自動車からセロリまで……中国労働者の年末賞与「天国と地獄」

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春節の様子(神戸南京町/Wikipediaより)
 春節(旧正月)を迎えた中国で、さまざまな企業の年末賞与が話題となっている。  例えば、山東省のある上場企業では、優秀な社員52人に、賞与として自動車を贈呈した。車52台の時価総額は、650万元(約1億900万円)以上に達するという。  しかし、そんな羽振りのいい会社は少数派だ。重慶市に住むネット市民が投稿したところによると、なんとセロリ2束を勤務先から賞与として受け取ったという。そのほか、洗剤のセットやティッシュペーパーといった粗品を受け取った労働者も、涙の報告を寄せている。  一方、浙江省金華市では「忘年会で飲んだ酒の量で賞与額を決定する」というユニークな企業も出現。「男性従業員は焼酎1杯で500元(約8,300円)、ワイン1杯で200元(約3,300円)、ビール1杯で100元(約1,600円)。女性従業員はその倍額」というルールだったという。酒を飲めない人にとっては不公平だが、「酒量はセールスを左右する」という社長に考えに基づくものだという。  内容も評価基準もユニークな年末賞与だが、広東省ブロック紙の社会部記者によると中国独自の事情があるという。 「景気後退と人手不足が同時に起きている中、中国の企業は春節休みに郷里に帰省した労働者が、そのまま帰ってこないという現象に頭を悩ませている。大手人材サイト『智聯招聘網』が主要28都市のホワイトカラー1万人以上を対象に行った調査によると、回答者の7割以上が、「年末賞与がもらえなければ、年明けには転職する」と回答している。中国の年末賞与は、先行投資をした人材に逃げられないよう、『年が明けたら必ず帰ってきてね』という意味合いがある」  しかし、セロリ2束で戻って来てくれる労働者がいたとすれば、よほど会社に忠誠心があるか、ほかに働き口がないかのどちらかであろう……。 (文=牧野源)

「まるでパルマ時代の中田ヒデ……」移籍から1カ月 ACミラン・本田は“気を使う便利屋”に成り下がるのか?

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 本田圭佑がミランに加入して1カ月がたとうとしている。ミランデビュー戦となったのは、途中出場でのサッスオーロ戦。短い時間ながら、ポストに当たるシュートを放つなど爪痕を残した。  続くベローナ戦では、立ち上がりはスリッピーなピッチにイメージ通りのコントロールができないシーンもあったが、徐々にフィット。カカとのコンビネーションも垣間見え、右サイドからのアーリークロスには、バロテッリがニア、本田が中央という形もあった。一方で、立ち上がりのFKをふかしたのはインパクトを与えられなかったし、バロテッリとのコンビという部分では程遠い。本人が「質を高めないといけない」と口にしたように、後半は消えていた。  真価が問われる3戦目のカリアリ戦では、カリアリが前に出てきたために、前半からカウンターの応酬になった。それもあり、選手間の距離が遠くなってしまい、独力での突破が必要になる。本田としては、中央に入り、DFラインと中盤の間でボールを受け、チームのリズムを作りたいが、加入間もないこともあってコンビネーションが構築されていない。たとえば、右サイドバックのデ・シリオが高い位置にポジションをとってくれないと、本田が中に入った際、右サイドに誰もいなくなってしまう。逆に、本田は中央でプレーした時には持ち味を見せた。それだけに、バロテッリとのスルーパスでGKと1対1になったシーンや、デ・シリオのクロスに合わせたシーンでゴールを奪えなかったのは痛い。  セリエAは、何より結果を重視されるリーグである。攻撃的な選手であれば、アシストを0.5ポイント、得点を1ポイントとするならば、毎試合平均0.7ポイントは獲得していかないと、評価されない。それを達成できなかった多くの日本人選手は、助っ人戦力として重宝されず、ほかのリーグに移ることになった。  そういった意味でも、本田にとって、先日のトリノ戦は正念場だった。だが、得意な中央のポジションではなく、右のワイドに固定されてしまい、ほとんどプレーに絡むことができずに交代に。試合後、「一人だけ火星から来た」とイタリア紙に酷評され、さらに「遅い」というプレーの欠点も指摘された。  本田が右のワイドにポジションを固定されるとなると、持ち味を発揮するのは難しい。ワイドのポジションは、独力での突破も必要になるが、本田はそういった質のスピードを持った選手ではない。インに入り、左足でのシュートというイメージはあるが、各国トップクラブのアタッカーのように、サイドを切り裂くのは難しい。むしろ、中央にポジションを置き、レシーバーとなった方が能力を発揮できるし、時にはサイドに流れ、カカを気持ちよくプレーさせられると思う。それこそ、日本代表同様のシステムのほうが、ミランも生きる気がする。  しかし現状、本田はこの“合わない”ポジションで結果を残すしかない。そこで懸念されるのは“気を使う便利屋”になってしまうこと。中田英寿も、パルマに移籍してから、そのバランス感覚と守備力を買われ、本人が希望しない守備的ポジションで使われるようになった。そこからキャリアが下降気味となっていったのは周知の通り。  本田も、中田同様の能力を持っている。ミランのセードルフ監督が、本田を守備的ポジションで使う可能性がないとはいえない。コミュニケーション能力が高い本田は、現在、さまざまなところで気を使っているように映る。FKに関しても、「よければ僕が蹴りたい」とバロテッリにうかがうものの、「いや、俺が蹴る」と言われれば譲るしかない。それは正しいコミュニケーションだと思うが、“気を使う便利屋”にまではなってほしくない。  本田がミランで成功する可能性は十分にある。そのためには、本田が本田らしくいることが必要だ。そして、本田らしくいるためには、リーグ戦でのゴールという結果が必要である。 (文=石井紘人@FBRJ_JP)

売れるモンは売る! プロ野球・ソフトバンク「キャンプ広告」販売ラッシュの舞台裏

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 プロ野球は2月1日、一斉にキャンプインし、いよいよ“球春到来”となった。そんな中、昨オフに大型補強を実現させ、V奪還を狙う福岡ソフトバンクホークスの「資金難」がキャンプ初日より意外なところから漏れ出してしまい、関係者が困惑している。  3年ぶりの優勝へ後がない、秋山ホークス。 「大型補強として、野手ではオリックスで4番を打っていたイ・デホ、日本ハムの正捕手・鶴岡慎也が目玉に。投手では、中日で先発を任されていた中田賢一、阪神のローテーションを守っていたスタンリッジなど、そうそうたる顔ぶれがそろっています」(プロ野球番記者)  この4人だけ合わせても、年俸はざっと10億円は下らない。当然、孫オーナーの「優勝指令」が飛んでいるため、豊富な資金をつぎ込んでそれぞれの選手を獲得できたのだが、キャンプ地ではそのしわ寄せが早くもあらわになっているという。
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「実は今年から、ブルペンに地元・福岡の有名家具店の大きな広告が設置されることになったんです。設置場所は2カ所で、ファンにもマスコミにもアピールできる。中田投手が投球する時なんて、俯瞰で撮影したら絶対に映りますから、イイ商売してますよ。また、ブルペンのすぐ外には、これまた選手の大きな写真看板の上にみずほ銀行のマークがガッツリ入っている(笑)。確かに、土日は九州内から多くの観客を動員できる球団とあって、広告価値も高そうだが、今回のタイミングから始めたため『予想以上に資金を使い果たし、それを補填するために広告枠を設けたのでは?』ともっぱらです」(同)  ちなみに、2つの看板のお値段は非公表のようだが「1カ月近くも掲示されるだけあって、1カ所数百万円は下らない」というから、ソフトバンクの“なりふり構わない商魂”は、見上げたものだ。

「釜山港からの出港は無理」内閣府職員変死事件で韓国漁業関係者が証言

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釜山港(Wikipediaより)
 北九州市若松区の響灘で、漂流していたゴムボートに乗っていたとみられる内閣府の男性職員が遺体で見つかった。この男性は1月に国際会議に出席するために訪れた韓国で消息不明となっており、さらに韓国から出国した記録もないことが明らかとなり、ミステリー小説さながらの展開に、ネット上ではさまざまな臆測が飛び交っている。  また、男性名義のクレジットカードの利用履歴から、韓国入国後に南部の都市、釜山でゴムボートに付ける船外機や防寒着などを購入していたことも判明しており、船外機を付けたゴムボートで日本上陸を目指していた可能性が浮上した。  しかし、韓国の漁業関係者によると、「港の事情を知らない者が、釜山周辺からゴムボートで沖合に出ることは不可能に近い」と話す。 「釜山は世界有数の国際港で、北朝鮮製の偽タバコや麻薬の中継地にもなっていることか ら、海洋警察も港内から沖合にかけて頻繁にパトロールをしている。また、北朝鮮の強襲に備え、韓国海軍も相当数配置されている。ゴムボートに船外機を付けた不審な船に男が一人乗り込んでうろうろしていれば、すぐに止められるはず」(同)  釜山から出港したのでないとすれば、購入したゴムボートを運んで別の場所から沖へ出たのか? はたまた、別の船で沖合まで出た後、ゴムボートに乗り換えたのか? どちらにしても、単独行動では難しそうである。だとしたら、ほかに何者が関与していたのか――? 謎は深まるばかりである。 (文=牧野源)

安倍外交への反動? “親日”台湾が中韓「反日共同戦線」に参戦か

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台湾を統治する、中国の総統府(Wikipediaより)。
 中韓との関係悪化に歯止めがかからない中、「反日共同戦線」に意外な方向から参戦の声が上がった。  初代韓国統監の伊藤博文元首相を暗殺した朝鮮独立運動家、安重根を称える記念館が黒龍江省ハルビン駅に開館したが、台湾タブロイド紙「旺報」が「我々も抗日記念館を」と題したコラムを掲載したのだ。  コラムでは、安倍晋三首相の靖国参拝をはじめとする言動の数々は軍国主義を思わせるとした上で、「軍国主義を根本から撲滅するため、抗日記念館を建設する必要がある。建設を求める声は各界からも上がっており、『台湾は日本統治時代の痛みを忘れない』ことを表す象徴になる、との意見も存在する」としている。  また、日本の文部科学省は、今年4月から採用される中学・高校向けの学習指導要領の解説に、尖閣諸島と竹島を「わが国固有の領土」と明記することを発表したが、これに呼応するように台湾でも教科書改訂の動きが出てきている。  台湾教育部は、「日本の台湾統治に対して功績を称えるような記述が多い」現行の高校歴史教科書を、「日本による植民地統治を美化せず、台湾の主体性を強調する」内容に改定するとしている。    親日のイメージが強い台湾で、こうした動きが出てきていることに関し、台湾の大使館に当たる、台北駐日経済文化代表処の関係者はこう明かす。 「台湾の親日ぶりは、中国の反日同様、政策によるところが大きい。中国の脅威にさらされながらも国連にも加盟できない台湾は、親日となることで、日本との関係を強化してきた。しかし、最近は中台関係を担当する両岸の行政機関トップが、分断後、初めて正式会談することが決まるなど、中国との結びつきが強化されつつある。日本を頼りにしなくてもよくなったことと、中国への遠慮もあり、行きすぎた親日政策を見直そうという動きが出ている」  反日も親日も、腹にイチモツありというわけだ。 (文=牧野源)

NHKの「女性の貧困特集」ドキュメンタリー番組に疑問符……結局は国営巨大メディアの“高みの見物”か

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『クローズアップ現代 あしたが見えない ~深刻化する“若年女性”の貧困~』 NHKオンライン
 去る1月27日にNHK総合テレビで放映されたドキュメンタリー番組『クローズアップ現代 あしたが見えない ~深刻化する“若年女性”の貧困~』が話題となっている。  同番組は、20代を中心とした若年女性の雇用状況が大変に厳しいものとなっており、低い収入での生活を余儀なくされている実態を報じた。高校を卒業した若い女性の正規雇用率が5割に満たないという状況で、多くの女性がアルバイトなどの報酬が比較的低い仕事に就かざるを得ない実情を説明。複数のアルバイトを掛け持ちして働いても、月収にして10万円程度にしかならない事例などを紹介した。  さらに深刻な例として、相応の生活費が必要とされるシングルマザーの状況を取り上げ、実に8割のシングルマザーが貧困状態にあること、少しでも高い収入を期待して風俗産業に就業するシングルマザーが少なくないことなども報告された。  こうした報道内容を評価する声がある一方、番組内での説明不足、あるいは不備について指摘する意見も噴出した。  問題とされたのは、風俗店で働くシングルマザーの発言と、その内容に対する番組側の対応である。あるシングルマザーの女性は風俗店で働くようになったきっかけとして「生活保護を申請しようと役所の窓口を訪れた際、担当職員から『生活保護の申請に必要な調査に2~3カ月かかる』との旨を言われたため、申請を断念した」と発言した。  ところが、この点について取材を担当した記者や番組の進行役など、出演者からは何ひとつ指摘も説明もなく、テロップ等での解説も一切なかった。  しかし、生活保護法では行政は生活保護の申請がなされた場合、14日以内に決定を行い、調査等の必要がある場合でも30日までの延長しか認めていない。つまり「生活保護に関する調査に2~3カ月かかる」という発言があったとしたら、それは明らかに誤りであり、全国で横行している、いわゆる「水際作戦」である可能性が高い。  水際作戦は生活保護法に反する違法行為であって、番組はこの点についてしかるべき指摘をすべきであった。にもかかわらず、一切の説明やコメントが認められなかったのである。  番組終了後、専門家などから疑問や批判が続出。NPO法人自立生活サポートセンター・もやいの稲葉剛氏も自身のTwitterで、「なぜ生活保護制度に詳しい専門家の監修を受けないのか」「当事者の声をテレビでそのまま流すと、意図せずとも虚偽の説明を流布させる、という結果を招くことになります」と指摘した。  さらに28日には、衆議院議員の山井和則氏がこの問題を取り上げ、3項目にわたって厚生労働省に質問。これに対して厚生労働省が「不適切であると考えています」などと回答した。  大手メディアが報道において、最も重要な点を無視したり、または著しく誤解を生むような表現を用いたりするケースは過去にも散見する。  社会的に問題性の高い状況を報道することは価値があろう。しかし、大手メディアの報道を見るたびに、しばしば弱者への配慮についてどこかが欠けていると感じてしまうことがある。より慎重に、そして想像力を働かせる努力が欠落してしまっては、価値ある報道も恵まれた大手報道機関による高みの見物に堕してしまう危険性は否定できないのではなかろうか。 (文=橋本玉泉)

このままで本当に大丈夫? 世界の要所で“暗躍”する韓国人の危険度

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 「ウソつき」「恩知らず」など、悪評ばかり聞こえてくる韓国人だが、意外にも国際的な舞台で活動する人物は多い。例えば、国際原子力機関(IAEA)や世界食糧計画(WFP)などの国際機関では、479名(13年7月現在)の韓国人が働いている。人口が2倍以上の日本人が約750名と考えると、その数は少なくない。また、韓国人は多岐にわたる分野に進出しており、世界屈指の出版社エルゼビアのチ・ヨンソク会長などは代表的な存在だ。  しかし、中には「この人に任せて大丈夫?」と不安になってしまうような人もいる。  最も危険視されているのは、パン・ギムン国連事務総長だろう。彼は昨年8月、「日本政府と政治指導者は自らを深く顧みて、国際的な未来を見通すビジョンを持つことが必要」などと発言し、日本の歴史認識の姿勢について問題があると指摘した。当然のように「中立性に欠ける」との非難が相次いだことは記憶に新しい。だが、パン事務総長は今年1月にも朴槿恵大統領と電話会談し、日本の靖国問題に対して「最近、靖国参拝問題などで北東アジアの葛藤が深まっていることに失望した」などと話したと伝えられている。「ニューズウィーク日本版」は以前、パン事務総長を「オフィスの壁にサムスン電子の薄型テレビを並べ、上級顧問に韓国人の仲間たちを選ぶなど、韓国経済の利益を図ったという点を除けば、彼の足跡はほとんど無視できるほどでしかない」と酷評したことがあるが、国連に求められる“中立性”とかけ離れた人物が国連主要機関の代表を務めても問題はないのだろうか?  来る2月、アジア人として初めてベネチア・カーニバルにメインアーティストとして参加する、歌手キム・ジャンフンも偏った人物だ。彼は昨年、100億ウォンを目標にした“独島(竹島の韓国表記)募金”を実施。その背景を「韓国企業は日本との関係があるため、独島キャンペーンのスポンサーになれない。私は韓国でお金を稼げるから、あえて個人レベルで活動する」と語っている。竹島まで遠泳を行ったこともあり、また「iOS 7は独島を日本の領土と表記した。世界的な会社が資本主義と市場論理だけに基づいて、真実を曲げた」などとアップル社を批判したことも。世界的な祭典であるベネチア・カーニバルの場で、“独島キャンペーン”を行わなければいいが……。  竹島といえば、2012年のロンドン五輪で「独島はわが領土」と書かれた紙を掲げて大問題となった、サッカーのパク・チョンウ選手も要注意人物ではないだろうか。というのも彼は1月26日、アメリカで行われた韓国とコスタリカの親善試合に出場しており、このまま順調に活躍すればワールドカップの舞台に立つ可能性があるからだ。「釜山日報」が「独島の守護神パク・チョンウが帰ってきた」などと見出しを打っていたが、サッカー以外で彼を刺激することはやめてほしい。  “反日的”ではないが、「なぜこの人が?」と納得がいかない人選もある。世界銀行のキム・ヨン(ジム・ヨン・キム)総裁だ。日本を訪れて安倍晋三首相を表敬するなど精力的な活動を続けているが、そもそも彼は医学博士と人類学博士という経歴の持ち主。総裁選出当時から「金融分野にふさわしくない」との懐疑的な目も向けられており、経済界に精通しているかは、甚だ疑問だ。  いずれにせよ、さまざまな国際舞台で“活躍”を見せている昨今の韓国人たち。世界の要所を任されているのだからこそ、正当な発言と行動を心がけてほしいと願うばかりだ。

鴨南蛮の中身はアヒル? 消費者庁によるメニュー表示厳格化に、食品業界から抵抗の声

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イメージ画像(「足成」より)
 近く、シャケ弁当が世の中から姿を消すことになるかもしれない。  相次ぐ食品の虚偽表示問題を受け、消費者庁は昨年12月、飲食店のメニュー表示のガイドライン案をまとめた。それによると、これまで慣習的だったシャケ弁当や寿司ネタのサーモンにニジマスを使用することや、ロブスターを伊勢エビとしてメニュー表示することは「景品表示法上、問題」としている。このまま施行されれば、シャケ弁当はニジマス弁当として販売されることになる。  しかし、これに対して異を唱えているのは外食産業界だ。消費者庁は1月27日、このガイドライン案に関する意見交換会を設けたが、外食産業界側の出席者からは、「食材の具体的な名前をすべて表示することは現実的ではない」「(すでに浸透している名称を)表示できなくなると、消費者を混乱させる」など、現状維持を望む声が相次いだ。「正直が一番」とは限らないというわけだ。  ガイドライン案で指摘されているもの以外にも、グレーなメニュー表示がまかり通っているものは少なくない。『中国『猛毒食品』に殺される』(扶桑社新書)の著者、奥窪優木氏は話す。 「例えば、日本で合鴨として売られているものは、ほぼ100%、アヒルです。そもそも合鴨とは真鴨と家鴨の交配種ですが、食肉業界では慣習的にアヒルのことを合鴨と呼んでいることから、飲食店もそうしている。本鴨と明記されていない限り、鴨鍋は『アヒル鍋』、鴨南蛮も正しくは『アヒル南蛮』となりますが、確かにこれではまったく食欲がそそられません。これまでグレーに運用されてきた景品表示法の厳格化は、一部の食品業者にとって死活問題となりかねず、抵抗は必至」  とはいえ、自分が何を食べているかくらいは、正確に把握しておきたいものである。 (文=牧野源)

「日本人とプレイできるなら海を越える!」中国セックスツーリストが日本の風俗に大挙中!

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 昨年、年間訪日外国人旅行者数が過去最高の1000万人を突破した。中でも増加が顕著だったのが、2012年以降、尖閣問題をめぐる日中関係の悪化から落ち込んでいた中国人旅行者。9月からは4カ月連続で前年同月を上回り、12月は40%増となった。  そんな中、増えているのが、性産業を利用する中国人だ。「回春性感マッサージ倶楽部」などを展開するKINRYUグループの広報担当者は明かす。 「弊社では、3年前に5カ国語でのHPを開設、英語での電話受付にも対応し、海外からのお客様にもご利用いただいています。最近、特に増加が顕著なのは、中国からのお客様。ここ3年間で10倍ほどになっています。グループで来店される方々が多いのですが、皆さん遊びなれていらっしゃる感じで、英語も堪能。お客様としての質も高いです」  昨年、日本に2度、風俗旅行に来たという北京市在住の30代の中国人男性もこう話す。 「日本の風俗の女性は皆かわいくて、仕事も丁寧。何より、AVで憧れていた日本女性とプレイできるのなら、海を越えてでも行く価値がある」  とはいえ日本の風俗は、一部の富裕層を除き、中国人にとっては高い買い物であるはず。しかし、広東省在住の日系企業駐在員の日本人男性によると、「風俗のコストは日中で逆転している」という。 「原因のひとつは、人民元改革とアベノミクスによる円安で、直近1年間に人民元の対円レートが2割以上上昇したこと。さらに、習近平による腐敗撲滅運動の影響で、これまで役人や警察との癒着のもとに安全に営業していた風俗産業のリスクが高まり、価格に転嫁されている。為替と価格の上昇で、“性都”といわれる広東省東莞市では、エロサウナはいまや円換算で1万5,000円以上。3~4年前の倍ほどです。コスパで見ても、五反田や川崎の堀之内のほうがいい。捕まるリスクもないし、多くの中国人が風俗目当てに日本へ遊びに行くのもうなずける」(同)  日本は知らぬ間に、中国人セックスツーリストの受入国となってしまっていたようだ……。 (文=牧野源)

「経歴よりも派閥の力?」新体制発表で遠のく、Jリーグの春

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「週刊サッカーダイジェスト増刊 2013Jリーグ総集編」(日本スポーツ企画出版社)
 1月17日、Jリーグのチェアマンに、元リクルートエージェント社長の村井満氏が就任することが発表された。  本来、Jリーグの役員改選期は7月だが、「今季の目標を掲げたチェアマンが、シーズン途中で交代するのはタイミングが悪い」と、1月末の変更になったのだ。それに伴い、大東和美チェアマンも任期を繰り上げ、退任。理由は「昨年、2ステージ制移行とチャンピオンシップ導入に一区切りつけられたから」だという。  大改革のビジョンを掲げたトップが、そのプロセスを踏まずに退任する――。民間企業では考えられないトンデモ人事にも思えるが、それがまかり通ってしまうのがサッカー界。ただ、大東氏を知る人は「本人も、チェアマンへのこだわりはないのでは」という。 「大東さんはトップダウンの経営者ではありません。もともとラグビーのスター選手だったので、接待などに顔を出すと先方が喜ぶ。誠実で余計なことも言わないので、若い時から重宝されてきた。その勢いで出世し、最終的にJリーグチェアマンにまで上り詰めた。ただ、逆にいえば、大東さんの社長力は、裏で操る人次第なんです。彼が2ステージ制移行の説明などを行わなかったのも、当然ですよ。本人は担がれていただけですから」(同)  そんな今回の人事だが、実はほかにも出世した人物がいる。大河正明氏と中西大介氏の両統括本部長が、常務理事に昇格しているのだ。大河氏は京都大学法学部を卒業後、三菱東京UFJ 銀行に入社、その後、Jリーグに。まさにエリート街道を歩んできた人物だ。Jリーグの財務や管理畑を担う重役であり、経歴から見れば資質はありそうだ。  となると、技術畑、つまりサッカーに関する営業や競技面を中西氏が担うことになる。だが、この中西氏、監督や選手上がり、もしくはその周辺とのコネクションが豊富かと思いきや、経歴が不明。 「リクルートにいたという話を聞いたことがありますが、民間企業での豊富な経験があるわけではなかった気がします。大河氏とのバランスを考えても、中西氏のポストには、日本代表経験者だったり、現場の監督や選手に顔が利く・心情を理解できる人間が必要でしょう。中西氏のサッカー歴は不明です。各所で暴露されているように、日本サッカー協会やJリーグという組織は、政治力が最も重要になります。永田町と同じで、派閥の力学を使わないと出世できない。中西氏の経歴で常務理事まで出世したということは、その力を持っていたということでしょう」(元サッカー関係者)  ちなみに、この元関係者によると、村井新チェアマンの出身校は埼玉県立浦和高等学校。OBには、元日本サッカー協会会長の犬飼基昭氏がいる。犬飼氏は退任後、協会内部の派閥争いを暴露し、サッカー界への無念さをにじませていた人物だ。  さまざまな思惑が錯綜しているように映る今回の人事。“Jリーグの春”は、まだ遠そうだ。