90年代伝説のレディース総長が読み解く、『ヤカラブ』の現代ヤンキー少女の恋とセックス

<p> 「男一瞬、ダチ一生」でおなじみ、悪羅悪羅系ギャル誌「SOUL SISTER」(ミリオン出版)。昨年惜しまれつつ休刊となった同誌で、人気を博していた読者モデルたちの恋愛体験談が小説としてまとまり、この度『ヤカラブ』として発売された。「彼氏と入れたイレズミ」「14歳の不倫」「クラブでの男狩り」「暴走族との恋」など、“現代のヤンキー少女”のリアルな恋愛は、大反響を呼んでいるという。そこで今回、90年代レディース文化のアイコンだった紫優嬢四代目総長・中村すえこ氏を迎え、現代のヤンチャ少女たちの恋愛観、セックス観が当時からどのように変化していったのかを語ってもらった。</p>

“女性誌の呪い”を回避するための、「女子の時代」の情報リテラシー

<p>深澤真紀氏(以下、深澤) 最近芸能人が離婚発表をすると、「彼と結婚したことには、意味がありました」とか、すごくきれいな言葉で説明するでしょう? いついかなる時でも「輝く私」「どんなことでも糧にする私」が、ここ10~20年ぐらいの流行なんですが、一般の人もそれを内面化してきている。「彼と結婚して、本当によかった」とか言うから、「じゃあ、そのまま結婚しとけばいいじゃん」っていうね(笑)。言語能力が発達しすぎちゃって、「一億総セミプロライター」みたいになってますよね。</p>

女性誌のトンデモ情報を生み出す、世間の欲望と“女子”のコントロール欲求

<p> 『女のカラダ、悩みの9割は眉唾』(講談社)で、「セックスできれいになる」「不妊や体調不良と冷え」「私らしい出産」といった女性誌が取り上げるテーマを医学的に検証し、NOを突き付けた産婦人科医・宋美玄氏。『日本の女は、100年たっても面白い。』(KKベストセラーズ)で、「青鞜」から「こじらせ女子」まで“女子”の変遷を追い、岡本かの子、瀬戸内寂聴、西原理恵子といった「ロールモデル」というきれいな枠には収まらない女性の多様な生き方を知らしめたコラムニストの深澤真紀氏。角度こそ違えど、女性誌の“あやしげな”情報や狭い価値観に疑問を投げかける2人に、女性誌を下支えする世間の欲望を解き明かしてもらった。</p>

完璧を求める社会が闇に追いやった、出生前診断による選択的中絶問題

<p> 昨年、それまでの羊水検査よりリスクも低く比較的早い段階から検査が可能な、血液による「新型出生前診断」が導入され、大きな話題となった。しかし日本では倫理的な観点から、その利用の是非については意見が分かれている。</p> <p> 『誰も知らないわたしたちのこと』(紀伊國屋書店)は、出生前診断で胎児に重篤な障害があることが判明し、中絶を迫られたカップルの絶望と再生の物語。中絶に反対の姿勢を貫くカトリック教会信者が人口の9割近くを占めるイタリアで、この小説はクチコミで広がり、イタリア最高の文学賞であるストレーガ賞の最終候補に挙がった。4月4日、著者であるシモーナ・スパラコ氏が来日し、日本の読者の前で講演を行った。イタリアと日本、宗教も文化も違う2つの国におけるいくつもの類似点を発見すると同時に、暗闇に置かれたままである「選択的中絶」問題の難しさが浮き彫りとなった。</p>

憎い母親の介護を引き受ける娘、「苦しみが生まれるとわかっていても」選ぶ葛藤

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(C)2014「共に歩く」製作委員会

 「親に愛されなかったといいう過去のトラウマから感情を抑えることのできない明美と、それを支える恋人・哲也」「アルコール依存症の父親の影響で自傷行為を続けるタケルとその母・真由美」「若年性認知症を発症した陽子と、困惑する夫・定雄」という3組の人間関係を描き、近年急増している“共依存”という人間関係をあぶり出すヒューマンドラマ『共に歩く』が、4月5日から全国で順次上映されている。実体験をベースに描いたという監督・宮本正樹氏に、自身の人間関係の困難さや、中年になった現在の親への思いを聞いた。

――どれも非常に重たくて厳しい人間関係ですが、これらのエピソードは体験がもとになっていると聞きました。

宮本正樹氏(以下、宮本) 明美は僕自身の体験がベースとなっています。僕の母親はキレると、公の場でも「死んでしまえ」「お前なんか生まなきゃよかった」という暴言を吐くような人で、母親に愛された実感がありません。僕の母は“母親”になりきれておらず、“女”のままだったのでしょう。だから、母親は僕を息子としてではなく、男として見ていたのだと思います。男として期待しているので、自分の思うようにいかないときにヒステリーを起してしまうんじゃないか。自分なりにそう分析することで、精神状態をなんとか落ち着かせているのかもしれません。

 学生時代交際していた彼女も、母親から娘としてではなく、女として扱われていたようでした。夫のことが大好きだった彼女の母親は、彼女と夫を取り合う関係だったんです。そんなトラウマがあるせいか、彼女もヒステリックな人でした。明美のように僕のことを束縛するし、感情を爆発させる。一緒にいるとつらいのですが、同情もあったし、そもそも彼女のことを好きだという感情から関係が始まっていたこともあり、その関係から抜け出せませんでした。

与沢翼が壮絶な実体験を元に、「女子カースト」を斬る!

<p> 2013年、彗星のごとく我々の目前に現れ、その想像を絶する“セレブぶり”で世間の度肝を抜いた、「秒速で1億稼ぐ男」ことFree Agent Style Holdings会長・与沢翼氏。「ロールスロイス、フェラーリ、ベントレーといったウン千万円の高級外車を即金で購入」「本の宣伝のため、関東のJR広告を3,800万円でジャック」「『普通に100万円とか無くしたりしますからね』などの名言連発」など、数々の伝説を残す与沢氏に、サイゾーウーマンはどうしても聞いてみたいことがあった――!</p>

「家庭を壊さずに不倫できる社会に変わっていく」、植島啓司氏が語る愛の変遷

<p> 昨年、世間に大きな衝撃を与えた元モーニング娘。矢口真里の不倫騒動。夫不在時に浮気相手との逢瀬を楽しんでいたことが明らかになり、謹慎生活に入った彼女は、半年以上たった今でも活動再開の見通しが立っていない。その背景に、世間からのバッシングがあることは想像に難くないが、日本人はなぜここまで性に潔癖になってきたのだろうか。</p> <p> 新刊『官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか』(幻冬舎新書)で、配偶者・パートナーを含む複数の恋愛関係の必要性を説き、一夫一婦制に懐疑的な態度を示している宗教文化人類学者の植島啓司氏に、現代日本の恋愛土壌やセックス論、愛の形の変遷を聞いた。</p>

演歌界の若手アイドル・山内惠介が憂う! 『紅白』北島三郎引退と演歌界のこれから

<p> 北島三郎の『NHK紅白歌合戦』引退、小林幸子のお家騒動と『紅白』不選出など、近年の演歌界は揺れに揺れている。ネットでは「演歌枠いらない」という声が上がり、今後の『紅白』も若返りを図るために演歌枠が減少するという報道が流れるなど、時代の逆風をもろに受けているのだ。</p>

安彦麻理絵×神林広恵×大久保ニューが、「話題のオンナ」をぶった斬り!

<p> 華原朋美、加藤茶の嫁、矢口真里etc……昼夜休むことなくネタを与え続けてくれたオンナたち。そんな彼女たちの功績を讃えようと、サイゾーウーマンに3人の女傑が集結。「悪女の履歴」「女性週刊誌ぶった斬り!」の神林広恵、「オンナのブス論」の安彦麻理絵、そして「美のぬか床」の大久保ニューが、2013年のオンナたちを最大級の愛を込めて野次り飛ばす!</p>

結婚も同棲も選ばないカップルが手にした、「世間に認められる」より得難いもの

<p> 『稼がない男。』(同文舘出版)は手取り11万のフリーター男性と15年以上付き合っている、あるアラフィフ女性の自叙伝だ。最初は2人とも大企業に就職するが、企業で働くことが性に合わなかった彼氏はフリーターになり、売るでもない絵を気ままに描く生活を、彼女は転職をくり返した末にフリーランスの道を選ぶ。</p>