アメリカ大統領選挙が終わって、はや1カ月。相も変わらずトランプ氏は世論をにぎわせ、一体アメリカはどうなっちゃうんだ!? と、世界中がハラハラしながら見守っている。個人的には、トランプ氏といえば、リアリティ番組で「お前はクビだ!」と言っていた時代の印象が強いせいで、いまだに次期大統領というのがピンとこないが、彼が歴史にどのような形で名を残すのか、悪名か、それとも意外にも名声を得るのか興味深いところではある。いずれにしても、間違いなくドラマ化なり、映画化なりされるでしょう。オバマさんも、もう映画が作られてるしね。それも歴史に名を残すひとつの形だ。 今回、なぜ歴史、歴史と繰り返しているかといえば、Netflixで配信中の『ザ・クラウン』にガツンとやられたからだ。歴史ドラマの題材として、今も昔も愛されているのが英国王室。長い歴史の中で英国王室にはエンタメにうってつけの逸材がゴロゴロ存在し、ドラマにおいても映画においても、秀逸な作品が多い。とはいえ、舞台は現在の自分たちとはかけ離れた時代のものであり、生活も文化もファッションも別物。だからこそ、歴史ドラマには一種のファンタジー性があり、どこかで一定の距離を保ったまま、その世界を見ることができる。しかし『ザ・クラウン』の主人公は、いまだ現役バリバリ、現在世界第1位の長期在位君主であるエリザベス女王なのだ。実在していても、感覚的には架空の人物と変わらない従来の歴史ドラマとは違い、今もその歴史を生きている人物が主人公になるだけで、これまでとは違った深みが生まれてくるのだ。もちろん、現在の英国王室について描かれた映画は過去に何作も製作されているが、ドラマという1シーズンで少なくとも10話は費やすものと比べると、インパクトはまるきり違う。 物語が始まるのは彼女が女王になる前の1947年からなので、時代物といっても近代史となるわけだが、シーズン1では25歳の若さで女王となった彼女が、その重責と人間らしさの狭間で葛藤し、苦悩しながらも女王としての道を歩み始める姿が描かれる。今でこそ堂々たる女王ぶりで、開かれた王室を築き上げた彼女だが、25歳の新米女王であるエリザベスは、今のイメージとはまったく違う。内閣の重鎮たちに翻弄され、自分の考えを貫くこともできない。開かれた王室への道はまだまだ険しく、家族と内閣の板挟みとなる彼女の姿は、中間管理職の悲哀にも通じて妙に親近感が湧いてくる。それはほかの人物にもいえることで、例えば彼女の夫フィリップ殿下は、トランプ氏もビックリな、なかなかの失言王ぶりで知られるのだが、そうした発言の背景にはこういった感情があったのかも……と思わされるくらい、登場人物の人間くさい描写がリアルなのだ。 そしてこの頃、英国王室にとってエドワード8世がどれほど大きな禍根を残したのかというのも想像以上だった。エドワード8世ことウィンザー侯爵といえば、離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリス・シンプソンとの恋路を貫くために、玉座を捨てた人物。世に言う「王冠を懸けた恋」で知られる人物だ。しかし、『ザ・クラウン』での彼は、完全にヒール・ポジション。今でこそ皇太子が離婚した挙げ句、不倫相手と再婚していたり、その昔は別の女と結婚したいがために宗教を変えた王もいたわけだが、ともかく当時、離婚はご法度。彼が玉座を捨てなければ、弟のジョージ6世が即位することもなく、ひいてはエリザベスの即位もまずなかったわけで、エドワード8世は多くの人の人生を狂わせたことになる。「王冠を賭けた恋」といえばロマンティックだが、周囲がどれほど犠牲を払ったのか、その影響が想像以上に絶大だったことがドラマを見ているとよくわかる。そんな彼が本作において悪役的ポジションになるのは至って自然だが、それにしてもこのエドワード8世がまた微妙に性格の悪さをにじませる人物で、やはり本作のキャラクター構築の絶妙さにうならされるのだ。 何より、このキャラクター構築を見事に体現した俳優陣たちの演技が秀逸すぎる。エリザベス女王を演じるクレア・フォイは、若かりし頃の女王が苦悩し葛藤しながら選んだ道が、今の英国王室の在り方につながっていくのだという説得力を持った演技を見せている。フィリップ殿下を演じるマット・スミスは、女王の添え物的な扱いをされる彼の屈折した人間性を体現。エリザベス女王の妹であるマーガレット王女を演じるヴァネッサ・カービーは、姉へのライバル心、そして奔放な性格で知られた彼女のもろさを繊細に演じている。英国王室の問題児エドワード8世を演じるアレックス・ジェニングスは、王族育ちのボンボン思考を持ちながら、半面、今ある立場がどうであれ、それでも王だと言い切るエドワード8世を演じきった。そして、シーズン1で重要な存在となるチャーチルを演じるジョン・リスゴーの存在感。彼の鬼気迫る熱演は、まさに鳥肌もの。本作の大きな見どころのひとつだ。 こうした俳優陣の熱演が、今もその歴史を生きているエリザベス女王やフィリップ殿下だけでなく、すでに世を去り、歴史の一部となった人物に生々しいほどの肉付けをしているからこそ、本作はこれまでになく「歴史を背負って生きるということ」の重さが胸にガツンと響いてくるのだ。 余談だが、クレア・フォイは、先に述べた離婚したいがために宗教を変えた(正確には分離した)王ヘンリー8世のチューダー朝が舞台の歴史ドラマ『ウルフ・ホール』では、王を狂わせた悪女アン・ブーリンを演じているので、見比べてみるのも一興だ。 ★このドラマにハマった人におすすめ! 『THE TUDORS~背徳の王冠~』 『ウルフ・ホール』 『ダウントン・アビー』 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charuminYouTube「Netflix Japan」より
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潮を吹きすぎて、ベッドがヴェネチア(水の都)に……!? 新人AV女優・凰かなめの仰天オナニー事情
今年の9月にプレステージ専属女優としてAVデビューを果たしたばかりの凰かなめちゃんと一緒に、アダルトファンの間で今話題の動画配信サービス「ゲオトナ・プレステージ見放題」のオススメ作品を見て語ってもらうレビュー企画。 第2回目は、人気女優・長谷川るいちゃんが1泊2日で温泉旅行で セックスをしまくる『一泊二日、美少女完全予約制。第二章 ~長谷川るいの場合~』。 旅情あふれる素敵な作品なんだけど、エロモンスター・かなめちゃんからは、お風呂&旅館にまつわる、すさまじいエロエピソードが飛び出しまくってしまった!
──先週はムチムチで柔らかそうな身体がいやらしい素人モノ「せりな 23歳 テレフォンオペレータ」を見てもらいましたが、今週見てもらうのはプレステージの人気女優・長谷川るいちゃんが温泉旅行に行くという作品ですよ! かなめ ああ、こういう温泉旅館でのお泊まりデートっていいですね。畳の上でヤッてみたい! 畳をニオイながら……和の心ですよ。 ――でも、かなめちゃん、結構液体出る系だから、畳が大変なことになっちゃうんじゃ……? かなめ そういうときは、出さないようにできるんで。 ――えっ、そんな調節できるの? かなめ 事前に摂る水分の量を減らしたり、セックスの最中に力を入れる場所や、当たる場所を変えればいいから大丈夫です。 ――こういう座敷机の上とか、ちゃんとしていない場所でのエッチってどうなの? 実際にはヤリづらそうだけど。 かなめ 好きですよ! 相手の方が興奮してくれることが一番なので。確かにヤリづらいけど、「この範囲内でどう気持ちよくするか?」「相手がイキやすい角度で入れられるようにするには?」……とかチャレンジするのが楽しいと思います。しかも無理な体勢でヤッたら次の日、絶対身体にくるじゃないですか。その痛みを感じながらオナニーができるという、二度美味しい! ――思い出しオナニー……いわゆるオモニーですね。 かなめ 「相手を気持ちよくするために無理な体勢になったなー、その時の証だ、がんばったね私の腰。ああーっ!」みたいな感じです。
――温泉旅館セックスの定番として、浴衣のヒモで縛るというのがあるけど、ちょっと拘束されたりっていうのはどう? かなめ 燃えますねー。私も完全なドMです! 身体をガチで噛まれたりとか、爪を立てられたりするのが好きです! ――それで身体に赤い跡が残ったりしたら……。 かなめ それはもう、完全にオナニーですよ! ――じゃあ、緊縛も経験あるのかな? かなめ 小学生の時に亀甲縛りされてますから。 ――どういうこと!? かなめ 仲いいクラスの女の子が「ねえねえ、すごいことを覚えてきたよ」って。たぶん、お父さんのAVをコッソリ見て縛り方を覚えたんでしょうね。それで「縛ってみたい」って言うから、体育館の倉庫 で縛られちゃいました。 ――何で縛ったんですか? かなめ 縄跳びをいくつか組み合わせて。持つところが邪魔なんで、そこは外して……。そしたら、ほどけなくなっちゃったんですよ! その子、バカだから「あっ、もう時間だ」とか言って出て行っちゃって。手首も後ろ手に縛られているし、腿も縛られているしで動けないじゃないですか。「ああ~、もう授業始まってるよ」って。 ――ええーっ放課後じゃなくて休み時間に!? かなめ 「失踪したと思われているんだろうな~」とか考えて楽しんでましたね。放置されることの楽しさをその時に知りました。 ――最終的にどうなったの? かなめ その子と先生が助けに来ましたね。 ――ああー、先生呼んじゃった。バカですね~! 男性の先生だったの? かなめ そうです。でも真面目な先生だったんで「変に圧迫されたりすると身体によくないから、人を縛っちゃダメだよ」って真顔で対応されましたけどね。 ――素晴らしい先生じゃないですか! かなめ あっ、るいちゃんがイッてる。気持ちよさそうだなぁ~。 ――るいちゃんはイッたら眠くなるタイプらしいけど、かなめちゃんはどう? かなめ それは何回イッた場合ですか? ――何回!? ……普通は1回だと思うけど。 かなめ 私は、オナニーしていて20回くらい連続してイクと 、さすがに意識が飛んじゃいますね。 ――20回! かなめ 1回目はゆっくりめに楽しんで、イクまでに5分くらいかかるんですけど、1回イクとスパンがメッチャ短くなるんで、最短で2秒くらいでイケるんですよ。そんな感じで20回もイッたら、イッたかどうかもわからなくなるくらい……記憶もあやふやになっちゃう。 ――脳へのダメージが心配! かなめ それがいいんじゃないですか! これはテクノブレイク(オナニーのしすぎで死ぬこと)寸前なんじゃないかと! 日本初・テクノブレイクで昇天したいですよ。 ――それだけイッたあとは、ぐったりして眠くなるだろうねぇ。 かなめ 眠くなるというより、記憶が飛ぶから……。朝になって身体が回復した頃にやっと気づくみたいな感じですね。電マとかも電源を切ってから記憶が飛ぶわけじゃないんで、気づいたら朝までブブーッて動いたままだったりして。
――すごいオナニーだ。さすがに実家にいる頃はそこまで奔放なオナニーはしていないでしょ? かなめ あ、でも弟が入ってきてもオナニーを続けてたことはありましたよ。年齢が離れていないから友達みたいな関係だったんで。 ――いや、友達でもイヤでしょう、姉のオナニー見たら! かなめ 「お前、ふざけんなよ!」って言われましたね。自分の部屋で自由に過ごすことも許されないのかと思ったら悔しくなっちゃって……オナニーを続けてみたんですよ。 ――うわー……。 かなめ まあ、その頃はさすがに今みたいなのじゃなくて、幻想的なオナニーをしてましたけどね。 ――幻想的なオナニーって何? かなめ 武器を用いない、素手のオナニーでしたから。 ――温泉旅館セックスのもうひとつのお約束、湯船の中でのセックスが始まったよ。こういうのは好き? かなめ 掃除がちゃんと行き届いている、こういう旅館とかだったらいいですけどね。知り合いがラブホのお風呂でヤッたら、カップル揃って病気になったという話を聞いたんで……。そういうシチュエーションに興奮できるとか以外ならオススメしないですね。あっ、でも運動神経のいい人だったら波に乗ってスゴイ動きをしてくれるかも知れないけど! ――なるほど、でも布団を汚さないようにお風呂まで行ってオナニーをすることはあるんでしょ? かなめ それどころかオナニーするためにホテルに行ったりもしますから。もうヴェネチアになるんで、ベッドが。潮を吹きすぎて水の都に。だからお金を払って自由奔放にオナニーして帰るという……。でも掃除の人は大変だろうな。 ――そのオナニーへの貪欲さ、頭が下がります。それじゃ来週は乱交作品を見てもらうので、またすごいエロエピソードをよろしくお願いします! ☆当連載で紹介した素人モノも含め、プレステージ作品をオトクに楽しむなら「ゲオトナ」が断然オススメ! ●ゲオトナ「プレステージ見放題」 ・「プレステージ」の人気作品が650タイトル超も見放題!(※12月上旬現在) ・毎週20本ペースで更新するので、いつ訪れても新鮮! ・「ゲオチャンネル」で配信された作品も随時アーカイブされるので、もう一度見たい方や、見逃した方でも安心! 【期間限定! 32%OFFキャンペーン実施中】 ※通常1,371円(税別)/月のところ、今なら「926円(税別)/月」の超特価でお楽しみいただけます。もちろん、あやみ旬果ちゃんの作品も大量に取り揃えてあるので今すぐチェック! 【凰かなめちゃんの直近タイトルも緊急入荷!】 ※2016年下半期の話題をさらった鮮烈どエロデビュー作と、萌えまくりのコスプレ2ndが早くもゲオトナに登場! 超大型新人・凰かなめちゃんの“絶対的オーガズム”を見ずして、2016年は締めくくれませんっ!! ☆プレステージ以外にも、映画やアニメなども見放題で楽しみたい方は「ゲオチャンネル」で決まり! ●「ゲオチャンネル」 ・絶対的美少女メーカー「プレステージ」の人気50作品ほか、ハリウッド映画やアニメ、音楽ライブなど、80,000タイトル超が月額590円(税別)で見放題! ・プレステージ作品は毎週10タイトルずつ、一般作も毎月200タイトル以上更新するからいつ訪れても新鮮! 【まずは無料お試しを!】 ※「ゲオチャンネル」は初回14日間無料なので、まずは無料体験でその充実度を体感してみてください! ●関連リンク 〈ゲオトナ〉&〈ゲオチャンネル〉プレステージ激オシ企画 「セックスと『聖闘士星矢』は近い!?」 超美少女新人AV女優・凰かなめの“エロ観”がスゴイ! あやみ旬果が「食ザー」に興味津々……AV女優によるAVレビュー連載始動! 「フェラも上手くできなかった……」あやみ旬果がデビュー時代を振り返る! 千葉はヤ○マンばっかり!? 人気AV女優・あやみ旬果のナンパ3P体験とは…… しみけんといっぱい舐め合っちゃった……あやみ旬果ちゃんのハメ撮り哲学! 「SOD VS PRESTIGEキャンペーン」 あのカンパニー松尾も暴発……白石茉莉奈がオススメするカゲキなSOD作品! 常に全力投球でセックス! 絶対的美少女・長谷川るい、プレステージ作品の魅力を語りつくす!!
人間の果てなき「知りたい欲」に応える、国立国会図書館関西館のTwitterが面白い
人はとにかく「知りたい」生き物――。そんなことをしみじみ教えてくれるTwitterがある。それが、「国立国会図書館関西館図書館協力課」が開設しているTwitter(https://twitter.com/crd_tweet?lang=ja)だ。少し覗いてみると、こんなツイートが記載されている。 「ベルギーに旅行した際に牛肉のビール煮を食べて気に入った。この料理のつくり方を紹介した本はないか」(豊中市立図書館/回答) 「どんぐりにどんな虫が住んでいるのか児童書で調べたい」(所沢市立所沢図書館/回答) 「日本人の国民性が『寛容である』と言われるが、それを例示あるいは根拠を示している資料が見たい」(埼玉県立久喜図書館/回答) つまり、調べたい事柄に役立つ資料がないか、利用者が地元の図書館に問い合わせた実際の相談事例が載っているのだ。もちろん、それに応じて図書館が調べた結果も併せて載せているが、今回はとにかく問い合わせ例だけ見ていきたい。 こんなものもある。 「ミミズが地上に出て、干からびているのをみるが、なぜわざわざ外へ出てくるのか知りたい」(福岡市総合図書館/回答) 「椅子は数えるとき、脚(きゃく)というが、机は何と数えるのか知りたい」(島根県立図書館/回答) 「月が追いかけてくるように見えることを、4歳児でもわかるように説明した本はありませんか?」(いわき市立いわき総合図書館/回答) 言われてみれば確かに気になる、または知りたい、教えてほしい事柄だ。 さらに以下は、利用者の疑問に答える各図書館の懐の深さを示してくれるような問い合わせだ。 「冷え切った夫婦関係が、何かのきっかけで修復されていくという小説が読みたい」(神奈川県学校図書館員研究会/回答) 「昭和25年2月に『圭子』という名前で出生届を出したら役所でだめと言われた。同じ歳くらいで『圭子』さんがいるのは何故? いつから使えるようになったの?」(神戸市立中央図書館/回答) 「これからインフルエンザの注射に行きます。いやです。こわいです。(2年生児童)」(京都女子大学附属小学校図書館/回答) 「自分の気持ちが上手く伝えられず、友だちに手を出してしまう小学校低学年の子がいる。その子に手を出された友だちの気持ちを伝えるような絵本が知りたい(先生からの質問)」(安城市中央図書館/回答) 「近所に歯科医院が向かい合わせで2軒あるが愛知学院大学の卒業生の医院に掛りたいので、卒業生の歯科医院であるかどうかわかるか」(愛知学院大学歯学・薬学図書館情報センター/回答) 「夕方18時半ごろに『こんにちは』というあいさつでよいのか。明るかったので『こんにちは』でよいと答えたが、それでよかったのか?」(広島市立中央図書館/回答) 国立国会図書館関西館では、こうしたツイートを2010年から行っているが、担当者によれば、これは「レファレンス協同データベース」(http://crd.ndl.go.jp/reference/)という事業の一環。問い合わせの情報をデータベースに蓄積し公開することで、全国の図書館員がより良いサービスを提供できるようにすること、さらには一般の方の調べものにも役立つことを目的としているという。現在、この事業に参加しているのは全国725館(11月25日時点)。日々そこから事例をピックアップしているのだという。 そんな中、印象に残っている相談事例について聞いてみると……。 「少し前にSNSで話題になった事例ですが、蒲郡市立図書館に寄せられた質問に『魔法がつかえるようになりたい』というものがありました。お母さんと図書館へやってきた6歳のお子さんからの依頼で、司書の方が一緒に本棚を見て相談しながら、魔女や妖精の本を提供したようです。後日、おうちでほうきを作って『2秒くらい飛べた』と報告があった、との添え書きがついています」(担当者) 相談内容も心温まるものだし、解決法も、なんともほっこりしている。図書館で働く人たちは、知への扉を開く本に、どんな想いを持っているのだろうか? 「インターネットは役立つ情報源のひとつですが、提供されている情報に裏付けがないことも多いかと思います。レファレンス協同データベースの登録データの中には、『インターネットでこう書かれていたけど、出典はあるのか?』といった質問もよく見られます。図書館での調査は、本という確かな出典(裏付け)があるということが大きな強みではないでしょうか。また、単にキーワードを入れて検索するだけでは得られないような情報でも、各図書館の司書の方々は経験に基づいて的確な資料を探し当てています。本の力もさることながら、それを自在に活用する『ひと』の力も、データベースに登録された事例から感じていただければ幸いです」(同) 久しぶりに、図書館を訪ねてみるのもいいかもしれない。 (文=都築雄一郎)国立国会図書館関西館(Wikipediaより)
ISに囚われたベルギー人写真家が見た“地獄”―― 『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還』
『ISの人質』(光文社新書)は、2013年5月からシリアで13カ月にわたって拘束された後、奇跡的に生還した、24歳のデンマーク人の写真家ダニエル・リュー氏の体験を元にした、ノンフィクションだ。 「ジェームズのばか野郎! 寂しいじゃないか! どうしてあんたが死ななきゃならないんだ?」 物語は、14年8月にISのイギリス人戦闘員ジハーディ・ジョンによって、のどをかき切られ、殺害されたアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の葬式へ向かう場面から始まる。ジハーディ・ジョンといえば、日本では、後藤健二さんを処刑した実行犯としても知られている人物だ。 12年11月から行方不明になっていたジェームズ氏は、アレッポの中心部から北東へ数キロ離れた、ISの支配下にあるシーク・ナジャールの収容所にいた。ダニエル氏は、別の収容所で過酷な拷問の末、13年10月に、その場へ連れて行かれた。ほどなくして、ジェームズ氏を含む、欧米人約10名が同じ部屋に収監され、およそ8カ月を共に過ごすことになった。 ダニエル氏は、ジェームズ氏に出会ってすぐに尊敬の念を抱いた。拘束されてから間もなく1年近くたち、これまでに地獄のような拷問も体験しているはず。にもかかわらず、冷静で落ち着いて、明るさを失っていなかった。正義感が強く、人質の間でケンカのもととなる、決して十分とはいえない食事を均等に分けてくれる。手足が長いせいか、部屋の中でよくつまずいたり、水のボトルに手を伸ばし、決まってほかのボトルまでドミノ倒しにしてしまう、おっちょこちょいなところもある。彼がいるだけで、部屋の雰囲気は明るくなった。 けれど、拘束期間が長くなってくると、残酷にも解放される予定のグループ、そして、解放されないグループに少しずつ分けられていった。国によって、政府の方針がまったく違うのだ。フランス人たちは、母国の政府は公式には認めていないものの、ISに身代金を支払い、一気に解放にされた。イタリアやスペインからも身代金が支払われそうで、解放が近いようだった。デンマーク政府は、身代金の支払いには一切応じないので、人質がどうなるのかは家族次第だった。その中で、アメリカは政府が身代金を払わないだけでなく、法律で家族が身代金を集めることすら認めず(15年夏に法律を修正)、絶望的だった――。 それでも、ジェームズ氏は、 「風向きがよくないのはわかっている。でも最後まで希望を捨ててはいけない」 そう言って、不安のあまりおどおどする、アメリカ人の仲間たちを励ました。 また、ダニエル氏を待つ家族は、どう過ごしていたかについても、細かく描かれている。ダニエル氏は、「もしも何かあったら」という最悪の場合を想定し、出発前に人質救出を専門とするコンサルタント会社社長のアートゥア氏(仮名)に連絡を取り、家族にもそのことを伝えていた。そのため、ダニエル氏が予定の飛行機で帰国しなかった時点で、家族は真っ先にアートゥア氏に連絡し、政府を挟まず、ISとの直接交渉が動き始めた。だが、IS側から突きつけられた身代金は、200万ユーロ(約2億7,000万円)。デンマークのヘデゴーという小さな村で暮らす家族には、途方もない金額だった。それをどう手配し、家族やアートゥア氏がどうやってISとやりとりをしていたのかも、本書の重要なストーリーとなっている。 この本は、気軽に読めるような本ではない。拘束に至る過程、拷問の方法、人質たちとの共同生活の様子から、身代金交渉〜解放に至るまで――ISの人質が置かれている過酷な状況の詳細が描かれた、超重量級の一冊に仕上がっている。非常に完成度の高い本だが、ダニエル氏が本当に伝えたかったのは、自分のことではなく、「戦火の中で暮らす人々」だ。シリアがいつか平和を取り戻し、戦火の日々ではなく、平和な日常生活の戻る時が来ると信じたい。 (文=上浦未来) ●プク・ダムスゴー 1978年生まれ。アフガニスタンとパキスタンに長年住み、2011年よりDR(デンマーク放送協会)の中東特派員を務める。ジャーナリスト、ライターとして、いくつもの賞を受賞。『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還 』(光文社新書)
ISに囚われたベルギー人写真家が見た“地獄”―― 『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還』
『ISの人質』(光文社新書)は、2013年5月からシリアで13カ月にわたって拘束された後、奇跡的に生還した、24歳のデンマーク人の写真家ダニエル・リュー氏の体験を元にした、ノンフィクションだ。 「ジェームズのばか野郎! 寂しいじゃないか! どうしてあんたが死ななきゃならないんだ?」 物語は、14年8月にISのイギリス人戦闘員ジハーディ・ジョンによって、のどをかき切られ、殺害されたアメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏の葬式へ向かう場面から始まる。ジハーディ・ジョンといえば、日本では、後藤健二さんを処刑した実行犯としても知られている人物だ。 12年11月から行方不明になっていたジェームズ氏は、アレッポの中心部から北東へ数キロ離れた、ISの支配下にあるシーク・ナジャールの収容所にいた。ダニエル氏は、別の収容所で過酷な拷問の末、13年10月に、その場へ連れて行かれた。ほどなくして、ジェームズ氏を含む、欧米人約10名が同じ部屋に収監され、およそ8カ月を共に過ごすことになった。 ダニエル氏は、ジェームズ氏に出会ってすぐに尊敬の念を抱いた。拘束されてから間もなく1年近くたち、これまでに地獄のような拷問も体験しているはず。にもかかわらず、冷静で落ち着いて、明るさを失っていなかった。正義感が強く、人質の間でケンカのもととなる、決して十分とはいえない食事を均等に分けてくれる。手足が長いせいか、部屋の中でよくつまずいたり、水のボトルに手を伸ばし、決まってほかのボトルまでドミノ倒しにしてしまう、おっちょこちょいなところもある。彼がいるだけで、部屋の雰囲気は明るくなった。 けれど、拘束期間が長くなってくると、残酷にも解放される予定のグループ、そして、解放されないグループに少しずつ分けられていった。国によって、政府の方針がまったく違うのだ。フランス人たちは、母国の政府は公式には認めていないものの、ISに身代金を支払い、一気に解放にされた。イタリアやスペインからも身代金が支払われそうで、解放が近いようだった。デンマーク政府は、身代金の支払いには一切応じないので、人質がどうなるのかは家族次第だった。その中で、アメリカは政府が身代金を払わないだけでなく、法律で家族が身代金を集めることすら認めず(15年夏に法律を修正)、絶望的だった――。 それでも、ジェームズ氏は、 「風向きがよくないのはわかっている。でも最後まで希望を捨ててはいけない」 そう言って、不安のあまりおどおどする、アメリカ人の仲間たちを励ました。 また、ダニエル氏を待つ家族は、どう過ごしていたかについても、細かく描かれている。ダニエル氏は、「もしも何かあったら」という最悪の場合を想定し、出発前に人質救出を専門とするコンサルタント会社社長のアートゥア氏(仮名)に連絡を取り、家族にもそのことを伝えていた。そのため、ダニエル氏が予定の飛行機で帰国しなかった時点で、家族は真っ先にアートゥア氏に連絡し、政府を挟まず、ISとの直接交渉が動き始めた。だが、IS側から突きつけられた身代金は、200万ユーロ(約2億7,000万円)。デンマークのヘデゴーという小さな村で暮らす家族には、途方もない金額だった。それをどう手配し、家族やアートゥア氏がどうやってISとやりとりをしていたのかも、本書の重要なストーリーとなっている。 この本は、気軽に読めるような本ではない。拘束に至る過程、拷問の方法、人質たちとの共同生活の様子から、身代金交渉〜解放に至るまで――ISの人質が置かれている過酷な状況の詳細が描かれた、超重量級の一冊に仕上がっている。非常に完成度の高い本だが、ダニエル氏が本当に伝えたかったのは、自分のことではなく、「戦火の中で暮らす人々」だ。シリアがいつか平和を取り戻し、戦火の日々ではなく、平和な日常生活の戻る時が来ると信じたい。 (文=上浦未来) ●プク・ダムスゴー 1978年生まれ。アフガニスタンとパキスタンに長年住み、2011年よりDR(デンマーク放送協会)の中東特派員を務める。ジャーナリスト、ライターとして、いくつもの賞を受賞。『ISの人質 13カ月の拘束、そして生還 』(光文社新書)
「桃太郎殺す!」鬼が仲間を集め、桃太郎退治に!? めくるめく“くだらない古書の世界”へようこそ『怪書探訪』
村田沙耶香の『コンビニ人間』(文藝春秋)が、芥川賞を受賞した今年。お笑い芸人の又吉直樹が同じく芥川賞作家になったことを契機に、作家が文化人枠としてテレビ出演するようになり、なにかと話題の絶えない文芸界。誰もが知っている名著をはじめ、今日も数々の作品が読まれているが、その一方で作家たちの偏屈な情熱と異常な探究心から生まれた、“怪書”なるものが存在する。 本書『怪書探訪』(東洋経済新報社)は、古書の魅力に取り憑かれた“愛と情熱の人”を自称する古書山たかしが、ありとあらゆる“怪書”を紹介する東洋経済オンラインでの連載コラム「稀珍快著探訪」をまとめた一冊だ。 そんな古書山が「まさに奇書中の奇書」と鼻息を荒くして語る一冊がある。昭和30年代に活躍したSF作家・栗田信の著作『醗酵人間』がそれだ。 気になる内容は、主人公の九里魔五郎という男がアルコールをひとなめすると体が何倍にも膨れ上がり、ものすごいパワーを得るという「ある秘術」を駆使して、「こけつかきつきつ」と雄叫びをあげながら、父の復讐を果たすというもの。もともと別々の雑誌に連作として掲載されていたものを、設定の整合性やつながりを無視したまま書籍化したため、説得力はどこかへと消え去り、混沌とした世界観に仕上がっている。が、それがかえって強烈なインパクトとなり、マニアの間で神格化されているというのだ。 “ゲテモノ本”という実に誇らしい異名をとる同作品は、オリジナルが出回ることは滅多になく、ネット上では40万円以上で取引されるというシロモノ。落札を逃した古書山の情熱は、依然として冷めない。それなら『俺だけ醗酵人間』を作ってしまおうということで、図書館から借りてきた同作品を、コピー専門店で1枚1枚丁寧にカラーコピー印刷。さらに、製本の方法を調べあげ3週間かけて『俺だけ醗酵人間』を完成させたと語っている。古書マニアの情熱たるや、見上げたものである。 明治時代の文豪・尾崎紅葉が発表した『鬼桃太郎』。この作品は、桃太郎が鬼を退治したあとの鬼ヶ島から物語が始まる。桃太郎一行によって、同族を虐殺された親分・大鬼は、復讐を果たすために志願者を募集。しかし、桃太郎の残虐さ(?)から誰も声をあげない(鬼なのに!)。そこへ、どんぶらこどんぶらこと大きな苦桃が流れてきて……というもの。 苦桃からは、桃太郎を倒すべく、鬼の苦桃太郎が誕生。桃太郎の猿、キジ、犬の従者にならい苦桃太郎には毒龍、大ヒヒ、牛サイズの狼が付き従う。桃太郎が振る舞っていたきびだんごが、こちらでは人間のしゃれこうべとなる。 はたして、苦桃太郎は桃太郎と刃を交えることもなく死んでしまう。空を飛べる毒龍にまたがり、すぐにでも対決に向かえるところだったが、この毒龍がとんでもなく頭が悪かった。日本の上空を通り過ぎるのを何度も繰り返したのち、なぜか宇宙間から全員落下して死んでしまった。まさに、鬼たちには“苦い”経験となっただろう。 冒険小説の名著『ハックルベリー・フィンの冒険』の続編についても。ハックの冒険の最後を飾るのが『細菌ハックの冒険』という作品。なんと、この作品でハックは、人からコレラ菌へと姿を変えて、細菌の世界を大冒険。同作品によれば、細菌の中にも民族が分かれ、慣習や文化の違いなどの独自の社会が形成されているとか。 ほか、普段お目にかかれない珍妙な作品を網羅。本書を片手に、めくるめく“くだらない古書の世界”を冒険してみてはいかがだろうか?『怪書探訪』(東洋経済新報社)
5円の値上げで大乱闘! “世界で一番ビートルズを憎んでいる男”と東京オリンピックと学生運動と──『60年代ポップ少年』
日本テレビの長寿番組『笑点』が今年で50周年を迎え、 桂歌丸の司会引退が話題になった2016年。番組の顔である歌丸の勇退は、一つ時代が動いた瞬間であったといっても過言ではない。その笑点の始まった50年前、1960年代とはどんな時代だったのか。 『60年代ポップ少年』(小学館)は、SF作家、キャスターなどで知られる亀和田武が自身の半生を回顧しながら、60年代の文化を独自の視点で解説する自伝的エッセイだ。 小学生のときに、ラジオから流れてきた坂本九の「悲しき六十歳」を聞いたことでポップカルチャーに目覚めた亀和田少年は、和製ポップス音楽、SF小説、ジャズ喫茶、さらには学生運動にまで熱中していく。 亀和田は、“世界で一番ビートルズを憎んでいる男“を自称する。その理由は、愛してやまない和製ポップスが、ビートルズの登場によって、一気に“懐メロ”へと追いやられてしまったからだという。自身にとっての“ビートルズショック”とは、ビートルズによって、大好きな音楽が世の中から消えてしまったことだ、と語る。 そんな作者の書籍であるからして、本書は、いわゆる世間一般の“60年代本”とは毛色が違う。 例えば、1964年開催の東京オリンピック。60年代を語る上では、欠かすことのできないアジア開催初の世界的スポーツイベントに関しても、亀和田は冷ややかな視線を向ける。 オリンピックの生中継を見るために足早に家路につく同級生を横目に、同級生で同じくひねくれ者の柏木くんと一緒に、ため息をつきながら電車へと乗る。2人は、なぜだか千鳥ヶ淵公園のボートの上で、その日を迎えた。 全世界の注目を集める記念すべき祭典の日に、暗い顔の高校生2人がボートの上。もちろん、他にボートを漕いでいる人などいない。そんな2人の頭上を小型ジェット機が数台通過し、 白煙を噴射して五輪のマークを空に描いた。 暗い表情でため息をつくボートに乗った高校生と、オリンピックに沸く世間の喧騒の対比がなんとも言えない。 当然のことながら、あの当時、国民全員がオリンピックに熱狂していたわけではない。少数派のひねくれ者たちの60年代は、私たち読者にまた違ったものを見せてくれる。 その後、浪人生となった亀和田は、例に漏れず学生運動に身を投じる。亀和田にとって、学生運動もワクワクするポップ文化のひとつだったからだ。 そんなある日、 亀和田は通っていた代々木ゼミナールの玄関横のそば屋が5円の値上がりをすることを知る。「いい根性だ」「客が減るだろう」と悪口の言い合いが次第に盛り上がり、敵対する民青(日本民主青年同盟)が値上げ反対ビラを校内で配ると知るや、状況は一変。「民青の好きにはさせておけない」と、亀和田らも値上げ反対ビラを配り始める。 かくして、代ゼミ前は一触即発の事態に。民青と亀和田らのにらみ合いが続き「暴力学生は帰れ!」「ハネ上がりのトロツキスト!」と、もはや値上げが原因とは思えない罵声が飛び交い、ついには大教室での直接対決にまで発展する。 たった5円の値上げで、この騒動である。亀和田自身も、「9割の軽薄と1割の倫理感」と語るように、何かに情熱をぶつけたいというパワーが先行したのだろう。ただ、ぶつける先が、「予備校の横のそば代の値上げ」だったというのが、なんともバカバカしく微笑ましい。 その他にも、脱走した米兵をかくまったり、郵便局を襲撃したりと、普通の人には経験できないエピソードが満載だ。東京オリンピックの喧騒のその陰で“もうひとつの60年代”がそこにはあった。 (文=是家リアル)『60年代ポップ少年』(小学館)
「セックスと『聖闘士星矢』は近い!?」 超美少女新人AV女優・凰かなめの“エロ観”がスゴイ!
美少女YouTuberとしてネットで注目を集めた後、今年の9月にプレステージ専属女優としてまさかのAVデビューを果たした凰かなめちゃん。透明感のある清楚な美少女然としたルックスに反して中身はドエロ! セックス、オナニーの快感をとことん貪欲に追求する姿は、「新人(怪物)」なんてキャッチフレーズをつけられるほどのモンスターっぷりです。 そんなエロモンスター・かなめちゃんに、今週から4回にわたってプレステージの作品を見てもらい、その感想を語ってもらうレビュー企画がスタート。 今週見てもらったのは、GEOの動画配信サービス「ゲオチャンネル」で独占配信している素人モノ 。過激な作品を見ながら、それ以上の過激エピソードがポンポン飛び出してくるかなめちゃんのポテンシャルに驚かされます!
――まず、デビュー前にAVって見たことあるの? かなめ ありますあります。エロいことが大好きで興味があったので、男友達が貸してくれて。とりあえず見ますよね! 私、エロ本もすごく好きで……。田舎の公園ってエロ本落ちてませんでした? ――いきなりスゴイ話だ! まあ、あったよね、エロ本墓場みたいな公園。 かなめ そういうエロ本墓場に落ちているエロ本って、だいたい濡れてジトジトになっちゃってるじゃないですか。それを枝でキレイにめくっていくのが得意でしたね。友達はみんな鬼ごっことかをしているのに、私だけひとりでエロ本探しをしていて 、「またやってるよ~」なんて言われていました。そんな幼少期ですよ! ――エッチなことに興味いっぱいのかなめちゃんだけに、AVを見る目はありそうだよね。 かなめ そうですね。AVを見ていても、いろいろと気になっちゃいます。「おちんちんに対して腰の軸がぶれている!」とか。「この足の開き方だと、このくらいしか力が入らないから無駄が多い!」とか……。 ――あ、そういう監督みたいな見方!? それじゃさっそく、最初の作品を見てもらいましょう。GEOの定額動画配信サービス「ゲオチャンネル」で独占先行配信している「せりな 23歳 テレフォンオペレーター」という素人モノ ですよ。 かなめ あーっ、おっぱい大きい! Hカップなんですか、スゴイ! やっぱり巨乳は需要ありますよね。個人的にはパイズリができるのがいいなって思います。
――それ、男と女どっち目線なの!? かなめ どうせヤルなら、エロさを追求していきたいじゃないですか。自分もHカップくらいあったら本気のパイズリしまくりなのになぁ~。今までにEカップ手前までは成長したことがあるんですけど、そのくらいだと挟めるは挟めるけど、そこまで気持ちよくないんですよね。視覚的な効果以上のものはないんですよ。 ――素人モノ だけあって、服を脱ぐのにもすごく恥じらってるけど、かなめちゃんはデビュー作でわりとサクサク脱いでたよね。 かなめ 私はパンパンパンパンッ(服を脱ぐマネ)て感じでしたね。人前で脱ぐことに関しては、そんなに抵抗はありませんでした。これからエロいことをするっていうのは決まってるんだから関係ないかなって。恥ずかしがっている時間をエロに使いたいんで! ――エロへ前のめりだなぁー。 かなめ (ほぼヒモ状態な衣装を食い入るように見つめて)この衣装はスゴイですね。このくらいムチムチした身体じゃないと似合わないんですよ。こんな衣装をデザインしちゃう人って何フェチなんだろう? 亀甲縛りとかが好きで、そこから発展していってこうなったのかな……。
――衣装ひとつ見るのにもエロ分析しちゃうんだね。かなめちゃんがAVを見るときに重視するポイントは? かなめ お尻と……。 ――おっさんか! かなめ お尻がデカい方がいいんですけど、あまりにデカ過ぎるとダメで……。だらしないお尻は好きじゃないんですよ。叩いたら、その衝撃に反発してくるような張りのあるお尻がいいです。その点、この娘はいいお尻してますねー。プルプルしてて気持ちよさそう! ――あっ、待望のパイズリがはじまりましたよ! かなめ ふんふん、この娘はシュンシュンいくタイプですね。 ――シュンシュン? かなめ シュンシュンしたパイズリってあるじゃないですか。やっぱり素人モノ だと、普段のセックスでしている動きが出ちゃうんでしょうね、いいなぁ~! 私は、もっとネットリしたパイズリも好みですけどね。
――こういう、パンツをちょっとズラして挿入するのって好き? かなめ 夜這い感があっていいですよね。ただ、ピッチリしている系のパンツをズラすと股が圧迫されちゃうじゃないですか。 ――ああ、痛くなっちゃう? かなめ 痛いのは嫌いじゃないので全然いいんですけど、スムーズにセックスを進行させるために気は使いますよね。「パンツのせいでおちんちんがキツくならないかな?」とか、 「どの位置に体重を置いたら無理なく挿入できるかな?」とか。 ――デビュー作を見ていても思ったけど、かなめちゃんってとにかくサービス精神が旺盛だよね。 かなめ 相手にも気持ちよくなってもらいたいし、自分も気持ちよくなりたいだけですよ。だからブラを外すのに手間取ったりすると「ここまですごくいい流れだったのに!」と思っちゃいます。「そこ、スムーズに行けたらもっと白熱できていたのに!」って。セックスはお互いに高めあいたいですから! ――高めあうセックス! スポーツみたいな? かなめ スポーツというよりは芸術の方が近いですね。一緒に作品を作りあげて、どこまで限界に近づけるのか? ……聖闘士(セイント)の戦いみたいなもんです! ――なんでいきなり『聖闘士星矢』!? かなめ セックスと『聖闘士星矢』は近いと思いますよ。己の限界を知りながら「まだ行ける!」って突き進み、その結果友情が生まれたり。 ――聖闘士みたいなセックスか……。それじゃあ来週も、かなめちゃんのテンションが高まるような作品を見てもらいましょう! かなめ わーっ、楽しみ!
☆当連載で紹介した素人モノも含め、プレステージ作品をオトクに楽しむなら「ゲオチャンネル」が断然オススメ! ●「ゲオチャンネル」 ・絶対的美少女メーカー「プレステージ」の人気50作品ほか、ハリウッド映画やアニメ、音楽ライブなど、80,000タイトル超が月額590円(税別)で見放題! ・プレステージ作品は毎週10タイトルずつ、一般作も毎月200タイトル以上更新するからいつ訪れても新鮮! 【まずは無料お試しを!】 ※「ゲオチャンネル」は初回14日間無料なので、まずは無料体験でその充実度を体感してみてください! ☆もっとたくさんプレステージ作品を楽しみたい方は、業界最安値級の「ゲオトナ」で決まり! ●ゲオトナ「プレステージ見放題」 ・「プレステージ」の人気作品が650タイトル超も見放題!(※12月上旬現在) ・毎週20本ペースで更新するので、いつ訪れても新鮮! ・「ゲオチャンネル」で配信された作品も随時アーカイブされるので、もう一度見たい方や、見逃した方でも安心! 【期間限定! 32%OFFキャンペーン実施中】 ※通常1,371円(税別)/月のところ、今なら「926円(税別)/月」の超特価でお楽しみいただけます。 【凰かなめちゃんの直近タイトルも緊急入荷!】 ※2016年下半期の話題をさらった鮮烈どエロデビュー作と、萌えまくりのコスプレ2ndが早くもゲオトナに登場! 超大型新人・凰かなめちゃんの“絶対的オーガズム”を見ずして、2016年は締めくくれませんっ!! ●関連リンク 〈ゲオトナ〉&〈ゲオチャンネル〉プレステージ激オシ企画 あやみ旬果が「食ザー」に興味津々……AV女優によるAVレビュー連載始動! 「フェラも上手くできなかった……」あやみ旬果がデビュー時代を振り返る! 千葉はヤ○マンばっかり!? 人気AV女優・あやみ旬果のナンパ3P体験とは…… しみけんといっぱい舐め合っちゃった……あやみ旬果ちゃんのハメ撮り哲学! 「SOD VS PRESTIGEキャンペーン」 あのカンパニー松尾も暴発……白石茉莉奈がオススメするカゲキなSOD作品! 常に全力投球でセックス! 絶対的美少女・長谷川るい、プレステージ作品の魅力を語りつくす!!
「セックスと『聖闘士星矢』は近い!?」 超美少女新人AV女優・凰かなめの“エロ観”がスゴイ!
美少女YouTuberとしてネットで注目を集めた後、今年の9月にプレステージ専属女優としてまさかのAVデビューを果たした凰かなめちゃん。透明感のある清楚な美少女然としたルックスに反して中身はドエロ! セックス、オナニーの快感をとことん貪欲に追求する姿は、「新人(怪物)」なんてキャッチフレーズをつけられるほどのモンスターっぷりです。 そんなエロモンスター・かなめちゃんに、今週から4回にわたってプレステージの作品を見てもらい、その感想を語ってもらうレビュー企画がスタート。 今週見てもらったのは、GEOの動画配信サービス「ゲオチャンネル」で独占配信している素人モノ 。過激な作品を見ながら、それ以上の過激エピソードがポンポン飛び出してくるかなめちゃんのポテンシャルに驚かされます!
――まず、デビュー前にAVって見たことあるの? かなめ ありますあります。エロいことが大好きで興味があったので、男友達が貸してくれて。とりあえず見ますよね! 私、エロ本もすごく好きで……。田舎の公園ってエロ本落ちてませんでした? ――いきなりスゴイ話だ! まあ、あったよね、エロ本墓場みたいな公園。 かなめ そういうエロ本墓場に落ちているエロ本って、だいたい濡れてジトジトになっちゃってるじゃないですか。それを枝でキレイにめくっていくのが得意でしたね。友達はみんな鬼ごっことかをしているのに、私だけひとりでエロ本探しをしていて 、「またやってるよ~」なんて言われていました。そんな幼少期ですよ! ――エッチなことに興味いっぱいのかなめちゃんだけに、AVを見る目はありそうだよね。 かなめ そうですね。AVを見ていても、いろいろと気になっちゃいます。「おちんちんに対して腰の軸がぶれている!」とか。「この足の開き方だと、このくらいしか力が入らないから無駄が多い!」とか……。 ――あ、そういう監督みたいな見方!? それじゃさっそく、最初の作品を見てもらいましょう。GEOの定額動画配信サービス「ゲオチャンネル」で独占先行配信している「せりな 23歳 テレフォンオペレーター」という素人モノ ですよ。 かなめ あーっ、おっぱい大きい! Hカップなんですか、スゴイ! やっぱり巨乳は需要ありますよね。個人的にはパイズリができるのがいいなって思います。
――それ、男と女どっち目線なの!? かなめ どうせヤルなら、エロさを追求していきたいじゃないですか。自分もHカップくらいあったら本気のパイズリしまくりなのになぁ~。今までにEカップ手前までは成長したことがあるんですけど、そのくらいだと挟めるは挟めるけど、そこまで気持ちよくないんですよね。視覚的な効果以上のものはないんですよ。 ――素人モノ だけあって、服を脱ぐのにもすごく恥じらってるけど、かなめちゃんはデビュー作でわりとサクサク脱いでたよね。 かなめ 私はパンパンパンパンッ(服を脱ぐマネ)て感じでしたね。人前で脱ぐことに関しては、そんなに抵抗はありませんでした。これからエロいことをするっていうのは決まってるんだから関係ないかなって。恥ずかしがっている時間をエロに使いたいんで! ――エロへ前のめりだなぁー。 かなめ (ほぼヒモ状態な衣装を食い入るように見つめて)この衣装はスゴイですね。このくらいムチムチした身体じゃないと似合わないんですよ。こんな衣装をデザインしちゃう人って何フェチなんだろう? 亀甲縛りとかが好きで、そこから発展していってこうなったのかな……。
――衣装ひとつ見るのにもエロ分析しちゃうんだね。かなめちゃんがAVを見るときに重視するポイントは? かなめ お尻と……。 ――おっさんか! かなめ お尻がデカい方がいいんですけど、あまりにデカ過ぎるとダメで……。だらしないお尻は好きじゃないんですよ。叩いたら、その衝撃に反発してくるような張りのあるお尻がいいです。その点、この娘はいいお尻してますねー。プルプルしてて気持ちよさそう! ――あっ、待望のパイズリがはじまりましたよ! かなめ ふんふん、この娘はシュンシュンいくタイプですね。 ――シュンシュン? かなめ シュンシュンしたパイズリってあるじゃないですか。やっぱり素人モノ だと、普段のセックスでしている動きが出ちゃうんでしょうね、いいなぁ~! 私は、もっとネットリしたパイズリも好みですけどね。
――こういう、パンツをちょっとズラして挿入するのって好き? かなめ 夜這い感があっていいですよね。ただ、ピッチリしている系のパンツをズラすと股が圧迫されちゃうじゃないですか。 ――ああ、痛くなっちゃう? かなめ 痛いのは嫌いじゃないので全然いいんですけど、スムーズにセックスを進行させるために気は使いますよね。「パンツのせいでおちんちんがキツくならないかな?」とか、 「どの位置に体重を置いたら無理なく挿入できるかな?」とか。 ――デビュー作を見ていても思ったけど、かなめちゃんってとにかくサービス精神が旺盛だよね。 かなめ 相手にも気持ちよくなってもらいたいし、自分も気持ちよくなりたいだけですよ。だからブラを外すのに手間取ったりすると「ここまですごくいい流れだったのに!」と思っちゃいます。「そこ、スムーズに行けたらもっと白熱できていたのに!」って。セックスはお互いに高めあいたいですから! ――高めあうセックス! スポーツみたいな? かなめ スポーツというよりは芸術の方が近いですね。一緒に作品を作りあげて、どこまで限界に近づけるのか? ……聖闘士(セイント)の戦いみたいなもんです! ――なんでいきなり『聖闘士星矢』!? かなめ セックスと『聖闘士星矢』は近いと思いますよ。己の限界を知りながら「まだ行ける!」って突き進み、その結果友情が生まれたり。 ――聖闘士みたいなセックスか……。それじゃあ来週も、かなめちゃんのテンションが高まるような作品を見てもらいましょう! かなめ わーっ、楽しみ!
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現実とフィクションが入り混じる“ラジオに捧げた1年間”『明るい夜に出かけて』
素人でありながら、ネタ投稿という形で自らのセンスを発揮し、ラジオファンはもちろん芸人からも敬意をもって見られる存在、それがハガキ職人。ハガキ職人と呼ばれる人たちは、クソメン(『おぎやはぎのメガネびいき』より)と揶揄されるそのコミュ力のなさや、こじらせ方ゆえに、その卓越したセンスを日常生活で発揮できる人は稀で、そのほとんどが地味な生活を送っています。 そんなハガキ職人に対して、毎週冒険を共にしている仲間かのような感覚を与え、今なお厚い支持を得ている『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』(アルピーANN)。放送開始の2014年4月から、番組終了の2015年3月までの間、さまざまな伝説的企画を生み出し、放送が終了した今でも、ラジオリスナーや芸人内で話題になる“伝説の番組”です。 ラジオリスナーにぜひ読んでもらいたい、佐藤多佳子さんの小説『明るい夜に出かけて』(新潮社)。本書は、『アルコ&ピースのオールナイトニッポン』の実際の放送に並行して、一人のハガキ職人の一年を描いていく物語です。 先に断っておきますが、この物語は、ラジオをテ題材にした物語にありがちな、パーソナリティがラジオを通じて主人公に応援メッセージを送ったり、人生が交わっていく、といった内容ではまったくありません。 毎週の放送だけが生き甲斐の主人公が、ラジオだけを楽しみに生きていくという内容であり、それこそほとんどのリスナーが共感できるラジオとの“リアル”な関係性なのかもしれません。 ラジオは現実、主人公はフィクション。アルピーANNのように虚構と現実が入り混じったストーリーは、ラジオを聞かない層には賛否両論あるようですが、ラジオリスナーには、登場人物の精神性もラジオとの付き合い方も強く共感できるものであるといえます。 物語の始まりは14年4月、神奈川県横浜市六浦のとあるコンビニで始まります。主人公は、このコンビニでアルバイトする「接触恐怖症」の青年。物語は終始、彼の言葉で語られるのですが、1ページ目から活字が脳内変換されて、アルピーANNの人気コーナー「家族のコーナー」のネタを読む酒井さんの声で浮かび上がってきます。 主人公、富山はハガキ職人という狭いコミュニティでなまじ有名だったがゆえに、ある事件で傷つき、一年限定という条件付きで大学を休学(脱出)して一人暮らしを送っています。 そんな彼のバイト先に、偶然現れた風変わりな女・佐古田。富山は彼女のバッグに、もらうことがアルピーリスナーには最高の栄誉とされるノベルティグッズ「カンバーバッチ」を見つけ、思わず声を上げてしまいます。 ハガキ職人あるある「街でノベルティグッズを見ると、持ち主のラジオネームが気になってしょうがない」状態です。こうして2人が出会い、物語はゆっくりと動き出していきます。 この佐古田に加え、図々しくてデリカシーのない、富山とは違うタイプのコミュ障の永川。敬遠されがちな派手なルックスでありながら、誰とでも嫌味なく仲良くできる鹿沢というバラバラの3人の友人たちとの関わりの中で、富山は少しずつ前を向き、少しずつ自分と向き合っていきます。 しかし、それと同時に彼らに寄り添ってきたアルピーANNに、番組終了の時がやってきます。この重大さは、リスナーにしかわからないかもしれませんね。僕は、放送をリアルタイムで聞いていたので、タイムスリップしたかのようにドキドキしながら一気に読んでしまいました。 これこそが、リスナーのための小説と言われている理由であり、リスナーにおすすめしたい理由なのです。 著者であり、アルピーANNのリスナーだった佐藤多佳子さんが、番組に投稿されるネタメールのように超内輪向けに書いた小説。 やっぱり、リスナーにこそ読んでほしいと思うんです。いわば、この小説はラジオという狭いコミュニティの中で生まれた“家族”の記憶なのですから。 (文=菅谷直弘[カカロニ])『明るい夜に出かけて』(新潮社)














