「更年期までは女として選択を迫られる」リミットに惑う独身女性の答えとは

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映画『不惑のアダージョ』より

(前編はこちら)

――30代で独身だと、ひとりでやってきた自分に自信を持つ半面、焦りがあるのも事実ですよね。『不惑のアダージョ』に出てくるシスターも、自分の強い意志で潔癖を貫いてきたはずなのに更年期を迎え揺れている。

井上都紀(以下、井上) 結婚していないことを何かのせいにしようとするけど、結局は自分に問題があるんですよね。じゃあ今から婚活を始めるかというと、「婚活なんて......」って小馬鹿にしてしまう。「結婚は好きな人とするものだ」、という憧れがいつまでたっても消えないんですよ(笑)。好きなことをやって生きてきたのに、誰かのせいにするなんてでいたくな話だと思います。ただ、30代になってから、恋愛することに本当に不器用になってしまいましたね。もう若くないっていう自覚もあるし、結婚や出産が頭によぎるから浮かれた恋愛に浸ることもできない。

「更年期までは女として選択を迫られる」リミットに惑う独身女性の答えとは

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映画『不惑のアダージョ』より

(前編はこちら)

――30代で独身だと、ひとりでやってきた自分に自信を持つ半面、焦りがあるのも事実ですよね。『不惑のアダージョ』に出てくるシスターも、自分の強い意志で潔癖を貫いてきたはずなのに更年期を迎え揺れている。

井上都紀(以下、井上) 結婚していないことを何かのせいにしようとするけど、結局は自分に問題があるんですよね。じゃあ今から婚活を始めるかというと、「婚活なんて......」って小馬鹿にしてしまう。「結婚は好きな人とするものだ」、という憧れがいつまでたっても消えないんですよ(笑)。好きなことをやって生きてきたのに、誰かのせいにするなんてでいたくな話だと思います。ただ、30代になってから、恋愛することに本当に不器用になってしまいましたね。もう若くないっていう自覚もあるし、結婚や出産が頭によぎるから浮かれた恋愛に浸ることもできない。

結婚も出産もなく更年期を迎える……? 30代の女性監督が描く"女の選択"

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映画『不惑のアダージョ』

 どんな努力をしてでも避けたい。でもいつか必ずやってくる、老い。特に私たち女性は、老いにあらがいたいというのが本心。心はまだ若いつもりなのに、体は正直に老いていく。そんな、体と心の変化になかなか向き合えない女性の様を映し出したのが、映画『不惑のアダージョ』。主人公は40歳を迎えた修道女。神に身を捧げて静かに生きてきたけれど、人よりも早くやってきた"更年期障害"に戸惑いを隠せない。

 監督は、今作で長編映画デビューを果たした井上都紀。これまで短編作品で腕を磨き、『大地を叩く女』はゆうばり国際ファンタスティック映画祭、2008オフシアター賞でグランプリを獲得した。目をそむけたくなる問題をテーマにしながら、ファンタジックな雰囲気漂う演出も見事。現在37歳の井上監督が、なぜ女性の更年期を描こうと思ったのか。井上都紀監督に、たっぷりお話を聞いてきました。

女が稼いで男は家事! 『だいこくばしズム』が宣言する来るべき"大黒柱"像

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『だいこくばしズム』(朝日新聞出
版)

 男が働きに出て、女が家を守る。それが当たり前のことだと脳内に刷り込まれてきた私たち。しかし、多くのフェミニストたちが声を荒げて反発するように、それはジェンダー的概念と繰り返された歴史の産物に過ぎない。女性誌などで活躍するイラストレーター小迎裕美子氏は本書『だいこくばしズム』(朝日新聞出版)にて、自らの"大黒柱化"を高らかと宣言する。女が家計を支えるとはどういうことなのか、生活を共にする男性として相応しい像とは、そして......実際の夫婦関係はどのように機能しているのか。全国の働き続けたい女必見! これが来るべきニッポンの未来、"how to 大黒柱オンナ"を小迎氏にうかがった。

フランス人との恋は一筋縄ではいかない! 「オシャレ」だけじゃないパリの現実

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『パリ愛してるぜ~』(飛鳥新社)

 パリ。それはオシャレな男女がカフェで愛を囁き合う街。あわよくば私もそこでイケてるパリジャンに見初められて、中村江里子のようなセレブ婚をしたい......。そんな願望を抱いているかどうかはわからないが、パリに憧れる女性は多い。外務省の統計によると、在フランス邦人数(永住者および長期滞在者)は、男性1万1,363人に対し、女性は1万9,584人と女性が多い(平成22年)。総じて欧州は在留邦人女性が多いが、中でも特に割合が高く、彼の国が女性に人気があることは確かだ。しかし、マンガ『パリ愛してるぜ~』(飛鳥新社)には、オシャレなパリは出てこない。真田広之似の謎のホームレスに金をせびられ、エレベーターのないアパルトマンを7階まで上り下り、オタクイベントには日本のアニメのコスプレーヤーがわさわさ......。そんな非オシャレなパリばかり。作者のじゃんぽ~る西さんに、女性が憧れるフランスの現実を聞いた。

セックスレスに遅漏……花津ハナヨ氏に『情熱のアレ』の意図を聞く

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『情熱のアレ』1巻(C)花津ハナヨ
/集英社

 セックスレスに悩んでいるけど誰にも言えない――。そんな主人公がアダルトグッズの問屋で働くことになったことをきっかけに変わってゆく姿を描いたマンガ『情熱のアレ』。女性向けコミック誌「コーラス」(集英社)では異色のテーマながら、多くの女性の共感や支持を集めた同作が、「コーラス」11月・12月号合併特大号で最終回を迎えた。最終回を描き終えた作者・花津ハナヨさんに作品のテーマや訴えたかったこと、読者からの反応を聞いた。

「穴さえあれば女なんだ」、作家・花房観音が劣等感の末に見出した真実

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イベント出演前に対応くださった花房
観音さん

 第1回団鬼六賞受賞作である『花祀り』(無双舎)は、京都に息づく秘めやかな悦楽を艶やかに描いている。和菓子職人の見習いをしている美乃は、師匠である松ヶ崎にとある一軒家に連れて行かれ、そこで繰り広げられている「大人のたしなみ」に魅せられていく......。生前の団鬼六が同賞授賞式で直にその才能を称賛した著者・花房観音さんに、ご自身のセックス観を交えながら、本作品について聞いた。

ビジネスとしての展望は? 作家・宮木あや子が語る、女性が感じる官能小説

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 「官能小説」と聞いて、貴女は何を思い浮かべるだろうか。キオスクの片隅でおじさまたちの購入を待ちわびる、愁いの表情を浮かべた半裸の女性(の表紙)、声に出して読みにくい、独特の性表現世界......。しかしそうした従来の官能小説イメージを覆す意欲作が、今、女性作家の手から次々と生まれている。特に、女性が描く「性」をテーマ(※)にした「女による女のためのR-18文学賞(以下R-18文学賞)」は、第24回山本周五郎賞を受賞、2011年本屋大賞2位を獲得した窪美澄氏を世に送り出すなど、担っている役割は大きい。自身も『花宵道中』(新潮社)でR-18文学賞を受賞、また同賞受賞者とともにチャリティー同人誌「文芸あねもね」を発売した作家・宮木あや子氏に、官能小説界の現状や「文芸あねもね」について、話を聞いた。

能動的に夢にだまされたい! タカラヅカへの愛を叫ぶ『ZUCCA×ZUCA』

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(C)はるな檸檬/講談社

 宝塚歌劇団(ヅカ)のためなら学業も仕事も、時には恋も投げ出す!? 当然のようにヅカを中心とした生活を送る"ヅカヲタ"たちの、バカバカしくもどこか愛しい毎日を描いたコミック『ZUCCA×ZUCA』(講談社)。ジャンルが違っても、何かを偏愛する"ヲタク女"の生態を描き出したストーリーの数々に共感を覚える人も多いのではないだろうか。自身もヅカヲタであるという作者・はるな檸檬さんに、何かにハマる人の喜びと悲しみについてうかがった。

寿司のバランをつけまつげに!? 話題の『姫ギャルパラダイス』作者を直撃!

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(C)和央明/小学館

 これまでたびたび、ギャル系雑誌の"盛り"まくりのヘアメイク特集が、「人の髪型じゃない」「もはや中世の貴婦人」「やりすぎw」などとネット上で話題を呼んできましたが、最近、その流れの中で注目されている少女マンガがあります。「ちゃお」(小学館)にて連載中の『姫ギャルパラダイス』。ご存じでしょうか?