『スカパー!アダルト放送大賞2017』PR大使の初美沙希ちゃん&成宮いろはちゃんがセクシー水着でサイゾー編集部を襲撃!

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よくぞいらっしゃいました!
 スカパー!の成人向けチャンネルで放送された全ての番組の中から、優秀なAV女優や番組(作品)を一般視聴者の投票で選出し表彰する『スカパー!アダルト放送大賞』が来年も開催される。第13回目となる今回も新企画をはじめ、盛り沢山の内容が予定されているといい、12月1日0時00分にいよいよ公式サイト(http://adult-awards.com/)にて女優賞、新人女優賞、熟女女優賞、作品賞、メディア賞、スカパー!オンデマンドアダルト賞など各賞のノミネート女優が発表され、投票受付がスタートする。  そんな『スカパー!アダルト放送大賞2017』をPRするため、昨年「女優賞」「作品賞」「スカパー!オンデマンドアダルト賞」「夕刊フジ賞」など4部門を制覇した初美沙希ちゃんと、「熟女女優賞」を受賞して今ノリにノっている成宮いろはちゃんがマスコミ行脚キャラバンの一環としてサイゾー編集部を襲撃! 悩殺セクシー水着に自慢のボディで仕事に明け暮れる編集スタッフを癒してくれました。
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──こんなにセクシーな水着で来てくださるなんて……感激です! 初美 初めまして! 成宮 よろしくお願いします! ──今日はその水着で何社回ったんですか? 初美 サイゾーさんで5社目? 成宮 普段入ることがないような場所にたくさんお邪魔させてもらってわたしたちもドキドキでしたよ(笑)。 初美 それにしてもみなさん、忙しそうですね。わたしたちがいい息抜きになればいいですね。 ──今回は「スカパー!アダルト放送大賞2017」のPRということで来てくださったんですけど、昨年初美さんは4部門制覇。成宮さんは「熟女女優賞」を受賞。お2人とも涙のスピーチが印象的でした。 初美 思い出しますね(笑)。でも、賞をもらったときは、わたしよくわからない状況で……。パニックになってしまって、何も覚えていないんです。 成宮 わたしは自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったので、呼ばれたときは全身が泡立ったような気分。気持ちの面では、沙希ちゃんと同じような状況でした。 ──デビューして、いつかこんな大きな賞をもらえる日が来ることを想像していましたか? 成宮 いつかこういう大きな舞台に立ちたいなって、その前の年の表彰式を視聴者として見ていて思っていたところだったので、本当にうれしかったですよ。 初美 わたしは3年連続ノミネートさせてもらっていて、一番最初に出たときは出られただけでも結構うれしかったのを覚えています。次の年は2年連続で出られたからには獲りたいと思っていたんですけど、獲れなくて……。3年目の去年は、絶対に獲りたいという気持ちがすごく強かったです。受賞できて、わたしもうれしかったです。
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文句なしのスタイル!
──受賞後、お2人の環境は変わりましたか? 初美 受賞後は、いろんな方が「おめでとう」って声をかけてくれて、ファンの方や違う女優さんの方まで祝福してくださって、びっくりしました。仕事の面でも、受賞したからということで、オファーが増えました。 成宮 これに出たことがきっかけで知ってくれた方がずいぶんいらっしゃって、そういった意味ではたくさんの人に知っていただく、いい機会になったので、すごくありがたいなと思います。あと、自分の中でも仕事をする上での意識が変わりました。女優賞を獲ったので、売れっ子の人や演技の上手な女優さんに負けないように、冠がついたことで頑張らなきゃ、もっとしっかりしなきゃって気持ちになりました。 ──成宮さんの作品は毎回濃厚。昼下がりの主婦の不倫を描いたものからお母さんものまで、幅広く演じていて、その演技力の高さに毎回驚かされます 成宮 受賞を機になんですけど、ほかの女優さんの作品を見るようになったのも大きいです。自分と同じようなジャンルに出ている方の作品とかを勉強として見るようになったんです。そういうところが、演技の面でもすごく影響していると思います。 ──初美さんもデビュー当時はツインテールでかわいい雰囲気の女の子を演じることが多かったと思うんですが、最近はかわいいだけでなく、例えば演技力を要求されるような濃厚なドラマものでも、すごくその魅力を発揮して頑張っているような気がします。女優として変わったなという自覚はありますか? 初美 自分からAV女優になりたいと思ってこの仕事を始めたんですけど、最初の頃は撮影が楽しいというだけの気持ちで撮影に参加していたんです。でも、やっぱりやっていくにつれてどういう見せ方がいいんだとか、アドリブなんかも自分で考えられるようになって、意識にはずいぶん変化があったと思います。最近はどうやったら売れるかなんてことまで考えたり(笑)。 ──初美さんの出演作を見ると、いじめられる演技が抜群にうまいなと思うんですが。 初美 昔は自分から攻めるということができなかったんです。だから完全受け身の作品が多かったんです。いじられたり、いじめられる役が多かったかな。でも、最近は自分から攻めたりする作品も好きになりました。したりされたり、どちらも楽しいです(笑)。 ──来年はお2人とも昨年の受賞者としてゲストプレゼンターに回るわけですけど、受賞式ではどんなふうにしようとか、今から考えていらっしゃったりするんですか? 初美 あっという間にこの時期に来たんだなという感じ。こうしようかなというのはあまりはっきりとは考えていないです。どんな人が受賞するかもわからないし……。プレゼンターといっても自分も緊張しちゃいそうで(笑)。 成宮 でも、受賞できたおかげか、去年より少し落ち着いて会場に行けるかなって思っています。わたしも楽しみたいって思っています。
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仕事が手につきません……
──お友達の女優さんがノミネートされるなんてこともあるかもしれないですね。 初美 知っている女優さんが昔に比べたらずっと増えたのでひょっとしたらあの人も、って予想はしたりしています。まだわからないですけど。 成宮 熟女部門には注目したいです。一緒にイベントをやったことがある人とかがノミネートされたらドキドキしちゃいそうです。 ──お2人とも、女優として来年はどんなふうに活動していけたらと考えていらっしゃるんですか? 初美 今年の11月からわたしはh.m.pさんの専属女優になったんですけど、企画女優のときだと、忙しくてあんまり地方のイベントに行く機会とかがなかったんです。それが単体女優になって撮影日も固定されて、スケジュールのやりくりがしやすくなったので、来年は地方にたくさん行って、ファンの方にお会いしたいなって思っています。 成宮 受賞のおかげで今年は仕事も増えて、本当にいろんなお仕事をやらせてもらえるようになったんです。また来年はさらに自分がやったことのないジャンルだったり、やったことない役柄に挑戦していきたいです。
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──最後にファンにメッセージを。 初美 去年の受賞の直前はファンの人が「投票したよ!」とか、何かと励ましてくれたんですけど、ノミネートされて気持ちが張りつめている中、それがすごく心の安心につながったんです。だからこそあの期間を乗り越えられたとわたしは思っていて、感謝しているし、恩返ししたいなって。だから今回ノミネートされる女優さんに対してもぜひ、みんながいろんなことを発信して励ましたり応援してくれたらすごくうれしいです。来年のノミネート女優さんへの投票や応援をぜひよろしくお願いします! 成宮 ノミネートされる女優さんとかは本当にいろんな不安を抱えていると思うので、そこをファンの人はぜひ支えてあげて欲しいです。初めての人にもどんどん投票してもらいたいです。わたしも今日こうして取材を受けさせてもらえているのは、ファンの人が応援してくれたおかげ。これからありがとうの気持ちをどんどんファンの人に還元していけるよう頑張ります! (取材・文=名鹿祥史) 「スカパー!アダルト放送大賞2017」は、現在、公式サイト(http://adult-awards.com/)にて各賞投票受付中! 2017年3月3日の授賞式の無料観覧応募も公式サイトより応募可!

『スカパー!アダルト放送大賞2017』PR大使の初美沙希ちゃん&成宮いろはちゃんがセクシー水着でサイゾー編集部を襲撃!

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よくぞいらっしゃいました!
 スカパー!の成人向けチャンネルで放送された全ての番組の中から、優秀なAV女優や番組(作品)を一般視聴者の投票で選出し表彰する『スカパー!アダルト放送大賞』が来年も開催される。第13回目となる今回も新企画をはじめ、盛り沢山の内容が予定されているといい、12月1日0時00分にいよいよ公式サイト(http://adult-awards.com/)にて女優賞、新人女優賞、熟女女優賞、作品賞、メディア賞、スカパー!オンデマンドアダルト賞など各賞のノミネート女優が発表され、投票受付がスタートする。  そんな『スカパー!アダルト放送大賞2017』をPRするため、昨年「女優賞」「作品賞」「スカパー!オンデマンドアダルト賞」「夕刊フジ賞」など4部門を制覇した初美沙希ちゃんと、「熟女女優賞」を受賞して今ノリにノっている成宮いろはちゃんがマスコミ行脚キャラバンの一環としてサイゾー編集部を襲撃! 悩殺セクシー水着に自慢のボディで仕事に明け暮れる編集スタッフを癒してくれました。
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──こんなにセクシーな水着で来てくださるなんて……感激です! 初美 初めまして! 成宮 よろしくお願いします! ──今日はその水着で何社回ったんですか? 初美 サイゾーさんで5社目? 成宮 普段入ることがないような場所にたくさんお邪魔させてもらってわたしたちもドキドキでしたよ(笑)。 初美 それにしてもみなさん、忙しそうですね。わたしたちがいい息抜きになればいいですね。 ──今回は「スカパー!アダルト放送大賞2017」のPRということで来てくださったんですけど、昨年初美さんは4部門制覇。成宮さんは「熟女女優賞」を受賞。お2人とも涙のスピーチが印象的でした。 初美 思い出しますね(笑)。でも、賞をもらったときは、わたしよくわからない状況で……。パニックになってしまって、何も覚えていないんです。 成宮 わたしは自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったので、呼ばれたときは全身が泡立ったような気分。気持ちの面では、沙希ちゃんと同じような状況でした。 ──デビューして、いつかこんな大きな賞をもらえる日が来ることを想像していましたか? 成宮 いつかこういう大きな舞台に立ちたいなって、その前の年の表彰式を視聴者として見ていて思っていたところだったので、本当にうれしかったですよ。 初美 わたしは3年連続ノミネートさせてもらっていて、一番最初に出たときは出られただけでも結構うれしかったのを覚えています。次の年は2年連続で出られたからには獲りたいと思っていたんですけど、獲れなくて……。3年目の去年は、絶対に獲りたいという気持ちがすごく強かったです。受賞できて、わたしもうれしかったです。
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──受賞後、お2人の環境は変わりましたか? 初美 受賞後は、いろんな方が「おめでとう」って声をかけてくれて、ファンの方や違う女優さんの方まで祝福してくださって、びっくりしました。仕事の面でも、受賞したからということで、オファーが増えました。 成宮 これに出たことがきっかけで知ってくれた方がずいぶんいらっしゃって、そういった意味ではたくさんの人に知っていただく、いい機会になったので、すごくありがたいなと思います。あと、自分の中でも仕事をする上での意識が変わりました。女優賞を獲ったので、売れっ子の人や演技の上手な女優さんに負けないように、冠がついたことで頑張らなきゃ、もっとしっかりしなきゃって気持ちになりました。 ──成宮さんの作品は毎回濃厚。昼下がりの主婦の不倫を描いたものからお母さんものまで、幅広く演じていて、その演技力の高さに毎回驚かされます 成宮 受賞を機になんですけど、ほかの女優さんの作品を見るようになったのも大きいです。自分と同じようなジャンルに出ている方の作品とかを勉強として見るようになったんです。そういうところが、演技の面でもすごく影響していると思います。 ──初美さんもデビュー当時はツインテールでかわいい雰囲気の女の子を演じることが多かったと思うんですが、最近はかわいいだけでなく、例えば演技力を要求されるような濃厚なドラマものでも、すごくその魅力を発揮して頑張っているような気がします。女優として変わったなという自覚はありますか? 初美 自分からAV女優になりたいと思ってこの仕事を始めたんですけど、最初の頃は撮影が楽しいというだけの気持ちで撮影に参加していたんです。でも、やっぱりやっていくにつれてどういう見せ方がいいんだとか、アドリブなんかも自分で考えられるようになって、意識にはずいぶん変化があったと思います。最近はどうやったら売れるかなんてことまで考えたり(笑)。 ──初美さんの出演作を見ると、いじめられる演技が抜群にうまいなと思うんですが。 初美 昔は自分から攻めるということができなかったんです。だから完全受け身の作品が多かったんです。いじられたり、いじめられる役が多かったかな。でも、最近は自分から攻めたりする作品も好きになりました。したりされたり、どちらも楽しいです(笑)。 ──来年はお2人とも昨年の受賞者としてゲストプレゼンターに回るわけですけど、受賞式ではどんなふうにしようとか、今から考えていらっしゃったりするんですか? 初美 あっという間にこの時期に来たんだなという感じ。こうしようかなというのはあまりはっきりとは考えていないです。どんな人が受賞するかもわからないし……。プレゼンターといっても自分も緊張しちゃいそうで(笑)。 成宮 でも、受賞できたおかげか、去年より少し落ち着いて会場に行けるかなって思っています。わたしも楽しみたいって思っています。
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仕事が手につきません……
──お友達の女優さんがノミネートされるなんてこともあるかもしれないですね。 初美 知っている女優さんが昔に比べたらずっと増えたのでひょっとしたらあの人も、って予想はしたりしています。まだわからないですけど。 成宮 熟女部門には注目したいです。一緒にイベントをやったことがある人とかがノミネートされたらドキドキしちゃいそうです。 ──お2人とも、女優として来年はどんなふうに活動していけたらと考えていらっしゃるんですか? 初美 今年の11月からわたしはh.m.pさんの専属女優になったんですけど、企画女優のときだと、忙しくてあんまり地方のイベントに行く機会とかがなかったんです。それが単体女優になって撮影日も固定されて、スケジュールのやりくりがしやすくなったので、来年は地方にたくさん行って、ファンの方にお会いしたいなって思っています。 成宮 受賞のおかげで今年は仕事も増えて、本当にいろんなお仕事をやらせてもらえるようになったんです。また来年はさらに自分がやったことのないジャンルだったり、やったことない役柄に挑戦していきたいです。
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──最後にファンにメッセージを。 初美 去年の受賞の直前はファンの人が「投票したよ!」とか、何かと励ましてくれたんですけど、ノミネートされて気持ちが張りつめている中、それがすごく心の安心につながったんです。だからこそあの期間を乗り越えられたとわたしは思っていて、感謝しているし、恩返ししたいなって。だから今回ノミネートされる女優さんに対してもぜひ、みんながいろんなことを発信して励ましたり応援してくれたらすごくうれしいです。来年のノミネート女優さんへの投票や応援をぜひよろしくお願いします! 成宮 ノミネートされる女優さんとかは本当にいろんな不安を抱えていると思うので、そこをファンの人はぜひ支えてあげて欲しいです。初めての人にもどんどん投票してもらいたいです。わたしも今日こうして取材を受けさせてもらえているのは、ファンの人が応援してくれたおかげ。これからありがとうの気持ちをどんどんファンの人に還元していけるよう頑張ります! (取材・文=名鹿祥史) 「スカパー!アダルト放送大賞2017」は、現在、公式サイト(http://adult-awards.com/)にて各賞投票受付中! 2017年3月3日の授賞式の無料観覧応募も公式サイトより応募可!

しみけんといっぱい舐め合っちゃった……あやみ旬果ちゃんのハメ撮り哲学!

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 プレステージのトップ女優・あやみ旬果ちゃんとのAV鑑賞会も、今回が最終回。普段、「食ザー」などのマニアックなAVばかりを見ている旬果ちゃんは、普通の女の子たちのエロ~い姿に、頬を赤らめながら、食い入るように画面を見つめていた! 今回、旬果ちゃんが見たのは『ナンパTV×PRESTIGE PREMIUM 02』。12人もの極上美女たちのハメ撮りに、旬果ちゃんの目も釘付け! ──4本目となる今回は、先週と同じくナンパ作品です。ネット上の人気チャンネル「ナンパTV」から厳選された女の子を収録しています。 あやみ 12人も入って240分! 3時間も見れるんですか!? ──4時間です(笑)。 あやみ あ……、すいません……。みんな、ハメ撮りなんですね~。カップルみたいにイチャイチャしながらエッチに没頭していて、性欲丸出しだ。 ──ラブラブなエッチが楽しめるハメ撮り作品は、ファンとしても普通の作品とは違った魅力がありますが、旬果ちゃんも、いっぱいハメ撮りに出演していますね。 あやみ ハメ撮りは好きなんですよ~。たまに、ハメ撮りだけみたいな作品もあるんですが、台詞もないし、役をつくる必要がない。素のままでエッチできるご褒美のような仕事ですね。 ──ハメ撮りの時は、どういう男優さんがやりやすい? あやみ 私は、SかMかで言えば断然Mなので、いろいろ要求してくれる男優さんがやりやすいかな。従順になれちゃうんです。しみけんさんは、アナルに指とか舌を入れてきたりしたんですが、恥ずかしいけど……受け入れちゃった。
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──しみけんさんが、旬果ちゃんの限界を超えさせた! あやみ 私も男性を舐めるのが好きだから、しみけんさんとは、お互いいっぱい舐めあっちゃいましたね。あと、男優さんで相性がいちばんいいのは、セツネ(ヒデユキ)さんと森林(原人)さん。いろいろと、求めてくれるところも好きだし、恋人っぽい感じで目を見てくれるのもドキドキしちゃいます。あとは、アソコの相性がバッチリなんですよ。 ──アソコの相性? あやみ セツネさんはカリの部分が大きくて気持ちいいし、森林さんはモノが大きいけど痛くないんです。あんまり大きすぎるのは痛くなっちゃうんですが、何で痛くならないんだろ? ──やっぱり、アソコの相性もエッチには大事なんですね。逆に、ちょっと嫌だな……っていう男優さんは? あやみ しゃべらない人はつらいかな。声出してくれたり、気持ちいいって言ってくれないと、こっちも興奮できない。男優さんじゃないけど、いちばん寂しいのは「主観モノ」ですね。 ──男優さんの顔のところにカメラが置かれて、ユーザーが女優さんとのエッチを疑似体験できるジャンルですね。 あやみ 感情移入をしやすいように、男優さんは声を出さないから、こっちが話しかけても帰ってこない。ファンの人とエッチしてると妄想するんですが、ちょっと寂しいですね……。 ──これまで、4週間にわたってプレステージの作品を見まくっていただきましたが、普段AVをあんまり見ない旬果ちゃんの感想はいかがでしょうか? あやみ 純粋な作品だなって思いました。みんな作られていないし、こんな感じでエッチしてるんだろうなって妄想を掻き立てられます。世の中にこんなにエロい女の子が増えてるってビックリですね……。 ──旬果ちゃんだって、お仕事ではエッチなこといっぱいしてるのでしょ(笑)。 あやみ だって、おもちゃも持っていないし、電マなんて、撮影前は普通にマッサージのために使っていますよ(笑)。まずは、おもちゃを買うところから始めないと! ──一般女性に負けないように、旬果ちゃんもさらにエロさに磨きをかけて下さい。最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします!
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あやみ プレステージの作品は、台本のないリアルな感じが出てて、女の子の素が詰まっているから興奮しちゃいますね。でも、過激な食ザー作品もいいですよ(笑) ──ありがとうございました! 来週からは、旬果ちゃんに代わって、大型新人・凰かなめちゃんに、プレステージのAVを語っていただきます! ☆当連載で紹介した作品も含め、プレステージ作品を見放題で楽しむなら業界最安値級の「ゲオトナ」が断然オススメ! ゲオトナ「プレステージ見放題」 ・「プレステージ」の人気作品が600タイトル超も見放題!(※11月上旬現在) ・毎週20本ペースで更新するので、いつ訪れても新鮮! ・ゲオチャンネルで配信された作品も随時アーカイブされるので、もう一度見たい方や、見逃した方でも安心! 【期間限定! 32%OFFキャンペーン実施中】 ※通常1,371円(税別)/月のところ、今なら「926円(税別)/月」の超特価でお楽しみいただけます。もちろん、あやみ旬果ちゃんの作品も大量に取り揃えてあるので今すぐチェック! ☆プレステージ以外にも、映画やアニメなども見放題で楽しみたい方は「ゲオチャンネル」で決まり! ●ゲオチャンネル ・絶対的美少女メーカー「プレステージ」の人気50作品ほか、ハリウッド映画やアニメ、音楽ライブなど、80,000タイトル超が月額590円(税別)で見放題! ・プレステージ作品は毎週10タイトルずつ、一般作も毎月200タイトル以上更新するからいつ訪れても新鮮! 【まずは無料お試しを!】 ゲオチャンネルは初回14日間無料なので、まずは無料体験でその充実度を体感してみてください! ●関連リンク 〈ゲオトナ〉&〈ゲオチャンネル〉プレステージ激オシ企画 あやみ旬果が「食ザー」に興味津々……AV女優によるAVレビュー連載始動! 「フェラも上手くできなかった……」あやみ旬果がデビュー時代を振り返る! 千葉はヤ○マンばっかり!? 人気AV女優・あやみ旬果のナンパ3P体験とは…… 「SOD VS PRESTIGEキャンペーン」 あのカンパニー松尾も暴発……白石茉莉奈がオススメするカゲキなSOD作品! 常に全力投球でセックス! 絶対的美少女・長谷川るい、プレステージ作品の魅力を語りつくす!!

千葉はヤ○マンばっかり!? 人気AV女優・あやみ旬果のナンパ3P体験とは……

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 あやみ旬果ちゃんとともに、プレステージのエッチでカゲキな作品を鑑賞する連載も、今回が3回目。先週の記事では、素人時代に「ナンパで3Pをした」という衝撃の告白をした旬果ちゃん。今回は、『120%リアルガチ軟派伝説 in 千葉』を見ながら、そのエッチな素人時代を振り返ってもらった!  はたして、デビュー前の旬果ちゃんはどんなエロエロ娘だったの!? ──先週の記事では、ナンパされた時に人生初の3Pをしたという衝撃の事実が判明しました! まず、いったいどんな経験だったのか、事情を説明してもらいましょう! あやみ デビュー前に、池袋で知らない男の人2人組に声をかけられて、漫画喫茶に行こうっていうことになったんです。それで、漫画喫茶なら大丈夫かな……って、ついて行ったらなぜか終電を逃すことになり、男の人の家に行って……3Pを初体験しちゃいました。連絡先も交換せず、それっきりの関係でしたね。 ──以前はよく、ナンパについていっちゃう人だったの? あやみ 人生でも、その1回だけですよ! 18歳の頃だったんですが、当時は1年に10人くらいの人と付き合ったり別れたりしていて、なんていうか……キ○ガイみたいな時期だったんです(笑)。
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──普段は恥ずかしがり屋の旬果ちゃんなのに、性欲が高まっていた時期だったんだね~。初めての3Pの感想は? あやみ 今までに経験したこともなかったし、初めて会った知らない人とエッチしているっていうシチュエーションも新鮮だった。すっごくドキドキして、癖になっちゃうかもって思いましたね。 ──そんな旬果ちゃんに見ていただくのが、『120%リアルガチ軟派伝説 in 千葉』です。 あやみ ……千葉(笑)。 ──なんでそんなに千葉にウケているんですか! あやみ 千葉ってなんか、すごいイメージないですか? 千葉出身の友達が、よくナンパされた話とか、エッチの話とかしているから、常に女の子がエッチしているイメージがあるんですよ。 ──偏見です! 千葉のファン減りますよ。 あやみ ごめんなさい~。 ──では、早速ビデオを見てもらいましょう。この作品には、6人の女の子が登場しています。 あやみ 普通にかわいい子たちですよね。みんな、どこでこんなエロいこと学ぶんだろ……。あっ、一番初めに収録されているかなこちゃんはパイパンですよ! パイパンだとモザイク越しでも入ってるのがよくわかりますね~。 ──旬果ちゃんは、パイパンは経験ある? あやみ したことないんですよ。作品でオファーがあれば全然やります。っていうか、むしろやってみたい!! だって、毛が邪魔しないんですよ! 絶対に気持ちいいじゃないですか! ──プレステージさん、ぜひ旬果ちゃんの次回作はパイパンでお願いします! あやみ えー、最後は口に出されちゃってる! 抵抗なしに口を開けるなんて……。プライベートで口元に出されそうになったら、私だったらよけちゃいます(笑)。
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──素人時代に3Pも経験しているのに……。 あやみ その時は、ゴム中でフィニッシュでしたから! だって、当時は顔射っていう言葉も知らなかったんですよ。 ──ところで旬果ちゃんも、『あやみ旬果 ナンパ待ちドキュメント』なる作品をリリースしていますね。 あやみ 新宿の街に立ちながらナンパ待ちをするという企画だったんですが、スタッフの人と無線をしながら立っていたので、独り言を言っている不審者に思われたんじゃないかな(笑)。ナンパされる感想としては、かしこまった人よりも、ノリが軽い人とか慣れてそうな人のほうが、うっかりついて行っちゃいそうになる。お仕事を始めてからはナンパについていくことはありませんが、もし、そういう人がプライベートでナンパしてきたら、一緒に遊んじゃうかも……。 ──また3Pにならないように、気をつけてください! ☆当連載で紹介した作品も含め、プレステージ作品を見放題で楽しむなら業界最安値級の「ゲオトナ」が断然オススメ! ゲオトナ「プレステージ見放題」 ・「プレステージ」の人気作品が600タイトル超も見放題!(※11月上旬現在) ・毎週20本ペースで更新するので、いつ訪れても新鮮! ・ゲオチャンネルで配信された作品も随時アーカイブされるので、もう一度見たい方や、見逃した方でも安心! 【期間限定! 32%OFFキャンペーン実施中】 ※通常1,371円(税別)/月のところ、今なら「926円(税別)/月」の超特価でお楽しみいただけます。もちろん、あやみ旬果ちゃんの作品も大量に取り揃えてあるので今すぐチェック! ☆プレステージ以外にも、映画やアニメなども見放題で楽しみたい方は「ゲオチャンネル」で決まり! ●ゲオチャンネル ・絶対的美少女メーカー「プレステージ」の人気50作品ほか、ハリウッド映画やアニメ、音楽ライブなど、80,000タイトル超が月額590円(税別)で見放題! ・プレステージ作品は毎週10タイトルずつ、一般作も毎月200タイトル以上更新するからいつ訪れても新鮮! 【まずは無料お試しを!】 ゲオチャンネルは初回14日間無料なので、まずは無料体験でその充実度を体感してみてください! ●関連リンク 〈ゲオトナ〉&〈ゲオチャンネル〉プレステージ激オシ企画 あやみ旬果が「食ザー」に興味津々……AV女優によるAVレビュー連載始動! 「フェラも上手くできなかった……」あやみ旬果がデビュー時代を振り返る! 「SOD VS PRESTIGEキャンペーン」 あのカンパニー松尾も暴発……白石茉莉奈がオススメするカゲキなSOD作品! 常に全力投球でセックス! 絶対的美少女・長谷川るい、プレステージ作品の魅力を語りつくす!!

僕らが『この世界の片隅に』を「名作」と呼ぶわけ

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『この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック』(双葉社)
“サイケデリックでカルトでポップ”なロックバンド、「オワリカラ」のボーカル・タカハシヒョウリが、いま気になるカルチャーを取り上げる、月1連載。  公開前日まで映画の存在も知らなかった、原作も読んだことがなかった人間による、ネタバレなしの長文です。  そうです、まず正直に言うと、僕はこの映画の存在を公開前日まで知らなかった。 『この世界の片隅に』はクラウドファンディングで製作費を集めて作られた、ある意味「インディーズ映画」に当たるもので、公開館数も多くはなく、大作映画のような大宣伝も行われていない。  もちろん、さまざまなイベントやネットでの企画を通して精力的にプロモーションしていることは後に知ったが、本当、申し訳ないことに僕はそれほどアンテナの高い人間ではなく、映画の情報が目に入ることはなかった。  公開の前日にサイゾー編集部から、この映画を見てみないか、という提案をもらったときに初めて存在を知った。  その時に「見てみたいけど、文章を書けるかはわからないです」と答えた。もう一度正直に言って、原作も読んだことがなかった。  それで、HPを見たり、広告に躍る「主演声優は、のん!」の文字を見た時には、極端な反戦メッセージ映画、お涙ちょうだいの恋愛ものなどがぐるぐると脳内でイメージされ、どんどん書ける自信がなくなっていった(今となっては、土下座します)。  僕は本業ミュージシャンで、こうしてコラム的な文章を書く機会をもらっているのですが、いわゆる「評論家」的な存在とは程遠いと思っている。そこには明白に線引きが存在していて、自分の中のはっきりしたルールじみたものもある。  つまり、どんなものについての文章でも、人に読んでもらう価値のある作品に仕立てられる「技術」と「経験」を培ってきた人がプロです。僕にはそれが明白に足りないでしょう。  それでも、僕みたいな人間がみんなに読んでもらおうと文章を書くなら、これはもう「0か100について書く」しかない。それは、日々生きている中で出会った「本当に書きたい」という熱が湧くものについて、「本当に書く」ということです。 『この世界の片隅に』についてのコラムの最初にこんなことを書いているのは、ひたすら自分語りがしたいわけではなく(したいけど)、せめてそれくらいの熱で書いてみたいと思う「徹底的な」映画だったから。  莫大な宣伝費をかけた「大作」でないなら、こういうものを僕らは「力作」と呼ぶんだろう。  そして、これを「名作」と呼んでいくんだろうと思う。  この作品は、こうの史代さんによる原作マンガの映画化だ。昭和の初め、太平洋戦争、「すず」という1人の少女~女性の、広島・呉での生活を通して、その風景に迫り来る暴力=戦争の時代をも描いていく。 「戦争を題材としております!」とかいうと、暗くて重く、反戦メッセージが前面に出た作風か、または「ねぇ、そもそもこれ、本当に戦争を題材にした意味ある?」という単なるお涙ちょうだいか、そのどちらか(または、そのどちらも)を想像したくなるけど、『この世界の片隅に』は、もちろんそのどちらでもない。なんだかすごく不思議な、手触りの戦争マンガだ。  作品の中心にあるのは、等身大の「生活」であり、「愛情」。すずという1人の、歴史の上では名もなき女性の、「なんやしらんが、つられておかしうなって」くる生活が描かれる。  たとえば戦時中の食糧難を、とっても愉快なお料理マンガ風に描いちゃうあたりとか、絶対ほかの人には描けない、ある意味ものすごい剛胆だと思います、こうの先生。  しかし、このマンガの持つスーパーなところはそれだけでない。やわらかく、表情豊かな筆致で目の前の暮らしの細部を描けば描くだけ、その背景にある、硬質で無機質な暴力と時代の理不尽な影が描き出されていくのだ。  僕らは予備知識として、1945年の8月6日と9日に何があり、8月15日に何があったのかを知っている。  目の前の面白おかしいやりとりの裏側で、“時限カウンター”が確実に少しずつ進んでいることを、意識せずにはいられない。  そしてそれが実際に襲いかかり、その影が描ききられた後には、その向こうの希望すら感じさせるのだ。  また、作画はとんでもない職人技で、原作の豊かな筆致そのままのキャラクターたちが、アニメならではのリアルな昭和初期広島の風景の中に違和感なく描き出されていく。 「原作の再現度がすごい」というだけなら、原作ファンにとって至福のプレゼントで良かったネ、ということになるが、このアニメは原作の世界をさらに大きく拡張することに成功していると思う。  その要因は2つある。  1つは片渕須直監督の「徹底的な考証と、冷酷な演出」、そしてもう1つはキャラクターたちがアニメ化という儀式で手に入れた「声の力」だ。  原作とアニメで僕が決定的に印象が違うと感じたのは、アニメにおいて神のような「記録する視点」が登場したことで、作品全体に「冷酷な客観性」が際立っている点だ。  たとえば片渕監督が長い年月をかけ調べ尽くし、こだわり抜いたという兵器に対する描写が、原作においては「抽象的であるがゆえの迫力」をまとっていた「戦争」という恐怖に、さらなる肉体的なリアリティを与えている。  主人公のすずは、絵を描くのが好きだ。そのすずの目を通して見る世界を「絵画のように切り取った」シーンが原作にいくつか出てくる。これらのシーンは後々の展開も含めて、とても重要で、原作のキモになっている素晴らしいシーンなのだが、ある意味で主観的で、受け手の想像力にも委ねられた「余白」のようにやわらかだ。  これに象徴されるように、こうのさんの原作には、読む者が入り込めるような優しい曖昧さが常に存在する。  そしてこれは、いわゆる「日常系マンガ」の大部分がそうであるように、バイブレーションの合う人にとっては心地よい余白でありながら、それ以外の人にはチューニングが必要な「別チャンネル」になっている。  しかし、時間軸を持つアニメでは、この原作のやわらかく抽象的な手触りの、「その前」と「その後」を俯瞰的に描いている(時間といえば、先述の時限カウンターも、「時間の流れ」がある映画のほうがはるかに冷酷に、容赦なく時を刻んでいくように感じた)。  ここに、この映画の無敵の布陣が出来上がる。  ……いや、待てよ。  普通に考えれば、「徹底的で偏執的なリアル演出」というのは、よくある監督の独りよがり、アニメにおいて異物になってしまうんじゃないの……?  いや、しかし大丈夫なのだ。 『この世界の片隅に』では、大丈夫なのだ。  なぜなら、原作でも、やっぱり「生活」や「仕草」や「時代」に対する描写は、「徹底的」だからだ。細部を描き込むことで、全体を表出していく――というベクトルが原作もアニメも一致しているので、違和感なく2つのリアリティが同居、むしろ相乗効果を生んでいる。  僕が一番好きなのは、冒頭のシーンだ。  これ、開始1分くらいなのでネタバレじゃないと思うが、まだ幼いすずが海苔の入った包みを背負うところ。この時に、すずがちょっと変わった背負い方をする。身体の半分くらいもある包みを背負うためには、普通に持ち上げて背負ってはバランスを崩してしまう。  そこで、すずは荷物を壁に押し付けて、そこに背中を合わせてこれを背負う。  本当になにげないシーンなのだが、この時に「この映画、いいなー!」と思った。もし小さな身体の自分がこんなに大きな荷物を背負うなら、確かにこうするよな! という「身近さ」で、あっという間に「すず」という人が、確かにこの時代、広島に息づいていたように感じさせてくれる。  これは原作にもあるシーンなのだが、それをすごく自然に丁寧にアニメーション化し、見ている人を作品の世界にすっと連れて行ってくれる。  このシーンだけでも、類いまれなほど幸福なアニメ映画が始まったとわかるよ。  そして、この冒頭でもう1つ驚かされるのが、すず役の声優を担当したのんさんの声。  純粋さと、素朴さと、たくましさ……いま思えば、すずの全部が声の中に色づいている。言ってしまえば、声がすずの物語を語っているような。 「あぁ、そうなんだ。すずさんっていう人、そこにいるんだ」と思ってしまう。  ここばっかりは、ぜひ劇場で見て聞いてほしい。  のんさんだけでなく、潘めぐみさんらプロ声優の演技も素晴らしく(ちなみに、11歳の稲葉菜月さんの「なんやしらんが、つられておかしうなってきた」の言い方が最高)、作品に引き込み、その時々を必死に生きるキャラクターたちの声と、声にならない想いも、伝えてくれる。  豊かな原作、徹底的な演出、完璧な配役、これらが混然となったアニメ映画が理想だ理想だと言いながら、僕らは実際にそんな映画を人生で何本見ることができるだろうか?  今、それができるんだ。  というわけで、長々と書いてきたが、原作ファンや、絵柄やのんさんの主演に惹かれた人は、もうこの映画を見ているか、見に行こうと決めてるはずだ。  そこで僕としては、自分に似た「この映画、ちょっとどうなの」「あんまり褒められてて、ちょっと……」「クラウドファンディングで低予算なんでしょ」と勘繰ってる、理屈っぽい、「『シン・ゴジラ』について議論するの大好き」的な頭でっかち系の諸兄に対して、この文章を書いてみた。  何より「知らなかった」、近くでやってなくて「行かなかった」で、この作品に触れなかった人を1人でも減らせたらうれしく思います。  あと、僕はこの映画の根底にあるのは、やっぱり怒りだと思います。 takahashi1017.jpg ●タカハシ・ヒョウリ “サイケデリックでカルトでポップ”なロックバンド、オワリカラのボーカル。たまにブログでつづる文章にも定評あり。好きなものは謎、ロック、歌謡、特撮、漫画、映画、蕎麦。 HP:http://www.owarikara.com/ ブログ:http://hyouri-t.jugem.jp/ Twitter:https://twitter.com/TakahashiHyouri?ref_src=twsrc%5Etfw

僕らが『この世界の片隅に』を「名作」と呼ぶわけ

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『この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック』(双葉社)
“サイケデリックでカルトでポップ”なロックバンド、「オワリカラ」のボーカル・タカハシヒョウリが、いま気になるカルチャーを取り上げる、月1連載。  公開前日まで映画の存在も知らなかった、原作も読んだことがなかった人間による、ネタバレなしの長文です。  そうです、まず正直に言うと、僕はこの映画の存在を公開前日まで知らなかった。 『この世界の片隅に』はクラウドファンディングで製作費を集めて作られた、ある意味「インディーズ映画」に当たるもので、公開館数も多くはなく、大作映画のような大宣伝も行われていない。  もちろん映画製作サイドが、さまざまなイベントやネットでの企画を通して精力的にプロモーションしていることは後に知ったが、本当、申し訳ないことに僕はそれほどアンテナの高い人間ではなく、映画の情報が目に入ることはなかった。  公開の前日にサイゾー編集部から、この映画を見てみないか、という提案をもらったときに初めて存在を知った。  その時に「見てみたいけど、文章を書けるかはわからないです」と答えた。もう一度正直に言って、原作も読んだことがなかった。  それで、HPを見たり、広告に躍る「主演声優は、のん!」の文字を見た時には、極端な反戦メッセージ映画、お涙ちょうだいの恋愛ものなどがぐるぐると脳内でイメージされ、どんどん書ける自信がなくなっていった(今となっては、土下座します)。  僕は本業ミュージシャンで、こうしてコラム的な文章を書く機会をもらっているのですが、いわゆる「評論家」的な存在とは程遠いと思っている。そこには明白に線引きが存在していて、自分の中のはっきりしたルールじみたものもある。  つまり、どんなものについての文章でも、人に読んでもらう価値のある作品に仕立てられる「技術」と「経験」を培ってきた人がプロです。僕にはそれが明白に足りないでしょう。  それでも、僕みたいな人間がみんなに読んでもらおうと文章を書くなら、これはもう「0か100について書く」しかない。それは、日々生きている中で出会った「本当に書きたい」という熱が湧くものについて、「本当に書く」ということです。 『この世界の片隅に』についてのコラムの最初にこんなことを書いているのは、ひたすら自分語りがしたいわけではなく(したいけど)、せめてそれくらいの熱で書いてみたいと思う「徹底的な」映画だったから。  莫大な宣伝費をかけた「大作」でないなら、こういうものを僕らは「力作」と呼ぶんだろう。  そして、これを「名作」と呼んでいくだろうと思う。  この作品は、こうの史代さんによる原作マンガの映画化だ。昭和の初め、太平洋戦争、「すず」という1人の少女~女性の、広島・呉での生活を通して、その風景に迫り来る暴力=戦争の時代をも描いていく。 「戦争を題材としております!」とか言うと、暗くて重く、反戦メッセージが前面に出た作風か、または「ねぇ、そもそもこれ、本当に戦争を題材にした意味ある?」という単なるお涙ちょうだいか、そのどちらか(または、そのどちらも)を想像したくなるけど、『この世界の片隅に』は、もちろんそのどちらでもない、なんだかすごく不思議な、手触りの戦争マンガだ。  作品の中心にあるのは、等身大の「生活」であり、「愛情」。すずという1人の、歴史の上では名もなき女性の、「なんやしらんがつられておかしうなって」くる生活が描かれる。  たとえば戦時中の食糧難を、とっても愉快なお料理マンガ風に描いちゃうあたりとか、絶対ほかの人には描けない、ある意味ものすごい剛胆だと思います、こうの先生。  しかし、このマンガの持つスーパーなところはそれだけでなく、目の前の暮らしの細部を描けば描くだけ、その背景にある暴力の理不尽さが描き出されていくことだ。  僕らは予備知識として、1945年の8月6日と9日に何があり、8月15日に何があったのかを知っている。  目の前の面白おかしいやりとりの裏側で、“時限カウンター”が確実に少しずつ進んでいることを、僕らは意識せずにはいられない。  そしてそれが実際に襲いかかり、その影が描ききられた後には、その向こうの希望すら感じさせるのだ。  また、作画がとんでもない職人技で、原作の豊かな筆致そのままのキャラクターたちが、アニメならではのリアルな昭和初期広島の風景の中に違和感なく描き出されていく。 「原作の再現度がすごい」というだけなら、原作ファンにとって至福のプレゼントで良かったネ、ということになるが、このアニメは原作の世界をさらに大きく拡張することに成功していると思う。  その要因は2つある。  1つは片渕須直監督の「徹底的な考証と、冷酷な演出」、そしてもう1つはキャラクターたちがアニメ化という儀式で手に入れた「声の力」だ。  原作とアニメで僕が決定的に印象が違うと感じたのは、アニメにおいて神のような「記録する視点」が登場したことで、作品全体に「冷酷な客観性」が際立っている点だ。  たとえば片渕監督が長い年月をかけ調べ尽くし、こだわり抜いたという兵器に対するリアルな描写が、原作においては「抽象的であるがゆえの迫力」をまとっていた「戦争」という恐怖に、さらなる肉体的なリアリティを与えている。  主人公のすずは、絵を描くのが好きだ。そのすずの目を通して見る世界を「絵画のように切り取った」シーンが原作にいくつか出てくる。これらのシーンは後々の展開も含めて、とても重要で、原作のキモになっている素晴らしいシーンなのだが、ある意味で主観的で、受け手の想像力にも委ねられた「余白」のようにやわらかだ。  これに象徴されるように、こうのさんの原作には、読む者が入り込めるような優しい曖昧さが常に存在する。  そしてこれは、いわゆる「日常系マンガ」の大部分がそうであるように、バイブレーションの合う人にとっては心地よい余白でありながら、それ以外の人にはチューニングが必要な「別チャンネル」になっている。  しかし、時間軸を持つアニメでは、この原作のやわらかく抽象的な手触りの、「その前」と「その後」を俯瞰的に描いている(時間といえば、先述の時限カウンターも、「時間の流れ」がある映画のほうがはるかに冷酷に、容赦なく時を刻んでいくように感じた)。  ここに、この映画の無敵の布陣が出来上がる。  いや、待てよ。  普通に考えれば、「徹底的で偏執的なリアル演出」というのはよくある監督の独りよがり、アニメにおいて異物になってしまうんじゃないの……?  いや、しかし大丈夫なのだ。 『この世界の片隅に』では。大丈夫なのだ。  なぜなら、原作でも、やっぱり「生活」や「仕草」や「時代」に対する描写は、「徹底的」だからだ。細部を描き込むことで、全体を表出していく――というベクトルが原作もアニメも一致しているので、違和感なく2つのリアリティが同居、むしろ相乗効果を生んでいる。  僕が一番好きななのは、冒頭のシーンだ。  これ、開始1分くらいなんでネタバレじゃないと思うが、まだ幼いすずが海苔の入った包みを背負うところ。この時に、すずがちょっと変わった背負い方をする。身体の半分くらいもある包みを背負うためには、普通に持ち上げて背負ってはバランスを崩してしまう。  そこで、幼いすずは荷物を壁に押し付けて、そこに背中を合わせてこれを背負う。  本当に小さなシーンなのだが、この時に「この映画、いいなー!」と思った。もし小さな身体の自分がこんなに大きな荷物を背負うなら、確かにこうするよな! という「身近さ」で、あっという間に「すず」という人が、確かにこの時代、広島に息づいていたように感じさせてくれる。  これは原作にもあるシーンなのだが、それをすごく自然に丁寧に演出したアニメーションが、見ている人を作品の世界にすっと連れて行ってくれる。  このシーンだけでも、類いまれなほど幸福なアニメ映画が始まったとわかるよ。  そして、この冒頭でもう1つ驚かされるのが、すず役の声優を担当したのんさんの声。  純粋さと、素朴さと、普通さと、たくましさ……いま思えば、すずの全部が声の中に色づいている。言ってしまえば、声がすずの物語自体を語っているような。 「あぁ、そうなんだ。すずさんっていう人、そこにいるんだ」と思ってしまう。  ここばっかりは、ぜひ劇場で見て聞いてほしい。  のんさんだけでなく、潘めぐみさんらプロ声優の演技も素晴らしく(ちなみに11歳の稲葉菜月さんの「なんやしらんがつられておかしうなってきた」の言い方が最高)、作品に引き込み、その時々を必死に生きるキャラクターたちの声と、声にならない想いも、伝えてくれる。  豊かな原作、徹底的な演出、完璧な配役、これらが混然となったアニメ映画が理想だ理想だと言いながら、僕らは実際にそんな映画を人生で何本見ることができるだろうか?  今、それができるんだ。  というわけで、長々と書いてきたが、原作ファンや、絵柄やのんさんの主演に惹かれた人は、もうこの映画を見ているか、見に行こうと決めてるはずだ。 そこで僕としては、自分に似た「この映画、ちょっとどうなの」「あんまり褒められてて、ちょっと……」「クラウドファンディングで低予算なんでしょ」と勘繰ってる、理屈っぽい、「『シン・ゴジラ』について議論するの大好き」的な頭でっかち系の諸兄に対して、この文章を書いてみた。  何より「知らなかった」、近くでやってなくて「行かなかった」で、この作品に触れなかった人を1人でも減らせたらうれしく思います。  あと、僕はこの映画の根底にあるのは、やっぱり怒りだと思います。 takahashi1017.jpg ●タカハシ・ヒョウリ “サイケデリックでカルトでポップ”なロックバンド、オワリカラのボーカル。たまにブログでつづる文章にも定評あり。好きなものは謎、ロック、歌謡、特撮、漫画、映画、蕎麦。 HP:http://www.owarikara.com/ ブログ:http://hyouri-t.jugem.jp/ Twitter:https://twitter.com/TakahashiHyouri?ref_src=twsrc%5Etfw

「山谷でしか出会えない“顔”があった」青空写真館が収めた“最後の山谷”の男たち

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(c)多田裕美子
「山谷」という街の意味は、2000年代以降、大きく変わった。  かつては、日雇い労働者の街であり、暴動も発生するような危険な街であった山谷。しかし、00年代以降、労働者の勢いはすっかり影を潜め、今では外国人バックパッカーも集う、静かでおとなしい街へと変貌を遂げている。  そんな山谷の街で、1999年から01年まで、100人以上の男たちを撮影した写真家・多田裕美子のフォトエッセイ『山谷 ヤマの男』(筑摩書房)には、“最後の山谷”の姿が写真と文章で収められている。青空写真館で撮影された山谷に生きる男たちの姿は野性味にあふれ、凛々しく、時にユーモラスであり、まさに山谷でしか見ることのできない顔つき。写真展で発表されたことはあったものの、15年間、多田の元に眠っていたこれらの写真は、4年前、編集者・都築響一氏に見せたことがきっかけで息を吹き返し、やっと刊行へとこぎ着けた。  いったい、かつての山谷の男たちの姿から、何が見えてくるのだろうか? そして、今では外国人や福祉の街に変貌を遂げた山谷とは、いったいどんな街なのか? 多田に訊いた。 *** ――『山谷 ヤマの男』には、99年から2年間にわたって撮影された山谷の人々の写真とエピソードをつづったエッセーが記されています。そもそも、なぜ、山谷を撮影しようと思ったのでしょうか? 多田裕美子(以下、多田) 私の両親は、72年から01年まで「丸善食堂」というお店を山谷で営んでいました。山谷の労働者たちが毎日通うような酒場ですね。そんな関係もあって、カメラを始めた20代前半の頃に、面白半分でお店に来る人々を撮影していたところ、ある日「撮るんじゃねえ」と、お客さんからコップを投げられてしまった。それで、「山谷は簡単に撮れるものではない」と気づいたんです。だから、いろいろな人から作品として山谷を撮影することを勧められましたが、どうしても乗り気にはなれなかった。しかし、ある時店を手伝っていたら、飲んでいるお客さんの姿がほかの街とは違うことに気づきました。山谷の人々は、過去を語らないし、聞きたがらない、愚痴もこぼさないんです。 ――山谷には、過去にさまざまな事情がある人も少なくない。だからこそ、酒場の雰囲気も独特なんですね。 多田 そんな彼らの姿に魅力を感じて、再びレンズを向けることを決心しました。しかし、山谷といっても、私が知っているのは丸善食堂の中だけ。父にも「甘い!」と反対されて、初めて店を出て、ロケハンを始めたんです。そこで見つけたのが玉姫公園。ここしかないと。背景幕を持っていき、毎週末、ポートレート撮影を始めました。 ――玉姫公園といえば、山谷夏祭りや朝市「ドロボー市」などが開催される、山谷を代表する場所です。そんな場所で撮影を行うにあたって、恐怖心はなかったのでしょうか? 多田 もちろん怖さもありましたが、自分が思い描いていたイメージを実現できる喜びのほうが大きかったですね。公園の周囲に張り紙をしてモデルを募集したところ、初日から7人も来てくれました。
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(c)多田裕美子
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(c)多田裕美子
――2年間で、どれくらいの人々を撮影したんですか? 多田 延べ140人ほどですね。初日に知り合ったおじさんが用心棒になってくれて心強かったんですが、公園にも派閥があるから、このおじさんと仲良くしていると撮れない人もいる。だから、こちらから近づいて花札をしたり、お酒を飲んで仲良くなりながら、撮影することもありました。それに、いい被写体に巡り合うと、どうしても写真を撮りたくなってしまうんです。 ――「いい被写体」とは? 多田 ほかの街にはいない、その人らしさがにじみ出ている顔つきですね。山谷には、山谷でしかお目にかかれない“顔”というのがあるんです。そして彼らは、少ない荷物の中から一番いいものを着て、被写体になってくれる。撮影の際には、ポーズをお願いするのではなく、彼らの持っている存在感がにじみ出るようにこだわりました。 ――表紙に起用されているリンさんをはじめ、圧倒的な存在感ですね(笑)。 多田 実は最近、知人が偶然、リンさんを見つけてこの本の表紙と並べて撮った写真を送ってきてくれたんですが、いい具合に年を重ねていました(笑)。リンさんもそうですが、山谷は、基本的に我が強く、組織では生きられない人ばかり。だから、撮った写真を並べると、個性の強い顔ばかり。今の社会では、個性を出すのではなく、スマートに生きることが良しとされていますが、山谷には個性がムンムンな人々ばかりですね(笑)。 ――確かに。当時の山谷の姿を垣間見ているようです。 多田 実は、写真を撮っているときは「山谷」を消したかったんです。被写体の顔だけ撮れば、にじみ出てくるものがあるだろうって。でも、本にするにあたって、当時の「山谷」という街を残したいという気持ちになったんです。 ――そんな男たちを通じて、山谷とはどのような街だと感じましたか? 多田 ほかにはない、“情”がある街だと思います。居酒屋でも互いの過去に触れないように、関係性はベタベタしていません。けれども、みんな同じような境遇で、20年も30年も山谷にいる人も少なくない。出稼ぎで来て、帰れなくなってしまった人たちです。だからこそ、すごく人懐っこくて、他人に優しくすることができるんです。お金がなくても、誰かのところで飲むことができるし、逆にお金があれば誰かを飲ませる。不思議なコミュティですよね。みんな末っ子気質で、なぜか7番目という人が本当に多いんですよ。
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――多田さんが山谷の街を撮影してから、15年がたちました。現在、山谷はどのような環境にあるのでしょうか? 多田 いまだにドヤは多いのですが、日雇い仕事も少なくなり、求人は激減。閉鎖してしまったドヤも、少なくありません。高齢化し、働きに出ることができない労働者は、生活保護を受給しながらドヤで暮らしているんです。およそ8割の宿泊者は、生活保護をもらいながら暮らしているのではないでしょうか。 ――そんなに多いんですか? 多田 しかし、行政の関係者に話を聞いたところ、昔から山谷の人々は生活保護を受けたがらないそうです。「国の世話にはなりたくない」というプライドがある。だから、仕事もなくなり、路上生活になり、心身ボロボロになって初めて受給する人が多い。その一方で、そんな状況でも受給せず、路上生活を続ける人もいます ――働けなくなっても「労働者」というプライドが、生活保護の受給をためらわせる。 多田 今は福祉やボランティアの方たちが山谷を支えていて、労働者の街から福祉の街に変わりつつあります。孤独な独居老人が多く住む街としての報道も多いですよね。ただ、彼らも、かつては屈強な労働者だった。この本では、そんな男たちが粋がっている姿を残したかったんです。 ――では、もし多田さんが、現在の山谷を撮るとしたら何を撮影すると思いますか? 多田 今の山谷の何を撮りたいかは明確には答えられませんが、今の山谷に託したいことはあります。最近は、かつての労働者以外に、生きづらさを抱え、身寄りもなく、ひとりで生きられない人々が福祉施設で暮らしています。山谷には昔から、社会で生きづらさを抱えた人々を受け入れる土壌があるというか、人へのまなざしがやさしいんですね。近年は安宿のおかげで、外国人観光客も増えてきています。時代の変化を受け入れつつ、これからも他者にやさしい街であり続けてほしいです。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

「山谷でしか出会えない“顔”があった」青空写真館が収めた“最後の山谷”の男たち

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「山谷」という街の意味は、2000年代以降、大きく変わった。  かつては、日雇い労働者の街であり、暴動も発生するような危険な街であった山谷。しかし、00年代以降、労働者の勢いはすっかり影を潜め、今では外国人バックパッカーも集う、静かでおとなしい街へと変貌を遂げている。  そんな山谷の街で、1999年から01年まで、100人以上の男たちを撮影した写真家・多田裕美子のフォトエッセイ『山谷 ヤマの男』(筑摩書房)には、“最後の山谷”の姿が写真と文章で収められている。青空写真館で撮影された山谷に生きる男たちの姿は野性味にあふれ、凛々しく、時にユーモラスであり、まさに山谷でしか見ることのできない顔つき。写真展で発表されたことはあったものの、15年間、多田の元に眠っていたこれらの写真は、4年前、編集者・都築響一氏に見せたことがきっかけで息を吹き返し、やっと刊行へとこぎ着けた。  いったい、かつての山谷の男たちの姿から、何が見えてくるのだろうか? そして、今では外国人や福祉の街に変貌を遂げた山谷とは、いったいどんな街なのか? 多田に訊いた。 *** ――『山谷 ヤマの男』には、99年から2年間にわたって撮影された山谷の人々の写真とエピソードをつづったエッセーが記されています。そもそも、なぜ、山谷を撮影しようと思ったのでしょうか? 多田裕美子(以下、多田) 私の両親は、72年から01年まで「丸善食堂」というお店を山谷で営んでいました。山谷の労働者たちが毎日通うような酒場ですね。そんな関係もあって、カメラを始めた20代前半の頃に、面白半分でお店に来る人々を撮影していたところ、ある日「撮るんじゃねえ」と、お客さんからコップを投げられてしまった。それで、「山谷は簡単に撮れるものではない」と気づいたんです。だから、いろいろな人から作品として山谷を撮影することを勧められましたが、どうしても乗り気にはなれなかった。しかし、ある時店を手伝っていたら、飲んでいるお客さんの姿がほかの街とは違うことに気づきました。山谷の人々は、過去を語らないし、聞きたがらない、愚痴もこぼさないんです。 ――山谷には、過去にさまざまな事情がある人も少なくない。だからこそ、酒場の雰囲気も独特なんですね。 多田 そんな彼らの姿に魅力を感じて、再びレンズを向けることを決心しました。しかし、山谷といっても、私が知っているのは丸善食堂の中だけ。父にも「甘い!」と反対されて、初めて店を出て、ロケハンを始めたんです。そこで見つけたのが玉姫公園。ここしかないと。背景幕を持っていき、毎週末、ポートレート撮影を始めました。 ――玉姫公園といえば、山谷夏祭りや朝市「ドロボー市」などが開催される、山谷を代表する場所です。そんな場所で撮影を行うにあたって、恐怖心はなかったのでしょうか? 多田 もちろん怖さもありましたが、自分が思い描いていたイメージを実現できる喜びのほうが大きかったですね。公園の周囲に張り紙をしてモデルを募集したところ、初日から7人も来てくれました。
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――2年間で、どれくらいの人々を撮影したんですか? 多田 延べ140人ほどですね。初日に知り合ったおじさんが用心棒になってくれて心強かったんですが、公園にも派閥があるから、このおじさんと仲良くしていると撮れない人もいる。だから、こちらから近づいて花札をしたり、お酒を飲んで仲良くなりながら、撮影することもありました。それに、いい被写体に巡り合うと、どうしても写真を撮りたくなってしまうんです。 ――「いい被写体」とは? 多田 ほかの街にはいない、その人らしさがにじみ出ている顔つきですね。山谷には、山谷でしかお目にかかれない“顔”というのがあるんです。そして彼らは、少ない荷物の中から一番いいものを着て、被写体になってくれる。撮影の際には、ポーズをお願いするのではなく、彼らの持っている存在感がにじみ出るようにこだわりました。 ――表紙に起用されているリンさんをはじめ、圧倒的な存在感ですね(笑)。 多田 実は最近、知人が偶然、リンさんを見つけてこの本の表紙と並べて撮った写真を送ってきてくれたんですが、いい具合に年を重ねていました(笑)。リンさんもそうですが、山谷は、基本的に我が強く、組織では生きられない人ばかり。だから、撮った写真を並べると、個性の強い顔ばかり。今の社会では、個性を出すのではなく、スマートに生きることが良しとされていますが、山谷には個性がムンムンな人々ばかりですね(笑)。 ――確かに。当時の山谷の姿を垣間見ているようです。 多田 実は、写真を撮っているときは「山谷」を消したかったんです。被写体の顔だけ撮れば、にじみ出てくるものがあるだろうって。でも、本にするにあたって、当時の「山谷」という街を残したいという気持ちになったんです。 ――そんな男たちを通じて、山谷とはどのような街だと感じましたか? 多田 ほかにはない、“情”がある街だと思います。居酒屋でも互いの過去に触れないように、関係性はベタベタしていません。けれども、みんな同じような境遇で、20年も30年も山谷にいる人も少なくない。出稼ぎで来て、帰れなくなってしまった人たちです。だからこそ、すごく人懐っこくて、他人に優しくすることができるんです。お金がなくても、誰かのところで飲むことができるし、逆にお金があれば誰かを飲ませる。不思議なコミュティですよね。みんな末っ子気質で、なぜか7番目という人が本当に多いんですよ。
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――多田さんが山谷の街を撮影してから、15年がたちました。現在、山谷はどのような環境にあるのでしょうか? 多田 いまだにドヤは多いのですが、日雇い仕事も少なくなり、求人は激減。閉鎖してしまったドヤも、少なくありません。高齢化し、働きに出ることができない労働者は、生活保護を受給しながらドヤで暮らしているんです。およそ8割の宿泊者は、生活保護をもらいながら暮らしているのではないでしょうか。 ――そんなに多いんですか? 多田 しかし、行政の関係者に話を聞いたところ、昔から山谷の人々は生活保護を受けたがらないそうです。「国の世話にはなりたくない」というプライドがある。だから、仕事もなくなり、路上生活になり、心身ボロボロになって初めて受給する人が多い。その一方で、そんな状況でも受給せず、路上生活を続ける人もいます ――働けなくなっても「労働者」というプライドが、生活保護の受給をためらわせる。 多田 今は福祉やボランティアの方たちが山谷を支えていて、労働者の街から福祉の街に変わりつつあります。孤独な独居老人が多く住む街としての報道も多いですよね。ただ、彼らも、かつては屈強な労働者だった。この本では、そんな男たちが粋がっている姿を残したかったんです。 ――では、もし多田さんが、現在の山谷を撮るとしたら何を撮影すると思いますか? 多田 今の山谷の何を撮りたいかは明確には答えられませんが、今の山谷に託したいことはあります。最近は、かつての労働者以外に、生きづらさを抱え、身寄りもなく、ひとりで生きられない人々が福祉施設で暮らしています。山谷には昔から、社会で生きづらさを抱えた人々を受け入れる土壌があるというか、人へのまなざしがやさしいんですね。近年は安宿のおかげで、外国人観光客も増えてきています。時代の変化を受け入れつつ、これからも他者にやさしい街であり続けてほしいです。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])

“暴言王”トランプ氏もやっかいになること必至! 実在の政界フィクサーをモデルにした『スキャンダル』

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『スキャンダル シーズン1 コンパクト BOX』(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
 次期大統領が決定して1週間が過ぎても、いまだ騒がしいアメリカ。トランプ氏もクリントン氏も、選挙中に女性蔑視発言やら私用メール問題やらのスキャンダルが飛び出していたが、そんなトラブルの火消しを担うのが政界フィクサー。全米で根強い人気を誇る『スキャンダル』は、そのフィクサーを主人公にした政界内幕ドラマだ。  このドラマのヒロイン、オリビア・ポープは、元ブッシュ大統領(パパの方)の補佐官で、本作の制作にも名を連ねているジュディ・スミスという実在の政界フィクサーがモデルになっている。父ブッシュ政権時代は危機管理を担当し、その手腕からブッシュ大統領の任期終了後は、民間の危機管理会社を設立。大物クライアントを数多く抱え、全米どころか世界中で報道されてしまうような大スキャンダルをバリバリ処理してきた彼女がモデルとなっているだけに、オリビアの会社にも次々と大スキャンダルが舞い込んでくる。そのスキャンダルもまた、実際に起こった出来事をモチーフにしているので、どこかで聞いたことがあるような事件もしばしば。しかしそれだけなら、単にリアルな政界ドラマで終わってしまうところ。このドラマの醍醐味は、リアルな出来事をベースにしながら、リアルを超えた想像のナナメ上を行くトンデモ展開にある。  そもそもこのドラマのクリエイター、ションダ・ライムズは医療ドラマのはずの『グレイズ・アナトミー』で、患者より医師のほうが死んでるんじゃないかというくらい、たびたびディザスターをもたらしては延々とシリーズを続けているという、ジェットコースター・ドラマが超お得意の人物。この『スキャンダル』においては、扱うのがメディアをにぎわすような醜聞ばかりとあって、シーズンを重ねるほど現実以上にえげつない展開がエスカレートしていく始末。でも、それが非常にクセになる。まんまとションダの手中にハマっているのはわかっちゃいるが、どうにもやめられないのだ。  そんなドラマの登場人物は、誰も彼もがクセ者ばかり。主人公のオリビアはホワイトハウスの元広報官で現在は超やり手の政界フィクサーだが、実は大統領と元不倫関係という間柄。その元不倫相手であるフィッツジェラルド(フィッツ)大統領は、オリビアに未練タラタラ。オリビアのほうも、なぜかいつも困った顔をしながらフィッツと離れてはまたヨリを戻し、そのたびにフィッツはデレデレになったり、冷たくあしらったり、挙げ句(超大がかりな)ストーキングをしたりと、実に始末が悪い。アメリカ大統領という立場も忘れ、一体どこまで色恋にのめり込むのか、フィッツのボンクラ色ボケっぷりがシーズンを重ねるほどに際立っていく。先の大統領選挙戦中、オバマ大統領は「トランプ氏に核のボタンは渡せない」といったスピーチをしていたが、フィッツの色ボケぶりはそんな危機感すら覚えるほど。ドラマはとことんえげつなく、ドラマ的に下世話な展開を繰り広げるが、それを見れば見るほど絶大な権力を持つことになる人は慎重に選ぼうと、図らずも意識することに。 そして、この2人がメロドラマを繰り広げるたびに、周囲の人間は多大な迷惑を被るわけだが、彼らを取り囲む人たちも2人に負けず劣らずの濃いキャラぞろい。フィッツの嫁であるメリーは、夫とオリビアの関係に散々振り回された結果、夫そっちのけで自身の野心にまい進するように。もともとは、優秀な弁護士だったが、そのキャリアをあきらめ、フィッツを大統領にするために尽くしてきただけに、夫に対しては恨みつらみの塊と化していく。オリビアの恩師でもあり、大統領首席補佐官のサイラスは、ドラマ随一の腹黒キング。とにかく、フィッツジェラルド政権を守るためならあらゆる手段を講じる彼の闇は、想像以上に深い。  そして、オリビアの会社で働く面々(「スーツを着た剣闘士」を合言葉に、オリビアへの忠誠心で団結)も、元CIAのスパイだの、経歴に問題アリの弁護士だの、一見平凡そうに見えてとんでもない秘密を抱えていたりと、まっとうな人間はほとんど出てこない。オリビア自身もフィッツという弱点はあるものの、それ以外では確かにやり手。挙げ句、彼女の両親がまたかなりのトンデモ人物であり、ここにもスキャンダルの特大火種がくすぶっている。そんな腹黒すぎるキャラクターたちが、ホワイトハウスという伏魔殿で繰り広げるドラマの数々は、いつまでもダラダラと続くオリビアとフィッツの不倫話など、正直どうでもよくなるほど刺激的だ。  と思っていたが、何年もしつこく続けてきたこの不倫話が、最新シーズンではいよいよ生きてきた。政治よりも私情を優先しすぎなボンクラ大統領であるフィッツを、政界随一のやり手フィクサーであるオリビアが本気でコントロールしたらどうなるのか、その未来を的確に予測する腹黒サイラスがそこにどんな横ヤリを入れるのか、どこまでトンデモ展開がエスカレートしていくのか楽しみだ。  もっとも最初に書いたように、このドラマは現実に起こった政治事件やスキャンダルをモチーフにしている。選挙中から暴言王だったドナルド・トランプが大統領になった次シーズン、どんなエピソードが取り入れられるのかにも注目したい。 ★このドラマにハマった人におすすめ! 『ハウス・オブ・カード』 『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』 『殺人を無罪にする方法』 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin

“暴言王”トランプ氏もやっかいになること必至! 実在の政界フィクサーをモデルにした『スキャンダル』

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『スキャンダル シーズン1 コンパクト BOX』(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
 次期大統領が決定して1週間が過ぎても、いまだ騒がしいアメリカ。トランプ氏もクリントン氏も、選挙中に女性蔑視発言やら私用メール問題やらのスキャンダルが飛び出していたが、そんなトラブルの火消しを担うのが政界フィクサー。全米で根強い人気を誇る『スキャンダル』は、そのフィクサーを主人公にした政界内幕ドラマだ。  このドラマのヒロイン、オリビア・ポープは、元ブッシュ大統領(パパの方)の補佐官で、本作の制作にも名を連ねているジュディ・スミスという実在の政界フィクサーがモデルになっている。父ブッシュ政権時代は危機管理を担当し、その手腕からブッシュ大統領の任期終了後は、民間の危機管理会社を設立。大物クライアントを数多く抱え、全米どころか世界中で報道されてしまうような大スキャンダルをバリバリ処理してきた彼女がモデルとなっているだけに、オリビアの会社にも次々と大スキャンダルが舞い込んでくる。そのスキャンダルもまた、実際に起こった出来事をモチーフにしているので、どこかで聞いたことがあるような事件もしばしば。しかしそれだけなら、単にリアルな政界ドラマで終わってしまうところ。このドラマの醍醐味は、リアルな出来事をベースにしながら、リアルを超えた想像のナナメ上を行くトンデモ展開にある。  そもそもこのドラマのクリエイター、ションダ・ライムズは医療ドラマのはずの『グレイズ・アナトミー』で、患者より医師のほうが死んでるんじゃないかというくらい、たびたびディザスターをもたらしては延々とシリーズを続けているという、ジェットコースター・ドラマが超お得意の人物。この『スキャンダル』においては、扱うのがメディアをにぎわすような醜聞ばかりとあって、シーズンを重ねるほど現実以上にえげつない展開がエスカレートしていく始末。でも、それが非常にクセになる。まんまとションダの手中にハマっているのはわかっちゃいるが、どうにもやめられないのだ。  そんなドラマの登場人物は、誰も彼もがクセ者ばかり。主人公のオリビアはホワイトハウスの元広報官で現在は超やり手の政界フィクサーだが、実は大統領と元不倫関係という間柄。その元不倫相手であるフィッツジェラルド(フィッツ)大統領は、オリビアに未練タラタラ。オリビアのほうも、なぜかいつも困った顔をしながらフィッツと離れてはまたヨリを戻し、そのたびにフィッツはデレデレになったり、冷たくあしらったり、挙げ句(超大がかりな)ストーキングをしたりと、実に始末が悪い。アメリカ大統領という立場も忘れ、一体どこまで色恋にのめり込むのか、フィッツのボンクラ色ボケっぷりがシーズンを重ねるほどに際立っていく。先の大統領選挙戦中、オバマ大統領は「トランプ氏に核のボタンは渡せない」といったスピーチをしていたが、フィッツの色ボケぶりはそんな危機感すら覚えるほど。ドラマはとことんえげつなく、ドラマ的に下世話な展開を繰り広げるが、それを見れば見るほど絶大な権力を持つことになる人は慎重に選ぼうと、図らずも意識することに。 そして、この2人がメロドラマを繰り広げるたびに、周囲の人間は多大な迷惑を被るわけだが、彼らを取り囲む人たちも2人に負けず劣らずの濃いキャラぞろい。フィッツの嫁であるメリーは、夫とオリビアの関係に散々振り回された結果、夫そっちのけで自身の野心にまい進するように。もともとは、優秀な弁護士だったが、そのキャリアをあきらめ、フィッツを大統領にするために尽くしてきただけに、夫に対しては恨みつらみの塊と化していく。オリビアの恩師でもあり、大統領首席補佐官のサイラスは、ドラマ随一の腹黒キング。とにかく、フィッツジェラルド政権を守るためならあらゆる手段を講じる彼の闇は、想像以上に深い。  そして、オリビアの会社で働く面々(「スーツを着た剣闘士」を合言葉に、オリビアへの忠誠心で団結)も、元CIAのスパイだの、経歴に問題アリの弁護士だの、一見平凡そうに見えてとんでもない秘密を抱えていたりと、まっとうな人間はほとんど出てこない。オリビア自身もフィッツという弱点はあるものの、それ以外では確かにやり手。挙げ句、彼女の両親がまたかなりのトンデモ人物であり、ここにもスキャンダルの特大火種がくすぶっている。そんな腹黒すぎるキャラクターたちが、ホワイトハウスという伏魔殿で繰り広げるドラマの数々は、いつまでもダラダラと続くオリビアとフィッツの不倫話など、正直どうでもよくなるほど刺激的だ。  と思っていたが、何年もしつこく続けてきたこの不倫話が、最新シーズンではいよいよ生きてきた。政治よりも私情を優先しすぎなボンクラ大統領であるフィッツを、政界随一のやり手フィクサーであるオリビアが本気でコントロールしたらどうなるのか、その未来を的確に予測する腹黒サイラスがそこにどんな横ヤリを入れるのか、どこまでトンデモ展開がエスカレートしていくのか楽しみだ。  もっとも最初に書いたように、このドラマは現実に起こった政治事件やスキャンダルをモチーフにしている。選挙中から暴言王だったドナルド・トランプが大統領になった次シーズン、どんなエピソードが取り入れられるのかにも注目したい。 ★このドラマにハマった人におすすめ! 『ハウス・オブ・カード』 『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』 『殺人を無罪にする方法』 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin