8人の男女が殺害され、このほかにも多数の変死者、行方不明者がいるといわれている「尼崎連続変死事件」。この事件の異常な手口は、日本の犯罪史上に残るものだ。角田美代子を主犯とする犯行グループは、平穏に生活していた家族のもとに乗り込み、親族同士に血まみれの暴力を振るわせる。そして、その暴力は殺人という結果に至るまで続く……。被害者たちは、恫喝、脅迫、暴行を受け、家族を死に追いやられた挙げ句、数千万円単位の資産を根こそぎ奪われてしまうのだ。 この事件の凄惨な手口と角田美代子のねじれた思考回路については、以前、当サイトでも、ルポライター・小野一光による『家族喰い――尼崎連続変死事件の真相』(太田出版)をもとに詳しく紹介した(記事参照)。そして、同書とはまた異なった切り口からこの事件に迫ったルポが、一橋文哉による『モンスター――尼崎連続殺人事件の真実』(講談社)だ。 本書もまた、美代子が起こした事件を丹念に追いかけているが、本書が異なるのは、事件の背後に「M」と呼ばれる山口組系暴力団下部組織の幹部の存在を突き止め、彼から美代子への影響関係をもとに、この事件を解き明かしていることだ。 若かりし頃に、美代子と男女の関係を持ったといわれるM。「本物のやくざ」「男の中の男」と、美代子はMに心酔し、彼から与えられた犯罪の心得や、人心掌握術についてのアドバイスをもとに、家族乗っ取り事件を次々と引き起こしていく。美代子の自宅から発見されたノートには、Mから受けたアドバイスが多数書き込まれていた。 「アメとムチを巧みに使い分け、家族の絆を断絶すれば、家族同士は相互に憎しみ合い、自然と瓦解していくものや」 「相手を肉体的、精神的にとことん追い込むだけでは、他人を支配することはできない。時には一歩引いて、『不幸な境遇で生きてきた不憫なヤツ』と一緒に泣いてやれば、人間関係の濃密なエキスが心をマヒさせてくれる……」 Mは、一般的にイメージされる昔ながらのヤクザではない。頭脳明晰であり、IT機器の活用法、英語や中国語での日常会話もこなせる人物。犯罪の手口や、共犯者の心理、警察の捜査方法から裁判対策に至るまで、裏社会を生き抜くためのさまざまな知識を持つエリートだった。また、類似性が指摘されている北九州監禁殺人事件の全容を知悉し、まだ明るみに出ていなかった警察当局の捜査情報も握っていたことから、警察上層部とのコネクションも推測される。彼のアドバイスがあったからこそ、美代子は、10年以上にわたって凶悪犯罪を繰り返しながら、その悪事が露見するのを防ぐことに成功していた。 しかし、Mと美代子、そして美代子の引き起こす乗っ取り事件という安定した関係は、ある日突然、終わりを告げる。Mが急死したのだ。 Mのアドバイスを受けた美代子の手口は周到であった。警察対策のため、被害者家族のひとりと養子縁組をしたり、美代子自らは被害者に対して暴力を振るわないなどの原則があった。しかし、アドバイザーを失った美代子は、それまでの犯行手口がウソのように、凡庸なミスを重ねていった。そして、2011年11月、美代子の手の内から逃亡した被害者が大阪府警に駆け込んだことによって、美代子たち犯行グループの犯罪はすべて露見することとなったのだ。 本書が記す美代子の謎は、ほかにもある。 留置所内で、ノートに日記をつけていた美代子。1年以上にわたり拘束され、信頼していた仲間が自供を始めたことによって、彼女の心理は窮地に追い込まれていく。初めはキレイな文字で書かれていたノートも、だんだんと殴り書きのようになっていった。そして、その最後のページには「警察に殺される」という意味深なメッセージを遺し、自殺を遂げる。だが、これ以降のページは、何者かの手によって破り取られていた……。いったい、これは何を意味しているのだろうか? 一橋氏は、このノートを破り取った人間が誰であったのかを、現在も追及している。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『モンスター――尼崎連続殺人事件の真実』(講談社)
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食あたりから復帰の阪神・マートンに“奇行”再発!? 「ノウミサンキライ」の悪夢が……
プロ野球・阪神は13日、鳥取・米子で広島と対戦。延長12回、1-2でサヨナラ負けを喫した。11日の巨人戦を“食あたり”で欠場したマートンは、5番レフトでスタメンに名を連ねるも、4打数1安打3三振とパッとせず。そんな中、関係者の間ではM砲の“奇行”を心配する声が上がっている。 前夜、神戸から空路で米子入りしたマートンは「パンケーキは食べたよ!」と、食あたりによる影響が改善されたことを強調。事実、この日は5番で先発出場。試合後、和田監督も「今日、出てこられる状況に戻った」と“復調”したことをアピール。14日以降も、打棒の要としてスタメンを張る。 だが、関係者の間ではこんな心配も。 「実は、マートンは気分にムラがあり、アップダウンが非常に激しい。以前、エースの能見投手を名指しで『ノウミサンキライ!』と発言し、大問題になりました。それだけ、精神状態を安定させることが苦手な彼ですが、食あたり直後に神戸から搭乗した航空機内では、近くにいたお年寄りもビックリするくらい、大声かつハイテンションでしゃべり倒していたとか。単に楽しく話しているというよりは“奇行”と見られるほど、異様な光景だったようなんです。今後もこんな状況が続けば、再び大問題を起こしかねません」(プロ野球関係者) 現在、チームは広島、巨人に続く3位に甘んじているが、ここから浮上する足かせにならないか、チーム関係者は気を揉む日々を送ることになりそうだ。【プロ野球オーナーズリーグ】マートン 阪神タイガーズ ノーマル(バンダイ)
首都圏有名中華料理チェーンがバイト不足で倒産危機「役員クラスが現場ヘルプに……」
「アベノミクスの弊害だ」と、一部の経済評論家たちがささやき始めている。 大手居酒屋チェーンのワタミが1996年の上場以来、初の赤字転落。8日発表の決算では純損益が49億円の赤字で、前年と比較すれば84億円のマイナス。その一因となったのが、人手不足による相次ぐ店舗閉鎖とされる。 ワタミは、若いアルバイトを低賃金で社員並みにコキ使ってきたといわれる、通称“ブラック企業”の代表格。しかし、過酷な労働環境が従業員離れを引き起こし、それを食い止めるために時給をアップ。結局は、人件費の増大に苦しめられるという悪循環がうかがえる。 「飲食店でのアルバイトの平均時給はここ2年ほど右肩上がりで、20円以上も増えています。ほかでも時給が上がっているのですから、ひとつのバイト先にとどまる理由がなくなり、ちょっと過酷だとほかへ移るという現象が起きているんです」(経済紙記者) 実際、ワタミだけでなく牛丼チェーンの「すき家」でも、人手不足により今年2月から123店舗が休業したことが伝えられている。都内の「すき家」で3月まで勤務していた20代男性によると「深夜営業を担当していましたが、昨年、人件費を抑えるためにバイト2人体制から1人体制に変えられ、トイレにさえ行けない現場に嫌気が差して退職した」という。 経済評論家からは、そもそも人件費を安く抑える発想がおかしい、という指摘が相次いでいる。安倍晋三首相が打ち出したアベノミクスは、社員を解雇しやすくし、残業代ゼロを導入するなど、企業にとって都合の良い政策という見方が強いことから、このアベノミクス的ビジネスモデルの悪影響だという声も少なくない。 店舗閉鎖の事業縮小では解決できそうにない企業もある。首都圏を中心に展開する、ある有名中華料理系チェーンではアルバイトの退職が相次ぎ、役員クラスが現場にヘルプに入る惨状だったが、現場からはついに「倒産間近」の4文字がささやかれるようになったという。 「人手不足で、店舗運営のクオリティが低くなったことが原因です。ヘルプで人が入っても、しょせんはヘルプ。接客や作業の連携が遅くなって、客からは不満の声が増えるようになりました。さらに、料理のメニューも手間のかかるものを削除していったので、明らかに客の評判が落ちました。店舗側の事情で客足が遠のいているので、解決策がないまま売り上げは下がる一方。近々いくつかの店を閉めますが、全体の利益が減ることを見越した社員たちのモチベーションが低下して、優秀な人材は早々に逃げている状況。いよいよ経営がヤバいと思います」(店長) アベノミクス効果で消費が拡大したといわれるが、これは円安の恩恵がある企業に限られるという声もある。薄利の飲食系にとっては、景気回復の実感はなさそうだ。 (文=和田修二)イメージ画像(「足成」より)
「大声で指示し、顎を脱臼」「犬の小便で転倒」……サッカーW杯、スター選手たちの“とんでもない欠場理由”
開幕まで1カ月と迫ったサッカーW杯。長谷部誠、内田篤人、さらには吉田麻也と、ケガ人続出中のザックジャパンだが、世界でもコロンビアのラダメル・ファルカオ、イングランドのセオ・ウォルコット、イタリアのジュゼッペ・ロッシと、名だたるスーパースターたちの出場が危ぶまれている。これらの選手は、プレー中に被った“仕方のないケガ”が原因だが、過去にはとんでもない理由で欠場した選手も少なくない。 「日韓W杯の際、ブラジル代表MFエメルソン・フェレイラが、ミニゲームのGKをし、左肩を脱臼。全試合欠場している。また過去には、試合中に大声で指示を出しすぎて顎を脱臼した、イングランドのアレックス・ステップニーというGKもいました」(スポーツライター) このように試合中や練習中ならまだいいものの、プライベートでケガをされては、監督もサポーターもたまったものではない。 「日韓W杯のスペイン代表GKのサンティアゴ・カニサレスは、ひどかった。色男で知られる彼は、アルマーニの香水のビンを割ってしまい、その破片を踏んでW杯を欠場した。また、アストン・ヴィラに所属していたアラン・ライトは、買ったばかりのフェラーリにテンションが上がりすぎて、思いっ切りアクセルを踏み込んで膝の靭帯を損傷。さらに“最も情けないケガ”といわれているのが、バーンズリー時代のダレン・バーナード。彼は、自分が飼っていた子犬の小便を踏んで滑って転び、膝の靭帯を断裂してしまいました」(同) ほかにも、プレイステーションのゲーム『ウイニングイレブン』のやりすぎで、左手が腱鞘炎になったイタリア代表のアレッサンドロ・ネスタ。ウォーミングアップ中に看板を踏み、そのまま担架で運ばれたイングランドのリチャード・ライトと、くだらない理由でケガをしてしまった選手は数知れず。 今年のW杯出場選手には、どうかつまらない理由でのケガには、十分気をつけてもらいたいものだ。 (文=沢野奈津夫)右膝半月板損傷から約5カ月ぶりにピッチに立った長谷部(「長谷部誠 2014カレンダー」より)。
訴訟トラブル抱え、TBSも知らん顔……試合ができないプロボクサー亀田三兄弟の現在
プロボクシングの亀田三兄弟が苦境に陥っている。関係者間では、業界の有力者に助けを求めているというウワサも聞かれる。 2月、日本ボクシングコミッション(以下、JBC)から所属ジムが「ガバナンスが不健全」と判断され、会長とマネジャーがライセンスを失効。国内で試合ができなくなったことで収入源を失った兄弟は、テレビ番組でも活躍する北村晴男弁護士を代理人にして訴訟も辞さないと強気の抵抗を見せていたが、これが業界の反発を招いて大失敗。3月にオープンしたばかりの東京・世田谷の新ジムもライセンスが下りないことからプロ選手を輩出できない状況にあり、描いていたビジネスプランが頓挫したとみられる状況だ。 実質的にジムを仕切っていた長男・興毅は昨年11月、韓国でWBA世界バンタム級王座8度目の防衛戦に出場したが、格下の対戦相手にダウンを奪われる劣勢の中、不可解な判定勝ちを拾うというヒドい出来で、テレビ視聴率も10.8%(関東地区)と2ケタに届くのがやっとだった。 「主催が亀田でしたが、直前で試合会場が小さい場所に変更になるなど、興行的にも失敗だった」と都内ボクシング関係者。さらに、WBAからバンタム級スーパー王者のアンセルモ・モレノ(パナマ)との王座統一戦を指示されていたが、逃げるようにして転級。王座を返上した。日頃の強気の発言とは対照的な弱腰な態度は、ファンの失笑を買ってしまった。 次男・大毅は昨年12月、IBF世界スーパーフライ級王者としてWBA王者と対戦も判定負け。同月、主演映画が公開されたが、この敗戦でさっぱり話題にならなかった。減量苦を公言していながら適正階級で勝負していないことも、ファンの期待値を低いままにしている。 唯一、世界王座を保持しているのがWBO世界バンタム級王者で三男の和毅だが、こちらは5月にメキシコで予定していた防衛戦が延期。前出関係者によると「表向きプロモーターの都合とされていますが、対戦相手がタイ人で、メキシコで集客が見込めなかったというのが本当のところでは」という。 実際、今度は7月開催とされてはいるものの、具体的な会場などは未定のままだ。 「和毅は主にメキシコで試合をしてきたので、現地で人気があるかのように伝えられてきましたが、過去の世界タイトルマッチはメキシコでやっていませんし、ほとんど打ち合わない試合スタイルから、目の肥えたメキシコで人気があるとは思えない」(同) これまで亀田兄弟は批判も覚悟のゴシップ的な話題作りで注目を集め、テレビ視聴率につなげたことが大きな収入源となってきた。しかし、兄弟を中継してきたTBSも、さすがに業界トラブルを抱えたままでは放送をあきらめている状況だ。 唯一、国内での活動再開の道はJBCとの和解だが、前出関係者は「JBC職員のひとりとトラブルになって訴訟になっている状態では、和解はまず難しい」とする。 職員は2月、昨年9月の興行で亀田兄弟から精神的苦痛を受けたとして損害賠償を請求。これに対し、亀田側も名誉毀損などで反訴しているが、民事裁判のため、このまま争えば長期戦になることは必至。 「そんな状況でJBCとの和解が難しいと見たか、亀田ジムの関係者は先日、兄弟が日本人選手と対戦することを条件に、有力関係者に仲介を依頼したというウワサもあります。ただ、亀田に対するファンの目が厳しいく、安易な和解は反発を招くでしょうからスムーズに運ぶかどうか……」(同) 亀田ジムは通訳やボディガードなど、多くのスタッフを抱えていることでも知られ、このままでは試合枯れで収入減どころか赤字なのではないかという心配もある。 (文=和田修二)JBC職員を監禁・暴行したとして提訴された亀田興毅。
スイス“脱税天国”終了で、中国・汚職官僚たちが顔面蒼白
「ゴルゴ13」も、ギャランティの新たな振り込み先を検討しなければならないかもしれない。 6日にパリで行われた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で、各国の税務当局間で金融口座情報などを自動交換する新たな基準に、スイスが合意したのだ。多国籍企業や海外居住者の課税逃れを防ぐことが目的だ。 これにより、スイスの金融機関が伝統的に保持してきた銀行顧客情報の機密性は、ほぼ完全に失われることとなった。 その影響が、意外なところで現れているという。「中国の高級官僚が大慌てしている」と話すのは、広東省ブロック紙社会部記者だ。 「スイスの金融機関には、その機密性をあてに中国高官が約5,000以上もの口座を開設しているといわれている。過去には、江沢民が3億5,000万ドルをスイスの銀行口座に不正に送金した疑惑が報じられたこともある。中国はOECDに加盟していないが、第三国の協力さえあれば、いくらでも顧客情報を見ることができるようになる。行動の早い高官たちはスイスの新基準への調印を前に、英領ヴァージン諸島をはじめとしたタックス・ヘイブンにペーパーカンパニーを設立し、スイス国内の口座にあった資金を移動させているが、そうした動きもある程度追跡できるはず。今後、汚職官僚の海外逃亡と、逃げ遅れたものたちの検挙が相次ぐことになるだろう」 同基準制定の裏には、国際テロ組織の資金の流れを断ちたいアメリカの圧力があったとも指摘されているが、中国の汚職官僚たちにとっては、とんだとばっちりとなってしまったようである……。 (文=牧野源)スイス経済の中枢であり、欧州屈指の金融センターであるチューリッヒ(Wikipediaより)。
ユニフォームが外野フェンスと同化!? プロ野球・阪神連敗ストップの意外すぎる“味方”
4連敗中で3位に沈んだ阪神は11日、本拠地・甲子園で巨人相手に1-0で勝利。先発・メッセンジャーが散発4安打完封シャットアウトで、ここまで1カ月半、6勝負けなしだった菅野智之に初めて土をつけた。女房役の鶴岡一成のしぶといタイムリーで逃げ切った阪神だが、メッセを援護したのは意外な“アイテム”だった。 ゴールデンウィークから続く9連戦の最終日。今季最多4万6,718人の大観衆。この日、5番でチームを引っ張ったマートンが、食あたりでスタメンを回避。また、アラフォーリリーバー・福原忍も内転筋を痛め登録抹消。投打のけん引役が離脱する中、孤軍奮闘しチームを勝利に導いた右腕。試合後のヒーローインタビューでは、「ここ数試合、ボールが高く浮くことで痛打される場面が多かったので、低く投げようと気をつけました」と、強力巨人打線を0封したことを振り返り、最後にはこの日が母の日ということもあって「自分の奥さん、お母さん、そして甲子園に来てくれたすべてのお母さんに、ハッピーマザーデー! と言いたい!」と笑みを浮かべた。 前回、4回5失点で降板するなど“らしくない”姿を見せていたメッセだが、連敗ストップの味方は、意外なところにあった。実はこの3連戦、7月末から行われる、ファンと選手が一体となる『ウル虎の夏2014』を展開する試合で着用する緑のユニフォームを披露。大リーグ・アスレチックスを彷彿させる姿にナインたちも満足げな様子だったが、これこそが“武器”となった。 「甲子園の外野フェンスは、緑で統一されており、この限定ユニフォームと同化しやすいんです。特に、メッセンジャーの場合は身長の関係もあって、ほかの日に先発した能見、榎田の左腕2人よりも、さらに球の出どころが見にくい。しかも、金曜日と土曜日はナイトゲームだったが、この日はデーゲーム。より、色のコントラストがはっきりとした分、それまでより効果が増大した。限定ユニフォームという名の下に見事、地の利を生かしきったといえるでしょうね」(チーム関係者) 阪神といえば、白と黒の縦じまの伝統あるユニフォームで知られているが、こうなったら巨人戦限定で“かく乱”するのも1つの作戦かも!?阪神タイガース公式サイトより
住宅建築や移植用臓器まで……! 驚異的なスピードで普及する、中国の3Dプリンター事情
3Dプリンターで自作した銃2丁を所持していた神奈川県内の大学職員が、銃刀法違反の疑いで逮捕された。同拳銃は、厚さ2.5ミリのベニヤ板10枚を貫通するほどの威力を持っていたという。同容疑者によれば、実弾を作る技術にも自信があったという。 80年代から開発が続けられている3Dプリンターは、日進月歩の進化の一方で、乱用も懸念されている。 しかし、そんな懸念もどこ吹く風とばかりに、独自に3Dプリンターの無限の可能性を模索しているのが、お隣中国だ。 上海市のベンチャー企業によれば、自社開発の巨大3Dプリンターで家屋を建築することに成功したという。このプリンターは、小規模の家屋であれば1日に10軒ほど建築することが可能で、建築コストは1軒当たり日本円で350~550万円ほどだという。 また医療分野では、北京大学の医学部が3Dプリンターで出力した人工骨による治療を実用化。すでに100人近くの臨床例がある。さらに、浙江省杭州市の大学が中心となった研究チームは、3Dプリンターによって腎臓や肝細胞をプリントすることに成功したと発表。患者本人の細胞を利用し、肝臓や腎臓の移植用臓器を複製することを目標に、さらなる研究が進められている。 気になるのはその安全性だが、中国事情に詳しいフリーライターの高田信人氏はこう語る。 「3Dプリンターの導入に当たって、課題となるのが著作権と安全性。しかし、そのどちらにもおおらかな土壌の中国では、驚異的なスピードで3Dプリンターの普及が各産業で進んでいる。良いか悪いかは別として、中国は世界の3Dプリンター業界を牽引していくでしょう」 細かいことは気にしないのが、中国流の成長の秘訣ということか。 (文=牧野源)押収されたものと同型と思われる拳銃「YouTube」より
手堅いザックにサプライズ選出はなし!? サッカーW杯日本代表メンバーはこれだ!
来週12日14時、FIFAワールドカップブラジル大会に臨む日本代表メンバーが発表される。にもかかわらず、世間的には今ひとつ盛り上がりを見せていない。その要因の一つに、ザッケローニ監督への安心感もあると思う。 というのも、2006年のドイツ大会や10年の南アフリカ大会前は、日本代表自体が不調だったこともあり、救世主となる選手を待ち望む声が多く上がっていた。だが、今回は代表発表前のマッチメイクがない。ザッケローニ監督が批判される要素もなく、またメディア的にも新たにブレイクした選手がいない。良くも悪くも特筆すべき点がない安定した状態のため、一般層の興味を引かないのだろう。 また、ザッケローニ監督自身が手堅くメンバーを選出するタイプというのもある。新たなタレントを見いだすのではなく、今まで選出したことのある33人前後の中から23人に絞る、という作業になることが予想される。 GKはいつもの川島永嗣、西川周作、権田修一。DFに内田篤人、今野泰幸、吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹、酒井高徳、森重真人。MFが長谷部誠、山口蛍、岡崎慎司、香川真司、本田圭佑、遠藤保仁、清武弘嗣。 断言できない残りの枠が、DFの1枠、MFの2枠、FWの3枠だ。 まず、DFの1枠だが、これはMFに回される可能性もある。とはいえ、吉田がケガから復帰するのが5月中旬ということを考えれば、センターバック枠とするはず。そこで候補に挙がるのが、伊野波雅彦。個人的には塩谷司を推したいが、ザッケローニ監督の序列には組み込まれていないような気がする。ザッケローニ監督の下でプレーした選手たちは、「チームの戦術の中で何ができるか、ということが求められる」と口をそろえる。そうなると、一度しか合宿に参加していない塩谷が選ばれる確率はサプライズに近い。 MFの2枠は、ボランチとアタッカーに1枠ずつ。そのボランチの筆頭は細貝萌と青山敏弘。そこに、中村憲剛が割り込む。もう1枠はサイドアタッカー。齋藤学か原口元気。ファンからの人気があるのは乾貴士だが、日本代表ではあまりインパクトを残せていない。 ■焦点はワントップの3枠 最も予想が難しいのがFW、ワントップの枠を争う3人だ。ザッケローニ監督が就任当初に期待していた森本貴幸はイタリアで伸び悩み、現在はJ2に。ワントップの常連だった前田遼一も、チームがJ2に降格したことで後退。代わって前に出てきたのが柿谷曜一朗と大迫勇也である。元日本代表選手たちの多くが、柿谷と大迫が選出されると予想する。とはいえ、柿谷と大迫が盤石だとは思わない。確固たる結果を残せていないからだ。そういった意味では、11年に前田からレギュラーを奪いかけたことのある李忠成も復調の兆しを見せており、滑り込む可能性はある。 彼らスタメン枠とは違って、スーパーサブ枠で1枠を使うことも考えられる。パワープレー要員として、Jリーグで絶好調の豊田陽平や身長194cmのハーフナー・マイク。もしくは、ロンドン五輪でスピードを生かしたプレッシングで相手を混乱させた、永井謙佑という手もある。 総合すると、上記以外の選手が選出されるサプライズが起きる可能性は低い。ただ、日本サッカー協会スタッフが、ザッケローニ監督に「チームをまとめるベテランを一人選出したほうがいい」と進言しているはずだ。02年と10年の日本代表にあって、06年の日本代表になかったのは、その枠である。それを受け、サブメンバーの代表として1枠ベテランキャプテン枠が用意される気がする。筆者なら、GKに楢崎正剛を選ぶ。 そんな予想をし、自身の予想メンバーの何人が選出されるか、当たり外れを楽しむのも一興ではないだろうか。 (文=石井紘人@FBRJ_JP)日本サッカー協会 公式サイトより
「STAP論文再調査せず」で理研退社濃厚の小保方晴子氏、海外移住を計画か!?
STAP細胞論文問題について、理化学研究所の調査委員会は8日、小保方晴子・理研研究ユニットリーダーが求めていた再調査をしないことを決め、論文不正が確定した。 調査委員会は、小保方氏側の反論をことごとく退け、「悪意(故意)があったことは明らか」と認定。これに小保方氏サイドは猛反発。代理人の三木秀夫弁護士は「結論ありきで、とうてい承服できない。論文は取り下げない」と強い口調で語った。 理研は同日中に懲罰委員会を設置。数日以内に小保方氏の処分が決まるが、退社を余儀なくされることになれば、地位保全を求めて小保方氏側が民事訴訟を起こすこともある。 当の小保方氏は調査委員会の決定を聞き、しばし絶句。同弁護士によると「何を言っても通らないのだと、絶望感に打ちひしがれている」そうで、「世に出したばかりの研究を引きずり下ろされるようなことがあっていいのか、日本に居ていいのか」という趣旨の発言もしたという。 小保方氏の今後について、ある関係者は「理研という巨大組織を相手に訴訟を起こせば、時間も費用もかかる。その間、彼女は理研との雇用契約が有効となるので、別の機関で研究することもできない。そう考えると、泥沼の訴訟合戦になる可能性は低いのでは。彼女の元には米国や中国からオファーが届いているそうで、『日本に居ていいのか』の言葉通り、日本を離れて海外の機関で研究職に就く気なのだろう」と話す。 今回の一件で、小保方氏は日本全国で知られる存在になった。今後、街を歩けば「STAP細胞はありますか?」などと茶化されることは確実。別の関係者によると「現在、彼女は精神的にひどく落ち込んでいて、対人恐怖症になっている。日本に落ち着ける場所はなく、海外に移住すると思う」と語る。 STAP細胞の生成について、「私しか知らないコツがある」と断言した小保方氏。その「コツ」とともに、貴重なキャラクターの小保方氏が“海外流出”してしまうのは、もったいない気もするが……。撮影=吉田尚弘









