『THE OUTSIDER第14戦』観客席も鼻血ブーのセクシーサンタラウンドエンジェル大降臨!!

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今回はクリスマスバージョンです!
 今回も熱戦が繰り広げられた『THE OUTSIDER第14戦』。だが、リング下の観客席でも血まみれの惨劇が起こっていたことをご存知だろうか。そう、乱闘騒ぎ......ではなく、一部マスコミ関係者(主にサイゾー関係者)がセクシーすぎるラウンドエンジェルたちの御姿に興奮のあまり、鼻血を自然噴出していたのである!!  というわけで今回もお送りします! アウトサイダーラウンドエンジェル大特集、張り切ってどうぞ!
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AKB48、ももクロ……ヒャダイン/前山田健一が語るニコ動&アイドル曲方法論(前編)

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 ニコニコ動画に58の動画を投稿し、合計再生数は2,000万PVを越える歌い手・ヒャダイン。「FINAL FANTASY」、「マリオ」シリーズなどテレビゲームのサントラに"キャラソン"のように歌詞を付けた動画で一世を風靡。さらにコミカルな作品からシリアスなオリジナル曲まで幅広い作家性でユーザーを魅了してきた。  そんな彼が今年5月5日、"プロの犯行"であることを自身のブログでカミングアウト。実は彼、東方神起、倖田來未×misonoなどに楽曲を提供してきた作詞・作曲家、音楽プロデューサーの前山田健一だったのだ。さらに彼は、AKB48、月島きらりstarring 久住小春(モーニング娘。)、ももいろクローバー、大島麻衣などのアイドルソングを数多く手がけていることでも知られている。活動のフィールドを広げる前山田に、音楽への信念、ヒャダインとしての活動が前山田にもたらしたもの、そして今後のヴィジョンを聞いた。 ――八面六臂の活躍の前山田さんですが、そもそも音楽を志したきっかけを教えてください。 前山田健一(以下、前) 大学までは何の目標もなくスルっと行けちゃったんですが、大学3年生のときに就職活動に乗り遅れてしまいまして、ニューヨークに行ったんです。そこで9.11のアメリカ同時多発テロに遭って、1週間帰れなくて......それで考えたんです。人間、いつ何が起こるか分からないし、いつ死ぬか分からない。だから、好きなことをやろうと。そこで、子どものころから夢だった音楽の道に進むことにしました。 ――大学は京都大学だったんですよね?  はい。スルっと入ったと言うと怒られますが、進学校で周りがみんな行っていたので......。もちろん努力しました。大学では社会学の専攻で、総合人間学部人間学科人間関係論。人間関係ヘタなのに(笑)。卒業論文の課題は「専業主婦の自己実現について」。まさかの主婦ネタで、主婦10人にインタビューして仕上げました。それと同時に音楽の専門学校に通って、そこの先生に作詞家の松井五郎さんを紹介していただきました。 ――安全地帯、氷室京介、矢沢永吉など錚々たる顔ぶれに歌詞を書かれている松井五郎さんですね。  そうです。松井さんから「東京に来た方がいい」と言われて、2年ほど弟子入りさせてもらいました。その後、ある音楽事務所に入ったんですが、曲を作っても全く採用されなかったんです。コンペ(コンペティション)では毎回2曲出して、やる気満々だったんですよ。でも採用されなくて、これは自分のピントがずれてると思ったんです。僕の音楽性が低くて、受け入れられないんだろうと。それで事務所を辞めました。そんなある日、ニコニコ動画を見ていたら、『ロックマン』の曲に歌詞を付けた「おっくせんまん」など2次創作、3次創作でクリエイティブな作品があって、感銘を受けたんです。それで自分も興味本位で投稿したのが、2007年12月の「クラッシュマンで、やらないか」。最初は再生数が伸びなかったんですが、ヒマだったので週に1作ペースでアップしていました。曲はどんどんできて、投稿待ちの行列ができていたぐらい(笑)。それで、だんだんユーザーに知れられていって、いろんな方がブログで紹介してくれました。そこでテンション上がって、「FF4で、ゴルベーザ四天王登場!」ができました。 ■ヒャダインがニコ動で話題を呼び、さらなる名曲が生まれる ――「FF4~」は「FINAL FANTASY IV」の戦闘シーンのBGMに敵キャラの四天王とゴルベーザを描いた歌詞を付けて、5役を一人で担当された曲ですね。女性キャラのバルバリシアは、機材で声のピッチを上げてるんですよね?  今の時代、最低限の機材でも一人でなんでもできる、という実験でもありました。女性キャラは声の高さを変えて、ヒャダインが"ヒャダル子"になっています。男性キャラの声は全部自分の声で、高い声や低い声を試しています。「コナミワイワイワールドで、メドレー」では一人で8役やったり、可能性を探っていましたね。 ――同じく8役やってらっしゃるのが、「ストリートファイターII」をモチーフにした「ストIIの効果音で、オリジナル曲」。これはBメロにペーソス(哀愁)があって、韻を踏んだ歌詞、最後の転調も含めて素晴らしいです。  この曲は、ヒャダインとしては初のオリジナル曲なんです。それがあれだけの再生数(220万回以上)になったのは、作曲家としての僕の背中を押してくれましたね。Bメロの哀愁は自分もすごく好きで、そこが受け入れてもらったことも励みになりました。 ――オリジナルへの敬意を感じる作品ですが、人気ゲームが元だけに、ニコ動のコメントで誹謗中傷されることも......。  自分を育ててくれたアニメやゲームへのオマージュやリスペクトは大切にしています。でも、コメントでは「元の作品に失礼だ」「ゲームを汚すな」とか「微妙」って書かれましたね。万人に好かれるのは難しいので当然だと思います。でも、ニコ動に投稿するまではそんなこと言われたこともなかったので最初凹みましたけど、おかげでもっと強くなれたと思います。ユーザーの評価に影響受けすぎてもダメだし、顔色伺いすぎてもダメだと思っています。でも、見てくれる人が喜ばないことをしても仕方がないと思ってますね。 ――そんなヒャダインとして人気が高まる中、前山田さんとしては、その頃、現在の事務所に入られたんですね?  事務所に入って、3カ月目でハロー!プロジェクトのMilkyWayの仕事が入ったんです。それがタフな仕事で、2転3転してすごく振り回されました。でも、ヒャダインでの経験があったので「大丈夫だ、なんとかなる」と思って胸を張って仕事ができました。ヒャダインの評価が背中を押してくれましたね。 ――そんな経験を経て作曲されたのが、倖田來未×misonoのシングル「It's all Love!」(エイベックス・エンタテインメント)、東方神起のシングル「Share The World」(同)。2009年4月のチャートでいずれも1位を記録しました。そのときはどんな気分でしたか?  何とも言えない気分でしたね。東方神起はアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)のオープニング曲で毎週放送されて、倖田來未×misonoも姉妹の初のコラボ曲として話題になり、ワイドショーでも取り上げてもらいました。もちろんうれしかったんですけど、あれはアーティストの力であって、自分の力ではないと思うんです。それよりは、1st、2ndシングルが売れなかった麻生夏子が、僕が参加させてもらった3rdシングル「Perfect-area complete!」(ランティス)で18位だった時の方が手ごたえを感じましたね。 ■アイドル戦国時代の革命児・ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」誕生秘話 ――スターダストプロモーション所属の女優で歌手の麻生夏子ですね。同じ事務所のももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」(ユニバーサルJ)は、アイドル戦国時代を語る上で欠かせない楽曲となりましたが、この曲はそのラインから発注が来たのでしょうか?  いえいえ。この曲も、コンペでいろんな作家さんの曲の中から選ばれたんです。発注の時から、間奏に「怪盗ももいろクローバー、あなたのハートをいただきます」という台詞と(映画『ルパン三世 カリオストロの城』の)銭形警部とクラリスの台詞があったんです。ディレクターのF氏が頭おかしくて(笑)。「バカか」と思いつつ、F氏とは気が合うなと思いました。 ――有名な台詞の「あの方は何も盗らなかったわ」「いや。奴はとんでもない物を盗んでいきました。あなたの心です」ですか?  そう。それをヒャダインとヒャダル子で再現してデモを作っていたんですが、やはりそこは権利的にアウトになりました。でもそれ以外は、デモから歌詞もメロディーもほとんどCDのままですね。 ――同じくスターダストの3B Juniorの"エビ中"こと私立恵比寿中学「えびぞりダイアモンド」は"音楽科主任教員"として、作詞・作曲・編曲・プロデュース・ボーカルディレクションまでやられてますね。  エビ中には小学6年生もいますから、ボーカルディレクションは「はい、よくできましたね~」ってまさに先生。さらにその下に10歳のメンバーもいる、「みにちあベアーズ」があります。あれはもうアイドルというより、習いごとですね。目が死んでるんですよ(笑)。石丸電気のみにちあのイベントを見に行ったんですが、「今からチェキ会です」というときに、小学5年生の子がガム噛んでましたからね。 ――ファンとのチェキ撮影会にガム食べながら臨むとは、恐るべし小学生(笑)。これ書いていいんですかね?  スターダスト陣営は、みちにあについては、それぐらい書いた方が喜んでくれると思います。"ギリギリアウト"な感じを狙ってますから(笑)。  * * *  作家を目指したものの挫折を経験し、失意の中で始めたのがヒャダインとしての動画投稿。自分が影響を受けていたゲームにオマージュを捧げ、自由な発想で世に送り出した楽曲が世間で高い評価を受けた。そこで得た経験値を生かし、さらにレベルアップした音楽性を見せている前山田。さらに、AKB48提供曲への思い、ヒャダインと前山田健一の未来について聞いた後編も近日公開。 (後編につづく/取材・文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
行くぜっ!怪盗少女 ももクロと前山田氏は相性バツグン!! amazon_associate_logo.jpg
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原点回帰の大乱闘も!『THE OUTSIDER第14戦』鮮血の舞台裏密着レポート

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THE OUTSIDERでは久々となった場外乱闘。
今回はいろんな意味で熱かった!
 新顔続々! 原点回帰!──本年度ラストの『THE OUTSIDER(アウトサイダー)14戦』(4日・ディファ有明)は、"谷間の大会"との前評判を覆し、非常に面白い大会となった。中でも特筆すべきは、イキのいい新参者の活躍と、顔役の奮闘、そして初期アウトサイダーを思い出させる"どツキ合い"が目立った点。各試合の詳細は他媒体の報道にお任せして、日刊サイゾーでは今回も、主立った選手の肉声を拾った! tos1402.jpg tos1403.jpg ●"最強セキュリティーチーム・3POUNDの一撃天使" MASATO(25歳・静岡・初出場)  鋭い眼光、短く刈り込んだ金髪、研ぎ澄まされた褐色ボディー。見るからに強そうなオーラを漂わせながら入場してきたMASATO。ゴングが鳴ると、余裕綽々ノーガードで距離を詰めながら、キレのいい打撃を次から次へと打ち込んで、相手を圧倒!  鮮烈なデビュー戦勝利を飾ったMASATOに話を聞いた。 ──強かった。そして、試合が面白かった。 「どうもどうも。正直な話、寝技が面白いのは、やってる人だけなんで。ぶっちゃけ、そうですよね? 見てる人はやっぱ、殴り合いのほうが楽しいに決まってる。そういうバチバチの試合が最近のアウトサイダーにはなかったので、俺が出ちゃおうかな、と思ったんですよ」 ──戦い終えた感想は? 「中途半端な終わり方(レフェリーストップ)だったんで、もっと気持ちよく終わりたかった。余力をだいぶ残したまんま終わっちゃった感じ。体力的には、まだまだ全然余裕でした」 ──普段は何をしてますか? 「クラブのセキュリティーをやってます」 ──学生時代は? 「バリバリ高校球児ですよ。めっちゃ甲子園目指してました。1番サード。ホットコーナーです」 ──高校時代に喧嘩は? tos1405.jpg 「やったら出場停止になっちゃうでしょう(笑)。というか野球一筋で、そんなのやってる余裕もなかった」 ──なぜ、そんなに強い? 「野球の動きと格闘技の動きは、相通ずるものがあるのかも。どっちも腰を入れて回転するでしょ? あとは高校卒業後、関谷(勇次郎)さんとずっと一緒に練習してたのが大きいですね。斬刃拳で」 ──武勇伝は? 「残念ながら、ないっすよ。僕、そういう意味では全然面白くない選手なんですよ。だけど、試合は一番面白いんじゃないかな」 ──今後、戦いたい選手は? 「うーん......特にいない。ぶっちゃけ誰とやっても、打撃で負けることはないと思う。いつもはもっと速いんですよ。今日は半分遊んでたんで」  セコンドについていた関谷にも話を聞いた。 ──関谷さんから見て、MASATO選手の強さの秘訣は? 「俺と練習してるからだね(笑)。でもマジで、地元で俺とまともにスパーできるのはアイツぐらいしかいない。格闘技を始めたのはほぼ同時期だけど、打撃は相当強いね」 ──今日の試合を見た感想は? 「スロースターターなので、上がるのが遅いんですよね。今日もあと1ラウンドあったら、もっといい動きができたと思う。遅いですね。あんなもんじゃない」  あれで遅いなら、本調子のときはどれだけ速いのやら......。次戦を見てみたい選手である。
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MASATO、勝利のトンボ!
tos1406.jpg ●"濱の勇二" 高垣勇二(26歳・神奈川・出場10回目)  華があり人気もある看板選手でありながら、ここ最近は4連敗。そんな高垣だけに、この日の勝利は格別だったのではないだろうか。試合中ヒザに手をついて休むおなじみの仕草を何度も見せつつ、手数を減らさず戦い続け、最後はフラフラになりながらも渾身のカウンターパンチで劇的なTKO勝ち!  会場裏でうまそうに煙草をくゆらせながら、勝利の余韻に浸っていた高垣を直撃だ。 ──実に「らしい」勝ち方でしたね。 「やっと自分の喧嘩スタイルに戻ってこれた。戻せたよ。格闘技、格闘技ってみんなに言われて、できなかったの。でも俺のスタイルに今日は戻そうと思ったら、できた。やっぱこれが俺のスタイルなんだな。だから練習しねえ、オレ(笑)。スタミナだけ付けるよ」 ──年を追うごとにスタミナは? 「上がってるよ。煙草やめてないし酒も飲んでるけどね。昨日も飲んだし」 ──ここ数試合、連敗中ということもあり、迷いがあった? tos1407.jpg 「迷った、迷った。パンチを打てなかったんだ、怖くて。でも、今日で戻ったね。もう大丈夫。手ぇ出せば当たるんだなってことに、今日気付いたよ」 ──今日は試合も格好よかったが、入場も最高に格好よかった。 「ありがとう。あのガンガンガンって叩くところが、好きなんだ(笑)。ダンスは我流だよ」 ──今後の抱負は? 「前田さんに『あしたのジョー』って、自分しか言われてないじゃないですか。言わなきゃよかった、って思われたくない。コイツに言ってよかったな、って絶対に思わせたいよね。だから、まだまだ出るよ」  原点回帰で自信回復。そんな高垣にサイゾー賞を贈呈だ!
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疲れたポーズもおなじみのパフォーマンス?
tos1409.jpg ●"大阪の喧嘩どツキ空手王" 鷹亜希(24歳・大阪・初出場)  大阪出身のアウトサイダーは少ない。その点でも鷹亜希は目立ったが、ファイティングスタイルもノーガードの"どツキ"主体で、試合後のマイクパフォーマンスも爽やかで堂々としていたため、初出場で観客の心を掴んだ様子だ。試合後にインタビュー。 ──いい試合でした。客席も大いに沸いてましたよ。 「ホンマですか。おおきに」 ──プロフィールによると、吉永啓之輔選手(アウトサイダー65-70㎏王者)のところへ道場破りに行ったことがあるそうで。そのときの話を詳しく聞かせてください。 「プロアマ含めいろんな格闘技を見とって、一番格好いいなー、思ったのが吉永クンやってん。ほんで、こないだアウトサイダーに応募したけど無理(書類審査落ち)やったんで、これはもう吉永クンとこ直接行かなアカンわ、思って。で、行って、スパーリングしてください、ってお願いしたんですわ」 ──いきなりアポなしで行ったんですか? tos1410.jpg 「一応、電話は入れましたよ。『大阪の鷹亜希ですー、スパーしてくれー』いうて(笑)」 ──大胆な行動しますね。 「そうですね。やっぱ大阪人やし。せやけど、行ったら思い切り遊ばれて(笑)。僕、空手しか知らんかったし、寝技もからっきしやったんで、まあ子供扱いされましたわ。ほんで大阪帰ってすぐ総合のジムに通い始めて、今回やっと、念願かなってアウトサイダーに出させてもらえたというわけです」 ──吉永選手のどういうところが格好いいと思ったのでしょう? 「戦うスタイルと、そんなにしゃべらんところかな。俺自身は無口やないけど、ああいう無口で強い人には憧れますね。大阪からわざわざ栃木まで会いに行くぐらい、俺が惚れ込んだ人ですわ」  もちろん最終的には、その吉永を倒すのが目標だそうだ。
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前田日明氏も絶賛!
tos1412.jpg ●"杉並の黒い三連星 大嶽ブラザーズ" 大嶽伸次(34歳・東京・出場2回目)  第2回大会MVPの大嶽が、約2年半ぶりに、アウトサイダーのリングに戻って来た。かつて杉並で暴れ回っていた大嶽三兄弟の次男坊。地元応援団の大声援を浴び、鬼気迫るファイトを見せたが、善戦むなしく判定負け。試合後の大嶽に話を聞いた。 ──結果は残念でしたが、最後までものすごい気迫でした。感動して泣いてるお客さんもいましたよ。 「杉並を代表して、どうしてもこの試合には勝ちたかったんですけどね......。まあでも勝ち負け関係なしに、この試合で感動してもらえたなら、それはよかったですね」 tos1413.jpg ──2年半ものブランクを設けた理由は? 「本当は継続参戦したかったんですけど、カミさんの許可がなかなか下りなかったもんで......」 ──現在34歳。今回がラストチャンス? 「......のつもりでしたが、やっぱりもう1回かな。また兄弟で力を合わせて、出直すかもしれません。どうせなら勝って終わりたい。負けて泣くより勝って泣くほうがいいですからね」  蘇れ、杉並魂!
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客席に深々と頭を下げる大嶽。
tos1415.jpg ●"元・守山駐屯地第35普通科連隊第4中隊 神速" Soldier Boy 一樹(24歳・愛知・初出場)  元自衛隊員のSoldier Boy 一樹が、初出場ながらフルスロットルで大暴れ。常連組の菱沼郷を、パワフルな打撃の連打で完全鎮圧してみせた。プロフィールによると、過去には別の大会で、あの剛腕で知られる学金狗を撃破したこともあるというからただ者ではない。  試合後に話しかけると、終始笑顔で口調も穏やか。しかし、語られる過去はまさに「アウトサイダー」そのものであった! ──その強さはやはり、自衛隊仕込み? 「いや、自衛隊はあまり関係ないと思いますね(笑)。もともと自分、気性が荒かったし、まわりの人たちも荒い人ばっかりで、揉めごとがあれば飛んで行くみたいな生活をずっと送っていたんで。そういう地元の環境で鍛えられた部分が大きいと思います」 ──暴走族に所属していたんですか? 「いや、チーム的なもんですね。うちのチームは、強い頭だけを集めて、一つに統括するようなチームだったんですよ」 ──現在は? 「夜は名古屋のクラブでセキュリティーやってます。外国人の客が多くて、日本人のセキュリティーは馬鹿にされがち。特に僕は背が低いから(171㎝)、馬鹿にされてカッとなって、向こうもカッとなって喧嘩になることも」 tos1416.jpg ──外国人と戦っても負けない? 「喧嘩でやられたことはないですね」 ──自衛隊に入ったのはなぜ? 「どこも就職するところがなくてプラプラしてたら、自衛隊から運動神経のよさを買われて勧誘されたんですよ。片親なんで公務員になれるなら親孝行できるかな、と。それまでいろんなことで親には迷惑かけてきたんで」 ──その自衛隊をなぜやめた? 「ま、言えない事情がありまして(笑)。やらかしました!」 ──失礼ですが、現在は更生していますか? 「自分、移動の足が原付なんですよ。なので、たまに車に煽られたりして、カッとなって信号で止まってから......とかはありますね。直さないといけないと思うんですけど......。ちなみに今、セキュリティーの仕事以外に、昼間はパチンコ屋の店員もやってるんですけど、これは心を抑えるトレーニングも兼ねているんですよ(笑)」 ──それにしても、すごい筋肉ですね。相当、肉体的なトレーニングも積んでいるのでは? 「いや、何もしてないんですよ。今日の対戦相手は本格的に格闘技やってる人だったんで、練習してない自分が勝っちゃっていいのかなって、ちょっと申し訳ない気持ちです」 ──じゃあ、練習したらとんでもないことになりそうですね。 「自分でも、練習したらどんぐらい強くなれるんだろう? っていう興味がありますね。まあ仕事が忙しいんで、なかなか練習できませんが」 ──今後、戦いたい選手は? 「CRSの、誰でしたっけ? えーっと.........」 ──山田史博選手ですか? 「あ、そうそう。その人がこないだ益荒男の会場で僕の試合を見て、『自分だったら楽勝』と言ってたみたいなので、ぜひやってみたいですね」
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古豪・菱沼を蹴りまくった!
 その山田だが、18日開催の「KRUNCH」でヒロ三河戦を終えた直後(結果は山田の判定勝利)、涙ながらに格闘技引退を表明したという。多くの選手から対戦を望まれる地下格闘技界のキーマンだけに、復帰を期待したいところだが、果たして......。  次回アウトサイダーは、来年2月13日(日)にディファ有明で開催。チケット販売、選手募集などについての詳細は、リングスオフィシャルサイト(http://www.rings.co.jp)でご確認あれ! (取材・文=岡林敬太/写真=長谷英史)
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[変態下着をはきたい女] 加藤リナ

[変態下着をはきたい女] 加藤リナ
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(写真/三浦太輔──go relax E more)
 アダルトショップにあるような、"変態な"下着に挑戦してみたいんです。今年の8月にAVデビューしたんですけど、過激な衣装を着れそうな撮影現場でも、まだ着たことなくって。あ、でも、Tバックは普段からはいてます。っていうか、プライベートで持ってる100着以上の下着のうち、ほとんどがTバックなんですけどね(笑)。お尻に食い込んでフィットする感じが、たまらなく好きです。服の上にラインが透けないから、いろんな服に合わせやすいし。  Tバックをはきだしたのは、高校1年生の時。当時の彼氏から「お前はTバックとかはかないの?」って言われて、目覚めちゃいました。やっぱり女の子って、エッチするようになると、下着に気をつけるようになるんですよね。  今は、フリフリのついたかわいらしいデザインのTバックにハマってます。フリフリがついてると、ただのセクシー一辺倒じゃなくって、ほわんっとした、優しいイメージになるんですよ。色は、清潔感のある白や薄いピンクをよく選んでます。清純な少女っぽくていいでしょ?  ブラも、レースと刺繍があしらわれてる女の子っぽいものが好きです。それと、ワイヤーが入ってるもの。グッと寄せて上げられるから、谷間を作りやすいんです。こだわってるのはパットの柔らかさ。胸にピタッとハマる形が好みです。女の子って、脱いだ時に男の人から「下着、かわいいね」って言われるとうれしいんですよ。見られるお仕事だからっていうのもあるけど、下着選びに気は抜けないですね、やっぱり。  下着を盗まれたことですか? 高校を卒業して1人暮らしをしてる時に、一度だけあります。アパートの2階に住んでたんですけど、気づいたら、干してた下着がなくなってたんです。登れるような場所じゃなかったから、絶対隣の部屋の人が盗ったんだろうって、今でも疑ってます。隣の人、なんかオタクっぽかったし。あ、そんなこと言っちゃダメですよね......でもやっぱり、絶対隣の人が犯人だったと思う(笑)。
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(写真/三浦太輔──go relax E more)
 ちなみに下着へのこだわりは、エッチの最中にもあります。ブラは外しちゃうんですけど、パンツははいたままが好き。はいたまま、横にちょっとだけズラされて入れられると興奮します。そのままエッチするとパンツが汚れちゃうけど、でも気持ちいいから「ま、いっかぁ」ってなるんですよね。そういう変態なエッチには、どんどん挑戦していきたいです。今までノーマルな彼氏ばっかりだったから、もっと変態な彼氏が欲しくって。スケスケで乳首が見えちゃってたり、「ヒモだけ」みたいなエロい下着を着て、いっぱいエッチしたい。  あと、彼氏にも変わった下着をはかせたいです。面積が超小さいブーメランパンツとか。その上からなでたりしたら、触り心地よさそうだし。私がプレゼントしたパンツをその場ではいてもらって、そのまま襲っちゃう! みたいな。  そんな変態な彼氏と一緒にアダルトショップに行って、エッチな下着を選び合いたいですね。お互いの変態さを高め合っていけるような彼氏、できないかな(は~と) (構成/岡島紳士) (ヘア&メイク/佐野美穂子──MARVEE) 加藤リナ(かとう・りな) 1990年6月4日、東京都生まれ。身長157センチ、B85(Dカップ)W58H85。趣味はダーツ、特技はおしゃれ。今年8月、『ダマし撮りじぇねれーしょん 01』(プレステージ)でAVデビュー。ニックネームはカトリナ。公式ブログ「加藤リナのカトリナ日記♪」〈http://blog.livedoor.jp/kato_rina/
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『加藤リナが、あなたのお宅に一泊します。』 一般家庭に「一泊限定の『嫁』」としてカトリナが突撃! 彼女がAV女優だと知っているのは長男だけという状況で、ムチャなエロ指令を受けまくる! 絶賛発売中。 発売元/プレステージ 価格/2940円(税込)

天才芸術家が残した"死なない住宅" 花粉症が治り、ダイエット効果あり!?

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2005年10月に芸術家・荒川修作とパートナーのマドリン・ギンズが"死に抗する建築"として建てた「三鷹天命反転住宅」。生命の無限の力を体験できる新しい住宅なのだ。
(C)2010rtapikcar Inc.
 富と権力を極めた秦の始皇帝が唯一叶えることができなかったのが"不老不死"だと言われる。しかし、始皇帝でも手に入れられなかった"死なない住宅"が現代の東京郊外にあることはご存知だろうか? コーデノロジスト(哲学、芸術、科学を総合し、実践する者)を自称した国際的芸術家・荒川修作とパートナーのマドリン・ギンズが建築した「三鷹天命反転住宅」がそれだ。ミステリアスでオカルティックな屋敷を想像しがちだが、JR中央線の武蔵境駅から10分ほどバスに乗って現われたその集合住宅は、何ともカラフルでまるでアミューズメントパークのよう。中に入って、さらにビックリ! 3LDKタイプの内装はユニークすぎ。キッチンを核にしたドーナツ状のリビングは傾斜している上に凸凹しており、フラットな部分がない。南向きの1室は完全な球形となっており、家具を置くことが不可能。そもそも、この住宅には収納スペースがなく、各部屋やトイレにはドアさえ付いていないのだ。こんなヘンテコで不便そうな住宅で暮らすと"死なない"というのは本当なのか? 天命反転住宅での自身の生活と生前の荒川修作の講演の様子などを交えたドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』を完成させた山岡信貴監督に、"死なない住宅"の住み心地と現時点での"死なない"手応えを聞いた。 ──"死なない住宅"で暮らしたことで体調の変化が現われたって本当ですか? 山岡信貴監督(以下、山岡) 2006年12月から約4年間暮らしたんですが、体重が7~8kg減りました。単純にここに暮らし始めて運動量が増えたんです。それまで考えごとは机に向かってうんうん唸っていたんですが、ここに来てからは自然と回廊型のリビングをぐるぐる回るようになりました。それにキッチンからちょっと離れたところに換気扇のスイッチが付いていたりするので、こまめに体を動かすようになりました。あえて便利すぎないような設計になっているんです。第一、この明るいカラフルな色彩の部屋で暮らしているとイライラすることが減り、過食することがなくなりましたね。毎年悩まされていた花粉症も引っ越して1年目で治ったんです。床に傾斜があるので、知らず知らずにバランス感覚や普段使わない筋肉も鍛えられるみたいです。荒川さんは生前、「小さな目立たない筋肉を鍛えることで、免疫は改善できる」と語っていました。ここで暮らすこと自体が、軽いヨガをやっているような状態なんでしょうね。 ──なるほど、監督への効果はテキメンだったようですが、監督のご家族はどうなんでしょうか。 山岡 最初に住宅見学会に家族3人で来たときに、息子が帰りたがらなかったんです。ボクも自宅に帰った後もずっとワクワク感が残っていましたし、妻も反対しなかったので、思い切って入居を決めました。家賃は高め(月20万円)ですが、こういう住宅に住める機会はそうないですから。ここに引っ越してから妻は08年2月に長女を産んだんですが、ものすごい安産でした。妊婦にとってもここでの家事が適度な運動になっていたんだと思います。ここで生まれ育った長女は本当にバランス感覚に優れ、公園でもよく木登りして遊んでいます。女の子なのに、まるで猿みたいなんですよ (笑)。
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カラフルな上に凸凹した床が印象的な室内。
山岡監督いわく「カラフルさにはすぐに慣れ
ます。でも、暮らしていて飽きのこない住宅
なんです」とのこと。
──ドアがなくてプライベート空間がないことに不便さは感じませんか? 山岡 トイレはシャワー室の裏に隠れているんですが、ドアがないので子どもの友達のお母さんたちが遊びに来たときは使いづらそうでしたね。でも、家族で使う分には気になりません。トイレの壁もガラス張りで、見晴らしがいいんです。まるで外でしているみたいで気持ちいいですよ(笑)。引っ越してきて一時的に夫婦喧嘩が増えました。顔を付き合わせる時間が増えるので、コミュニケーション量が増えるんです。でも、結局どの部屋にもドアがなくて逃げる場所がないから、いつまでも喧嘩してられなくて仲直りしてしまいます。強いて不便な点を挙げるとすれば、ベランダに出る窓が低くて潜らなくてはいけないので、妻がよく頭をぶつけていることかな。あと、四方に窓が付いているので風通しがよく、夏は冷房なしで過ごせるんですが、床が凸凹しているので冬場にカーペットが敷きにくいことですかね。 ──多少の不便さも、そう気にならないと。荒川修作の芸術作品の中で暮らしているような感覚なんでしょうか。 山岡 入居してすぐは、そうでした。「あぁ、これは荒川さんの芸術作品なんだ」と鑑賞しながら暮らしていました。でも、3~4カ月も経ってそれが当たり前に感じられてから、自分の感覚も体調も段々と変わってきたように思います。「ここは芸術家・荒川さんの作品というより、科学者・荒川さんがある理論に基づいて建てた実験室なんじゃないか」と感じるようになりましたね。荒川さんは赤ちゃんを長年観察することで、人間の身体の可能性についての研究をしていたんです。その研究の成果がいろいろと取り入れられているようです。 ■希代の芸術家・荒川修作いわく「人間は死なない」 ──映画『死なない子供』は、荒川さんに見せるためのプライベートビデオとして元々は撮り始めたそうですね。
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お気に入りの球形の部屋の前に佇む山岡監督。
「球形の部屋は昼寝するのに最適の部屋。胎児の
ように丸まって眠ると、すごく気持ちいいんです」。
山岡 そうです。ボクが荒川さんに初めてお会いしたのは、天命反転住宅で暮らし始めて3カ月くらいして。荒川さんから「住んでくれて、本当にありがとう!」と感謝され、反転住宅で起きたこと、感じことをFAXでレポートしてほしいと頼まれたんです。でも、ふだんはNYで暮らしている荒川さんに、メールならともかくFAXでレポートを送るのはなかなか面倒で、FAXしなくなってしまった(苦笑)。でも、先ほど話したように、しばらくして反転住宅に対する感じ方が変わってきたので、これはちゃんと荒川さんに報告したほうがいいと思うようになったんです。それでメモ代わりにビデオ撮影を始めて、かなり溜まってきた段階で編集作業に取りかかったんですが、編集をしているうちに、「これは荒川さんだけに見せるより、もっと多くの人に見てもらうべきじゃないか」と考え、荒川さんの講演の様子を盛り込んだり、物理学者である佐治晴夫さんの視点を交えたりするなどの編集方針に変えたんです。 ──強烈な個性の持ち主だった荒川さんは「死ぬのは法律違反です」「徹底的に間違っているんだよ。人間の生き方は」といった奇天烈な言葉を残していますが、山岡監督は一連の荒川語録は理解されたんですか? 山岡 正直言って、カメラを回し始めた頃は余り理解できていませんでした。でも、ここでの暮らしが落ち着いてきて、身体の方から、「なるほど、そういうことか」と理解していった感じです。自転車に乗ったことのない人に、いくら自転車の乗り方を言葉で説明しても理解できないのと同じですね。反転住宅で暮らしていると、荒川さんが言っていることがすごく腑に落ちるんです。荒川さんには「まだまだだな」と言われそうですが、自分なりに荒川さんの言っていたことは感じ取れてきたかなと思っています。ボクも最初は「人間は死なない」って芸術作品のためのコンセプトくらいに思っていたんですが、荒川さんは本気でそれに向かっていたはずです。 ──えっ、「人間は死なない」と本気で考えていた......? 山岡 決してスピリチュアル的な意味で言っていたわけではないんです。荒川さんは「我々は命のことを一体どれだけ知っているのか? 命について、まず定義し直さなくてはいけないのではないか」と言っていたと思っています。もし心臓が動き、脳が働いているようなことだけを生命だとイメージしているなら、その定義はもっと拡張すべきなんじゃないかと。ボクらは生きているから、わざわざ命とは何かなんて考えないわけですが、もっと命の本当の形態について研究すべきじゃないのかと荒川さんは主張されていた気がします。自分の身体を再認識することで、命の定義をし直すことができるんじゃないかと。そのための実験室として、天命反転住宅を造ったんだと思います。 ──命を定義し直す......? ざっくり言うと、従来の常識に囚われるな、みたいなことですか? 山岡 そうですねぇ、荒川さんは講演の中で「ボクが使うボキャブラリーは、何ひとつ君たちには分からないだろう」と言っているんです。それは今ある定義を一度捨てて、まっさらな形でゼロから考え直す必要があるということ。自分たちの曖昧に定義された言葉で荒川さんの話すことを聞いても、理解できないよということですね。常識なんて、荒川さんからしてみれば、ただの手抜きでしかないんです。常識に基づかないと会話をはじめ人間としての知的活動が成り立たないわけですが、その常識=利便性の使い方が間違っていると、その土台の上にいくら積み上げていっても全部間違っているよということでしょうね。生きてるとか死んでるとか言うけど、本当に分かっているのか、もっとちゃんと考えてみるべきではないのか、と荒川さんはボクらに問いかけていたように思います。 ──「人間は死なない」と語っていた荒川さんは、映画の完成を待たずに2010年5月にNYで亡くなったわけですが......。
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NYを拠点に世界的な芸術家として活動した荒川
修作(1936~2010)。岐阜県養老町にアミューズ
メントパーク「養老天命反転地」を建てた他、
天命反転住宅を拡大した街の構想を宮崎駿監督
と共同で取り組み、JR中央線の各駅舎を"自殺
しない"駅舎に改装するなどの企画も考えていた。
NYで2010年5月に病気で亡くなったが、日本
人でその死を確認したものはいない。
山岡 荒川さんには生前、10分ほどにまとめたバージョンは見てもらい、喜んでいただけました。荒川さん、NYでは反転住宅とは全然違うフラットな倉庫みたいな所で暮らしていたんです。でも、そういう無機的な場所で暮らしていたから、反転住宅がきちんと発想ができたのだと思います。本当は荒川さんに映画をチェックしてもらい「まぁまぁ、合格だな」とか「バカモノ! 最初から作り直せ」なんて言ってもらいたかった(苦笑)。でも、荒川さんに何も言ってもらえなくなったことで、逆にボクは一生"人間は死なない"というテーマを考え続けなくちゃいけなくなった。ある意味、それは幸せなことかも知れません。でも、荒川さんは「一万年後に、また逢おう」なんて言葉も残しているんです。一万年後に、「映画のあのシーンは間違っている」とダメ出しされたら、それはちょっと辛いですけど(苦笑)。中にはこの映画を見ることで荒川さんと新たに出会うことになる人もいるわけですよね。それもまた、素晴らしいことだなぁと思います。 ──"死なない住宅"で4年間暮らして、監督は"死なない"ことへの手応えは感じていますか? 山岡 そうですね、ここで暮らすことで自分の身体と常にコミュニケーションが図れるようになったと思います。風邪も引きにくくなったし、疲れて整体に通うことも少なくなりました。もう少し修行を積めば、いい感じになるんじゃないでしょうか(笑)。実は仕事の都合から、2010年9月に反転住宅を退去したんですが、敷金は置いたままなので、いずれ戻ってくるつもりなんです。今日、久しぶりに自分が暮らしていた部屋に入ったら、故郷に帰ってきた以上の懐かしい気持ちがこみ上げてきました。死に別れた恋人と再会し、抱きしめたくなるような感情に近いのかもしれません。部屋とSEXするのはどうすればいいんだろう、なんて考えてしまいました(笑)。それも環境や生活空間と身体との未知の関係性じゃないでしょうか。反転住宅を離れたことで、ますますその魅力を感じているところなんです。  * * *  天命反転住宅の居心地がいいこともあり、ついつい2時間近く山岡監督の話を聞いてしまった。ちなみに天命反転住宅の購入価格は8,000万円。荒川修作は「8,000万円で永遠の命が手に入るなら安い」と語っていたそうだ。"不老不死"にご関心のある方は、まずは映画『死なない子供、荒川修作』をご覧になってはどうだろうか。"死なない"かどうかは別にして、荒川修作という強烈な個性との出会いは充分な刺激を与えてくれるはずだ。 (取材・文=長野辰次) 『死なない子供、荒川修作』 監督/山岡信貴 ナレーション/浅野忠信 音楽/渋谷慶一郎 出演/荒川修作、佐治晴夫、天命反転住宅の住人たち 配給/アルゴ・ピクチャーズ 12月18日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにてモーニング&レイトショー公開中 <http://www.shinanai-kodomo.com> ●やまおか・のぶたか 1965年生まれ。初の長編映画『PICKLED PUNK』(93)はベルリン映画祭ほか数多くの映画祭に出品された。浅野忠信の初監督作『トーリ』(04)のプロデューサーとしても知られる。近年の作品にSFサスペンス『天然性侵略と模造愛』(05)。
養老天命反転地―荒川修作+マドリン・ギンズ 建築的実験 アリ地獄。 amazon_associate_logo.jpg
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師走の忙しさを吹っ飛ばせ! 痛快アクション映画で気分をリフレッシュ!

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12/18より、渋谷シネセゾン他全国順次ロードショー
(C)KA Films LP. All Rights Reserved.
 挨拶回りに年末進行、忘年会にクリスマスと、何かと気ぜわしく心身の疲れも溜まりがちな師走。こんな時期だからこそ、別世界へといざなってくれる痛快なアクション映画で気分すっきりリフレッシュといきたい。  まずは、1982年に初めてデジタルCGを本格的に導入し、以降のクリエイターたちに多大な影響を与えたSFアドベンチャー『トロン』から、実に28年ぶりの3D版続編となる『トロン:レガシー』(ディズニー配給、12月17日公開)。  デジタル界のカリスマ、ケビン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が息子サムを残し謎の失踪を遂げてから20年後。たくましい青年に成長したサム(ギャレット・ヘドランド)は、父から届いたメッセージに導かれ、コンピューター内部の仮想空間に入り込む。そこでは、若き日の父の姿をしたプログラム"クルー"が独裁者として君臨していた。闘技場でプログラムたちと死闘を繰り広げるサムは、謎の美女クオラ(オリビア・ワイルド)に救出され、この世界に閉じこめられていた父と再会。現実世界への帰還を試みるサムたちに、クルーの魔の手が迫る。  本作の見どころは何と言っても、クリアな3Dの奥行き感を伴う未来的デザインの仮想世界で描かれる、VFXを駆使したスタイリッシュでスピーディーなバトルアクションだ。前作でメインの戦闘ツールだったオートバイ風"ライト・サイクル"でのチーム戦に加え、記憶装置を兼ねる円盤状の武器"ディスク"を投げ合う戦い、"ライト・ジェット"での空中戦など、アクションのタイプも多様化して目が離せない。3D映像の臨場感のおかげで、自分が仮想空間に入り込んでゲームをしているかのような興奮を味わえる。  ブリッジスの若返った顔は、俳優の表情をキャプチャーしてデジタルデータ化し、CGで加工してから俳優の顔面に合成するという、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でも使われた技術で実現。音楽を担当するダフト・パンクがDJ役で出演しているのもファンにはうれしいところ。クオラ役のワイルドやジェム役のボー・ギャレットといったクールな美女たちも、ボディにぴったりフィットしたスーツをまといフェティッシュな魅力を振りまいている。  A級アクション超大作の風格を誇る『トロン:レガシー』に対し、B級感を漂わせながらもコミカルな青春物語と過激なアクションのケミストリーで稀有な傑作に仕上がった等身大ヒーロー映画が、12月18日公開の『キック・アス』(カルチュア・パブリッシャーズ配給、R-15指定)だ。  ニューヨークに住むデイブ(アーロン・ジョンソン)は、特技もなく女の子にも無視されるヘタレ高校生だが、正義感だけは人一倍。アメコミ好きでスーパーヒーローに憧れる気持ちが高じ、ネット通販で買ったコスチュームを着て"キック・アス"と名乗り行動を開始する。最初のミッションでいきなり瀕死の重傷を負うも、後遺症で痛みを感じない体に。復帰後、チンピラ集団を相手に孤軍奮闘する姿がネット動画で公開されると、一躍時の人となる。そんなデイブの前に、愛する妻を奪った地元マフィアに復讐するため、格闘と武器の訓練を積んできたビッグ・ダディ(ニコラス・ケイジ)とその娘ヒット・ガール(クロエ・モレッツ)が現れ、事態は思いもよらぬ展開に。  『ウォンテッド』の原作グラフィックノベルも手がけた人気作家、マーク・ミラーによる同名コミックを、『スターダスト』のマシュー・ボーン監督が映画化。ミラーが十代の頃の自分を投影したという主人公が、暴力にビビリながらも勇気を振り絞って悪に立ち向かい、人として男として成長していく姿に、ついつい笑いながらも共感を覚えることだろう。  娘に過酷な特訓を施すアブない父親役のケイジもハマっているが、本作の最高のキャスティングはその娘を演じたクロエ・モレッツ。無垢な笑顔でバタフライナイフをくるくる回し、キュートなコスチューム姿で下品な言葉を吐いては銃や刀剣で悪人どもをブチ殺す。主人公より見せ場が多い華麗で過激なアクションシーンは、ポップなBGMとの組み合わせも絶妙。映画史上最もヤバい美少女アクションヒロインの誕生に、日本でもクロエファンが急増するはず。すでに製作が決定した続編も含め、今後の活躍が楽しみな13歳だ。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 「トロン:レガシー」作品情報 <http://eiga.com/movie/55210/> 「キック・アス」作品情報 <http://eiga.com/movie/55484/>
トロン いま見ても面白い。 amazon_associate_logo.jpg
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金子修介監督の新境地『ばかもの』男は、女と失敗の数だけ成長する

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弓月光、萩尾望都、大島弓子、大場つぐみ、一条ゆかり......人気漫画家の代表作を次々と映画化してきた金子修介監督。最新作『ばかもの』は芥川賞作家・絲山秋子の恋愛小説が原作だ。
 金子修介監督と言えば、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)で怪獣映画を大人向けの本格的SF映画に一変させ、『デスノート』(06)では大場つぐみ原作の人気コミックを劇場用に思い切った脚色を加えて大ヒットさせたエンタテイメント映画の巨匠なのだ。旬の人気女優・満島ひかりを『ウルトラマンマックス』(TBS系)や『プライド』(09)などに起用し、彼女のステップアップにひと役買ったことでも知られる。宇能鴻一郎の官能小説を原作にしながら、『エースをねらえ』のパロディコメディーへと換骨奪胎してみせた日活ロマンポルノ『宇能鴻一郎の濡れて打つ』(84)で監督デビューを飾ってから26年。エンタメ映画の巨匠が新しい境地を切り開いているのが、成宮寛貴&内田有紀主演の『ばかもの』だ。平凡な大学生・ヒデ(成宮)が年上の女・額子(内田)を皮切りにさまざまな女性たちと恋愛遍歴を重ね、ドロ沼に浸かりながらも自立した男に成長していく。失恋の痛手を引きずって、もがき苦しむヒデの姿は多くの男性の共感を呼ぶだろう。円熟の境地に迫りつつある金子監督に、押井守監督と過ごした大学時代の映研サークルでの逸話や恋愛体験について語ってもらった。 ──99年から09年までの10年間にわたる主人公ヒデの成長を描いた『ばかもの』ですが、モーニング娘。のヒット曲「LOVEマシーン」がテレビで流れるなど、歌謡曲マニアで知られる金子監督らしいオープニング。額子とヒデの初デート先がポルノ映画館ですし、金子監督自身の青春時代を思わせるような作品ですね。 金子修介監督(以下、金子) 確かに歌番組をボクはよく見てたけど、ヒデみたいな初体験だったわけじゃないよ(笑)。でも、まぁ、男の20代っていろいろあるよね。絲山秋子さんの原作小説を読んだときに、ちょっと昔の話のように感じ、最初は85~95年の話をイメージしたんですよ。 ──金子監督が監督デビューし、『ガメラ』で大ブレイクを果たすまでの10年間に当たりますね。
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主人公のヒデは周囲に支えられアルコール依存
症を克服する。「アルコール依存症はそう簡単
に治らないと言う人もいるかもしれない。でも、
最後は映画として希望のある形にしたかった」
と金子監督。
金子 うん、そういうことになるね。映画としては85年の御巣鷹山墜落事故から95年の阪神大震災、地下鉄サリン事件までのニュース映像を交えながら、平凡な青年がどういう10年間を過ごしたかを描いてみようと考えたんです。でも、原作者の絲山さんと話したところは、「昔っぽく感じるのは高崎市が舞台だからじゃないか」「現代を生きる若者たちに届く作品であって欲しい」ということなので、99年から09年までの設定にし、オール高崎ロケにしました。99年の場面で『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(99)のポスターが出てくるけど、あれは自分の作品を出したかったわけじゃない。本当は『鉄道員 ぽっぽや』(99)のポスターを使いたかったけど、いろいろと権利的に難しいので。なら、自分が監督した作品を使おうかと(苦笑)。 ──ゼロ年代の物語になったわけですが、心情的には金子監督の青春時代を投影している? 金子 そういう部分はあるかもしれない。原作の中から普遍的なものを読み取り、そこに自分自身を重ね合わせて物語を組み立てていくのが映画づくりだからね。20代の10年間にはいろんな女性たちと関わり合っていったことで、自分も成長できたと思っています。大学を卒業し、日活で助監督になり、監督デビューするまでの10年間はかなり濃厚な時間を過ごしたんじゃないかな。『就職戦線異状なし』(91)は、ボク自身の大学最後の1年をイメージしたものですよ。 ■大学時代の上映会は苦戦。でも押井監督が誉めてくれた ──東京学芸大学時代に所属したサークル・映像芸術研究会の先輩が押井守監督だったんですよね? 金子 そうです。押井さんは大学の頃から難解な作品を撮ってました。それも8ミリフィルムじゃなくて16ミリフィルムを使っていた。押井さんがボクの作品をちょっと手伝ってくれたことはあるけど、基本的に別々に作ってました。押井さんはアルバイトでお金を稼いで、自分の作品として16ミリフィルムを撮ってましたね。ボクは友達から製作費を募って映画を撮り、上映会を開いて入場料を集めるという形でやってたんです。
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年上の女・額子(内田有紀)に童貞を捧げた
19歳のヒデ(成宮寛貴)。額子の奔放さの
虜となる。(c)2010 「ばかもの」製作委員会
──学生の頃から、押井守=アート志向、金子修介=エンタメ路線だったんですね。 金子 でもね、大学のときは全然お客が集まらなくてお金にならなかった(苦笑)。高校のときは主人公が好きな女子生徒の体操服を盗んじゃうという内容の映画で人気を集めたんだけど、大学は学生運動の後の反動で虚無感が漂っていて、上映会を開いても全然盛り上がらなかった。当時、大学内で暮らしている男女がいて、その2人をモデルにしたコメディーが、大学で最初にボクが作った映画『キャンパスホーム』。サークル長屋に男女が暮らしていて、自治会やヤクザ研究会がそのサークル長屋を取り壊して迎賓館を建てようとするというストーリー。モデルにした男女が上映中止を求めてきたり、上映会も散々だったけど、押井さんは「面白い」って誉めてくれたのを覚えてますね(笑)。 ──青春ですねぇ。映画の主人公ヒデは年上で奔放な性格の額子と初体験した後、頭はいいけど精神的な弱さを抱える同級生の山根ユキ(中村ゆり)、高校教師で結婚願望の強い翔子(白石美帆)と深い仲になっていきますが、金子監督の20代はどうでした? 金子 成宮くんみたいな二枚目じゃないから、そんなにモテなかったよ(笑)。大学のときは憧れていた女性がいたけど、振り返ってもらえなかった。結局、違う子と付き合ったりしてね。恋愛って自分の思った通りに行かないもの。相手を傷つけたし、自分も傷ついたよね。日活に入ってからの20代前半は仕事が忙しくて、まったく浮いた話はなかったなぁ。女性関係は少し仕事に慣れてきた25~26歳くらいからだね。先輩からも「監督は経験だ」と教えられていたしね。ヒデみたいな恋愛をしたわけじゃないけど、感覚としては近いものがあったと思いますよ。山根ユキとヒデみたいに、いい感じになりながらも最後の一線を越えられなかった体験って、誰もが覚えがあることじゃないかな。日活時代の先輩に那須博之監督がいたんだけど、助監督だったボクがその頃の恋愛体験の話をしたら、「その気持ちをずっと覚えていろよ」なんて言われましたね。 ──額子役の内田有紀がベッドの上で、足を使って靴下を脱ぐシーンにグッときますね。 金子 前半部分の演出はいろいろ考えていたけど、最後はキラキラしたファンタジックなシーンで終わるので、作品全体を考えるとベッドシーンはあれぐらいのほうがいいと判断したんです。内田さんが靴下を脱ぐシーンにエロスを感じてもらえればね。脚本家の荒井晴彦さんも見てくれて「日活ロマンポルノの文法を継承してる」と言ってました。荒井さんは「金子は人形は撮れるけど、人間は撮れない」なんてキビシいことを言う人だけど、今回は「お前の作品で、いちばんいい」とようやく誉めてもらえましたよ。 ──映画の後半、内田有紀が片腕で夕食の用意をするシーンは圧巻。胸がジーンと熱くなりました。
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宗教にのめり込んでいく大学時代の同級生・
山根ユキ(中村ゆり)から迫られるヒデ。
金子 うん、そうだよね。内田さんも、額子というキャラクターに共感する部分があったみたいだね。どうすれば片腕でスムーズに料理ができるか、ずいぶん特訓を重ねてました。若い頃の額子はヒデを棄てるようにして去っていくわけだけど、10年の歳月が経ち、額子は外見上は悪魔みたいになるけれど、人の痛みが分かるいい女になっているわけです。そういうアイロニー的な面白さがあるよね。成宮くんもアルコール依存症という難しい役だったけど、自立した大人の男に成長するまでの10年間をちゃんと演じ分けてくれたと思う。大ロマンスものというと戦争ものや時代ものというイメージがあるけど、現代の高崎市という普通の地方都市で一大ロマンスが紡がれていくところに、この映画を見た人は共感してくれるんじゃないかな。絲山さんも映画を見て満足してくれたようです。 ──人間は何かに依存しなくて生きていけない弱い生き物。でも、そんな人間の弱さを温かい目線で描いているのが印象的です。失恋の痛手からヒデはアルコール依存症に陥りますが、金子監督は何かに依存した経験は? 金子 う~ん、依存症の経験はないけど、強いて言うなら映画に依存してるのかなぁ。日活に入社できたから、20代で監督デビューすることできたけど、もし日活に入社できなくても、アルバイトなり何らかの形で映画業界には潜り込んでいたでしょう。でも、その場合はなかなか監督になれなくて、途中で諦めて映画の世界を去っていたかもしれない。大学時代に教員免許を取っていたので、教師にでもなっていたんじゃないかなぁ。 ──人生は先が読めないから面白いのかも知れません。特撮もの、コミックものの映画化で鳴らしてきた金子監督にとって、『ばかもの』は新境地の作品ですね。 金子 ええ、コミックものばかりやっていると、間口が狭くなってくるしね。20代の頃の『濡れて打つ』を撮っていた自分にはこういう作品は撮れなかったでしょう(笑)。でも、コミックもの、怪獣ものは人間ドラマとは違った大変さがあるんですよ。現実ではないものを現実のものに見せるのは難しいんです。 ──『ガメラ』『デスノート』シリーズを大ヒットさせた金子監督ですが、その一方ではミュージカルタッチの『恋に唄えば♪』(02)や『プライド』は興行的にはキビシイ結果に......。 金子 毎回、映画の公開前はドキドキしますよ。『デスノート』はみんなヒットすると言っていたけど、逆にプレッシャーを感じてましたしね。『ガメラ』シリーズもそう。自分では存分にやり切ったつもりだったけど、そういうときほどお客は付いてきてくれるだろうかと不安になるもんなんです。『恋に唄えば♪』や『プライド』の現場はすごく楽しかったけど、興行的なことになると違う現実が待っているからね(苦笑)。映画人生は良かったりダメだったりですよ。 ──昔の彼女から「映画、見たわよ」なんて連絡が来ることは? 金子 残念ながら来ないねぇ、淋しいよ(苦笑)。憧れていた女性から「監督デビュー、おめでとう」くらいの連絡はもらったことはあるけどさ。まぁ、人生は甘かったり苦かったりの連続だよ(笑)。 (取材・文=長野辰次) 『ばかもの』 原作/絲山秋子 監督/金子修介 出演/成宮寛貴、内田有紀、白石美帆、中村ゆり、浅見れいな、岡本奈月、浅田美代子、小林隆、池内博之、古手川祐子 配給/ゴー・シネマ 12月18日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国ロードショー <http://www.bakamono.jp> ●かねこ・しゅうすけ 1959年東京都生まれ。東京学芸大学卒業後、78年に日活に入社。芥川賞作家・宇能鴻一郎原作、山本奈津美主演のロマンポルノ映画『宇能鴻一郎の濡れて打つ』(84)で監督デビューを飾る。弓月光原作『みんなあげちゃう』(85)で一般映画デビュー。萩尾望都の人気コミック『トーマの心臓』を深津絵里ら若手女優たちを男装させて映画化した『1999年の夏休み』(88)は今なおカルト的人気を誇っている。大島弓子原作の『毎日が夏休み』(94)では佐伯日菜子が主演デビュー。『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)、『ガメラ2 レギオン襲来』(96)、『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』(99)の〈平成ガメラ3部作〉で熱狂的人気を呼ぶ。『デスノート』『デノスート the Last name』(06)も大ヒットを記録。他にも小山ゆう原作『あずみ2 Death or Love』(05)、楳図かずお原作『神の左手悪魔の右手』(06)、一条ゆかり原作『プライド』(09)などコミックものの映像化を数多く手掛けている。『失われた歌謡曲』(小学館)を上梓するなど歌謡曲についての造詣も深い。
ガメラ 大怪獣空中決戦 デジタル・リマスター版 平成ガメラシリーズ第1弾。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 "救済"の先にあるものとは一体何? 神なき時代の聖書『ヘヴンズストーリー』 映画監督・江川達也の"暴走"トーク!? 第2弾映画は"洗脳の怖さ"が発端だった(前編) "歩く伝説"山本又一朗プロデューサー 小栗旬初監督作の舞台裏を存分に語る!(前編)

【追加枠20名様決定!】佐々木俊尚氏「特別セミナー」へ無料ご招待!!

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キャンペーンは終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
 お申し込み多数につき早々に枠が埋まってしまいました『佐々木俊尚流 ITニュースの読み方』発売記念セミナーに、追加枠をご用意いたしました!  明日12月15日23:59までにご応募いただいた方の中から、抽選で20名様を当セミナーに無料ご招待いたします。
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【追加キャンペーン実施期間】 現在~12月15日(水)23:59まで ※上記期間内にご応募いただいた方の中から抽選で20名様をご招待いたします。 【セミナー概要】(予定) テーマ:「情報リテラシー上級者のニュースの読み方」 日時:2011年1月18日 19:00~21:00 場所:都内セミナールーム 【お申し込み方法】 下記フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。 ※当選者の方のみ、12月16日以降にご連絡させていただきます。ご了承くださいませ。 ※セミナー当日、アプリの購入証明をお持ちいただきます。 応募受付は終了いたしました。 ■佐々木俊尚流 ITニュースの読み方 【概要】  リアルタイムなWeb・IT業界の動向を、最新情報に独自入手の裏話を交えながら読み解いていく、ただのニュース解説とはひと味違う"佐々木流"ニュース評。iPad vs Kindle、ライフログとソーシャルメディア、加熱する電子書籍マーケット......。日々情報が更新され続ける業界の変遷を、氏はどのように見てきたのか。  佐々木俊尚の視点で綴られたニュース評を振り返ることで、"ITニュースの読み方"が変わる。日々押し寄せる情報の波をただ受け取るのではなく、自ら考察し、なにが真実であるかを見抜く、そんな"真のメディアリテラシー"を身につけたいあなたへ、必読の一冊! 【トピックス抜粋】 ○Apple TVの命運は? "どこでもテレビ"がもたらす未来 ○ソーシャルメディアとライフログを新局面に導く"チェックイン" ○iPad vs Kindle なにが勝敗を決めるのか? ○情緒的な反論はもうたくさん! 私が日本の出版社に辟易するワケ ○ニュースサイト有料化で日本はどう舵を切るべき? ○電通の"裸踊り"が通じない! 広告界で衰退する元強者たち ○ツイッターひとつ活用できないダメダメ企業続出のワケ App Storeで詳細を見る ※本書は、月刊誌「サイゾー」にて氏が3年にわたり連載してきた人気コンテンツ「ITインサイドレポート」を加筆修正したものです。

【再びアップストアランクイン!】『佐々木俊尚流 ITニュースの読み方』

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 11月発売のiPhone/iPad電子書籍アプリ『佐々木俊尚流 ITニュースの読み方』が、アップストアのブックカテゴリ売り上げベスト10に再びランクインしました! みなさんありがとうございます。  アプリ購入者の中から先着100名様を、佐々木氏の特別講演に無料ご招待するキャンペーンはまだまだ継続中です。ぜひ奮ってご応募ください! 詳細は以下より↓↓ 【先着100名様】佐々木俊尚氏「特別セミナー」へ無料ご招待!!

【速報】角川書店に続き、集英社・小学館・講談社もアニメフェアをボイコットへ!

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「東京国際アニメフェア2011」HPより
 マンガ・アニメの表現の自由を奪うとして、日増しに反対の声が強まっている、東京都青少年健全育成条例問題。一時は、立場を変え全面賛成に鞍替えするともされた民主党でも、新・改定案に反対する都議の声は強く、最終的な結論は出せないでいる。  こうした中で12月8日、角川書店の井上伸一郎氏が「都の対応に納得できない」として、東京都が主催する東京国際アニメフェアへの参加を取りやめることをTwitterで表明し、注目を集めた。(参照:井上伸一郎 on Twitter http://twitter.com/hp0128)  角川書店は、関連するアニメ製作会社などにも、参加取りやめを呼びかけているとされ、東京都が開催する国際イベントは、存亡の危機に立たされることになりつつある。  そして本日、東京国際アニメフェアをボイコットする動きが角川書店だけではないことも明らかになった。  新たに態度を表明したのは、角川書店と同じく、多くのアニメ原作コンテンツを所有する、集英社である。
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実際に集英社から10社会に配布された文書
(クリックで拡大表示します)
 出版社で構成されるコミック10社会(集英社、角川書店、小学館、講談社、秋田書店、白泉社、少年画報社、新潮社、双葉社、リイド社で構成)に配布された文書によれば、集英社はアニメフェアには出展していないため、原作を提供しているアニメ製作会社に、出展取りやめを要請したことを表明。既に、小学館・講談社には「おおむねご賛同をいただいている」として、10社会各社にも賛同を求めている。  同時に文書では「石原都知事は、都条例の改正に関しては、たびたび、漫画家及び出版社側との話し合いを一方的に打ち切り、なりふり構わず改正案の成立に突き進んでいます。その一方で、『東京国際アニメフェア』を通じて、漫画やアニメを商業的に利用しようとする東京都に、不信感を、抱かざるを得ません」と、強い非難が記されている。  13日の総務委員会採決、15日本会議採決と、僅かな日々の中で行われるギリギリの攻防。出血も厭わない出版社の態度表明に、東京都は、どう対応するのだろうか?  いずれにせよ、採決のカギを握る「民主党」がこの動きにどう対応するかで、すべては決するだろう。 (取材・文=昼間たかし)
非実在青少年〈規制反対〉読本 議論、尽くすまで。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 再び動き出した「東京都青少年健全育成条例」改定案に民主党も反対しない可能性 青少年課長も「前と言っていることは変わらない」と認める『新・健全育成条例改定案』の中身 取材拒否! 日本ユニセフ協会「児ポ法早期改正を求める署名」に賛同する連合の不見識