ビートたけし&石橋貴明の新番組、注目はテロップだらけの画面?

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平成世代には通じない“お遊び”感

 今回ツッコませていただくのは、10月21日よりスタートした、ビートたけしと石橋貴明の新番組『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』(TBS系)。

 東のお笑いの大御所同士の共演であり、近年、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に北野武が登場した回の異常な面白さが記憶に新しいこともあって、番組開始前の期待感は高かった。だが、実際に番組が始まるや否や、どうにも募っていくイライラ……。それは、石橋貴明に対してでも、たけしに対してでもなく、下に流れ続けるうっとうしいコメントに対するものだ。

「ロケットのパンツが当たり」KAT-TUN・亀梨和也の鈴木福への過剰な愛

パンツで笑ってくれるのもあと数年……

 今回ツッコませていただくのは、10月16日放送分『スッキリ!!』(日本テレビ系)に出演したKAT-TUN・亀梨和也。『妖怪人間ベム』の映画化告知のため登場した亀梨だったが、そこで披露したのは、またまた鈴木福とのハッピーライフ(?)。

 実は亀梨は、ドラマ版『妖怪人間ベム』(同)共演時より、ベロを演じた鈴木福にそれはもうメロメロで、過去にも「(鈴木福の)写真をもう1,000枚以上撮った」と音楽番組で語っていたり、雑誌のインタビューなどでも「いまハマっているもの」という問いに対して「鈴木福」と答えていたほど。しかも、「クリスマスを一緒に祝いたい」といったことまで話していたのだが、そこは寂しい片思い(?)、福くんにはともに過ごす本当の家族がいるだけに、おそらくフラれてしまったに違いない。だが、待望の映画化で、亀梨和也の「鈴木福」熱は、またしても盛り上がっていそうだ。

富士そばで7,000円のパスタを作る落合シェフより、気になる点

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『落合務の料理ノオト』(ベストセ
ラーズ)

 10月11日に放送された日テレ特番『大人気店で史上初のドッキリ!ありえない商品 売れる!?売れない!? Part2』。こんな店でこんな商品が!? と、例えば高額商品を低価格の店などに置いてみて、それが実際に売れるのかどうかを検証するという、ドッキリの変形パターンみたいな番組だ。

 最初に紹介されたのが、「メンタリスト・DaiGoが曲げたフォーク」。これをダイソーで100円で売ってみる、というもの。使えはしないがDaiGoだし、100円だし、といったあたりのバランスがキモなわけで、早速子どもが「すげぇ」と食いついていた。でも、「食べられないしね」という、結構まっとうな理由で買わなかったけど。結局、若いカップルが「これハンパないね」と、ノリでお買い上げ。ダイソーでは、「これ100円ってすげえ、でもどうやって持って帰る?」という商品、体操マットも登場し、これも売れていた。

朝ドラ『純と愛』、風間俊介の不気味で愛嬌ある“小さい兄さん”ぶり

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『純と愛』(NHK)公式サイトより

 今回ツッコませていただくのは、10月1日よりスタートしたNHKの朝ドラ『純と愛』。

 夏菜演じるヒロイン・狩野純は、正義感が強く真っ直ぐで、周囲にぶつかりつつも夢に向かっていく、典型的朝ドラヒロインタイプ。一方、風間俊介演じる相手役・待田愛(いとし)は、「ある事情から、人の本性が見えてしまうようになった」ことで、できるだけ人の顔を見ないように俯いて暮らしてきたという異色の設定だ。

 ただし、表層的な「顔」とは別の人間の本性=「ガチガチの鎧を着て傷ついている」姿が見えたり、「赤ん坊のように泣き喚いている」姿が見えたりするという描写は、かつて話題になった人気コミック『ホムンクルス』(山本英夫、小学館)そっくりのようではある。また、まるでホラーのようなBGMや映し方は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)や『女王の教室』(同)の脚本家・遊川和彦カラーが存分に発揮されている煽り方だと思う。

IKKOが尻の穴を鍛える!? 広瀬香美と尻いじりに励むNHK『趣味Do楽』

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『脱・コンプレックス ~IKKO流 美の
ゴールデンルール~』/世界文化社

 テレビ番組(特にバラエティ)に、IKKOさんが出ている時の安定感・安心感は、結構高い。

 「美のカリスマ」として注目された当初は、みんな「キレ~イ」と絶賛していたが、最近はヅラが取れたり落とし穴に落とされたりして笑われる場面が多く、ピエロ的というか、スターにしきの的存在というのか、いつの間にか笑ってもいいポジションになっていたように感じる。ピエロの笑いでみんなが和むように、美のカリスマ・IKKOさんの滑稽な姿や言動によって、番組の空気が楽しそうになる。IKKOさんは、なんだかどんな食材も美味しくなる調味料みたい。

ネガティブすぎるイケメンモデル・栗原類が、“ホンモノ”たるゆえんを探る

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栗原類公式プロフィールより

 今回ツッコませていただくのは、近頃急速にテレビ露出が増えてきている「ネガティブすぎるイケメンモデル」こと栗原類。

 唐突にメディアに登場する「~~すぎる○○」キャラには、大手事務所や代理店などの思惑がたっぷり詰まった諸事情があることも多いだけに、最初に目にした時は、この人も「また出てきた、新しい『~~すぎる○○』か」などという偏見に満ち満ちた目で見てしまった。

 しかも、「ネガティブすぎる」みたいなキャラも、ルックスの方向性も「キレイなピース又吉じゃん」とも思った。そのうちに文学について語り出したり、意外とギャル好きだったりすることが判明したりするんじゃないかと思って見守ってみたのだが……。

 ごめんなさい。この人、限りなく「ホンモノ」に見える。

 それを確信してしまったのは、9月27日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした×新番組フジ家の流儀 ぶちぬき2時間半スペシャル』(フジテレビ系)。とんねるず・石橋貴明が父で、栗原類はその息子という設定で登場したコーナー「フジ家の流儀 どこの家庭でも起こり得る身近な問題を真剣に討論」で見る彼には、ホンモノ感が溢れ出ていた。

涙涙の『はねトび』最終回に感じた、出演者と視聴者の圧倒的な温度差

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『はねるのトびら』(フジテレビ系)
公式サイトより

 視聴率6.7%……。11年半の長きにわたって放送され、20%を超えることも珍しくなかった人気番組の最終回の視聴率としては、ちょっと寂しい数字だった、9月26日放送『はねるのトびら最終回2時間スペシャル!!』(フジテレビ系)。

 最終回スペシャルということで、レギュラー出演者たちがVTRで名場面を鑑賞し、11年半の軌跡を振り返るという番組内容。何かの祭典番組のようなきらびやかなステージ上には、華やかにドレスアップしたレギュラー陣、そして会場には、これまたドレスアップしたスタッフや番組関係者たちが着席。

 番組スタートから年代を追ってVTRが流され、それぞれの時代の名作コントや名物企画なんかを振り返ったりするのだが、なんとなく見ている側との温度差を感じるというか、「遠さ」みたいなものを感じてしまうのは、なぜなんだろうか。

2012年に見る『ロンバケ』、山口智子のハイテンション演技がキツイ理由

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『ロングバケーション』/ポニーキャニオン

 今回ツッコませていただくのは、9月26日から首都圏で夕方に再放送され始めた『ロングバケーション』(フジテレビ系)。いわずもがな、今から16年前の1996年に放送され、平均視聴率29.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、最高視聴率36.7%(最終回)を記録した、木村拓哉、山口智子主演の大ヒットドラマである。

 10月にスタートする、キムタク主演のフジテレビ月9ドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(それにしても、ものすごいタイトル)の宣伝のためなのだろうけど、久しぶりに見て感じたのは、90年代半ばのキムタクは、今見てもやっぱり“キムタク”だったということ。ある意味、いつの時代でも変わらないものを提供し続けてくれる、安心ブランドだと思う。

 また、ちょっと意外だったのは、稲森いずみが記憶していたよりも若くてツヤツヤでキレイだったこと、松たか子がまだ眉太で野暮ったかったこと。当時はオシャレな感じがした挿入歌がダサく感じられるなど、時代の流れを感じてしまう部分は多々あったけれど、中でも最大の驚きは、2012年現在に見ると最もキツイのが、山口智子だということだ。

「モテる私」を公言してはばからない芹那、“同性に媚びない”という生きざま

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『芹那 Eden』/ラインコミュニケー
ションズ

 今回ツッコませていただくのは、今、大ブレイク中の元SDN48・芹那。

 芹那のことを、女は一体どのように観賞したらよいのだろうか。女が芹那を少しでも批判すると、たいてい「男ウケの良い女を、女は嫌う」「モテないブサイクの僻み」と一蹴されてしまうのがオチだとわかっているのに、それでも「え、芹那? かわいいんじゃない?」「声も全然わざとらしくないよー」などと上っ面で言うことができない芹那の存在感。一体何なのか。

 理由の1つは、もちろんあの特徴的な声だ。でも、女が芹那をスルーできないのは、それよりも、えも言われぬ不快感を、単純に「かわいい&モテるからという僻み」「キャラを作っているから」などという理由だと決めつけられてしまうこと自体への苛立ちもあると思う。

 この、えも言われぬ不快感の正体は何なのか。自分なりに考えてみたのが、9月18日放送分『PON!』(日本テレビ系)。外国人のスターに前のめりになる芹那に、司会のビビる大木は言う。

「芹那は“大物”にすぐに食いつくから~~」

「モテる私」を公言してはばからない芹那、“同性に媚びない”という生きざま

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『芹那 Eden』/ラインコミュニケー
ションズ

 今回ツッコませていただくのは、今、大ブレイク中の元SDN48・芹那。

 芹那のことを、女は一体どのように観賞したらよいのだろうか。女が芹那を少しでも批判すると、たいてい「男ウケの良い女を、女は嫌う」「モテないブサイクの僻み」と一蹴されてしまうのがオチだとわかっているのに、それでも「え、芹那? かわいいんじゃない?」「声も全然わざとらしくないよー」などと上っ面で言うことができない芹那の存在感。一体何なのか。

 理由の1つは、もちろんあの特徴的な声だ。でも、女が芹那をスルーできないのは、それよりも、えも言われぬ不快感を、単純に「かわいい&モテるからという僻み」「キャラを作っているから」などという理由だと決めつけられてしまうこと自体への苛立ちもあると思う。

 この、えも言われぬ不快感の正体は何なのか。自分なりに考えてみたのが、9月18日放送分『PON!』(日本テレビ系)。外国人のスターに前のめりになる芹那に、司会のビビる大木は言う。

「芹那は“大物”にすぐに食いつくから~~」