「先輩の女子力のなさ」を告げ口、学級会と化す「日経ウーマン」投書コーナー

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「日経ウーマン」2013年4月号/日経
BP社

 花粉のような黄砂のような色の表紙の「日経ウーマン」4月号(日経BP社)を開けば、ファッションブランド・LOUNIE企画の巻頭特集が新しく始まっていました。「原色を着られない女」と題された小説と真っ黄色のコートを着た女性の写真が裏表紙を飾っています。この小説、「男に振られた日に買った似合わない原色のコートに、一年後初めて袖を通すことができました」というだけのストーリーなんですが、地味な「日経ウーマン」読者は原色の服なんて買わない・着ないが鉄則ですよね……。

 ちなみに、この企画の連載小説を担当しているのは、なんと芥川賞作家の川上未映子! あの髪型と顔なら原色似合いそう! ミュージシャンであり詩人であり、最近では同じ芥川賞作家の阿部和重と“サブカリ婚”(サブカル層にウケる有名人カップルによる“授かり婚”のこと)もしちゃった自由奔放な未映子嬢、今後も「日経ウーマン」の方向性を無視した巻頭小説を届けてくれることを期待しています!!

<トピックス>
◎人づき合いがラクになる! 聞く力&話す技術
◎バッグの中身、ぜ~んぶ見せます!
◎特別付録 一生役立つ!!「資格&学び」ガイド

「STORY」が考える、ジャニコンで“目線をもらう服”は「全身ベージュ」!?

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「STORY」2013年4月号/光文社

 「STORY」4月号(光文社)の特集は、「出会いの季節、『人にやさしく』映る服大研究!」。タイトルには、「ママとして、働く40代として。“みんなにモテる”には戦略が必要です」という文章が添えられています。ここでの“モテる”の対象は、異性ではなく同性であるママ友が中心。若い頃は男にモテる服装を意識し、中年になったら女にモテる服装を意識して生きなければならないのです。面倒くさいですよね。たいていの女性が「ああ~っ、めんどくせー!」と思っているはず。だから、「STORY」のような雑誌がマニュアル化してくれると助かるわけですよ。

<トピック>
◎特集「出会いの季節、『人にやさしく』映る服大研究!」
◎ひそかな「エア恋心」が特別なオシャレの言い訳
◎華原朋美さん(38)「愛で絶望した私が、愛に救われるまでの2350日間」

保守派「steady.」が男を増長させた!? 有名企業男子の生意気な「理想の女性像」

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「steady.」2013年4月号/宝島社

 毎号、男子や上司、お局さまや同期など、人の目が気になって仕方ない「steady.」(宝島社)。今月は、そんな「steady.」の真骨頂とも言える「僕のときめく(はーと)春イチ好感服はコレ!」という特集が組まれています。この企画は、まずOLのファッションを5大系統に仕分け、その後、シーン別にそれぞれの代表コーデを見せ、それを有名企業社員、医師、公務員といったステキ男子総勢110名がジャッジする! という壮大なものなのです。

 登場する男性社員は花王、アサヒビール、カルビー、日産自動車、りそな銀行、日本旅行、サイバーエージェント、公務員、ソニー・ミュージックレコーズ、凸版印刷、医師とさまざまで、その上、彼らひとりひとりの写真と趣味、休日の過ごし方、女性のタイプ、鉄板デートコース、そして似ているといわれる有名人という、結構どうでもいい情報までが掲載されているという徹底ぶり。早速、読んでいきましょう!

<トピック>
◎僕のときめく(はーと)春イチ好感服はコレ!
◎先輩OL・後輩OLのほめられコーデ VS 怒られコーデ
◎なでしこの現代お作法指南

子が自立しないのか親が手放さないのか、「婦人公論」にみる親子問題

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「婦人公論」3月22日号(中央公論新
社)

 あまりツッコミたくはないのですが、やっぱり見れば見るほどオカしいので触れずにはいられません。表紙の江原啓之。向かい風に吹かれながらこちらに向かって全力疾走のポーズ、一体誰が喜ぶのでしょうか。「表紙の写真をご覧になって、私の変化に気づいていただけたでしょうか?そうなんです!約20キロのダイエットに成功しました」と江原。すいません、そこには全然気が付きませんでした。でもセンセイ、「霊感が強い人は感受性が強いため、通りすがりの人の『お腹空いた~』という思いや、無念の死を遂げた霊の『死ぬ前にお腹いっぱい食べたかった~』という念をキャッチしてつい食べ過ぎちゃう」みたいなこと言ってませんでしたっけ……。「一食を500キロカロリーに抑え」って、そんなんじゃ腹ペコの霊たちは浮かばれません! 自分の食べ過ぎをさんざんスピリチュアルにすり替えてきたというのに、ここにきて「肉体は、たましいの“乗り物”のようなものですから、ケアは大切ですね」とかどの口が言うか! ここはひとつ、全国の彷徨えるハングリーな霊たちに一斉攻撃していただきたいです。

<トピックス>
◎親の人生を揺るがす「子どもの自立」
◎なぜ、ここまで子どもの手が離れない時代になったのか 齋藤孝×信田さよ子
◎父に確かめ続けた「今、私、大丈夫ですか?」 華原朋美

子が自立しないのか親が手放さないのか、「婦人公論」にみる親子問題

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「婦人公論」3月22日号(中央公論新
社)

 あまりツッコミたくはないのですが、やっぱり見れば見るほどオカしいので触れずにはいられません。表紙の江原啓之。向かい風に吹かれながらこちらに向かって全力疾走のポーズ、一体誰が喜ぶのでしょうか。「表紙の写真をご覧になって、私の変化に気づいていただけたでしょうか?そうなんです!約20キロのダイエットに成功しました」と江原。すいません、そこには全然気が付きませんでした。でもセンセイ、「霊感が強い人は感受性が強いため、通りすがりの人の『お腹空いた~』という思いや、無念の死を遂げた霊の『死ぬ前にお腹いっぱい食べたかった~』という念をキャッチしてつい食べ過ぎちゃう」みたいなこと言ってませんでしたっけ……。「一食を500キロカロリーに抑え」って、そんなんじゃ腹ペコの霊たちは浮かばれません! 自分の食べ過ぎをさんざんスピリチュアルにすり替えてきたというのに、ここにきて「肉体は、たましいの“乗り物”のようなものですから、ケアは大切ですね」とかどの口が言うか! ここはひとつ、全国の彷徨えるハングリーな霊たちに一斉攻撃していただきたいです。

<トピックス>
◎親の人生を揺るがす「子どもの自立」
◎なぜ、ここまで子どもの手が離れない時代になったのか 齋藤孝×信田さよ子
◎父に確かめ続けた「今、私、大丈夫ですか?」 華原朋美

「25ans」のママ対談、“お金があるゆえの悩み”をより前面に出して!

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「25ans」2013年4月号(ハースト婦
人画報社)

 今月号の「25ans」(ハースト婦人画報社)、大特集は「All About エレ女デビュー」です。「25ans」が押している「エレ女」になるためのファッションやらマナーやら小物選びやらお稽古ごとやら、情報が目白押し。綴じ込みとして「現在進行形! 2013年マナー読本」という別冊があったのですが、出だしからロングドレスの際の「ぬけ感」の重要性を解説したり、「皇室の方や要人も臨席するようなモストフォーマルな場面では~」とびっくり記述があったりと、改めて「25ans」ワールドの特殊性を実感しました。

 「中国料理では、器をテーブルから持ちあげない」「ホームパーティーにエプロンを持参し、積極的に台所を手伝うのはNG」などを見るにつけても、マナーは互いに共有していないと一方の自己満足に終ったり、逆に「あの人はなんて失礼なの!」と怒りのタネになることも実感。まあ「25ans」や「家庭画報」読者のいう“マナー”は、コミュニティへの入所試験のような意味合いがあるので、こういった“読本”があるわけなんですが。それを思うと、この別冊の冒頭にある「25ans」編集部からの「マナーや礼法は、堅苦しい決まりごとではありません。それは、人と人とがお互いを思いやり、円滑に交際するためのエッセンス」という口上が、虚しくこだましているような気がします……。

<トピック>
◎目指せ! 猫目&猫ボディ
◎連載「神田うののエレママ対談」
◎All About エレ女デビュー

加齢とともに美魔女はどこへ行く? 「美ST」の内海桂子師匠という目標

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「美ST」2013年4月号/光文社

 「美ST」4月号(光文社)の表紙は、5人の美魔女です。美魔女というと、最近は「年甲斐もなくイタい」「必死すぎてコワい」と揶揄する人がいたり、「美しくあろうと努力して何が悪い!」「“年齢相応”って誰が決めたの?」と反論する人がいたり。そのうち「美とはなんだ」「美は誰のためにあるのか」と難しい論争になったりして、深い考えがない人は不用意な発言は避けた方がいい要注意ワードになってきた感があります。

 果たして美魔女はイタいのか。正解はわかりませんが、「美ST」4月号を読んでいて、1つ気づいたことがありました。美魔女が「イタい」と形容されるのは、“年齢不相応だから”ではなく、過去や現在にすがりついている感があるから、他人に違和感を与えているのではないかということです。“過去のイケてる私”や“今のお金をかけてる私”を必死で守ろうとするイメージがあるんです。美魔女に限らず、過去の栄光にすがっている人や過去の恋愛を引きずる人、今の幸せがいつまでも続くと思い込んでいる人って、うっとおしく感じるじゃないですか。「時は流れるものなんだよっ!」と、諸行無常の理を説きたくなる。そんな感情が、美魔女を見ているとふつふつとわきあがってくるのではないかと思うのです。

<トピック>
◎齋藤 薫の読む美容液 第39回TEAM美魔女
◎40代、これからです!「美来予想図III」
◎「ダメな自分」を知るあなたこそ美しい。

家購入、子どもは東大に……「I LOVE mama」の堅実で最先端な人生設計

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「I LOVE mama」2013年4月号(イン
フォレスト)

 「I LOVE mama」(インフォレスト)に登場しているギャルママたちの、つけまとカラコンで覆われた瞳から放たれるビームは、時々痛いほど強烈です。これは「若さ」という言葉では単純に片付けられないなあと、4月号を見て思いました。若さ+ギャル+美+ママ+妻×節約=「I LOVE mama」。いろんな要素が組み合わさることでエネルギーが増幅しています。いや、それだけではない、なにか圧倒的な強さがある。それはなにか、探ってみたいと思います。

<トピック>
◎大特集「春から始める 美ママのリニューアル計画」年間100万円貯めた「貯活ママ」の節約日記
◎春に向けて私○○始めました
◎いつかちびコにも教えたい“私がママになるまで”

フォーマル白装束もカタカナ職業も……「リンネル」の“私らしい”は安易過ぎ!

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「リンネル」2013年4月号(宝島社)

 “ふわっとやさしい暮らし&おしゃれマガジン!”がキャッチフレーズの「リンネル」(宝島社)。前号では、ファッション特集で白いアイテムを多用していることをお伝えしましたが、今月号の「軽やかな春のよそおいお届けします!」というページでも、白・白・白。いわく「注目は白と白を合わせる着こなし 素材でニュアンスを出すのが着こなしのポイントです」とのこと。シワッとした素材を重ねた白装束で、温室か植物園らしきところで撮影しているのですが、そんな樹木が生い茂る場所で白い服を着ていたら、カメムシが卵を産みつけますからお気をつけて……と、白いタオルを狙い撃ちされたカメムシ産卵被害体験者の筆者は申し上げておきます。

<トピック>
◎軽やかな春のよそおいお届けします!
◎配色別 私らしいフォーマル服の選び方
◎リンネルハローワーク―私らしい仕事の持ち方・見つけ方―

「CLASSY.」の宝塚特集は、“こなれ感”を押し付けられるアラサーの謀反?

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「CLASSY.」2013年4月号(光文社)

 今月の「CLASSY.」、特集は「CLASSY.的『こなれカジュアル』公式ガイドBOOK」。前号の「デニムを変えればオシャレも変わる」に続き、怒涛のカジュアル攻勢です。「CLASSY.」によりますと、「こなれカジュアル」とは「あなたのオシャレに対する固定観念を打ち砕く、洗練された大人に似合う服」ということ。ベージュやグレー、カーキなどオシャレ玄人っぽい色をベースに、素材やデザイン、小物でアクセントをつけるなど「わぁ、オシャレですねぇ」と思わず棒読みになってしまう、実用的ですがレビュー的には面白くもなんともないファッションが多数並んでおります。このようなシンプルファッションの恐ろしいところは、何よりも持って生まれた素材の良し悪しが物を言うということ。筆者の場合、シワ加工の白シャツは「……アイロン貸してあげようか?」と言われそうだし、グレーのパーカーは「コンビニ行くなら、ついでに肉まん買ってきて」と頼まれそうだし、とにかくこなれファッションを「TSUTAYAにDVD返しに行く」ラインより上に見せるのは、全てそのスタイルに依拠するのではないかと。非こなれ民として強く訴えたいです。

<トピックス>
◎CLASSY.的「こなれカジュアル」公式ガイドBOOK
◎薄軽アウター&旬ストールで3月の着回しDiary
◎今年こそ「宝塚」はじめます!