摂食障害との合併、高い再犯率……知られざる「窃盗癖」という病

<p> 大人による「万引き」が深刻さを増している。今年6月には、大阪の鮮魚店が、警察に通報する代わりに万引きした人物の顔写真を店内に無期限で張り出すという前代未聞の対応策を打ち出し、モラルや人権の観点からも大きな議論を呼んだ。強硬策の背景には、莫大な被害がある。全国万引犯罪防止機構の調査では、平成23年度における全国のスーパーや百貨店など296社の万引き被害額は計358億円(推定)。同調査によると、確保した万引き犯は34.4%が無職、次いで主婦が19.2%、社会人が12.8%、小学生~専門・大学生は20.4%であり、圧倒的に“大人”の犯行が多い。</p>

Twitter発「BL短歌」、萌えを詠む腐女子が語る「ルールに縛られない関係性」の快感

<p> 腐女子たちがボーイズラブ(BL)を短歌に詠む――そんな「BL短歌」が、今、腐女子以外からも注目を集めている。昨年の2月、Twitterから一気に火がつき、「♯BL短歌」というハッシュタグがつけられた作品が、タイムラインを追えなくなるくらい大量に投稿されるようになった。そしてついに、世界初のBLで短歌するマガジン『共有結晶』まで出版されるに至った。</p>

「愛しているけど許さない」遠野なぎこが絶望の果てに見いだした、実母との距離

母娘関係を俯瞰して見られるようになったという遠野なぎこさん  養父との入浴を強要され、母の不倫相手の男性器を写した写真を見させられ、「食べて吐く」ことを教えられて摂食障害へ――。これは女優・遠野なぎこさんが自伝的小説『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(ブ...

「仕事と育児の両立は無理」シェアハウスが生んだ、20代女性の結婚・育児・老後

<p>――『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』の中に、「結婚したって、シェアハウス?」という章があり、結構ぶっ飛んでる考え方かも……と思いました(笑)。</p>

オシャレな暮らし方「シェアハウスブーム」に隠された「所属なし」という若者の孤独

<p> 近年、都心部に暮らす、20~30代の単身者を中心ににわかに急増している“シェアハウス”。シェアハウス=「オシャレな暮らし方」とする雑誌書籍が数多く出版されるようになり、またテレビでも、『シェアハウスの恋人』(日本テレビ系)、『テラスハウス』(フジテレビ系)など、シェアハウスをテーマにしたドラマやリアリティショーが登場しています。シェアハウス、つまり他人と住むことが、若者の憧れとして広くメディアに紹介されだしたのです。</p>

女は閉経で刷新される? 伊藤比呂美が語る女の性と『閉経記』

<p> 漢と書いて「おんな」と読む。その心境に至るまで、あまたの地獄を経験してきた女、それが詩人の伊藤比呂美氏だ。摂食障害、不倫、結婚、子育て、家庭崩壊、うつ病、娘の思春期、離婚、親の介護と死、そして更年期・閉経。簡単に羅列するとその重みが薄れてしまいそうだが、伊藤氏はこの「女の波乱万丈フルコース」を一つひとつ咀嚼し、自分の言葉で紡いできた。近著『閉経記』(中央公論新社)は、「婦人公論」(同)の連載「漢である」をまとめた一冊である。</p>

「いい悪いではなく、彼女たちの感性は正しい」女子文化を見つめる斉藤まこと氏

spoon.jpg
「spoon. 」4月号(プレビジョン)

(前編はこちら)

――彼女たちを取材していて気づいたことはほかにありましたか?

斉藤まこと氏(以下、斉藤) そういえば、平野さんを撮影するにあたり、90年代に小澤征爾、小沢健二、小泉今日子らがしばしば訪れて、日本にオープンカフェ文化を花開かせた原宿のオーバカナルの系列店のオーバカナル赤坂店に連れていったんですが、「なにがいいのかさっぱりわからない」と言われました(笑)。確かに、赤坂店には閉店してしまった原宿店にあった文化人サロン感はないんですが、よく考えたら彼女たちは芸能人幻想も文化人幻想自体も薄いですよね。

女子カルチャーの新局面? ギャル系・カワイイ系でもない1990Xとは

<p> 1990年代生まれの女の子と、1990年代のガーリーカルチャーを共演させた“ジェネレーションギャップ氷解マガジン”「1990X」(プレビジョン)が、発売以降話題を呼んでいる。表紙には、SKE48・松井玲奈(91年生まれ)が、当時カルチャーシーンに強い影響力を持っていたソニックユースのロックTに身を包み登場。ほかにも、ポニーテール写真集で人気の佐野ひなこ(94年生まれ)がヒステリックグラマーを初めて着てみたり、「H」(ロッキング・オン)や「Olive」(マガジンハウス)など、90年代に一世を風靡したカルチャー雑誌をまるでアナログレコードのように収集する女子大生・鵜川カナ(91年生まれ)が、そのコレクションをガイドするなど……! もしや、ガールズカルチャーは、新しい局地へと突入したのか? 果たして90年代生まれの女子の実像とは?</p>

添加物表示は食品企業の免罪符! 消費者を防護する『食べるなら、どっち!?』

<p> 子どもが好きなコーラやハンバーガーやポテトチップス。昨今人気のカロリーゼロ系飲料。忙しい時に便利な栄養調整食品や野菜ジュース。これら生活に密着した食品を取り上げ、使われている添加物の危険性を元に、食べるなら類似製品のうちどれが適しているのか検証した、不安食品見極めガイド『食べるなら、どっち!?』(サンクチュアリ出版)。山崎製パンの食パン、カルビーの「ポテトチップス」、カゴメの「野菜生活100」など、全200商品以上の添加物を検証した著者・渡辺雄二氏に話をうかがった。</p>

すべての夫婦は“特殊”、「こうあるべき」を無視していい

<p>――新刊『自分を愛する力』(講談社現代新書)には、妊娠中に奥さんが「私、この子のこと、愛せるかな……」とこぼしたというエピソードが掲載されています。乙武さんはうろたえるどころか「だいじょうぶだよ。そのぶん、オレが二倍愛してやるんだから」という言葉をかけていますね。</p> <p>乙武洋匡氏(以下、乙武) ……カッコイイこと言いますね(笑)。僕は、人間の感情は縛れないと思っています。その感情が道徳に沿ったものであるかないかにかかわらず、そう思ってしまうのは仕方ないし、そこで彼女を責めても何も状況は好転せずに苦しめるだけ。だったら彼女がそう思っていることを前提に、どうしたらいいか考えるしかない。</p> <p>――誕生後は、奥さんはお子さんに愛情を注いでいますが、今度は乙武さんがおむつを替えることも扇風機に手を入れそうになった子どもを助けてあげることもできず、「僕に手があったなら――。僕がフツーの父親だったなら――」と泣いたと書かれています。</p>