来年6月に開催されるブラジルW杯の予選リーグの組み合わせが決まった。日本はシード国のコロンビア、コートジボワール、ギリシャとともにC組に入った。コロンビアとギリシャがヨーロッパや南米の一線級の強豪国でなかったことから、決勝リーグ進出に向けて早くも楽観論がささやかれているが……。 「各国とも戦力が非常に拮抗しており、どこが1位で予選リーグを突破してもおかしくないほど。しかし、裏を返せば、どの国にも同じぐらい予選リーグを勝ち抜けない恐れもあるということ。突破の確率は50%でしょうね。今回は、イタリアやイングランド、フランスなどの強豪国や伝統国がシードに回らなかったこともあり、“死のグループ”に入ることが危惧されていましたが、幸運にもそれが回避されました。その意味では、楽観論が出てくるのはわからないでもないのですが……」(サッカーライター) ただ、W杯のような競技会の場合、純粋なチームとしての戦力もさることながら、より重視されるのは対戦国との相性だという。日本は、プレスがかかりにくい南米諸国、自陣へ引いて守備を固めてくる国を苦手としている。 「南米のチームはテクニックに優れているため、プレスがかかりにくいのはサッカー界の常識。今年、親善試合で戦ったブラジルにもウルグアイにも惨敗していますからね。しかも、コロンビアには“世界最高のセンターフォワード”と称されるラダメル・ファルカオ(ASモナコ=フランス)という点取り屋もいます。必ずしも守備が強いわけではない日本にとっては脅威です。ギリシャはヨーロッパ予選で、各国とも攻めあぐねたほどの堅守速攻のチーム。カウンターに弱い日本としては、決して相性がいいわけではありません」(同) 一方、コートジボワールはどうか。前回の南アフリカW杯直前に親善試合で対戦経験があるが、手も足も出ず惨敗を喫した。 「身体能力が異常に高く、予測不能な動きをするアフリカの選手を、日本は元来苦手としています。この10年ほど、コートジボワールは“アフリカ最強”と称されており、ピークを過ぎたとはいえ、ディディエ・ドログバ(ガラタサライ=トルコ)のようなワールドクラスのフォワードもいるので、簡単な相手ではありません。ただ、一方でアフリカ勢はムラっ気が多いのも事実。前回の南ア大会では、圧倒的不利とみられたカメルーンと予選リーグ初戦を戦いましたが、なぜか不調だったカメルーンに日本は勝利し、ここから波に乗ってベスト16に進出したという経緯もありますからね。今回も初戦はコートジボワールなのですが、その意味ではC組の中でコートジボワールは一番くみしやすい相手だといえそう。言い換えれば、初戦のコートジボワールに負けるようでは、予選リーグ突破もおぼつかないでしょう」(同) 直近の親善試合では、オランダには善戦の末に引き分け、ベルギーには快勝と、ヨーロッパの強豪国相手に結果を残しており、まさにイケイケの日本代表。最悪の組み合わせが避けられただけに、予選リーグ突破へ向けて大いに期待したいところだろう。『ザッケローニの哲学』(PHP研究所)
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路上刺傷事件から2カ月──“元アウトローのカリスマ”瓜田純士と“人刺し裕”内藤裕が怪気炎!

瓜田純士(左)と内藤裕(右)

内藤の首に残る傷跡。

瓜田の腹の傷跡

肩口

腕の傷は貫通した
──かつてKGBというギャングに所属し“人刺し裕”の異名を取った内藤さんが、皮肉にも刺されて死にかけたわけですが、今回の一件をどのようにとらえていますか?
内藤 「よくあるケンカの一つ。刺したり刺されたりは、ガキのころからしょっちゅうあること。全然特別なことじゃないし、これしきのことで僕の心は折れませんよ。普通は、刺されたり、さらわれたりすると心が折れるもんですけど、僕は一切折れないですね。心さえ折れなきゃ、誰にも負けない。そういう考えで、KGBのときから命かけて戦ってきました。やられたらやり返せばいいし、徹底的な暴力で相手に何も言わせなくすればいい。それが僕のケンカです。きっと関東連合のメンバーは関東連合が一番と思ってるだろうけど、自分は自分らが一番と思って生きてます」
ここで電話を切った瓜田が会話に加わってくる。
瓜田 「そんな男っぽい話をしてる最中にあれですけど、さっきのAV女優、最初のうちは『どこにいるんですか? 会いたいから今すぐ行きます』とか言ってたくせに、途中から急に『ごめんなさい、××××のスポンサーに呼ばれちゃったのでそっちに顔を出します』だって……」
内藤 「ぶはははははは!」
瓜田 「今でこそ、こうして元気に笑ってる兄貴だけど、ぶっちゃけ、あのときは死んだかと思いましたよ。出血量がハンパじゃなかったから」
内藤 「俺、23人分の輸血をもらったんですよ。普通は血液が3分の1なくなったら死ぬって言われてるけど、俺は半分以上、3分2なくなったけど生きている!」
瓜田 「僕は打たれ強いせいか、3分の1で済みました」
内藤 「はははは」
──内藤さんは「よくあるケンカの一つ」と言いましたが、瓜田さんは今回の一件をどうとらえていますか?
瓜田 「『喧噪』ですね。修羅場とか危ないやりとりとか殺し合いとかをすべて含めて『喧噪』と僕は言うんですけど、ちょっと最近、喧噪から離れてたから、言い訳はできないけど、思うように動けなかった。思うように動けてたら兄貴にこんな傷を負わすことなく終わらせる自信があったんですけど……。やっぱ人間って、場面から離れてる時間が長いと、鈍りますね。僕もなんやかんやで、最近はぬるま湯につかってたんですね」
内藤 「それはわかる。俺もそうだもん。現役時代はチャカや日本刀でバチバチやってたけど、そこから長く離れちゃうと、どうしても感覚が鈍るよな」
瓜田 「でも、どれだけ場数を踏んでいようが、秋葉原の加藤の事件じゃないけど、本気で命を取る気の人間が急に襲いかかって来たら、5~6人でどうこうできる問題じゃないですよ」
内藤 「相手は殺されると思って来てるからね」
瓜田 「と同時に殺してやろうって気持ちで、覚悟を決めて来てますから。人間、死ぬ気になったらなんでもできるっていうけど、僕はそれって嘘だと思う。死ぬ気になったら自殺するだけ。殺す気になった奴がなんでもできる」
内藤 「ちなみに俺はいつでもその覚悟があるよ。俺は“勝ち負け”に100パーだから。勝つまでやる。死ぬときは死ぬけどね」
瓜田 「兄貴は『負けるんだったら自分も死ぬ、気絶するまで殴り合う、勝つためなら手段を選ばない』という考えで生きていて、とにかく勝ちに徹底している人間ですね。僕は、どれだけ根性を見せるかに徹底している人間です。でも今回は、自分だけが的になれば良かったのに、たかだが5~6カ所刺されたぐらいで足がヒヨっちゃって、兄貴の首にまでドスをいかせちゃった。そのことをものすごく反省しています。『人間、骨は折れても心は折れない。精神は肉体を超越する』僕はそういう根性論だけで生きてきたんですけど、今回だけは本当に、生き死にの場面になってしまった。だからやっぱ、日頃の鍛錬も大事かなって思いましたね。生きるか死ぬかって場面は、いつ訪れるかわかならない。大事なのは、いかにそのときに『思いと行動が一致するか』だと思うんですよ。思いだけ強くて足が動かないんじゃ意味がない。その点、今回の僕は、ほとんど何もできなかった。相手のほうがすごかったって話。もっと一万倍、強くならないと」
──瓜田さんが事件現場で、内藤さんを介抱しながら泣いていたという目撃談もあったのですが、それは本当ですか?
瓜田 「血まみれになりながら、抱きついて介抱したのは本当です。『兄貴!』つって。でも、兄貴の出血量があまりもひどかったから、“あ、この人死んじゃうんだ。嘘でしょ? これだけ好きな人が目の前で死んじゃうんだ”っていう気がしちゃったんですよ。当然、そのときは感情的になってましたから、泣いたかもしれません。それにしても兄貴とは、不良格闘技の『THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)』で知り合ったご縁で、僕の引退試合の対戦相手まで務めて頂いた間柄ですが(記事参照)、その二人がお互い血まみれになって同時に死にかけるとは、まさに血を分けた兄弟だなって思いましたよ」
内藤 「俺は気を失ったあと、ずっと夢を見てたんだよ。暗い場所をずっと歩いてる夢。わけわかんないまま暗闇をずっと歩いてたら、ふと光が見えて。暗いところはイヤだから、ふら~っと光に向かって歩いて行ったら意識が戻った。で、だんだんいろいろと思い出してきて、ああ、そういえば俺は刺されたんだな、ああ、俺は生きてんだな、って」
瓜田 「生意気言いますけど、兄貴は生かされてるのかもしれませんね。僕はもう痛い目に遭うのが趣味ですから(笑)、今回の切った張ったも全部笑い話にして、終わりにしたいですね。まあなんにせよ、酒飲んでこういう話をできるっていうのは、お互い生きてるからこそですよ」
内藤 「人間、生きてりゃ、なんでもできるもんな」
瓜田 「兄貴、格闘技はもうやらないんですか?」
内藤 「36歳だし、目が飛蚊症だからなぁ……」
瓜田 「そんなこと言わずに、もういっぺんリングに上がってくださいよ」
内藤 「俺はさておき、純士はまだいけるだろ」
瓜田 「生きてりゃ、なんでもできますからね。ってことで、さっきから僕、あのAV女優のことが気になって気になって仕方がないんですけど、どうにかなりませんかね?」
内藤 「それはもう諦めたほうがいいよ(笑)」
女性関係はさておいて、今後は4冊目の著書の出版のほか、格闘技復活も視野に入れつつ、表現活動を本格化させていく予定だという瓜田。とりわけ来春発売予定の新著は「関東連合にも言及した命がけの作品」になるとのことだ。
一方の内藤は「当面はカタギとして生きていくつもり」と語ったが、「最近の地下格闘技界は偽物ばかりでつまらない」という不満を抱えているため、自身が格闘家として再始動する可能性もゼロではなさそうだ。
修羅場から生還した両雄の、次なる“戦い”に期待しよう。
(取材・文=岡林敬太)
「クレーム殺到、混乱の責任転嫁……」大失態のボクシング中継 TBSに“亀田離れ”の動きも
お粗末な世界タイトルマッチに、放送局のTBSがさすがに不快感を示したようだ。 3日、大阪で行われたIBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、IBF王者の亀田大毅が判定負けしたにもかかわらず王座防衛となったことに、TBSは異例の釈明を行った。番組内では大毅が負けた場合、王座が空位になるとフリップまで使って報道していたからだ。 「局には、ちゃんと確認して報道していないのかと抗議の電話が殺到していて、上層部からは“一体どうなっているんだ”と、責任者が呼び出される始末です。何しろ先月は兄・興毅の韓国でのタイトルマッチで、判定結果が番組終了までに間に合わず、それも明らかに興毅が負けていたように見える内容だったため、視聴者からその結果へのクレームがあったばかりで……」(TBS関係者) 亀田兄弟の試合中継にまつわるトラブルは、過去にもたくさんあった。タイトルマッチの“疑惑の採点”は日常茶飯事。観客からの抗議におびえた番組関係者がリングアナウンサーに「採点を読み上げなくていい」と圧力をかけたことや、反則を指示するセコンドの声が流れて大問題となったり、解説者が「亀田への批判を口にした」と降板させられたこともあった。相次ぐトラブルには局内からも「いいかげん、亀田兄弟のタイトルマッチはやめたほうがいい」という声も聞かれるほど。かつてのような高視聴率は期待できないものの、そこそこの数字をとることだけが首の皮をつなげている状況だったが、立て続けの不祥事を受けて、さすがに“亀田離れ”の動きも出てくる。 TBSが番組ホームページに掲載した釈明によると、同局は事前のルールミーティングで「王座統一戦使用ルール」として適用されたものを報じたと説明。問題は試合後になって、IBFの立会人であるリンゼイ・タッカー氏が一転して「IBFルールでは大毅は王座防衛となる」としたことだが、試合前日にタッカー氏は記者からの質問に「統一戦ルールとして空位になる」と答えていた。この発言をタッカー氏は「記憶にない」と言いだしたことが騒動の発端だ。 ただ、問題をさらにややこしくしたのは亀田側の態度で、試合翌日の会見で亀田ジムのマネージャーが「負けても防衛になるというルールは事前に知っていた」と話し、興毅もブログで「報道する側も、しっかり試合前に確認して報道するのが当たり前や」とマスコミの確認ミスだとしたことだった。 これにはさすがのTBS関係者も「ルールミーティングは、主催者である亀田ジムの仕切り。そこで一言も訂正せず、亀田兄弟のオフィシャルサイトにも“負けたら空位になる”と明記していた。その記事は試合後になって削除されているし、後出しじゃんけんで報道に責任を転嫁するのはおかしい」と不満を漏らした。 亀田兄弟のオフィシャルサイトには、確かに2日の記事として「大毅が勝てば、統一チャンピオンとなります! ソリス選手が勝利した場合はIBF、WBA共に王座が空位という状態になります」と書いてあったが、6日になってその一文だけが削除された。 「何もやましいところがなかったら、そんなことをするはずがないでしょう。それでも放送局としては、表立って亀田を批判するわけにはいかないのがつらいところ。ただ、局には視聴者からクレームが来ているのは事実で、もしスポンサーにまで影響するようなことがあれば今後の放送は難しくなるのでは」(同) また、兄弟の父親である亀田史郎氏が発言を翻したタッカー氏ではなく、日本ボクシングコミッションを「世界の恥」と糾弾したことも、関係者の心証を最悪のものとしているようで、ある有力ジムの関係者は「亀田は近く世田谷にジムをオープンして一般会員を募集するらしいけど、関係者と揉めている人たちと付き合いたくないというジムは多い。生徒が育っても、国内での活動は制限されるんじゃないか」と話している。 TBSや国内の関係者に背を向けられたら、困るのは本人たちのはずだが……。
「60億円を吹き飛ばした男……」ますます強まる楽天・嶋基宏“中日移籍”の可能性
プロ野球のポスティング制度が、大筋で合意したと伝えられている。 海外FAを取得する前の日本人選手が米メジャーリーグに移籍するための、唯一の方法であるこの制度については、期限が失効した今オフに見直しが図られていたが、日米間のみならず、米国内のチーム間、日本野球機構と日本プロ野球選手会など、さまざまな立場で議論が紛糾。話し合いは暗礁に乗り上げていた。 結局、懸案だった移籍金については20億円を上限とし、選手は入札したすべての球団と交渉できるという形で落ち着きそうだという。 今オフ、ポスティング制度を利用しての米移籍を画策してきた楽天のエース・田中将大は、この条件で話し合いを進めることになる。 だが、楽天球団がこのあまりにも安い入札上限に難色を示し、田中の今オフのポスティング移籍を認めない可能性も出てきた。 また、この話し合いを主導してきた選手会長の楽天・嶋基宏と楽天球団の間にも、大きな亀裂が入ってしまったという。 「当初、田中の米移籍にかかるポスティング費用は80億円ともいわれていた。これを選手会が長引かせたことで話し合いがもつれ、結局上限20億円に落ち着いてしまった。すんなり決まっていれば80億円が楽天に転がり込むことになっていたわけですから、単純に、選手会長である嶋は所属する楽天球団から、60億円を吹き飛ばした男ということになる。それで少しは殊勝な態度を見せればいいが、今回の合意条件に『選手にとって素晴らしい内容』なんてマスコミにしゃべってますからね。上層部からの風当たりが強まることは必至ですよ」(スポーツ紙記者) そうなると、順調にいけば来季国内FA権を取得する嶋の去就が気になるところ。一部報道では、中日ドラゴンズへの移籍が取り沙汰されているが……。 「嶋はもともと岐阜出身で、地元への愛着もある。中日としても、来季こそ正捕手は谷繁監督が兼任する予定だが、その後の正捕手は流動的。まだ28歳の嶋を獲得できれば、5年~10年は正捕手に困らない。嶋自身が谷繁監督への捕手としての憧れをたびたび口にしてきたこともあり、条件的には“ピンズド”といえる移籍になる。まずはこのオフ、楽天が嶋と複数年契約を結ぶかどうかに注目ですよ」(同) 今季、球団初の日本一となった楽天だが、田中・嶋のゴールデンバッテリーを近々に失うことになれば、黄金時代は長くなさそうだ。『おめでとう 東北楽天日本一! 』日本スポーツ出版社
小泉元首相“脱原発宣言”に垣間見える水素エネルギー利権 デモ参加者に不審人物も……?
毎週末、東京・永田町の首相官邸付近では定期的に反原発デモが行われているが、小泉純一郎元首相の「脱原発発言」を受けて、「原発反対!」の声とともに「小泉さん頑張れ」という叫びも増えている。しかし、これが一部企業から雇われたサクラだという話も浮上する。 「純粋にやっているデモなのに、そういうのを入れると誤解されるだろ!」 「あんたが勝手に決め付けているだけ。こっちは工作員でもなんでもないし、何を言おうが自由だ」 10月下旬、デモの最中に起こった小競り合いは、原発反対を叫んでいる男性同士のものだった。片方の男性は「ここに大手ゼネコンからカネで雇われた市民運動家がいる」と主張し、その運動家だと名指しされた男性が反論。その場は周囲の仲裁によって収まったが、デモを続ける男性からは「やけに手慣れている人間が入ってきて、やたら小泉さんへの支持を叫んでいたので、おかしいと思って調査したところ、大手ゼネコンから支援されている自然エネルギー関連団体のメンバーだと分かった」という話が飛び出した。 「小泉さんは、国際公共政策研究センターという団体の顧問で活動の拠点にもしていますが、ここはトヨタ系の財界大物が開発を進める水素自動車の開発に尽力していることで知られています。3月には解散予定ですが、さらに水素エネルギー推進派の新団体に化けるというウワサで、そういう利権を狙った連中がデモを装って参加してきているんです。もちろん反原発に賛同してくれることはありがたいですが、私たちの声が金儲けの利権絡みと受け取られたらまずいでしょう」(同) 専門家によると、この水素エネルギーの実用化が進めば、30年後にはその市場は160兆円規模に達するという試算もあるという。当然、反原発の動きが加速すれば、政界からの後押しが取り付けられる。それだけに「水素バブルを見込んだ連中による形ばかりの反原発運動となってしまっては、本質的な問題そっちのけになりそうな危険性がある」と男性。 「野田佳彦政権時代から反原発デモを行っている者からすれば、ここ最近は見ない顔も相当に増えたんですが、あるときは小泉さんが首相時代に深くつながっていた新エネルギー関連の独立行政法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の関係者とみられる人物が、近くでスーツからわざわざ私服に着替えてデモをやっていたのも見たんですよ。所属団体名を聞いても無視して去っていくし、不気味すぎます」(同) NEDOはかつて、多くの研究費をロンダリングして小泉元首相の選挙資金にしていたなどという、穏やかならぬ疑惑もささやかれた団体。小泉元首相は、反原発の向こう側に、どんな青写真を描いているのだろうか? (文=鈴木雅久)『Koizumi―小泉純一郎写真集』(双葉社)
元“食品表示Gメン”が激白! 蔓延する「食材偽装」と「隠ぺい・買収行為」の実態とは
全国で食材偽装が相次ぐ中、暗躍しているのが全国で1,300人ほどいるとされる「食品表示Gメン」だ。驚くことにGメンの大半が女性で、客になりすまして店内をリサーチしているという。 2年前まで食品表示Gメンだったという酒井静枝さん(43)によると「所属は保健所で、『食品衛生監視員』が正しい呼び名」だという。 「一部のエリアを担当して、スーパーマーケットやレストランを巡回して商品を調べていました。あとは地元の主婦や、他店からの評判や情報をもとに調査。怪しい食品は購入して機関に持ち帰り、表示と合っているかどうかチェックします。業界では“食品スパイ”なんて呼ぶ人もいますが、命を守る重要な仕事だと思ってやっていました」 そう話す酒井さんによると「これまで立ち入り調査権などの権限は限られていたが、かつての同僚から、今後は大幅な権限を与える動きがあるという話を聞いた」という。 食品偽装は10月、阪急阪神ホテルズの複数のホテルが提供していた料理の食材が表記と異なっていることを発表したのを皮切りに、全国の有名ホテルやレストランが次々と偽装を認めて謝罪する異常事態となっている。さらには酒造メーカーまでが醸造用アルコールなどを使用した日本酒を純米酒だとしていたことが発表され、食品関係者からは「もはや偽装していないところを探すほうが難しい」という声が聞かれるほどだ。このドミノ倒しのような謝罪の連鎖は、酒井さんのキャッチした情報と無縁ではなさそうだ。 「今まで偽装を解明しかけても、権限がないため悔し涙を流さなければならないようなことがたくさんあったんです。立ち入りなどの権限が与えられたら、判明する偽装はもっとある。その動きを先に察知して、店や業者は大慌てになっているんでしょう」(同) これまで違反を指摘するだけだった食品表示Gメンに調査権を持たすべきという話は、消費者からも急増中。これまでになかった現場を調査する組織が確立されたら、困るのは偽装を続けてきた企業だ。ただ「重要な問題も残る」と酒井さん。 「今だから言えるんですが、実は食品表示Gメンに企業が買収を持ちかける動きが頻繁にあったんです。あるファミリーレストランは見つかりそうになった問題を隠すため、担当Gメンに大量の食事券を渡して見逃してもらい、メニューをリニューアル。証拠隠滅をしていたことがありました。権限が強くなればそれだけ企業からの懐柔策も強くなるでしょうから、そうした癒着が起こらないようにしてもらいたいです」(同) いずれにせよ、食品について国民の目は厳しくなっているだけに、Gメンの立場が注目される。 (文=ハイセーヤスダ)イメージ画像(「足成」より)
『あさイチ』でも賛否沸騰! 脱法シェアハウス規制は貧困層を救うのか?
最近、若者の新しい生活スタイルとしてちょっとしたブームになっているシェアハウス。メディアでも取り上げられる機会が増え、現在放映中のフジテレビの番組『テラスハウス』では、海辺のシェアハウスを舞台に、やけにキラキラした若者たちの共同生活が描かれている。プロサーファーにモデル志望、作家志望、東京藝大生、そして現役アイドルと、今時ありえないような“リア充”たちが一つ屋根の下で恋や友情のドラマを繰り広げるのを見ていると、「シェアハウスこそが、この暗い時代の唯一の希望なのか!」という気さえしてくる。 ところが最近になって、そんな憧れの世界とはかけ離れた、シェアハウスの実態が明らかになりつつある。 劣悪で危険な「脱法シェアハウス」なるものが増加し、トラブルが頻発していると、一部の新聞やテレビが報道し始めたのだ。特に、NHKの朝の情報番組『あさイチ』がこの問題を取り上げたことで世間に知られるようになり、さまざまな物議を醸し出すこととなった。 いったい「脱法シェアハウス」とは具体的にどういうものなのか? その内容をのぞいてみると、確かにびっくりするような物件がめじろ押しだ。 あるニュース番組で紹介された物件では、二段ベッドの一つが一部屋となっており、間取りはわずか1.7畳。これは東京拘置所の独居房(三畳余)の約半分の広さだ。上下の部屋の仕切りはただ側面に板が張ってあるだけで、当然鼻をかむ音や寝返りの音など些細な雑音も丸聞こえだという。 また別の報道では、1フロアを58部屋に仕切ったシェアハウスでぼや騒ぎがあったことが紹介され、一歩間違えれば大惨事を引き起こしかねないと指摘されていた。 要するに、シェアハウスは新しい生活スタイルどころか、弱者につけ込む貧困ビジネスと化しており、しかも、なんの規制も受けず野放しに晒されてきたらしいのだ。 そして、こうした実態が明るみに出るのと並行して、政界からは与野党問わず「脱法ハウスを取り締まれ」という声が上がり、国土交通省も既存法令の寄宿舎の基準を適用する方針を打ち出した。そういう意味では、脱法シェアハウスの危険性がようやく認識され、遅まきながら行政も規制に乗り出したわけで、一見すると、悪い流れではない感じがする。 だが、一方ではまったく逆の見方もある。例えば、先の『あさイチ』がこの問題を取り上げた直後、番組には「貧乏人から住まいを取り上げるのか」「シェアハウスを悪者にする報道は問題の一面しか見ていない」という趣旨の批判が殺到。ネット上でも「業者や住んでる人はどうなるんだ?」「ネカフェよりましだろ。必要じゃね?」「マスゴミは貧乏人のことを何もわかってない」「利用する人が納得して住んでいるんだから、問題はない」といった、シェアハウス擁護派の意見が多数アップされた。 確かに、脱法シェアハウスは今、ネットカフェに代わって、弱者、貧困層の避難所の役割を担っている側面がある。 例えば、東京都では2010年7月から施行された「インターネット端末利用営業の規制に関する条例」によってネットカフェに入会する際、住所確認が求められるようになり、住居代わりにしていた利用者が行き場を失っていた。そこに脱法シェアハウスが登場したことで、ネカフェ難民が移り住むケースが増えているという。 そもそも、住居として比べれば、ネカフェより脱法ハウスのほうがはるかにましだ。例えば、ネカフェだと一泊が2000円程度なので月に6万円くらいかかるが、脱法ハウスの家賃は月3万円前後。敷金礼金をほとんど必要とせずに入居できて、住民登録もできるから、職探しも容易になる。つまり、ネカフェ難民は脱法ハウスに移り住んだことで、相対的にではあるが、住環境が改善した部分もあるのだ。 ところが今回、国土交通省が規制に乗り出したことで、せっかく新たな居場所を見つけたネカフェ難民たちが、再びそれを失いかねない危機に直面している。いや、住居を追われるのは、劣悪な脱法ハウス住民ばかりではない。方針通りに寄宿舎の基準が適用された場合、ごく一般的な物件も含めたシェアハウスの8割以上が不適合と判断され、1万人以上の居住者が追い出される可能性があるという。 今年6月、シェアハウスやネットカフェを経営する運営会社が消防法違反を指摘された施設の利用者に対し説明もなく退去勧告を出し、抗議した利用者側ともめ、最終的には利用者数名が東京地裁へ退去差し止めの仮処分申請を行うという騒動があった。 国民の住まいを守る全国連絡会の坂庭国晴代表幹事は「国が脱法ハウスの実態調査を進めれば、違反を指摘されて施設を閉鎖する業者が続出しかねない。放置しておくと、大変な社会問題になる」と懸念を語っている。 そもそも、今回、脱法シェアハウスが問題化したのは、シェアハウス居住者の安全確保だけが目的とは思えない。 「近隣住民からの苦情も大きいでしょう。住宅地の中の一戸建てやマンションの一室に突然、シェアハウスができて多くの居住者が住むようになったことで、近隣の住民から『知らない人が出入りしていて不安』『火事や事件が起きたらどうするんだ』『資産価値が下がってしまう』という声が出て、トラブルが頻発。裁判沙汰にも発展するようになった。そんな中、国土交通省が規制に乗り出し、世論の地ならしキャンペーンとしてマスコミ報道が始まったという構図です」(全国紙社会部記者) そういう意味では、今回の脱法ハウス問題は「異物排除」という最近の日本社会の風潮がもたらしたともいえるだろう。 貧困問題の専門家である阿部彩氏は『弱者の居場所がない社会』(講談社現代新書)の中で、人が社会で生きる上で最も重要なのは社会に包摂されることであり、そのためには「つながり」と「役割」と「居場所」が必要だと指摘している。 だが、現実は逆だ。貧富の差は拡大し、職を追われた弱者は単に経済的困窮に陥るだけでなく、社会で必要とされる「役割」や人との「つながり」をすべてなくしてしまう。そしてわずかに見つけ出した「居場所」にまで、いつのまにか法規制の網がかけられていく。 もちろん、脱法ハウスをこのまま放置していいわけではない。明らかな消防法違反や建築法違反の施設は、住人の安全に関わる大きな欠陥を抱えているのも事実だ。だが、一方的な規制で施設を閉鎖に追い込んだり、その危険性を業者や住人の自己責任に帰するのはあまりに的外れな対応と言わざるを得ない。 早くからこの問題に関心を持っていた、ブロガーのイケダハヤト氏はこう指摘している。 「ぼくらの大部分は、住まいの確保にまつわる問題に関して、『国のせい』にするという発想が乏しすぎるのです」(脱法・違法ハウス問題に思う住まいの問題は「自己責任」ではない) そう。憲法で保障されている生活権のベースになっている住環境の整備は、本来、国の責任なのだ。私たちが今、行政に要求すべきなのは取り締まりでなく、シェアハウス安全整備への積極的支援ではないか。少なくとも、巨大な公共住宅の建設などよりはるかに低予算で、効率的だと思うのだが……。 (文=和田実)『テラスハウス』-フジテレビ
メンツ丸つぶれ! 日米に防空識別圏を無視された中国が大慌て
日中間の緊張高まる防空識別圏問題で、当の中国が頭を悩ませているという。 中国が防空識別圏の設定を発表してから3日後の26日には、米軍の軍用機「B52戦略爆撃機」2機が、防空識別圏内を事前通告なしで飛行。さらに28日までに、自衛隊機と海上保安庁の航空機が、この空域を中国への通告なしで飛行した。 一方、「新華社通信」は29日、東シナ海上空に設定した防空識別圏に同日午前に進入した米軍機と自衛隊機に対し、中国空軍が戦闘機をスクランブル発進させたと報じている。空軍の報道官が明らかにしたというが、小野寺五典防衛相はその事実を否定しており、中国当局による国内向けアピールである可能性が高そうだ。 「防空識別圏が、自分のクビを絞めることとなってしまっている」と指摘するのは、広東省ブロック紙社会部記者だ。 「当局は、防空識別圏を日米にこれほどあっさりと無視されるとは思っていなかった。まさにメンツ丸つぶれ。中国のネット上では、防空識別圏の設定を支持する声が上がっており、対日強硬論も高まっている。そんな中、日米の航空機の進入を許し、さらに結局何もしなかったというのでは、一気に『弱腰だ』という批判が高まりかねない。当局は、それを一番恐れている。そこで『スクランブル発進を行った』と強調しているのだろう。微博(中国版Twitter)では、自衛隊機が防空識別圏内を飛行したという日本の報道を翻訳した投稿に対し、空軍の探知能力やスクランブル発進技術を疑う書き込みも目立ったが、その後、一斉に削除されたようだ」 国際社会での立場と、国民のナショナリズムとの板挟みとなってしまった中国当局。自業自得ではあるが、国民からの弱腰批判を恐れるあまり、最悪のシナリオになることだけは回避してもらいたい。 (文=牧野源)日本の防空識別圏(外側線内/wikipediaより)
取材もドタキャン……ポスティング移籍暗礁の田中マー君、イライラが爆発寸前!!
プロ野球楽天・田中将大投手が28日、都内で行われた「第42回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。式では、グラブをかたどったトロフィーと賞金50万円を受け取った田中だったが「投手は全部三振を取れないので、(野手の方に)たくさん助けていただきました」と挨拶。時折、嶋基宏や藤田一也ら、日本一の美酒を一緒に味わったほかの楽天ナインと会話する一幕も見られた。 だが、ほかの出席者が会場前で取材対応する中、注目の的・マー君はなかなか出てこなかったという。 「報道陣が待機して30分近く経過してから、ようやく球団スタッフが田中の取材対応がない旨を伝えてきたが、理由に関しては一切ナシ。結局、ほかの楽天ナインを経由して写真撮影だけは3人揃って実現しましたが、最後の最後まで記者からの質問には応じず。タクシー乗り場へと続くエスカレーターでは、田中の前後を番記者がみっちりマークする事態になりました。辛うじて昵懇の仲である某記者にだけ対応しましたが、発した言葉は『(ポスティングの件は)知らないなぁ~』のひと言。タクシーに乗った後は、窓越しにバシャバシャとフラッシュをたいて撮影するカメラマンに『しつこいなぁ~』とつぶやき、イライラしながらその場を去った。これには、番記者連中もあきらめるしかなかったそうですよ」(スポーツ紙野球デスク) これまで冷静さを保っていた田中だが、ポスティングシステムの“白紙撤回”が報じられ、来季残留の可能性も出てきている。不満が爆発するのも、時間の問題か。東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトより
出版不況下“ひとり勝ち”の宝島社から人材大量流出のワケとは?
日本出版販売株式会社が11月26日を「いいふろくの日」と発表するなど、すっかり市民権を得たグッズ付き雑誌。その先駆け的存在といえるのが、ブランドムックを多数販売する宝島社だ。今年の10月にはムック本の販売部数が累計7,000万部を突破したというから驚きだ。出版不況が叫ばれる中、ひとり勝ちを続ける宝島社に、今、ある異変が起こっているという。 「HPの採用情報を見てもらえればわかるのですが、どの雑誌も定期的に人員を募集しているんです。うちは基本的にファッション誌の会社ですから、ファッション誌をやりたいっていう強いあこがれを持った人が来るのですが、その仕事量の多さにみんな音を上げて、すぐに辞めていく人が多いんです。多いときは月に10人くらい辞めてますね」(宝島社関係者) 確かに、11月26日現在、確認できるだけでも「steady.」「MonoMax」「mini」と3誌も募集している。 「うちは、基本的に正社員と契約社員の差というのは、あまりないんです。契約でも保険も入ってくれますしね。ボーナスが違うくらいですかね。ただ、仕事量はまったく同じです(苦笑)」(同) ここ数年、どの出版社もこの不況下で採用を縮小していく中、ファッション雑誌における市場占有率はもちろんのこと、雑誌全体においても市場占有率トップを誇る宝島社は、まったく違う路線を進んでいるという。 「宝島は、あまり新卒採用に重きを置いてないんです。中途採用のほうが多いんじゃないでしょうか。実際、契約から社員登用という形がかなり多いですね。アルバイトから契約、契約から社員になった人はたくさんいますよ。アルバイトから編集長まで上り詰めた人もいるくらいですからね。基本的なスタンスは『イヤなら辞めろ。代わりはいくらでもいる』です。最近だと、会社の売上が下がってきてるので、一人あたりの年間売上ノルマがあって、それを達成しないとボーナスが下がるという、完全歩合制みたいな形が導入されました。ただ、基本的に外注も使わない、自分で編集もライティングもやる会社なので、実力はかなりつくと思いますよ」(同) 先日、大手出版社のひとつ、小学館が大量に中途採用をしたが、やはり宝島社からの採用が複数人いたという。 「宝島社で数年仕事をしていたというのは、かなりの“ウリ”だと思いますよ。あそこは、本誌だけでなく何冊もムック本を同時進行してますからね。他社に行ったら、あまりにも仕事の“時間軸”が違いすぎて驚きました。とにかく立ち止まらない会社なので、常に新しいことをして、それについてこられない人は容赦なく切り捨てていくって感じですね」(元・宝島社編集スタッフ) 最近も佐賀県と共同事業を行ったり、ファッション雑誌「sweet」の公式ショッピングサイトをオープンさせたりと、手広く事業を拡大している感がある同社。その陰には、幾人もの編集者たちが去った形跡も確かにあった。宝島社 公式サイトより








