酒の席でも気は抜けない!? 北朝鮮政府高官がふいに仕掛ける「抜き打ちテスト」とは

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平壌・高麗ホテル(Photo By David Stanley from Flickr.)
 こんにちは。拉致被害者再調査のため日本政府代表団が訪朝し、ストックホルム合意の履行に向けて話し合いを開始しました。拉致問題を含めた日朝間の問題に、ようやく進展の兆しが見えてきたようです。  そんな中で私は、数年前の訪朝時の「とある出来事」を思い出しました。  とにかく訪朝すると毎晩酒盛りが基本なので、下戸にはキツいです。その日も我々取材団は外国人案内 部門の幹部たちとホテルのバーで飲んだ後、さらにロビーで適当に酒を持ち寄って飲み直しをしていました。正直、「まだ飲むのかよ……」というところでしたが、めったにない機会なので仕方ありません。そして宴もたけなわとなった頃、奥のほうに座っていた高官に「ちょっと来い」と呼ばれました。    その方は某部門の責任者だったのですが、彼は突如、こう問いかけてきました。 「我が国と日本が関係を改善するためには、どうすればよいと思うかね?」  急に飲み会にそぐわない高度な質問に一瞬たじろぎましたが、答えは明白。私は自信たっぷりにドヤ顔で答えました。 私「やはり、拉致問題を解決させることであると思います」 高官「それはどんな方法だというのかね?」  どんなって言われても……というのが正直なところ。  とかく彼は「君の考えるロードマップを話せ。履行に支障があるとするなら、その解決策は何か」と言っていたのですが、彼が北の中でも最北出身なのか、日本でいう津軽弁のようななまりを全開にしてくるため、何を言っているのかまったくわかりませんでした。ところどころ聞き取れる単語を必死に拾いながら答えましたが、私の地頭レベルの低さも相まって、まともな問答になりませんでした。 私「国交正常化をすれば、何事もスムースにいくと思います」 高官「それは知ってるんだよ。だから、そのための道筋を話してくれたまえ 」  すると、幹部はしびれを切らしたのか、我々の中からもう一人、女子を呼びました。幹部は私同様に無慈悲な問いかけを浴びせましたが、20代半ばという年齢の割に「やり手」な彼女、北朝鮮高官の尋問を右から左へと受け流し、ひたすら「そんなことより飲みましょう」「ウェーイ」というノリで押し切ったため高官はそれ以上追及できず、むしろニヤついていました。いやあ、若いって本当にパワーですよね。まさしく西城秀樹の「YMCA」です。若い彼女のひょんな助け舟により、私のようなババアは「もういい、行け」とリリースしていただいたのでした。  しかし翌朝。訪朝団の人から「君たちは“不合格”だってさ」と告げられました。  思想レベル的に、ということでした。その高官がビザ審査 にも関わっていただけに、それを聞いて私は「そうか、もう二度と入国できないんだな……」と落胆しました。しかし、なぜかその後も入国できたので、単に北朝鮮的「アホ認定」を食らっただけのようです。  というのも2002年、日朝首脳会談で国交正常化について明記した平壌宣言が採択されましたが、北朝鮮としては「拉致問題は解決済み」という立場を一貫し、日本政府側の経済制裁解除なしには再調査は行わないとしてきました。横田めぐみさんの「ニセ遺骨疑惑」で交渉が大きくこじれましたが、後に第三者による鑑定を受け入れることを明言しました(これについて、日本政府側からの返答はありません)。  一方、日本政府側は拉致被害者問題に焦点を合わせ、経済制裁措置という形で対応してきました。歴代政権が支持率アップのために拉致問題を利用してきた、という向きも否定できません。  高官はこれらを把握した上で、あえて質問をしてきたのでしょう。まさか、北朝鮮の東北弁で来るとは思いませんでしたが……。  またある日、私の部屋で某部門の女性担当者と飲んでいたときです。私は「業務上で拉致問題対策本部の方とも関わりがある」と口を滑らせてしまいました。すると、泥酔していた彼女は急に真顔になり、こう言いました。 「では、彼らに伝えておきなさい。小泉元首相は拉致被害者を一時帰国させ、朝鮮に戻す約束をなぜ破ったのか。それについて論理的な説明、もしくは謝罪する手紙一枚でももらえれば、我々はすぐに動く用意がある」  まずい、面倒くさい展開になってしまったなと思った私は、「はあ……日本政府に言っておきます(誰にだよ)」としか答えられませんでした。  あれから、はや数年。現在に至るまで、水面下ではいろいろと動いていたんですね。まあ食い違いもあるでしょうが、平壌宣言の「双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していく」という項目は最低限、履行していただきたいものです。  余談ではありますが今後、日朝関係が改善した際には訪朝時、酒に注意したほうがよさそうです。昼も夜も酒なので「ヘパリーゼ」は必須です。現地の謎の生薬 がガツンと効く場合はありますが(これはまたの機会に言及します)。  そして現地の観光案内員らは、前日どんなに酔いつぶれていようと翌朝は必ずシャキッとした様子で迎えにくるので、本当に不思議です。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。国籍・韓国(出生時は朝鮮籍)、本籍地・朝鮮民主主義人民共和国、出生地・日本という根なし草。いわゆる「在日2世」だが父親が高齢の際に製造されたため、世代的には3~4世。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>

セウォル号船長らに極刑求刑も……韓国で17年間“死刑執行ゼロ”の、なぜ?

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 今年4月に起きた旅客船セウォル号の沈没事故で、イ・ジュンソク船長をはじめとする運航担当乗組員15人に対する公判が行われた。10月27日に光州地裁で行われた公判で、検察側は船長に死刑を求刑。ほかの14人にも、無期懲役などが求刑されている。  検察は、イ船長について「総責任者として沈没原因を作り、待機放送のほかになんの措置もとらずに船舶から退避するなど、最も重く、直接的な原因がある」とし、“不作為の殺人罪”が成立するとして極刑を求めた。実際にイ船長は事故当時、残された乗客300人を置いて現場から真っ先に脱出。下着姿で逃げ出す情けない彼の姿は、日本でも大々的に報じられたので、記憶に新しい人も多いだろう。  だが、たとえ検察の主張通りに死刑判決が下されたとしても、イ船長の死刑が執行されるかどうかは別問題といえる。というのも、韓国ではここ17年間、一度も死刑が執行されていないからだ。  もちろん、この17年間、韓国に凶悪犯がいなかったわけではない。例えば、03~04年にかけて21人を殺害したユ・ヨンチョルなどは、まさに凶悪犯そのもので、実際に05年に死刑が確定した。しかし、現在も死刑は執行されておらず、生存している。また、小学生女子2人を拉致後に殺害し、09年に死刑が確定したチョン・ソンヒョンも、同じく処刑されていない。法務部は10年3~4月、この2人を含む死刑囚の死刑執行を検討したが、結局見送ったとされている。韓国メディアによると、当時EUと推進中だった自由貿易協定(FTA)の障害になるとして、大統領府の指示で死刑執行を白紙化したという。政治的な理由から死刑執行が留保されたというわけだ。ちなみに、直近で死刑が執行されたのは、97年12月30日の23人。その中には、乗用車で2人を殺害して17人を負傷させるという無差別殺傷事件を起こしたキム・ヨンジェなどが含まれている。  セウォル号のイ船長の犯した罪は確かに重大だが、事実上、執行されない死刑という宣告を、裁判所は下すのだろうか? 韓国の法曹界は、今回の死刑求刑に対して慎重な立場を示している。それは、イ船長には積極的な故意や残忍な殺害方法があったわけではないため、過去に死刑判決が下った犯罪とは大きく事情が異なるからだ。また“不作為の殺人罪”が実際に適用された事例も、これまでに2件しかないという。過去の判例から冷静に分析すると、確かに死刑にするのは若干強引なのかもしれない。  いずれにせよ、セウォル号遺族らはイ船長だけでなく航海士などにも死刑を求めており、裁判所の判決次第では、まだまだ波乱がありそうだ。イ船長らの判決は、11月11日に言い渡される。

安倍内閣を解散“させられない”裏事情……山口4区をめぐる「24歳問題」とは?

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『取り戻せ、日本を。 安倍晋三・私論』(PHP研究所)
 小渕優子前経産相、松島みどり前法相のW辞任後も、宮沢洋一経産相にはSMバー領収書、外国人企業からの献金問題など、安倍晋三内閣は問題噴出でグラついている。 「長期政権を目指していた“不沈艦・安倍丸”だが、いつ沈没(解散)するか分からなくなってきた」(自民党関係者)  総辞職か解散か──そんな臆測が永田町を駆け巡っている。ところがそんな中、「解散はあり得ない」との声が上がっている。安倍家に詳しい関係者は、こう明かす。 「激務の続く安倍首相は“総理の座”を辞した後、政界引退もささやかれています。しかし、安倍首相には子どもがいないことから、後継問題が浮上している。そのため、“ゴッドマザー”と呼ばれる母・洋子さんが、首相の兄・寛信氏の息子を、安倍首相のお膝元である山口4区から出馬させようともくろんでいます」  ご存じの通り、安倍首相の一族といえば父親が安倍晋太郎元外相、祖父が岸信介元首相という“名門”。岸方には、安倍首相の弟、岸信夫衆院議員が養子に出された。岸家は当面“安泰”だが、安倍家の今後が問題視されるようになり、政治とは無縁の長兄の息子を政治に担ぎ、「安倍」を引き継がそうとしているのだという。  ところが、その息子は現在24歳。衆院議員の被選挙権、つまり立候補するには満25歳以上の「年齢制限」があるため、来夏までは立候補できない状態だという。 「山口は、岸・安倍家と林家との戦いの歴史がある。林家とは、前農水相の林芳正参院議員の家系で、父は厚生相、蔵相を務めた林義郎元衆院議員、高祖父の林平四郎、祖父の林佳介も衆院議員を務めた名門で、衆院に小選挙区比例代表並立制が導入された際には、林家が安倍家に山口4区を“譲った”経緯がある。仮に安倍家に空白ができれば、山口4区を林家にかすめとられることにもなりかねない」(永田町関係者)  安倍首相の引退後、洋子さんからしてみれば、“安倍の議席”をなくすわけにはいかない。だからこそ、孫が出馬要件を満たすまで、安倍首相には解散させないつもりのようだが、果たして――。

“余罪”も続々──学校で、成人式で、名簿を使って……「幸福の科学」書籍を配る人々

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幸福の科学 Happy Science 公式サイト
 神奈川県座間市の市立東中学校の元校長が、在任中に手に入れた生徒名簿を使って幸福の科学の書籍などを送り付けていたことが分かった問題で、元生徒からは別の“余罪”の話も聞かれる。 「以前、この校長先生が赴任していた別の学校の卒業生なのですが、成人式に出たときに会場前で新成人たちに大川総裁の著書を配る姿を見かけたことがあるんです」  実際のところ、幸福の科学が組織的に成人式の会場で大川隆法総裁の著書を配布するのは、各所で確認されている。今年1月、埼玉県内の成人式では『未来の法』が袋入りで配られ、配布者が無言のまま配ったために、式の一環のプレゼントだと思って受け取った人たちが中を開けると、「祝成人」と書かれた帯の巻かれた同著と組織紹介のDVDが入っていた。元校長が、以前からこうした布教活動に励んでいた可能性はある。  座間市教育委員会の発表によると、元校長は2010年度の生徒名簿を使って約500人の元生徒に、幸福の科学が開校を予定する大学のパンフレットや書籍を送り付けていたことが判明したが、「幸福の科学の信者だということは、ほとんど知られていなかった」という。 「退職後も38年間分の生徒名簿を持っていたので、ほかにも同様のことがなかったか調査中ですが、元校長は送付に書籍代を含めた100万円以上の経費を使い、家族3人で発送作業を行っていて、教団からの指示ではなく自発的にやったと話しています」(教育委員会の関係者)  幸福の科学の信者による自主的な著書配布は、コンサート会場でも目撃情報がある。過去、人気ギタリストの布袋寅泰のライブ会場前に、真っ黒な袋を配布するスーツ姿の者たちが出現。受け取ったファンが布袋関連のグッズだと思って開けてみると大川総裁の著書だったことがあり、これを見て「布袋は信者なのか」というウワサもささやかれた。実際に布袋が信者だという具体的な話はないが、タレントたちが自らの信奉する宗教団体を積極的に明かすことはないため、芸能界に数多くいるといわれる幸福の科学の信者も、ハッキリと見えてこない部分はある。  そんな話を物語ったのが、今年4月に日本テレビのバラエティ番組でディズニー特集を放送したときの舞台裏だ。同番組のアシスタントプロデューサーが放送後、出演タレントの控室を見回っていたところ、ひとりの出演者から「机の上に、こんなものがあった」と本を差し出された。  この本が、大川総裁の『ウォルト・ディズニー「感動を与える魔法」の秘密』なる著書。一部の関係者と出演者たちしか行き交うことのないところで5つの控室から同著が見つかったというから、芸能界にも元校長のような隠れ配布者がいるようだ。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)

プロ野球ソフトバンク・工藤公康“新監督”の初仕事!? ベテラン・松中信彦にクビ宣告か

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『工藤公康の野球のススメ』(朝日新聞出版)
 来季からソフトバンクで指揮を執ることが“内々定”している野球評論家の工藤公康氏が25日、甲子園で行われたプロ野球・日本シリーズ第1戦のラジオ解説のため、同地を訪れた。試合開始45分前に球場に現れ、混乱を避けるためグラウンドに出向いての取材を回避するなど“その時”に備えての動きが見え隠れする工藤氏だが、さっそく彼ににらまれてクビ宣告されたのが、なんとベテラン・松中信彦だったのだ。  中継時には、ちょくちょく“監督目線”での解説が目立った工藤氏。この日先発し、5回6失点のジェイソン・スタンリッジ投手について「(捕手が)上下(に構えたところに)ボールがずれるのはいいけど、彼は横にずれだしたらダメになる!」と言った直後、メッタ打ちに遭うなど、早くも右腕の癖を見抜く手腕を発揮。  さらに6回、先頭打者として松中が代打で登場。しぶとくセンター前へゴロの安打を打ったまではよかったが、柳田悠岐、内川聖一のヒットでも、まさかの「各駅停車」の走塁。4番・李大浩の犠牲フライでなんとか得点には絡めたものの、「(柳田の左前安打で)3塁に行けないのは、本当にあり得ない!」と激怒。引退がチラつくベテランに、半ば“クビ宣告”した。  かつて、2000年の日本シリーズで打率が.052しかマークできず、“逆シリーズ男”のレッテルを貼られた松中。この日は1打席で“快答”を見せたが、鷹番記者たちは失笑しながら「あの走塁をやってては、工藤監督が激怒するのは当然」と口をそろえる。来季は、さらに立場が危うくなりそうだ。

大切な患者様は死なせない! 世界の医療業界が安楽死に大反対するワケ

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 11月1日、ひとりの女性が29年の命に終止符を打つ予定だ。末期の脳腫瘍と診断された米オレゴン州のブリタニー・メイナードさんが、州法で認められている安楽死を選択したのだ。当日、彼女は自宅の寝室で医師に処方された薬を服用し、人生の幕を閉じる。  現在、安楽死が法的に認められているのは、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクに加え、オレゴンを含む米4州のみと、世界でも少数派だ。  安楽死や尊厳死(延命治療を行わない消極的安楽死)の法制化に関する議論は、日本でもかねてから存在する。  昨年、読売新聞が行った全国世論調査では、終末期における延命医療を「望まない」と答えた人が81%に上った。治療の担い手である医師たち自身も、本音は同様だ。医療従事者向け情報サイト「ケアネット」が2012年に医師を対象に行った調査では、「延命治療は控えてほしい」という回答が70.8%に達している。  同年、超党派の議員連盟により「終末期の医療における患者の意思尊重に関する法律案」(尊厳死法案)が作成された。しかし、今年予定されていた通常国会での審議入りは、来年以降の通常国会に持ち越されることとなった。  日本をはじめ世界の多くの国で安楽死・尊厳死の合法化を阻んでいるのは、「死ぬ権利」の主張以上に根強い反対の声だ。反対派の根拠としては、倫理や宗教的理由が挙げられることが多いが、外資系製薬メーカーの男性社員A氏(43歳)によるとそれだけではない。 「皮肉な話ですが、病人が多いほど儲かるのが医療業界。大切な患者様が命を自ら絶ってしまうということは、業界にとって損失につながる。特にICUでの延命治療は、病院にとって一番の儲けどころと言っても過言ではない。世界の医療業界は、安楽死が合法化されないよう、各国で反対派のロビイストを密かに支援している。日本で尊厳死法案が審議入りしても、廃案に持ち込もうとする国際的な圧力がかかるでしょう」  医療業界の利益のため、意思に反して苦痛の中で生き永らえなければならないとしたら、これほど皮肉なことはない。一方で、「医療費や年金支出を削減したい日本にとっては、尊厳死の合法化は希望の光でしょう」(A氏)とも。国民の命は、結局、国や医療業界の損得勘定によって決められるということか……。 (文=奥窪優木)

プロ野球日本シリーズ、阪神・和田監督 vs ソフトバンク・工藤“新監督”のダジャレ合戦が熱すぎる!?

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『猛虎復活』宝島社
 プロ野球・日本シリーズは25日、50年ぶりに本拠地・甲子園で初戦を迎えた阪神が6-2で快勝。翌26日はソフトバンクが2-1で投手戦を制し、1勝1敗となった。  白熱のシリーズは移動日を挟んで28日に福岡・ヤフオク!ドームで第3戦を迎えるが、このシリーズ、阪神・和田裕監督の様子が少しおかしいのだという。 「第1戦の練習開始前、報道陣に囲まれた和田監督は日本シリーズの雰囲気について『開幕前に近い感じだね』などと、ひとしきり感想を語ると、記者から『鯛は食べたのですか?』との質問。プロ野球界には昔から、開幕前日に“鯛の尾頭付き”を食べて縁起を担ぐ風習があることからの問いだったが、『き“タイ”して食べて来ず、すまんな!』とダジャレで返答した。普段、真面目一辺倒の和田監督だけに、記者の間では驚きの声が上がりました」(スポーツ紙プロ野球デスク)  一方、これに対抗したのは秋山幸二監督……ではなく、来年からソフトバンクを率いることが確実視されている工藤公康氏。この日の夕刻、大勢の報道陣に囲まれて球場入りした後に飛び出した。 「関係者が『今日はホッカイロを貼るほど寒くなるかもしれませんよ』と言ったのですが、すかさず工藤氏は『俺は頭の“カイロ”が爆発寸前だよ』と苦笑い。間違いなく、来季の編成を考えているところからの発言と思われ、誰も何もツッコめなかったようです」(同)  ダジャレ対決も、1勝1敗の“タイ”に持ち込まれた!?

【中国奇人伝】末期がんも克服!? 1本のロープ上に寝そべる武術の達人が話題に!

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 火の玉を飲み込む男や、アソコに筆を挟んで書道をする女性など、さまざまな奇人変人が存在する中国だが、浙江省黄岩の公園で今、1本のロープ上に寝そべる男性が話題となっている。  まるで映画のようなカンフー服と靴を身にまとい、2メートル間隔で立つ2本の木にくくり付けた親指ほどの太さのロープの上に仰向けの姿勢になる中年男性。片手を胸の上に乗せ、足を自然に組んで目を閉じたかと思うと、おもむろに両手を広げて縄から離したり、片方の足を持ち上げたりするが、絶妙なバランス感覚で落下するようなことはない。  公園を行き交う人たちが足を止めて不思議そうに見つめる中、まるでハンモックの上でくつろぐかのように、30分以上も寝そべったり、読書にふけることもあるという。  実は彼、黄岩に住む、51歳になる武術の達人である。3年前に末期の喉頭がんと診断され、その克服法として編み出した健康法がこれである。初めは3本のロープを使っても何度も落ちたというが、鍛錬の結果、1本ずつロープを減らし、現在に至ったという。  その甲斐あってか、当初は余命半年と宣告されたにもかかわらず、今でも毎日、公園に来てはロープの上で寝そべっている。  彼によれば、尻と肩、頭とロープの接触点3カ所が三角形になるように寝て、あとは心を静め、雑念を消し去ることができれば誰にでも実践可能というが、とても常人技とは思えない。とりあえず、この健康法がブームになることはなさそうだ……。 (文=牧野源/参照「浙江日報」10月14日付)

ジョイサウンドで“入曲交渉中”!? 魅惑の北朝鮮歌謡「NK-POP」と日本のカラオケ

 前回の連載で、北朝鮮版少女時代ともいえる「モランボン楽団」について紹介したところ、いくつかのメディアから問い合わせがあった。モランボン楽団については、時折地上波のテレビ番組で一部を紹介しているが、ネットを中心に北朝鮮歌謡(NK-POP)の認知度が徐々に高まっていることを実感している。  なかなか見聞きする機会のないNK-POPだが、YouTubeなどにはたくさんの動画がアップされており、おおよその代表曲を知ることが可能だ。その中でも、「神曲」と誉れ高いナンバーが「攻撃戦だ!」(正確な邦題は「攻撃戦の勢いで」)。まずはリンク先(https://www.YouTube.com/watch?v=f2EUG11Fo18)の映像を見てほしい。  流し目とドヤ顔で、歌い出しのサビでは拳を握りながら「白頭の稲妻のように攻撃!」と熱唱するのは、ポチョンボ電子楽団のユン・ヘヨン同志。アニソン風のシンプルなメロディーとノリの良さから、新大久保ネイキッドロフトで開催されるNK-POPイベントでも大人気のナンバーである。  また、間奏のギターソロにも注目してほしい。セミアコで見事なライトハンド奏法を披露しているギタリストは、カン・ピョンヒ同志(カン・リョンヒという説もある)。この映像の楽団(ポチョンボ電子楽団)はすでに解散しているが、彼女はその後継楽団であり、前回紹介したモランボン楽団のギタリストでもある。2つの楽団にわたって彼女がギタリストの地位を保っていることからも、その実力の高さがうかがえる。  ギターについて明るくない筆者だが、エレキギターからクラシックギターまで自由自在に操り、派手なギターソロから堅実なバッキングまでこなすカン・ピョンヒ同志は、相当な実力者と見た。というわけで、彼女に敬意を払う意味で「主体のジミ・ヘンドリックス」と勝手に呼んでいる。  ご存じない方のために説明しておくと、「主体(チュチェ)」とは、北朝鮮の政治思想「主体思想」のことであるが、簡単に言ってしまえば、宗教のようなものだ。
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 さて、そんな魅惑のNK-POPだが、それを超越してスゴイのが日本のカラオケである。通信カラオケを代表するジョイサウンドで「攻撃戦だ!」を検索してみたら、なんと「入曲交渉中」だった(現在は確認できず)。果たして、誰とどのように入曲交渉しているのかは不明だが、北朝鮮の歌までリストアップするイルボン(日本)のカラオケ、恐るべし。  それにしても、拉致問題や核・ミサイル問題で政治的に対立し、なおかつネガティブなイメージが強い北朝鮮が創り出す歌を、「まずは聞いてみよう」「歌ってみてもいいんじゃないか」と受け入れようとする、素晴らしき日本の懐の深さ! 素直に感動しました、ハイ。 (文=高英起) ●こう・よんぎ 北朝鮮情報専門サイト「デイリーNK」東京支局長。北朝鮮朝鮮問題を中心にフリー・ジャーナリストとして週刊誌などで取材活動を続けながら、テレビやラジオ等でコメンテーターも務める。主な著作『コチェビよ、脱北の河を渡れ ―中朝国境滞在記―』(新潮社)『金正恩 核を持つお坊ちゃまくん、その素顔 』(宝島社)。ブログ「高英起の無慈悲なブログ」<http://choson.blog.jp/>

「主導権は譲らない!」プロ野球・日本シリーズで、キー局 vs 準キー局壮絶バトル勃発!

nihonshiri-zu2014.jpg  25日から始まるプロ野球・日本シリーズ。今年は阪神、ソフトバンクと西日本の球団同士の対戦ということもあり、とかく関東方面での盛り上がりはイマイチ。だが現場では、中継の主導権をめぐって「在京キー局 vs 在阪準キー局」が壮絶なバトルを繰り広げている。  今年の日本シリーズは無事、7戦とも全国ネットで地上波でのテレビ中継が決まっている。1戦目がテレ朝系(ABCテレビ)、2戦目がTBS系(毎日放送)、3戦目がテレ朝系(KBCテレビ)、4戦目がフジテレビ系(テレビ西日本)、5戦目がTBS系(RKB毎日放送)、6戦目がフジテレビ系(関西テレビ)、7戦目が日本テレビ系(読売テレビ)。それぞれ、レギュラーシーズン中の中継実績なども考慮して、最終的にこの順番になったという。  野球中継といえば近年、巨人戦を中心に視聴率が低下。いまや“優良ソフト”とはいえない状況だが、今年の場合は「球団がある両地域での野球熱が高いのと、中継が根付いているのが大きい。さらに、三井住友銀行が冠スポンサーに入ったこともあり、すんなりと中継が決まった」(テレビ局関係者)。だが、安心はできない。次に勃発するのが、系列局同士の「主導権争い」だ。 「今年の場合、ややこしいのは、キー局に唯一、物言いができる準キー局が担当する球団(阪神)が進出したこと。これにより、1、2、6、7戦は『うちが実況、解説の主導権を握る』と、当然ながら言ってきました。だからといって阪神一辺倒で実況されると、キー局に視聴者から反発が来る。かといって、一辺倒でやらないと、準キー局に熱烈な阪神ファンから苦情が入る。『中立で中継したいキー局 vs 阪神応援団の準キー局』という図式ができて、大モメになっているんです。近年は、日本シリーズやオールスターはキー局が代表して放映権を購入する形になったため、今年の甲子園のオールスターゲームはテレ朝の陣営が中心に中継した。それもあって、ABC側は今まで以上に『俺たちにやらせろ!』と、テレ朝側に迫ったそうです。それと、もう一つ争点になるのは中継車のチーフディレクター。これも、どの映像をいつ映すかの権限を持っていて、いかようにも中継の雰囲気を変えられる。九州の局では『たとえキー局から中継番組の出演者が送り込まれても、中継車ディレクターだけは譲れない!』と、頑なにキー局の侵食を拒否するところも。それだけ今回の日本シリーズは、両地域のテレビ局にとっては一大イベントなんですよ」(在阪テレビ局編成マン)  違った視点で野球中継を見るのもまた、マニアな楽しみ方だ。