に飾られている絵が実は飯島愛だと思うと、胸が熱くなります。  この『タイムトラベラー愛』は三部構成になっており、単行本2巻では「セクシーパイレーツ編」ということで未来の世界にタイムトラベルします。温暖化により地球上のほとんどが海になってしまった世界で、『ワンピース』よろしく海賊たちとちょっとエッチな海上バトルを繰り広げます。  単行本3巻の「艶姿!ニンジャガール編」では再び過去にタイムトラベルし、徳川家康が天下統一を目指す戦国時代で、セクシーくノ一として活躍します。最終的には、まさかの飯島愛型巨大ロボットも登場し、ワケがわからない展開に。  というわけでいろんな意味で、伝説のタレントマンガ『タイムトラベラー愛』をご紹介しました。飯島さんいわく「『タイムボカン』シリーズにインスパイアされた作品」とのこと。確かに、タイムトラベルしまくってるあたりは『タイムボカン』シリーズぽいですが、露出度がドロンジョ様をゆうに超えているあたりは、さすが元Tバックの女王です。いかに、当時の飯島さんの人気が高かったかを象徴するような作品といえますね。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

いったい誰が買うのか!? 『妹に教えたい世界のしくみ』が売れている……だと?

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『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』(笠倉出版社)
 書店に行けば、ベストセラー書籍の影に隠れて「いったい、この本は誰が買うんだろう……」という本が、意外なほど数多く並んでいる。もちろん、そんな本のほとんどは、さっぱり売れないまま書店の棚から姿を消してしまうのだが、なぜか重版がかかるほど好調な売れ行きを記録しているのが『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』(笠倉出版社)だ。「知った気になれる!」「政治宗教の派閥や力関係から経済のしくみまでいいかげんに図表化!」というキャッチフレーズが躍り、pixivでも人気の「米」氏による渾身の妹イラストが描かれた表紙。いったい、どんな人間が、なんのためにこの本を購入してしまうのだろうか……?  う~ん、手にとって実際に本書の内容をひもといてみよう。  「日本政府のしくみ」や、「自民党派閥の系譜」といった、社会の教科書や資料集に掲載されているような役に立つ知識から、「コーヒーの種類」「自己破産のしくみ」「刑務所の一日」といった話のネタや、もしもの時のために使えそうなもの、さらには「大仁田のカリスマのしくみ」「まんがタイムの家系」「エグザイルトライブの構成と変遷」といったトリビアにすらならない情報までが記載されている本書。まさに「世界のしくみ」の名に恥じず、ジャンルもカテゴリーも横断して、あらゆる世界が図表化されているのだ。  例えば「タモリのレギュラー番組年表」のページを見てみよう。そこには『空飛ぶモンティ・パイソン』(東京12チャンネル/現:テレビ東京ほか)から始まり、『お笑いスター誕生!!』(日本テレビ系)を経由し、1982年から『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)といった長寿番組が始まるタモリの歴史が手に取るように見えてくる。また、79年を境に、アイパッチからサングラスに衣装を変えたという、かゆいところに手が届く情報もうれしい。いや、役に立つかどうかは別問題だが……。  あるいは「日本のプロレス団体の系譜」というページでは、力道山の「日本プロレス」から枝分かれをして、細分化を繰り広げてきた日本プロレス史を一望できる。プロレスマニアでもない限り、使い道のない知識ではあるが、その歴史が一望できると、途端に理解した感を感じてしまうのはいったいなぜだろうか?  しかし、本書は、あくまでも「いいかげんに図表化」されたものであり、注意が必要だ。ブルースやカントリーから始まり、ビートルズやレッド・ツェッペリン、ガンズ・アンド・ローゼズを経由したロックの歴史が、なぜか「押尾学」に行き着く「押尾学に至るロックの系譜」には、とてつもない違和感を覚えるし、「オーケストラのしくみ」の章では、オーケストラとともに、矢沢永吉や米米CLUBのバンド編成の比較も描かれている……。  本書をめくり終わった後には、なぜか、古今東西のあらゆる知識が身についた気分になれるだろう。「いいかげんに図表化」というキャッチだけでなく、本文中にも「説明不足どころか間違っているところもありますけど、察してください」と書かれているにもかかわらず、その内容は(ネタを除けば)正確であることと、わかりやすいことに異常な執念が注がれている。書店で見かけたら、ぜひ「妹」になって、「世界」の幅広さと奥深さを味わっていただきたい。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

B’z、ももクロ、関ジャニ……一番モメてるウィキペディアはどれだ!?【邦楽アーティスト編】

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 インターネット時代の百科事典といえば、誰もがお世話になっているウィキペディアである。  このウィキペディア、例えば「さだまさし」のページでいえば、普段目にするのはこちらのメインページ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%97)だと思う。それとは別に、ウィキペディアの各ページに「ノート」というサブページが存在するのをご存じだろうか?  ウィキペディアは、誰もが自由に編集できる集合知的な百科事典。この「ノート」は、各ページを編集する人のための議論の場なのである。例えば「さだまさし」の「ノート」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E3%81%95%E3%81%A0%E3%81%BE%E3%81%95%E3%81%97)を見てみると、かなりのボリュームで文字が並ぶ。これらはすべて、ウィキペディアをより良くするために、各編集者が対話した記録なのである。ピックアップしてみると、  「修正依頼」という項目には、こんな記載がある。 ―さだまさし研究会(さだ研) ―私設のファンクラブに過ぎない団体の動向についてこれほど詳細な記述が必要なのでしょうか? 「さだ研」に関する過剰に詳細な記述……。確かに、ある程度簡潔にすべきなのかもしれないが、逆にちょっと読んでみたくなる。  また「分割提案」という項目では、 ―「倉本聰との関係 「北の国から」のエピソード」の節を、最初と最後の段落を残してそれ以外を「北の国から~遥かなる大地より~」に分割することを提案します。理由は以下の通りです。(以下略)  素人目からすると、前者と後者の違いがもうなんだか分からない……。が、こうした細かなやりとりを経て、徐々に充実したページが作られていくわけだ。つまり、この「ノート」は、どれだけそのウィキペディア項目が愛されているかのバロメーターともいえるのではないだろうか?  前置きが長くなったが、今回、複数の邦楽アーティストを対象に、「ノート」ページでどれだけ議論が行われているかを調査してみた。これによってアツいファンに強く愛されているミュージシャンが浮かび上がってくるはず。調査対象には、オリコンの「好きなアーティストランキング2014」(http://www.oricon.co.jp/special/1499/)にランクインしたミュージシャンや、紅白歌合戦・レコード大賞出場者、邦楽史の各年代の重要アーティストなど、およそ100組をチョイスした。  調査の方法は至って簡単。「ノート」ページの文字数を徹底的にカウント! 字数の多いほうが勝ちである。各ページに共通するデフォルトの文字は除外して10の位は切り捨て、まあおおよその文字数と思っていただければ幸いである。 上位ベスト10はこちら! 第1位 B'z 10万0,000字  第2位 ももいろクローバーZ 6万0,900字  第3位 Perfume 42,100字  第4位 和田アキ子 3万1,400字  第5位 関ジャニ∞ 2万7,600字  第6位 嵐 2万6,400字 第7位 HKT48 2万0,100字 第8位 Sexy Zone 2万0,000字 第9位 モーニング娘。 1万8,800字 第10位 松田聖子 1万7,500字  並み居るアイドル勢を押しのけて、見事第1位に輝いたのがB'z。圧倒的な文字数である。さだノートの10倍以上! 最初の調査では、「お、案外3万字ぐらいかー」と思ったのだが、なんとよく見ると、ノートに「過去ログ」があった……。B'zノートの話題の中心は、「洋楽のパクリ」か否かという例のやつである。これに関しては、B'z愛を持つ人たちの話し合いではなく、B'zにいちゃもんをつけたい人とファンとの論争という感じなので、もう断然終わりがないのである。でもまあ、それも含めて、時代に関係なく話題を生み続けるモンスターユニットだなーと、あらためて思う。  第2位のももクロは、「ファンの有名人」の記載の範囲をどこまでにするか、というキリのなさそうな議論が大部分を占めている。ただ、他のミュージシャンのノートがどちらかというと編集者同士の意地の張り合いになって、文字数がぐんぐん増えていく印象があるのに比べて、ももクロに関しては、建設的といか、議論が一つずつ片付いていっている印象を受けた。つくづく、ファンがアツく語りたくなる魅力を持ったアーティストなんだなと思う。  第3位のPerfumeも、「ファンであることを公言した著名人」の出典などについて長い話し合いが進められている様子だ。“もし、内村光良を記載すべきだという客観的な特筆性があり、それが多くの支持を得られたなら、もちろん、私も喜んで彼の掲載を望みます。しかしながら、現時点では内村光良に関して、まだ「ダンスを披露した」という言及以上のものがされていないので”などなど、真面目な議論に唐突に現れる名前がなんだか面白い。  第4位のゴッド姉ちゃんこと和田アキ子に関しては、歌手とテレビタレントとしての両面があるので、ほかのミュージシャンとは少し事情が違う。この膨大なノートの大半を占めるのは「沢尻エリカの言動に関する和田の発言」をめぐってのやりとりである。全体を読み通すことはかなり困難。「笑福亭鶴瓶が和田アキ子に酒の席に付き合わされ、一晩で胃炎で倒れた」という一文が目に飛び込んできた。  第5位の関ジャニ∞は、かつてグループに所属していた旧メンバーへの言及部分もなかなかのボリュームなのだが、とにかく「レギュラー番組」の表記方法をめぐるやりとりの濃厚さがすごすぎる! スクロールしても切れ目のない議論にクラッとくる。 ***  いかがだったろうか? 個人的には、フィッシュマンズやくるりなど、筆者のサブカル欲を刺激していろいろ語りたくさせるミュージシャンのWikiノートが意外と穏やかだったのは印象的であった。  私が調べ落としている激モメWikiが存在しているかもしれないので、ぜひ探してみてほしい。雨の休日なんか、これを読んで過ごすのもいいかもしれない。疲れそうだけど……。 (文=スズキナオ http://roujin.pico2culture.jp/

巨匠リドリー・スコット監督が最新VFXを駆使して描く歴史スペクタクル『エクソダス:神と王』

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『エクソダス:神と王』(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
 今週取り上げる最新映画は、映像派の巨匠が最新VFXを駆使して描く歴史スペクタクルと、音楽に徹底してこだわった人気コミックの実写化。次々に繰り出されるリアルで迫力満点の映像か、笑いと涙の後に訪れる感動の音楽か。どちらが好みでも、できれば映画館の大スクリーンと音響で存分に楽しんでいただきたい。  『エクソダス:神と王』(1月30日公開、2D/3D上映)は、巨匠リドリー・スコット監督がクリスチャン・ベールを主演に迎え、旧約聖書「出エジプト記」に登場する預言者モーゼの物語を描く歴史大作。紀元前1300年、エジプト王家に養子として育てられたモーゼ(ベール)は、優秀な武将になり民衆の支持を集める。だが、当時隷属状態にあったヘブライ人(ユダヤ人)の子であるという秘密が明らかになり、兄弟同然に育った王ラムセス(ジョエル・エドガートン)から追放される。神の声を聞いたモーゼは、40万人のヘブライ人を率いてエジプトを脱出し、約束の地カナンへの長く困難な旅に向かう。  『エイリアン』(1979年)や『ブレードランナー』(82年)といった先鋭的なSF映画の印象が強いスコット監督だが、アカデミー賞作品賞を獲得した『グラディエーター』(2000年)など、歴史大作もお手のもの。最先端の視覚効果を駆使し、壮麗な王宮、平原での合戦、天変地異が相次ぐ「十の災い」、紅海が割れる奇跡などを驚異のリアリティーで3D空間に描き出した。クリスチャン・ベールはキレのあるアクションと繊細な演技で、勇敢なリーダーでありながら神と民の間で苦悩する「人間モーゼ」を活写している。  『マエストロ!』(1月31日公開)は、さそうあきらの文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞作『マエストロ』を原作に、松坂桃李主演で実写映画化した音楽コメディードラマ。不況で解散した名門オーケストラの元団員、バイオリニストの香坂(松坂)に再結成の話が舞い込む。だが練習場は廃工場で、集まったのは再就職先もない「負け組」楽団員たち。再結成を企画した怪しげな指揮者・天道(西田敏行)は、指揮棒の代わりに大工道具を振り回し、団員たちを困惑させる。1カ月後の復活コンサートまでに、香坂らは難曲の「運命」と「未完成」を仕上げることができるのか――。  監督は『毎日かあさん』(11年)の小林聖太郎。世界的指揮者の佐渡裕が指揮指導に加え、終盤で流れる2曲の録音ではベルリン・ドイツ交響楽団を自ら指揮。さらにピアニストの辻井伸行が、本作のエンディング用に書き下ろしたオリジナル曲を演奏して提供するなど、クラシックファンも驚きの本格志向がうれしい。松坂と西田をはじめ、本作が女優デビューとなるシンガーソングライターのmiwaら、楽団員を演じる個性豊かな俳優陣も、長期間の楽器レッスンに臨んで演奏場面の説得力を高めた。練習場での迷走ぶりに笑い、香坂と父と天道の過去に泣き、多難を乗り越えたオーケストラが奏でる極上の音楽に感動する、魅力いっぱいの娯楽作だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『エクソダス:神と王』作品情報 <http://eiga.com/movie/80710/> 『マエストロ!』作品情報 <http://eiga.com/movie/79899/>

「あっ、ヤバイ……」月極め駐車場への無断駐車が見つかった場合の“妥当な”罰金額とは?

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「無断駐車を発見した場合には罰金として、金壱万円を申し受けます」  こんな看板、車に乗る人なら、一度は目にしたことがあるのではないだろうか? 月極めの駐車場などに、契約車以外の車が無断駐車することに対しての警告看板である。  私は普段、車を運転することがまったくないのだが、それでもこの手の看板があると気になってチェックしてしまう。なぜなら、罰金の金額が場所によって違うのだ。  法律上、駐車場の所有者であっても罰金を定めることはできないそうで、実際に無断駐車をしたとしても、その際の損害賠償額については近隣の駐車料金や何時間駐車したかによって判断されるという。大抵「〇万円」のような、高額になることはないそうである。  とはいえ、無断駐車が犯罪行為であることは当然である。そのような行為に対する駐車場管理者の怒りが、この看板には表れているのだ。罰金の金額の大きさは、その怒りのバロメーターといえるかもしれない。  早速、家の近所(大阪市内)の駐車場を見て回った。罰金看板は、歩道からも見えるもののみをチェックし、駐車場内には立ち入らずに調査を行った。  普段車に乗らないせいか、どういった場所に駐車場が分布しているのか感覚がつかめず、ずいぶん町をウロウロした。結果、24件の罰金看板の収集に成功した。収集した罰金額は6つに分かれたので、割合の多かった順、つまりポピュラーな罰金額順に発表したい。  では、いきます!  第1位は、
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 罰金3万円。全体の25%を占め、最も多かったのがこの金額だった。ある程度の迫力を持たせつつ、それほど大げさでもないぐらいの、リアルな罰金額に思える。コインパーキングに止めさえすれば、せいぜい数千円で済んだのに3万円、後悔してもしきれないはず。  同率で第1位だったのが、
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 罰金額=1カ月分の駐車料金というタイプ。こちらもかなりの数に遭遇した。  ただ、なにせ「1カ月分」なので、実際の額には幅がある。調査エリア近辺の1カ月の駐車料金の相場を調べてみると、おおよそ2~3万円程度だったので、そのぐらいの金額を指すものだということになる。違反者がこの看板を見たとしたら「罰金1カ月分……っていくらだ!?」と、底知れぬ恐怖を感じそうである。  続いて第3位は、  
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 罰金5万円。こちらが全体の20%を占めた。ちなみに「放置・駐停車に関する反則行為」で警視庁が定めている反則金(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotu/noufu/hansoku.htm)が最大で2万7,000円となっているので、倍近いわけである。攻めの金額だ。  そして第4位は、
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 罰金1万円。発見率は全体の17%。4件見つかった。かなり常識的な(という言い方も変だが)金額に思える。無断駐車をされた側に立てば、そりゃあ迷惑料として1万円ぐらいはもらわないと! と、根拠はないけど思う。  お次は第5位、
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 罰金10万円だ! 今回収集したデータ中2件、全体の8%という結果だった。「絶対、ただでは済まさん!」といった迫力のある金額である。10万円あったら、海外旅行ができる! やめよう、無断駐車。  さて、これが最後。第6位は、
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 罰金5,000円。今回の調査では1件だけ見つかったレア金額。1日の最大駐車料金が3,000円ほどのコインパーキングがあることを考えると、罰金額にしては安すぎるような気がする。控えめな罰金看板といえよう。なんだか愛おしく思えてきた。    ……というわけで、大阪市内の罰金額の妥当なラインは3万円、という使い道のまったく分からない知識が手に入った。これを東京やその他のエリアで調査したらどんな違いが出るのか、また勝手に試してみたい。  それにしても、これだけこういった看板があるということは、無断駐車がそれだけ横行しているということである……。最後にあらためて言っておきたい。無断駐車・違法駐車は絶対にやめよう!  (文=スズキナオ http://roujin.pico2culture.jp/

『スカパー!アダルト放送大賞』“まりりん”白石茉莉奈が明かす「理想の男優の条件」とは……

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引っ越したばかりのサイゾー新オフィスにまりりん! お花が似合う!
 毎年、さまざまなドラマを生んでいるAV界の金字塔『スカパー!アダルト放送大賞』。11回目を迎える今年も、3月3日の授賞式を前に大いに盛り上がりを見せている。  そんな中、昨年「新人賞」を受賞した“まりりん”こと白石茉莉奈ちゃんが、PRのために各媒体社をキャラバン行脚。日刊サイゾー編集部にも来てくれました。
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 実は編集部にとって、まりりんとはデビュー時のインタビュー以来、2年ぶりの再会。相変わらずの愛くるしい笑顔と、さらに磨きがかかったふわふわ美巨乳にクラクラしつつ、いろんなお話を聞いちゃいました!
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おっぱい
──お久しぶりです!(鼻血) 白石 お久しぶりです~。その節はホントに、ありがとうございました。 ──デビューから2年になりますが、AV女優生活はいかがですか? 白石 デビュー前には、楽しみと不安が混ざっているような感じだったんですけれど、今はやればやるほど楽しくて……(恍惚)。 ──初めての体験も、たくさんあったかと思いまして、今日はいろいろなジャンルの“初体験”について聞かせていただきたく思っています。 白石 そうですね、初めてのことばかりで。 ──たとえば「筆おろし」とか、したことありました? 白石 ないですないです! 童貞の方とそういう行為をするのが初めてだったんですけど、すごい衝撃的なことが……。出演者の方はファン公募だったんですけど、私のイベントにも普通に来てくださってる方が応募してくださって。46歳くらいの方なんですが。 ──顔見知りの方が。 白石 普段、サインとか握手とかしている方と、ちゅーとかするわけですよ。しちゃいけないことをしてる感じというか。で、その方が、すごいシミュレーションをしてきてくださったみたいで、なんか、あの……急に、足の指から舐め始めたんです! ──いきなり!? 白石 ちゅーしようと思って、ヒザの上に手を置いて見つめてたら、ガッと脚の間に入り込んできて、1本1本、丁寧に舐めていただくという……そのスタートには衝撃を受けました。 ──それはなかなか衝撃的な体験でしたね。 白石 胸舐めながら手を動かさなきゃ、とかも練習してきていただいたんだと思うんですけど、どっちつかずになっちゃってて、それでテンパっちゃって中折れしちゃったりとか、それに後悔してすごい謝られたりとか……私もうまくフォローできなかったので、最終的にイケなくて、それがすごく心残りです。それ以降、イベントに来てくださらなくなってしまいました……。 ──最初から濃い話をありがとうございます。他にも、拘束されたりもありましたね。 白石 拘束といえば今月の新作なんですけど、撮影は去年で、初めてちゃんと緊縛モノを撮ったんです。軽い縛りとか吊るしは今までもあったんですが、今回は奈加あきらさんというプロの緊縛師の方が、縛るためだけに来てくださって。それで、縄酔いというのにかかってしまったんです。 ──なわよい? 白石 縄酔いっていうのがあるそうなんです。どんどん縛られていくと、自分の血管と縄がリンクしている感覚になってきて、ロープが食いこんでいるところが、ドクドクしだすんです。そのうちクラクラしてきて、何もされていないのに気持ちよくなっちゃう。そんなこともあって、ちょっと縛りにも目覚めてきました。 ──おぉ……今月の発売が楽しみです。ご自身で、最近のお気に入りは? 白石 先月の新作がバイノーラル録音といって、イヤホン・ヘッドホン推薦っていう作品なんです。マイクがマネキンの両耳に仕込まれていて、こっちからしゃべったらイヤホンのこっちから聞こえるっていう、独特の撮り方をしてる作品なんですけど、初めてその録音方法で撮って、けっこう大変だったんですよ。吐息とかも、大きく出さなきゃいけなかったりとか、じゅるじゅる音とかをわかりやすくとか、いろんな試行錯誤のうえで撮ったんです。実際聞いたときに、ホントにそこに参戦してるような気分で見られるので、ぜひヘッドホンかイヤホンして、楽しんでいただけたらなと思います。 ──ありがとうございます。ますます作品を見るのが楽しみになります。で、今日は『スカパー!アダルト放送大賞』の話もしなければいけないんですが。 白石 はい! よろしくお願いします! 今日はそのために来ました!
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──昨年は「新人賞」を受賞されました。 白石 いまだに現場に行くたびに「スカパー!おめでとう」って言ってもらう機会が多いので、もう1年たつんだって、びっくりしています。それまでは基本的に、月に1回の撮影と、ちょこちょこグラビアがあったりで、そんなに幅広い活動はしていなかったんです。去年この賞をいただいてから「スカパー!新人賞・白石茉莉奈」という感じでグラビアやインタビューを組んでいただいたり、どんどん幅が広がっていったので、これがなかったら今はないなって思いますね。 ──今年の女優賞の候補が、こちらの6名になります。白石さんが予想するとしたら? 白石 ちかっち(有村千佳)と、まなちゃん(紗倉まな)の一騎打ちだと思っていて。『龍が如く』の「セクシー女優人気投票」では、ちかっちが1位でまなちゃん2位だったんですけど、今回、それから時を経て、フォロワー数が逆転して、まなちゃんのほうが多いんですよ。まなちゃんは本も出したし、TOYOTAさんともコラボしたし、どんどん文化人として大きく大きくなっていってるので、ここでまなちゃんに女優賞を取ってもらえたらいいですね。これまで「新人賞」→「プレゼンター」→「女優賞」って取ってきた方はいないので、まなちゃんがここで決めたら、前代未聞といいますか、新しく歴史が変わる感じなので。
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おっぱい
──今回は新たに「男優賞」も設けられました。エントリー式ではなく、女性限定でフリー投票だそうですね。 白石 これ、しみけんさんがすごい拡散してるんです! 僕に入れてくれって(笑)。 ──ちなみに、白石さんが選ぶ、最高の男優の条件ってどんなことでしょう。 白石 私、パッて浮かぶ最高の男優さんって、3人いるんですよ。1人目は、すべてを任せられるくらい信用している方。2人目は、私が撮影でつまづいて、すごい悔し泣きをして、現場ストップしちゃった撮影があったんですけど、そのときに、ずーっと慰めてくれて、朝の4時まで一緒に乗りきってくれた、そのときの男優さん。もう1人は、ちょっと公私混同じゃないですけど、役に入ってその人とちゅーとかしたら、ホントに好きになっちゃって、しばらく引きずったっていう方がいるんですけど、その3名ですね。 ──差し支えなければ、お名前を教えていただけますか? 白石 絶大なる信頼を置いているのは森さん(森林原人)です。で、つらいときに助けてくれたのが阿川(陽志)さん。ちょっと引きずったのが、玉木(玲)さんです。玉木さんが生徒で私が先生っていう役のドラマもので、なんか先生と生徒の禁断の恋みたいな裏テーマがあったんですけど、入り込みすぎちゃって……。 ──モノの大きさは特に関係ない? 白石 関係ないですよ! あのー、堅さだけ……。 ──あ、堅さ。 白石 サイズ感は大丈夫です。堅ければいいんです。はい。堅ければ。 ──話がそれました。では最後に、改めて「スカパー!アダルト放送大賞」のPRをお願いします。 白石 そうですね、今年で11回目ということで、投票期間中の女優さんたちって、ホントに気が気じゃないんです。ファンの方にTwitterとかでいっぱい呼びかけなきゃいけないけど、申し訳ない気持ちもあって……いろんな思いがあるんですけど、すべてはその3月3日に開票されることになります。生中継もありますし、もっともっとこの「スカパー!アダルト放送大賞」をオープンにしていくために、エロに興味がない人にも知っていただきたいので、いっぱい拡散していきたいなと思ってます。 ──ありがとうございました! (取材・文=編集部) ●「スカパー!アダルト放送大賞2015」 http://adult-awards.com/ 2015年のNo1アダルト女優は誰だ!? 波多野結衣、成瀬心美、Rio、穂花、明日花キララ、原紗央莉らが受賞してきた「スカパー!アダルト放送大賞」が、より一層ゴージャスに今年も開催決定! 公式サイトにてノミネート女優・作品の人気投票受付中! ◇投票期間 ~2月10日(火)

アオシマの合体プラモデルを一挙紹介!『アウトサイダー・プラモデル・アート』

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『アウトサイダー・プラモデル・アート』(双葉社)
 70年代後半~80年代初頭。あの頃、プラモデルは「おもちゃの王様」だった――。既存のアニメスケールプラモデルの概念を覆し、「創造のプラモデル」を標榜した青島文化教材社。 「ガンプラがつくれないならオリジナルロボットをつくろう」 「版権を買って原作に忠実なプラモをつくるより、合体ロボットにしちゃおう」  そんな、極めて野心的で極めて創造性の高いプラモメーカーが生み出した、異形にして今見ると圧倒的にクールなプラモ群を紹介するビジュアルブック『アウトサイダー・プラモデル・アート』(双葉社)が発売された。  当サイトの人気連載「バック・トゥ・ザ・80'S」でも好評を博したアオシマの「合体シリーズ」。本書は、あらゆるロボットを分離合体式のプラモデルに仕上げた「合体シリーズ」を網羅したビジュアルブック。頭だけ、腕だけ、足だけのロボットなど、今見ても圧倒的にクールなそのプラモ群は、まさに独創性と瞬発力の産物!  また、当時のプラモ事情を知る関係者に取材し、ガンプラブームに沸き上がる当時の風潮と、そこにおいての「合体シリーズ」の意義をまとめ上げ、プラモ史のオーラルヒストリーとしても楽しめる内容となっている。  80年代に少年期を過ごした人々の胸をアツくする一冊だ。