「幸せ」以外の読み方を一切断ち切る、「MORE」の梨花インタビュー

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「MORE」1月号(集英社)

 2012年、めでたく創刊35周年を迎える「MORE」。お祝い広告が飛び交う誌面に、さりげなくひっそりと差し込まれたのが「今月からモアモデルズに仲間入り みっこの愛されウインターホワイト」です。みっことは、「non-no」(集英社)、「with」(講談社)などで活躍していた矢野未希子のこと。芸能界イチのモテ男、ロンブー田村淳氏との交際報道でおなじみのあの方が、今月からモアモデルになりました。

 真っ白なモヘアのニット、純白のバレエシューズ、レースのワンピにチュチュスカート......「"大人可愛い"白」をまといながら「MORE」デビューを果たしています。風のウワサによると、交際相手に"105の条件"を突き付けるという淳氏。関西出身の明るさ、親しみやすさと同時に「"キレイで上品"がみっこファッションのベース」など、女らしさも兼ね備えているらしいみっこさんに「あ~、なるほど~」(棒読み)と感心することしきりです。それにしても鈴木えみや田中美保、篠田麻里子、そして話題の紗栄子など、"カワイイふりして割とやりよる"女子が好きなんですよね、「MORE」って。

断捨離ブームに待った! 「婦人公論」で脳性まひ者が語る整理術

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「婦人公論」(中央公論新社)12月
7日号

 「雑誌が売れない」と言われるようになって久しく、いつしか「特定の雑誌を毎号購読する」という習慣がなくなってしまいました。買うときは、本屋でパラパラして「この雑誌のこの号はおもしろそうだな」と感じたら買って、興味のある記事だけピンポイントで読む。しかし、この「女性誌速攻レビュー」を担当するようになってから、興味がある・なしにかかわらず「婦人公論」を毎号くまなく読むことになりました。

 今号の「婦人公論」の特集は、「スッキリ捨てて、運を呼び込む!」です。正直な話、担当でなければ絶対に読まないジャンルです。「スッキリ」も「捨てて」も「運」にも何も引っかかるものがありません。さんざん言い古された話だし、だいたい内容の想像がつく......そう思いませんか。でも、そうじゃなかったんです。驚きました。新しく世界が開けました。これぞ雑誌の醍醐味、毎号読んでいるからこその僥倖。雑誌っておもしろいなとつくづく感じた次第です。

強烈な名前とファッションはキャラ化願望の表れ? 「KERA」にみる原宿系の潮流

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「KERA」(インデックス・コミュニケ
ーションズ)

 女性誌レビューに「KERA」(インデックス・コミュニケーションズ)が初登場です。いまや原宿系代表として世界に認知され始めているあの「きゃりーぱみゅぱみゅ」が読モとして注目を浴びた雑誌です。キャッチコピーは「いちばんリアルなファッションマガジン」。ビジュアル系バンドのファンが主な購読層で、1998年に「KEROUAC」として創刊、99年から月刊化と90年代の終わりに誕生しました。歴代表紙に登場してきたのは平山あや、上戸彩、福田沙紀といった芸能人から、なんと読むのか分からない武瑠、NEEKOといったバンドメンバーの方々まで振り幅の広い顔ぶれです。特筆すべきは映画『下妻物語』以降、深田恭子の表紙起用が増えた点。ロリータファッションに身を包んだ『下妻』深田は「KERA」にとってエポックメイキングな存在だったようです。

<トピックス>
◎カリスマアーティストのクリスマススタイル
◎少年少女変貌遊戯
◎カスタムで見違える(はあと)おしゃれアイテムをつくろう

「美魔女」ビジネスの絶頂で、誌面の衰えを感じる「美ST」1月号

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「美ST」2012年1月号(光文社)

 「美ST」1月号の巻頭インタビュー「美しき40代へのメッセージ」に、五月みどりが登場しています。紹介文は、「元祖・ヌードで人生変えた」五月みどり。なんだ、その元祖は! 35歳で初めてヌードになったことが、人生の大きな転機だったからだそうです。いわく、それまでは子どものために生きようと思っていたけれども「裸になったとき、思い切り自分の人生を生きてみようと思えたんです」と。自分の人生を生きるのに、別にマッパにならなくても......と思うのですが、もはや「ヌードで人生変える」のはいちジャンルとして確立しているようです。そんなことより、インタビューの前半で、ブラにティッシュを詰めているとか、カツラ用の粘着テープをカットして思い通りの二重にしているとか、髪はほとんど真っ白だから自分で染めているとか、ふつう芸能人があまり言わないようなことをあっけらかんと暴露していて清々しい内容でした。

<トピック>
◎五月みどりさんから、美しき40代へのメッセージ
◎決定! 日本一のグランプリ美魔女
◎植松晃士さんとチーム「デブST」ダイエット大作戦

「Baby-mo」に見る、出産間もない女のセックス事情「2人めがほしいからがまん」!? 

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「Baby-mo」(主婦と友社)12月号

 子育て雑誌「Baby-mo」(主婦と友社)が女性誌レビューに初登場です。媒体資料によりますと、読者の年齢は「27~29歳」が35.7%、「30~32歳」が35.3%とボリュームゾーンを占めています。専業主婦(パート含)が56.1%、「出産を機に退職」が23.7%と大黒柱は夫一人ですが、世帯年収は「300~500万円」が37.8%、「500万~700万円」30.5%と広告主が安心する金額です。 

 今月号の大特集は「達人ママ100人の買い物極意!」です。女性誌レビュー読者の方にはなじみの深い「I LOVE mama」(インフォレスト)のように年柄年中「新語大賞」開催中みたいな、びっくりするキャッチコピーもなければ、仰天裏技もございません。「スーパーには基本週1回だけまとめ買いでムダなく!」とか「5つのお店をかしこく使い分け」など、「まあ......そう...だよね」と言わざるを得ない内容ですので、気になる方は購入後、ご確認ください。もう表面を見る限り、とっても優等生の子育て雑誌ですが、中身はどうなんでしょうか?

シングルマザーの生々しい恋愛事情に、「I LOVE mama」が迫る!

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「I LOVE mama」2012年1月号(イン
フォレスト)

 今月の「I LOVE mama」は表紙に大注目! 立派なお腹を突き出したマタママ(マタニティーママ)3人の土俵入りです! 今までも何度か幸せお腹を表紙に据えていたラブママですが、今月は群を抜いてすごいです。肩にかけたファーでビーチクを隠すママ、素肌に付け襟で微笑むママ、腰にモコモコの毛布を巻きつける野獣系ママ......なんでしょう、人類の最終形態を見る思い。妊婦ヌードに付与されがちな、「妊娠という神秘のベールに包まれた私を見て」などの安っぽい自意識は一切ナシ。出っ張った腹は盛るにかぎるべ、コレですよ。奇しくももうすぐクリスマス。「オンナは命を宿して聖母になる」というキャッチとともに、ラブママ版「聖母(マドンナ)たちのララバイ」を今月も拝見させていただきます。

<トピックス>
◎セルフデコでウチ中エンジョイクリスマス
◎憧れママモの実寸大メイク
◎ラブママ的シンママLoveジャーニー

ズル可愛卒業の「HERS」と、片山さつきハマトラを脱せない読者の温度差が気になる!

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「HERS」12月号(光文社)

 先月号の「HERS」で、萬田久子が「ズル可愛は卒業」と発言し、シンプル路線への移行に躍起になっていましたが、今月号も浮かれモードを封印して大人の女路線を突き進んでいるようです。ただ、齢50を過ぎて今更「可愛い」を卒業して「大人」って言われても......という気も若干してしまいます。

<トピック>
◎萬田久子さん「愛しいのはセクシーで可愛い服」
◎SNAP関東VS関西 "主役はブーツ"でお出かけスタイル
◎山田美保子の「世間が気になる」 岡野あつこ

「生涯現役」の弊害・四十二病で溢れ返っている、「婦人公論」の40代特集

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「婦人公論」(中央公論新社)11月
22日号

 東日本大震災後、5月22日号(5月7日発売号)から表紙に「日本に希望を 女性の力を信じて!」というスローガンを掲げてきた「婦人公論」でしたが、前号からなくなりました。半年を節目にやめたようです。女性誌には珍しい硬派な被災地ルポ、女性目線の原発報道などを掲載してきた雑誌なのですから、読者に意識付けするためにもあと数年くらい掲げ続けてもよかったのでは? 復興にはまだ時間がかかります。あのスローガンの復活を希望します。

"かわいけりゃモテる"という「steady.」の考えが、逃げ腰男子を遠ざける

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「steady.」12月号(宝島社)

 先月の「HERS」(光文社)で湯山玲子さんが指摘していたように、現代の日本では「生身の女性から逃げ出しがちの若い男性」が多くなりつつあり、20代の若い女性の間では「いい男の青田買い」が熾烈に繰り広げられているそうです。

 それを知ってか、ぼんやりしている未婚のアラサー、アラフォー世代をよそに、20代の女性たちはいかにして男性と結婚するかに躍起になっているよう。また、若い女性の専業主婦志向が高まっているとよく聞きますが、実際に筆者が20代の女子に「もっと結婚する前にやりたいこととかないの?」と聞いたところ、「自分たち不況しか知らないんスよ」と達観した顔で諭されてしまいました。

女子会もそこそこに、イケダン癒やしに余念がない「VERY」妻の奉仕精神

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「VERY」 2011年12月号/光文社

 「女子会」という言葉が一般的になってはや数年。たいそうな名前がついたことで、ムズがゆい感じもありますが、結局、異性と話すよりも同性と話すほうが共感も得られるし、ストレスの解消にもなる......ということで、現在も日本全国で催されているのではないでしょうか。

 今月の「VERY」の第一特集は「今どき、金曜の妻たちは。」だそうです。「金曜日の妻」と言われると、80年代のドラマの影響もあって普通に不倫を思い浮かべてしまいますが、「今どきの妻」は、もっぱら女子会なんだそうですよ。その理由とは?