おいおい大丈夫か!? とツッコミを入れたくなる事態が起こっている。プロ野球・DeNAベイスターズがこのほど「2月5日~8日に元ヤンキースの松井秀喜氏が臨時コーチとして指導する」といったん発表したが、その後、視察目的で現れると訂正した上で、再発表した。ゴジラ松井が他球団を訪問するのは、かなりのレアケース。だが、心配されているのは「松井ネタ」の連発だ。 目下、DeNAには筒香嘉智をはじめとする伸び盛りな若手野手陣がそろい、優勝を目指している。 「中畑清監督も、観客動員に大きく貢献しているが、いかんせんクライマックスシリーズに出ないと、日本一への道も閉ざされてしまう。それだけに、巨人OBルートで松井を引っ張ってこられたのはかなり大きいし、選手にとっても刺激になると思いますね」(球界関係者) この4日間は連日、各メディアが「松井ネタ」を連発して報じることは予想できる。 「発表以降、他球団の記者を視察期間中だけ松井番としてシフト変更することを検討しているマスコミもあります」(同) だが、これに警鐘を鳴らすのは、別の球界関係者。 「松井が日本球界発展のために動くのはいいこと。将来的には監督に就任するでしょうからね。でも、反対に現役選手で目玉になる者がいないと、メディアには松井の名前ばかりが並んでしまう。本人もこれは望んでいないし、結局、過去の遺産で食っているようなモノ。プロ野球人気の地盤沈下がさらに進む危険性もある」 松井のような大物スター選手の出現が、一刻も早く望まれるところだ。『松井秀喜は名監督になれるのか-名将から学ぶリーダーの素養とその分析』(青林堂)
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中国・広東“日系企業の街”で「売春都市」形成中!? 娼婦30人が1,300万円の荒稼ぎ!
広東省公安庁は1月20日、同省恵州市で組織的に売春サービスを行うホテルを警察が摘発したと発表した。同庁によると、市内のホテル「南洋大酒店」を根城に昨年11月初旬から20日間ほどの間に、1,300万円以上を売り上げていた30人余りの娼婦を検挙。さらに、ホテルの従業員85人も共犯として検挙された。 彼らは主にネット上で顧客を獲得。また、一度利用した客にほかの客を紹介させるなどして売り上げにつなげていた。 この一件に、広州市在住の日本人男性は胸をなで下ろす。 「広東省といえば東莞市が性都として全国的に有名でしたが、昨年の掃黄(売春一斉摘発)で壊滅状態となった。そこで、もともと東莞で働いていた小姐たちが恵州に流れ、新たな売春都市が形成されているという話を私も聞いていたんです。いやぁ、うっかり遊びに行かなくてよかった……」摘発は早朝に行われた。地元警察日本の機動隊のような装備で現場に詰めかけ、現場は物々しい雰囲気に。
中央政府の大号令による掃黄も、まさにイタチごっこの様相である。 一方、中国版Twitter「微博」では、 「盗んだわけでも奪ったわけでもないのだから罪はない」 「苦労して稼いだのに、捕まって没収されたら女の子たちがかわいそう」 「娼婦は体を売っているのに、一日の稼ぎは2万4,000円程度。そこからホテル代や管理者に渡すマージンが引かれたら、いったいいくら残ると思う? 薄汚い官僚や商人どもに比べたら、よっぽど清廉だと思うぞ。必要に迫られなかったら、売春なんてしないだろう」 などと、娼婦たちに同情的な声が上がっている。 恵州市にはソニーや日立、ブリヂストンをはじめ、多くの日系企業が生産拠点を構えており、日本人の駐在員や出張者も多い。現地の男性諸氏は、「君子危うきに近寄らず」を心がけるべきだろう。
「5人に1人が韓国人やめたい!?」米永住権のためなら国家機密も売り渡す、韓国“脱出願望”の深刻度
日本でも話題になった、大韓航空副社長が引き起こした“ナッツ・リータン事件”。それに付随して明らかになった韓国の財閥一族たちの傍若無人ぶりには驚かされるばかりだ。 特に目を引いたのは、財閥一族の多くが韓国籍ではなく、アメリカ籍を持っていることだろう。韓国の国営テレビ局KBSの時事番組が昨年10月に明らかにしたところによると、韓国の10大財閥の一族921人中、95人がアメリカ国籍を取得。“ナッツ姫”ことチョ・ヒョナの妹で「必ず復讐する」とのメールで話題になったチョ・ヒョンミン(大韓航空専務)もアメリカ国籍だし、ナッツ姫もアメリカで出産して息子にアメリカ国籍を持たせているらしい。表向きにはキャリアアップのための海外留学中に取得したなどとしているが、兵役逃れや有事の際に「韓国脱出」を図るための予防策であることは明らかだろう。韓国の富を独占して貴族志向の強い財閥一族たちのやることは姑息である。 ただ、注目したいのは、韓国人の移民志向が近年、急激に高まっていることだ。世論調査会社の韓国ギャラップ社が2013年に実施した統計によると、韓国人の5人に1人が「移民を真剣に考えている」と答えており、14年6月に韓国の就職サイトが725人のサラリーマンを対象にした調査でも、97.4%が「ほかの国に移民したい」と答えている。 その理由としては、「改善されることのない韓国社会に対する不満」(30.5%)などだったという。つまり、祖国への不安と不満が移民志向という名の“国外脱出願望”を高めているわけだが、今年1月には韓国電力の原子力本部職員がアメリカへの移民を試みる過程で機密情報を漏洩していたことが発覚した。 自らの能力がアメリカの国益になると証明することで永住権を得られる「EB2-NIW制度」を利用して永住権を取得しようとしたこの職員は、あろうことかその履歴書に、韓国の原子力発電所の構造スペックなど10項目の機密情報を記述。「機密情報とは思わなかった」としているが、なんとしても永住権を取得して移民しようという魂胆があったのは間違いないとして検察に摘発され、アメリカの永住権も取得できなくなってしまった。まさに“泣きっ面に蜂”といったところだが、ネチズンたちは「国家機密を漏洩してまで移民したいのか」「そこまでして韓国籍を放棄したかったのか」と手厳しい。 ちなみに、韓国法務局の出入国外国人政策本部の発表によると、昨年1年間で韓国籍を放棄・喪失した者は1万8,279人。04年からの10年間では34万6,275人にもなり、そのほとんどがアメリカ、オーストラリア、カナダなどへの移民者だという。どうやら「韓国脱出」を図っているのは、財閥一族だけではないらしい。イメージ画像
ぼったくり上等、暴走事故激増、乗車拒否乱発……韓国でタクシーに「乗ってはいけない」3つの理由
旅行先で、ガイド代わりにタクシーを利用するのはよくあることだ。その道のプロに教わる穴場スポットなどは、通常のガイドにはない面白さがある。しかし、見知らぬ人に運転を任せる以上、予期せぬトラブルも起きやすい。中国人をはじめとする日本人以外の外国人旅行客が急増する韓国では、タクシー絡みの揉め事が多発。無視できない社会問題となっている。韓国観光公社と韓国警察の調べによると、2014年1~12月までの外国人観光客による韓国タクシーへの不満申告件数は、128件に上った。 中でも、運賃の“ぼったくり”は大きな問題となっている。年明け間もない1月12日にも、中国人観光客に対し、仁川空港からソウル市内のホテルまでの運賃を通常の10倍支払わせたことが発覚。運転手が警察に摘発された。 この一件は、中国人観光客が宿泊していたホテルにタクシーの相場を聞くことでぼったくりが明らかになったようだが、実際には妥当な金額を知らなかったり、泣き寝入りしたりしているケースも珍しくない。韓国では認可の下りているタクシーは、ナンバープレートの上2ケタが30~39番と決められている。外装や内装だけでは違法タクシーに気付くのが難しいが、最低限の確認は必須である。 また、韓国の深夜の暴走タクシーも危険だ。明け方近くになると、その数は徐々に増えてくる。乗るほうからすれば、ちょっとしたチキンレースである。暴走タクシーによる事故は年々増加傾向にある。韓国の個人タクシーは10年の約16万3,000台から大きく変動していないが、対物事故数は09年の4万3,761件(韓国個人タクシー協同組合調べ)から6万1,567件と、大幅に増加している。 運転手の不親切と乗車拒否も問題だ。昨年、ソウル市議会交通委員会に提出された公共交通機関への嘆願書は1万9,616件。そのうち1万3,717件がタクシー関連の嘆願だった。嘆願内容の種類を分けると、乗車拒否が4,470件で全体の32.6%に上り、次に不親切(31.7%)、不当料金(18.4%)が続く。 乱暴運転や乗車拒否などといった韓国タクシーが抱えるさまざまな問題は、低い安全意識と社納金(レンタル料金をタクシー会社へ支払えば、差額の売上が全額タクシー運転手のものになるシステム)に対する不満などの要素が複雑に絡まり合っている。現行の取り締まりには限界があり、専門家の中では、タクシーに速度制限装置の取り付けを義務化する制度の導入を主張する声も大きい。 日本同様、観光客誘致に力を注ぐ韓国だが、足元には解決すべきトラブルが山積しているようだ。 (文・取材=慎虎俊)イメージ画像 Photo By MasDom from Flickr.
300億円を荒稼ぎした中卒天才ハッカー少年に、人民解放軍が熱烈オファー!?「ぜひサイバー部隊に……」
中国で、独学でハッキングを学び、仲間とともにネット上でカード情報を盗み出して300億円を手中に収めていた天才少年が話題となっている(ポータルサイト「騰訊」1月21日付より)。 1月20日、広東省公安庁は、18歳の少年を主犯格とする11人を、詐欺容疑で逮捕したと発表した。同庁によると、2013年の5~7月にかけ、国内の某商業銀行で連続してカード情報が盗まれ、オンラインゲームでの課金やプリペイド式電話料金へのネットチャージなどに利用されるという事件が発生した。カード1枚当たりの被害額は、数百~数千円にすぎなかったが、捜査の過程で、ウィザード級ハッカーを中心とした犯罪集団の存在が浮上したという。 彼らはハッキングによって盗み出した大量のカード情報をネット上で転売したり、オンライン決済システムのセキュリティーホールを探し出し、名義人になりすまして大量の商品購入や出金を行っていたことが判明した。 逮捕後、押収された彼らのパソコンの中には、160万件に及ぶ個人データや銀行情報が保存されており、銀行口座やクレジットカード合わせて19万件が彼らの自由になる状態であり、すべてが現金化されていた場合、被害総額は約300億円に達したものとみられている。 主犯格の少年は広西チワン族自治区の貧しい農村出身で、最終学歴は中卒。英語も分からなければ数学が得意なわけでもなく、独学でハッカーとなったという。逮捕後、少年は「警察は毎日のように残業して、18歳の誕生日を迎える前に自分を捕まえてくれた。彼らは俺を救い出したかったんだ」と、殊勝なコメントを残している。留置所に収監されている間も、目下プログラミングの勉強中だというが、広東省地元紙社会部記者はこう話す。 「人民解放軍は、有能なハッカーのスカウトに力を入れている。たとえ犯罪者でも、刑の免除と引き換えにサイバー部隊に入隊させるということをやっており、彼らがこの少年にもすでに目をつけていることは確実」 彼の次なるターゲットは、日本か!?押収された詐欺マニュアルやクレジットカード端末。
「韓国版ニコ生」で美女たちが赤裸々生トーク! ユーザーへの“性教育”が大人気!?
「アフリカTV」(AfreecaTV)をご存じだろうか? 2006年3月にスタートした、韓国を代表するネット配信サービスだ。一言で言うと、韓国版「ニコニコ生放送」。ここ数年で急成長を遂げているサービスで、昨年末には1日平均の視聴者数が300万人を突破した。日本にもすでに進出しており、今後さらにユーザーを獲得するだろうと予想されている。 その「アフリカTV」で動画配信を担うのは、通称・BJ(ブロードキャスト・ジョッキー)と呼ばれるユーザーたち。ユーチューバーやニコ生主といった動画配信者と同様、人気によって収益や名声を得ており、年間数千万円も稼ぐ人気BJもちらほら現れ始めているのだとか。その「アフリカTV」にはさまざまなBJがいるが、注目を集めているのは、やはり美人BJたちだ。中でも、“「アフリカTV」4大女神”のひとりであるキム・イブは、たびたびニュースメディアにも取り上げられるほどの人気ぶりとなっている。 キム・イブが配信する番組は、彼女のお気に入りの音楽をバックにしながら、視聴者の質問に次々と答えていくというもの。見た目は笑顔がかわいい妹系なのだが、いざ話し始めると、正直かつ歯切れのよいアドバイスが得意なお姉さんキャラという、至高のギャップがある。 また、テレビでは放送できないようなぶっちゃけトークが多いのも、キム・イブの番組が人気を得ている理由のひとつだ。イタズラ男子から、「子どもはどうやって生まれるの?」という質問が寄せられた際には、「あなたのパソコンの隠しフォルダに入れてある映像があるでしょ? それを男女がした時、一定の確率でできるわよ~。いっぱい見ているし、知ってるよね?(〃 ̄ω ̄〃ゞ」と、まったく焦った様子もなく瞬時に回答。このくだりは、“アフリカTVの女神、キム・イブの性教育”として、多くのウェブメディアで報じられた。 そのほかにも、「彼氏ができたら公開するんですか?」「イブさんは脇汗かきますか?」といった、セクハラに近い質問にもまったく動じず臨機応変に対応する姿が定番となり、ユーザーのツボにハマり始めている。 また、パク・ヒョンソは、地方なまりで親しみやすいセクシーBJ。酒に酔っ払って号泣したり、詐欺に遭いやすい自分の性格を嘆いたりと、飲み屋でくだを巻くオヤジのようなキャラが人気を博している。 韓国美女といえば、人形のような容姿で、言葉数少なく取っ付きづらいというイメージがあるが、「アフリカTV」に出演している美人BJたちは、そんな印象を良い意味で覆してくれる。韓国美女の本音と実態を知りたい方は、ぜひチェックしていただきたい。 (取材・文=河鐘基) キム・イブ動画 <https://www.youtube.com/watch?v=IdeGBetd4oU>YouTubeより
錦織圭×マイケル・チャンだけじゃない、あの“最強のレジェンド”もコーチ参戦!?

「Number(ナンバー)869号 錦織圭のすべて。」文藝春秋
“イスラム国”関連ハッカー集団に日本人協力者の影「マレーシア在住のIT企業30代男性」
「イスラム国」と連携するハッカー集団に、日本人協力者の存在が浮上中だ。 人質事件で日本人被害者を出した可能性も濃厚な過激派「イスラム国」と連携するハッカー集団が、マレーシア航空のホームページに不正アクセス。トップ画面を改ざんし、トカゲの写真とともに「Plane Not Found」(航空機が見つかりません)という文字を掲載、閲覧エラーでよくある「Page Not Found」(ホームページが見つかりません)にかけ、不明機を出した同社に対する皮肉と見られるが、画面にはハッカー集団「サイバーカリフ」の署名もあり、サイバーテロの様相だ。 マレーシアは、イスラム圏で経済的に最も成功した「穏健派イスラム国家」と称され、相次ぐ「イスラム国」のテロに対しても「あれはイスラム教徒のすることではない」と批判する声が国内で高まっており、そんな世論への報復と見る人もいる。「イスラム国」に関する議論が高まる同国では、問題の「サイバーカリフ」に日本人の協力者がいるという情報も浮上する。 首都クアラルンプール在住の会社員、本田英二氏によると、同国に居住する日本人コミュニティにマレーシア警察の捜査が入り、ある日本人について聞かれたという。 「その日本人はIT関連企業に勤務していた30代男性で、イスラム国のサイバーテログループに関与していた疑いがあるということでした。マレーシア在住ながら、フィリピンや中国にも頻繁に出入りしていて、グループにいる中国人ハッカーとのメールのやりとりも発覚したそうです」と本田氏。 コミュニティ内にその人物と面識がある者は誰もいなかったというが、本田氏によると「昨年の秋ごろ、日本人のIT技術者を高額報酬で募集する告知メールがあって、その会社の住所を調べたら架空のものだったという怪しい出来事があった。そのときの証拠なども念のため提出した」という。 現時点で分かっているのは、姓名とも「S」で始まる英語表記の日本人名のみ、その人物が何者なのかも不明なままだが、本田氏によると「最近増えているマレーシア移住者には、会社を解雇されるなどして行き場がなくなっても帰国しない外国人が多く、中には悪い組織に手を貸す者も出てきている」という。 中国では300人以上の国民がマレーシア経由で中東に渡って「イスラム国」入りしたという報道もあり、マレーシア警察が中国当局と連携して関係者逮捕の動きを強めているところだ。一説には広範囲にわたる国の人々を勧誘するのは「イスラム国」が各国の情報収集をテロ活動に役立たせる狙いがあるためともいわれるだけに、捜査対象の日本人も非常に気になるところではある。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)イメージ画像
リアル「バベルの塔」!? 増改築ブームの中国で横行する、ヤバすぎる違法建築
改革開放以降、香港への玄関口として、小さな漁村から高層ビルが立ち並ぶ大都市に変貌した広東省深セン市では、土地不足が深刻化している。1月14日付のポータルサイト「騰訊」の報道によると、そんな中、違法増改築がブームとなっているという。 市内の龍華地区にある豪奢な別荘エリアでは、多くの別荘オーナーたちが地下に、ワインセラー、ジム、映画館、マージャン部屋、プール、家政婦の部屋などを、行政から許可を得ていない工事業者に依頼して造っているという。 また、地盤沈下の危険性を度外視し、地下2階まで掘り下げたり、屋上に庭園や池を造る別荘も少なくない。北京市の26階建てマンション屋上に建てられた巨大庭園。2013年に「最もヤバイ違法建築」に輝いたが現在は行政命令により2013年に解体。
こうした違法建築を請け負っている業者によると、地下室を1部屋造るのに平均950~1,080万円で請け負っているという。別の関係者の話では、別荘の管理会社に数万元の金を払えば、工事の許可が出るという。記者が、別荘のオーナーを装い管理会社に話を聞いたところ、違法増改築をしている別荘があることは認めたものの、金銭を受け取っていることは否定した。いずれにしても、法律に依らない違法増改築が危険であることは間違いない。 危険な違法増改築は、中国全土で蔓延している。2013年にネット上で「最もヤバイ違法建築」として有名になったのは、北京にある26階立ての高層マンションの屋上に造られた超巨大庭園だ。これは、07年から6年かけて造られたもので、同じマンションに住む住人からは、騒音やマンションの壁の亀裂などでたびたびクレームを受けたが、あきらめることなく造り上げたという。 また、河南省鄭州市には、4階建ての古びたビルの屋上に、7棟ほどの家屋が増築され、小さな街を形成することとなった。 まさに、「バベルの塔」とならないことを祈りたい。 (文=井上嘉久)
無慈悲な料理本『有名な平壌料理』のメニューを作ってみた【牛足の煮こごり】編
冷麺を「粉から打て」と指示するなどでおなじみ、無慈悲な北朝鮮料理本『有名な平壌料理』から作ってみた! シリーズ第2弾です。 今回は、「牛足の煮こごり」に挑戦してみたいと思います。 この料理は韓国ではあまり食べたことがなく、北朝鮮の宴会でしばしば見かけます。出てくること自体が珍しいので、おそらく主に祝いの席や慶事の料理ではないかと思われます。 ゼリーの中にいろいろな薬味が入っていて、健康に良さそうですが、本によると「味が素朴で栄養価が高く、さまざまな薬効成分が入っているため健康長寿に良いです」とのこと。そ、そんなにすごい料理なのか……? 材料は以下の通り。 牛足 1kg テール肉 400g アキレス 100g すね肉 500g タン 300g ネギ 3g ニンニク 15g 塩 10g こしょう 2g 錦糸卵 10g しいたけ 10g 糸唐辛子 2g 松の実の粉 5g 辛酢味噌 60g 多いよ! 調理はとりあえず、肉を煮込むところから始めます。
まず、肉を全種類用意するのに骨が折れました。意外と一つの店で買うことができない。アキレスと牛足はハナ◯サにもなかったので、わざわざ韓国食材店まで行って調達しました。分量は適当です。 「1. 牛足は割り、テールは切ってタン、すね肉、アキレスとともにさっと湯搔いてよく洗った後に強火で煮込む」 「割る」とかサラッと書いてありますが、硬ッ!! 真ん中に骨があるので、包丁がまったく入りません。早速、無慈悲な指示に応えることはできませんでした。
全部ぶち込み、サッと湯通し。
茹で汁を捨てます。
「2. 煮え始めたら火を弱め、ゆっくりと煮立てながら脂と泡を取り除き、フタを閉めてやわらかくなるまで煮込む」 アクや脂を取り除きながら、さらに3時間ほどコトコトと煮込みます。圧力鍋なら、もっと短縮できるんでしょうが……。
「3.肉が煮えた順に取り出し、骨を取り除いたら、刻みネギとニンニク、塩、こしょうで味付けをし、茹で汁は布でこして味付けをする」 煮立った肉を引き上げ、骨を取り除きます。あんなに硬かった肉がゼラチン状になり、骨がスルッと抜けるのが気持ちよいです。
茹で汁の味付けの仕方がよくわからないので、とりあえずしょうゆとだし汁を混ぜておきました。適当……。 「4.鍋の中に、切った肉と味付けした茹で汁を6:4の比率で入れ、もう一煮立ちさせてから冷ます」 「5.ほぼ冷めたところに錦糸卵、しいたけ、糸唐辛子、ネギ、松の実の粉を混ぜて容器に入れ、冷蔵庫で6時間ほど冷まし固めた後、長方形に切って皿に置き、辛酢味噌と一緒に出す」
この時、煮こごり素人の私は失敗しました。 「これ、ほとんど水だけど、後で本当に固まるのかな……?」と不安になり、ダッシュで粉ゼラチンを買ってきて5袋すべてをザシャーーーッ! とブチ込んだのです。ざっくりすぎるレシピの説明からして、アキレス100gで固まると主張している点に疑心暗鬼となった私。それが後に弊害を生むとは……。 とりあえず、プラスチック容器に詰めて冷やすこと数時間。それらしい物体が誕生!
できたぜ!
なんだかんだで、形にはなりました。しかし、なんか見本と比べて、身が詰まりすぎじゃね? という感じも否めません。もうちょっと見本みたいに透明感がほしかったんですが。
食べてみると、「硬っ! なんじゃこりゃ!」。 そう、あの時ビビッて入れた粉ゼラチンが、ガチガチの大仕事をしてらっしゃったのです。そりゃもう、グミキャンディ並みの硬さでございました。ゼラチンを加えた分、相応の水を加えていれば、程よい硬さと透明感を醸し出すことができていたでしょう。ついでに、脂分も凝縮されたせいか、一切れ食べただけで胃もたれがしてしまいました。 しかし、味は決してマズくはなく、先輩に差し入れたところ、いつもはケチを付けられるはずが、今回はそこまでボロクソに言われませんでした。 それにしても、日本でもこれだけ手間がかかるなら、北朝鮮ではなおさら、機会を逃したら一生食えないというレベルのレア料理なのかもしれません。そのほか、これを上回る無慈悲な料理がめじろ押しなので、今後も無理のない範囲でチャレンジしていきたいと思います。 ●やす・やどろく ライター、編集者。元朝鮮青年同盟中央委員。政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>



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