日本の理想形? 「LEE」読者家族のバランス感覚と幸せな写真がまぶしい

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「LEE」2月号(集英社)

 今月号の「LEE」の大特集は、「ハピファミ達の最旬スナップ317人」です。「ハピファミ」という言葉が持つうさん臭さに眉根を寄せてしまう方も多いかと思いますが、リードには「家族みんなでおしゃれを楽しむ"ハピファミ"が増えた(略)」と書いてあり、「LEE」における「ハッピー」はおしゃれ度まで内包されたふわっとした感じのようです。

 実際にファミリーのページを見てみると、男性陣はたまに「カバン職人」という方もいますが、ほとんどは「会社員」の肩書をお持ちです。会社というガチガチの規則の中に生きる術を得ながら、私服ではダウンベストや帽子、メガネ、チェックのシャツなどを上手く活かした、さりげないオシャレを身につけているバランスの良さ。そして、そんな男性を人生の伴侶に選んだ「LEE」読者も、この世知辛い日本を上手く生き抜いていけるタイプなんだと思います。それゆえ、「LEE」をずっと眺めていると、「今の日本における『ハピファミ』はこれかもしれない」と思えてくるから不思議なものです。

男の子、先輩、上司……意見を集約できず「steady.」OLがノイローゼ寸前!

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「steady.」(宝島社)2月号

 今月の「steady.」、第一特集は「ヘアを変えなきゃ始まらない!! 2012☆みんなのイイネ!ヘア徹底調査」でした。いつも読者の声を大事にする「steady.」だけに、今回も読者代表の座談会があったのですが、OLというのはこうも周囲に配慮しないといけないものか......と心配になるほどでした。それでは早速、その座談会を見て行きましょう!

<トピック>
◎2012☆みんなの「イイネ!」ヘア徹底調査!
◎恋愛力向上レッスン
◎蝶々の「オヤジを制すものは上司を制す」

「いい子は所詮、どうでもいい子」高橋真麻が「家庭画報」で自信喪失

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「家庭画報」2012年2月号(世界文化
社)

 今月号の「家庭画報」の表紙に、「NIKKOの不思議」というタイトルがあったのですが、「IKKOの不思議」に空目してしまいました。あれだけ私生活を切り売りしている人にまだ不思議があったのかとうんざり気味でページをめくってみたら、日光東照宮のギンギラ装飾の写真が飛び込んできて、IKKOさんの過度な美意識と同じ熱量を感じ、自分の空目は間違っていなかったと妙に納得した次第です。ささっ、そんなわけで早速今月号の内容を拝見していきましょう!

<トピック>
◎NIKKOの不思議
◎日本が誇る「名宿」遺産
◎父と娘の肖像

■もっとほかにもいる、「誰ですかそれは?」な有名人

「CLASSY.」が「結婚できる服」特集を黒歴史として扱っている!

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「CLASSY.」2月号(光文社)

 この数カ月、とてもいい子ちゃんで本来の面白さが薄まっていた「CLASSY.」。でも今月号は違いますぜ、奥さん。なんていったって、発売日に「CLASSY.」編集長の気合が入った宣言を目にしました! 一部抜粋しますと、

「女性誌で12月末の発売号というのは、セールの真っ最中、しかも冬本番の寒さなのに春物を掲載しなけりゃいけないという苦難の号なのです。だいたい、読者スナップやらモデルの私物公開やら海外コレクションのエディタースナップなんぞでお茶を濁す雑誌が多い中、CLASSY.は真っ向勝負ですぜ。」(「編集部発『ほぼ週刊ブログ』」より)

 なるほど、その心意気はイチ読者としてしかと受け止めさせていただきました。今月号は勝手に推測するにちょっと広告が厳しかったように思いますが、その分、編集部側の創意工夫が感じられる素敵な仕上がりです。余計なお世話かと思いますが、レビューという応援歌でその一部始終をご紹介させていただきます。

<トピック>
◎どっちにする? 地味色キレイvs.派手色可愛い
◎今年こそ『真実の結婚力』を身につける!
◎社内恋愛力UPこそ結婚の近道です

小泉今日子、泉ピン子、林真理子が「STORY」で40過ぎた女の生き方を語る語る!

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「STORY」2012年2月号(光文社)

 今年最後の「STORY」、今月の大特集は「輝け!40代のための40代による冬の買い足し完全マニュアル」です。「いくつになっても『着ていく服がない!』と毎日クローゼットの前で嘆くのは女の性なのでしょうか......。まだまだ買い足りないけど、人混みの多いセールに行くのは億劫とワガママなSTORY世代。これから買い足すべきアイテムを完全マニュアル化してみました」というリードそのままに、「まだあんまり買っていないあなたへ」「買おうと思って、尻込みしているあなたへ」「人ごみ苦手、セール嫌いなあなたへ」「いっぱい買った気がするのに、うまくいかないあなたへ」など、いくつかのシチュエーション別におすすめアイテムを紹介しています。これは分かりやすい。最近の「STORY」お得意のヲタ的リサーチで、「魅せる」というより「買わせる」誌面づくりになっています。しかし、若干ショックだったのは「人混みが苦手」「ブーティとかどうすれば分からない」などSTORY世代の悩みとされるものに、いちいち反応してしまう自分。40代なんてまだまだ先と高を括ってきたのも今は昔。筆者が「STORY」に近づいたのか、「STORY」が筆者に近づいたのか。安物を「プチプラ」とか、加齢を「経験値の高さ」とか、都合よく脳内変換するようになるのかなぁ......そんなババアのATOKは「STORY」で学ばせていただきますよ!

料理・掃除・貯蓄の「妻としての即戦力」が必要? 「MORE」の結婚特集が怖い

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「MORE」2月号(集英社)

 2011年最後の「MORE」。「史上最強『モアモデルズ12』からHAPPY NEW YEAR」は、12名の専属モデルたちが一堂に会する何とも年末らしい企画。抜群の親しみやすさと若干のイモさ、そして適度な抜け目なさを併せ持つ、まさに史上最強に「フツー」っぽい布陣であることを再確認致しました。等身大のOLさんの心と体に寄り添うことを命題にした「MORE」においては、ちょっとの"浮き"が命取りなんですね。それぞれの方が2012年の誓いを書き初めしたり、お正月Q&Aに答えているのですが、これがなかなか興味深いです。「継続は力なり」(篠田麻里子)、「何でも笑顔で乗り切る」(矢野未希子)など、ポジティブ&ハッピーを推奨する同誌らしい一言をしたためているモデルが多い中、鈴木えみは消え入りそうな文字で「未知との遭遇」と書いていて二度見しました。インタビューでも「2012年は宇宙人が来るらしいよ!知ってた?」「(カウントダウンの過ごし方は?という質問に)テキーラ!」など、素面と思えない回答を。えみちゃんの年越しテキーラが灰皿には入っていないことを祈りつつ、年内最後の誌面チェックに参りましょう。

しょうもない実験のために海外9カ所を飛び回る! バブリー企画で攻める「美ST」

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「美ST」2012年2月号(光文社)

 「美ST」2月号の表紙は、藤原紀香。インタビューは、悪い意味でツッコミどころが一切ありません。「男女に関わらず年齢を気にするのはアジアだけ」「自分の体にも耳を傾けていかなきゃ」「心に刺激を取り入れ続けることも大切」「いくつになっても笑顔が美しい女性でありたい」と、美容雑誌が芸能人に求めるコメント正解率100%。四角四面でどこをどう書いてもおもしろくなりそうにないインタビューでした。「たまには、自分に優しく、力を抜いてストレスを解消する機会も作らなきゃ」と、力を抜くときですら語尾が「~なきゃ」になってて、読むだけで疲れます。ちなみに写真は、彼女が「憧れの存在」と公言している峰不二子のイメージだそう。自ら「ルパン三世」のCD各種を用意して撮影に臨んだとのことです。この人のこの一生懸命さ、ストイックさ、「ただのボインのバカとは違うのよ」的なプライドが、芸能人として致命的なマイナスポイントになっていると思うのは筆者だけでしょうか。彼女の前に掲載されている巻頭インタビューが元祖ボインの朝丘雪路で、そのぶっとび方(コンビニにクロークルームがあると思っていてレジに毛皮を預けた等)がすさまじいだけに、余計にそう感じました。

<トピック>
◎朝丘雪路さんから、美しき40代へのメッセージ
◎世界の果てまで行って美容!
◎24時間美魔女は枯れません!

男装でベッドインしたら男の子? 「I LOVE mama」の突飛な産み分け特集

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「I LOVE mama」(インフォレスト)
2月号

 臨月間近のマタママが見事なお腹を突き出して話題となった先月号の「I LOVE mama」。生粋のラブママッ子としては「表紙だけで驚いてもらっては困るな」と内心思っていたのですが、これを機に素晴らしき美ママの世界の認知度が上がるなら、まぁヨシとしますか(上から目線)。しかしあの表紙だけで「こんなのが母親とか、日本終わってる」と判断するネットユーザーの多いこと多いこと。「YOUたち情弱?」と言いたくなる気持ちを抑えるのに必死でした。だって、ラブママはじっくり読んでこそ価値のある雑誌。つけまひとつ、100均ひとつをここまで掘り下げられるなんて、ある意味「Newton」(ニュートン)、いや「ムー」(学研パブリッシング)か。今月はどんなギャルママ研究報告を見せてくれるのでしょうか。早速中身を拝見致します。

<トピックス>
◎2012年、絶対叶える美ママの3大Dream
◎2011→2012年版 ゆく年くる年おめでたレシピ
◎起業した!! 働きママSP

ページごとに矛盾が発生! それでも日本一の妊婦雑誌「たまごクラブ」

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「たまごクラブ」(ベネッセコーポ
レーション)1月号

 日本一有名な妊婦雑誌「たまごクラブ」。妊娠した女性がまず手にするバイブルというイメージですが、その中身は「若くて健康で、さらに優しい旦那様がいる妊婦」が対象なため、高齢出産の人やシングルマザーなどからは意外と「なんの参考にもならない」と切り捨てられている一面も......。

 とはいえ、「たまごクラブ」は「読めない、つけられた子どもがかわいそう」と揶揄される「キラキラネーム」を世に浸透させた張本人と言われ、なんだかんだで出産・育児界へ多大な影響を与え続けています。最近じゃ「ニンプリンセス」なんつーブッ飛んだ造語で「あたしはお腹の大きなお姫様! このトツキトオカの主役はアタシ!」と言わんばかりのテレビCMを流し、当の妊婦たちからもドン引きされている始末。それでも爆走しつづける「たまごクラブ」、現在妊娠8カ月のリアル妊婦ライターが読んでいきます!

<トピック>
◎トラッド×レトロ 妊婦流着こなし術
◎お産が楽になる『最強のコツ』厳選!BOOK
◎総額3万円に抑える!家計にやさしい出産準備

局部イラストでマスターベーションを解説、40代以上向け「快楽白書」がすごい

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「快楽白書 2012」(中央公論新社)

 さあさ、やってきました、2012年オナニー元年の到来です! 今、中年女子のセックストレンドはオナニーです。間違いありません。40代からの性を考えるムック「快楽白書 2012」(中央公論新社)を読めば分かります。年に1回「婦人公論」の別冊として発売される本書は、中高年のリアル&理想のセックスライフに迫るオリジナルコンテンツのほか、この1年間「婦人公論」に掲載されたセックス企画から一部を再収録しています。今年は、なんとDVDの付録もあり! 内容は、サイゾーウーマンでもおなじみの女性向けAVメーカー「SILK LABO」のサンプル集です。ハートがチュクチュクしちゃうようなシーンが惜しげもなく収録されています。ここからして「快楽白書」のオナニーにかける情熱がうかがえます。老舗女性誌別冊の付録にAVのDVDですよ。時代は確実にオナニーです!!

<トピック>
◎読者アンケート結果発表 みんなでセックスのこと、話してみよう
◎女性のためのマスターベーション講座
◎[広告付録]女性が愉しむためのアダルト・ムービーDVD