【アジアカップ現地レポ】街ごとすっぽり!? ドーハの巨大モールがすごすぎる

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有料だが、ゴンドラにも乗れる。
 アジアカップに参加中のサッカー日本代表の取材で、中東カタールのドーハ入り後、2週間が過ぎた。本日1月20日は大会開幕後、初めてのレストデー(休息日)。『地球の○き方』によれば"世界一退屈な街"とされるこの地で、いったい何をすればいいのか、頭を悩ませてしまった。  簡単に時間を潰せる場所と言えば、モールぐらいしかない。というわけで、メイン会場のハリファ・スタジアムに隣接したショッピングモールに行ってきた。  「Villaggio(ヴィラッジオ/イタリア語で「村」の意味)」という名だけあって、イタリアのヴェネチアをモチーフにしているという、このショッピングモール。まるで街ごとすっぽり建物に入れたような巨大さで、歩いても歩いても終わりが見えない。  天井に青空が描かれ、カフェやブティックが並ぶ様は、まるでお台場のビーナスフォートのようだが、すごいのは「Dior」、「GUCCI」、「PRADA」、「TOD'S」そして「Louis Vuitton」らも店を連ねるほか、アイスホッケーリンクに遊園地(ジェットコースターや空飛ぶ絨毯もある)、果ては(ヴェネチアには欠かせない)人工の運河にはゴンドラまでが用意されているのだ。  さすが、天然ガスの宝庫カタール。外は肌寒い(現在は冬)というのに、モール内は冷房がガンガンに効いているのだ。エコなんて無縁。この国は光熱費がタダなのである。  前回のコラムでも触れたが、そんなカタールに2022年にはサッカーのワールドカップがやってくる。開催は6月から7月にかけてと予定されているが、その時期、気温は日中45度くらいまで上がるわけである。  筆者も中東の夏を何度か経験しているが、猛暑のなかではわずか数分歩くだけでも汗だくになり、建物の外に一歩出ればサウナ状態である。  そんななかで、果たしてワールドカップは本当にできるのか、不安視されている。現実的には筆者も難しい部分があるように思う。しかし、すべてのスタジアムは空調設備(冷房)を導入し、適切な気温のなか、試合は運営されるという。  本当にそんなことが可能なのか、当初は半信半疑だった。それでも、このモールを見せられてしまうと、この国ならやり兼ねない、とも思えてきた。  スタジアムもパブリックビューイングもみんなモールの中だったり......。11年後がいまから待ち遠しくなってきた。 (取材・文=栗原正夫)
《インテリアート》運河を行くゴンドラ 気分だけでも。 amazon_associate_logo.jpg
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「ファイトマネー未払い!」格闘技K-1が資金難で身売りへ!? PRIDE消滅の二の舞か

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K-1オフィシャルウェブサイトより
 K-1を主催するFEGに"身売り説"が飛び交っている。  一時は絶大な人気を誇ったK-1だが、人気選手の引退や衰えでスターを失い、消滅したPRIDEを引き継いだ総合格闘技団体DREAMも、出場した選手から次々とファイトマネーの未払いが明かされるなど経営難が明らかだった。  大晦日『Dynamite!!』をドタキャンしたボブ・サップも本紙記者に「FEGは俺がギャラの吊り上げをしたとか嘘を流したが、過去の未払い分を請求したことを捻じ曲げられた」と主張している。  昨夏、FEGは資金調達の一手として、中国の投資銀行と提携して投資家を募る方向性を出し、谷川貞治FEG代表も「10月にはあらゆる問題が解決する」と強気な発言をしていたが、年が明けると「会社をリニューアルして春からスタートする」とニュアンスを変えている。  この動きに、業界関係者の間では「大会の権利を売ってしまうことではないのか」と事実上の身売り説が囁かれている。一体、K-1はどうなってしまうのだろうか。  ある格闘技ライターは「海外の企業が投資する話はあるんですが、金を出す条件として現体制を変えることを要求されているようで、今後は大会名を残したまま主催者が変わる可能性が高い」と見ている。  ただ、この大会譲渡で思い出されるのは4年前のPRIDE終焉だ。経営難から主催者が海外企業に興行権を譲渡し、これを新体制での再開と解釈したファンがひと安心したが、結局は解散。買った側が大会を継続しなかった。  FEGの財政難は海外でも既に広く知れ渡っており、先日はK-1と春に共同開催を予定していた団体ショータイムが、大会中止を発表。その理由を「K-1のファイトマネー未払いで選手と出場交渉ができない」ことなどを挙げ「投資家との交渉も止まっている」と、危機的状況であることを明かしている。  これには海外で活動する日本人マネジャーも「こういう悪評が広まればブランド名が落ちるので、投資家が手を引くこともあるし、金を出したとしてもFEGに有利な形にはならない。PRIDE同様、大会名自体が消えてもおかしくない」と話している。  今年になってFEGは興行の開催を一時休止。3月からの再開を見据えて新体制の発表をする模様だ。 「谷川代表が責任を取る形で身を退くという話も聞きますが、興行面で大幅にプラスになるものが見込めない限り誰がやっても一緒。海外企業が獲得しても、海外興行が中心となれば日本のファンが楽しめるものになりにくい」と前出ライター。  日本を代表する格闘技団体の行方には、ファンも固唾をのんでFEGの発表を待つことになりそうだ。
K-1最強伝説1993-2000総集編スペシャル この頃はよかったなぁ......。 amazon_associate_logo.jpg
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おバカな凸凹コンビがてんやわんや! 真冬の最強バディ・ムービー

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 今週は、おバカでヤバい凸凹コンビが笑いと興奮と感動を与えてくれる、話題のバディ・ムービー新作をダブルでご紹介。1月22日に揃って公開される、痛快ヒーローアクションの『グリーン・ホーネット』と、爆笑ロードムービーの『デュー・デート 出産まであと5日! 史上最悪のアメリカ横断』の2本だ。  『グリーン・ホーネット』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給、3D上映あり)は、60年代の米ドラマの映画化作品。ロサンゼルスの大手新聞経営者の父が急死し、パーティー三昧の放蕩息子ブリットは突然、莫大な遺産と社長職を引き継ぐことに。正義感に目覚めたブリットは、亡父の運転手カトーが発明と武術の天才だと知り、2人で"悪を装い、悪を刺す"という掟破りの覆面ペア「グリーン・ホーネット」を結成。ロスを牛耳る悪党たちに立ち向かっていく。    人気コメディ俳優のセス・ローゲン(『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』)が、従来のヒーロー像とは一線を画す、ユーモラスで人間味あふれる主人公を好演。ドラマ版で無名時代のブルース・リーが演じたカトー役を、演技に音楽とマルチに活躍する台湾のスター、ジェイ・チョウが演じている。主人公がお笑い系、助手が二枚目という組み合わせでの掛け合いや仲間割れも楽しい。  監督は、『エターナル・サンシャイン』『僕らのミライへ逆回転』など、ハートフルなストーリーテリングと、斬新なのに懐かしくて温かい映像が持ち味のミシェル・ゴンドリー。敵一味のスローモーションとカトーの超高速アクションを同期させた格闘シーンや、分割画面が立体化する3D映像など、新感覚の映像表現も見どころだ。  もう1本の『デュー・デート 出産まであと5日! 史上最悪のアメリカ横断』(ワーナー・ブラザース映画配給、R15+)は、生活も性格もまるで異なる赤の他人同士なのに、何の因果か一緒に長距離ドライブをする羽目になった男2人の珍道中を描くコメディ。  第一子誕生を5日後に控えたピーター(ロバート・ダウニー・Jr.)は、アトランタから妻が入院するロサンゼルスへ空路で向かうはずが、搭乗時のトラブルにより財布を盗まれ飛行機に乗れなくなる。空港でトラブルの元になった俳優志望の男イーサン(ザック・ガリフィアナキス)に誘われ、仕方なく車でロサンゼルスを目指すが――。  メガホンを取ったのは、前作の低予算コメディ『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』が異例の特大ヒットとなり、日本でも劇場公開されて話題を呼んだトッド・フィリップス監督。前作のファンなら必見なのは言うまでもない。  エリート意識が鼻につくピーターと、天然なトラブルメーカーのイーサンが繰り広げるドタバタに、呆れつつも大笑いし、親子や人生のエピソードでホロリとして、いつの間にか2人に共感してしまうはず。寒さが身にしみるこの時期、「やっぱり仲間っていいよな」と温かな気持ちになれる映画を、ぜひ劇場でご覧いただきたい。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 『デュー・デート 出産まであと5日! 史上最悪のアメリカ横断』作品情報 <http://eiga.com/movie/55399/> 『グリーン・ホーネット』作品情報 <http://eiga.com/movie/53837/>
ブロック・パーティー ゴンドリーと言えば。 amazon_associate_logo.jpg
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スカトロAV、ホモ映画、『サザザさん』 アブノーマルな道を歩んできた活動弁士・坂本頼光とは?

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古典芸能界の"異端児"として活躍中の坂本頼光さん。
 ネットを中心にカルトな人気を誇るオリジナルアニメ『サザザさん』。のほほんとした展開は一切なく、ブラックでダークなユーモアに貫かれた本作にファンも急増中だ。このアニメの製作を手掛けるのは坂本頼光さん。とはいえ、彼の本職はアニメーターではなく映画に解説や台詞を与える活動弁士なのだ。チャップリン作品や鞍馬天狗などの名作映画を真面目に説明する傍ら、お笑いライブなどでは、『サザザさん』に声をアテる坂本さん。『サザザさん』の他にも、「世界一ウンコを食べている」と言われるカルトAV男優・山本竜二さんへの弟子入りや、ホモ映画への出演など、アブノーマルな道を歩んでしまった「カルト弁士」の彼にお話を伺った。 ■水木しげるファンの少年が活弁に出会う ――まず、坂本さんが活動弁士を志したきっかけを教えてください。 「中学生の時、先生に連れられて全校生徒で映画を見たんです。それが無声映画の弁士付き上映会で、チャップリンの『キッド』でした。もちろん、無声映画も弁士も初めて。こんな変わった世界があるのか、とカルチャーショックに近いものを感じましたね」 ――それがきっかけになって活弁の世界にのめり込んで行ったのでしょうか?
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ときどき竜二さんが経営する居酒屋「竜ちゃん」
に顔を出し、竜二さんのマシンガントークに耳
を傾けているという坂本さん。
「いえ、そのときは面白い仕事もあるもんだなと思った程度です。僕は幼稚園の頃から漫画家になりたくて。水木しげる先生の作品が大好きで、模写ばかりしていました。その後、高校に進学したんですが、話題や趣味の合う友達が出来ず、中退してしまいました。その頃は漫画より映画が好きになっていたので、この際だから映画関係、しかもとりわけ珍しい仕事に就きたいと考えましてね。弁士のことを思い出し、無声映画の興行をやっていた会社を訪ねたんです」 ――どなたかへ弟子入りされたんですか? 「いえ、弟子にはしてもらえませんでした。当時、活動弁士は日本に2、3人ほどしかおらず、食える職業じゃないからやめなさいと言われたんです。でもその会社が一般向けの活弁研究会を主宰していたので、そこに参加して勉強していました。20歳のときに、鶯谷に東京キネマ倶楽部という無声映画専門劇場がオープンすることになり、出演弁士のオーディションを受け合格、プロデビューすることが出来たわけです。ただ、いざ開館しても残念ながらお客さんが来なくて。こっちもまだ根性がないから、ノイローゼみたいになっちゃいましてね。結局数カ月後に出番をしくじってクビです......お恥ずかしい」 ■変態AV男優・山本竜二に弟子入り ――そんな坂本さんが、一体どんな経緯で山本竜二さんに弟子入りすることになったんですか? 「僕が人生で最初に活弁をしたのは18歳の時、研究会の舞台で演目は嵐寛寿郎主演の『鞍馬天狗』だったんですが、同じ頃、落語家の快楽亭ブラック師匠の会を聴きに行ったら、山本竜二さんが客演していたんです。竜二さんは寛寿郎さんの縁戚で、往年の映画界の裏話やらAV現場での体験を漫談風に喋っているのがおかしくて。もっといろんな話を聴きたくて楽屋を訪ね、以後、ファンとして追っかけ出したんです。そのうちブラック師匠も『なついてるようだし、竜ちゃん、面倒みてあげなさいよ』と口添えしてくださり、現在まで何やかやと......本当に、お世話になっております」 ――山本竜二さんからは何を学ばれたんですか? 「その頃、竜二さんはアロマ企画というマニア向けのAV会社で自らの監督・主演作品を撮っていました。僕はその現場で、カメラマンのバイトをやらせてもらいました」 ――山本さんと言えば、数々のスカトロ作品やホモ作品を手掛けていますよね。 「普通のAVだったらアイドル系の女優さんの裸が拝めるのに、アロマ山本組はお婆さんやお爺さんや黒人さんとかなんで、もう眼の前がクラクラしました。スカトロの現場では飛び散ったウンコを片けたりね。今となっては懐かしいトラウマです。実際のところ何の弟子だかよく分からないんですが、人生の師匠だと思っています。芸よりももっと大きなことを学んでいますね」 ――ちなみに、ホモ映画に出演されたというのは本当ですか?
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「はい、20歳の頃の話です。3人兄弟で上の2人がホモで、その事実に末っ子の僕が胸を痛める。しかし最後には自分もそうなって......というストーリーでした。竜二さんの知人が監督だったので、『坂本くん、映画出ぇへんか?』という話になったんです。『ピンク映画はアフレコやさかい、活弁の勉強になるで~』『君ナ、守備範囲が広ないとええ芸人になれへんで〜』と。とどめに『大蔵映画さんの創立者は君、大蔵貢やで。あの人、元は活動弁士やないか! 同業の大先輩が創った会社の映画に出られるんやで〜』と。他にも竜二さんの素晴らしい導き(?)によっていろいろなことを経験しました。僕、竜二さんみたいな、父親くらいの年齢の人に弱いんですよ。しかもまだ若いうちにそういうアクの強い人と出会ったために、自分もアブノーマルにならなきゃとかぶれちゃった、というのはあります。でも、アブノーマルにならなきゃと思っている時点で、アブノーマルじゃないんですよね」 ■怪作シリーズ『サザザさん』の誕生 ――そういうことと並行し、活弁もやっていたんですか? 「干されていたのであまり仕事はありませんでしたが、やっていました。ただ、ライブをやっても、昔の映画だとどうしても自分と同年代の人の集客が厳しい。どうしたらいいんだろうと考えていた頃、知り合いからパソコンをもらったんです。アニメ編集のソフトも入っていたので『自分で絵を描いて、新作の無声映画を作ろう』と思ったんです」 ――漫画家を目指していた経験も活かせますね。 「それで2004年に創ったのが『桃太郎』です。それが東京国際ファンタスティック映画祭で入賞し、ミラノ座で上映されました。桃太郎が小泉純一郎風、おじいさんが大滝秀治風、おばあさんの代わりのおじさん役が田中邦衛風で、桃太郎を鬼が島に行かせたくないおじさんが、桃太郎を毒入りのきびだんごで殺すというお話です」 ――シュールですね......。 「それがわりと面白いという評価を頂いて、自主映画のイベントやお笑いライブから声がかかるようになりました。ただ一作だけでは次がない、新作がいるなと思い『サザザさん』をつくったんです。現在、ライブでかける自作アニメは何本かありますが、そのうち6本はサザザさんです」 ――坂本さんの活動によって若い人への認知も上がっているんじゃないでしょうか? 「あんまり実感はないです。僕のネタを見て知った人は、僕をお笑い芸人だと思っているんじゃないかしら。活弁は本来お笑いではなく、僕だけその部分が濃い、ということなんですね」 ――本来の弁士としての活動で、お客さんを増やしていきたいという気持ちはありますか? 「あります。自作アニメと両刀で来ているから悩みも多いですが、やっぱり弱火でも種火でも良いから長ーくしぶとーく燃え続けて、幅広い層のお客さんに見て頂きたいです」 ――今の坂本さんの野望は何ですか? 「野望というか希望ですが、サザザさんのようなキツめなものではなく、普通のアニメをつくって説明したいですね。サザザさんもシリーズで続けている内に、アナ◯さんが会社の金を横領するとか、◯平がシャブ中とか、タ◯オのお腹に寄生虫が湧くとか、内容がエスカレートしてしまっていましてねえ」 ――ファンの期待に応えるのも難しいですね。 「普通の活弁より、サザザさんでの依頼の方が多くなっちゃいましたからね。ただ、アレがきっかけで普通の声優や、他分野のお仕事も頂いているので......良し悪しですよ」 ――けれども活動弁士をしながらアニメ制作は大変なんじゃないでしょうか? 「一人でやっているので、1作つくるのに3カ月近くかかっています。制作に集中したいので、その間は活弁の仕事を断っているってのが馬鹿な話でね。どっちが本業なんだという感じでしょ?」 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]/撮影=菊地一馬) ●さかもと・らいこう 1979年、東京都出身。97年にマツダ映画社主催の話術研究会に入り、弁士修行を開始。20年12月、正式デビュー。以降、小劇場や単館系映画館、福祉施設、神社仏閣等で、時代劇作品を中心に活弁ライブを続け、現在に至る。これまでの説明作品は、『鞍馬天狗』『瞼の母』『剣聖荒木又右衛門』『子宝騒動』『カリガリ博士』『チャップリンの冒険』『眠るパリ』『のらくろ伍長』他、約50本。 http://blogs.yahoo.co.jp/qfdsj940 ・イベント「山本竜二 空前絶後の喋り倒し新年会!」 【日時】1月21日(金)OPEN18:30 / START19:30 【場所】阿佐ヶ谷ロフト 【出演】山本竜二、坂本頼光、川上ゆう(AV女優) 【チケット】前売\2,000/当日\2,300(共に飲食代別) 前売りチケットはローソンチケット【L:34756】&下記ウェブ予約&電話予約にて発売中! TEL 03-5929-3445 <http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/reservation.php?show_number=567
活弁士、山崎バニラ バニラさんとは同期です。 amazon_associate_logo.jpg
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【前田かおり】──SOD新人女優の初体験をいただきまーす!

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 洗濯機の上にチョコンと現れた、この妖精。誰かといえば、このたびSODからAVデビューする新人女優・前田かおりチャンと申します!  小悪魔っぽい妹系のルックスに、折れちゃいそうなほっそい腰、Dカップ美乳という、最強のスペックを備えた女の娘なのです。天使のような白い肌もたまりません。 「えへ(笑)。ひきこもりやけん、そうなのかも。いつも家で、DVDばっかり見てます。高校生の頃に真っ黒に日焼けしたら跡が残っちゃって、今も消えないんです」  と、紙面じゃあんまり伝わらないですが、結構しっかりとした方言で語るかおりチャン。まだ地元の鹿児島から通っているそうで、独特のゆる~い雰囲気もそれゆえでしょうか。話していると、ついつい抱きしめたくなってきます。  今回が、生まれて初めての取材だというかおりチャン、デビュー作の見どころは? 「えっ? ん~難しいな。頑張った......頑張れてはないと思うんですけど(笑)。ありのままの私を見てください! かな?」  初々しいコメントで合格! とはいえ、AVデビューのきっかけは、スカウトではなく自ら応募してきたのだというから、意外と芯が強いのかも?  今はまだ初々しい彼女の白い肌も、これからどんどんピンクに染まっていくのか......。 (文=大山ユースケ/写真=有高唯之) ●まえだ・かおり 1990年、鹿児島県生まれ。AV女優。バスト84センチのぷるぷるDカップと、ウエスト56センチの極上のくびれ。奇蹟のスペックをもったSOD期待の新人。笑うと出てくる、チャームポイントの八重歯もたまらない。 1102_maeda_dvd.jpg ●『前田かおり AVDebut』 お嬢様ばりに清楚な顔立ちと華奢なスタイルで、経験人数ひとりという理想的な女の子・前田かおりちゃんが、初めて人前でセックスに挑戦。ところが、デビュー作にして「イク~!」と大絶叫! 口内発射&お掃除フェラ、電マでのオナニーで潮吹きなどなど、出し惜しみなしでさまざまなプレイに挑戦している。これからの活躍を期待させる一作だ。 発売/SODstar 価格/3129円(税込) 発売日/2月5日 【関連記事】 【SARAH】──SODに新星誕生! ブラジル産のハーフ美女が、日本男児の股間を刺激!? 小向美奈子が5冠達成! SOD大賞2010レポート 豪華女優陣から喜びの声 オナニーで社会を変える!? TENGAが目指す次なる革命とは?

【アジアカップ現地レポ】ワールドカップを3,000円で買う!?

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アル・ワキーフ・スークで見つけたワールドカップ・トロフィー。
 アジアカップに参加中の日本代表の取材でカタールのドーハ入りしてから10日あまりが過ぎた。  その日本代表は第2戦で、シリアを相手に退場者を出しながらも2対1と勝利を収め、第3戦のサウジアラビア戦を5対0と快勝。1次リーグB組を2勝1分けの1位で突破した。  さて、大会の取材を続ける一方で、時間を見つけ、ドーハ市内にあるスーク(市場)に出掛けたら、面白いモノを見つけた。  まずは写真を見てほしいが、なんとワールドカップが! スークには多数の店が混雑しているが、そのなかのひとつに本物と見間違えるほどによくできたワールドカップ・トロフィーが売られていたのだ。  重さは約2キロ。店の主人に聞けば、砂のような材料を固めて作ったアート作品で、値段は120リアル(約3,350円)。カタールと言えば、昨年末にオイルマネーによって2022年大会のワールドカップ招致を勝ち取ったとして、「ワールドカップを金で買った」と揶揄されたが(事前の調査報告書ではイングランドが最も高い評価を得ていた)、これぞ金で買えるワールドカップではないか。それも、たったの3,000円ちょっとで。  同行したグッズコレクターのカメラマンのS氏はさっそく購入し、ご満悦。それにしても、このトロフィーを持って日本へ帰るのは至難の業とも思える。中東の治安は概ね平穏だが、テロの影響もあってか荷物検査は場合によって厳しく行なわれる。もし、そんなときにトロフィーが出てきたら......。笑って済まされるか、はたまた一大事になるかのどちらかだ。  ちなみにワールドカップ・トロフィーはよく売れるようで、当初10体近くあったが、数日後に再訪した際にはすでに1体も残っていなかった。  誰しも一度はトロフィーを掲げてみたいのだろう。それが3,350円でできれば安いものである。 (取材・文=栗原正夫)
庶民派トロフィー がんばって なんだか切ない......。 amazon_associate_logo.jpg
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車上生活で日本中を巡り「未来へ」と叫ぶアーティスト、遠藤一郎っていったい?

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ポジティブな気合いだけでアート界をひた走る遠藤氏。
 黄色い車体にネイビーの文字で「未来へ」と書かれた車に乗って全国をひた走り、道行く人たちに夢を書いてもらう「未来へ号」の運転手(兼住居)であり、自らを未来芸術家と名乗る男・遠藤一郎。この度トーキョー カルチャート by ビームスと3331 Arts Chiyodaを皮切りに都内近郊6カ所で彼の展覧会が行われる。その一大プロジェクトは「大遠藤一郎展」。遠藤一郎とはいったいどんな男なのだろうか。そして、この男の目的は? はたまたプロジェクトの全貌は......。 ──なんで6カ所で展覧会をすることに? ちゃんとスケジュール帳持ってますか? 遠藤一郎(以下、遠藤) 持ってないんですよ(笑)。いただいた話は極力断らずに自分のフィールドじゃなくても「はい」って言っちゃうんですよね。最初は2カ所だったんだけど、はい、はいって言ってたらそのうち6カ所になっちゃって。6カ所同時なんてあんまりないパターンで、"一人まちプロジェクト"みたいになってきた。なので、もうはばからず「大」とつけて「大遠藤一郎展」にしちゃいました。 ──各プロジェクトの概要を簡単に教えてください。 遠藤 例えばBEAMSさんの場合は、「美術手帖」(美術評論社)の連載の原画を中心に展示します。「美術手帖」の連載は「愛と平和と未来のために」というもので、毎回見開きで絵とメッセージがドーンと出ています。段ボールに殴り書きしていたり、自分のお腹にペイントしたり。幼稚な絵面だから、どストレート過ぎて安易っぽく見えるかもしれないですね。でも、ストレートにやりきっているから逆に響くかなと。そんな一見青臭いメッセージを、BEAMSさんのようなおしゃれなフィールドでドーンと見せたら、原宿にいる若い人たちにも響くんじゃないかと。「美術手帖」の連載は美術だけに向けたメッセージでもないので、もっと外に伝えていきたいと思っています。  3331はいわゆる美術の現場なので、僕がやってきた美術作品とか写真や横断幕ですね。以前、「家族」と書かれた幕をロンドンの美術館に持っていって展示して、見に来たお客さんにどんどんその幕に好きなことを書いてもらったんですよ。とくに決まりはないのに、「家族」と書いてあることで必然的に自分の家族の話を書いたりする人が増えてきて、それを見た次の人が同じように書いたり。そんなんで多国籍な人たちがたくさん集まってきて、その幕の前で写真を撮ったりするようになる。「We are family in the world. We are alive on the earth. Let's make the big ring for our future.」と言う、いつも僕が言ってるメッセージがあるんですけど、それを目に見える形で見せたかったんです。「ほら見ろ、ここに人の輪が見えているじゃないか」ということを。3331に置く幕には「世界のみんなこんにちは」と書いてあるんです。で、Ustreamとか世界に発信できる便利なツールがあるから、会期中に僕がおもむろに登場してメッセージを発信するようなことができたらいいなと。あとはライブペインティングをオープニングイベントでやります。 ■美術でも音楽でもなんでもいい。自分にできることをやる。 ──遠藤さんは、もともと10代のころからパフォーマンス活動をしていたそうですが、「未来へ」と言い始めたのも同じ時期? 遠藤 昔とやっていることは変わんないですね。「明日に向かって」ということだったり、人を楽しませたいということだったり、エネルギーを与えたいと思ってやっているんです。「未来へ」というキーワードはずっと同じで、自分ができることを探しているんですよ。若い頃はバンドをやってましたね。前向きな言葉でメッセージを伝えたいと思ってるのに、実際にやってるのはノイズ音楽だから、伝えたいのに伝わらない......(笑)。それでバイトとかいろいろやって、ひょんなことから現代美術家の会田誠さんと出会ったんです。そこで、メッセージの伝え方として、アートというていうやり方もあるんだなと思ったんです。だから、美術でも音楽でもなんでもいいんだけど、「過去を学んでいまを生きて明日に向かっていく」という意志を伝えるために自分ができることをやろうと。 ──それで「未来へ号」につながるんですね。
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「未来へ号」は車体に直接色が塗られているわけではなく、
細部に至るまで黄色いテープが張り巡らされている。
遠藤 はい。僕、車運転するの好きだし、人の目にもつくし。でも渋谷とかの街中に停めておくと、絶対にグラフィティされちゃう(笑)。そういう時は、子どもが夢を書きに来た時に、「グラフィティの上に書いてくんない?」って言ったり(笑)。子どもの夢が上の方にあればいいなと。書いてある文字ですか? あれは絶対に消さないんです。修理とかでやむを得ずにテープを剥がさなきゃいけないっていう時がきたら、伊勢神宮の古札奉納のところに持っていくんです(笑)。だって、みんなの夢が書いてあるから、集合絵馬みたいなもんでしょう。そういうの、ちゃんとやりたいんですよ。もちろん、めちゃくちゃ安全運転だし、事故とか絶対できない。 ──遠藤さんの、使命感というかパワーはどこからくるんですか? 遠藤 僕らっていつ死ぬか分からないじゃないですか。大きい出来事のひとつとしては、僕の姉ちゃんが23歳くらいの若い時に亡くなっているんです。その時、僕は高校生でした。やりたいこともできなくて、だけど人は死ぬんだなっていうのが、自分の中でリアルになったんです。だからできることをやろうと。僕らは明日死ぬ心配なんてしてない。だけど同じ地球の中に明日死ぬ心配をしている人がいっぱいいる。殺されるかもしれない、食べ物がなくなるかもしれないって。じゃあ僕らがやらなきゃダメだなって心底思っているんです。明日も分からない人達がこれだけ世の中にいるのに、僕らが背負わなきゃ他に誰が背負うんだろうって。その思いがすごく強いんです。僕らがやっていかないと世界のバランスが悪くなる、本当にどんどん暗くなっていっちゃうと思うから、日本人の僕らが明るくやっていくしかないで しょ。 ──あの、ちょっと聞きにくいんですが、ご両親は遠藤さんの活動をどう思ってるんですか? なかなか理解してもらえないんじゃないかと。 遠藤 そうなんです(笑)、うち御殿場の田舎の父ちゃんと母ちゃんで。実家にはそんな遠くないから関西に行く途中とかに帰るし、個人的に富士山大好きだからその時に寄ったり。年末に久しぶりに実家に帰ったんですが、なかなかの質問攻めが待っていました(笑)。「うん、父ちゃんの言うことは分かるよ、分かる。でもね、今僕がやってることは必要なことなんだよー。だってさ、やんなきゃいけないと思わない?」とか言い返して。でも、あの車のことは「いい車だ」って言ってくれるんです(笑)。 ──(笑)。じゃあご両親からの質問は交わしつつ。でも都内で6カ所もやるんだから呼んだら喜ぶと思いますよ。 遠藤 交わしつつ。ヘコみつつですよね。もちろん展覧会には呼びます。あの車でツアーしますよ。嫌がられるだろうなー。 ──やっていることが究極にシンプルだから逆に伝わりやすいんでしょうね。だって、「未来へ」とか「We are family!」とかって、ちょっと気恥ずかしくて言葉には出せなかったりするでしょう。それをやってくれる遠藤さんみたいな人が、いま求められているんだと思います。 遠藤 でしょー(笑)。引かれるんですよ。宗教臭いとか、普通に気持ち悪がられるし。でも、そのカナリア役っていうのはいつの時代にも必要なんですよ。今のご時世っぽいでしょう。普通のことを言ってる僕みたいなのを、冷めた目で見てキモイとか言う。だからこそ僕はやらなきゃと思って。「うるせーよ、おまえの言ってることなんて当たり前だよ」って普通に言われるまでやらなきゃいけないと。 endo02.jpg  僕がやっていることって、アートなのかパフォーマンスなのかとかよく言われるけど、アートっていうと、本来美術って、美しい術ってなんなんだろうって思っているんです。自分のセンスを大いに打ち出すのも美術なのかもしれない。だけど、本当に美しい術って自分一人では完結しないものだし、人がいるから自分がいる、自分がいるから人がいるっていう、よく考えてみたら普通のこと、その当たり前のことが本当に美しいことだったりするんですよね。それが真理だったりする。でも、それが失われかけていているから僕らもこうやってここにいるんだと思う。だったらやらなきゃいけない。だから僕はそのメッセージを伝えたい。自分のセンスを伝えたいのではなくて、今必要なメッセージを伝えたい。それが自分ができる一番分かりやすい方法だと思うんです。 ■お金には限界がある。必要なのは絆。 ──遠藤さんは今31歳とのことなんですが、30代になって自分の中で変わったことはありますか? そして、これからやりたいことを教えてください。 遠藤 なぜ「未来へ」なのか、ということをきちんと伝えなきゃと思っています。20代は突っ走っていろいろやってきて、自分が動いて車に乗っていろんなところに行って発言して、現場の人たちに直接伝えてきました。それをもっと広く深くというか、例えば本にして多くの人に伝えたり、僕が言うのも恐縮だけど、教育も必要だと思うんです。自分がやっている活動の表層のイメージというのは、ここ何年かでうれしいことについてきた。だけど、やっぱりそこで消費されてしまうところがあって。だから、今後はそれをコントロールしながら、埋め合わせるようなことをやっていかなきゃいけないと思っています。メディアに出て話をするとか、本を出すとか。  今後やってみたいのは、演劇ですかね。演劇って、音楽や視覚的なものや美術とか芸術も全部合わさっているから。お笑いみたいなのをやって、じかに人を笑わせていくっていうのを一回やりたいです。あと、5年後くらいにはバスを持ちたいですね。人を乗せるし、中にDJブースや御輿とかすべてセットされていて、行った場所ですぐに祭りが始められるような。特攻野郎Aチームみたいな、フェスティバルAチームみたいな感じの。それで世界を巡りたいですよね。ワールドプロジェクトだ! やりたいっつーかやる! やりゃいいんだと思っています。  今って、すごいいろんなものが細分化されてますよね。社会とか人とか、いろんな可能性がたくさんあるんだけどありすぎて盲目になっていて、本当に自分がやりたいことだったり、そういうことすら忘れてしまって通り過ぎちゃう。それで本当は自分がなにやりたいんだろうとか。じゃあ何が必要だって問われたら、昔から続いているものだったり普遍的なものが必要で。まず初心に戻る。それを意志として自分の中に取り入れる、それが必要だなと。例えばコミュニケーションだったり、絆だったり。資本っていうとお金を思い浮かべるかも知れないけど、でも金には限界がある。だったら次に何が出てくるかっていうと、絆だと思うんですよ。あとは夢とか希望。  とにかく僕は本当にしつこくやるので、今回の展示を見て何か感じてもらえたら。 (取材・文=上條桂子/撮影=佐久間ナオヒト) ●えんどう・いちろう 静岡県生まれ。車体に大きく「未来へ」と描かれ、各地で出会った人々がそのまわりに夢を書いていく『未来へ号』で車上生活をしながら全国各地を走り、「GO FOR FUTURE」のメッセージを発信し続ける。主な活動に各地アートイベントでの展示やパフォーマンス(「別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界」わくわく混浴アパートメント、「TWIST and SHOUT Contemporary Art from Japan」BACC(バンコク)、「愛と平和と未来のために」水戸芸術館など)、デザイナー(多摩川カジュアル)、DJ。2009年より凧あげプロジェクト『未来龍大空凧』開始。2010 年より柏にてオープンスペースislandの発足に携わる。 <http://www.tamakaji.com/ichiro2.htm「大遠藤一郎展 未来へ」Go for Future 2011年1月13日(木)~2月13日(日) 詳細は下記ウェブサイトへ <http://www.goforfuture.com/>
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全米を震撼させたホラー映画「ネスト」

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(C)2009 Gold Circle Films LLC. All Rights Reserved.
 正月休みボケが続くアナタに、目がさめるようなこわ~いホラー映画はいかがだろうか。  今回紹介するのは、1月22日より公開される『ネスト』。かつてない恐怖の連続で全米を恐怖のドン底におとしいれたスーパーナチュラル・ホラー映画だ。主演をつとめるのは、あのケビン・コスナー。ケビン・コスナーといえば、『ダンス・ウィズ・ウルブス』で監督としてアカデミー賞に輝き、『ボディガード』『守護神』のなどの大ヒット作に出演してきたハリウッドを代表する名優。甘いマスクと渋~い演技で、世の女性のハートを鷲掴みにしてきた彼が、デビュー30周年を記念して、初のホラー映画に挑戦するというから驚きだ。  物語は、妻と離婚したばかりの小説家のジョン(ケビン・コスナー)が、思春期の娘ルイーサ(イバナ・バケロ)と7歳の息子サム(ガトリン・グリフィス)を連れ、サウス・カロライナの人里離れた一軒家に引っ越してくるところから始まる。自然に囲まれたその家で新たな生活を始めようとする3人。だが、その夜から、一家得体の知れない恐怖に見舞われることになる。  夜な夜な聞こえてくる物音と囁き声、そして闇に潜む怪しい気配、さらには家中に残された泥だらけの足跡......。やがて、ルイーサは夜になると家を抜け出し、近くにある古墳のような塚に向かい、泥だらけになって帰ってくるようになる。しかし、その丘は、"マウンド・ウォーカー"と呼ばれる太古から地中で生き続ける呪われた種族の巣窟(ネスト)だった。種の保存のため、新たなる女王を探し続ける彼らは、ルイーサを闇の世界へと引きずりこんだのだ。その事実を知ったジョンは、奪われた娘を奪還するため、彼らの巣窟へと向かう。果たしてジョンは、娘を無事に連れ戻すことができるのか――。  この作品で注目すべきは、やはり何といっても主演のケビン・コスナーその人だろう。娘を守ろうとする父親の姿は、存在感バツグン。とはいえ、子育てに苦悩したり、正体不明の敵に激しい恐怖の色を浮かべるなど、人間らしい表情を浮かべるケビンはこれまでの正義感一辺倒の演技とはまた違った姿を見せ、新鮮だ。
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 そして、古典的ともいえる手法で観客を恐怖のどん底の陥れるのも、この映画の見所でもあるだろう。前半では、一家を狙う敵の姿は一切明かされず、ただ暗闇や家の外から聴こえてくる微かな物音やうめき声のみでその存在が描写される。そこには、凝った映像表現などは何もない。だが、物音や気配のみというシンプルな表現方法が、かえってリアリティをもって観る者の恐怖をかき立てる。真夜中に自宅に居るとき、どこからか微かな物音が聴こえてきて恐怖で眠れなくなった――そんな誰しもが一度は経験したでことがあるだろう恐怖心を見事に利用して、物語はぐいぐいと進む。3Dだ何だと映像技術の躍進ばかりに力を入れる業界にとって、この古典的でシンプルな手法は、逆に目新しく感じることだろう。  なお、クライマックスには想像もしなかった衝撃のシーンが待っているので、最後の最後まで目を離さないでほしい。 『ネスト』は、2011年1月22日(土)池袋テアトルダイヤほかロードショー。 ●『ネストhttp://www.facebook.com/nestmoviejp 【関連記事】 アイデア光る秀作が続々公開『月に囚われた男』『第9地区』 『アバター』『ハート・ロッカー』の一騎打ち!? アカデミー賞ノミネート作品が続々公開 書道に剣道に大忙し! 成海璃子、日本の伝統芸道に真摯に挑む

ビル・ゲイツ、S.ジョブズよりもスゴい!? 世界最年少億万長者の成功と孤独『Facebook』

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 非モテのオタク学生がネット起業で大成功して、25歳で世界最年少の億万長者に――。世界最大のソーシャルネットワーキングサービス「Facebook」の創設者、マーク・ザッカーバーグの半生を一言で表せば、そんなところだろうか。『ソーシャル・ネットワーク』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給、1月15日公開)は、この若き天才の成功と裏切りの物語を映画化した話題作だ。  2003年のある夜、ハーバード大学でコンピュータ科学を専攻する19歳のマーク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ガールフレンドのエリカに振られた腹いせに、女子の顔をランク付けするサイトを作ろうと思い立つ。学内のサーバーをハッキングし女子学生の写真を集めて開設したサイトは、わずか2時間で2万2000アクセスを集めるが、大学側から半年の観察処分を受ける。  ハーバードで一躍有名人になったマークは、エリート学生のウィンクルボス兄弟らから持ちかけられた話にヒントを得て、親友のエドゥアルド(アンドリュー・ガーフィルド)とともに、学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービス「Facebook」を開発。Facebookの人気はたちまち他大学にも広がっていく。  音楽ファイル共有サイト「ナップスター」の創設者ショーン(ジャスティン・ティンバーレイク)が経営参加したことで、大型の資金調達にも成功し、Facebookは先行するサービスの利用者数を追い抜き世界最大のSNSへと急成長。だがその過程で、マークやショーンと意見の合わないエドゥアルドは追放される。やがてマークは、アイデアを盗まれたと主張するウィンクルボス兄弟と、創業者としての権利を求めるエドゥアルドから、2件の訴訟を起こされてしまう。  本作の監督は、『セブン』『ファイト・クラブ』で知られる映像派の鬼才デビッド・フィンチャー。訴訟の当事者たちがそれぞれ回想する過去のいきさつをフラッシュバックで多角的に描き出し、緻密な台詞劇で緊張と興奮を高めていく。昨秋から米国などで公開が始まり、1月上旬までに30の映画賞で86冠を達成するなど高い評価を獲得。アカデミー賞の有力候補と目されている。  実世界で(主に女性との)人間関係に問題を抱えていたからこそ、ネットの世界で友達を作るツールを誰より必要としていた主人公。アイデアが形になり、ビジネスとして成功していく過程に観客もワクワクし、Facebookを一緒に立ち上げた親友を裏切った後の孤独感が切々と伝わってくる。  出演陣の注目株は、エリカを演じた知的な美女、ルーニー・マーラ。出演シーンは多くないが、フィンチャー監督が大いに気に入り、次作のリメイク版「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」の主役に大抜擢。日本での人気も急上昇しそうな新進女優だ。 (文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉) 「ソーシャル・ネットワーク」作品情報 <http://eiga.com/movie/55273/>
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【アジアカップ現地レポ】イスラム文化体験! "水タバコ"でサッカー観戦

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ディスダーシャにシーシャという、いかにもイスラム・スタイルで
試合を見つめる地元のカタール人。
 アジアカップに参加中のサッカー日本代表の取材で、中東カタールのドーハに来ている。  注目のザック・ジャパンは周知のとおり、初戦(1月9日)で格下のヨルダンを相手に、敗戦寸前のところまで追い詰められたが、なんとか土壇場のゴールで引き分けに持ち込み、第2戦以降に決勝トーナメント進出の望みをつないだ。  とはいえ、ここでは試合の経過は置いておいて、現地ならではの情報をご紹介したい。    イスラムの国、カタールではもちろん飲酒は禁止されているから、外国人と言えども高級ホテルか高級レストランへ行かなければ、ビールでさえ口にすることはできない。日本では毎日の晩酌を欠かさない筆者だが、現地入りから5日、いまのところ一切アルコールを口にできていない。  では、この国の大人たちは酒も飲まずにどのように"長い夜"を過ごしているのだろうか。12日は地元カタールの試合が組まれていたが、急遽キャンセルし、街で見つけたスポーツバーに出掛けてみた。  店に入ると、(まったくスポーツに似つかわしくない)ディスダーシャという白い民族衣装を着た野郎がゆったりとソファーに腰かけ、何やらプカプカと煙をふかしながら、テレビの試合にかぶりついていた。席に付き、カフェラテを注文すると、定員が「シーシャ(Shisha)はどうかと訊ねてきた」。シーシャ? どうやらこれがプカプカふかす"水タバコ"らしい。値段は25リアル(約700円)で、ストロベリーやマンゴー、アップル、ミントなどの香りがあるという。  注文すると、すぐに高さ1メートル近くもある、ボトルに長いトングの付いた物体が運ばれてきた。上部にはアルミホイルの皿があり、そのうえに火の付いた炭を乗せ、セッティングしてくれた。  見よう見まねでふかしてみる。通常のタバコに比べるとマイルドで香りも楽しめるではないか。アラブ人に言わせれば、男女ともに大好きで、社交の場に"水タバコ"は欠かせないという。  それにしても、この出で立ちでチャンスやピンチになると声を上げて、大きなアクションを起こすから面白い。彼らにしてみれば、酒の代わりということか。2時間近くやっていると筆者も少し頭がクラクラしてきたので、退散することに。何か悪いモノでも入っていたのだろうか。  スタジアムからバーでのテレビ観戦に切り替えたものの、そこはなかなかの盛り上がりを見せていた。異文化に触れるという意味では、記者席での取材以上に収穫があったと言えるかもしれない。 (取材・文=栗原正夫)
コーラン 上 読んでみるか。 amazon_associate_logo.jpg
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