夢が溢れる「家庭画報」、始祖が中臣鎌足という近衛家登場!

「家庭画報」2012年5月号(世界文化
社)

 いまさらながらのご案内で恐縮ですが、「家庭画報」のHPには誌名の前に「夢と美を楽しむ」というキャッチコピーがついています。「家庭画報」の世界を現実として楽しめる人はごくわずかかもしれませんが、「夢」として楽しむのなら、誰にでもその機会は平等に与えられているのです。それを裏付けるように、今月の読み物ページには愛読者からのお手紙が掲載されていました。

「『夢は力に変わる』。『家庭画報』愛読四五年以上。農家の嫁歴も四五年になりました」
「長男の嫁として、けして楽ではなかったけれど、主人の書物と一緒に書店から届く『家庭画報』が疲れた私にいつも夢や希望を運んでくれました」
「見た目には農家のバアチャンですが、心はいつも『家庭画報』とともにありたいと願っています。地産の野菜で、和の心で、おもてなしの心で、きものを愛で、四季を五感で楽しみながら、夢を力に変えてくれた『家庭画報』に感謝します」

現実かい離が甚だしい、「STORY」が考える「女子が好きな『女っぽさ』」

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「STORY」2012年5月号(光文社)

 自然体、シンプル、ANEGO肌……そんな昨今の「STORY」に一人“ちょっと待った”をかけるあのお方。今月は連載「出好き、ネコ好き、私好き」の林真理子先生のお言葉からスタートしたいと思います。2年前に目の下にいれたヒアルロン酸がうまく吸収されず、青く筋になっていたことが気になっていた先生。ヒアルロン酸を溶かす注射をしてもらったところ、「みるみる間に目の下がしぼんでいき、くっきりと皺が出来た。(中略)舞台で老婆を演じる時にほどこすメイクアップといおうか、まるでクレヨンで描いたように太く深い線がくっきり」してしまって大騒ぎ。

 先生曰く、ずっと若い若いと言われ続け、ファッションにも美容にも気を使い、どうしようもない深い皺にはごく“たま~に”ヒアルロン酸を注入してきたのだそうです。そして「私は悟ったのである。これが本当の私の顔なのだと」。結果、美容医療を施すのは「カツラをかぶるようなもの」であると結論づけた先生。いただきました、「エステは女のソープ」に続く名言です! いつも散々どうでもいい話をかましながら、なんだかんだで納得のいく着地点を見つけるところ、さすが腐ってもマリコハヤシ。やたらと高い自己評価も含め、勉強させていただきたいところです。

娘を人質にストーカー行為! 「婦人公論」の離婚特集は案の定ホラーへ

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「婦人公論」(中央公論新社)4月
7日号

 「婦人公論」4月7日号の特集は、「幸せな離婚・不幸せな離婚、その差はどこに?」。表紙に登場しているのは、みんなの憧れ(笑)、RIKACO姐さんです。7年前に渡部篤郎と離婚したRIKACOが、特集内で現在の心境を明かします。そのほか、高嶋政伸と離婚訴訟中の美元、約1年前に離婚したちはるも自身の離婚体験を語ります。パブリックイメージでいうと、RIKACO=サバサバ、美元=ネチネチ、ちはる=ノホホンというところでしょうか。3つの方向を向いた離婚がどのように語られるのか、気になるところです!

<トピック>
◎特集「しあわせな離婚・不幸せな離婚、その差はどこに?」
◎大地震から家族を守る知識と備え
◎マインドコントロールは誰でも陥る

「MORE」娘によるオフィス服座談会、壮大な茶番加減がたまらない!

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「MORE」5月号(集英社)

 今年創刊35周年を迎える「MORE」。その“アニバーサリーミューズ”なるものに、女優の綾瀬はるかが就任します。「周りを思わず笑顔にしてしまうハッピーオーラを持つ綾瀬はるかさん。その明るさと元気さと女の子らしさは、まさにモアガールの憧れ!」なんだそうです。インタビューページでは「お散歩中、意外なとこを猫がトコトコ歩いているを見ると、思わずニコッとしちゃいます♪」など「いつもニコニコハッピーオーラ」の理由を分析していました……と思えば突然「日々の幸せといえば、ヘアスタイルもそう」。そして次ページにバーンとパンテーンの広告が。幸せトークからのパンテーン……。「MORE」が日々唱えている“幸せ”の道は、P&Gに続いておりました。前置きが長くなりましたが、今月もハッピーな誌面をチェックさせていただきます。

<トピックス>
◎トレンド服7着で全部できた!春の大ヒットコーデ★SHOW
◎真実の「モテヘアアレンジ」で恋を呼べ!
◎モアOL“ぎりぎり”座談会!「オフィスで流行服」徹底ジャッジ!

腰回りがもたない……ネガティブ起因の「HERS」ファッションページに好感

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「HERS」4月号(光文社)

 「HERS」の女性たちのパワフルさには毎月のように驚かされていますが、今月も萬田久子さんの連載「萬50+3ダッ」にも驚きのエピソードがあったのでご紹介しましょう。萬田さんは50代を中心とした大人たちが集うパーティ「クラブ・ウィルビー」に参加したそうです。そこに集まったのは、このクラブを立ち上げた本人でもある出版・イベントプロデューサーの残間里江子さんに、キャスターの安藤優子さんら。会場は熱気むんむんで、「マイクの握る人々は『日本を変えるのは、私たち世代だ!』とパワー全開。今の若いコにはない、尽きないパワーを持っている私たち。そう勝負はまだこれからです」と、萬田さんも興奮気味に書かれていました。こっちがのぼせそうなほどの元気さです。

<トピック>
◎萬50+3ダッ
◎今日は私の彼でいて(はーと)
◎堂々と『シンプル服』で行く!

言葉選びにより強迫観念が積もっていく、「美ST」の“輝かなきゃ病”

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「美ST」2012年5月号(光文社)

 今月の「美ST」は、春の新商品発売時期のためか、純粋なコスメレポートが多めです。特集1の「欲しいのは『幸せの白い肌』」では、トビラページこそサングラスに手袋、日傘と大げさに完全防備した西部警察みたいな美魔女が登場しますが、中のページではホワイトニング化粧品の使用レポートや美容医療でのシミ取りレポート、日焼け止めや下地の紹介など、まじめなコスメ情報が満載。コスメフリークにはたまらない内容となっています。

<トピック>
◎特集1「欲しいのは『幸せの白い肌』」
◎特集2「短期決戦!必ずできる“二のやせ”マジック!」
◎賢い女は「5つの顔」を持ってる

「流行の後追い」より「現状確認」の意味が強い、ラブママのファッションページ

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「I LOVE mama」(インフォレスト)
5月号

 今月は「I LOVE mama」月刊化3周年記念号。ということで、ラブママには珍しい付録付き(通常より値段も高い)。ビビッドピンクの母子手帳ケースと「細菌性髄膜炎からちびコを守ろう!」という別冊マンガが付いてきます。それより何より、妊婦ヌードを表紙に持ってきました! “驚異の26kgダイエット”でおなじみ、ラブママモデルの白戸彩花ちゃんが手ブラにレースのショールを羽織り、半開きマウスでこちらを見つめています。タイトルは「生命、続く。咲き誇れ、妊婦よ」。つまり「ウチらのDNA、次世代に残すんで夜露死苦!」ということですかね。

<トピックス>
◎ALL私服 オシャM春服&クローゼットマルハダカSP
◎青空レストラン
◎血液型別 みんなのお出掛けバッグを見せちゃいます!!

ぜい沢な暮らしから、物語性のある暮らしへ! 「VERY」の静かな変化

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「VERY」 2012年4月号/光文社

 光文社の女性誌の世代交代が進み、「VERY」の読者はかつてのように「単に高くていいものを持っている、人もうらやむようなぜい沢な生活を送っている」=「自分が輝く」という価値観ではなく、むしろ「自分が大切にしていたり、物語のあるものを消費するほうが意味がある」という方向性に変わっているのがひしひしと感じられます。

 その一例が「母ゴコロエコゴコロ」。連載が始まった当初は、「VERY」がエコを取り上げることに違和感がありましたが、今や「VERY」読者が“ストーリーとして語りやすいエコ”を考えるのも当然。ただ、エコに真剣に寄りそっている「ku:nel」(マガジンハウス)や「天然生活」(地球丸)と違って見えるのは、エコの精神を重要視しているのはなく、「長く使うことによって精神が宿るモノ」が語られていること。

 今月号の「母ゴコロエコゴコロ」には伊東美咲が登場し、子どもが使っている漆のお椀を「使い込めば使い込むほど艶が出て、生き生きとしてくるんです」と紹介していますし、井川遥の連載「はるかスタンダード」でもヴィンテージスカーフの良さを「一枚として同じものがない」「一期一会」と語っています。また、今月から始まった「スタイリスト大草直子さんのオシャレって財産」という新連載にも「使い捨てファッションは、もう卒業」と、スイスの高級時計メーカー、ジャガー・ルクルトの時計が紹介されています。この時計は、マニファクチャールといって、時計の外側から中の機械部分に至るまで自社で手掛けているのが特長。単に高くて新しいものではなく、一生もので、唯一無二で、物語のあるものにこそ価値があるとでも言いたげです。

<トピック>
◎母ゴコロエコゴコロ 伊東美咲
◎すれ違いがち多忙夫婦の技ありコミュニケーション術
◎なりたい私になるための毎日服の揃え方

愛されなくても嫌われたくない、「steady.」の全方位好感企画に隠された心

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「steady.」(宝島社)4月号

 「steady.」は毎号全方位に好かれることがテーマではありますが、今月もドドーンと目標達成に向けた特集が組まれていて、なんだかワクワクします。タイトルも「オフィス 合コン 初デート 服装に悩む3大シーンもこれで安心 みんなの全方位好感服 女子のリアル 男子のリアル」と直球勝負。前後にながーい補足もついて、タイトルからして全方位に受けたい……というよりも、全方位に配慮している感が伝わってきます。

<トピック>
◎みんなの全方位好感服
◎新社会人応援企画! ほめられコーデvs.怒られコーデ
◎読者みんなの実例から学ぶ! 愛され女子はコミュニケーション上手

「捨てたいと言うより死んでほしい」、「婦人公論」の“夫断捨離”特集

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「婦人公論」(中央公論新社)3月
22日号

 「婦人公論」3月22日号の特集は、「人生の『断捨離』をはじめよう」。え、今さら断捨離特集? とお思いの方、よーく見てください。“人生の”断捨離と書いてあります。要は、モノを捨てる方法を解説する特集ではなく、人間関係やお金のムダなどを見直しましょう、と提案することが主たる目的の特集なわけです。

 お得意の読者アンケートによると、「私が一番捨てたいもの それは“夫”です」とのこと。単に、これが言いたかっただけなんじゃないか、と思ってしまうほどベタな「婦人公論」的展開です。それを今さらこのレビューで取り上げるべきか迷ったのですが、も~いかにも「ここ、いじって! 話題にして!!」といわんばかりの誌面展開なので、しょーがないから書くことにしました。いや~、それにしてもベタすぎるだろ!

<トピック>
◎人生の「断捨離」をはじめよう
◎女の事件簿 彼女たちの殺意と魔性
◎岡田准一×富樫倫太郎「苦難を乗り越える勇気は歴史小説に教わった」