ウェブ漫画バブルの韓国から黒船来航! 日本漫画風アレンジで、ヒットの予感?

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『24時のイタズラな彼女』
 一見すると、普通の漫画のようにも思えるが、よく見るとちょっとおかしい。6月初め、そんな漫画が、「BookLive!」や「LINEマンガ」をはじめとする電子コミックサイトに掲載された。タイトルは、『24時のイタズラな彼女』だ。  大企業の競争社会になじめず会社を辞め、彼女からバカにされながらも、コンビニを経営する主人公のマコト。そんなコンビニにバイトで応募してきた破天荒な不良少女・セナが、マコトと彼女との間に割って入り、混乱を巻き起こしていくラブコメ風の漫画だ。テンポも良くて画力も高いのだが、どうにも読んでいて違和感が拭えない。  まず、オールカラーという点が引っかかる。『ドラゴンボール』のような人気作を色塗りするならまだしも、通常、新規連載の作品をカラーで仕上げることなどはない。コストもかかるし、手間もかかるためだ。
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女子高生がリュックサックを背負い、スニーカーを履いている。オールカラーだ
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この寄り目の少女がヒロイン。毎回、コンビニで騒動を起こる
 そして、漫画の描写もおかしい。女子高生は制服を着ているのに、その靴がローファーではなくてスニーカーだったり、登場人物たちがLINEではなくてカカオトークでやりとりしていたり、主人公の男性が左ハンドルの車に乗っている。どうやら、ここは日本ではなさそうだ。  それもそのはず、この漫画は韓国漫画であり、それを日本風にアレンジしたものだったのだ。版元のTOPCOMICS JAPANに問い合わせてみると、おそらく韓国の方なのだろう、癖のある日本語ながらも丁寧に対応してくれた。 「この作品は、韓国で『コンビニのセッピョル』というタイトルで連載中です。韓国では連載半年ながら、月間300万PV以上、総PV数が2,550万超の大人気作です。韓国と中国ではドラマ化の話も進んでいます。今回、この漫画を日本にも広めたいと考え、日本の漫画形式に編集し直したんです」(担当者)
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もともとのWEBTOON形式の漫画素材。これを加工したのだという
■縦スクロールの漫画を無理やり日本漫画に変更  韓国では紙文化が2000年代前半には廃れ、その煽りを食らい、漫画文化も虫の息になった。しかし、スマホの隆盛とともに、2000年代後半から「WEBTOON」と呼ばれる漫画文化が盛り上がる。日本漫画とは違い、オールカラーで、1コマずつ縦に読む形式の漫画だ。この『24時のイタズラな彼女』も、もともとはそんなWEBTOON形式のカラー漫画だったのだという。 「『24時のイタズラな彼女』の作家さんは1コマずつ、縦に並べて描いています。それを日本式ページに組み直すのは大変でした。それから、登場人物の名前も悩みました。韓国人の名前だと頭に入りにくいという意見を頂いたので、日本っぽい名前に変更しました。なるべく読者が読む上でのストレスをなくしたいと考えたからです」(同)  それは、ほとんどゼロから構築するようなものだったという。 「韓国では今、WEBTOONバブルが起こっていて、年間1億円以上を売り上げる作品がいくつも生まれています。今回、このようなWEBTOON形式の漫画を完全な日本漫画風に加工したのですが、これは弊社が初めてのケースでしょう。ですが、もしこの漫画が日本の読者に受け入れられるようでしたら、きっと今後、韓国の人気作が日本漫画風に加工されていくと思います」(同)  韓流ドラマは日本でも一大ブームを巻き起こしてきた。しかし、この漫画大国である日本において、果たして韓国漫画は受け入れられるのだろうか? 『24時のイタズラな彼女』は現在、各サイトで6話分のすべてが無料公開中だ。その評価は各読者に委ねたい。 ●LINEマンガ https://manga.line.me/book/detail?id=0027h9od

“昭和漫画”を現代へ受け継ぐ漫画家・史群アル仙が語る、ADHDとの付き合い方

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史群アル仙氏
 手塚治虫やちばてつや、永井豪といった漫画家に影響を受け、昭和を彷彿とさせる懐かしくてどこか哀愁漂う作風で人気の漫画家・史群アル仙(シムレアルセン)。不安障害やADHD(注意欠陥・多動性障害)など、メンタル面にさまざまな支障を抱える彼女が、自身の経験を赤裸々につづったコミックエッセイ『史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~』(秋田書店)を上梓した。WEB連載時から話題を呼んでいた本作だが、作品を描き上げた現在の心境と、社会的な認知が広がりつつあるADHDについて、アル仙氏に話を聞いた。 *** ――まず、本書を描こうと思った経緯について教えてください。 アル仙 知ってほしいことがある、伝えたいことがある、生きづらさを乗り越える工夫を共有したいという気持ちと、自分みたいな人間を主人公にしたらどんな漫画ができるんだろう? といった思いからです。 ――かなり赤裸々に描かれていますが、ご自身の過去を振り返ることは、つらくありませんでしたか? アル仙 前向きな気持ちが芽生えてからの執筆だったので、基本的にはつらくありませんでした。ふと強烈な出来事を思い出してつらい気持ちになった時は、本書にも登場する恩師・菩須彦(ボスヒコ)さんに助けてもらっていました。ただ、時系列を思い出す作業が一番難しくて、つらかったですね。1カ月の間に大きな出来事が連発したり、半年間何も起こらなかったりと波が大きかったので、どういうふうに描いたらいいのか悩みました。 ――この本を描く前と描いた後で、ご自身の中で変化はありましたか?  アル仙 ほんの少し冷静な目線で、自分の生き方を見つめられるようになったと思います。また、漫画に描けるようにと、日々、生きづらさ対策のアイデアを考えるようになりました。 ――医師の誤診が原因でクスリ漬けにされ、体もメンタルもボロボロの「ゴミクズ時代」のエピソードはかなり強烈です。夢遊病で街を徘徊するようになったり、幻覚に襲われたり、挙げ句の果てには自殺未遂……。この時期は、どれくらい続いたんですか? アル仙 それが詳しく思い出せないんです……。漫画では印象的だったことを抜粋して描きましたが、忘れていることもあるようです。週1でボスヒコさんの絵画教室に通っていた時期だったので、ボスヒコさんやメンバーから、当時の自分の言動を聞いて思い出すこともあります。感覚としては、とてつもなく長い間だった気がします。この時期は、人としての責任感やモラルを完全に失っていました。
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『メンタルチップス』より(以下同)
――そこから精神科病棟へ入院し、紆余曲折を経て、やっとADHDと診断されたわけですが、もっと早くそう診断されていたら……という思いはありますか? アル仙 小学校・中学校での生活が苦しかったので、その頃に自覚していたら、少しは違ったのかなとも思います。当時は、何度気をつけようと思っても「またできなかった」「なんでできないんだろう……」と、解決の糸口が見えなかったので。その一方で、診断されたところで、学校側も私自身も何もできなかっただろうなあ、とは思いますが……。 ――本書には「障害は免罪符にならない」と書かれていますが、初めからそのような考え方だったのでしょうか? それとも、何かきっかけがあったんですか? アル仙 ADHDだと診断されてすぐは、肩の荷が下りたような気持ちになったのですが、そのうち何かうまくいかないことがあるたびに「どうせADHDだから……」という言葉が頭をよぎりました。ADHDコンプレックスというか。しゃべっては自己嫌悪、行動しては後悔。やがて、いろいろなことをあきらめるようになってしまいました。ADHDを免罪符にして自分を甘やかして逃げて、堕落した生活を送っていました。その時、ボスヒコさんに叱られて、考え直したんです。「不得意なことはあっても、診断を免罪符にして何もかも仕方がないとあきらめていたら、どんどん何もできなくなっていく。診断は免罪符にならないし、してもいけない。不得意なことはあるけれど、できることもある。一生懸命やれば自信を持てる。可能性をあきらめてほしくないな」って。 ――アル仙さんはボスヒコさんとの出会いがきっかけでアートという喜びを知り、漫画家になりたいという夢を取り戻していきました。 アル仙 初対面の時は、体は大きいし、ただ怖い人だと思っていましたが、ハングリー精神とチャレンジ精神の塊で、とても尊敬しています。そして何より、初めて真面目に叱ってくれたことが大きかったです。今までは怒られることはあっても、ちゃんと正しく叱ってくれる人がいなかったから。そして、勇気が出ない時に、ポンと背中を押してくれるんです。 ――2014年からTwitterにアップし始めた1日1ページの漫画「今日の漫画」も、「ストーリー構成がなっとらん!」というボスヒコさんのアドバイスで始めたものなんですよね? 今日の漫画」はわずか半年でフォロワー数6万9,000人を超え、商業誌デビューのきっかけとなりましたが、ご自身にどんな影響を及ぼしたと思いますか? アル仙 そうですね、今から振り返ると、生きる意味をもらったんだと思います。幼い頃から漫画と一緒に生きて、漫画と一緒に死にたいと思っていたので、「今日の漫画」が拡散されたあの日がなかったら、商業誌デビューの際に支えてくれた方々がいなければ、私はとっくに死んでいたと思います。だから自分の命は、読者のみなさんと、支えてくれるみなさんから授かったものだと。そういう意味で「命を粗末にしてはいけない」という言葉は、本当だったんだなって。
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――現在、漫画家としてお忙しい日々を送っていらっしゃると思いますが、忙しすぎてパンクすることはありませんか?  アル仙 執筆量自体は忙しいといえるほどではありませんが、スケジュール管理が苦手で、些細なことでも変化があるとパンクして、パニックになります。その時は、ボスヒコさんに相談し、さらにわかりやすく整理してもらって、助けてもらっています。恥ずかしながら、まだまだ試行錯誤中です。 ――アル仙さんにとって、漫画はどのような存在ですか? アル仙 漫画は私にとって、命と直結しているものです。幼い時から大人になった今まで、人生の相棒でした。対人関係が苦手でも、漫画を通してだとコミュニケーションができました。漫画は私の恋人であり、親友であり、親であり、読者との対話であり、武器であり、目です。 ――最近ではADHD関連本が多数出版されていますが、このように世間の関心が高まること、認知が広がることは好意的に捉えられていますか? ADHDという言葉だけが独り歩きして誤解を生んだり、軽く捉えられてしまうのではないかといった懸念もありますが……。 アル仙 正直に言うと、不安です。執筆中に悩むこともあります。知り合いから、「書類1~2枚と少しの問診だけで、ADHDという診断書がもらえる」というウワサを聞きました。ADHDの症状は、パッと聞いたら誰にでも当てはまるようなこともあります。「自分はADHDなんだから仕方ないだろ」と開き直る人や「あなたはADHDなんだから気をつけてよ」という人にも出会いました。また、ADHDという名称は、あくまで生きづらさを取り除くヒントだと思うので、個人の姿をしっかり見た上で診断してほしい。ADHDの認知と共に、当事者が前向きに対応できるアイデアなどが広まっていったらいいなあと思います。 ――沖田×華さんの『毎日やらかしてます。アスペルガーで、漫画家で』(ぶんか社)や永田カビさん『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)など、ADHDやアスペルガーといった生きづらさを赤裸々に明かした告白系漫画も増えていますが、実際に読まれた本はありますか?  アル仙 実は、薬局の待合室で沖田×華さんの漫画を読んだのがきっかけで、発達障害、ADHDの存在を知りました。当時、自分はADHDだと思っていなかったんですが、環境は違えど沖田さんの経験と自分の経験が重なることが多くて。笑えるけど笑えない、けど面白い。そして「自由に自分のことを描いていいんだ」と、感銘を受けたことを覚えています。 ――沖田さんも自分の障害をきちんと受け入れた上で、人生を謳歌されていますよね。それでは最後に、『メンタルチップス』をどんな人に読んでもらいたいですか? アル仙 当事者の方はもちろん、親御さんや周囲の人にも読んでほしいです。私たちは自分をコントロールするのが難しいです。自分でも予想がつかないことをやってしまったりします。そんな私たちが孤立すると、ヘタしたら私の「ゴミクズ時代」みたいになってしまうかもしれない。ADHDの人も、そうでない人も、みんな同じ人間。お互いが工夫して、協力して生きていけたらいいなと思います。  また、当事者の方には「できない」という言葉に押しつぶされないでほしいです。工夫したらできるようになることがある。できることが増えたら、生きづらさが減る。「少しずつでもいい、人生はチャレンジだ」と楽しみながら、ADHDと向き合ってほしいなと思います。生き続けるのがつらい、という言葉は否定できません。死にたいという気持ちも否定できない。だけど、1%の可能性を信じて行動を起こしたら、何かが変わるかもしれない。勝手な言葉かもしれないけど、生きることをあきらめないでほしいです。 (取材・文=編集部) ●史群アル仙Twitter https://twitter.com/shimure_arusen
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佐倉絆が“アダルトVR”の撮影現場に潜入! 思わず「わたしもセックスしたい!」

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 最近やたらと盛り上がりを見せているバーチャルリアリティ(VR)の世界。VRのヘッドセットをかぶるだけで、360度どちらの方向を向いても迫力ある3D空間が楽しめ、見知らぬ場所や異空間の中で、誰にも邪魔されない自分だけの世界に浸ることができる。  このVR人気の波が、AV市場をも席巻しようとしているというから驚きだ。最初はぽつぽつとしか見かけなかったVR作品を、今では各メーカーが競うようにリリース。人気ジャンルのひとつとしてファンの間ですっかり定着しつつある。  今回はKMP(ケイ・エム・プロデュース)の専属女優で、自身も「アダルトVR」に出演経験を持つ“きずぽん”こと佐倉絆ちゃんが登場。実際に「アダルトVR」の撮影現場に潜入して、VRの魅力に迫ってもらった。
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 VRの撮影に限らず、AVの撮影は、そもそもどんな場所で行われているのか、世の男性なら誰しもが気になるところ。だが、案内されてやってきたのは、意外や意外、都内にあるマンションの一室。ドアを開けると、ある部屋では撮影の順番を待つセクシー女優さんたちがヘアメイクの真っ最中。ある部屋ではスタッフが撮影の段取りを話しあったり、機材のセッティングを行っていたり……。ひょっとしたら、あなたの住むマンションの階上階下でも密やかにAV撮影が行われているかもしれない。
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これがVRのヘッドセット スマホを装着して映像を楽しむ
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撮影されている映像をチェックするためのモニター画面
 今回撮影見学を許可してくれたのは、KMPの広報担当さん。KMPは、この「アダルトVR」の市場で業界シェアトップクラスを誇る人気メーカー。広報担当さんに話を聞いてみると「サイトに毎月20本くらいは新作が上がっているんです。VRに関しては、とりあえずKMPのホームページを一度チェックしてみてください。他社に比べて作品の完成度にも自信があるんです。お客さんの信頼もかなり高いです」とのこと。
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撮影前に女優さんとコミュニケーションをとるAV男優さん
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この日のヒロイン、篠田ゆうさん!エロい!
「アダルトVR」の作品では、基本的に見る人は男優さんの目線。AVの主観作品と同じように女優さんが男優さんと対峙しつつ、固定されたカメラを相手に演技をする。カメラはもちろん、従来の映像機器とは違った特殊なもの。ただし詳しい機材の内容については現段階では企業秘密だとか。
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きずぽんは機材に興味津々
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機材はこんな形で現場にセットされる
 撮影中、監督はモニターも現場の様子もほとんど見ない。自身もVRのヘッドセットを装着して、ファンと同じ目線で作品に入り込みながら撮影を進行させる。この日の撮影作品は寝取りもののドラマ作品。女優さんは進行表を1枚渡され、監督からシーンのイメージや動き、欲しい演技を説明された後は、ほぼアドリブでセリフもエッチもこなしていく。ただかわいくてエッチなだけじゃダメ。イメージ力や表現力を問われる撮影になる。
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カメラに向かってのベロチューはカメラとの距離のとり方が重要!
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きずぽん、隣りで思わず「わたしもエッチしたい!」
 撮影が終わると、きずぽんは突然、監督に走り寄って「わたしも出演したい」とおねだり。女優さんもプロなら男優さんもプロ。スタッフも手慣れたもので、びっくりするくらいスムーズに撮影が終了。次の撮影が始まるまでのわずかな時間ではあったが、きずぽんが、この日の女優さんである篠田ゆうさん、男優さん、監督さんにインタビュー。VRの撮影について質問をぶつけた。 きずぽん 篠田さん、VR作品は何本目の出演なんですか? 篠田 20本くらい出ています。今どこのメーカーもたくさん撮りはじめて、VRの撮影の機会が結構増えましたね。 きずぽん わたしもVRは何本か出ているんですけど、実はちょっと苦手で……。撮影方法が特殊で、男優さんとあまり密着できないし、チューもカメラが相手。ちょっと欲求不満になっちゃう感じで。 篠田 わたしも実は苦手(笑)。一人しゃべりだし、寂しいし、テンパっちゃうし、緊張して毎回すごく脇汗かいちゃうし……(笑)。 きずぽん でも、すごく慣れている感じで、さすがだなって、わたしは感心して見ていましたよ 篠田 全然ですよ! よくファンの方のレビューとかでも、「カメラと目線が合っていない」とか怒られたりして、気をつけないとって、反省ばかり。きずぽんこそ、こないだ共演させてもらったけど、完璧っていう感じでしたよ! さすが単体女優さんだなって。相手に対するケアとかもすごいし、さすがだなって。
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撮影が終わってホッとした表情の篠田さんときずぽん
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男優さんはものすごく優しげな方でした
きずぽん 男優さんって長い撮影時間の間もずっと勃たちっぱなし。改めてすごいなって。 男優 頑張れば1時間でも2時間でももちますよ。VRの場合は僕らは完全に受け身だし、ずっと女優さんにサービスしてもらっている感じ。もう風俗感覚ですよ(笑)。 きずぽん 男優さんの立場でVRの撮影の難しさって感じますか? 男優 最初にVR作品に出たときは、正直どうすればいいのかって悩みましたけど、今年に入ってからも20作品くらいこなしているうちに平気になりました。ついつい動いちゃうんですけど、最近はユーザーさんの気持ちになって、うまいことマネキン化するよう努めています。 きずぽん 監督の立場としてはどうなんですか? やっぱり難しさは感じますか? 監督 普通のAVとは違いますからね~。ある程度固定された空間の中でカメラも固定して、一定の画角で撮らないといけない。どれだけの没入感を出せるかだけを考えて作っています。 きずぽん 監督、撮影中はずっとヘッドセットをつけて、時々首を振ったりしていましたね。 監督 VRを見ながらのほうが、その世界に飛び込んでいる感じがあって、撮影の善し悪しを判断しやすいんです。VRをじっと見ているだけじゃユーザー目線にならないので、いろんな角度を向いて細かなところまでチェックしています。ヘッドセットで見ていると、やっぱりすごい迫力ですよ。監督といえどパンツを脱いで撮影したくなるくらい(笑)。 きずぽん 今後、アダルトVRは、どんなふうに進化していくと思いますか? 監督 どんなシチュエーションで撮れるかが大切じゃないかなと思っています。本当は機械をもっと動かしながら撮れたらいいのになとも思っていて、技術革新しだいで可能性が変わっていくなと。シチュエーションも最初は女優さんと1対1のものが多かったんですけど、そのパターンはもうVRの世界でも飽和状態。乱交とか、第三者目線を入れたり、工夫していかないといけないなとアイデアを練っているところです。
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監督さんは若くてとってもナイスガイ
きずぽん そういえば監督、わたしとはまだ仕事したことがないですね。わたしのことどう思っているんですか? 監督 体もおっぱいも適度に素晴らしい。セックスしているときのギャップも好きですよ。明らかにやる気のスイッチがどこかにあって、スイッチが入る瞬間とかいいなって。 きずぽん スイッチ確かにあります。プライベートでやらなさすぎて、そうなっちゃうんです。撮影なのに、すぐスイッチが入ってしまって……。 監督 プライベートではエッチしていないの? きずぽん プライベートでエッチすることが、最近ほぼほぼなくなっています(笑)。なんでだろう。このままいったらわたし、死ぬんじゃないかなって思うこともあります。エッチはわたしにとってご褒美みたいなもの。撮影しているの横で見ていたら、そのご褒美が欲しくなってしまいました。監督、この後すぐわたしも撮ってください! (撮影・文=名鹿祥史) ●KMP VR専用ページはこちらから! http://www.km-produce.com/kmp_vr/

常識でがんじがらめの世界の日常を覆す、表現者たちの物語『アウトサイドで生きている』

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『アウトサイドで生きている』(タバブックス)
『アウトサイドで生きている』(タバブックス)は、超独特の世界観を持つ“アウトサイダー・アーティスト”の生きざまが詰まった1冊だ。 “アウトサイダー・アーティスト”とは、いわゆる専門的な美術教育を受けず、独学自習で制作を続ける人々のことを指す。彼らの生み出す作品を眺めていると、「なぜ?」「なんのために?」という思いが浮かんでくるものの、解釈不能すぎて思考停止してしまう。けれど、同時に世間の常識を飛び越えて、膨大な時間や尋常ではないエネルギーの過剰さに―――凡人は打ちのめされる。  著者は、おそらく日本唯一のアウトサイダー・キュレーター・櫛野展正氏。知的障害のある人が利用する福祉施設でアート活動支援を16年間も行い、昨年、広島県福山市に「クシノテラス」というアートスペースをつくった。世の中から無視され、正当な評価を受けていない作品の価値を見直そうと奮闘している。  本書には、櫛野氏が全国を飛び回って出会った18名の表現者たちが登場する。カブトムシ、クワガタ、コガネムシの死骸を2万匹以上集めて体長180cmもの千手観音像をつくり上げた大正8(1919)年生まれの男性、ご近所からも愛されている、ショッキングピンクの作品であふれるアートハウスの家主、行政の反対を押しのけてアートを描く路上生活者、25年以上も料理のイラストを描き続ける歩行障害を患った元調理師などなど。  彼らの作品は、コスパ、コスパと、生産性や効率性が叫ばれる世の中で、特にもうかるわけでもなさそうに見える。いや、絶対にもうからないだろう。そのモチベーションは一体なんなのか?  人の出入りを拒むように茂みに覆われ、廃材などでつくられた無数の仮面が建物全体に貼りつけられた「創作仮面館」の館主・岡田昇(自称)さんは、こんなことを話している。 「ゴミからゴミをつくったんです。俺は世間のゴミだしね」 「子どものときに両親が亡くなって、ずっと1人で生きてきてね。仲間もいなければ友だちもいない。モテたこともないんだから。(中略)そんな人間がやることは、1人でできることでしょ。絵を描くとか、最終的にみんなそこに行くんですよ」  本書には、岡田さんのように孤立したり、愛人と息子が失踪し、寂しさから彼らの名前を堂々と店舗外観に描く、ド派手なカラオケ喫茶マスターなど、何かを表現しなくては生きていけない人が数多く登場する。会社員の人もいるし、世間で言うところの“道を外れている”人もいる。立場も暮らし方もバラバラだが、彼らは誰になんと言われようと自分のやりたいことを続け、好きなように生きている。  誰かのせいにして、やりたいことをできないことにしていないか? ページを閉じたとき、そう突きつけられた気がした。 (文=上浦未来) ●くしの・のぶまさ 日本唯一のアウトサイダー・キュレーター。1976年生まれ。広島県在住。2000年より知的障害者福祉施設で介護福祉士として働きながら、福山市鞆の浦にある「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを担当。2016年4月よりアウトサイダー・アート専門ギャラリー「クシノテラス」オープンのため独立。社会の周縁で表現を行う人たちに焦点を当て、全国各地の取材を続けている。クシノテラス http://kushiterra.com/

常識でがんじがらめの世界の日常を覆す、表現者たちの物語『アウトサイドで生きている』

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『アウトサイドで生きている』(タバブックス)
『アウトサイドで生きている』(タバブックス)は、超独特の世界観を持つ“アウトサイダー・アーティスト”の生きざまが詰まった1冊だ。 “アウトサイダー・アーティスト”とは、いわゆる専門的な美術教育を受けず、独学自習で制作を続ける人々のことを指す。彼らの生み出す作品を眺めていると、「なぜ?」「なんのために?」という思いが浮かんでくるものの、解釈不能すぎて思考停止してしまう。けれど、同時に世間の常識を飛び越えて、膨大な時間や尋常ではないエネルギーの過剰さに―――凡人は打ちのめされる。  著者は、おそらく日本唯一のアウトサイダー・キュレーター・櫛野展正氏。知的障害のある人が利用する福祉施設でアート活動支援を16年間も行い、昨年、広島県福山市に「クシノテラス」というアートスペースをつくった。世の中から無視され、正当な評価を受けていない作品の価値を見直そうと奮闘している。  本書には、櫛野氏が全国を飛び回って出会った18名の表現者たちが登場する。カブトムシ、クワガタ、コガネムシの死骸を2万匹以上集めて体長180cmもの千手観音像をつくり上げた大正8(1919)年生まれの男性、ご近所からも愛されている、ショッキングピンクの作品であふれるアートハウスの家主、行政の反対を押しのけてアートを描く路上生活者、25年以上も料理のイラストを描き続ける歩行障害を患った元調理師などなど。  彼らの作品は、コスパ、コスパと、生産性や効率性が叫ばれる世の中で、特にもうかるわけでもなさそうに見える。いや、絶対にもうからないだろう。そのモチベーションは一体なんなのか?  人の出入りを拒むように茂みに覆われ、廃材などでつくられた無数の仮面が建物全体に貼りつけられた「創作仮面館」の館主・岡田昇(自称)さんは、こんなことを話している。 「ゴミからゴミをつくったんです。俺は世間のゴミだしね」 「子どものときに両親が亡くなって、ずっと1人で生きてきてね。仲間もいなければ友だちもいない。モテたこともないんだから。(中略)そんな人間がやることは、1人でできることでしょ。絵を描くとか、最終的にみんなそこに行くんですよ」  本書には、岡田さんのように孤立したり、愛人と息子が失踪し、寂しさから彼らの名前を堂々と店舗外観に描く、ド派手なカラオケ喫茶マスターなど、何かを表現しなくては生きていけない人が数多く登場する。会社員の人もいるし、世間で言うところの“道を外れている”人もいる。立場も暮らし方もバラバラだが、彼らは誰になんと言われようと自分のやりたいことを続け、好きなように生きている。  誰かのせいにして、やりたいことをできないことにしていないか? ページを閉じたとき、そう突きつけられた気がした。 (文=上浦未来) ●くしの・のぶまさ 日本唯一のアウトサイダー・キュレーター。1976年生まれ。広島県在住。2000年より知的障害者福祉施設で介護福祉士として働きながら、福山市鞆の浦にある「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを担当。2016年4月よりアウトサイダー・アート専門ギャラリー「クシノテラス」オープンのため独立。社会の周縁で表現を行う人たちに焦点を当て、全国各地の取材を続けている。クシノテラス http://kushiterra.com/

海外ドラマを牽引する売れっ子クリエーター! ライアン・マーフィの押さえておきたい代表作3選

 新作ドラマの数が急増しているアメリカTV界で、押しも押されもせぬ売れっ子がライアン・マーフィーだ。以前紹介した『アメリカン・ホラー・ストーリー』(参照記事)でアンソロジー・ドラマ人気に火をつけ、大御所女優ジェシカ・ラングを起用。監督を務めた映画『食べて、祈って、恋をして』に主演したジュリア・ロバーツと意気投合し、映画女優だった彼女を『ノーマル・ハート』でTV界に引っ張り出した辣腕ぶり。生存競争の激しい世界でアンソロジー・シリーズというひとつの潮流を生み出し、定着させた功績は大きいだろう。今、アメリカのドラマを見るなら彼の作品は外せない。なかでもまずは押さえておきたい、マーフィー作品をチョイスした。
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Huluより
 彼がブレークしたきっかけとなった作品が、2009年にスタートした青春ミュージカル・コメディ『glee/グリー』だ。オハイオの田舎町にある高校を舞台に、スクール・カーストの最下層にいる負け犬キッズたちが、合唱部でその才能を発揮し、成長していく姿を描いていく本作。合唱と言ってもここで描かれるのはパフォーマンス重視のショウ・クワイアー。生徒を演じるのはブロードウェイ出身のリア・ミシェルなど実力派がそろい、本格的なパフォーマンスを披露する。今でこそミュージカル作品は人気だが、一昔前までミュージカルといえばダサいというイメージ。そんな負のイメージを塗り替える音楽的クオリティの高さに度肝を抜かれるドラマだ。  60年代から現代に至るまでのヒットナンバーや、ミュージカル・ソング、映画のテーマ曲など幅広い楽曲がチョイスされているため、高校が舞台の青春ドラマでありながら大人世代が見ても楽しめる。普通にサントラを買いたくなるほど“聴ける”楽曲が盛りだくさんだ。もちろん音楽だけでなく、コミカルでありながら、イジメ問題やジェンダー問題など社会風刺を盛り込み、決して説教臭くならずにポジティブなメッセージを発信している点がドラマとしても秀逸なところだ。周囲からバカにされても決して自分を曲げない生徒たちがまぶしく、その何かにひたむきに打ち込む姿に思わず自分の高校時代が懐かしくなる事必至だ。
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スターチャンネルより
『アメリカン・ホラー・ストーリー』がヒットして以来、次々とアンソロジー・シリーズを手掛けているマーフィー。なかでも評価が高いのが、実録犯罪ドラマ・シリーズ第1弾『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』だ。1994年に元妻とその友人を殺害した罪で起訴された元人気アメフト選手O・J・シンプソンの裁判と、その結果をドラマ化。実際に起こった事件なのでその結末はすでに周知だが、当時“世紀の裁判”といわれるほど全米が注目した事件で一体何が起こったのか、判決が下るまでをリアルに描き、結末が分かっていてもその緊迫感で引き込まれてしまう。実際この事件に関しては刑事と民事で判決結果が分かれており、そうしたグレーな部分が事件から20年以上が経過しても見る者の興味を引くのだろう。もっとも、ドラマは単なる興味本位にスキャンダルを煽るものではない。“世紀の裁判”に関わる事になった人たちのそれぞれの目線で、苦悩や葛藤が深く描かれ、それをキューバ・グッディング・ジュニアやジョン・トラボルタなど実力派俳優たちが迫真の演技で大熱演。この俳優陣のアンサンブルだけでも見る価値がある。この年の賞レースを席巻したのもうなずける渾身の1作だ。  ちなみに『アメリカン・ホラー・ストーリー』の最新シリーズでは、トランプ大統領を取り上げることが決まっている。今のロシア・ゲート疑惑で世間を騒がせている様子を見ると、『アメリカン・クライム・ストーリー』で取り上げるほうが合っているような気もするが、もはやトランプ政権はアメリカにとってホラー同然ということなのだろう。
海外ドラマを牽引する売れっ子クリエーター! ライアン・マーフィの押さえておきたい代表作3選の画像3
『NIP/TUCK-マイアミ整形外科医〈ファースト〉 セット1』(ワーナー・ホーム・ビデオ)
 注目作は多々あれど、売れっ子クリエイターの原点という意味で押さえておきたいのが『NIP/TUCK』だ。『アメホラ』にしても、『アメクラ』にしても、この人の視点は基本ブラック。それは『glee/グリー』のような青春ドラマでも例外ではない。そうしたマーフィーのイジワルな視点が最大限に発揮されているのが本作なのだ。  2人の美容整形外科医を主人公に、美にとらわれ、飽くなき欲望を抱く人々の姿を痛烈に皮肉った本作は、ほかのどのマーフィー作品よりエグ味たっぷり。患者も患者なら医者も医者で、誰も彼もが己の欲に溺れ、抜き差しならない状態に陥っていく。あくまで美容整形業界を舞台にした人間ドラマなのに、まるで犯罪ドラマを見ているかのような“悪”の魅力に満ちているが、一方で良くも悪くも欲に忠実という意味では1本筋が通っており、欲望に振り回される人たちの姿もいっそ清々しく思えるほど。舞台がマイアミというのもまた、強すぎる日差しが濃い影を生むように、完璧な外見の裏に隠された人間のダークサイドを表現するのに絶妙にマッチしていて小憎らしい。自分から遠いようでいて、どこか共感が潜むそのディープな人間模様に、後のマーフィー作品の原点がしっかりと見て取れるドラマだ。 ●まくた・ちひろ 映画・海外ドラマライター。『日経エンタテインメント!海外ドラマSpecial』『ゲーム・オブ・スローンズ パーフェクト・ガイド』(日経BP社)、『海外ドラマTVガイド WATCH』(東京ニュース通信社)、『映画秘宝EXドラマ秘宝vol.2~マニアのための特濃ドラマガイド』(洋泉社)等に寄稿。Twitterアカウントは@charumin

『BOYS BE…』の玉越博幸氏が描く、AV業界の赤裸々な内情とは?

『BOYS BE…』の玉越博幸氏が描く、AV業界の赤裸々な内情『余命一年のAV女優』の画像1
表紙は遺影になっている
 余命1年を宣告された女の子が、AV女優という道を選択して業界のトップを目指し、自分の生きてきた証しを世に残す――。そんなストーリーの漫画『余命一年のAV女優』が、6月9日より小学館のモバMAN(http://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=12380)でスタートした。  ヒロインはAVメーカーの「ピーチ・デマンド」から単体デビューする「天月もゆ」という名前の女優。そんなヒロインが憧れるのは、超売れっ子女優の「成宮心菜」。そして、ヒロインの父親である業界の大御所監督は「ハメ撮り」が得意で、「ナイスですよ」ならぬ「ブラボーですよ」というのが口癖。どこかで見聞きしたことがあるような名前のメーカーや人物、設定ばかりのように思えるのは気のせいだろうか? 「この漫画の作画を担当しているのが、90年代に人気を博した『BOYS BE…』(講談社)の作者・玉越博幸先生です。出てくる女優さんたちが、とにかくかわいくて、そこが作品の魅力になっています。残りの限られた人生でいちずにAV界のトップを目指す、天月もゆを、ぜひ応援してほしいです」(編集スタッフの太田ぐいやさん) 『BOYS BE…』の淡いエッチ描写で青少年をドキドキさせた玉越氏が、20年の時を経て、本作ではAVという題材で、より濃厚なエロ描写に挑戦しているという。  それにしても、AV出演強要問題が世を騒がせている昨今、なぜ、こんなAV賛美にも思える漫画が作られたのだろうか?  2016年3月、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)が、出演強要の報告書を発表して以降、AV業界は激震している。大手AV事務所の摘発をはじめ、無修正AVを制作する業者の摘発、キャンプ場で撮影した作品の摘発などが相次いだ。そして今年5月18日には、政府が全国の都道府県警にAV事案に関する専門官を配置するなど、国も本腰を入れ、AV問題に取り組み始めている最中だ。  AV業界には逆風が吹き荒れ、業界に対してポジティブなイメージは抱きにくくなっている。しかし、本作は、「今のAV事情を反映したもの」だという。 「出演強要問題って、スカウトの入り口の段階でだまされるっていうケースもあるんですけど、その一方で、AV女優をやろうって決意したものの、やってくうちに『なんで、こんなことまでやらされるの!?』といった事態に遭遇して心が折れるといった事例も、同時に問題視されています。本作が描いているのはそこです。本作の中では、こうしたAVならではの過酷な撮影が、試練となってヒロインの前に立ちはだかります。AV女優をやっていると、台本なしで、お笑い芸人のようにむちゃぶりされることだってありますし、HRNが報告書に記載したように、12リットル以上の水を飲まされたケースもあります。それは、演技ではない、ドキュメンタリー性を重視するAVというメディアの特性です。本作では、そんな撮影をめぐり、出演者と制作者サイドのバトルが描かれているんです」(原作者の井川楊枝氏)  出演強要問題で騒動となっている今だからこそ生まれた作品だという。作画の玉越氏も「AV業界のウンチクがいっぱいあって、見ると誰かに言いたくなります」と、リアルなAV業界に即した作品の魅力を語る。  ベテラン漫画家が挑戦する「2017年のAV業界内幕」漫画に注目だ。 (文=渡辺則明) ●「モバMAN」http://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=12380

ぜんぜんエロくない!? 純粋な少女マンガが描く、ソープ嬢の日常『お風呂のお姫様』

幸せとか夢とか……泣ける! 純粋な少女マンガで描く、ソープ嬢の日常『お風呂のお姫様』の画像1
『お風呂のお姫様』(朔本敬子/CoMax)
 関東ローカルな話で恐縮ですが、僕がよく行く「おふろの王様」というスーパー銭湯のチェーンがありまして、特に「スーパージェットバス」の泡ジェットが腰に効いて最高なんです。  今回ご紹介する作品『お風呂のお姫様』は、名前こそ似ていますが、スーパー銭湯とは全然関係なく、お風呂はお風呂でもソープランドが舞台。「ここは吉原、私はソープ嬢です」というオープニングナレーションで始まる、ソープ嬢がヒロインのマンガです。  風俗をテーマにしたマンガは世にたくさんあります。しかし、その多くはオヤジ向けの劇画誌で描かれており、エロエロでギラギラしてますよね? それに対し『お風呂のお姫様』は純粋な少女マンガ作品である、というところが珍しいのです。ソープがテーマのマンガでありながらもエロさはなく、むしろエレガントさすら漂っています。  主人公のソープ嬢、桃世(本名:青山朋美)は3年前に失踪した父親が残した借金の返済のため、母親に内緒で吉原のソープランド「ジュリエット」で働いています。そう、ワケアリなんです。  母親には広告代理店で働いていると偽りながら、日々ソープで稼いで借金返済の毎日。そして借金を返済したあかつきには、マンションを購入し、苦労が絶えない母にプレゼントする、そんなささやかな夢を持っています。イマドキ珍しい、親孝行な娘さんですよね。  こういうお仕事ですから、当然ながら、いろいろな客がいてストレスもたまります。例えば、時間を延長せず店外デートに持ち込もうとする客、難癖をつけて料金を値切ろうとする客、嬢をだまして身ぐるみはがそうとするホストくずれなどなど……。こういった面倒くさい客、セコい客に対しても笑顔とプロ根性で乗り切ります。すべてはマンション購入のために!  しかし、ようやく借金を完済し、マンション購入の夢に向かって前向きに生きようとした矢先、桃世に最大の危機が訪れます。そう、DVを繰り返し、借金を作って失踪したはずの父親が、桃世の前に再び現れたのです。桃世がソープの人気嬢であるという情報をつかみ、金をたかろうとする父親。「300万円出さなければ、母親にソープで働いていることをバラすぞ」と脅迫してきます。自分の借金を娘に返済させた上で、さらに金をたかるとは、なんというクズ・オブ・クズな父親でしょうか。  金を出すことをかたくなに拒否する桃世に対し、仕事場(ソープランド)や母親のいる自宅にまで嫌がらせに来るクズ父親。ついに我慢できなくなった桃世は、夜の公園にクズ父親を呼び出し、直接交渉へ。手にはナイフを忍ばせて……。  果たして桃世は、自分の父親を殺めてしまうのか? ソープ嬢に幸せが訪れることはないのか? ラストシーンはぜひ、作品を読んでいただければと思います。  ちなみに、本作品は生粋の少女マンガだけあって、幸せとか夢とかが満載の泣けるソープ名言が数多く出てきます。最後にいくつかご紹介しましょう。 「みんな幸せになろう、私たち泡姫ですもの、きっといつか王子様が…」 「さあ仕事に戻ろう、私は私の夢を手に入れるために、できるならみんな幸せに、笑顔の未来が手に入りますように」 「私はあなたの2時間だけの恋人、ドアを出たら忘れていいの、それがこの街のルール」  最後のやつだけ、やたら現実的ですね……。結局、2時間制ってことですか。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>) 「ザオリク的マンガ読み」過去記事はこちらから

愛知県「ジブリパーク」裏の狙いは宮崎駿の“ディズニー化”!?「宮崎駿の銅像も……」

愛知県「ジブリパーク」裏の狙いは宮崎駿のディズニー化!?「宮崎駿の銅像も……」の画像1
 スタジオジブリの協力を受け、アニメーション映画監督の宮崎駿が描いた『となりのトトロ』などの作品の世界観をテーマにしたテーマパーク「ジブリパーク」が、愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園敷地内に整備される。すでにこの公園には2005年に開催された愛知万博のパビリオンのひとつだった「サツキとメイの家」があるが、これらの施設を拡大させ、20年代初めのオープンを目指すとしている。  そんなテーマパークだが、その裏には大きな目的があるという。 「宮崎駿氏をウォルト・ディズニー氏のような後世に残る偉人にする狙いがあるんです。東京ディズニーランドやディズニーシーのように、映画の世界観をアトラクションに反映させて人々を楽しませる。そういうテーマパークをつくろうとしているようです」(映画関係者)  宮崎氏もすでに76歳。オープンする頃には80歳を超えてしまうことになるのだが、そのテーマパーク内には、宮崎氏の銅像も設置される予定だという。  前出の映画関係者は「銅像ができることすらまだ内密にされており、公表されていませんが、その銅像をジブリパークの名物にしたいようです。東京ディズニーランドではワールドバザールの大屋根をくぐると、ちょうど目の前にシンデレラ城とウォルト・ディズニー氏の銅像が目に飛び込んできます。イメージはあんな感じです。ウォルト・ディズニー氏とミッキーが手をつないでいる銅像の前に立つと、背景にはシンデレラ城が写り、まさに記念撮影にぴったりの場所となっています。そんな場所をジブリのテーマパーク内にも設けようとしています。つまり名物になるようなレガシーがあれば、宮崎氏の存在も後世に残るという考えです。これまでの功績をたたえる意味でも欠かせないものとなりそうなんです」と話す。  テーマパークが完成するまで、まだまだ時間はかかりそうだが、どんなアトラクションや公園施設ができるのか。そして、どんな銅像ができるのか、大いに注目されそうだ。

愛知県「ジブリパーク」裏の狙いは宮崎駿の“ディズニー化”!?「宮崎駿の銅像も……」

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 スタジオジブリの協力を受け、アニメーション映画監督の宮崎駿が描いた『となりのトトロ』などの作品の世界観をテーマにしたテーマパーク「ジブリパーク」が、愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園敷地内に整備される。すでにこの公園には2005年に開催された愛知万博のパビリオンのひとつだった「サツキとメイの家」があるが、これらの施設を拡大させ、20年代初めのオープンを目指すとしている。  そんなテーマパークだが、その裏には大きな目的があるという。 「宮崎駿氏をウォルト・ディズニー氏のような後世に残る偉人にする狙いがあるんです。東京ディズニーランドやディズニーシーのように、映画の世界観をアトラクションに反映させて人々を楽しませる。そういうテーマパークをつくろうとしているようです」(映画関係者)  宮崎氏もすでに76歳。オープンする頃には80歳を超えてしまうことになるのだが、そのテーマパーク内には、宮崎氏の銅像も設置される予定だという。  前出の映画関係者は「銅像ができることすらまだ内密にされており、公表されていませんが、その銅像をジブリパークの名物にしたいようです。東京ディズニーランドではワールドバザールの大屋根をくぐると、ちょうど目の前にシンデレラ城とウォルト・ディズニー氏の銅像が目に飛び込んできます。イメージはあんな感じです。ウォルト・ディズニー氏とミッキーが手をつないでいる銅像の前に立つと、背景にはシンデレラ城が写り、まさに記念撮影にぴったりの場所となっています。そんな場所をジブリのテーマパーク内にも設けようとしています。つまり名物になるようなレガシーがあれば、宮崎氏の存在も後世に残るという考えです。これまでの功績をたたえる意味でも欠かせないものとなりそうなんです」と話す。  テーマパークが完成するまで、まだまだ時間はかかりそうだが、どんなアトラクションや公園施設ができるのか。そして、どんな銅像ができるのか、大いに注目されそうだ。