「クビにしたけど、やっぱり辞めないで!」パク政権のドタバタ人事で“反日キャンペーン”が過激化する!?

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「Newsweek 日本版」2014年6/3号(阪急コミュニケーションズ)
 パク・クネ大統領の“見る目”のなさに、韓国国民が失望している。  4月末に、セウォル号沈没事故の責任を取ってチョン・ホンウォン首相が辞任を表明したのだが、その後釜となる首相候補者が2人も続けて辞退した。チョン首相の辞任表明から60日後、回り回って、再びチョン首相が就任するというドタバタ劇が繰り広げられたのだ。国民はあきれ返っており、パク大統領の支持率は、6月4週に否定評価が50.0%を記録(肯定評価は43.4%)。就任後、初めて不支持が上回ることとなった。  今回のドタバタ劇は、まず首相候補として指名された検察OBで元最高裁判事のアン・デヒ氏から始まった。候補に指名された直後は「不正腐敗を清算して、国家と社会の基本を正します」と意気込んでいたが、退官後に大企業の顧問弁護士として、高額報酬を得ていたことが明らかに。「私が弁護士活動をした約1年間で、財産が11億ウォン(約1億円)増えたと思う」などと語り、指名からわずか6日後に辞退した。  その後に、パク大統領から指名を受けたムン・チャングク氏は、さらに問題が大きい。大手紙「中央日報」の主筆を務めたこともある同氏は、以前「日本の植民地支配は“神の意思”」と発言していたことが発覚し、韓国国民から“親日派”と総スカンを食うこととなった。そして、指名から14日後に「今の時点では私が辞退することがパク大統領のためになると判断した」と話し、あっさりと辞退してしまった。もはや候補者がいなかったのか、パク大統領の「懇切な訴えがあって」、再びチョン首相が就任することが決まっている。  あまりにお粗末なパク大統領の人事なのだが、なぜか本人は謝罪していない。それどころか6月30日には、「高い検証基準を通過できる人を探すことが、現実的に非常に難しかった」と話し、首相候補が次々と脱落することになったのは、まるで世論のせいと言わんばかりだ。さらに、「国政の空白と国論分裂が深刻化していることを、これ以上放置することができず、先週、チョン・ホンウォン首相の留任を決定した」と明かし、セウォル号事故の責任については一言も言及せず。その厚顔ぶりが国民の支持を受けるわけがなく、否定評価が50%台に跳ね上がったのは、当然の結果だろう。  パク大統領の支持率に関して、特に注目したいのは、20代大学生からの支持だ。青年政策研究センターが大学生1,695人にアンケートした結果によると、「最も好きな政治家」でパク大統領を選んだのは、わずか1.4%。ソウル市長のパク・ウォンスン(15.6%)、12年の大統領選でパク大統領に敗れたムン・ジェイン(8.6%)よりも圧倒的に低いのだ。  辞意を表明した首相を留任させるという異例事態となった韓国。無能ぶりをアピールするだけになってしまったパク政権は、果たして汚名返上できるのだろうか? これまでのパク大統領の行動パターンを踏まえると、国民の不満をそらすための“反日キャンペーン”がさらに過激になる恐れも否定できない。

ハント vs ネルソンほか、五味、山本KID、秋山、堀口、中井りんらトップファイターがUFCに参戦!

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撮影=後藤秀二
 2014年9月20日に、さいたまスーパーアリーナで行われる総合格闘技イベント『UFC FIGHT NIGHT JAPANA 2014』の記者発表会が、6月26日に東京・新宿のパークハイアット東京で開催された。  会見には当日のメインカードとなるマーク・ハント、ロイ・ネルソンのヘビー級2選手をはじめ、日本から五味隆典、堀口恭司、女子選手の中井りんが登場。会見は、このために来日したUFC社長のデイナ・ホワイトが中心となり、質疑応答がなされた。 _MG_2084.jpg  ホワイトは「日本は、MMA(総合格闘技)発祥の地といっても過言ではない特別な国。その日本に戻って来られてうれしい」と語った。また、壇上には先日現役を引退した「修斗」のスター選手・佐藤ルミナもおり、UFCと修斗がバンタム・フェザー級を対象にした新シリーズのプロジェクトで提携するというサプライズな発表も(詳細は後日発表予定)。 _MG_2178.jpg  この日、発表された対戦カードは、マーク・ハント vs ロイ・ネルソン、堀口恭司 vs クリス・カリアソ、中井りん vs ミーシャ・テイトの3カード。特に、日本人初の女性UFCファイターとなる中井は、いきなりUFCバンタム級3位のテイトとの対戦という好カード。ホワイトも「この一戦に勝利すれば、中井の名前を世界中が知ることになるだろう」と、中井に大きな期待を寄せていた。  ほか、当日会場には姿を現さなかったものの、約2年半ぶりの試合となる山本“KID”徳郁と秋山成勲の参戦も発表された。  メインとなるハントとネルソンはお互いに「エキサイティングな試合になるだろう」とコメント。スタンディングの打ち合いほか、寝技にも定評のある二人の試合だけに、どのような決着が見られるか楽しみなところだ。 _MG_2170.jpg _MG_2148.jpg  また、対戦相手の決まっていない五味は「世界ランキングに絡んでいきたいので、ファンに納得してもらえる相手をリクエストしている」と、やる気は十分。すでにUFCで2勝をあげている堀口は「エキサイティングな試合にしたい」と言葉少な目ながら、日本での試合に自信をのぞかせた。  また、当日は“体調不良”により会見を欠席した山本KIDに関してホワイトは「彼はなぜ欠席したかは分からないけど(笑)、ユライア・フェイバーとの試合も考えている」と、バンタム級の強者との対戦をにおわせた。  いまや世界中の格闘技シーンの頂点に立つUFC。その最高の舞台で、五味、中井ら日本人選手の試合を間近で見られるチャンスを、逃さないように! (取材・文=高橋ダイスケ) 『UFC FIGHT NIGHT JAPANA 2014』 開催日:2014年9月20日 場所:さいたまスーパーアリーナ 出場選手:マーク・ハント、ロイ・ネルソン、五味隆典、堀口恭司、山本“KID”徳郁、秋山成勲、中井りんほか チケット:VIP席10万円、RS席2万4,000円、S席9,800円(すべて税込み)

「人を殺すのは蚊を殺すのと同じ」土浦連続殺人事件・金川真大の仮面の下に潜む狂気

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『死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録』(新潮社)
 凶悪犯罪者に対して、「彼は理解不能なモンスターなどではない」という言葉をよく耳にする。犯罪者を「普通の人」であると強調することで、「私たち」のこととして事件を探ろうとする取り組みだ。その場合、結論はほぼ決まっている。「社会の状況が、周囲の環境が、彼を事件に至らしめた。だから、凶悪犯罪者もまた、ひとりの『被害者』である」と。  なぜ、事件が起こってしまったか、どうすれば再発防止できるのかを考えるにあたって、そのような視線はとても重要だ。けれども、時折、この人は本当にただのモンスターなのではないかと思ってしまうような犯罪者もいる。読売新聞水戸支局取材班による『死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録』(新潮社)に描かれた、土浦連続殺傷事件の犯人・金川真大の姿は、とても人間のものとは思えないのだ。  2008年3月、アルバイトもせずに実家に引きこもっていた金川は殺人を決意する。自宅近くで偶然出会った72歳の老人を殺害し、秋葉原へ逃亡。そして2日後、再び、自宅近くのJR常磐線荒川沖駅に姿を現すと、警察官を含む8人を殺傷し、うち1人が死亡した。逮捕後には「誰でもよかった」と供述する。  金川が犯行に及んだ理由はただひとつ、「死刑になりたいから」だ。彼は、失敗の可能性のある自殺という方法ではなく、確実に殺してもらえる死刑制度を利用するために9人の人間を殺傷した。通常、死刑判決は、2人以上を殺害した凶悪犯に適用される。逮捕後の金川は、死刑判決を下されるためには「殺した人数が少なかったのではないか」と怯えていた。  読売新聞の取材班が面会に訪れると、彼は、落ち着いた様子ではっきりと受け答えをしている。「多くの人はこの青年が9人もの人を殺傷したとは、すぐには信じられないだろう」と、取材班の中心メンバー・小林泰明は振り返っている。だが、新聞記者の観察眼は「一見して丁寧だが、無表情の仮面の下に、狂気が潜んでいる」ことを見逃さなかった。 「人を殺すのは蚊を殺すのと変わらないですね」 「ライオンはシマウマを殺すとき何も感じない。それが自然ということ。人間はそこに善だの悪だの持ちだしているだけ」  金川には、人を殺すことに対しての「悪」という感情がない。それどころか自分は常識に洗脳されておらず、「この世の真実に気づいた」人間だと豪語するのだった。裁判でも同様の言動を見せ、反省の欠片すら見られない金川。死刑になりたい、それだけが彼の希望なのだ。そして、望み通り死刑判決が下されると、金川は「完全勝利といったところでしょうか」とほくそ笑んだ。  小林ら取材班は、事件を追う過程で「金川の人間性を呼び起こす」ことを決意する。「浅はかだったと思わないのか」「被害者に対してどう思うのか」と金川を問い詰めて、反省の言葉を引き出そうと試み、学生時代の友人を連れて行った面会では、金川が涙目になったことから、その人間性が取り戻せるのではないかと期待した。だが、小林らがどんなに理解しようと近づいたところで、金川の心が揺れ動くことはなかった。教誨師も付けず、再審請求をすることもない。それどころか、金川は「なんで殺さない?」「6カ月以内に(刑を)執行しないのは法律違反だ」と、法務大臣に手紙を送り続けていたのだった。金川を「キンちゃん」という愛称で呼び、距離を縮めようとした拘置所の職員は、「生きたい、とは思っていなかったんです」と、拘置所内での姿を振り返る。そして、13年2月、東京拘置所の地下で金川真大は死刑に処された。  テレビのワイドショー番組のように「彼はモンスターである」として断罪することが安易なら、その逆に「彼はモンスターではない」「自分たちも彼と同じようになるかもしれない」と理解したそぶりを見せることもまた、安易なことなのではないか。本書を通じ、そのような感想を抱いた。犯罪者を理解し、犯罪者を人間として扱うこと、そこには何よりもまず人間としての心を持っているということが前提になるはずだ。しかし、「人を殺すことは蚊を殺すのと同じ」と悪びれなく発言する金川と、そんな前提を共有することはできるのだろうか。  30回を超える面会を行ったにもかかわらず、「金川の人間性を呼び起こす」という小林ら取材班の取り組みは徒労に終わった。もちろん、だからそこに「意味がない」と結論付けようとは思わない。ただ、凶悪犯罪者に向き合うというのは、想像を絶する困難が伴うものなのだ。  いったい、どうすれば、金川という人間を変えることができたのだろうか? どうすれば、犯した罪を反省させることができただろうか? その問いに答えないまま、金川真大はこの世を去ってしまったのだ。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])

池袋“脱法ドラッグ”暴走死傷事故、容疑者の元恋人が謎の失踪「パニックになったみたい」

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イメージ画像(Wikipediaより)
 池袋暴走事故で8人もの死傷者を出し現行犯逮捕されたバー経営、名倉佳司容疑者(37)の元恋人とみられる女性が、音信不通となっている。女性の友人によると「事故があった翌日の深夜、連絡があり、“いろんな人から電話がきた。私のところに警察から連絡来る?”と聞いてきた」というが、その後に連絡は途絶え、この夜から勤務先を無断欠勤したままだという。  この元カノは雑誌モデルもやっていた20代前半の女性で、最近は都内のキャバクラ店に勤務。事故にはまったく関わっていないのだが、なぜか怯えるように電話してきたのだという。 「事故直後、カレ(名倉容疑者)の先輩を名乗る人や、記者みたいな人から次々に電話があったそうです。いろいろ質問されて、パニックになったみたいでした」(同)  ただ、その後に勤務先まで無断欠勤するというのは尋常ではない。友人は「興奮して何が言いたいのかハッキリとは分からなかったんですが、カレが事故のとき吸っていたというハーブのことも、私に合法か違法か聞いてきて、カレと一緒に吸ったことがあったのかもしれない。それと、カレの先輩を名乗る人物から“人に何か聞かれても余計なことを話すな”みたいなことを言われたと話していた」という。  元カノは名倉容疑者と格闘技観戦を通じて知り合ったというが「確か、半年にも満たない付き合いで別れたはず」と友人。脱法ハーブを吸引した仲だったことで何か罪に問われると思ったのか、それとも口止めされるような何かを知っていたのかは分からないが、現在まで携帯電話を鳴らしても応答がないままだ。  警視庁によると24日の事故は、名倉容疑者が池袋駅近くの店で脱法ハーブを購入し、吸引。意識がもうろうとしたまま運転したことで車が歩道に乗り上げ、歩行者8人を死傷させたというもの。事故翌日の家宅捜索では、名倉容疑者の自宅から植物片などハーブらしきものが見つかり、本人も聴取に「去年かおととしネットで知り、運転前に車内で吸った」と供述。危険運転致死傷罪の疑いで送検されている。  容疑者は10年以上前にヤミ金融事件で逮捕歴があるというが、近年は格闘技関係者との付き合いが深く、一時は山本KID徳郁が立ち上げたジムのマネジャーも務めたほどだった。今年になって六本木でバーを開業したが、前出の友人は「“無料だから”と、知人に呼ばれて行って飲んだり踊ったりした。カレの友達がたくさん集まっていて、ちょっと悪そうな感じの人も多かったけど、その元カノは来てなかった」という。  友人によると、音信不通の元カノは以前、名倉容疑者のことを周囲に「お金持ち」と話していたという。その際に容疑者と“ビジネスを一緒にしている”とされた実業家男性がおり、こちらに記者が電話取材したところ、なぜか「そんな人は知らない! 何も話すことなんかない!」と一方的に切られてしまった。事故と直接の関係はないことだが、名倉容疑者の人間関係には謎が多い。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

「特定秘密保護法は憲法違反だ!」フリーランス43名による違憲訴訟始まる

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報告集会の様子
「特定秘密保護法は憲法違反につき無効」  法案のころから何かと問題、いや危険性が指摘されていた特定秘密保護法。各所から疑問や反対の声が上がっていたものの、昨年12月6日、自民党と公明党の強行採決によって成立してしまった。  これに対して、フリーのジャーナリストたちが「異議あり!」と、法廷の場にこの問題を持ち込んだ。  特定秘密保護法は、憲法が認めるいくつもの国民の権利を侵害しており、かつ、平和主義や国民主権といった憲法の基本原理を否定するものであるとして、ジャーナリストやカメラマンなどフリーランス43名が国を相手取り、違憲・無効確認と施行差し止め、さらに精神的苦痛に対する慰謝料として1人当たり10万円、合計430万円を求める民事訴訟を東京地裁に起こしたものである。  この「秘密保護法違憲訴訟」の第1回口頭弁論が、6月25日午前11時から、東京地裁803号法廷で開かれた。原告43名のうち30名が出廷。ジャーナリスト寺澤有氏ほか4名が意見陳述を行った。傍聴希望者が多数だったため抽選が行われ、約70人の希望者に対して抽選で40数人が傍聴券を獲得。傍聴席は満席の状態となった。  弁論は30分で終了。その後、11時30分過ぎから弁護士会館5階にある502号室で報告集会が開かれた。寺澤氏のあいさつを皮切りに、弁護士の山下幸夫氏から訴訟の概要を説明。続いて、意見陳述を行った4人のジャーナリストからその内容が述べられた。  まず於保清美氏は、2011年6月に佐賀県で起きた九州電力による「やらせメール事件」を取り上げ、秘密保護法施行によって内部告発や自由な報道が萎縮してしまう可能性を指摘。次に丸田潔氏は、自らの親族が戦前・戦時中の言論や思想などの統制を受けたことに対する疑問と批判を踏まえ、秘密保護法施行が「国家の存亡にかかわる重大な問題」になると主張した。  次に安田浩一氏は、同法第12条に示された適性評価に注目し、特定秘密を取り扱うに当たり、当該人物本人の健康状態や嗜好、借金の有無や返済状況、その他の生活や個人的状況、さらに国籍に至るまでとことん調べ上げられ、さらに当該人物だけでなく、家族や親族、職場の関係者、友人などにも調査の手が及ぶ点に着目し、こうしたことは監督官庁の権限肥大化につながる可能性があることはもちろん、個人の生活や経歴、嗜好や思想信条に至るまで調べ上げることを認めてしまっている点を指摘し、「これは明らかに、社会に差別と分断を持ち込むものであって、絶対に容認できるものではない」と怒り込めて主張した。  最後に寺澤氏は、同法22条第2項に記された「報道従事者」による取材は処罰対象外と定めた項目について、これまで官庁等がフリーランスをことごとく差別し排除してきた経緯を説明し、「まったく信用できない」と斬り捨てた。さらに、意見陳述を進めた経緯と、裁判の進め方などについて寺澤氏が指摘しても、裁判官が露骨に嫌な顔をするなど、具体的な法廷の状況も、ユーモラスに、だが重要な点をとらえた報告が行われた。  現在、安倍政権はいくつもの「改革」を推進している。しかし、この秘密保護法は、特に危険度の極めて高い可能性を有するとして、その進行状況から目が離せないものとなっているようだ。  この裁判の第2回の口頭弁論は、9月17日(水)に行われる。 (文=橋本玉泉)

かみつき、飛びヒザ蹴り「総合格闘技以上」W杯ウルグアイ対イタリア戦の地獄絵図に地元ファン熱狂!

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ルイス・スアレス 公式サイトより
 決勝トーナメント進出をかけたウルグアイ対イタリアの大一番。その後半34分に、ウルグアイのエース、ルイス・スアレスがイタリアDFキエッリーニの肩にかみついたことが大きな話題を呼んでいる。  キエッリーニの肩には、はっきりと歯形が残されており、FIFAと審判の判断により、スアレスは今大会残り試合の出場停止処分が科される可能性まで出てきた。現在、ネット上ではかみつきシーンの動画が拡散されているが、一方でこの蛮行を、サッカーファンは驚いていないのだという。 「スアレスのかみつきは有名で、よくあることなんです。オランダの名門・アヤックスに所属していた際には、PSV戦で相手DFバッカルの左肩にかみつき、7試合の出場停止処分を受けている。さらに現在所属しているリバプールでは、昨シーズンの第34節チェルシー戦でイヴァノヴィッチの腕にかみつき、FAから10試合の出場停止処分を受けました。その時は涙を流して謝罪していましたが、“癖”はなかなか直らないようですね」(スポーツライター)  スアレスの蛮行は、これだけではない。4年前の南アフリカW杯・準々決勝のガーナ戦では、1対1の同点で迎えた延長戦終了間際に、枠内に飛んだ相手シュートを故意に手でブロック。このPKをキーパーが止めたことに、大袈裟にガッツポーズをして世界中から非難が集中した。また、W杯南米予選のチリ戦で、DFゴンサロ・ハラにパンチを食らわせたことも。スアレスの問題児ぶりは世界中に知れわたっており、イギリスの有名サッカーサイトの「最も嫌われているサッカー選手」にも選ばれている。 「今回のウルグアイ対イタリアに関しては、試合前から本当の意味で“死闘”になると言われていた。かみつきに隠れてあまり話題になっていませんが、イタリアの悪童・バロテッリも、前半22分にペレイラに飛びヒザ蹴りをお見舞いしているんです。さらに後半14分には、イタリアのマルキージオも前蹴りを行い、一発退場。血の気の多い野次馬ファンの間では、『痺れた!』『なんてエキサイティングなんだ!』『かみつきと後頭部へのヒザ蹴りは、総合格闘技でも禁止されている技だよ』などと盛り上がりを見せています」(同)  ほかにも、ポルトガルのぺぺが頭突きをし、レッドカードをもらうなど、“想定内”の問題行動が目立つ今大会。これから始まる決勝トーナメントでは、クリーンな試合で盛り上げてほしい。 (文=沢野奈津夫)

「W杯は開幕前から負けていた!?」日本サッカー協会が犯した重大なミスとは……

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日本サッカー協会 公式サイトより
 コロンビア戦を終えて、グループリーグを1分2敗の勝ち点1で敗退したザックJAPAN。現在、敗退した理由について、本田圭佑を中心に据えたことへの疑問、交代策、戦術のブレなど、日本中で討論されているが、中でも“運動量の少なさ”は誰もが納得できる理由の一つだろう。  もともと体格や技術で劣る日本は、攻める時はボールをもらうために走り回り、守る時は前線からプレスをかけて運動量で圧倒するしかなかった。しかし実際は、後半になるにつれ、動きが止まる選手が増えてしまった。  しかし、この運動量の少なさは選手のせいだけではなく、JFA(日本サッカー協会)が選んだキャンプ地・イトゥにもあるという。 「キャンプ地のイトゥに関しては、開幕前から多くの関係者から疑問視されていました。1次リーグ3試合が行われる会場のレシフェ、ナタール、クイアバは、いずれも最高気温30℃超、湿度約80%と高温多湿。それに比べて、6月のイトゥは平均気温17℃以下で、乾期。試合が行われる会場とは正反対の気候だった。しかも、強化合宿を行ったタンパも、最高気温は30℃を超える。暑い→寒い→暑い。これでは、コンディションが整わないのも無理はありません」(スポーツ記者)  さらには、移動距離も問題になっているという。イトゥからコロンビア戦が行われたクイアバまでの距離は1,250キロメートル、コートジボワール戦が行われたレシフェまで2,150キロメートル、ギリシャ戦のナタールまでは2,350キロメートルも離れている。  では、なぜJFAはキャンプ地をイトゥに決めたのだろうか? 「理由は、暑さ対策や移動距離よりも施設の充実です。FIFAも5つ星をつけるブラジル有数のホテルですから、相当いい環境なのでしょう。空港から車で30分というのも決め手になったようです。また、実はイトゥがあるサンパウロ州は、出場32カ国のうち、半数近い15カ国がキャンプを張る人気の地なんです。サンパウロにしておけば、大きなミスはないとJFAも判断したのかもしれません。試合会場はどの国もバラバラなので、参考にはならないはずなんですが……」(同)  ふがいない戦いをして容赦なく叩かれるのは監督や選手だが、責任を負わなければならないのは上の人間も同じ。4年後は選手だけではなく、JFAにも成長してもらいたいものだ。 (文=沢野奈津夫)

「まるでドイツ大会のデジャヴ……」W杯グループリーグ敗退でザックJAPAN暴露合戦始まる?

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『ザッケローニの哲学』(PHP研究所)
「自分たちのサッカーができなかった」  FIFAワールドカップブラジル大会第3戦。ギリシャが勝利したため、勝てばグループリーグを突破できた日本代表だが、結果は1.5軍のコロンビアに1-4の惨敗。成績ももちろんだが、選手の口から出てくるコメントも、2006年ドイツ大会のデジャヴのようだった。唯一の違いは、ブラジル大会では内部分裂が起きていないこと。ドイツ大会では、のちにジーコ監督が「腐ったミカン」と表現した選手を中心に、数人がチームにそっぽを向いてしまった。だが、ザッケローニ監督率いる日本代表にも、火種がなかったわけではない。サッカー関係者は次のように話す。 「ドイツ大会でチームが崩壊したのは、日本サッカー界最大の事件でした。ゆえに、以降はチームとしての一体感を高めることが重要視され、選手にはチームに対して献身的であることが求められた。実際、“腐ったミカン”と評された選手はその後、代表に選出されていない。今回、チーム内から不満がこぼれなかったのは、不満がなかったわけではなく、そういう空気が影響していることが大きい」  実際、ザッケローニ監督に対する戦術的な不満はピークに達していた。本田圭佑に至っては、試合後の記者会見でパワープレーに疑問を呈したくらいだ。そして、それよりも根深い問題となっていたのが、大久保嘉人の起用法だ。 「大久保のワントップはありだと思いますが、右サイド起用には、選手たちもやりづらそうでしたね。というのも、右サイドは、一度、ワイドに張り、そこから中に入るのが今までのやり方でした。しかし、大久保は中央に早い段階で入る。さらに、おとりの動きより、ボールを欲しがる。異質な存在だけに、グループリーグで目立ちましたが、チームのバランスは崩れていた。彼が所属する川崎フロンターレでの役割とは、あまりにも違ったんです。大久保との不仲説が流れた選手もいましたが、こういった火種があっての報道でした」(サッカーライター)  また、ザッケローニ監督と本田の蜜月関係にも、周囲は違和感を覚えていた。 「本田が、90分間プレーできるコンディションではなかったのは明らかです。普通に考えて、途中交代か途中出場にするべき。にもかかわらず、3試合フルで使い、一方で香川真司は途中交代。確かに本田は1得点1アシストですが、失点にも絡んでいる。また、本田がボールを奪われるシーンも多かった。今まで彼は周囲に散々要求してきましたから、今後、不満が出てもおかしくないでしょう」(同)  試合で結果を出せず、内容も今ひとつだったブラジル大会。同様の結果だったドイツ大会では、その反動から、内部事情が暴露されたのは記憶に新しいが、今回もそのような流れになるかもしれない。

W杯韓国戦で、アルジェリア選手にレーザー攻撃 韓国サポーターが犯人扱いされるワケ

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KFA公式サイトより
「韓国サポーターが、アルジェリア選手にレーザーポインターで攻撃した」  そんなウワサがネット上で話題となっている。22日に行われたサッカーW杯韓国対アルジェリア戦は、2-4で韓国が惨敗したが、試合中にアルジェリアの選手の顔にレーザーポインターが当てられているのがテレビ画像などで確認された。産経ニュースは、「誰が照射したか判明していないが」と前置きしつつも、韓国が惨敗した試合内容とともに「この体たらくぶりに韓国サポーターが怒ったのか」などと報じた。  これに対し、韓国メディアは敏感に反応。「断定はしていないが、敗戦に怒った韓国サポーターの仕業というニュアンスだ」と不快をあらわし、産経新聞を「日本の極右の立場を代弁してきた新聞」と批難するメディアもあった。また、「韓国サポーターのレーザーポインター攻撃は事実ではない。当日、応援に駆けつけた韓国サポーターは、競技場入場前に全員が所持品検査を行っている」と、真っ向から否定する記事も。同記事では、「むしろ、アルジェリアのサポーターによる行為の可能性もある。アルジェリアのサポーターは、W杯直前に行われた2度の親善試合で、選手たちをレーザーポインターで照射したことがある。試合が終わるとピッチに乱入するなど応援熱が過剰で、たびたび問題を起こす」と指摘している。  問題の“レーザーポインター攻撃”は、アルジェリアの選手交代の際、ベンチに下がろうとした選手に対して行われたという。もしそうであるならば、犯人にアルジェリア選手のプレーを邪魔する意図があったのかどうかすらも不明瞭だ。  とはいえ、韓国サポーターに疑惑の目が向けられてしまうのも、仕方ないかもしれない。韓国サポーターの“悪行”は、これまで幾度となく問題視されてきたからだ。  例えば、2002年の日韓W杯で韓国とドイツが対戦した際、韓国サポーターは「ヒットラーの息子たちは去れ!」と書いたプラカードを掲げたことがあった。また、記憶に新しいところでは、昨年のAFCアジアカップの日韓戦で「歴史を忘れた民族に未来はない」という大横断幕を掲げたこともある。いまや「独島(竹島の韓国呼称)は我が領土」のプラカードなどは、日韓戦では見慣れた光景となってしまった。言うまでもないが、国際サッカー連盟(FIFA)は応援時のこういった政治的な主張を禁じている。  ブラジル現地で日本サポーターがゴミ拾いをして注目を集めたことに比べると、韓国サポーターのマナーの悪さは目立つ。それでも、W杯初戦となったロシア戦の際にソウルの光化門広場に集まったサポーターたちは、進んでゴミ拾いを実施。韓国メディアもこぞってその善行を取り上げ、「成熟した市民意識」と自画自賛した。  しかし、アルジェリア戦では一変。光化門広場、永東大路などに7万人のサポーターが集結したのだが、試合終了後の現場には、数多くのビール缶や菓子袋などが乱雑に放置されていたという。前半だけで3点を取られるふがいない試合内容が影響したのだろうか。だが、試合に負けたからといって、一瞬で失われるような市民意識では、とても“成熟した”とはいえない。  いずれにせよ、選手へのレーザーポインター攻撃は決して許される行為ではない。一日も早い真相究明が求められている。

コロンビアがわざと負ける!? ザックJAPANの予選突破を、別グループのコスタリカが握ってるワケ

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テレビ朝日 公式サイトより
 2戦を終えて勝ち点1、得失点差-1と、どうにも調子が出ないザックJAPAN。「日本が勝利、コートジボワールが敗北」「日本が2点差以上で勝利、コートジボワールが引き分け」が決勝トーナメント進出の条件となり、かなり追い込まれているのが実情だ。  日本が属するグループCは、1位通過するとグループDの2位と、2位通過するとグループDの1位と、それぞれ決勝トーナメント1回戦で対戦することになる。この状況が、ザックJAPANにとって大きな追い風になるかもしれないという。 「グループDの首位は、初戦のウルグアイに続き、第2戦のイタリアも倒し、今大会で最もビッグサプライズを起こしているコスタリカ。しかも、第3戦の相手は敗退が決まっているイングランド。ノリにノッているコスタリカにとって、モチベーションが下がっている相手は有利とみられ、1位通過が濃厚になっています。そして2位争いは、強豪のイタリアとウルグアイ。決勝トーナメント進出が決定しているコロンビアからしたら、1位通過してイタリアやウルグアイと当たるより、2位通過でコスタリカと当たりたいと考えているのでは」(スポーツライター)  確かに、コスタリカは調子がいいとはいえ、コロンビアとしては、トーナメントの戦い方を知り尽くしているイタリアやウルグアイとはなるべく当たりたくないだろう。その上、コスタリカのような中位チームは、グループリーグにコンディションのピークを合わせる。一方、イタリアやウルグアイのようなトップチームは、トーナメントにピークを合わせるため、より前者との試合を望むだろう。  となれば、コロンビアが日本に故意に負ける可能性もあるのではないだろうか? 「コロンビアが破れてコートジボワールがギリシャに勝てば、両国は勝ち点6で並ぶことになる。得失点差でコートジボワールが1位通過となる可能性が出てきます。W杯という世界が注目する大会において、コロンビアが2位通過のためにあからさまに負けることはあり得ません。ですが、“勝たない方向”に持っていくことは十分にありえます。例えば、世界最年長出場記録更新を狙うために、43歳のGKファリド・モンドラゴンが出場するというウワサもささやかれていますし、まだ出場していない選手を試したり、主力の温存を行う可能性は極めて高い。また、もし日本が先制しても、死に物狂いで勝ちにくるということもないでしょう。“自然の流れのまま負けたい”というのが本音でしょうね」(同)  本来ならば、全力対全力の勝負で決勝トーナメント進出を勝ち取りたい日本だが、今の窮地からはこういった計算をせざるを得ない。この状況を追い風にし、明日の第3戦はぜひ勝ち進んでほしい。 (文=沢野奈津夫)