Jカルチャーは韓国に"いいとこどり"されている!?  「クール・ジャパン」今後の課題

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アニメ・フェスティバル・アジア2010の様子。
 「クール・ジャパン」のかけ声が、ますますかまびすしい昨今。6月には、日本政府が、日本文化の輸出を促進する「クール・ジャパン推進体制」を整備し、2020年には、アジア市場でのコンテンツ収入1兆円を目指すという、ジャパニーズ・ポップカルチャーのアジアへの拡大路線を発表したばかりだ。  去る11月13・14日、シンガポールで、東南アジア最大規模のジャパニーズ・アニメとポップカルチャーの祭典「アニメ・フェスティバル・アジア2010(AFAX)」が開催された。会場のサンテック・コンベンション・センターでは、アニソンのコンサートやフォーラムが行われるステージエリアと、物販や小規模なイベントが行われるフェルティバルホールが設置された。開催3年目を迎えて認知度を増し、また、開催直前にAKB48の東南アジア初のコンサートが決定するという話題も加え、シンガポールだけでなく、インドネシアやタイ、マレーシアなど、近隣の東南アジア諸国から、7万人ものファンやコスプレーヤーたちが集結した。
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会場には多数のコスプレイヤーたちの姿が。
 イベント開催前日(11月12日)には「クール・ジャパン・フォーラム」が行われた。日本のエンタテインメント・ブランドやコンテンツがどのように開発され、市場を作り、成功したか、その経験をシェアし、今後のアジアのコンテンツ産業の発展や、日本−アジア間のコラボレーションを推進する、アジア・コンテンツ・ビジネスの新しい「プラットフォーム」にしようというもくろみだ。  世界的な"カリスマ・オタク"、ダニー・チュー氏の総合司会で進行され、中西豪氏(キングレコード プロデューサー)、大浜史太郎氏(東京ガールズコレクション実行委員長)、秋元康氏(放送作家、AKB48プロデューサー)、杉山恒太郎氏(電通取締役)、高柳大輔氏(経済産業省商務情報政策局)など、アニメ、ファッション、エンタテインメント各分野のリーダーたちからのプレゼンテーションに、ビジネスのヒントを掴もうと会場に集まった来場者たちが身を乗り出して聞き入る姿が印象的だった。  しかし、こうした日本側からの意図的な「クール・ジャパン」施策よりもずっと昔から、ジャパニーズ・ポップカルチャーがアジアに与えて来た影響は、恐らく日本人の予想を遥かに越えたものとなっている。
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クール・ジャパン・フォーラムの様子。
 AFAXと連動する形で、11月11〜13日の3日間に渡り、日本ASEANセンター主催の「コンテンツ産業のための日本ASEANフォーラム:ポップカルチャーのフュージョン」が開かれ、日本とASEAN10カ国の代表がコンテンツ産業とポップカルチャーの現状と課題を共有する機会を有した。  ASEAN各国は、10~20代が人口の大多数を占める若いエリア。インターネットとFacebookで情報を得、コミュニケーションするデジタルエイジが、2000年以降のポップ・カルチャーシーンを牽引している。  それぞれの地理的、歴史的背景によるコンテンツ産業への取り組みや、インターネット環境などのインフラ整備の段階には、国によって違いは見られるものの、過去30年ほどの、日本を含めた他国からのカルチャーの入り方と時期は、驚くほど似通っている。  まず70~80年代には、アニメ、テレビ番組を中心としたジャパニーズ・ポップカルチャーが当時の子どもたちを熱狂させ、90年代に入るとそれが音楽(Jポップ)に広がり、ファッションやライフスタイルにまで影響を及ぼすようになる。今の30〜40代世代のほとんどがJカルチャーをごく自然に享受し、自分の一部として消化している。彼らにとっては、ジャパニーズ・ポップカルチャーは、「日本から来たもの」というよりも、もはや国を越えた共通言語なのだ。  ところが、自国のコンテンツの影響力を見落とし、市場の世代交代の対応に遅れたJカルチャーは、2000年以降、Kカルチャーの、国をあげての追撃に、ビジネス的には完全にお株を取られることになる。韓国は10~20代をメインターゲットとし、彼らの消費欲に合わせたコンテンツ(テレビ番組、映画、ファッション、コスメ、IT製品、オンラインゲームなどなど)にいち早くギアチェンジ。輸出規制を緩和し、自国のコンテンツをアジア市場にプッシュする、アグレッシブなマーケティングを行ったのだ。 Jカルチャーが今もかろうじてその"クールさ"を保持しているのは、コミックとアニメと食(ラーメン、トンカツ、寿司、日本茶など)のみとは......。つまり、日本で生まれたポップカルチャーは、事実上、韓国によって究極の「いいとこどり」を施され、商業化、市場化された、というのが、東南アジアのコンテンツ産業やクリエイティブ産業に関わる人たちに共通した認識なのだ。
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ASEANフォーラムの様子。
 今後は、ASEANの、あるいはその国独自のカルチャー・コンテンツを育てていくことが必須の課題となってくる。そのときのパートナーとして、日本がどのような役割を果たしていけるか。会議の参加者からは、日本のクリエイティビティに大きな信頼と期待を寄せる声が多く聞かれた。 これにシンクロするように、前述の「クール・ジャパン・フォーラム」で、杉山氏の述べた「クール・ジャパンは、歴史とモダンのシナジーである」という言葉は、「国のキャラクターを損なわずに、世界に通用するコンテンツを育てるにはどうすればいいのか?」と疑問を呈していた参加者にとってはズバリの回答になっただろうし、他のプレゼンターたちからも「日本からの一方的な発信ではなく、カルチャーを相互理解した上で、新しい市場を作っていくべき」という提案が、言葉を変えて繰り返された。  2020年には、東南アジアの富裕層の人口は3.9億に達するという予測もある。この巨大な市場を魅了していくためには、経済的な側面だけで捉えるのではなく、何よりも文化的(アジア人の心の根っこの部分)な面での共感を得、新しい世代に向けた"アジア発のポップカルチャー"を一緒に作り上げていくという気概こそが重要なのではないだろうか。 (取材・文=中西多香[ASHU]) ●「アニメ・フェスティバル・アジア2010」 < http://www.animefestival.asia/> ●実際にジャパニーズ・ポップカルチャーの影響を受けて育った、アジアの才能豊かなクリエイターたちへのインタビューは、こちら
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日本の未来に警鐘を鳴らす問題作!? 舞台『Lock the ROCK』

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12月11日にはDMMライブトークに出演する森山栄治氏(左)と伊阪達也氏(右)。
 12月21~26日に東京・六行会ホールで行なわれる舞台『Lock the ROCK』。この舞台は、アメリカに統治された日本という架空の近未来がテーマ。アメリカは"日本古来の文化をすべて消去する"という政策を推し進め、その一つとして日本の伝統芸能を継承する血筋を一カ所に収容し、幼い頃からアメリカのダンスや文化を徹底して強要し、潜在意識からも抹殺しようとした。しかし若者たちは、あることに気付き、行動に出るが──。  ここまで聞くと、もしかして近い将来、現実に起こりうることかもしれない、と感じる人も多いのでは(アメリカではなく、相手は中国かもしれないが)。そこで今回は、演劇ユニット*pnish*の副リーダーで人気舞台俳優の森山栄治氏と、第12回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリを受賞し、舞台を中心に活躍する伊阪達也氏の主演2人に、舞台の様子をお尋ねしました! ──本日はよろしくお願いいたします! まず、最初に台本を読んだときの感想は? 森山 初めに読んだときは、なかなか考えさせられる話だと思いましたね。 伊阪 そうそう、すごく考えさせられましたね。劇中に「伝統」というセリフが出て来るんですが、日本って伝統を重んじる文化のはずなのに、最近では日常生活で伝統を意識することがなく、「日本人だ」という感覚も弱い。サッカーを応援してるときくらい(笑)。 森山 「名を継ぐ」というセリフが出て来るんですよ。今でも、歌舞伎の世界などには襲名はあるけど、私たちにはない。この舞台は、「先人たちが作り上げてきたことを継承していかなきゃ」「それこそが日本人なんだ」というテーマなんです。でも、日本人であることに誇りを持ちたいと思いつつ、あらためて考えると、なかなか難しいですよね。 ──2人はどういう役を? 森山 僕の役は、昭和気質の熱い男。でも、名前はカタカナなんですよ。ゴン、っていうんですけど。 伊阪 違います、ゴウです! 森山 あ、間違えた(笑)......で、ゴウがお兄ちゃんで、弟がいて。 伊阪 それが僕で、シンノスケ。シンノスケはアメリカ支配の影響でヒップホップダンスをやっているんです。 ──今回の舞台はダンスも盛りだくさんだとお聞きしましたが。 森山 そうなんです。今回は激しいダンスをたくさん踊りますよ! 伊阪 あと和太鼓も出てくるんですよ。 森山 だから、もしかしたら本番はふんどし姿になるかもしれないね。 伊阪 いいですね! ついでにふんどし姿でヒップホップ踊れば、アメリカと日本が融合された文化が生まれますね(笑)。 ──ふんどしが取れたら大変なことになりますよ(笑)。ちなみに2人は今まで一緒に舞台に出たことは? 森山 あります。この5年くらい、年末年始は一緒に舞台に出てますね。そういう点では慣れているので楽ですね。 伊阪 しかも今回のシンノスケは、甘えん坊の弟の役。栄治さんが普段から兄貴キャラなので、やりやすいです。 ──ちなみにプライベートで一緒に飲みに行ったり? 森山 行きます。稽古期間だって行きます。"飲みニケーション"は大切ですからね。 伊阪 便利な言葉ですよね(笑)。あと、栄治さんには「言うな」と言われてるんですけど、麻雀によく連れて行かれます。で、いつもコテンパンにやられてます(笑)。 森山 いや、あれは運だって。でも、最初は勝たしてあげてるじゃん、最終的には僕が勝っちゃうんだけど(笑)。 ──森山さん、ポーカーフェイスとかうまそうですもんね。 伊阪 そう、うまいんですよ。絶対に態度に出さない。普段から役者として完璧に演じてますよね。 森山 そういう意味では、伊阪くんはすぐ顔に出るよね。 伊阪 放っておいてください! ──仲いいんですね(笑)。では、最後にファンの方たちへ意気込みをお願いします! 森山 ダンスと和太鼓の調和はかなり迫力あるので、ぜひそこを注目して見ていただきたいと思います。 伊阪 切なくて感動する、でも最後にダンスでどっかーん! という舞台にするので、楽しみに見に来てください。最高のクリスマスプレゼントにしたいですね。 森山 まあ、まったくクリスマスとは全然関係ないですけどね(笑)。 ──本日はありがとうございました! ぜひ楽しみにしています。  なお、現在チケットはFREE(S)オンラインチケットにて好評発売中。12月11日には、2人は人気の「DMMライブトーク」にも出演予定なので、さらなる舞台秘話を聞けるかも!? お楽しみに!
名前で呼ぶなって!伊阪達也~I get over the trial~ キャー!! amazon_associate_logo.jpg
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冷戦と高度経済成長が生んだ、『機動戦士ガンダム』という賜物

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著者でフリーライターの多根清史氏。
 11月に刊行された多根清史『ガンダムと日本人』(文春新書)。大東亜共栄圏や、高度経済成長、55年体制と小沢一郎など、日本の政治・戦争をテキストに、アニメ『機動戦士ガンダム』はなぜ生まれ、なぜ愛されるのかに迫る一冊だ。国際政治学の大家・高坂正堯に師事した政治史通にして、雑誌「オトナアニメ」(洋泉社)のスーパーバイザーを務める名うてのアニメライターは、ガンダムの向こうにどんな日本人像を見たのだろう。 ――そもそも、なぜ、ガンダム本を? 多根清史氏(以下、多根) 去年、1/1スケール等身大ガンダムが立ったことが一番大きな理由ですかねぇ。1/1ガンダムを作るとなれば、技術も予算も必要だし、「景観を壊す」って声があがることも考えられた。ところが、ちゃんとコンセンサスを得て「ガンダム、お台場に立つ」が実現できた上に、オタクだけでなく、多くの人がこぞって見に行っていた。そんなガンダムの姿が、新しい日本のイコン(聖像)、ちょっと大げさな言い方をしてしまえば、大仏にも似た信仰の対象のようにも見えたんです。そんなことをつらつらと考えてたら「日本の歩みのいろんな局面をガンダムの中に見出せるんじゃないか」と思えてきて、執筆に至った、と。 ――しかし、「ガンダムと日本人」って大きなテーマですよね。何がふたつを結びつけたんですか? 多根 「量産」ですね。それまではワンオフもの(専用機)の主役メカが、毎回、ワンオフものの敵メカを倒すアニメが主流だったけど、ガンダムの世界では、ザクやジムという量産兵器がどんどん工場からロールアウトされていた。つまり、地球連邦とジオンの戦いとは、技術の粋を結集して作り上げた兵器をいかに効率よく量産できるかという工業国同士の戦いだった。で、この文脈がどこから出てきたかと言えば、高度経済成長期の日本の姿からでしょう。あと、戦前と戦後の日本の関係や、戦中の日米関係とも似ている。スペースノイド(宇宙居住者)の団結を掲げて連邦=大国に反旗を翻したものの、結局負けた小国のジオンは、戦前・戦中の日本の似姿だろうし、奇襲攻撃によって開戦当初こそ劣勢を強いられたものの、ガンダム開発後の物量作戦で巻き返した連邦は、真珠湾攻撃を受けながらも、フォーディズム(大量生産)によって第二次大戦に勝利したアメリカや、戦後の復興を成し遂げた日本のようですよね。 ――富野(由悠季)監督は、ガンダム制作当時、そのような政治史、産業史を研究していたんでしょうか? 多根 時事問題が好きな人ではあるものの、深くは掘り下げてないでしょうね。ただ、だからこそ、ガンダムは信頼できるとも言える。 ――信頼できる? 多根 戦争に対する変な先入観がないんですよ。戦争作品というと、得てして悲惨で貧乏くさいものになりがちだし、確かに「ひもじいからイヤだ」という感覚は、戦争に対するブレーキにはなるけど、そればかりが声高に叫ばれると、戦争観は歪んでしまう。だって、アメリカはひもじい戦争なんてしたことないし、外交において軍事力に頼らざるを得ない局面は残念ながら存在しますから。その点、1941年生まれの富野さんは、実質的には最初の戦後世代。戦争の記憶はほとんどなく、三種の神器に代表される家電製品や工業製品が身の回りに揃い始めた高度経済成長期を生きてきた人です。その生活感覚をストレートに投影したからこそ、「戦争万歳!」とは言わないけど、ダメとも言わず、ひもじくない、物量による戦争をニュートラルに描けたんだと思いますよ。 ――それが戦後育ちなら信用できるはずだ、と。 多根 で、もうひとつ、ガンダムは70年代後半に構想されたからこそ生まれた作品でもある。日本が貧しい時代なら、工業力に裏打ちされた物量作戦なんて思いつかなかっただろうし、単に技術力の高いほう=ジオンが勝つわけではない物語にはベトナム戦争の影響も見て取れる。あと、制作当時、ソ連のアフガン侵攻によって米ソが新冷戦に突入する直前だったことも影響を与えているんじゃないですか。 ――ふたつの大国が激突するわけですしね。 多根 その一方で、冷戦って、日本人にとってはスゴく絵空ごとっぽいんですよ。まず、自分たちのあまり知らないところで二大勢力が対立している。そして、どちらも最終兵器を持っている。でも、どちらかが最終兵器を一発撃てば、みんな死んじゃうから、結局、戦争は起きない。この『人類の滅亡と隣り合わせなんだけど、ある意味平和』という気の狂った大状況が、富野さんたちのSF的想像力を刺激した面もあるんじゃないですか(笑)。そして、当時の視聴者も『リアルだよね』と受け入れた、と。 ――では、今も愛される理由はなんなんでしょう。 多根 群像劇だからでしょうね。主人公はアムロなんだけど、ホワイトベースのクルーや、連邦のお歴々、そして、ジオン側についてもシャアのようなエリートから一兵卒まで、大勢の内面にかなり深く踏み込むから、視聴者はいくつになっても、物語のなかに自分を見つけられるんですよ。たいていの子はアムロやシャアに思い入れるんだろうけど、跳ねっ返りの子ならカイ・シデンに感情移入できるし、年齢が長じてきたらブライトさんにもハマれるし、左遷でもされようものなら、ランバ・ラルに涙できるかもしれない(笑)。ガンダムって「このキャラが物語の中心になる回はこの人が書く」というふうに、脚本家ごとに持ちキャラがあって、だから、いろんな人格のキャラクターが生まれたらしいんです。つまり、アニメならではの共同作業によって多彩なアイデアを盛り込みつつ、物語の骨子・大筋は富野さんがきちんと監督していた。そんな映像作品ならではの利点が最大限発揮されているところも魅力なんですよね。 (構成=成松哲)
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◆お知らせ 『ガンダムと日本人』(文春新書)と、弊社発行『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊』フェアが、あおい書店町田店にて同時開催中! 同店で『ガンダムと日本人』をお買い上げの方には、特製フリーペーパーがついてくるとのこと。<あおい書店 町田店 東京都町田市原町田6-2-6 町田モディ8階>
ガンダムと日本人 ガンダムこそ、日本の象徴? amazon_associate_logo.jpg
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そんなにお尻を突き出したら……! 3Dで誘惑するみひろの演技力

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 AV、ヌードからの脱皮を宣言したみひろ。クリスマスにブルーレイとDVDで同時リリースするイメージ新作『retour(ルトゥール)』(ポニーキャニオン)は、なんと"愛用の香りつきコースター封入"仕様! しかもふたつのスピーカーだけで臨場感にあふれた立体音響効果がえられる"バイフォニック3Dサウンド"を採用し、ブルーレイ版には3D映像をも収録。まさに嗅覚+聴覚+視覚による刺激の三乗で、視る者すべてを昇天させてしまおうという、意欲的な作品なのである。  さる12月1日、東京・秋葉原のアキバシアターで開催された上映会では、コースターと同じ香りがプリントされた紙が入場者に渡され、320インチの巨大スクリーンで3D版を鑑賞できた。魅惑の香り、艶っぽくかわいい声、画面からお尻の丸みがこぼれそうなほど前にせり出てくるみひろの迫力に、客席は圧倒されっぱなし。脱いでは飛ばす下着や水着、宙を漂うシャボン玉は立体感にも強調され、みひろといっしょの休日を仮想体験しているかのようだった。  上映後にはご本人が登場してのトーク。バイフォニック3Dサウンドについては「目をつむるとほんとうにその場所にいる、という感覚になりました。「あることを自分がしているんですけど、ほんとうにされているかのような」と、ちょっとキワドイ感想まじりの? 驚きを語っていた。  3D映像の収録は、カメラが固定されているなど、ふつうの撮影とは若干の違いがある。 「カメラが目の前にあったら、なるべく手を出したり、からだを前に出したりということを心がけました。立体的に見えるように。それに、ゆっくり動かないといけないので、ほんとうに全身の筋肉を使いましたね」 「自分のプライベートを覗かれているような感じがありました。うふふ(笑)。恥ずかしかったです」  という 『retour(ルトゥール)』は、芝居とイメージシーンが交互に訪れる構成。類まれな演技力で素のみひろに近づいていく気になれる。 「苦手なんですけど、もしそんな話が来たら、踊りとかね。踊りだったら立体的に見えると思います」と、次回作を示唆する発言も。「全部を注ぎ込みました」と、真剣に取り組んでいる様子がうかがえた。  2D映像のみ収録のDVD版と、3D映像と2D映像の両方を収録したブルーレイ版が12月24日に同時発売される。観る者に迫ってくる丸みを帯びた胸、生々しい肢体を実感したい人には、ブルーレイ版がオススメ。3Dモニターと3D用メガネ、HDMIケーブルさえあれば、匂い立つようなみひろさんを堪能できる。 (取材・文・写真=後藤勝)
みひろ retour (3D&2D Blu-ray) 発売日:12月24日  価格:Blu-ray /5,250円(税込)、DVD/3,990円(税込) 発売元:ポニーキャニオン amazon_associate_logo.jpg
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究極のRPG? 極限状態に置かれた人間の本当の姿『エクスペリメント』

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12/4(土)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
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 RPGは冒険ファンタジーの専売特許というわけではない。1970年代初頭に米スタンフォード大学で実際に行われた、看守役と囚人役のロール・プレイング(役割演技)こそ、究極のRPGなのかも?  12月4日に公開される『エクスペリメント』(日活配給)は、ドイツ映画『es [エス]』(01)でも題材となった有名な"スタンフォード監獄実験"を、『戦場のピアニスト』(01)のエイドリアン・ブロディと『ラストキング・オブ・スコットランド』(06)のフォレスト・ウィテカーというオスカー俳優共演で映画化した心理スリラーだ。監督・脚本は、人気テレビドラマ『プリズン・ブレイク』の企画・脚本・製作総指揮を手がけたポール・シェアリング。  失業したばかりのトラヴィス(ブロディ)は、反戦デモで出会ったベイ(マギー・グレイス)と恋仲に。彼女とインド旅行をするため、14日間の実験参加で日給1,000ドルという高額報酬の被験者募集広告に応募。温厚で気さくなバリス(ウィテカー)らと共に24人の被験者に選ばれる。  実験の内容は、模擬刑務所の中で看守役と囚人役に分けられ、それぞれの役割で振る舞い、ルールに従って過ごすというもの。両グループの間で次第に高まる緊張。それぞれリーダー格となった囚人役のトラヴィスと看守役のバリスは対立を深める。人が変わったかのように攻撃性を増したバリスは、看守側の横暴に服従しないトラヴィスに対し、体罰や精神的屈辱を加えていく。対立と緊張が極限に達したとき、予想外の事件が起きる。  極限状態に置かれた人間が、社会生活の中で培ってきた理性や人格を保てるのか、あるいは闘争本能をむき出しにして、弱肉強食の世界に生きる動物のように他者を攻撃するのか? 自分がもし、どちらかの"役"を割り当てられたらどうなるだろう? 鑑賞後はきっとそう考えてしまうはずだ。  本作の隠れた注目ポイントとして、登場人物の髪型やヒゲの変化を挙げておきたい。心理状態の変化の象徴として、あるいは精神に変化をもたらす外因として、髪やヒゲを切る、剃るといった行為が描かれている。これらをファッションの観点から応用して、髪型などを変えて「自分をもっとマッチョに見せたい」あるいは「ナイーブさを演出したい」といった具合に活用するのもアリだろう。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 「エクスペリメント」作品情報 <http://eiga.com/movie/53812/>
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いま見ても面白い! アングラ演劇を支えた巨匠たちのアヴァンギャルド・ポスター

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「ジョン・シルバー 新宿恋しや夜鳴き篇」D:横尾忠則 1967年
(『ジャパン・アヴァンギャルド アングラ演劇傑作ポスター100』より )
 横尾忠則、赤瀬川原平など、今では著名な美術家と呼ばれる人たちの多くが演劇のポスターを手掛けてきたことはあまり知られていない。特に「アングラ演劇」全盛と呼ばれた1960〜70年代にかけて、ポスターは舞台と同じように必要不可欠な存在であり、その影響力は計り知れないものだったという。寺山修司率いる「天井棧敷」や唐十郎の「状況劇場」、そして佐藤信の「黒テント」など、数々の劇団が今でも名作として受け継がれているポスターを作り続けてきた。  演劇界のみならず美術界にまでその影響を及ぼした当時の革命的なポスターたちはどのようにして誕生したのだろうか? 「株式会社ポスターハリス・カンパニー」として演劇のポスターを貼り続け、先日『ポスターを貼って生きてきた。就職もせず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論』(パルコ出版)を出版した笹目浩之さんが主催するトークイベント「あらあらしい時代の空気を吸い込んだポスター」が行われた。ともにアングラ演劇傑作ポスター集『ジャパン・アヴァンギャルドーアングラ演劇傑作ポスター100』(パルコ出版)を手掛けたカマル社の桑原茂夫氏、アートディレクターの東學氏をゲストに迎え、演劇ポスターの魅力について熱く語り合った。 ■タダ同然でつくっていたポスター  そもそも、今も昔も劇団には金がない。そんな経済状況の中でも、劇団にとって、ポスターを作成することは必須のことだったという。しかし、支払われるギャラもほとんどない中で、どうして美術家たちはポスターを書き続けてきたのだろうか?
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左から東氏、桑原氏、笹目氏。
桑原「70年代の頃ってデザイナーは演劇ポスターでは誰も食えなかったんです。ほとんどのデザイナーがタダ同然でデザインしていたんですよ。それでも、B全サイズ(728mm×1030mm)のポスターを作品として作れるということにデザイナーとしてはメリットがあった。それが町中に貼られることで自分のプレゼンテーションにもなるわけです」 笹目「たしかに昔のポスターにはお金の感覚がなかったですよね。デザイナーにとってはB全ポスターを作ることが最大の夢だったんです」 桑原「その意欲がデザイナーにもあったんですよ」 笹目「クマさん(篠原勝之)のポスターも横尾さんのポスターも、芝居を見てなくてもポスターから芝居が蘇ってくるようなイメージがあるんです。以前『ジャパン・アヴァンギャルド』を出版した時も、飲み屋とかで若い人に見せるとすごく気に入ってくれるんです。唐十郎の文字を見て『"とうじゅうろう"って誰ですか?』とか言われちゃうんだけど(笑)。この当時はポスター自体の威力が違うんだよね」 「僕がデザイナーになったきっかけは、天井棧敷の『レミング』のポスターを見たのがきっかけだったんです。それから演劇のポスターを調べまくったんですが、そうしたら横尾忠則さん、宇野亜喜良さん、粟津潔さん......そうそうたるメンバーの作品が出てきたんですよ。それが芝居のポスターを作ろうと思ったのがきっかけだったんです」
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(左)「レミング'82年改訂版 壁抜け男」D:戸田ツトム 画:合田佐和子 1982年
(右)「星の王子さま」D:宇野亜喜良 1968年
(『ジャパン・アヴァンギャルド アングラ演劇傑作ポスター100』より )
■ポスターにこだわる理由とは?  美術家たちがタダ働きでも作りたがったポスター。しかし、当時はオフセット印刷ではなくシルクスクリーンの時代。ポスターを印刷するには今以上に手間も時間もかかっていたことだろう。それにも関わらず、どうしてアングラ劇団たちはポスターにこだわったのだろうか? 笹目「何でポスターをつくるかというと公演を宣伝する目的の他に、劇団を結束させる旗印のためにポスターを作っていたんです。ポスターによって、スタッフや劇団員の結束が高まっていた部分が大きいですよね」 桑原「劇団員のアイデンティティを高めるためということもあった。ポスターに対しても劇団員みんながすごく愛着を持っていたんです」 桑原「横尾さんが手掛けた状況劇場の『ジョン・シルバー』のポスターは公演の初日に間に合わずに、終わった日に出来上がってきたんだよね」 笹目「よく見ると小さい文字で『遅れたことをお詫びします』と入ってるんですよね」 桑原「この時代のポスターの意義を表しているよね。ポスターそのものが演劇と拮抗する作品だったんです」  街頭や居酒屋に貼られたポスターは、宣伝だけのための物ではなかった。笹目さんも著書で「ポスターを旗印に劇団が戦っていた」と書くように、劇団にとっても観客にとってもポスターにもさまざまな意味が込められていたのだ。
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(左)「風の又三郎」D:篠原勝之 1974年
(右)「ブランキ殺し上海の春」D:平野甲賀 1979年
(『ジャパン・アヴァンギャルド アングラ演劇傑作ポスター100』より )
■ポスターは時代を映す鏡  現在は、ポスターを貼るだけにとどまらず、その収集・保存プロジェクトを実行している笹目さん。これまでにその数は2万枚にまで上っているという。街角に貼られ、時代とともに失われていくようなポスターたちを収集する意義とは一体なんだろうか? 笹目さんの思いを代弁するように、桑原さんはこう語る。 桑原「この時代のポスターが簡単に見られる状況を作っていくことはとても大事なことだと思いますね。ポスターは時代の空気をそのまま表現している。だから"とうじゅうろう"さんのポスターが欲しいと若い人も思えるんじゃないかな。文化がどのように作られるのかが見えてくるのがポスターなんです」  映画、演劇、美術など、さまざまな芸術運動に今では考えられないような勢いがあった60〜70年代の時代。そんな「あらあらしい時代」の空気をたっぷりと含んだポスターたちに注目することで、時代の空気が垣間見えてくる。街角に貼られたポスターの数々、そこから時代の空気を読み取ることができるだろう。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●笹目浩之(ささめ・ひろゆき) 1963年茨城県生まれ。87年株式会社ポスターハリス・カンパニー設立し、演劇のポスターを貼り続けている。また、60年代以降の舞台芸術系ポスターを収蔵し、各界の研究や演劇自身の活性化に役立てている。 ●桑原茂夫(くわばら・しげお) 『現代詩手帖』編集長を経て、76年に編集スタジオ"カマル社"設立。唐十郎と親しく、著書に『図説・不思議の国のアリス』『ジャパン・アヴァンギャルド』など多数。 ●東學(あずま・がく) 1963年、京都生まれ。父は扇絵師である東笙蒼。幼い頃から絵筆に親しみ、アメリカのハイスクール時代に描いた『フランス人形』はニューヨークのメトロポリタン美術館に永久保存されている。20歳でグラフィックデザイナー・アートディレクターとしての頭角を現し、主に舞台やテレビ、音楽関係などのグラフィックワークを手がける。97年、世界的に活躍する劇作家・松本雄吉にアートワークを認められ「維新派」の宣伝美術に就任。
ジャパン・アヴァンギャルド -アングラ演劇傑作ポスター100 美術的価値大。 amazon_associate_logo.jpg
ポスターを貼って生きてきた。 就職せず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論 ポスター愛。 amazon_associate_logo.jpg
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「将来は情熱大陸に出たい!」期待の大型新人AV女優・美雪ありす、デビュー!

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 先日の本サイトでもお伝えしたが、来たる2010年12月10日に、人気AVレーベル・アリスJAPANから、大型新人がデビューするということで注目を集めている。  その名も美雪ありす。北海道出身の23歳で、167cmの長身とB86(E)W56H85のカンペキボディ、潤んだような大きな瞳とおっとりとした口調が特徴的で、札幌で数々の番組にレギュラー出演し、モデルとしても多くの広告に登場した掛け値なしの大物だ。そして、その大物っぷりは、アリスJAPANが「社運をかけて、設立以来はじめて会社名の"アリス"を芸名として使った」(担当者)というほど。期待が高まるありすちゃんとは一体どんな娘なのか!? 早速インタビューに行ってきました。 ──このたびはデビュー、誠におめでとうございます! もともとありすちゃんは、北海道でタレントとして活動していたとか? ありす そうなんです。スカウトがきっかけで、地元でモデルやタレントのお仕事をしていました。 ──じゃあ、昔から撮られることや見られることが好きだったんだ? ありす それが、昔は目立つことがすごく嫌いで。写真もダメだったんです。でも、スカウトされたことを両親がすごく喜んで。誰かが喜んでくれるならやってみたいと思ったんです。 ──で、このたび満を持してAVデビューというわけですが! きっかけは何だったんですか? ありす ずっと、AV業界は嫌いだし自分は絶対行きたくないという偏見を持っていました。でも、嫌い嫌いと思ってたら逆に興味が出てしまって(笑)。それに、タレントやモデルって、ある意味で自分を隠して活動しなくてはいけないんですね。でもAVは隠すことのない、ありのままの自分を出せる世界だから、やってみたいと思ったんです。わたし、座右の銘が「とりあえずやってみる」なんですよ(笑)。それで、今年の4月に今の事務所に入って、東京を活動の拠点を移しました。
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──怒濤の半年だったわけですね! 実際撮影されていかがでしたか? ありす 夏に1本目の撮影があったんですが、緊張してぜんぜん覚えてなくて......あっという間に終わってしまいました。 ──内容はどんな? ありす 普通のエッチもありますが、3人でしたり、あとは1人のも......。最初からハードなことも多くて、すごく恥ずかしかったです(笑)。 ──過激ですね! 監督さんは何ておっしゃってましたか? ありす 監督さんには、「天性のエロさがある」と言っていただけて。でも特に何も準備していかなくて、素なんですけどね。 ──いやいや、普通にしていても十分エロいですよ! でも、撮影してみていかがでしたか? ありす 最初はもっと怖い世界なのかな、と思っていたんですが、でも、一つの作品を作ろうとみんな真剣で、すごく明るい世界でした。今後はもっと見せ方も研究していかなきゃと思います。 ──ぜひ期待しておいます! ちなみにちょっとプライベートのお話も聞きたいのですが。最近ハマっていることって何かあるの? ありす わたし、基本的にはインドア派なんですよ。お料理したり、映画を見たり、ゲームしたり。あと、犬を飼っているので近所の公園でお散歩したりとか♪ ──ちなみに得意料理は!? ありす カレーと和食全般です♪ 特にカレーは、スパイスから作る本格派です。 ──美味しそうだなあ。じゃあ男の子とのデートは家の中がいい? ありす そうですね、おうちのなかでいちゃいちゃしつつ、たまには連れ出してくれるような行動力がある人がいいな♪ ──分かりました、では最後に今後の意気込みをお願いします! ありす 今は与えられた仕事を、ひとつずつこなしていくのが大切ですが、ゆくゆくは新たなジャンルの仕事にも挑戦し、女性にも支持されるようになりたい。そして、夢は、いつか『情熱大陸』(TBS系)に出ること(笑)。驚かれるもしれませんが、言葉って力を持っているから、人に話すことが大事だと思っています。あと、今、私のニックネームを募集しているんですよ。こう呼びたい! っていう案があったらぜひ教えてくださいね。
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●美雪ありすブログ「美雪ありすのありのまま」 <http://blog.livedoor.jp/miyuki_alice/>
White Love 美雪ありす 12月10日発売。 amazon_associate_logo.jpg
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ネットで話題騒然 破壊力バツグンの痛車職人を直撃!

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キムタクもビックリ!? 「宇宙軽トラ」。
 11月上旬、とある痛車が「Yahoo!オークション」に出品され、ネット上でちょっとした話題になった。「宇宙軽トラ ヤマト~天草編~」と名付けられたこの痛車は、軽トラを宇宙戦艦ヤマト風に改造したもので、本家ヤマトと同じく側面は灰色、船底部分は赤色に着色。荷台にはこたつ机をはじめ、ピンクにコーティングされたPCや電子レンジ、電話が並ぶ。そして極めつけは森雪を模したと思われる、黄色に塗られた巨乳人形......。  このオークションの入金先は「イスカンダル銀行スターシャ支店」となっていることからも分かるように完全にネタ出品ではあるが、最終アクセス数は159万3,237! 入札件数178件、最終落札金額272万円(現在オークションは終了/もちろん落札者なし)と大いに盛り上がった。しかし、面白いのはビジュアルだけではない。この出品者はユーザーから寄せられた質問すべてに対し律儀に回答しているのだが、これがまた面白い。たとえば、 「将来の見えない日本をこのヤマトで飛び出したいのですが、荷台のコンピューターでイスカンダルを検索すればよいか」  という質問に対しては、
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荷台の様子。
「私の脳内モニターには輝かしい未来しか映っておりませんが、情熱やそれまで歩んできて培われた人生観によって個人差があるのかもしれません。通信室のマイコンはナローバンド専用8ビットの高性能ですので軌道修正や座標確認などの演算処理は出来ますが、検索はピンクの電話にて行っております」  さらに......、 「保釈金で1000万円払ってしまったので手元に現金がありません。All hope is gone です。また現在保釈中なのですがローンは組めますか?」  に対しては、 「All hope is goneとは文なのか誰かの芸名なのか分かりませんが、当社がお勧めする"ケツの毛までクレジット"のご利用が可能です。各種生命保険に加入して頂き、数十枚の誓約書の提出だけが条件ですのでお気軽にご利用頂けます」  などなど、出品者は相当のセンスの持ち主だと思われる。  実はこの出品者、ヤフオク界隈ではよく知られた人物で、長崎県長崎市在住の野口★斉志さん(40歳)。二輪車のカスタムペイント、エアブラシの技術を駆使している長崎の二輪車屋だ。過去に4台の痛車を作り、出品。その都度、話題になっていたのだ。  ここまで破壊的な低クオリティーの痛車を作り出すとは、いったいどんな人物なのか――。本人にメールインタビューを行った。 *** ――そもそも、改造車をオークションに出品しようと思ったきっかけは? 「少年の頃から数えて3台目のオープンカー制作時に(1台目から2代目まで20年の充電期間あり)、我々だけで楽しむのはもったいない、全国的な笑い者になってやろうと思ったのがきっかけですね。今でもまわりの旧車会の連中から笑いを取り、我々(というか俺)の精神を若い世代に引き継いでもらうために活動しています」 ――改造車はお一人で制作しているのですか? また過去の痛車(ジャガー、ミラ、ムニムーブ、アクティ)の制作期間はそれぞれどれくらいでしたか?
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(上)MAX COFFEEジャガー
(中)ローションカラーミラ
(下)ムーヴ改恥知らずランボルギーニLP640
「企画、設計、材料集めは私一人ですが、組み上げとペイント時には強制的に隊員を招集します。平均3人で取りかかったとして、実働時間はジャガー12時間、ミラ18時間、ムーヴ20時間、アクティ24時間です。常に念頭に置いている基準は、『早い! 安い! 適当! 気持ち悪い! どうでもいい!』ですので、こんなもんです」 ――毎回ユニークなデザインですが、コンセプトはどうやって決めているんですか?  「私の脳の中に住んでいる何かに聞いてください。普段からあらゆることに関して、イメージがフツフツと沸いてきますので、きっと脳波の異常なんでしょう。車両制作のイメージが沸いた時には、素早く具現化しようと背中辺りのスイッチがカチッと入ります」 ――ご自身では、改造車を「痛車」だと思われますか? 「いえ、ゴミです。産廃収集運搬車とは違いますので、族車ですね」 ――前回のムーブ出品の際、「次回はもうない(作らない)」とコメントしていましたが、なぜ今回また作ろうと思ったんでしょうか? 「人を期待させておいて裏切るのは私の信念に反しますので、わざとそう書きました。ここ5年弱、天中殺とか厄とかの言い訳では済まない数の致命傷が降りかかってきて、自身のリスク管理の甘さを思い知らされました。大げさに言えば、この5年間の間に耐え忍んだありとあらゆる事象による屈辱やそれらに対する復讐心を忘れ、心機一転、今まで温めてきたネタを大放出しました。よって、もうネタがありませんし情熱は別の方向へと向けますので、今後の活動は皆無です。次回は本当にありません」 ――結局「宇宙軽トラ」は落札者が現れないままオークションが終了しましたが、正直、ここまで話題になると思っていらっしゃいましたか? 「想定の倍以上の反応です。今回は自走で持ち帰られる方のみの入札をお願いしましたが、ネタ入札もあり、法外なレベルまで価格が釣り上げられました。なので途中から、"取引が成立しなかった場合は片っ端から繰り上げる"という条件を付けましたが、次点以降の入札は取り消してもYahoo!から悪い評価がつかない、ということをみんな知っていたようですね。結局、ある程度の責任を持って入札していたのは最高額入札者のみでした。その方は酔っ払ったノリで300万円まで入札していたらしいです。でも、その方や次点落札者数人は当然落札を辞退されました。(笑)。現在、実際に『ヤマト』を見に来る方が毎日数人いらっしゃいますが、停めた車の中からやバイクを見に来たフリをして撮影したり......。私の姿を見ると、みな車を急発進させて走り去っていきます」 ――ユーザーのくだらない質問にうんざりすることはありませんか? また、これまでに度肝を抜かれた質問、回答に困った質問があれば教えてください。 「質問には仕事の合間や仕事終わりに淡々とお答えしていました。度肝を抜かれた質問はありませんが、パソコンを立ち上げるたびに質問欄が20ぐらい埋まっていたので、多少うんざりでした。中学生レベルの品性下劣なエロネタ羅列の質問には困りました。馬鹿馬鹿しいネタはエロでも好きですが、限度があると思いますよね」 ――ヤフオクユーザーを中心に熱狂的な野口ファンがいるようですが、やはり改造車の出品は今回限りなのでしょうか。 「企画と製作は楽しいので好きですが、やはり常人なりに羞恥心と一般常識を持ち合わせておりますので、正直こんなことをやるのには常に心の中で葛藤と抵抗があります。私は、他人が思っているより真面目な人間ですので、もうやりません。大事な事ですのでもう一度言いますが、もうやらねーーよ ばーーーーーーーか ばーかばーか! うんこ!」 ***    想像通り、野口さんはパンクな男だった。残念ながら次回の出品はないということだが、充電期間を経て、また戻ってきてくれることを願いたい。 (取材・文=編集部)
1/24 痛車シリーズ No.17 魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 高町なのは ランサーエボリューションX 負けねぇよ? amazon_associate_logo.jpg
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格差社会の行く末か!? 近未来ディストピアSF『デイブレイカー』

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11月、新宿バルト9他全国ロードショー
(C)2008 Lionsgate and Paradise Pty Limited, Film Finance Corporation Australia Limited and Pacific Film and Television Commission Pty Limited.
 かつて古典ホラーの定番だったバンパイア映画やゾンビ映画などのクロスジャンル化が進んで久しいが、中でもバンパイアものは、青春ロマンス仕立ての『トワイライト』シリーズ(最新作『エクリプス トワイライト・サーガ』が公開中)を代表格に、アノ手コノ手のアレンジがますます盛んだ。そんな流れに乗って登場する新作『デイブレイカー』(ブロードメディア・スタジオ配給、11月27日公開)は、近未来ディストピアSFとバンパイアものというユニークな組み合わせの意欲作だ。  物語の舞台は2019年。世界中を襲った疫病により、人類の大多数がバンパイアへと変貌していた。知性を備えた不老不死のバンパイアたちが、絶滅危惧種の人類を支配する社会。全人口の5%まで減少した人間の大半は血液銀行の地下施設で拘束されたまま血液を採取され、残りは身を潜めて生きのびている。血液の不足で暴動が起き、飢えのあまり同じバンパイアの血を吸って変異したモンスターによる殺傷事件も発生。代用血液の開発を急ぐバンパイアの研究者エドは、生き残りの人間たちと出会い、バンパイアと人類を共に救済し得る"解決策"があることを知らされ......。  監督・脚本・視覚効果を務めたピーター&マイケル・スピエリッグは、長編デビュー作の低予算ゾンビSF映画『アンデッド』(03)が各国の映画祭で話題になった双子の兄弟。出演はイーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、サム・ニールほか。  人の生き血を飲み、日光を浴びると死ぬといったバンパイアの属性が、血液入りの飲み物を売るコーヒーショップや、日光を遮断して運転可能な自動車といった未来社会の描写に活きている。また、広大な血液銀行施設の光景をはじめ、青と黒を基調とするクールな映像により、暗鬱なディストピアが説得力をもって描き出される。  見方によっては、格差社会が究極的に進んだ時代に起きるであろう、搾取する支配層に対する搾取される側の生き残りと闘い、と捉えることもできる。皆が人間性を取り戻し、陽光の下で分け隔てなく暮らせる未来を拓くにはどうしたらいい? そんな問題提起も含む『デイブレイカー』は、ジャンル映画のファン限定でない、幅広い層に訴える魅力に満ちている。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 「デイブレイカー」作品情報 <http://eiga.com/movie/55184/>
アンデッド 怖え~!! amazon_associate_logo.jpg
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「風間ルミが風間ルミを演じる!?」2作目『デンジャラスプロレスラー』で大技炸裂!!

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『芸能人 風間ルミ デンジャラス
プロレスラー 大観衆の目の前で...
犯された女格闘家』
(ソフト・オン・デマンド)
 '80年代の女子プロレスブーム真っ只中に、彗星の如く現れたアイドルレスラー・風間ルミ。2003年の引退後もタレントとして活躍するなど、長年に渡り表現者として輝きを放ち続けている。自身のブログでも「いつも進化していたいし、チャレンジしていたい」と綴る彼女だが、今年の7月にはDVD『狂った果熟』(ソフト・オン・デマンド)をリリース。AVという新たな分野での再デビューを果たした。  また、ソフト・オン・デマンドでの2作目となるDVD『芸能人 風間ルミ デンジャラスプロレスラー 大観衆の目の前で...犯された女格闘家』を2011年1月にリリース予定だという。当初は「出演は1作だけのつもりだった」という彼女だが、「『狂った果熟』の撮影後、他の女優さんの絡みのシーンを見て『私ダメじゃん!』って思っちゃって。負けず嫌いに火がついた(笑)」と、染み込んだファイター根性が、次回作への出演を踏み切らせたようだ。  2作目の全貌を知りべく、日刊サイゾー取材班は、11月に某所で行われた撮影現場に潜入した。この日は作品の山場であるプロレスシーンの撮影がある為、真っ赤なリングコスチュームで現れた風間ルミ。連日続く撮影の疲れも見せず、40代とは思えぬキュートな笑顔を周りに振りまき、人の良さがひしひしと伝わってきた。  この2作目が前作と大きく異なる点は、何と言ってもそのリアルなストーリー設定。なんと彼女は、"風間ルミ"本人を演じるという。ストーリーはこうだ。
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緊張感が伝わる撮影現場。
「後輩を想う気持ちから、多額の借金を抱えてしまった元人気女子プロレスラーの風間ルミ。借金取りに『地下プロレスに出場して負ければ、借金はチャラにしてやる』とイカサマ試合を持ちかけられたルミは、元レスラーとしてのプライドか、借金の返済か、究極の選択を迫られる......」  バーチャルなストーリーに、リアルな風間ルミが迷い込んでしまったような、そんな不思議な世界観は、DVDを見る前から期待感が高まる。また、トレーナーとのじっとりと濃厚な絡みのほか、借金取りからの強姦、彼女がムチを振るうSMプレイと、多彩な絡みシーンも魅力の作品になるという。  撮影現場では、丁度、地下プロレスシーンの撮影が始まろうとしていた。技の動きをシミュレーション中の彼女に、心境を聞いてみると、「今回はプロレスを題材にしていたり、自分自身を演じるということで、緊張とプレッシャーがあります」と素直な気持ちを語ってくれた。また、スタッフやキャストに何やら説明している姿も度々見られ、「プロレスシーンはリアリティを出したいので、意見や提案を何度もさせて頂いたんです。それには、監督もちょっとビックリしてるみたい(笑)」と今作に対する思い入れの強さをうかがわせた。  今作品のために開発された必殺技"ビクトリータイガー"を繰り出すプロレスシーンはもちろん、「前作より過激になってます」(風間)という絡みシーン、さらに壮大なストーリーの結末や、それを演じる彼女の表情など、ただの"ストーリーもの"では片付けられない、奥深い作品が期待できそうだ。DVD『芸能人 風間ルミ デンジャラスプロレスラー 大観衆の目の前で...犯された女格闘家』(ソフト・オン・デマンド)は、2011年1月8日発売予定。 (取材・文=林タモツ)
芸能人 風間ルミ デンジャラスプロレスラー 大観衆の目の前で...犯された女格闘家 風間ルミ、プロレスラー復活! 美と爆乳を兼ね備えた風間ルミの第2弾が遂に完成! 後輩レスラーの借金を背負わされ、一夜限りのプロレスへ出場させられるルミ。トレーナーと共に身体を鍛え上げ、いざ大観衆が見つめるリングへ。最強の宿敵を前に衣装を破られ、辱められるルミ......。果たして、運命はいかに! 2011年1月8日発売予定 amazon_associate_logo.jpg
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