「いまだに信じられない……」 東京・渋谷のNHK放送センター、アナウンス室までガサ入れされる事態に局内は騒然となったが、同室に出入りする情報番組ディレクターは、逮捕されたアナウンサー、塚本堅一容疑者とはときどき食事に行く仲でもあった。 「こういう事件で『あの人が、まさか!』ってよく言いますけど、まさにそう。ドラッグをやるような人にはまったく思えなかったし、興味があるようにすら見えなかった」(同) 塚本容疑者は10日、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に危険ドラッグ所持の医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕。東京都文京区の自宅マンションに2本の小瓶に入った液体の薬物を持っており、これについて「自分で使うものだった」と認めている。 2003年入社で、京都、金沢、沖縄放送局を転々としたのち、昨年2月から渋谷のアナウンス室に配属。主に『ニュース シブ5時』のリポーターを担当していたが、9日から休暇を取っていた。 「明るくて、優しい。初出演のゲストの緊張をほぐすのも、彼の役目でした。もともと明治大学で演劇を学んでいて、宝塚とか歌舞伎にかなり詳しく、前にFMで真琴つばさと宝塚番組の司会をやったこともあるほど。猫とスイーツが好きで、自作のケーキを同僚に配ったり、“女子力”が高い。東京に来たのは昨年春開始の『シブ5時』に合わせたもので、一緒に昼食を取ったとき『いろんな番組をやりたい』とうれしそうに話していて、実際、野球の実況を任されたり、仕事は充実している感じでした。彼の口から薬物の話が出たことは一度もなかったです」(前出ディレクター) 一方、上京してから容疑者が失恋してショックを受けていたとする局員もいる。 「塚本さん本人は、局内ではまったくそんな話はしていなかったんですが、彼の友人が偶然、私の元同級生で、局内の人物にフラれたという話を聞いたそうです。恋愛にかなり思い悩むタイプみたいで、深刻になっていたとか。それが薬物に手を出した原因かどうかはわかりませんが……」(同) また、麻取に薬物所持の様子をキャッチされたのが、塚本容疑者の局内での友人関係にあるという衝撃のウワサもある。今回、麻取は容疑者の薬物入手ルート解明に動いており、購入先の摘発で所持が発覚したという流れではなかった。 塚本容疑者自身が薬物をほかの人間に受け渡していた形跡も現時点では見当たらないことから、局内の家宅捜査は「仕事仲間からの密告だった」という説も浮上。NHK内では「ほかにも逮捕者が出るのではないか」という不安感も広がる。 表向きは仕事も趣味も充実している朗らかなアナウンサーだが、一方で社会問題になっている危険ドラッグに手を出すという意外すぎる行動に、容疑者を知るNHK関係者の動揺は隠せない。 (文=片岡亮)
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『有吉反省会』で腰振りダンス、後輩叱責の直後に大チョンボ……「G1連敗記録保持者」田中勝春騎手の苦労人っぷり
まさに“赤っ恥”である。 11日、中山競馬場で行われたフェアリーステークス(G3)。田中勝春騎手(45)の騎乗馬が外側に大きく斜行してしまい、あわや大惨事となるハプニングが起こった。 最後の直線、それも残り200mを切ったクライマックス。田中騎手騎乗のコパノマリーンが急に進路を外側に切り替え、外側を走っていた馬7、8頭が影響を受けて全滅。幸い落馬負傷等の事故にはつながらなかったものの、上位はすべて内側を走っていた馬が独占する“アンフェア”な結果となり、田中騎手は騎乗停止(16日間)となった。 これには、馬券を握りしめていた競馬ファンも大激怒。「バカヤロー!」「金返せ!」など、現場やネット上で批判の嵐が吹き荒れた。 若手ならまだしも、ベテランとしてはこの騎乗停止だけで十分こっ恥ずかしいことなのだが、田中騎手の“赤っ恥”はこれだけではなかった。彼にとって、このタイミングでの「違反行為」があまりにもイタい“事情”があったのだ……。 時は昨年の12月。あるレースのゴール後、田中騎手は、若手の石川裕紀人騎手を激しく叱責。内容までは明かされていないが、競馬ファンは一時騒然となったようだ。今でも大手ポータルサイトで石川騎手を検索すると「石川騎手 怒られる」というタブが表示されるほどで、ネット上でも波紋を呼んだ。 「関係者に伺ったところ、どうやらそのレースで、石川騎手が危険なコース取りをしたと田中騎手が判断したため注意していたそうです。ただ、実際にJRAからの注意等はなく『石川もなんで怒られてるのか、わからなかったんじゃないか』という声もあるほど。でも、相当怒っていたみたいですよ」(競馬記者) そんな“疑惑の一件”からわずか1カ月、今度はその田中騎手の方が豪快に「やらかした」のだから、大先輩として若手に合わす顔もないだろう。それも、今回の被害馬の中に石川騎手が乗っている馬がいたのだから、これはもう目も当てられない……。 さらに、このレースとは関係ないが、田中騎手は9日放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演。反町隆史似であることを利用して本人に便乗したことを反省し、腰振りダンスなども披露していた。ここまでは「面白い」ですむのだが、その2日後に斜行してしまったことで「有吉と一緒に腰振ってんじゃねえよ」「もっと他に反省することがあるだろ!」と厳しいツッコミのネタとなってしまったのである。 とにもかくにも踏んだり蹴ったりの田中騎手。一体いつからこんなことに……。 田中勝春騎手といえば、若手の頃は “カッチースマイル”と称される爽やかな笑顔で人気を博していた。デビュー3年目の1992年、ヤマニンゼファーで安田記念(G1)を勝利するなど、関東期待のホープといわれていた。 ところが、その年の秋の天皇賞(G1)。田中騎手の有力なお手馬のヤマニンゼファーと、セキテイリュウオーの2頭が登録してしまう。田中騎手はどちらに乗るか迷った挙句、後者を選択した。結果、セキテイリュウオーは “ハナ差”で2着に惜敗。しかも勝ったのがヤマニンゼファーだったのだから、これには田中騎手もレース後に涙を流したという。 それから、田中騎手のJRA史上に残る“苦悩の日々”が始まる。毎年、JRAでそれなりの成績を収めながら、とにかくG1が不思議なほど勝てない。数えること足掛け15年の「139連敗」。もちろんJRAでの珍記録だ。 ただ、冷めない悪夢はなかった。田中騎手は2007年の皐月賞(G1)で、ついに連敗記録に終止符を打ったのだ。 「(G1勝利の味は)格別です。もう、勝つとか負けるとか忘れてましたよ」 勝利者インタビューでは勝った馬よりも、すっかり苦労人となった田中騎手に注がれていた大歓声。大舞台で惨敗を繰り返しながらも、どれだけ競馬ファンから愛されていたのかを表すような一幕でもあった。 競馬の酸いも甘いも噛み分けてきた苦労人だからこそ、騎乗停止の期間を糧にしてほしい。そしてバラエティ番組ではなく、今度は本業でも“カッチースマイル”を取り戻してもらいたいと願うばかりだ。JRA公式サイト
絶不調マンUが救世主にFW武藤嘉紀を選択! その本当の理由と、ヨーロッパクラブの意外な経営体制とは?
かつて一強と呼ばれたプレミアリーグの雄、マンチェスターユナイテッドが不調にあえいでいる。残り18試合を残しているとはいえ、首位のアーセナルとの勝ち点差は9の5位。このままでは来年のチャンピオンズリーグの出場さえも危うい状況だ。そんな中、1月いっぱいと冬の移籍市場の期限も迫るこの状況で、どうやら本気でマインツ所属の日本代表FW武藤嘉紀を狙っているようだ。しかし、ある程度の結果を残しているとはいえ、ヨーロッパでの経験も浅い武藤に、なぜ白羽の矢が立ったのだろうか? 「マンUが欲しがっている第一候補は、サウサンプトンのセネガル代表FWマネといわれています。しかし、すぐに獲得できる可能性が低いので武藤に切り替えたのでしょうね。しかし、不調にあえぐマンUの救世主が本当に武藤でいいのかといわれると、疑問符を付けざるをえません。今シーズン7ゴールを挙げているとはいえ、ヨーロッパ全体で見たら、ちょっと調子の良いFWに過ぎませんから。獲得の目的は残念ながらジャパンマネーでしょうね」(スポーツライター) 海外サッカーの話になると、たびたび耳にする“ジャパンマネー”という言葉。Jリーガーの年俸事情などを考えると、それほど日本のお金がサッカー界に影響を与えていることは、あまり想像できないのが普通ではないだろうか? 「第一にユニフォームの売り上げはすごいんです。日本のファンは他の国よりもユニフォームを買うのが好きみたいですね。クラブ批判で叩かれまくってる本田もミランではユニフォーム売り上げ断トツ1位ですし、香川なんてサッカー界全体で10位に入ってます。ただ、ジャパンマネーというのはそれだけではなくて、実はヨーロッパクラブのスポンサーは、日本の企業がすごく多いんですよ。マンUのオフィシャルスポンサー23社のうち7社と、日本企業が最多なんです。過去にはSHARPが20年も胸スポンサーを務めていた時期がありました。それを知ると、武藤を獲得しようとしているのも納得がいきますよね。他の国でも意外なほど日本企業が関与していますよ」(同) もし、武藤のマンチェスターユナイテッド移籍が実現すれば、金の力だ、客寄せパンダだ、などという声は少なからず聞こえてくるだろう。しかし、たとえ“ジャパンマネー”を利用した移籍だとしても、ピッチに立てばどの選手も条件は同じ。武藤には周囲の雑音をプレーで消し去ってもらいたい。 (文=沢野奈津夫)『武藤嘉紀 2016カレンダー』(TRY-X)
新宿二丁目で目撃談も!? “現役NHKアナ”塚本堅一容疑者が所持していたセックスドラッグとは――
NHKアナウンサーの塚本堅一容疑者が今月10日、危険ドラッグを所持の疑いで厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕された。東京都文京区の自宅マンションで10日午後7時ごろ、若干量の指定薬物を含む液体を所持していた疑い。 麻薬取締部によると、塚本容疑者は「自分で使うものだった」と容疑を認めているという。同部は勤務先のNHK放送センター(東京都渋谷区)のアナウンス室にもガサ入れし、入手経路を詳しく調べている。 塚本容疑者は2003年に入局。京都、金沢、沖縄放送局を経て、昨年2月、アナウンス室に配属され『ニュース シブ5時』のリポーターを担当。今月9日から休暇を取っており、同局は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、視聴者の皆さまや関係者に深く. お詫びいたします。事実関係を調べた上で、厳正に対処します」とコメントしている。 国民から徴収した受信料が危険ドラッグに使われていたと思うと、怒りを通り越し、もはやあきれるしかない。そんな塚本容疑者とは、どんな人物だったのだろうか? 今 回所持していた危険ドラッグはガラス瓶に入れられた液体で、「RUSH(ラッシュ)」の可能性が高い。RUSHは常温にさらして気化させた蒸気を鼻から吸引すると、性的感度がアップ。ドラッグ事情に詳しい関係者は「セックスドラッグとして、主に同性愛者の間で流行していた。これが塚本容疑者の自宅のベッドの近くから発見されたことから見ても、おそらくパートナーと楽しむために使っていたのでしょう」と話す。 塚本容疑者が同性愛者かどうかは不明だが、一部では「新宿二丁目で不審な動きをしていたので、内偵されていた」(事情通)と情報もある。 NHK関係者は「言われてみれば、女性とガールズトークのようなノリで会話しているのを見たことがある。仕事の打ち上げや会社の同僚と飲みに行くことは少なく、オフの日にどこで何をしているかは謎だった」と明かす。このところ、不祥事続きのNHK。同局には抗議電話が殺到しており、受信料の不払い運動にもつながりかねない情勢だ。事件を伝える動画(YouTubeANNnewsCH)より
大みそか『RIZIN』数字以上の“大惨敗”だった……格闘技人気の深刻すぎる凋落
大みそかの視聴率が7.3%だと報じられた新格闘技イベントの『RIZIN』だが、これはもっとも高かった第2部(20時45分~22時30分)の数字。実際には19時からの第1部が5.0%で、22時30分からの第3部が3.7%、全体平均では5%台だったというのが正しいだろう。 放送したフジテレビは大みそかの視聴率が惨敗続きで、近年は2~4%台だったため、これに比べたら躍進ということになるが、同局の関係者に言わせれば「費用対効果はよくない」と否定的だ。 「スポーツ興行は放映権料が高く、中継車を出さなければならないから、経費の大きいシロモノ。昨年はたしかに数字が低かったですが、21時までの『フェイス・オブ2014』は4.0%でも、タレントによるスタジオトークとVTR素材主体で、ゴーストライター騒動の音楽家、新垣隆さんを生演奏で呼んだ程度の安上がりな作り。21時からはアニメ映画『ワンピース』(3.3%)で、そもそも番組作り自体をしていないので、数字が悪くても損失は小さかった。金のかかる『RIZIN』はよほどのビッグカードが並ばない限り、次の大みそかに放送するとしても、今回のような大がかりな規模にするのは難しそう」(同) 『RIZIN』の放送に携わった関係者の間でショックだったのは、もうひとつ、29日の方だ。こちらは19時から井上尚弥らがKO勝利を飾ったプロボクシング世界戦を放送し、21時から『RIZIN』を放送。ほぼ2時間ずつの構成だったが、ボクシングが7.2%だったところ、『RIZIN』は6.4%と数字を落とした。同時間帯は前年度、フィギュアスケートが7.3%で、音楽番組の『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』が10.9%、これと比較すれば『RIZIN』の数字が芳しくなかったというのは否定できない。 その原因は、格闘技人気自体の低下だ。『RIZIN』は興行的にも観戦チケットがダブつき、主催者が急きょ座席を減らして安い席の購入者を前方に振り替えたほど大苦戦。特に29日の集客には苦労し、見た目にも空席だらけで会場の半分ほどしか埋まっていなかったのだ。格闘技ライターからもこんな話が聞かれる。 「同業の格闘技マスコミは自分たちの食い扶持になるので必死に盛り上がったことを強調していて、格闘技マニアも同調しているんですけど、目玉が引退して何年もブランクのあったエメリヤーエンコ・ヒョードルや桜庭和志、格闘技戦から遠ざかっていた曙とボブ・サップだったというのは、今後の継続性に不安を残します。総合格闘技イベントのはずが、主要選手の多くはアメリカのUFCを目指していてマッチメイクに苦労したあげく、K-1ルール採用など他競技の試合を入れた結果、コンセプトがぐちゃぐちゃになっていた。これでは将来性がない」 ほか、元大相撲の把瑠都がデビュー戦を行ったが、予定していた相手のジェロム・レ・バンナに契約トラブルでドタキャンされたのは「ギャラに不満があったようだ」と同ライター。 「把瑠都の引き立て役は明らかだったので“負け代”としての上乗せを求めたところ、応じてもらえなかったらしいです。PRIDE時代ならギャラを上乗せしてでも強引に呼んでいたので、思ったほどチケットが売れなかったことも影響したのでは」(同) 結局、対戦相手は把瑠都の打撃コーチとして来日していたピーター・アーツを担ぎ出したが、引退の身で総合格闘技の選手ですらないアーツに、把瑠都は体ごと押し込むばかりで、UFCなどで見られるシャープな攻防にはとても及ばない不細工な内容に終わった。 大みそかの放送はTBSが放送したプロボクシングとスポーツバラエティの『KYOKUGEN』が1部8.8%、2部7.7%、3部9.0%、4部4.6%で、平均すればフジより上。特に3部は魔裟斗と山本KIDのエキシビションマッチであったにもかかわらず、真剣勝負の『RIZIN』がこれに敗れてしまった。 前身団体のPRIDEは暴力団との関係が表になりフジは中継から撤退しているが、今回はそのほぼ同じ運営者で『RIZIN』を復活させており、一部からは倫理的な問題の指摘もされているが、それより辛いのが如実に示された格闘技人気の衰退だった。 前出のフジ関係者も「5~6%の数字はとっても8~10%とることはまずないというのが格闘技中継の現実。今年の大みそかに放送するというなら、少なくとも予算枠は縮小することになりそう」と話している。 (文=ハイセーヤスダ) ■今夜、前田日明が生放送で「RIZIN」を斬る! そして格闘界の未来は…… ニコニコ生放送「月刊リングス 新年特大号」 http://live.nicovideo.jp/gate/lv248073187 1月12日(火)21時~放送スタートRIZIN公式サイトより
高校サッカーで放送事故!? 東福岡高校“横柄”ヒーローインタビューの真相とは
東福岡高校の優勝で幕を閉じた「第94回全国高校サッカー選手権大会」。決勝戦には約5万4,000人が詰めかけるなど大盛り上がりだったが、そのフィナーレで“放送事故”が起きた。 ヒーローインタビューに登場した東福岡の3年生、三宅海斗選手が「夏冬2冠をどんな未来につなげていきたいか」というインタビュアーの質問に対し、「質問を変えてもらっていいっすか?」と返したのだ。 これに食いついたのが、一部ネット民。ヴェルディ時代の1994年、ヒーローインタビューに終始不遜な姿勢で臨み、同郷で高校の先輩に当たる釜本邦茂氏の話題を振られ、「え~よくわかんない」「僕使ったら勝てるんで、宜しくお願いしま~す」と応えて大ひんしゅくを買った石塚啓次に次ぐひどさだと話題になっている。 だが、三宅選手の受け答えは文字にすると確かに横柄だが、実はしっかりと答えようとしている。最初の質問「皆がつないでくれたゴールでしたね」に対しては、「そうですね。今日は11日なんで、自分(背番号)の日と思って、絶対決めたいと思ってました」と、笑顔で答えている。この後に、「夏冬2冠をどんな未来につなげていきたいか」と問われ、「まぁ……」と答えようとしたのだが、何も見つからなかったのか、マイクに入らないようインタビュアーに「質問変えてもらってもいいですか?」と発したのだ。 つまり、誠心誠意インタビューに答えようとしたがゆえんの発言だったのだ。逆に、インタビュアーは、この質問でいったい何を引き出したかったのだろうか? 「おそらく、『東京五輪につなげたい』的な発言を期待していたのでしょう。でも、三宅君も、自分の実力はわかっているし、現在、Jチームからオファーが来ている様子もない。そうなると、大言壮語になってしまうから、答えづらい。サッカー選手としての進路が未定の高校生には、酷な質問だったかもしれません。お調子者なら、ノリノリで答えるかもしれませんが。日本のサッカーメディアは、質問がヘタなんですよ。ここだけの話、FIFAクラブワールドカップ2015では、バルセロナのルイス・エンリケ監督をブチ切れさせましたからね」(サッカーライター) そのエンリケ監督をブチ切れさせたというのは、決勝戦後の記者会見だったという。エンリケ監督が現れ、最初の質問に手を挙げたのが日本の某大手メディア。そして、「メッシはバルセロナに入る前に、今日の対戦相手のリバープレートからもオファーを受けていたといわれている。メッシがリバープレートに入っていたら大変だったのでは?」と質問をした。すると、エンリケ監督は不機嫌そうに「何を答えればいい?」と一言。司会が再度、日本のメディアの質問を訳すと、“わかっているが”という素振りを見せ、「答えにくい。失礼する。次の質問」と、キレ気味に質問を終わらせた。 三宅選手にもエンリケ監督への質問にも共通しているのは、そこに展望や予測といったジャーナリズムは皆無ということ。三宅選手が叩かれるならば、インタビュアーも叩かれておかしくない。というよりも、インタビュアーが叩かれないから、こういった愚問が続くのかもしれない。 (文=TV Journal編集部)『第94回全国高校サッカー選手権大会』|日本テレビ
「対話」の末に見えた、人が人を殺す“理由”とは――『殺人犯との対話』
なぜ、人は人を殺すのか? 殺人事件の被害者数は年間383人(2012年)。実に、1日に1人以上が殺人事件の被害者となっており、殺人の報道を耳にしない日はほとんどない。怨恨、強盗、保険金、強姦、快楽など、さまざまな理由で人は人を殺す。にもかかわらず、司法の場以外で、殺人犯たちの生の声が社会の中で語られることはほとんどない。 ノンフィクション作家・小野一光は、「週刊文春」(文藝春秋)の連載「殺人犯との対話」で、凶悪殺人犯たちの素顔を追いながら、そんな疑問に迫っている。角田美代子が首謀者となった「尼崎連続変死事件」や、畠山鈴香による「秋田児童連続殺人事件」など、10の事件を追ったこの連載が、同名タイトルの書籍として刊行された。 02年に発覚した「北九州監禁連続殺人事件」は、主犯である松永太が自らの手を汚さずに、マインドコントロール下に置いた被害者たちに殺し合いをさせ、合計7人が殺害された事件。小野は、福岡拘置所で松永と面会すると「私の裁判はね、司法の暴走ですよ」「いわゆる魔女裁判のように裁こうとしているんです」と、饒舌にまくし立てられる。「一光さん、神に誓って私は殺人の指示などはしていません」。殴る蹴るにとどまらず、電気コードを用いた通電の虐待など暴力行為が常習化し、暴力の末に被害者が死ぬと、生き残っている家族に遺体の切り分けや肉を鍋で煮込むなどの処理をしていた松永は、後ろめたさも卑屈さもなく、そう断言した。小野は「大きな目でこちらを射抜くように直視して言い切る姿は、確信に満ちていた」と振り返り、「悪魔とは、意外とこんなふうに屈託のない存在なのかもしれない」と殺人犯の素顔を描写する。 同じく福岡県で04年に発生した「福岡一家4人殺人事件」は、3人の中国人留学生による凶悪な事件。犯人として捕らえられた楊寧、魏巍には死刑、王亮には無期懲役の判決が下された。金銭目当ての犯行にもかかわらず、彼らが手にしたのはわずか3万7,000円のみ。その金額と引き換えに、一家4人の命は失われ、福岡市内の箱崎ふ頭に沈められたのだった。小野は、中国に飛ぶと、魏巍の父親との面会を果たす。「進んだ技術を勉強するため、日本に送り出した」と語る父親は、親戚から自身の10年分の年収に相当する金を借り、息子に希望を託した。しかし、息子は日本で遊びほうけてアルバイト代も使い果たし、学費の支払いにも窮するほど金に困るようになると、「少なくとも100万円の分け前をもらえる」という甘言に乗り、事件に加わったのだ。中国では「優秀学生」にも選ばれた魏巍だが、異国での生活が彼を変えてしまった。彼の父親は、死刑判決の出る直前「どうして事件を起こすとき、私たちのことを思い出さなかったのか」と叱責し、「裁判官にありのままを話すように。失意のどん底に落ちてはいけない」と、親として最後の言葉を手紙にしたためた。 山地悠紀夫は、05年に大阪のマンションに住む19歳と27歳の姉妹を強姦し、殺害した。山地はこの事件を起こす5年前、16歳の時に自分の母親も殺害しており、取り調べに対して「母親を殺した時のことが楽しくて、忘れられなかった」と、快楽が動機であることを語っている。20歳で少年院を退院するとき、彼は「勉強をしたい」「ワーキングホリデイで海外に行きたい」という希望を手紙を弁護士に送り、これからの生活に希望を抱いているように見えた。しかし、退院し、パチンコ店に務めると、過去の殺人という履歴がバレてしまい、職を転々とせざるを得ない状況に追い込まれる。山地はゴト師グループの打ち子にまで身を落とすも、ここでも元締めから稼げないことを叱責されてグループを飛び出し、強姦殺人という凶行に及んだ。死刑判決を受けて、山地は弁護士に対して「私は生まれて来るべきではなかった」という手紙を送り、自らの控訴を取り下げ、死刑を確定させている。09年7月、大阪拘置所で山地の刑は執行された。 本書に掲載されている10人の殺人犯との対話から、「共通項」というべきものは浮かび上がってこない。ある者は深い後悔の念に沈み、ある者は反省の色を見せることがない。その動機だけでなく、出自も、性格も、振る舞いもさまざまなのだ。小野はそんな彼らへの取材を通じて、以下のような確信を得ている。 「なぜ私は闇に目が向いてしまうのか。それは、殺人犯を通じて人間を見たかったからに違いない。非人間的な殺人という行為は、人間だからこそやってしまうのだということを、改めて確認したかったのだ」 殺人が、人間の手による仕業であると確認する。それは至極当たり前のことではあるが、しかし、非人間的な殺人行為からは、「極悪非道」な姿しか浮かび上がってこない。本書を通じて、小野は動機や犯行手法などを積み重ねて犯人を裁く司法のシステムでは明らかにできない「殺人犯という人間」を描き出している。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『殺人犯との対話』(文藝春秋)
3冠パートナー・オルフェーヴルより暴れん坊!? 池添謙一騎手の「DV騒動」と“一撃必殺”
競馬において、リーディングジョッキーやフェアプレー賞など、騎手にとってのまさしく「名誉」となる賞は数多くあるが、やはり「G1競走での勝利」というのは、騎手にとってこれ以上ない喜びに違いない。 さらに、そのG1の中でも最も歴史と伝統のある「皐月賞・日本ダービー・菊花賞」の「クラシック3冠」を1年の間に全て制覇する、いわゆる“3冠馬”の騎手というのはまさに“スペシャル”。この栄誉を勝ち取るには、騎乗技術はもとより、圧倒的な強さを持つ馬に騎乗するための「めぐり合わせ」や「運」も重要になってくる。 武豊&ディープインパクト、岡部幸雄&シンボリルドルフなど、これまでこの「クラシック3冠」を制した騎手は7名。その中でも最近、若くして3冠を制した騎手が、池添謙一騎手である。 “日本競馬の帝王”武豊や“レジェンド”岡部幸雄と比較すれば、一般の知名度はいわずもがな低い池添騎手。成績の面においても、武や岡部のように当たり前のごとく100勝をした経験があるわけではなく、JRAでの最高成績は2002年の79勝。他の年も40~60勝をコンスタントに積み重ねてはいるものの、リーディング上位に名を連ねたことはほぼ皆無だ。 しかしこの池添騎手、とにもかくにも「勝負強い男」で有名だ。 02年に桜花賞で13番人気のアローキャリーに騎乗し、G1初制覇を達成すると、その後もデュランダル、スイープトウショウなど、ここぞという時の“一撃必殺”でG1を制覇してきた。通算勝利数1,000勝に満たない(948勝)騎手としては、異常なほど高い数字を重賞でたたき出している。 そんな池添騎手が主戦となって11年にクラシック3冠を制した馬が、「金色の暴君」とあだ名されたオルフェーヴルだった。オルフェーヴルの兄であるドリームジャーニーで池添騎手はG1を2勝(09年宝塚記念、09年有馬記念)しており、その縁でオルフェーヴルに騎乗することになったのは有名な話。やはり「3冠」を獲得するには“縁”が大切なのだなあと、多くのファンは痛感したのではないだろうか。 まあ、こうした一撃に強い池添騎手ではあるが、競馬ファンからの太鼓判を押されるほどの人気があるかというと、そうでもない様子。若い頃はG1を制すると、とにかくオーバーリアクションでガッツポーズを連発し、とにかくよく泣いていた(オルフェーヴルの時は振り落とされるのが怖くてポーズは取れなかった)。あまりにもリアクションが大きすぎてファンが引いてしまい、ネット上で「キモ添」なんてあだ名が付けられたことも……。 その程度ならまだかわいい話なのだが、オルフェーヴルで菊花賞を制し3冠ジョッキーとなったすぐ後、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が、彼の「ホステス愛人DVスクープ」を掲載。結婚して子どももいながら北海道でホステスに手を出したが、そのうち馬乗りになって殴ったり、腕をかんだなんて話も載っていた。強く殴って「骨が折れた!」と大騒ぎしたというのだから、かなりコワい話である。不倫だけで留めておいたら、こんな話題にはならなかったような気もする。 そんなこんなで人気としては“超一流”とはいえない池添騎手だが、現在も勝負強さは健在の様子。15年もショウナンパンドラで混戦のジャパンカップを制し、「池添は本当、勝負強いなあ」と改めて思った人も多いだろう。今後もG1の際は、彼をチェックしないわけにはいかないようだ。 ちなみに、オルフェーヴルを筆頭に、スイープトウショウなど気性に難のある「暴れ馬」に乗る機会が多い池添騎手。「類は友を呼ぶ」ではないが、とりあえず一番の暴れん坊は本人ということでいいだろう。池添謙一公式サイト
W杯へ向けてG大阪・パトリックが帰化へ! しかし「無駄に終わりそう」と不安の声も……
ガンバ大阪のFWパトリックが、カタールW杯2018を目指して日本への帰化を希望していることを明かした。パトリックは、189cmの長身を活かしたヘディングと、当たり負けしないフィジカルによるポストプレー、さらにはズバ抜けたスピードを武器にするブラジル出身の28歳で、日本人には見当たらないタイプのFWだ。昨シーズン、今シーズンとガンバ大阪の躍進に大きく貢献したパトリックが、日本代表に加入してくれたら心強いことこの上ない。しかし、この喜ばしいニュース対し、一部からは懸念の声が上がっているという。 「少し前に、当時川崎フロンターレに所属していたジュニーニョが帰化を希望したのですが、日本語の読み書きの審査で落とされています。常用漢字のテストなんかもあり、これがけっこう難しいらしいんですよ。少なくとも今のパトリックじゃ、確実に落とされるでしょうね。さらに、日本に5年以上住んでいることが帰化の条件のひとつなんですが、パトリックが来日して、まだ3年しかたっていません。2年後に帰化申請を出すにしても、そこから審査やなんやと何カ月も待たされるんです。もしW杯に間に合ったとしても、召集はぶっつけ本番になります。なのでハリルホジッチがその賭けに乗るかと言われると、可能性はかなり低そうですね。ガンバサポーターからも『すごく見たいけど、無駄に終わりそう』『そこら辺なんも考えてなさそう』と、悲観的な声が聞こえてきます」(スポーツライター) パトリックといえば、今年のチャンピオンシップ準決勝後に心ない浦和サポーターからTwitter上で人種差別発言を受けたことが問題になった。普通ならこの一件で日本に対して不快感を持ってしまいそうなもの。それでも帰化を目指していると聞くと、日本人としては素直にうれしく思う。果たして、パトリックがW杯で輝く可能性はどれほどあるのだろうか? 「もし、帰化が間に合っても、ライバルは武藤や岡崎や本田ですから、なかなか出場は難しいと思います。可能性があるとしたら、宇佐美の存在ですね。ガンバで同僚の宇佐美が日本代表でいまいち活躍できないのは、『パトリックがいないから』と言われるほど、2人の相性は良いんです。このまま宇佐美がガンバ大阪に残留し、2人をユニットで使いたいとハリルホジッチが感じれば、出場もあるかもしれません」(同) 数々の困難を乗り越え、パトリックの帰化が成功しても、日本がW杯予選敗退ということは可能性としては大いにあり得る。果たして、パトリックが日の丸を背負う姿を見れる日は来るのだろうか? (文=沢野奈津夫)ガンバ大阪オフィシャルサイトより
武豊に失言、ほしのあきと離婚秒読み? 、そして暴力団……三浦皇成騎手の「不運」と「自業自得」
今週の中央競馬は月曜が祝日ということで3日連続開催。月曜の11R フェアリーS(G3)に、三浦皇成がダイワドレッサー騎乗で出走する。 「武豊2世」といわれたのも今は昔。いまだにG1勝利に手が届くこともなく、浜中俊など同年代の騎手がG1を勝つ中で、重賞勝利自体もごくたまにというのだから、デビュー時の騒がれ方を考えればさびしいと言わざるを得ない(これまでの年間勝利数もデビュー年の91勝が最高)。 もちろん、毎年60勝~70勝をコンスタントに稼いでいるのだから、中堅騎手としてなかなかの成績を残しているのだが、期待に応えられているというほどではない。なぜ、三浦騎手はなんとも地味な存在になってしまったのか。それは、もちろん運に見放された部分もあるのだろうが、「身から出た錆」が多い点も否定できない。 2008年のデビュー時、武豊が持っていた新人最多勝記録に並んだ後、記録更新まで少し足踏みしてしまった三浦騎手。その間、武豊騎手に9週連続で先着されたことに対して質問された際、彼はこう発言した。 「言い訳になっちゃいますけど明らかに武豊さんの方がいい馬に乗っていますし、正直武豊さんの馬に乗っていれば僕も9回中9回先着していた自信はあります」 普通なら「勝ち気で結構」となり、プロとして勝負師として正しい姿なのだが、競馬界の“帝王”武豊様を聞き方によっては「小馬鹿」にしたような発言に、ファンからは大ブーイングの嵐。武自身もこれまでの実績と努力でその地位をつかんだのは間違いなく、「この小童が!」と競馬界でもバッシングを食らう有様となり、後の騎乗馬に影響が出たなんて話もある。今の頭打ちの成績を見ると、「三浦こそ最初はいい馬乗っていただけじゃ……」なんてツッコミも入れられてしまうだろう。 そして、11年にほしのあきと結婚したことも、競馬界やファンから冷ややかな目で見られた。12歳年上のグラビアアイドルとの交際は、三浦の家族も、JRAも、一般人も反対していたが、聞く耳を持たずできちゃった結婚。ほしのが後にペニーオークション詐欺に関連した騒動で芸能活動をできなくなった点を見ると、周囲の不安がばっちり的中してしまったと言わざるを得ない。 さらに、三浦は結婚後も女子大生とカラオケボックスで抱き合っている写真を週刊誌に撮られるわ、合コンしまくってる情報が流れるわで完全に「遊び」に未練がある様子。これでは競馬にも集中していないように見えてしまう。 そして、彼の師匠であり、デビュー当初の彼に質のいい騎乗馬をあてがうために営業を重ねた河野通文調教師が11年、暴力団関係者との交流を理由に調教師の免許を取り消されたのも大きかった。この事件が起きたのが三浦とほしのの入籍翌日というのだから皮肉なものである。 運が味方しない部分もあるが、「武豊2世」ということで舞い上がった本人の責任も大きいということだろう。現在はどちらかというと「穴騎手」の扱いだが、再び「主役」の座につくことができるか。まずは、できる限り早くG1を勝つことが求められるところだ。JRA公式サイト









