「まるで90年代の夕方6時枠アニメ!?」『モーレツ宇宙海賊』の大器晩成ぶり

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StarChild『モーレツ宇宙海賊』
 番組改編期目前の6月が到来したということで、これから月末に向けて多くのアニメが続々とフィナーレを迎えることになる。その中でも、現在とくにアツい展開を見せているのが『モーレツ宇宙海賊』(MBSほか)だ。  ごく普通の女子高校生だった主人公・茉莉香が、死んだ父親が船長を務めていた海賊船・弁天丸の船長となり宇宙海賊として活躍するというスペースオペラ作品である本作は、放送開始当初こそ「地味だ」「展開が遅い」「古くさい」という意見が多勢を占め、Blu-ray&DVD第1巻の初動売り上げもそこそこヒットレベルの作品であった。  しかし、茉莉香が宇宙海賊として生きていくことを決意する序盤のヤマ場である第5話から、物語はグイグイと急展開。評判もじわじわと上昇。さらに通常は巻を追うごとに売り上げが下がっていくBlu-ray&DVDの初動売り上げ枚数は右肩上がりで増加するという、大器晩成ぶりを見せている。  そんな『モーレツ宇宙海賊』の魅力を挙げるとするならば、やはり丁寧な描写という点に尽きるだろう。何かとスピード感重視の昨今、アニメも第1話で視聴者の興味を引くようなネタを詰め込まないといけない、という暗黙の了解が制作側のみならずアニメファンの間にも定着しているように感じられるが、そんな時代の風潮に左右されることなく茉莉香が宇宙海賊になるまでを、実に序盤の5話を使ってじっくり描いている点がまず驚きである。確かにスロースタートとなった本作だが、そのおかげで茉莉香のみならず、弁天丸クルーのキャラクターもじっくり描くことが可能となり、後の物語に深みを持たせることに成功している。  また、アニメでは大ざっぱに処理されがちな電子戦や戦術、組織の描写、作品世界の歴史などをじっくりと描いている点も、スペースオペラ的に高ポイントである。練りに練られた設定や、リアルなSF描写にロマンを感じる視聴者も少なくないだろう。  これらの要素を2クールにわたってじっくり描き続けた本作は現在、物語最大のヤマ場を迎えている。海賊船を狙う謎の敵が宇宙を跋扈する中、茉莉香はスタンドプレーが基本の宇宙海賊を招集し、組織化することで状況に立ち向かおうとする。第1話ではまだどこにでもいる普通の女子高校生だった彼女が、いまや海賊たちを束ねるリーダーとして人心を集めているのだ。  物語のスタート時点からは想像もつかない展開となっているが、そこに至るまでの心情や成長が丁寧に描かれているため、この展開に違和感は少ない。むしろ茉莉香の成長ぶりに、ここまで作品に付き合ってきた視聴者は感動すら覚えるはずだ。  冒頭でも「古くさい」という視聴者のコメントもある、と紹介したが、確かに本作はテンポのいい会話劇や、女性キャラが多い作品にありがちな百合描写、カタルシスを得るためのトンデモ展開など、今のアニメならあって然るべき「お約束」は現行の他作品に比べれば少なめ。むしろ骨太なSFドラマや謀略劇。はたまた泥臭い学園ドラマなど、例えるならば「90年代の夕方6時枠」を思わせるちょっぴり懐かしい肌触りの作風となっている。だが、それをもって本作がつまらないと切り捨ててもいいのだろうか?  軽薄短小が良しとされる今のアニメシーンの中で、ここ最近は『Fate/Zero』『境界線上のホライゾン』『ヨルムンガンド』といった熱く重厚なドラマが展開されるテレビアニメが増えつつあり、好評を博している。またOVA作品の『機動戦士ガンダムUC』もガンダムブランドという強力なバックボーンもさることながら、劇中の歴史を脚本や舞台設定にうまく取り入れることでドラマに奥行きを持たせることに成功し、大ヒットを記録している。  そう考えると、じわじわと上がっている『モーレツ宇宙海賊』のソフト売り上げと評価は、見応えある丁寧な作品に対する期待と、ゆるい萌え&日常系アニメは飽きてきたよ、というアニメファンからの無言のメッセージというのは深読みのしすぎだろうか。  放送開始時点と現在の『モーレツ宇宙海賊』の評価の転換は、アニメファンの求める作品像の変化の兆しなのかもしれない。 (文=龍崎珠樹) ■バックナンバー 【第13回】もはや“声優アイドルフェス”!? アニソン重鎮不在の「アニサマ2012」に不安の声 【第12回】「期待外れ?」「これぞ京アニ?」 賛否両論『氷菓』の本当の見どころ 【第11回】「燃え上がれ、俺の小宇宙よ!」前作ファンもニヤリ『聖闘士星矢Ω』 【第10回】「見たかったのはコレジャナイ!?」声優アイドルアニメ『夏色キセキ』に早くも黄色信号 【第9回】大コケの『機動戦士ガンダムAGE』を徹底検証! 求められる新たな「ガンダム像」とは? 【第8回】アニメ業界の新トレンド!? “分割2クール作品”急増の裏事情 【第7回】ついに世代交代!? 若手アイドル声優が続々歌手デビュー 【第6回】AKB48 vs 声優アイドルユニット アニメ界もついにアイドル戦国時代突入か!? 【第5回】一流アニメファンなら女児向け作品もチェックせよ!? 『スマイルプリキュア!』 【第4回】過激なピンク描写が男子の下半身を直撃!『アマガミSS+ plus』 【第3回】今クール話題の学園モノを徹底分析!『男子高校生の日常』『Another』 【第2回】ロボット好き必見! 洗練されたメカたちが大活躍『輪廻のラグランジェ』 【第1回】水樹奈々が歌いながらバトル!? 「戦うヒロイン」アニメに大注目!

「まるで90年代の夕方6時枠アニメ!?」『モーレツ宇宙海賊』の大器晩成ぶり

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StarChild『モーレツ宇宙海賊』
 番組改編期目前の6月が到来したということで、これから月末に向けて多くのアニメが続々とフィナーレを迎えることになる。その中でも、現在とくにアツい展開を見せているのが『モーレツ宇宙海賊』(MBSほか)だ。  ごく普通の女子高校生だった主人公・茉莉香が、死んだ父親が船長を務めていた海賊船・弁天丸の船長となり宇宙海賊として活躍するというスペースオペラ作品である本作は、放送開始当初こそ「地味だ」「展開が遅い」「古くさい」という意見が多勢を占め、Blu-ray&DVD第1巻の初動売り上げもそこそこヒットレベルの作品であった。  しかし、茉莉香が宇宙海賊として生きていくことを決意する序盤のヤマ場である第5話から、物語はグイグイと急展開。評判もじわじわと上昇。さらに通常は巻を追うごとに売り上げが下がっていくBlu-ray&DVDの初動売り上げ枚数は右肩上がりで増加するという、大器晩成ぶりを見せている。  そんな『モーレツ宇宙海賊』の魅力を挙げるとするならば、やはり丁寧な描写という点に尽きるだろう。何かとスピード感重視の昨今、アニメも第1話で視聴者の興味を引くようなネタを詰め込まないといけない、という暗黙の了解が制作側のみならずアニメファンの間にも定着しているように感じられるが、そんな時代の風潮に左右されることなく茉莉香が宇宙海賊になるまでを、実に序盤の5話を使ってじっくり描いている点がまず驚きである。確かにスロースタートとなった本作だが、そのおかげで茉莉香のみならず、弁天丸クルーのキャラクターもじっくり描くことが可能となり、後の物語に深みを持たせることに成功している。  また、アニメでは大ざっぱに処理されがちな電子戦や戦術、組織の描写、作品世界の歴史などをじっくりと描いている点も、スペースオペラ的に高ポイントである。練りに練られた設定や、リアルなSF描写にロマンを感じる視聴者も少なくないだろう。  これらの要素を2クールにわたってじっくり描き続けた本作は現在、物語最大のヤマ場を迎えている。海賊船を狙う謎の敵が宇宙を跋扈する中、茉莉香はスタンドプレーが基本の宇宙海賊を招集し、組織化することで状況に立ち向かおうとする。第1話ではまだどこにでもいる普通の女子高校生だった彼女が、いまや海賊たちを束ねるリーダーとして人心を集めているのだ。  物語のスタート時点からは想像もつかない展開となっているが、そこに至るまでの心情や成長が丁寧に描かれているため、この展開に違和感は少ない。むしろ茉莉香の成長ぶりに、ここまで作品に付き合ってきた視聴者は感動すら覚えるはずだ。  冒頭でも「古くさい」という視聴者のコメントもある、と紹介したが、確かに本作はテンポのいい会話劇や、女性キャラが多い作品にありがちな百合描写、カタルシスを得るためのトンデモ展開など、今のアニメならあって然るべき「お約束」は現行の他作品に比べれば少なめ。むしろ骨太なSFドラマや謀略劇。はたまた泥臭い学園ドラマなど、例えるならば「90年代の夕方6時枠」を思わせるちょっぴり懐かしい肌触りの作風となっている。だが、それをもって本作がつまらないと切り捨ててもいいのだろうか?  軽薄短小が良しとされる今のアニメシーンの中で、ここ最近は『Fate/Zero』『境界線上のホライゾン』『ヨルムンガンド』といった熱く重厚なドラマが展開されるテレビアニメが増えつつあり、好評を博している。またOVA作品の『機動戦士ガンダムUC』もガンダムブランドという強力なバックボーンもさることながら、劇中の歴史を脚本や舞台設定にうまく取り入れることでドラマに奥行きを持たせることに成功し、大ヒットを記録している。  そう考えると、じわじわと上がっている『モーレツ宇宙海賊』のソフト売り上げと評価は、見応えある丁寧な作品に対する期待と、ゆるい萌え&日常系アニメは飽きてきたよ、というアニメファンからの無言のメッセージというのは深読みのしすぎだろうか。  放送開始時点と現在の『モーレツ宇宙海賊』の評価の転換は、アニメファンの求める作品像の変化の兆しなのかもしれない。 (文=龍崎珠樹) ■バックナンバー 【第13回】もはや“声優アイドルフェス”!? アニソン重鎮不在の「アニサマ2012」に不安の声 【第12回】「期待外れ?」「これぞ京アニ?」 賛否両論『氷菓』の本当の見どころ 【第11回】「燃え上がれ、俺の小宇宙よ!」前作ファンもニヤリ『聖闘士星矢Ω』 【第10回】「見たかったのはコレジャナイ!?」声優アイドルアニメ『夏色キセキ』に早くも黄色信号 【第9回】大コケの『機動戦士ガンダムAGE』を徹底検証! 求められる新たな「ガンダム像」とは? 【第8回】アニメ業界の新トレンド!? “分割2クール作品”急増の裏事情 【第7回】ついに世代交代!? 若手アイドル声優が続々歌手デビュー 【第6回】AKB48 vs 声優アイドルユニット アニメ界もついにアイドル戦国時代突入か!? 【第5回】一流アニメファンなら女児向け作品もチェックせよ!? 『スマイルプリキュア!』 【第4回】過激なピンク描写が男子の下半身を直撃!『アマガミSS+ plus』 【第3回】今クール話題の学園モノを徹底分析!『男子高校生の日常』『Another』 【第2回】ロボット好き必見! 洗練されたメカたちが大活躍『輪廻のラグランジェ』 【第1回】水樹奈々が歌いながらバトル!? 「戦うヒロイン」アニメに大注目!

【東京おもちゃショー2012】うるわしのおもちゃ女子を一挙公開!!

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はりきってど~ぞ~♪
 国内最大規模のおもちゃ見本市「東京おもちゃショー」が今年も東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されました。日刊サイゾー取材班は、ビジネスデイの初日に会場に突撃。超一流メーカーのブースの合間をとことこと歩き回って、うるわしすぎるおもちゃ女子「だけ」を激撮してきました! 一気にどうぞ~。
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ホビージャパン。
『クイーンズブレイド』の死霊メイドのアイリのコスプレお姉さん。
胸の谷間がポイント。
omocya20122.jpg
きれいどころが揃っていたカードゲームメーカーのブシロード。
『ヴァンガード』大会や声優のステージもありました。
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バンダイ。
カードゲーム「バトルスピリッツ」のお姉さん。
お腹がセクシー。
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バンダイ。
特撮『特命戦隊ゴーバスターズ』イエローバスターの
コスチュームを着たお姉さん。
笑顔が眩しいです。
omocya2012-4.jpg
こちらは普通のメイドさん。背が高くてかっこよかった。
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バンダイ。
DX超合金魂マジンガーZを紹介してくれる
研究者ファッションのお姉さん。
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ハピネット。
子どもと触れ合う姿も麗しいお姉さん。
(撮影=有田シュン)

【東京おもちゃショー2012】うるわしのおもちゃ女子を一挙公開!!

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はりきってど~ぞ~♪
 国内最大規模のおもちゃ見本市「東京おもちゃショー」が今年も東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されました。日刊サイゾー取材班は、ビジネスデイの初日に会場に突撃。超一流メーカーのブースの合間をとことこと歩き回って、うるわしすぎるおもちゃ女子「だけ」を激撮してきました! 一気にどうぞ~。
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ホビージャパン。
『クイーンズブレイド』の死霊メイドのアイリのコスプレお姉さん。
胸の谷間がポイント。
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きれいどころが揃っていたカードゲームメーカーのブシロード。
『ヴァンガード』大会や声優のステージもありました。
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バンダイ。
カードゲーム「バトルスピリッツ」のお姉さん。
お腹がセクシー。
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バンダイ。
特撮『特命戦隊ゴーバスターズ』イエローバスターの
コスチュームを着たお姉さん。
笑顔が眩しいです。
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こちらは普通のメイドさん。背が高くてかっこよかった。
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バンダイ。
DX超合金魂マジンガーZを紹介してくれる
研究者ファッションのお姉さん。
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ハピネット。
子どもと触れ合う姿も麗しいお姉さん。
(撮影=有田シュン)

三池節炸裂! 往年の名作が歌と笑いと涙でリニューアル『愛と誠』

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(c)2012『愛と誠』製作委員会
 今週は、往年の漫画や童話を題材にとり、現代的なアレンジを加えて大人向けの娯楽映画に昇華させた意欲作2本を紹介したい。  6月16日公開の『愛と誠』(配給:角川映画・東映/新宿バルト9他全国ロードショー)は、1970年代に週刊少年マガジンに連載された梶原一騎原作・ながやす巧作画の同名漫画を、『クローズZERO』(2007)『十三人の刺客』(10)の三池崇史監督がミュージカル場面を挿入するなど大胆な演出で映画化した話題作。良家の令嬢・愛(武井咲)は、幼い頃に助けられた誠(妻夫木聡)と運命の再会を果たす。超不良で少年院送りになった誠を更生させようと、愛は両親に頼み込んで自分の通う名門高校に誠を編入させ、献身的に尽くす。その甲斐なく退学処分になった誠は、不良たちであふれる底辺校へ転入し、愛と優等生の岩清水(斎藤工)も後を追う。誠が心を通わせる由紀(大野いと)、由紀を慕う番長・権太(伊原剛志)、誠に恋したスケバングループのガムコ(安藤サクラ)らの思いが交錯し、やがて学校全体を巻き込む大騒動へと発展していく。  純愛、アクション、ミュージカル、コメディなどさまざまな要素が詰まった本作。とりわけ、要所要所でストーリーにぴったりハマる『激しい恋』『あの素晴らしい愛をもう一度』といった懐メロの歌謡曲を歌い踊るミュージカルシーンのおかげで、昭和テイストが過剰なまでに強調され、絶妙な味わいとおかしみが漂う。既存曲のアレンジと新曲書き下ろしを音楽プロデューサーの小林武史が、また振付をパパイヤ鈴木がそれぞれ担当するなど、製作陣も豪華。映画初出演の武井咲が一途な愛で空回りしまくる天然お嬢様役を好演、大野いとの陰りある表情も印象的。岩清水の「メガネ」に関する叫び、権太が患う「病気」など、真顔の演技で爆笑を誘う小ネタも満載だ。とはいえ、熱さと純粋さに満ちていた昭和の時代を、歌と笑いと涙で相対化して現代の観客に提示するという意図も見逃せない。幅広いジャンルの映画を精力的に発表し続けている三池監督らしい“濃い”一本だ。  一方、6月15日に封切られる『スノーホワイト』は、誰もが知るグリム童話の『白雪姫』をベースに、悪の女王と戦うヒロインの姿を描くアクションアドベンチャー。妻を亡くしたマグナス王が新たな妃として迎えたのは、美に執着する魔女のラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)だった。ラヴェンナは王を殺害して女王になり、幼い王女スノーホワイトを城内の塔に幽閉する。美しい女性に成長したスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、女王から命を狙われるが、すきを突いて城から脱出。平和な王国を取り戻すため、仲間たちと共に立ち上がる。  女王の問いかけに答える魔法の鏡、7人の小さな森の番人たち、姫を眠らせる毒リンゴといった『白雪姫』の有名な設定は残しつつ、自ら剣を掲げて先陣を切り、味方を鼓舞して敵に立ち向かうという、ジャンヌ・ダルクのような歴史活劇のヒロインを描くのが新趣向。『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートが強い女性像で新たな魅力を発揮し、女王の命を受け姫を追跡する狩人に扮する『マイティ・ソー』(11)のクリス・ヘムズワースと共に本格的なアクションを披露している。同じく『白雪姫』を題材にした映画で、ジュリア・ロバーツが初めて悪役に挑んだ『白雪姫と鏡の女王』(9月公開予定)との評価・興収面での対決も大いに気になるところだ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『愛と誠』作品情報 <http://eiga.com/movie/56814/> 『スノーホワイト』作品情報 <http://eiga.com/movie/56725/>

「1日フーターズ・ガール」を買って出た3人組ボーカルユニットBeeBeeってなんだ!?

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 グラマラスな美女ウエイトレスが、体にピッタリとフィットしたセクシーなタンクトップ&ホットパンツ姿で迎えれくれる、大人気レストラン「HOOTERS(フーターズ)」。2010年にオープンしメディアで話題になった赤坂見附の日本1号店に続き、この6月4日に2号店のオープンが決定。そのレセプションパーティーと記者発表会が、1日に開催された。  会場には、ミス・フーターズ・ジャパンのMayuさんのほか、日米両国のフーターズガールが集結。“ボンッキュッボンッ”なプロポーションを見せつけ、招待された関係者たちを歓迎していた。  その中でもひと際目を惹いたのが、「1日フーターズ・ガール」の3人組ヴォーカルユニット・BeeBee。フーターズ特製のリムジンに乗って会場に駆けつけたメンバーは、ステージで挨拶をしたのち、パフォーマンスを披露。パーティーを大いに盛り上げていた。  実はこのBeeBee、最新曲「PlayThe Girl」のPVではフーターズの衣装を身につけているほど、同店とは縁が深い。というわけで、パフォーマンスを終えた彼女たちにインタビューを敢行した。 ──まず自己紹介をお願いします。 Yuki リーダー&振り付け担当です。BeeBeeはカバー曲を含めると10曲以上レパートリーがあるんですけど、そのすべての振り付けを、メンバーと相談しつつ考えています。 Maria メインボーカルを務めています。3人で同じくらいに歌う曲もあるけど、新曲ではメインですね。 Mai 私はビジュアル担当です。「KIKS TYO(キックス・ティーワイオー)」というストリート系のファッションブランドとのコラボTシャツのお仕事なんかやっています。なので、ビジュアルの面でグループを引っ張って生きたいですね。プロポーションも自信アリです! hooters0003.jpg ──個性的な3人ですよね。これまではどんな活動を? Yuki 11年の4月に結成されてから、YouTubeで配信されている番組で日本全国を飛び回ってさまざまなことにチャレンジしてきました。福岡では、初のストリートライブをやってみたり。 Maria そうそう。あと、手羽先の唐揚げで有名な名古屋の「世界の山ちゃん」に体験入店したり。 Yuki あれはきつかった(笑)。研修が厳しくて。楽しかったけどね! Maria あと広島、新潟、仙台、北海道……といろんなところに行ったよね。ほんと「武者修行」って感じ。 Mai 「バイオテックエンジェル」で検索すれば出てくるので、是非たくさんの人に観てほしいです。 ──6月13日に発売された新曲「Play The Girl』はどんな曲なんですか? Yuki 負けず嫌いな女性の気持ち=タテマエ、をリアルに歌った曲ですね。 Maria 女性って本音だけじゃ生きられないじゃないですか? Mai そう。だから、女性のリアルな「タテマエ」を表現しています。女性に共感してもらえればうれしい。 ──PVでは、フーターズの衣装を着られてますよね。 Yuki フーターズのウエイトレスさんって、きれいな方が多いじゃないですか? お客さんを魅了するという意味では、彼女たちもエンターテイナーだし、「コラボできればば、きっと素敵なものができる」って思ってました。 Mai 衣装を着た時点でテンションが上がりまくりだったよね! 嬉しかった。 Maria でも最初は恥ずかしくて、「もう観ないで!」みたいな感じだったけどね。「ちゃんと着こなさせてるかな?」って心配で(笑)。パッツンパッツンだし、こんなに体のラインがはっきり出る服って普段着ないから、緊張したよ~。 Mai でもビジュアル担当としては、「これを常に着てたら、体型維持が期待できるかも」って思ったよ。 Yuki そうかも。撮影では、ウエイトレスさんと一緒に激しく踊れて楽しかったね。 ──でも、この衣装ってなかなか心もとなくないですか?(笑) 激しく踊って、ポロリ的なハプニングは起こったりはしなかった? Yuki それはギリギリ大丈夫でした(笑)。そのへんも意識して、PVをチェックしてほしいですね。 Mai CDにはDVDも付いてるので、ぜひ! hooters0004.jpg ──では、BeeBeeとしては今後どういうアーティストを目指していますか? Yuki 「歌って踊れるチャーリーズエンジェル」ですね。 Maria 同世代の子たちのお手本になるような3人になりたい。それと、もっとメンバーの個性を出したいですね。 Mai 男性からも女性からも魅力的な女性として見られるようになりたいです。これからもBeeBeeをよろしくお願いします! (構成=岡島紳士) hooters0002.jpg ●BeeBee 岩手県生まれのYuki、大阪府生まれのMaria、千葉県生まれのMaiの3人で2011年4月に結成されたボーカルユニット。セクシーな出で立ちで、「歌って踊れるチャーリーズエンジェル」を目指して驀進中。6月13日には、セカンドシングル「PlayThe Girl」を発売した。公式サイト<http://bee-bee.syncl.jp/

トークイベントで見た空前の女子率! ついに「軍歌ブーム」がやってきた?

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著者・辻田真佐憲氏
 世の中には、こんなに軍歌を愛する人々が多かったのか! 昨年12月8日、真珠湾攻撃70周年の記念すべき日に社会評論社から発売された異色の書籍『世界軍歌全集』。発売から早半年を過ぎようとしているのに、その売れ行きは止まらない。むしろ、どんどんと新たな読者を獲得している恐るべき一冊だ。  6月8日、紀伊國屋書店新宿南店3階のイベントスペース「ふらっとすぽっと」にて、本書の著者・辻田真佐憲氏と、「珍書プロデューサーまたはサバカルチャー編集者で知られる社会評論社のハマザキカク」こと編集者の濱崎誉史朗氏によるトークライブが開催された。  著書である辻田氏のマニアックさは発売直後に本サイトでも報じたが(※記事参照)、この日のイベントで共に登壇した濱崎氏は、『超高層ビビル』『世界飛び地大全』『ニセドイツ1・2』『ゴム銃大図鑑』『世界の首都移転』と、誰得(失礼!)な奇書を次々と世に送り出してきた希代の傑物として評価が高い編集者だ。これはとんでもないトークが展開されるに違いないと期待しつつ、開始10分前に到着した筆者は驚いた。すでにほとんどの席が埋まっているのだ。その時点で人数は30人あまり。その後さらに参加者は増えて、50人を超える大盛況となった。今回のトークテーマは「軍歌」だが、軍歌の愛好者は常にマイノリティだ。何を隠そう筆者もその一人なのだが、中学や高校の遠足のバスの中、大学の新歓コンパの二次会のカラオケでなりふり構わず軍歌を歌って、学校生活をぼっちで過ごした人は少なくないはず。ところが、この日の観客はまったくそうではない。終始、和気あいあいである。  それに加えて驚くのが、若い女性の観客が山のようにいること。しかも、都会的なタイプから黒髪ストレート、アボガドをビニール袋入れて持参する女子まで、何かの仕込みかと思うほどかわいいコばっかり(注:真実です)。  どうも、筆者の知らないうちに軍歌はオシャレなものになっていたらしい。いや、軍歌を愛聴してきてよかった……。もはや気分は涙、莞爾と部隊長。いざ来いニミッツ、マッカーサーといった具合である。  さて、トークは編集者の濱崎氏が著者の辻田氏に質問する形式で進行したのだが、ほとんど辻田氏の独壇場であった。イベントは19時開始だというのに、辻田氏は仕事を休み、朝からTwitterでこのイベントにかける意気込みを繰り返しツイート。『叩き潰せ米英』、『進め一億火の玉だ』などを聞いて気分を高揚させていたというのだから、当然である。  辻田氏は、本書の意義を次のように熱く語る。 「軍歌は政治的な語り口だけでは説明できない。ところが、これまでの日本の軍歌を扱う書籍は、鎮魂とか文化的側面ばかりを重視してきました。戦車を好きな人が軍国主義者だとは限りません。そういうことを語る人とは別に、単純にオタクとして聞いたほうがよい。それを実践したのが、自分の本なんです」  つまり「政治とか関係ナシにもっと軍歌を聴いて楽しもうぜ!」というのが、本書を通じて辻田氏が訴えたかったことなのだ。そして、最新の軍歌ともいえる北朝鮮の金正恩第一書記を讃える『パルコルム』について熱く語り、敵対しているはずのアメリカの企業が運営するYouTubeに最新の軍歌をアップロードしている北朝鮮当局を絶賛する。  途中、濱崎氏に「軍歌は新譜を得るのが難しいのでは?」に問われると、「だからこそ、北朝鮮は有り難い」と強調。生きた軍歌を生み出し続けている、という一点だけでこんなに称賛されるなんて、北朝鮮が知ったら驚くだろう。ちなみに、言葉がわからないゆえに、まだ調べ尽くせていない軍歌があることには、悔しさも滲ませていた。  とにかく、軍歌一筋の人生をおくってきた辻田氏。濱崎氏に「ポップスとか聞かないの?」と聞かれるとこう答えた。 「ポップスってなんですか? 十数年間毎日、軍歌しか聴いてませんよ。家にいるときは声に出して歌っているし、仕事をしている時は脳内で歌っています!」  そう語る姿は、まさに覚悟を決めた「漢」であった。観客の女子率の高さも納得である。  まさに空前の軍歌ブームの到来を予感させるトークイベント。配布された辻田氏自作の資料では、紀元前24世紀のエジプト古王国の時代にファラオの宰相・ウニが世界最古の軍歌をつくった記録があるといったトリビアも記されるなど、熱気に溢れるイベントであった。  上坂すみれ同志のように、声優なのにソ連に対する愛を隠さないような女子まで登場したし、本年の下半期のトレンドは間違いなく軍歌である(なお、辻田氏も機会があれば対談したい、と上坂同志に対する同志愛を語っていた)。  イベント終了後の懇親会では、軍歌のみならず「左翼系男子ボーイズラブ」同人誌が回覧されるなど、更なる濃いマニアトークが続いた。 (取材・文=昼間たかし)

トークイベントで見た空前の女子率! ついに「軍歌ブーム」がやってきた?

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著者・辻田真佐憲氏
 世の中には、こんなに軍歌を愛する人々が多かったのか! 昨年12月8日、真珠湾攻撃70周年の記念すべき日に社会評論社から発売された異色の書籍『世界軍歌全集』。発売から早半年を過ぎようとしているのに、その売れ行きは止まらない。むしろ、どんどんと新たな読者を獲得している恐るべき一冊だ。  6月8日、紀伊國屋書店新宿南店3階のイベントスペース「ふらっとすぽっと」にて、本書の著者・辻田真佐憲氏と、「珍書プロデューサーまたはサバカルチャー編集者で知られる社会評論社のハマザキカク」こと編集者の濱崎誉史朗氏によるトークライブが開催された。  著書である辻田氏のマニアックさは発売直後に本サイトでも報じたが(※記事参照)、この日のイベントで共に登壇した濱崎氏は、『超高層ビビル』『世界飛び地大全』『ニセドイツ1・2』『ゴム銃大図鑑』『世界の首都移転』と、誰得(失礼!)な奇書を次々と世に送り出してきた希代の傑物として評価が高い編集者だ。これはとんでもないトークが展開されるに違いないと期待しつつ、開始10分前に到着した筆者は驚いた。すでにほとんどの席が埋まっているのだ。その時点で人数は30人あまり。その後さらに参加者は増えて、50人を超える大盛況となった。今回のトークテーマは「軍歌」だが、軍歌の愛好者は常にマイノリティだ。何を隠そう筆者もその一人なのだが、中学や高校の遠足のバスの中、大学の新歓コンパの二次会のカラオケでなりふり構わず軍歌を歌って、学校生活をぼっちで過ごした人は少なくないはず。ところが、この日の観客はまったくそうではない。終始、和気あいあいである。  それに加えて驚くのが、若い女性の観客が山のようにいること。しかも、都会的なタイプから黒髪ストレート、アボガドをビニール袋入れて持参する女子まで、何かの仕込みかと思うほどかわいいコばっかり(注:真実です)。  どうも、筆者の知らないうちに軍歌はオシャレなものになっていたらしい。いや、軍歌を愛聴してきてよかった……。もはや気分は涙、莞爾と部隊長。いざ来いニミッツ、マッカーサーといった具合である。  さて、トークは編集者の濱崎氏が著者の辻田氏に質問する形式で進行したのだが、ほとんど辻田氏の独壇場であった。イベントは19時開始だというのに、辻田氏は仕事を休み、朝からTwitterでこのイベントにかける意気込みを繰り返しツイート。『叩き潰せ米英』、『進め一億火の玉だ』などを聞いて気分を高揚させていたというのだから、当然である。  辻田氏は、本書の意義を次のように熱く語る。 「軍歌は政治的な語り口だけでは説明できない。ところが、これまでの日本の軍歌を扱う書籍は、鎮魂とか文化的側面ばかりを重視してきました。戦車を好きな人が軍国主義者だとは限りません。そういうことを語る人とは別に、単純にオタクとして聞いたほうがよい。それを実践したのが、自分の本なんです」  つまり「政治とか関係ナシにもっと軍歌を聴いて楽しもうぜ!」というのが、本書を通じて辻田氏が訴えたかったことなのだ。そして、最新の軍歌ともいえる北朝鮮の金正恩第一書記を讃える『パルコルム』について熱く語り、敵対しているはずのアメリカの企業が運営するYouTubeに最新の軍歌をアップロードしている北朝鮮当局を絶賛する。  途中、濱崎氏に「軍歌は新譜を得るのが難しいのでは?」に問われると、「だからこそ、北朝鮮は有り難い」と強調。生きた軍歌を生み出し続けている、という一点だけでこんなに称賛されるなんて、北朝鮮が知ったら驚くだろう。ちなみに、言葉がわからないゆえに、まだ調べ尽くせていない軍歌があることには、悔しさも滲ませていた。  とにかく、軍歌一筋の人生をおくってきた辻田氏。濱崎氏に「ポップスとか聞かないの?」と聞かれるとこう答えた。 「ポップスってなんですか? 十数年間毎日、軍歌しか聴いてませんよ。家にいるときは声に出して歌っているし、仕事をしている時は脳内で歌っています!」  そう語る姿は、まさに覚悟を決めた「漢」であった。観客の女子率の高さも納得である。  まさに空前の軍歌ブームの到来を予感させるトークイベント。配布された辻田氏自作の資料では、紀元前24世紀のエジプト古王国の時代にファラオの宰相・ウニが世界最古の軍歌をつくった記録があるといったトリビアも記されるなど、熱気に溢れるイベントであった。  上坂すみれ同志のように、声優なのにソ連に対する愛を隠さないような女子まで登場したし、本年の下半期のトレンドは間違いなく軍歌である(なお、辻田氏も機会があれば対談したい、と上坂同志に対する同志愛を語っていた)。  イベント終了後の懇親会では、軍歌のみならず「左翼系男子ボーイズラブ」同人誌が回覧されるなど、更なる濃いマニアトークが続いた。 (取材・文=昼間たかし)

「98年の再来だけは……?」好調発進のサッカー日本代表にささやかれる不安

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ヨルダン戦でハットトリックを決めた本田と抱き合う香川。
 2014年ブラジルW杯アジア最終予選を戦うサッカー日本代表が絶好調だ。初戦のオマーン戦を3-0で勝利すると、続くヨルダン戦では大量6ゴールを奪い圧勝。とりわけ充実ぶりがうかがえたのが、久しぶりの代表復帰となったMF本田圭佑(CSKモスクワ)だ。オマーン戦では鮮やかな先制ボレーを決めると、ヨルダン戦ではハットトリックを達成。まさに圧巻ともいえる活躍ぶりだった。 「ケガでブランクがあったので、他の選手との連携が心配されましたが、杞憂に終わりましたね。あの香川(真司=ボルシア・ドルトムント)を差し置いて、不動のトップ下として君臨していますよ。オマーンもヨルダンも日本に比べれば数段劣る相手ですが、それでもこの圧勝ぶりです。もう少しもたつくと思っていたんですけどね。この好調が続けば、あっさり本大会出場となるのですが……」(サッカー誌記者)  ただ、ひと筋縄でいかないのがアジア最終予選。代表選手たちも圧勝劇に浮かれる様子はなく、特に前回の10年南アW杯のアジア最終予選を戦ったメンバーたちは「最終予選は何が起こるかわからない厳しい戦い」と逆に気を引き締めているという。確かに、アジア最終予選は1年にも渡る長丁場だけに、緒戦が好調だったからといって、この状態をずっと維持できる保証はない。「98年フランスW杯のアジア最終予選の例もありますからね」と前出の記者は表情を曇らせる。 「あのときも初戦のウズベキスタン戦でエースだったFW三浦知良(当時ヴェルディ川崎、現横浜FC)が4ゴールを奪って大勝を収めましたが、その後チームは不調を極め、結局ジョホールバルでのアジア第3代表決定戦まで、もつれにもつれたわけですよ。当時の監督だった加茂(周)さんも任期半ばで更迭され、急きょコーチだった岡田(武史)さんが抜擢されたり、カズだって最後の最後で代表から外され本大会には行けなかった。もっとも当時はW杯出場も未経験だったのに対し、現在の日本は4大会出場を果たしている今や常連国ですから、単純に比較ではきないですけどね。何よりも欧州で主力やレギュラーとして活躍する香川や本田、DF長友佑都(インテル・ミラノ)、DF内田篤人(シャルケ04)らのメンツはアジアでは突出していますからね」(同)  そんな日本代表は12日、オーストラリアと戦う。オーストラリアは日本や韓国と“アジア最強”の座を争う強豪だけに、この対戦が今後のアジア最終予選における日本代表を占う上での試金石になると言えそうだ。

「98年の再来だけは……?」好調発進のサッカー日本代表にささやかれる不安

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ヨルダン戦でハットトリックを決めた本田と抱き合う香川。
 2014年ブラジルW杯アジア最終予選を戦うサッカー日本代表が絶好調だ。初戦のオマーン戦を3-0で勝利すると、続くヨルダン戦では大量6ゴールを奪い圧勝。とりわけ充実ぶりがうかがえたのが、久しぶりの代表復帰となったMF本田圭佑(CSKモスクワ)だ。オマーン戦では鮮やかな先制ボレーを決めると、ヨルダン戦ではハットトリックを達成。まさに圧巻ともいえる活躍ぶりだった。 「ケガでブランクがあったので、他の選手との連携が心配されましたが、杞憂に終わりましたね。あの香川(真司=ボルシア・ドルトムント)を差し置いて、不動のトップ下として君臨していますよ。オマーンもヨルダンも日本に比べれば数段劣る相手ですが、それでもこの圧勝ぶりです。もう少しもたつくと思っていたんですけどね。この好調が続けば、あっさり本大会出場となるのですが……」(サッカー誌記者)  ただ、ひと筋縄でいかないのがアジア最終予選。代表選手たちも圧勝劇に浮かれる様子はなく、特に前回の10年南アW杯のアジア最終予選を戦ったメンバーたちは「最終予選は何が起こるかわからない厳しい戦い」と逆に気を引き締めているという。確かに、アジア最終予選は1年にも渡る長丁場だけに、緒戦が好調だったからといって、この状態をずっと維持できる保証はない。「98年フランスW杯のアジア最終予選の例もありますからね」と前出の記者は表情を曇らせる。 「あのときも初戦のウズベキスタン戦でエースだったFW三浦知良(当時ヴェルディ川崎、現横浜FC)が4ゴールを奪って大勝を収めましたが、その後チームは不調を極め、結局ジョホールバルでのアジア第3代表決定戦まで、もつれにもつれたわけですよ。当時の監督だった加茂(周)さんも任期半ばで更迭され、急きょコーチだった岡田(武史)さんが抜擢されたり、カズだって最後の最後で代表から外され本大会には行けなかった。もっとも当時はW杯出場も未経験だったのに対し、現在の日本は4大会出場を果たしている今や常連国ですから、単純に比較ではきないですけどね。何よりも欧州で主力やレギュラーとして活躍する香川や本田、DF長友佑都(インテル・ミラノ)、DF内田篤人(シャルケ04)らのメンツはアジアでは突出していますからね」(同)  そんな日本代表は12日、オーストラリアと戦う。オーストラリアは日本や韓国と“アジア最強”の座を争う強豪だけに、この対戦が今後のアジア最終予選における日本代表を占う上での試金石になると言えそうだ。