長野県建設業厚生年金基金から24億円もの大金を横領して逮捕された坂本芳信容疑者にも驚かされたが、番組制作費1億4,000万円を私的に流用して今月19日付でテレビ朝日を懲戒解雇になった元プロデューサー・I氏も相当なものだ。 45歳のI氏は1997年にバラエティ番組『パパパパパフィー』を立ち上げ、出世街道に。その後も『銭形金太郎』や『ミュージックステーション』などを担当。2年ほど前から『Mステ』を事実上“仕切る”ゼネラルプロデューサーに就任した。年収は最低でも「2,000万円以上」(同局関係者)だという。 加えて、プロデューサー権限で接待費も無尽蔵に使えたにもかかわらず、I氏は03年11月から今年3月まで、制作会社3社に、架空計上や費用の上乗せなどの方法で代金を請求させ、支払われた金を私的に流用。その金額は1億4,000万円以上に上るという。 I氏は着服金の使途について「洋服と海外旅行に使った」と同局の聞き取り調査に答えたというが、洋服と海外旅行に1億円超の大金を使えるものなのか? 答えはYES。I氏は業界内でも「歩く身代金」で有名だったそうで「とにかく高級ブランドしか着ていなかった。40万円以上するバッグや、100万円以上の時計、靴はお気に入りのフランスの高級ブランド『クリスチャン・ルブタン』でキメていた。装飾品を入れれば、全身で200万円はいっていたんじゃないかな。しかも、使い回しではなく、シーズンごとに新たなアイテムを購入。まるで何かに取り憑かれたかのようでしたね」(I氏を知る人物)。 海外旅行も、流行の最先端といわれるアメリカ・ニューヨークやフランス・パリに何度も足を運んでいた。前出の「クリスチャン・ルブタン」に関しては「フランスの本店で買うことがステータスと思っていた」(同)という。 日本~パリ間を何度も往復し、現地でブランド品を大量購入していては、金がいくらあっても足りない。同局はI氏が横領金の返済意思を見せていることから「現時点で刑事告発するつもりはない」(同局広報部)というが、I氏が“命”より大事なブランド品の数々を売却できるかは不明だ。テレビ朝日本社(Wikipediaより)
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「なぜその程度の金額で……」中国人には理解できない徳洲会事件
「徳洲会グループ」が、創業家出身の徳田毅衆院議員の選挙をめぐり、運動員を買収していた公職選挙法違反事件は、東京都の猪瀬直樹知事の不正献金疑惑にまで波及。日本最大級の医療法人と首都東京の首長を結んだスキャンダルは、国民の政治不信を一層強める結果となった。 これら一連の疑惑については、中国メディアでも大きく報じられている。例えば、国営ニュースサイト「中国新聞網」は「東京五輪に影響も」という見出しで伝えている。ところが、中国版Twitter「微博」に寄せられた中国人民の反応を見ると、今ひとつピンときていないようだ。 まず、猪瀬知事が医療法人徳洲会グループから5,000万円の提供を受けていたことについては、 「世界最大の経済都市のトップに対し、その程度の金額では少なすぎる。中国なら二級都市の中堅役人でも、そのくらいもらっているのに……」 「日本では選挙に出ると金も借りられないのか。そもそも、借りた金をまるまる返したのなら問題ない」 などといった書き込みが目立つ。中には「そのくらい厳格でなければ、我が国のように汚職だらけになってしまう」といった意見もあるが、自国で公務員による巨額の汚職事件が相次ぐ中、人民の多くは感覚が麻痺してしまっているのかもしれない。 一方、普通選挙になじみのない中国人は、徳洲会グループによる運動員買収についても、何が問題なのか分からない様子。これに関しても 「働いてもらった人に金を払って何が悪いんだ? 金も払わずに、どうやって働いてもらうんだ?」 「選挙って不自由だな」 といった書き込みが見られた。 この国に民主主義が根付くのは、まだまだ先になりそうだ……。 (文=牧野源)
死んだハト、血まみれのティッシュ……習志野パチンコ店建設強行問題で、反対住民に相次ぐ嫌がらせ被害

マルハン習志野店
「朽ち果てた放置空き屋に誰かがいる!?」東京・足立区に“廃屋シェアハウス”があった!
普段は気に留めないが、よく目を凝らして街を歩くと、住宅地などで明らかに人が住んでいない廃屋が目についたりすることはないだろうか? 実は昨今、朽ち果てるままに放置されている古い空き家が急増しており、倒壊や放火などを懸念する声が高まっている。 いわゆる「放置空き家」「迷惑空き家」の問題で、過疎化が進む地方ではすでに顕在化しているのだが、最近では東京都内の一部のエリアでも放置空き家が急増しているのだという。東京・足立区では一昨年、都内で初めて老朽化した家屋に解体や改修を義務づける条例を制定している。 そこで、足立区の某ターミナル駅周辺を歩いてみると、駅前はデパートや商店街などで賑わっているが、繁華街を抜けると古くからの住宅街が現れる。何よりも、目についたのが路地の多さだ。 それも幅の狭さがハンパない。建物と建物との間の、ようやく大人一人が通ることができるほどの狭い入り組んだ路地へ入っていくと、ボロボロの老朽化した家屋が寄り添うように密集している。 しかも、その多くは雑草が伸び放題で荒れ果てていたり、雨戸が閉め切られていたりして、明らかに人が住んでいない様子。こんなに入り組んだ路地にある住居だと、改修はおろか解体して更地にするのもほぼ不可能。そして、これが放置空き家が急増している原因なのだ。 さらに足を進めると、思わず絶句してしまう光景が眼前に広がる。普通の住宅地の一角であるにもかかわらず、そこには昭和初期に建てられたとしか思えないような荒れ果てた“廃屋”があった。窓ガラスはところどころ割れ、空き家であることをいいことに政党やらピースボートやらのポスターが所狭しと貼られている。とにかくボロボロというしかなく、ここまで来ると放置空き家というよりも「巨大な粗大ゴミ」。繰り返すが、ここは普通の住宅地である。 裏手に回り込むと、ドアが開いており中が丸見え。野良猫が住みついているらしく、糞の悪臭が鼻をつく。割れた窓ガラスの隙間から屋内を覗き込むと荒れ放題で、明らかに人が住んでいないし住めない。ちなみに、この家屋は狭い路地に立地しているわけではなく、その気になれば取り壊して更地にすることも可能。なぜ、こうなるまで放置されてしまったのか。近隣の住民に話を聞いた。どう考えても人が住んでいそうにない廃屋に……。
「私もまさか人が住んでいるとは思っていなかったんだけど、なんだか夜中に人が出入りしている気配があるんですよね。それも大人数の人たちが出入りしているような雰囲気。気持ち悪くてしょうがありません」 えっ、住んでんの!? 住人がいるとはにわかには信じがたいが、もう一度確認すべく、くだんの家屋に戻り裏手に回ってみると、ドアが壊れており、中に入ることができそう。土間にあった靴箱を見ると革靴やスニーカー、サンダルなどがズラリ。やはり人が住んでいるのか? 声をかけてみるが、応答はなし。中に入ってみようかとも思ったものの、悪臭と埃だらけの室内の空気を吸い込むと病気になってしまいそうで、突入は断念。しかし、こんな家、よく住めるな。というか、本当に住んでいるのか? 住んでいるとすれば、どういうつもりなのか?靴箱には多くの靴がズラリ。複数人が住んでいるのか?
地元の不動産会社によると「恐らく、“脱法シェアハウス”じゃないでしょうかね。放置空き家を勝手に占拠して、カネを取って人を住まわせているのでは。靴箱にある靴の多さは、そうとしか考えられませんよ。まあ、ここまで不衛生だと日本人は住まないでしょうから、外国人がたむろしているのかもしれません。いずれにせよ、犯罪とか違法なにおいがしますよね。近づかないほうが得策です」。 近づくなと言われても、普通に住宅地の一角なのだが……。放置空き家ではなく、脱法シェアハウスなのか、謎が謎を呼ぶミステリースポットではある。二度と行きたくけど……。たぶん電気も通っていない。絶対人なんて住めるわけがないのだが……
議論呼ぶデイリースポーツ紙のコラム なぜサッカーメディアは選手のコメントを欲しがる?
デイリースポーツ紙が掲載したコラム「サッカー日本代表、取材現場の変化」が、ネット上で議論を巻き起こしている。内容を要約すると、「記者は、サポーターと選手をつないできた。しかし、現在は記者と選手の距離が遠くなり、選手の内面やプライベートなエピソードを伝えられなくなっている。昔は日本代表選手でも記者との距離が近く、誕生日を祝ったりした。そこから生まれた記事もあった。しかし、現日本代表は海外組が多く、日本代表戦でしか話ができない。それなのに、日本代表戦は、日本サッカー協会(JFA)の取材規制がある」というものだ。このコラムに、「取材能力のなさをさらけ出している」「誰も同意しないでしょ」といった意見が噴出しているが、実際に記者と選手の距離は遠くなっているのか? サッカー誌の編集者に話を聞いた。 「一概には言えません。例えば、日刊スポーツは本田圭佑とべったりですし、長友佑都にはお抱えのフリーの記者がいる。選手個々で、そういった記者がいます。ただし、スポーツライターの金子達仁氏も指摘していましたが、昔のように、試合後すぐに選手に話を聞くのは難しくなりました。ミックスゾーンに出てきてもらえないと話は聞けませんし、そこには3ケタ近い記者が大挙しており、なかなか話を聞けません。お抱え記者になれば、電話などがあるとは思いますが、そうなるためには年がら年中、その選手を追わないといけませんし」 だが、なぜサッカーメディアは、そこまで選手のコメントを欲するのだろうか? 「今回の記事の背景には、サッカーメディアの現状があります。Jリーグ公認ファンサイト『J's GOAL』のアクセスを見ても一目瞭然ですが、読者に好まれるのは、マッチレポートや採点ではなく、監督や選手のコメントなんです。書籍も自伝モノが売れる傾向にある。つまり、監督や選手のコメントをとってナンボなわけです。多くの若手ライターが現れ、サッカーメディアが変化しているように見えるかもしれませんが、本質は選手コメントありきというのは変わっていません。いまやユースカテゴリーは青田買いの場です。多くの記者が、将来が有望な若手選手たちとベッタリするために必死です。もちろん、記者側にも言い分はある。例えば『遠藤がJ2でプレーすることの意味』というコラムを執筆された方がいました。ジャーナリズム精神あふれる内容でしたが、ゆえに読者から多くの批判を受けた。たった一文で、鬼の首を取ったかのように炎上させられるのがネット社会です。ならば、選手のコメントだけで構成したほうが楽なわけです」 記者たちが必死になってコメントを取ろうとするのは、読者がそれを求めているからという構図があるようだ。しかし、その“体制”に未来はあるのだろうか? デイリーのコラムでは「選手の話したいことと、サポーターの知りたいことは違う」と定義されていたが、記者がそれをつなぐだけの存在となると、無用の長物となるだろう。なぜならば、選手がネットを使い、サポーターと対話するようになれば、もはや役目はない。現在のサッカーメディアは「JFAやJリーグの幹部たちに不正はないか?」「フロントの経営は問題ないか?」「この監督で勝てるかどうか?」といった、記者の本分の一つである“権力の監視”を放棄しているように映る。 「選手のコメントは確かに面白いですが、ただ、きちんと語れる記者も評価してほしい。そうなれば、記者たちも経営学を勉強したり、コーチや審判やトレーナーのライセンスを取得するなど、さまざまな努力をするでしょう。独自の視点も増えるはずです。それは、サッカー界の活性化にもつながる。今は、監督や選手に顔を覚えてもらう努力しかしていないですからね」(サッカーライター) メディアというのは体制である。一度作られた体制を変えるのは難しい。だからこそ、それを変えることができるのは、体制に当てはまらない一般市民、つまり読者だと思う。サッカーファンが、サッカーメディアに何を求めているのか? 今回の件から、そんな議論がネット上で巻き起これば、何かが変わる気がする。「サッカー日本代表 2014カレンダー」
セッド・ジニアスが大仁田厚に“集団リンチ”されて気づいた、社会保障とライフトレーニングの重要性
かつて試合後の集団リンチで当時参議院議員だった大仁田厚を暴行傷害で訴え、最高裁まで争って勝訴したこともあるプロレスラー、セッド・ジニアスが「このままでは社会保障費で日本が破綻する」と国民に“日常トレーニングのススメ”を叫んでいる。 「少子高齢化社会の医療費や年金を含む社会保障費は、消費税を10%に上げても2020年には足りなくなる計算です。このままでは現役世代やその子どもたちは人生設計ができなくなってしまいます。もちろん政府の政策も必要ですが、国民も医療費を抑えるために自ら健康でいる努力をすべきだと思うのです。特に現代社会は文明の利器、過剰な福祉によって人々が弱くなってしまう本末転倒な状態になっていて、病気でもないのに足腰が弱って寝たきりになっている人もいます。みんな日常からライフスタイルに合ったライフトレーニングを行って、自ら健康を維持することが重要です」 ジニアスは大仁田議員による暴行で重傷を負い、長い通院を通じて「病院の待合室が高齢者でいっぱい。本当に具合が悪い人が座ることもできず、3時間待っても診察が3分」という状況に危機感を覚えたという。 「洋式トイレ、エレベーター、エスカレーター、バリアフリー……これらは便利ですが、昔はみんな駅の階段を上っていたんですよ。階段を上るだけでも足腰を鍛えられますし、例えば電車内で立っているだけでも、体が揺れに反応してインナーマッスルが鍛えられ、足腰や体幹が鍛えられるので、お年寄りも手すりや吊り革につかまって立ち、座らないほうがよかったりします」 ジニアスはデビュー前、往年の名レスラー、“鉄人”ルー・テーズのもとで修行しており「ルーは74歳で試合をしましたし、私もその頃の合理的な練習のおかげで、47歳になった今でも足腰はしっかりしている」という。 「自分が若かった頃の日本では、まだ根性論ばかりが主流でしたが、アメリカでは違っていました。例えばスクワットを何千回やったとかいう話がよく聞かれますが、実際には筋トレは100回、1000回と、回数ばかりやる必要はない。ちゃんと理論を理解して正しいやり方をすれば20~30回でOK。あの分娩で使われるラマーズ法を持久力アップのために応用したりと、頭を使えばトレーニングは合理的にできるんです」 一時は再起不能とも伝えられたジニアスは、しばらく試合から遠ざかっているが、主張するライフトレーニングの成果もあって「いまだ現役。近く復帰戦をやろうと計画している」という。 「国家の社会保障って、現役世代が衣食住を健全に得て、初めて税収が発生して成り立つものでしょう。それなのに、社会保障費のために税金を上げるなんて真逆。いまの世代が高齢者になって、持ち家ひとつなく貯金も少ないなんて状態になったら、国は破綻してしまいます」 そう熱く語るジニアスは、実は過去、鳩山由紀夫、菅直人両元首相のボディガードをやった経験もあるほど政治に関心も高い。政界への出馬を考えているか聞くと「アメリカでは家の購入の目安は年収の3倍以内といわれていますが、日本はそんな額では無理。世界一高い物価を下げることも必要で、自分には物価をデフレではなく、消費者が購入する際の価格を2~5割、下げられる政策があるんですが、出馬なんてしたらアントニオ猪木さんみたいにスキャンダルでマスコミに潰されそうで怖いですね(笑)」と話した。 ジニアスは来年、なんらかの形でライフトレーニングの普及を行いたいという。 (文=ハイセーヤスダ)
メジャー挑戦の渡辺俊介“世界一低いアンダースロー”が、動画サイトで注目度急上昇中!
千葉ロッテで一時代を築き、来季大リーグに挑戦すると表明した渡辺俊介投手が、球団よりもアメリカの野球ファンから注目されている。世界一低いアンダースローといわれる投球映像が動画サイトで話題となり、30万アクセスを超えるものも出ているのだ。 アメリカの人気野球サイトでは、その超低空スローが話題となり「かつて見たことがないフォーム」「こんな投げ方でホームベースに届くとは驚異」「これぞ東洋の神秘だ」といった声が多数投稿された。実際、そのフォームは芸術的。昨今は、アンダースローは肩を痛めやすいとして激減し、アメリカでは「デッドボールも多い」といわれているだけに「もしメジャーリーグでこの投げ方のまま好成績を出せば、これまでのセオリーを壊すことになる」ともいわれている。 ミスターサブマリンと呼ばれる渡辺は、バレンタイン監督時代のエースで通算87勝。日本代表の一員として2006年、09年のWBC連覇にも貢献したが、ある選手によると「あのアンダースローは下からボールが浮き上がってきて、とても打ちにくい」という。 ただ、大リーグでは通用しないのではないかという見方も少なくなく、スポーツ紙の野球記者からは「最初はそこそこいけるかもしれませんが、一度ボールの軌道が研究されれば大きく打たれやすい」という話も。 「レッドソックスの上原浩治の活躍に刺激を受けての大リーグ挑戦ですが、ここぞというときに必ず勝てるというような正確なコントロールショットではなく、マウンドが高い球場だと浮き上がるボールは投げにくいせいか、結果が出せなかったことも多かった。そういった不安定なところは、向こうでは厳しいのでは」(同) 動画の注目度が高くなっていたこともあり、まずはアストロズが獲得に前向きな姿勢を示しており、同球団のGMが「今オフの補強ポイントに救援が欲しい」として渡辺の調査に入ったことを明かした。昨年、松井秀喜や松坂大輔の獲得を検討したほど日本人選手の登用に積極的なアストロズだけに、獲得の可能性はある。交渉は代理人の団野村が一切を請け負っており、37歳のチャレンジャーは吉報を待つ身だ。 (文=ハイセーヤスダ)『BBH2011 ホームランCP渡辺俊介(ロッテ)』(コナミ)
ナベツネがゴリ押しする川上哲治さん再現ドラマに、局プロデューサーが“及び腰”のワケ
10月28日に93歳で逝去した元巨人監督の川上哲治さんの生涯をドラマ化する話が、日本テレビ系列の制作会社から持ち上がっているという。 「企画案では川上さんの背番号から『レッド16』というタイトル(仮題)で、打者として小柄ながら得意のバッティングを習得していった過程とか、絶好調の時に『ボールが止まって見える』と言った場面、また監督時代にエース不在の中でドジャースのコーチ、アル・カンパニスの著書『ドジャースの戦法』を応用して日本シリーズを勝ち抜いた知的戦略あたりがハイライトになりそう」(同局関係者) 天才打者にして育て上手、監督としていまだに誰も打ち破れない9連覇を成し遂げた川上さんの生涯はドラマティック。打撃の神様と呼ばれた彼のバッティニングフォームは今でも少年野球で映像が教科書として使われるほどで、その技術的な部分は野球ファンにも興味深い。ただ、関係者からは「あまりやりたがるプロデューサーがいない」という話も聞かれる。 「実はこの話、読売新聞社の渡邉(恒雄)会長サイドから発案されたものらしく、楽天との日本シリーズ中、川上さんが亡くなった日に巨人が粘り勝ちしたのを見た渡邉会長が『今こそ、川上イズムを若い連中に伝えるべきだ』と日テレ関係者に言い渡したというんです。ただ、そうなると、内容に何かと口出しされる恐れがありますし、スケジュール的にも来春の開幕時に放送してくれという要望があったりで、後ろ向きな関係者は多い」(同) また「スポーツ選手の再現ドラマは過去、視聴率が取りにくかった」という話もある。楽天が巨人を破った第7戦の視聴率(テレビ朝日系)は関東で平均27.8%、本拠地の仙台では平均44%と高かったが、それでも「若い人に川上さんの認知度が高いとは思えませんし、実は情報番組で川上さんの死を伝えたものも、あまり数字はよくなかった」と関係者。 その一方で「あのナベツネさんの指令なら、局内のポイント稼ぎとしては大きい」と、出世を当て込んで乗り気になっているプロデューサーや放送作家もいるという。 「以前、ゴールデンタイムでモーニング娘。のメンバーに渡邉会長を訪問させてヨイショする番組を企画した連中は、後に“ご褒美”をもらったって話ですし」(同) 日本テレビは「現在、オンエアの予定はわかりません」とコメントしているが、実際にこの話は、まだキャスティングすらされていない段階。日頃からナベツネの“ゴリ押し”に批判的な関係者もいるため、ドラマ化が実現するかどうかは未知数だ。「ベースボールマガジン増刊 さらば、永遠の赤バット 川上哲治 追悼」2013年12月号(ベースボール・マガジン社)
前田“デスゴール”は本当だった!? 名門・ジュビロ磐田J2降格の裏でささやかれる都市伝説
「すべての物事は、自らに返る。それは呪いも同じ」 というのは、呪いについての記述だが、それはジュビロ磐田にも当てはまってしまった。 もちろんこの呪いは、意図的なものではなかった。2007年以降、所属する前田遼一がシーズン初ゴールを挙げたチームが降格するというジンクスが生まれ、“前田の呪い”という「世界のサッカー界の10の呪い」(goal.com)がささやかれるようになった。スポーツ番組だけではなく、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)や『おはよう日本』(NHK)などでも取り上げられるほどだ。 そんな世論に、当初は冗談めかし、「“前田の呪い”グッズでも作れば売れるかな」と軽口を叩ける関係者もいた。しかし昨年、そんな状況が一変する。西のビッグクラブへと成長していたガンバ大阪が、Jクラブ屈指の得点数をマークし、かつ日本代表の主力選手を2人抱えながらもJ2に降格してしまったのだ。原因は、“前田の呪い”にあるのでは? と多くのメディアが報じたように、この事実が“前田の呪い”を笑いごとでは済まされなくなる。 「ガンバ大阪が降格したこともあって、開幕前にJ1昇格チームに話を聞きましたけど、何節で磐田と対戦になるかを気にする関係者が増えた。皆、自分たちと対戦する前に、前田にシーズン初ゴールを決めてほしいと祈っていましたよ」(サッカーライター) バカバカしく思うかもしれないが、実は外国ではこういった呪いに敏感だ。Jリーグの強豪チームとなった名古屋グランパスのストイコビッチ監督ですら、「絶対に前田には点を取らせるな」と指示をしていた。というのも、「スポーツはメンタルに左右される部分がある。『俺らなら大丈夫』という、いい意味での自信は必要。それが、前田にゴールを決められて揺らぐ可能性があるならば、ゴールを決めさせないことで自信を持たせることもできるということ。どのチームも前田をケアするのは、プロとして当然です」(某クラブコーチ) そして、日本代表選手でもある前田は、各チームから徹底マークを受けることになる。そんな状況に、磐田関係者はやきもきしていたという。 「開幕してからは、“前田の呪い”というワードは禁句でしたよ。服部健二ゼネラルマネージャー(GM)が報道に自粛させていたくらいですから。前田が気にするということよりも、徹底マークに遭って、得点が奪えず、さらに勝てないことへのいら立ちでしょう」 各クラブが前田包囲網を敷いたこともあり、第6節の浦和戦までゴールが生まれず。自分のリズムでプレーできない前田は、その後も調子が上がらない。昨シーズンまでは3試合に1点は取っていたのに、今季はコンスタントに結果を残せず、スターティングメンバーから外れることもあった。エースの不調はチームに伝染する。結果、磐田は誰もが予期しなかったJ2降格という結末を迎える。 まさに、呪いが自分たちに返ってきた格好だ。呪い、恐るべし。 ……と締めくくりたいところだが、実際は服部GMの先見の明のなさだというのは、サッカーファンの間では周知の通り。2011年に生え抜きを一掃したことで、強豪の雰囲気がなくなった。残留争い真っ最中に、磐田のアドバイザーである名波浩氏が、「セレッソ大阪監督就任へ」という報道が出るのも、愛想を尽かしたゆえんといわれている。 磐田の経営陣が行った大リストラが、結果的にJ2降格という形で自分たちに返ってくる。「すべての物事は、自らに返る」とは、よく言ったものだ。『前田遼一 ROAD~まだ何も成し遂げていない~』
「Kスタ開催を受け入れたばっかりに……」プロ野球・巨人が日本シリーズで大損したワケ
第7戦までもつれた今年のプロ野球日本シリーズは、大方の予想を覆し、星野仙一監督率いる東北楽天ゴールデンイーグルスが巨人を破り、球団創設9年目にして初の日本一に輝いた。 両チームのナインの中で最も注目されたのは、今シーズン24連勝の成績を残し、今オフの大リーグ移籍が確実視されている楽天のエース・田中将大。第6戦では完投したものの敗戦投手となり、昨シーズンからの連勝記録が30でストップしたが、各スポーツ紙の1面は田中の敗戦一色。おまけに、最終戦までもつれ込んだことで、第6戦、第7戦を開催した楽天の本拠地・Kスタ宮城の周辺には多大なる経済効果がもたらされた。 「楽天の本拠地の観客席数は、増設したスタンドも含めて2万5,000人程度。ところが、これまで、日本シリーズの開催球場の条件はキャパ3万人以上が基準となっていたため、巨人の本拠地・東京ドームと、Kスタ以外のほかの球場での開催が検討された。ところが、楽天は東日本大震災の復興のシンボルであることからも、地元のファン感情などを考慮し、半ば特例のような形で開催されることが決定した」(プロ野球担当記者) 自他共に認める球界の盟主である巨人ならば、Kスタ開催に“待った”をかけることもできたはず。あっさりKスタ開催を受け入れたのは「田中に1敗したとしても、東京ドームで開催される第4戦、第5戦までに決着がつくだろうと巨人の選手も首脳陣も楽天的に考えていた」(同)という。だが、Kスタ開催を受け入れてしまったため、儲け損ねたようだ。 「両チームの選手に対する日本シリーズの分配金は、第4戦までの入場料収入から経費を引いた約3割が、勝ちチームに6割、負けチームに4割の割合で分配される。ところが、入場者数はKスタの2万5,000人に対し、東京ドームは4万5,000人で、もともと平等に分配したとしても、楽天のほうが利益が多く、巨人は損をしている。楽天は日本一になった上に、割のいい分配金をゲットして丸儲け。対する日本一を逃した巨人は損しただけだった」(球界関係者) シリーズ後の巨人の話題といえば、小笠原道大と谷佳知が戦力外となるなど、チームのムードは沈みっぱなし。来年は日本一奪回が至上命令となりそうだが、日本シリーズの相手も観客動員数の多い本拠地のソフトバンクや北海道日本ハムが望ましいに違いない。







