
同社のサイトでは発注から納品までを
丁寧に解説。この値段だったら、
個人で発注もできそう。
日本で発行される漫画を海外で翻訳出版する動きは盛んだ。海外の書店では、その国の言語に翻訳された日本の漫画単行本を目にすることも珍しくない。そんな中、今度はインド企業と共同で漫画を各国語に翻訳し、DTP作業まで一貫して請け負うサービスを提供する企業が登場した。
東京都にあるネットサポート株式会社が始めたこのサービス。何よりも目を引くのは、価格の安さである。200ページ程度の一般的な漫画単行本だと、1冊丸ごと翻訳した後、翻訳したテキストをフキダシへ入力、PDFや画像ファイル、電子書籍対応フォーマットへの変換までの作業を含めて、およそ3万円で受注するという。
もともとIT系の各種事業を行う同社では、英語マニュアルの日本語への翻訳事業も行っていた。そこで得られたスキルを利用して、昨年7月から電子書籍の翻訳サービスの提供を開始。その後、ユーザーから漫画の翻訳もできないかという要望があったことから、新たな事業として展開することになったという。IT系企業ということもあり、IT先進国であるインドの企業とはこれまでも関係が深く、スムーズに翻訳の作業システムを構築することができたという。
現在、インド側には翻訳者が26名。英語のほか、中国語、ドイツ語、スペイン語に対応しており、さらに今後はほかの言語にも対応していく予定だ。また、需要は限られるが、ヒンディー語やウルドゥー語、タミル語など、インド国内で利用されている各言語への翻訳も可能だ。
「インドでは広く英語が普及しているだけでなく技術力も高いので、DTPも非常にレベルの高いものが仕上がってきます」
と、同社の中島嘉伸さんは話す。一方で、文化の違いゆえに少々の問題があることも認識している。
「このインド企業では漫画を読んだことがない人も多かったので、まず“漫画とはこういうものである”とレクチャーするところから始まりました。また、性的な表現がインドの国内法に触れてしまうという点が、少々ネックになるかもしれません」
そのため、まず翻訳が可能か否かは日本側で確認してからインドへ発注する、というフローになっている。また、性的な点に限らず、文化の違いや認識の齟齬(そご)を埋めるために、Skypeを利用して常時やり取りできる仕組みも整えた。日本とインドとの時差は約3時間なので、ほぼリアルタイムでのやり取りが可能なのは心強い。現在、月100冊まで対応できる体制を整えているが、まずは今年1年で100冊を受注することを第1目標にするという。
■翻訳に「文化」まで反映させられるかがカギ
言うまでもなく、インドはアウトソーシング大国だ。英語の普及率の高さから、英語圏の国々が各種のコールセンターをインドに設置していることはよく知られている。2010年に同国のソフトウェア業界団体・NASSCOMが発表した調査結果によれば、インドのITおよびBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス市場の輸出額は497億ドルに達している。日本の漫画を翻訳する事業も、このBPOサービスの一つになるだろう。
「漫画の翻訳は、誰に何を伝えようとしているかを理解していないと難しいものです。マニュアルであれば翻訳は簡単かもしれないが、例えば日本文化に対する理解が低い翻訳者が、俳句を翻訳することができるでしょうか」
と翻訳家の兼光ダニエル真さんは指摘する。漫画を翻訳する際に、翻訳した文章を読む対象者が自分の訳したものをどのように読むか。あるいは、文化的背景なども考えて、元の文章の作者は何をどのように考えているのか、それを理解することは必須だ。
今でも海外で翻訳出版されている日本の漫画の中には、トンチンカンな翻訳も散見される。それらの粗悪品は、既存の漫画ファンが仕方なく買っているだけ。結果的に、市場の将来性も裾野を広げる可能性もすべて失ってしまっている。
例えば、日本の漫画をアメリカで翻訳出版するにあたって、インドに翻訳を発注するとする。そうすると、どうしてもインドは、単に言語を変換する作業を請け負った第三者であることは否めない。となれば、翻訳に際しての作者の意図などを伝える作業、完了後の精度のチェックをかなり綿密に行わなければならないだろう。
出版社にとって、英語に長けたインド人に漫画翻訳をアウトソーシングする場合の魅力は、まず安さにある。ただ、このサービスに興味を示す出版社があるとすれば、すでに自社で海外展開を行っている大手よりも、中堅どころになると思われる。翻訳作業だけでなく、海外展開や版権管理まで含めて安価で代行するというところまで打ち出す必要が出てくるかもしれない。そうなると、自社で翻訳家を抱えて、海外展開もすべて社内でやる場合と、どちらがコストを抑えて利益を得ることができるだろうか?
むしろ、インドで翻訳作業を行って、そのまま漫画の新たな市場として開拓されつつあるインドで展開するほうが、すんなりといくのではなかろうか。まだ日本の漫画に触れたことがない人が多いインドが、有望な市場であることは間違いないのだから。
(取材・文=昼間たかし)
●マンガ翻訳サービス(電子書籍翻訳サービス)
<http://www.netsupport.co.jp/translation/service_flow_manga.html>
「03カルチャー」タグアーカイブ
ニコニコ生放送『白石稔のアキバなう!』第2回レポート! from 「わっとぽーAkiba」

左からみずしな孝之、白石稔、桃野はるな。
テレビアニメ『未来日記』の高坂王子役や『らき☆すた』の本人をモチーフにしたキャラクター・白石みのる役などの演技で、独特の存在感をアピールする自称・声優界の隙間産業こと白石稔がMCを務めるニコニコ生放送番組「白石稔のアキバなう!」(共演はみずしな孝之(漫画家)、桃野はるな(声優見習い))の第2回放送が、2月16日にバンブーチャンネルで行われた。
プライベートでも秋葉原を散策する「アキバ好き」声優である白石が秋葉原の現在(いま)を伝える、というアキバ情報バラエティーである同番組が今回訪れたのは、2月2日にオープンしたばかりのメイドタイ古式マッサージ店「わっとぽーAkiba」だ。メイド」と「タイ古式マッサージ」という、未知のクロスオーバーを果たした秋葉原の新スポットに3人が突撃した!
全長49メートル、高さ12メートルの寝釈迦仏で有名なバンコク最古の寺院「ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム」──通称「ワットポー」で始まったとされているタイ古式マッサージ。医学、指圧、整体、ヨガの技法が組み合わされた人体60箇所のツボを独特の秘技によって刺激し、もみほぐすこのマッサージは、至高のリラクゼーションとして世界的に広まりつつある。
今回の放送では、まだ10代だという「わっとぽーAkiba」の看板娘・かぐやちゃんにタイ古式マッサージをしてもらうことになった白石稔、みずしな孝之、桃野はるなの3人。出演者のみならず視聴者も「かわいい!」とコメントで絶賛する彼女に、さっそく施術室に案内されサービスがスタートした。
まず、肩が凝っているという桃野へのマッサージが行われた。

女子同士の絡みに、男性陣も視聴者も思わずニヤニヤ。桃野も「かぐやちゃん、いいよぉ~」とノリノリのコメントで場を盛り上げる。次は妙にハイテンションな、みずしなの番だ。腰が痛いというみずしなのために、全身をフルに使ってご奉仕をするかぐやちゃんを見て、桃野は「10代が四つん這いになって、前後に激しく動いています!」とコメント。
桃野、まさかのエロキャラへの覚醒か!? と白石からのツッコミが入ったところで、かぐやちゃんの大技が炸裂! ストンピングからの逆ロメロスペシャル、そしてボストンクラブと流れるような連携にみずしなは絶叫するばかり。
かぐやちゃんのテクニカルなマッサージを、なぜか『キン肉マン』に例えて実況する白石に、観客も「wwwww」と大量の草を生やした。
マッサージが終わったみずしなは「超物足りない!」と恍惚の表情でコメント。マッサージが物足りないのか、かぐやちゃんの激しい技を受けることが物足りないのか。それは最後まで謎のままであった。
そしてオチ担当の白石の番となったが、ここで登場したのがタイのマッサージ国家資格を持っているというサナンさん。メイドさんたちのマッサージを指導しているというだけあって、本格的な古式マッサージが白石に炸裂。

「国家資格とかどうでもいいんだよ! なんでメイドさんにしてもらえないの!?」と意見を申し立てるメインMC・白石だが、実に15分に及ぶ施術ですっかり体もほぐれ、最後はしっかりご満悦の様子であった。
体を張った出演者たちの活躍やノリのいいメイドさんらスタッフとのやり取り、予想以上に本格的なサービスの数々に、番組が終わるころには視聴者もすっかり興味を引かれた様子で、モニターには「俺も行きたい」「場所は覚えた!」などのコメントが流れていた。
終始、出演者の素の表情丸見えのゆるいノリで進行した『白石稔のアキバなう!』第2回を終えて白石は、
「2回目にして、今回みたいな軽くバカバカしい感じを視聴者の皆さんも楽しんでいただけているのかなと思いましたので、これからもあまり硬くならずにソフトタッチな番組を続けていければ」
とコメント。次回も軽くてゆる~い番組を期待したい。
次の放送は3月19日の予定。
次回はお酒ありの放送になる予定らしいので、出演者と一緒に飲み会を行うような気分でお酒&おつまみ片手に番組を観てはいかがだろうか。
■ここがおススメ! レギュラー's チェックポイント!
白石 「マッサージのクオリティは保証いたします。が! 先生が直接マッサージしてくれることは恐らくないと思うので、僕はこの店の良さを真には感じていないと思います(笑)。ただすごくいいマッサージだったので、それを習っている皆さんのマッサージもしっかりしたもののはずです。僕はそれを体験できなかったので、皆さん自身の体で確かめてください。いや、別に根に持ってはいないですよ。ないですけど、……どうだったのかな?(苦笑)」
みずしな 「メイドマッサージというものがあるのは知っていたのですが、メイドさんによるタイ古式マッサージというのは斬新ですよね。なんといってもメイドさんの質が高いです。しかも、けっこう力が強いです。見た目はかわいらしいのですが、だまされちゃいけません!(笑) 今後も、僕は普通に通おうと思います」
桃野 「今日はメイドさんにマッサージしてもらえるということで、優しくしてもらえるのかなと思っていたら意外と激しいマッサージで、とっても気持ちよくさせていただきました。とってもかわいい女の子ぞろいだったので、どの女の子がやってくれるのかなという楽しみもありますし、私は普段見ることのない角度からメイドさんを見ることができたという点でも楽しませていただきました。ぜひぜひ皆さんも一度体験してみてください!」
ニコニコ生放送『白石稔のアキバなう!』第2回レポート! from 「わっとぽーAkiba」

左からみずしな孝之、白石稔、桃野はるな。
テレビアニメ『未来日記』の高坂王子役や『らき☆すた』の本人をモチーフにしたキャラクター・白石みのる役などの演技で、独特の存在感をアピールする自称・声優界の隙間産業こと白石稔がMCを務めるニコニコ生放送番組「白石稔のアキバなう!」(共演はみずしな孝之(漫画家)、桃野はるな(声優見習い))の第2回放送が、2月16日にバンブーチャンネルで行われた。
プライベートでも秋葉原を散策する「アキバ好き」声優である白石が秋葉原の現在(いま)を伝える、というアキバ情報バラエティーである同番組が今回訪れたのは、2月2日にオープンしたばかりのメイドタイ古式マッサージ店「わっとぽーAkiba」だ。メイド」と「タイ古式マッサージ」という、未知のクロスオーバーを果たした秋葉原の新スポットに3人が突撃した!
全長49メートル、高さ12メートルの寝釈迦仏で有名なバンコク最古の寺院「ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム」──通称「ワットポー」で始まったとされているタイ古式マッサージ。医学、指圧、整体、ヨガの技法が組み合わされた人体60箇所のツボを独特の秘技によって刺激し、もみほぐすこのマッサージは、至高のリラクゼーションとして世界的に広まりつつある。
今回の放送では、まだ10代だという「わっとぽーAkiba」の看板娘・かぐやちゃんにタイ古式マッサージをしてもらうことになった白石稔、みずしな孝之、桃野はるなの3人。出演者のみならず視聴者も「かわいい!」とコメントで絶賛する彼女に、さっそく施術室に案内されサービスがスタートした。
まず、肩が凝っているという桃野へのマッサージが行われた。

女子同士の絡みに、男性陣も視聴者も思わずニヤニヤ。桃野も「かぐやちゃん、いいよぉ~」とノリノリのコメントで場を盛り上げる。次は妙にハイテンションな、みずしなの番だ。腰が痛いというみずしなのために、全身をフルに使ってご奉仕をするかぐやちゃんを見て、桃野は「10代が四つん這いになって、前後に激しく動いています!」とコメント。
桃野、まさかのエロキャラへの覚醒か!? と白石からのツッコミが入ったところで、かぐやちゃんの大技が炸裂! ストンピングからの逆ロメロスペシャル、そしてボストンクラブと流れるような連携にみずしなは絶叫するばかり。
かぐやちゃんのテクニカルなマッサージを、なぜか『キン肉マン』に例えて実況する白石に、観客も「wwwww」と大量の草を生やした。
マッサージが終わったみずしなは「超物足りない!」と恍惚の表情でコメント。マッサージが物足りないのか、かぐやちゃんの激しい技を受けることが物足りないのか。それは最後まで謎のままであった。
そしてオチ担当の白石の番となったが、ここで登場したのがタイのマッサージ国家資格を持っているというサナンさん。メイドさんたちのマッサージを指導しているというだけあって、本格的な古式マッサージが白石に炸裂。

「国家資格とかどうでもいいんだよ! なんでメイドさんにしてもらえないの!?」と意見を申し立てるメインMC・白石だが、実に15分に及ぶ施術ですっかり体もほぐれ、最後はしっかりご満悦の様子であった。
体を張った出演者たちの活躍やノリのいいメイドさんらスタッフとのやり取り、予想以上に本格的なサービスの数々に、番組が終わるころには視聴者もすっかり興味を引かれた様子で、モニターには「俺も行きたい」「場所は覚えた!」などのコメントが流れていた。
終始、出演者の素の表情丸見えのゆるいノリで進行した『白石稔のアキバなう!』第2回を終えて白石は、
「2回目にして、今回みたいな軽くバカバカしい感じを視聴者の皆さんも楽しんでいただけているのかなと思いましたので、これからもあまり硬くならずにソフトタッチな番組を続けていければ」
とコメント。次回も軽くてゆる~い番組を期待したい。
次の放送は3月19日の予定。
次回はお酒ありの放送になる予定らしいので、出演者と一緒に飲み会を行うような気分でお酒&おつまみ片手に番組を観てはいかがだろうか。
■ここがおススメ! レギュラー's チェックポイント!
白石 「マッサージのクオリティは保証いたします。が! 先生が直接マッサージしてくれることは恐らくないと思うので、僕はこの店の良さを真には感じていないと思います(笑)。ただすごくいいマッサージだったので、それを習っている皆さんのマッサージもしっかりしたもののはずです。僕はそれを体験できなかったので、皆さん自身の体で確かめてください。いや、別に根に持ってはいないですよ。ないですけど、……どうだったのかな?(苦笑)」
みずしな 「メイドマッサージというものがあるのは知っていたのですが、メイドさんによるタイ古式マッサージというのは斬新ですよね。なんといってもメイドさんの質が高いです。しかも、けっこう力が強いです。見た目はかわいらしいのですが、だまされちゃいけません!(笑) 今後も、僕は普通に通おうと思います」
桃野 「今日はメイドさんにマッサージしてもらえるということで、優しくしてもらえるのかなと思っていたら意外と激しいマッサージで、とっても気持ちよくさせていただきました。とってもかわいい女の子ぞろいだったので、どの女の子がやってくれるのかなという楽しみもありますし、私は普段見ることのない角度からメイドさんを見ることができたという点でも楽しませていただきました。ぜひぜひ皆さんも一度体験してみてください!」
美形推し&礼賛ばかりのサッカーメディアが「なでしこジャパン」をダメにする!?

「なでしこジャパン2011W杯速報号
2011年08月号」
(ベースボール・マガジン社)
先頃、ポルトガルで開催されたアルガルベカップ2012で準優勝に終わったサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」だが、ロンドン五輪金メダルの勝算はいかほどか。
「決勝戦のドイツ戦でもそうだったように、フィジカルの強い相手だと押し込まれて、持ち前のパスワークも影を潜めていましたね。ドイツに限らず、アメリカやブラジルなど世界の強豪はどこもフィジカルが強いので、五輪へ向けての不安材料だといえるでしょう」(サッカー誌記者)
そもそも、なでしこの世界ランキングはドイツ、アメリカに次いで第3位。順当にいって銅メダルというところ。ただ、今回はエースの澤(穂希)が体調不良で決勝など2試合を欠場した中、準優勝というのは善戦したといえなくもないが……。
「メディアではそうした点を強調して、今回結果について批判がありませんよね。決勝戦ではあまり試合に出ていなかった選手を多く起用しましたが、そこで露呈したのは、選手層の薄さ。やはり、澤や宮間(あや)、川澄(奈穂美)、鮫島(彩)、熊谷(紗希)らの主力におんぶに抱っこというのが実情。今回の大会で果たして選手層の底上げはできたのか、ということをメディアはもっと検証すべきです。新戦力が出てこないと、金メダルは厳しいですよ」(同)
最近メディアでは、INAC神戸に入団した京川舞、仲田歩夢、田中陽子の美形“高卒トリオ”が話題を呼んだ。彼女たちはU-19代表だけにA代表の新戦力として期待が寄せられている。
「確かに、美形ということで話題にもなりやすいし、女子サッカーを盛り上げるためにも彼女たちを取り上げるのは大いに結構だと思うのですが、A代表の新戦力としては時期尚早でしょう。メディアは、もっとシビアになでしこジャパンを見るべきです。とにかく礼賛ばかりのメディアの反応が気がかり。強い代表というのはメディアの厳しい目が育てるものなんです」(同)
考えてみれば、2006年のW杯で「黄金の中盤」などとメディアに持てはやされたジーコジャパンはどうだったか。さんざん国民を期待させたあげく、惨敗を喫しチームが崩壊してしまったことは記憶に新しい。こんなことを繰り返さないためにも、メディアにはいま一度厳しい視点で報じてほしいものだ。
(文=牧隆文)
美形推し&礼賛ばかりのサッカーメディアが「なでしこジャパン」をダメにする!?

「なでしこジャパン2011W杯速報号
2011年08月号」
(ベースボール・マガジン社)
先頃、ポルトガルで開催されたアルガルベカップ2012で準優勝に終わったサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」だが、ロンドン五輪金メダルの勝算はいかほどか。
「決勝戦のドイツ戦でもそうだったように、フィジカルの強い相手だと押し込まれて、持ち前のパスワークも影を潜めていましたね。ドイツに限らず、アメリカやブラジルなど世界の強豪はどこもフィジカルが強いので、五輪へ向けての不安材料だといえるでしょう」(サッカー誌記者)
そもそも、なでしこの世界ランキングはドイツ、アメリカに次いで第3位。順当にいって銅メダルというところ。ただ、今回はエースの澤(穂希)が体調不良で決勝など2試合を欠場した中、準優勝というのは善戦したといえなくもないが……。
「メディアではそうした点を強調して、今回結果について批判がありませんよね。決勝戦ではあまり試合に出ていなかった選手を多く起用しましたが、そこで露呈したのは、選手層の薄さ。やはり、澤や宮間(あや)、川澄(奈穂美)、鮫島(彩)、熊谷(紗希)らの主力におんぶに抱っこというのが実情。今回の大会で果たして選手層の底上げはできたのか、ということをメディアはもっと検証すべきです。新戦力が出てこないと、金メダルは厳しいですよ」(同)
最近メディアでは、INAC神戸に入団した京川舞、仲田歩夢、田中陽子の美形“高卒トリオ”が話題を呼んだ。彼女たちはU-19代表だけにA代表の新戦力として期待が寄せられている。
「確かに、美形ということで話題にもなりやすいし、女子サッカーを盛り上げるためにも彼女たちを取り上げるのは大いに結構だと思うのですが、A代表の新戦力としては時期尚早でしょう。メディアは、もっとシビアになでしこジャパンを見るべきです。とにかく礼賛ばかりのメディアの反応が気がかり。強い代表というのはメディアの厳しい目が育てるものなんです」(同)
考えてみれば、2006年のW杯で「黄金の中盤」などとメディアに持てはやされたジーコジャパンはどうだったか。さんざん国民を期待させたあげく、惨敗を喫しチームが崩壊してしまったことは記憶に新しい。こんなことを繰り返さないためにも、メディアにはいま一度厳しい視点で報じてほしいものだ。
(文=牧隆文)
ついに世代交代!? 若手アイドル声優が続々歌手デビュー

「Sinfonia! Sinfonia!!! 」(ポニーキャニオン)
田村ゆかり、茅原実里、堀江由衣、豊崎愛生、戸松遥など、アニメの出演のみならず、CDをリリースするたびにランキング上位に顔を出し、日本の音楽シーンにおいて大きな存在感をみせるアイドル声優たち。彼女たちは定期的にライブ活動も行い、中には武道館や横浜アリーナでの公演も成功させるなど、J-POPアーティスト顔負けの大活躍を繰り広げている。
しかし、ここ数年は人気アイドル声優の顔ぶれは固定傾向にあり、長らく新たなアイドル声優の歌手デビュー待望論が、声優ファンの間でもささやかれていた。
そんなファンの声が声優業界に届いたのか、2012年、多くの若手声優が続々と歌手デビューすることが明らかになってきている。
まずは『けいおん!』で中野梓を演じ、全国のアニオタに「ぺろぺろ」というスラングを定着させた若手人気No.1の呼び声も高い竹達彩奈が4月11日、ポニーキャニオンからシングル「Sinfonia! Sinfonia!!!」で歌手デビューすることが決定している。
彼女は『けいおん!』原作漫画でもネタにされるほど、個性的な歌唱力を持つ逸材であり、デビュー曲の仕上がりに多くの声優ファンが注目していたが、現在公開されているPVを聴く限り、そんなに悪くはない……。というか、かなりいいのではないだろうか。
小西康陽系の渋谷系サウンドが、一昔前のアイドルのテンプレートを踏まえているようにも思えて、実に王道で微笑ましい。PVでは、さまざまなコスプレもこなしており、小動物系のルックスもあいまって非常にキュートである。
竹達とは『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』で共演して以来の親友でもある声優・花澤香菜も、彼女を追いかけるように4月25日、アニプレックスからシングル「星空☆ディスティネーション」でデビューする。
ポエトリー・リーディングともヒップ・ホップともとれる、抑揚の少ない独特な歌唱法を得意とすることで声優ファンには有名な花澤だが、そのデビュー曲はメロディラインが大きく展開するハウスミュージック風ポップスとなっている。
そのせいか、これまで彼女がキャラクターソングで披露してきた、まるで語りかけるような歌い方は抑えられている。その代わりにどこか地に足のつかない浮遊感あふれるボーカルとなっており、最後までリスナーは親が娘を見守るような緊張感と、無事に歌が終わった後のなんとも言えない安心感を味わうことができるだろう。
この若手女性声優ツートップとは別の方向性を打ち出してきたのが、20歳の誕生日の翌日である3月28日に、フライングドッグからミニアルバム『プティパ』でCDデビューを果たす悠木碧だ。
すでにリードトラック「回転木馬としっぽのうた」のPVが公開されているが、王道ポップス路線を打ち出してきた竹達、花澤に対し、こちらは谷山浩子や大貫妙子といったニューミュージック系アーティストのにおいを漂わせたファンタジックな楽曲となっている。
その映像も、まるで彼女が主人公・鹿目まどかを演じた『魔法少女まどか☆マギカ』の異空間設計を担当した「劇団イヌカレー」的な世界観となっており、声優としての彼女とリンクした音楽活動がファンにはうれしいところだろう。
男性声優も負けてはいない。
アニメ『グラール騎士団』から生まれた男性声優ユニット・G.Addictのメンバーが、ランティスから続々とソロデビューを果たしている。
中世的な声で絶大な人気を誇る梶裕貴は、すでに2月22日にシングル「sense of wonder」でデビューを果たしており、オリコン週間シングルチャートで初登場11位を記録。オリコンチャートの順位の意味性が疑われて久しいが、現在もっとも一般メディアに露出する機会の多いチャートに顔を出したことに対するインパクトは大きいといえる。
今後は、艶のあるワイルドな歌声が魅力の寺島拓篤のソロデビューが控えており、その他のメンバーのデビューも引き続き楽しみにしたい。
ほかにも、アイドルから声優への転身を果たし、現在『モーレツ宇宙海賊』主人公・加藤茉莉香を演じている小松未可子も4月11日、キングレコード内のレーベル・スターチャイルドからシングル「Black Holy」でデビューする予定だ。
このように、アニメ関連主要レーベルから続々と若手声優が歌手デビューする2012年の春。フレッシュな空気が一斉に流れ込むことで、アイドル声優シーンにも大きな変化が生まれること必至だ。
彼らが音楽活動を通じて、本業である声優としてもさらにスキルアップしてくれることを期待したい。
(文=龍崎珠樹)
“世界のセックス・シンボル”の秘められた恋『マリリン 7日間の恋』
null
マリリン・モンロー
セクシー。

・ 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』
・映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』
・これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』
・ ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』
・ 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』

(c) 2011 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
今週は、外見や学力といった資質の差や、職種や肩書きなど社会的な立場の差を乗り越え、男女が恋を成就させようとするいわゆる“格差愛”が描かれた邦画と洋画の新作2本を紹介したい。
まず3月17日公開の『僕等がいた 前篇』は、小畑友紀が月刊「ベツコミ」(小学館)に連載しコミック累計部数が1,000万部を突破する人気少女漫画を、前後篇2部作で実写映画化した作品。北海道釧路市の高校で、顔良し、頭良し、運動神経抜群というクラスの人気者・矢野(生田斗真)は、年上の彼女と死別した過去を引きずっていた。しかし、ちょっと天然で前向きな性格の同級生・七美(吉高由里子)が矢野を意識し始め、ほどなく恋心を抱くようになってから、次第に矢野も心を開いていく。やがて2人は、困難や葛藤を乗り越えて恋を実らせるが……。
メガホンを取ったのは、やはりコミック原作の青春ドラマ『ソラニン』(2010)で長編劇映画デビューした三木孝浩監督。共演に高岡蒼甫、本仮屋ユイカ、小松彩夏ほか。高校生から大学生、さらに社会人へと成長しながら恋模様を繰り広げる登場人物らの物語を丁寧に描くため、2部作での製作を選択。特に前篇は高校時代にほぼ限定したことで、各キャラの性格や過去がきちんと語られ、憧れの存在との距離が次第に近づいていく時の高揚感や、思い通りに恋が進展しないもどかしさもしっかりと伝わってくる。後篇公開は約1カ月後(4月21日)なので、恋の行方が気になる観客も、盛り上がった気分のまま主要キャラたちに再会できることだろう。
続いて3月24日に封切られる『マリリン 7日間の恋』は、没後50年が経ってもなお“世界のセックス・シンボル”と称される女優マリリン・モンローの秘めた恋を描いたドラマ。1956年、英国の名優ローレンス・オリヴィエが主演・監督を務める映画『王子と踊子』の撮影のため、ロンドンにやって来たモンロー。だが、演技法でオリヴィエと対立し、一緒に訪英した夫の劇作家アーサー・ミラーは仕事のため1人で帰国してしまう。孤独と不安を抱えるモンローは、第3助監督を務める素朴な青年クラークに安らぎを覚え、次第に親密になっていく。
後にドキュメンタリー監督になるコリン・クラークの回想録をもとに映画化。モンロー役のミシェル・ウィリアムズは、『ブルーバレンタイン』(10)に続いて本作でもアカデミー賞主演女優賞にノミネート。大女優という仮面の下に精神的な弱さをのぞかせるマリリンを、時に繊細に、また時に大胆に演じ分けている。クラーク役のエディ・レッドメインも、大女優に抱く淡い憧れから、急接近する関係への戸惑い、抑えきれなくなる恋の高まりをピュアに表現。ケネス・ブラナー、ジュディ・デンチといった名優たちに加え、『ハリー・ポッター』シリーズのハーマイオニー役でお馴染みのエマ・ワトソンがクラークの恋にからむ役を演じているのも注目だ。
格差愛は、似たもの同士の恋愛よりも当然障害が多く、それゆえにドラマチックな展開が作品のプロットに向く傾向がある。とはいえ、そうした特殊なカップルの物語から、男女の関係のあり方や、恋愛の意味を見つめ直す普遍的なヒントを読み取れるのも、映画鑑賞の楽しみのひとつと言えるだろう。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)
『僕等がいた 前篇』作品情報
<http://eiga.com/movie/56126/>
『マリリン 7日間の恋』作品情報
<http://eiga.com/movie/56958/>
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第三期生修了制作展が熱い!

もはや「世界に通用する日本のアニメ産業」という言葉も、当たり前というべきか陳腐というべきか。いずれにしても、いまや日本のアニメ産業は、表現手法や技術力に至るまで膨大なスキルを蓄積している。そして、この貴重な「財産」を次世代に継承し、さらなる発展を目指す時代にきているといっても過言ではない。
東京藝術大学大学院映像研究科のアニメーション専攻は、次世代の担い手を育てる教育機関の中でもトップレベルの場だ。先週末、その第三期生の修了制作展が、同大学の横浜校地馬車道校舎で開催された。
「アニメーション専攻では、リーダーをつくることを目的としてきました。アニメ産業からアートまで、リーダーとなるべき人材が育っているのはとてもうれしいです」
と、同大学院の岡本美津子教授は話す。本年度の修了生の進路を聞いてみると、多くは独立してアニメーション作家の道へ進む予定。一方で、東映アニメーションのような老舗の制作会社やゲーム会社への就職を決めた人もいるそうだ。アート方面だけでなく、商業界にも人材を送り出しているところが層の厚さを感じさせるし、目的を十二分に果たしているのではないかと思う。
実際、上映されている作品を見ても、表現手法や扱うテーマはさまざまだ。震災や就職活動をテーマにした作品もあるかと思えば、種田山頭火を扱った作品も。表現手法も、CGからパペットアニメーションまで多様である。アートの知識はほとんどない筆者だが、見ていて飽きないので驚いた(自分に)。おそらく、あと10年も経てば、ここで上映されている作品の制作者がアートアニメーションで評価されたり、あるいは商業アニメで超人気作を制作するようになることは、容易に想像できる。
「商業アニメの制作現場では作業の一部を担当するだけでしたが、この大学院では企画から制作まですべてを一人でやらなければならないんです」
と、本年度の修了生・白石慶子さんは話す。白石さんは、大手商業アニメ制作会社に勤めていたが、「アニメーションの根幹にかかわりたい」と大学院生に転身したそうだ。
「商業アニメの企画は世間の流行を感じ取って、いわば“受け身”の形で進んでいきます。対してこの大学院では、自分で面白さを考えて提案していかなければならないし、そのスキルを学ぶことができました」
そう語る白石さん。今後の進路を聞いてみると、フリーランスで商業アニメの仕事を受けることが決まっているそうだ。震災をテーマにした白石さんの作品は「ええっ!」と思うほどインパクトが強かった。このスキルが商業アニメではどのように反映されるのか楽しみである。
24時間営業のアニメーション専攻の校舎だが、場所はみなとみらい線の馬車道駅から徒歩10分。校舎は運河の傍ではなく運河の中に建っていて1階はハローワーク。昼間でも人通りの少ない町外れだ。この絶妙な環境が学生を制作に専念させるのだろうかと、帰り道に校舎の脇を歩きながら思った。なお作品は、今週末から東京・渋谷でも上映予定。
(取材・文=昼間たかし)
●「GEIDAI ANIMATION 03 TALK」
東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻第三期生修了制作展
3月17日(土)~ 23日(金)
各日21:00 より(レイトショー)
会場:渋谷ユーロスペース
<http://www.animation.geidai.ac.jp/03talk/index.html>
魔女っ子ソングの伝道師・Sister MAYOが語る魔女っ子ソングの魅力
null
魔女っ子
懐かしくて、新しい?

【関連記事】
・「ゼェェェット!」アニソンの帝王・水木一郎が見据える世界への道程
・昼夜トータル5時間の萌え萌えしいアニソンライブにULTRA-PRISMも見参!!
アニメ特撮+αのチャリティーライブ「アニソンスマイル」レポート!
幾原邦彦監督新作からももクロZ、angelaのライブまで! 「SPARK!」緊急レポ
・秋葉原の歌姫・黒崎真音が待望の1stアルバムで鳥肌立てた!?

アニメ『マスターモスキートン'99』の主題歌を担当するユニット・Cyber Nation Networkのヴォーカリストとしてデビュー。その後、ソロ活動に移行してからも『ジャングルはいつもハレのちグゥ』主題歌などのアニメソングから、『魔法戦隊マジレンジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』などの特撮作品のエンディングテーマ、挿入歌を多数担当し、ポップでキッチュな歌声を我々に聴かせてくれるシンガー・Sister MAYO。
そんな彼女が、実力派ミュージシャンと結成したバンド・カラテブラボーと共に、『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』などの魔女っ子ソングをカバーしたミニアルバム『魔女っ子』をリリース。さらに魔女っ子ソングをカバーする企画ライブ「魔女っ子シスターズ Vol.1」を開催したのは昨年11月のこと。
21世紀の魔女っ子ソングの伝道師として、日夜活動を繰り広げるSister MAYOだが、きたる3月20日、東京・渋谷 The GAMEにて「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催する予定だ。
そこで今回、彼女に魔女っ子ソングへの熱い思いや、ライブにかける意気込みを語ってもらった。
──現在、Sister MAYO with カラテブラボー名義で魔女っ子ソングをカバーしていますが、なぜ今、魔女っ子ソングを歌おうと思ったのですか?
Sister MAYO(以下、MAYO) ずっとバンドで魔女っ子ソングをカバーしたいなと思っていたんだけど、どういう形でやろうか悩んでいたんです。そんな時、たまたま『魔法使いサリー』をどこかで耳にして、「これをアレンジしたらカッコイイかも!」って思って。それで1~2年くらい前にベスト盤を出した時に結成したバンドメンバーに声をかけたら、「面白そうだ」って集まってくれたのが始まりです。
──バンドメンバーには、元ZI:KILLのEBYさんといった90年代バンドブームの中心にいた方も参加されていますね。
MAYO カラテブラボーのメンバーとは、アマチュア時代にずーっと一緒にオリジナルをやっていたんです。その時のバンドが今回再結成されたという感じです。
──バンドのアレンジも今風の派手なサウンドではなく、非常に安心して聴ける渋いサウンドですね。
MAYO よく気づいてくれました(笑)! サウンドは70~80年代のノリを意識してます。当時の雰囲気を知る人には懐かしさを感じてもらえて、若い人には逆に新しさを感じてもらえるものを作ろうと思ってるんです。メンバーもベテランのミュージシャンばかりだから、音が落ち着いてるんですよ(笑)。
サウンドのコンセプトとしては、イントロだけでは何の曲かわからないようにアレンジしたいというのがあります。アニソンファンの方がネット上にアップしている「弾いてみた」とか「アレンジしてみた」動画を見て、「よっしゃ、私もやってやるか」って触発された部分もあったりします。
■魔女っ子アニメの魅力
──70~80年代のアニメソングって、歌っていて気持ちいい曲が多いですよね。
MAYO ですよね。おまけに、ちゃんとアニメの題名が歌詞に入っているから、何を歌っていても絶対にわかるようになっているところがすごいと思うんです。今時のアニソンって、パッと聴いても作品を知ってる人しかわからない曲が多いんだけど、それはアニメソングとしてはどうかなって思うんです。やっぱり私は「サリー!」とか「魔女っ子メグは~」とかタイトルが入ってるほうが好きですね。そういうアニメソングがまた増えてほしいなって思います。
──完全にアニメファン目線ですよね(笑)。
MAYO はい。私、昔からすごいテレビっ子で、今でもアニメは必ず見ちゃうんです。なんか落ち着くんですよね。中でも気持ちが和むような作品が好きで、『サザエさん』とか『クレヨンしんちゃん』『ちびまる子ちゃん』とかがすごく好きなんです。そういうのばっかりを見てると、たまには『エヴァンゲリオン』みたいな深く考えるようなのも見たくなっちゃったりもするんですけどね。
──柔らかい作品からハードな作品まで幅広く押さえているんですね。その中でも魔女っ子アニメは特別な存在ですか?
MAYO はい。やっぱり変身シーンとか魔法を使うシーンを真似するごっこ遊びって誰もがやったことだと思うんです。自分自身、今も魔法への憧れがあるので特別ですね。あと、魔女っ子のアニメの主題歌って、なんか魔法っぽいんですよね。いまだに聴いても色あせないし、魔法の世界に行っちゃいそうな感じがあったり。あと、「マハリクマハリタ」とか歌詞の意味がよくわからなくても、なんかアリな感じするじゃないですか。それに曲もすごくいいんですよね。単純に聴こえるんだけど、突き詰めると難しいみたいな。
──現在、リリースされているミニアルバム『魔女っ子』の選曲も、MAYOさんが好きな曲だったり、魔女っ子ソング観が反映されている感じでしょうか。
MAYO そうですね。わかりやすい感じの曲を選んだ感じです。『不思議色ハピネス』(『魔法のスターマジカルエミ』OP主題歌)はわかる人にしかわからないかなと思ったりもしたのですが、知らない人が聴いても、「懐かしい」って思ってもらえるようなアレンジになっています。
■歌って踊って、みんなで楽しみたい「魔女っ子シスターズ Vol.2」!
──そんなSister MAYOさんですが、3月20日には魔女っ子ソングのカバーライブ第2弾「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催されますね。
MAYO はい。前回は地下アイドルの子たちに何組か出てもらって、すごく盛り上げてもらったのですが、今回は木ノ下ゆりちゃんというアイドルの子だけじゃなくて、ダンスユニット・三姿舞にも参加してもらって、ダンスパーティみたいにしたいと思ってます。振り付けがある曲ではみんなで踊りたいですね。
──ゲストとして『忍風戦隊ハリケンジャー』や『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』の主題歌を歌われた高取ヒデアキさんも出演されます。やはり高取さんはヒーローソングで参加という形になるのでしょうか?
MAYO 実はこのイベントには、なるべくゲストの持ち歌は歌わせない、という縛りがあるんです。だから、高取さんがどんなダンスと歌を披露してくれるのか、私も楽しみです。
──そんな面白企画満載のライブ「魔女っ子シスターズ」なんですが、こちらも今後はシリーズ化していく予定なのでしょうか。
MAYO そうですね、年に4回くらいは続けていこうと思っています。こういう活動を続けてきて、意外と魔女っ子ものが好きな人って多いことがわかってきたので、その思いを皆でわかち合いたいですね。あまりコアな感じになりすぎないようにしつつ、見せ方もオシャレな感じにしたり、いろんな要素を盛り込んでいきたいと思っています。私自身がコアな気質じゃないので、どんな人が来ても楽しめると思いますよ。
──ライブ、楽しみにしています。それでは最後に、今後の野望を教えてください。
MAYO 今のバンドで新しい魔女っ子ソングの主題歌を歌うことですね。これが叶ったら、「もう死ねる!」って思います(笑)。いつか「魔女っ子ソングといったらSister MAYO」と呼ばれるようになりたいです。
(取材・文=有田シュン)
<ライブ詳細>
■魔女っ子シスターズ Vol.2
日時:2012年3月20日(火・祝) 17:00開場/18:00開演
会場:渋谷 The GAME(http://www.shibuyathegame.com/)
入場料:前売り¥3,000当日¥3,000(Drink別)
出演者:Sister MAYO with カラテブラボー、木ノ下ゆり、三姿舞
ゲスト:鈴木美潮、高取ヒデアキ
チケット発売日:ローソンチケットにて発売(Lコード:78409)、出演者のイベントでも販売。
※当日は先着順でのご入場になります。開場30分前から整列を開始します。30分以上前からの整列は周辺のお店にご迷惑となりますのでご遠慮下さい。
魔女っ子ソングの伝道師・Sister MAYOが語る魔女っ子ソングの魅力

アニメ『マスターモスキートン'99』の主題歌を担当するユニット・Cyber Nation Networkのヴォーカリストとしてデビュー。その後、ソロ活動に移行してからも『ジャングルはいつもハレのちグゥ』主題歌などのアニメソングから、『魔法戦隊マジレンジャー』『海賊戦隊ゴーカイジャー』などの特撮作品のエンディングテーマ、挿入歌を多数担当し、ポップでキッチュな歌声を我々に聴かせてくれるシンガー・Sister MAYO。
そんな彼女が、実力派ミュージシャンと結成したバンド・カラテブラボーと共に、『魔法使いサリー』『ひみつのアッコちゃん』などの魔女っ子ソングをカバーしたミニアルバム『魔女っ子』をリリース。さらに魔女っ子ソングをカバーする企画ライブ「魔女っ子シスターズ Vol.1」を開催したのは昨年11月のこと。
21世紀の魔女っ子ソングの伝道師として、日夜活動を繰り広げるSister MAYOだが、きたる3月20日、東京・渋谷 The GAMEにて「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催する予定だ。
そこで今回、彼女に魔女っ子ソングへの熱い思いや、ライブにかける意気込みを語ってもらった。
──現在、Sister MAYO with カラテブラボー名義で魔女っ子ソングをカバーしていますが、なぜ今、魔女っ子ソングを歌おうと思ったのですか?
Sister MAYO(以下、MAYO) ずっとバンドで魔女っ子ソングをカバーしたいなと思っていたんだけど、どういう形でやろうか悩んでいたんです。そんな時、たまたま『魔法使いサリー』をどこかで耳にして、「これをアレンジしたらカッコイイかも!」って思って。それで1~2年くらい前にベスト盤を出した時に結成したバンドメンバーに声をかけたら、「面白そうだ」って集まってくれたのが始まりです。
──バンドメンバーには、元ZI:KILLのEBYさんといった90年代バンドブームの中心にいた方も参加されていますね。
MAYO カラテブラボーのメンバーとは、アマチュア時代にずーっと一緒にオリジナルをやっていたんです。その時のバンドが今回再結成されたという感じです。
──バンドのアレンジも今風の派手なサウンドではなく、非常に安心して聴ける渋いサウンドですね。
MAYO よく気づいてくれました(笑)! サウンドは70~80年代のノリを意識してます。当時の雰囲気を知る人には懐かしさを感じてもらえて、若い人には逆に新しさを感じてもらえるものを作ろうと思ってるんです。メンバーもベテランのミュージシャンばかりだから、音が落ち着いてるんですよ(笑)。
サウンドのコンセプトとしては、イントロだけでは何の曲かわからないようにアレンジしたいというのがあります。アニソンファンの方がネット上にアップしている「弾いてみた」とか「アレンジしてみた」動画を見て、「よっしゃ、私もやってやるか」って触発された部分もあったりします。
■魔女っ子アニメの魅力
──70~80年代のアニメソングって、歌っていて気持ちいい曲が多いですよね。
MAYO ですよね。おまけに、ちゃんとアニメの題名が歌詞に入っているから、何を歌っていても絶対にわかるようになっているところがすごいと思うんです。今時のアニソンって、パッと聴いても作品を知ってる人しかわからない曲が多いんだけど、それはアニメソングとしてはどうかなって思うんです。やっぱり私は「サリー!」とか「魔女っ子メグは~」とかタイトルが入ってるほうが好きですね。そういうアニメソングがまた増えてほしいなって思います。
──完全にアニメファン目線ですよね(笑)。
MAYO はい。私、昔からすごいテレビっ子で、今でもアニメは必ず見ちゃうんです。なんか落ち着くんですよね。中でも気持ちが和むような作品が好きで、『サザエさん』とか『クレヨンしんちゃん』『ちびまる子ちゃん』とかがすごく好きなんです。そういうのばっかりを見てると、たまには『エヴァンゲリオン』みたいな深く考えるようなのも見たくなっちゃったりもするんですけどね。
──柔らかい作品からハードな作品まで幅広く押さえているんですね。その中でも魔女っ子アニメは特別な存在ですか?
MAYO はい。やっぱり変身シーンとか魔法を使うシーンを真似するごっこ遊びって誰もがやったことだと思うんです。自分自身、今も魔法への憧れがあるので特別ですね。あと、魔女っ子のアニメの主題歌って、なんか魔法っぽいんですよね。いまだに聴いても色あせないし、魔法の世界に行っちゃいそうな感じがあったり。あと、「マハリクマハリタ」とか歌詞の意味がよくわからなくても、なんかアリな感じするじゃないですか。それに曲もすごくいいんですよね。単純に聴こえるんだけど、突き詰めると難しいみたいな。
──現在、リリースされているミニアルバム『魔女っ子』の選曲も、MAYOさんが好きな曲だったり、魔女っ子ソング観が反映されている感じでしょうか。
MAYO そうですね。わかりやすい感じの曲を選んだ感じです。『不思議色ハピネス』(『魔法のスターマジカルエミ』OP主題歌)はわかる人にしかわからないかなと思ったりもしたのですが、知らない人が聴いても、「懐かしい」って思ってもらえるようなアレンジになっています。
■歌って踊って、みんなで楽しみたい「魔女っ子シスターズ Vol.2」!
──そんなSister MAYOさんですが、3月20日には魔女っ子ソングのカバーライブ第2弾「魔女っ子シスターズ Vol.2」を開催されますね。
MAYO はい。前回は地下アイドルの子たちに何組か出てもらって、すごく盛り上げてもらったのですが、今回は木ノ下ゆりちゃんというアイドルの子だけじゃなくて、ダンスユニット・三姿舞にも参加してもらって、ダンスパーティみたいにしたいと思ってます。振り付けがある曲ではみんなで踊りたいですね。
──ゲストとして『忍風戦隊ハリケンジャー』や『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』の主題歌を歌われた高取ヒデアキさんも出演されます。やはり高取さんはヒーローソングで参加という形になるのでしょうか?
MAYO 実はこのイベントには、なるべくゲストの持ち歌は歌わせない、という縛りがあるんです。だから、高取さんがどんなダンスと歌を披露してくれるのか、私も楽しみです。
──そんな面白企画満載のライブ「魔女っ子シスターズ」なんですが、こちらも今後はシリーズ化していく予定なのでしょうか。
MAYO そうですね、年に4回くらいは続けていこうと思っています。こういう活動を続けてきて、意外と魔女っ子ものが好きな人って多いことがわかってきたので、その思いを皆でわかち合いたいですね。あまりコアな感じになりすぎないようにしつつ、見せ方もオシャレな感じにしたり、いろんな要素を盛り込んでいきたいと思っています。私自身がコアな気質じゃないので、どんな人が来ても楽しめると思いますよ。
──ライブ、楽しみにしています。それでは最後に、今後の野望を教えてください。
MAYO 今のバンドで新しい魔女っ子ソングの主題歌を歌うことですね。これが叶ったら、「もう死ねる!」って思います(笑)。いつか「魔女っ子ソングといったらSister MAYO」と呼ばれるようになりたいです。
(取材・文=有田シュン)
<ライブ詳細>
■魔女っ子シスターズ Vol.2
日時:2012年3月20日(火・祝) 17:00開場/18:00開演
会場:渋谷 The GAME(http://www.shibuyathegame.com/)
入場料:前売り¥3,000当日¥3,000(Drink別)
出演者:Sister MAYO with カラテブラボー、木ノ下ゆり、三姿舞
ゲスト:鈴木美潮、高取ヒデアキ
チケット発売日:ローソンチケットにて発売(Lコード:78409)、出演者のイベントでも販売。
※当日は先着順でのご入場になります。開場30分前から整列を開始します。30分以上前からの整列は周辺のお店にご迷惑となりますのでご遠慮下さい。






