大久保佳代子、『アナザースカイ』のお約束演出を逆手に遊ぶ

『アナザースカイ』(日本テレビ系)
公式サイトより

 『アナザースカイ』(日本テレビ系)は、タレント、俳優、モデルなどが海外に赴き、その街の空気に包まれながら人生を語る、ちょっとカッコいい紀行トーク番組だ。

 11月23日放送回で旅したのは、オアシズ・大久保佳代子。行き先は、インド。旅のダイジェスト映像が流れ、<ずっと内に秘めた思い><初めて明かす意外な過去><笑いを生業とする女の宿命、そして生き様とは?>というテロップが付く。直球でカッコいいのにふざけてる感満載だ。当然、MCの今田耕司は失笑するわけだが、当の大久保さんは、

矢口真里の「女品川」感を脱臭する、『ヒルナンデス!』のアノ人

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矢口はもはやただの記号です

 今回ツッコませていただくのは、11月23日放送分『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で見せた「新しい矢口真里」。

 矢口といえば、「腹黒い」「ソツがない」イメージを持っている人が多いだろう。また、「子供の頃からお笑い系が大好きで、はっきり言ってオタクレベルです。最近好きなお笑い芸人はズバリ!はんにゃです」(レッドカーペット取材より)、「子供の頃から漫画が好きで、芸能界では2~3位になれる位漫画持ってます。(中略) かなりマニアックな漫画も好きで、特に好きな漫画はワンピース、ドラゴンボール、NANAです」(オフィシャルブログより)などなど、数々の「知ったかぶり」発言が知られているように、どんなジャンルにも首をつっこんでくることから「女品川」などとも言われてきた。

徹子の息子・近藤真彦、ジャニーズで「僕が一番ヒマなぐらい」

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幹部仕事がお忙しいんでしょ?

 11月22日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。ゲストは近藤真彦。マッチと徹子といえば、デビュー当初から親子のように仲良しだ。

「本当に若々しくて、颯爽として、男らしい青年に成長なさいました」

 と、徹子は冒頭から“息子”の成長を喜んでいる。そんなマッチも、もう48歳。そんな事実に、徹子の反応は、

『解決!ナイナイアンサー』で異彩を放つ「性格リフォームの匠」の本物感

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心屋仁之助ブログより

 今回ツッコませていただくのは、11月20日に放送された『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)の「熟年離婚予備軍SP☆1」。「悩める芸能人よ、打ち明けなさい。」をキャッチコピーに、10月23日にスタートしたばかりの同番組。“約20人のクセ者相談員が解決”ということだが、まず不思議なのは、悩みを打ち明けるゲストの芸能人に対して「相談員」の数ばかりがやたらと多いこと。

 ネット上では「『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)のパクリ」などとも言われていたが、ある相談員がアドバイスをすると、傍からすぐに真逆と思える否定コメントが入る、「お約束」な感じもあるやりとりは、上沼恵美子が「大阪城もウチのもんなんですけどねえ」と吹いた直後に、辻本茂雄がアゴを「フランスパン」とイジられる『バラエティー生活笑百科』(NHK)の大人数版のようにも見える。

Sexy Zone・中島健人の「過剰アイドル」ぶりこそ、バラエティの逸材?

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「キャラ替え? しないよ!」

 今回ツッコませていただくのは、11月20日放送された『ZIP!』(日本テレビ系)の「¥1000バイヤーズ」に出演した、ジャニーズ最年少グループ・Sexy Zoneの「最年長キャラ」中島健人。「先日、回転ずしに行った」と話す彼は、お気に入りのネタがあるかと聞かれ、冒頭から、飛ばしまくっていた。

「ありますよ。だいたいオープニングは、焼きゲソで、エンディングが大トロです(キラーン☆)」

 キラキラに輝く目+最高のアイドルスマイルで、詩的に奇妙なことを言う。しかも、「焼きゲソ」ってかなりマイナーなネタだと思うんだが……。

最小限で「美味しさ」を引き出す『孤独のグルメ』と、蛇足だらけの『花のズボラ飯』

『孤独のグルメ DVD-BOX』/ポニー
キャニオン

 今回ツッコませていただくのは、放送中の2つのドラマ『孤独のグルメ Season2』(テレビ東京)と『花のズボラ飯』(TBS系)。どちらも久住昌之原作の「グルメ」マンガの実写化だが、両者の視聴者からの評価は見事なまでに分かれてしまっている。

 まずは『孤独のグルメ』。

 主演の松重豊は、原作マンガの絵柄にはまったく似ておらず、原作よりだいぶ強面にもかかわらず、久住の世界観にこれ以上ないほどピタリとハマッている。淡々とした語りと、最小限に抑えられた表情の変化の中には、抑えきれない「美味しさ」への歓喜や興奮が溢れ出ている。大袈裟なリアクションは一切なく、微妙な表情の変化と、静かながらも饒舌な心の言葉だけで、こんなにも美味しそうに見えるのだから不思議だ。極限まで余計なものをそぎ落としていくことで、「料理」がクローズアップされ、味覚・嗅覚・食感などが生々しく伝わってくるのだろうか。

美川憲一、明石家さんまに明かした野望は「悪いけどね、100歳以上生きるわよ」

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「たまらなく淋しくて」(日本クラウン)

 11月3日に放送された『さんまのまんま』(フジテレビ系)。『紅白歌合戦』(NHK)をはじめ、長年どこかしら「セット販売」状態で、なぜか事務所トラブルまでも揃って巻き起こった、美川憲一と小林幸子(前回)。この番組でも二本立てのセット販売状態で放送していた。そのうちの美川憲一パート。

 事務所トラブルだけに限っていえば、美川の方が後なのだが、普通にテレビには出ているし、どこかもう騒動は収束した感がある。さんまもどこか気楽そうで、芸能生活48年というだけで、「48年も芸能界にいるんですか!?」と爆笑。美川も、「へばりついてるわよ。もうアンタ、ヒルみたいに」と、ちゃんとバラエティ向きな返し方をしてくれる。すっかり通常営業だ。

わけあり案件・小林幸子を茶の間に戻す、『さんまのまんま』いじり

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「おんなの酒場」/日本コロムビア

 今年も『紅白歌合戦』(NHK)の出演者が話題になる時期。90年代から長きにわたって、紅白での大きな話題の1つは、小林幸子と美川憲一の豪華衣装合戦だった。しかし、美川憲一は2010年に落選、小林幸子も事務所トラブルなどを理由に今年の出場が危ぶまれている状態。さらに美川にも事務所トラブルが起こり独立するなど、なぜだか常に詰め合わせセット状態になりがちな2人。

 関東地方で11月3日放送された『さんまのまんま』(フジテレビ系)も、「特売号 美川憲一&小林幸子が? 告白SP」と銘打ち、美川憲一と小林幸子のゲスト回を2本立て詰め合わせセットとして放送していた。

渡部篤郎が『東京全力少女』とは無関係に見せる、滑稽な「男のリアル」

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RIKACOの元旦那がちっぽけなワケない!

 今回ツッコませていただくのは、水曜放送中のドラマ『東京全力少女』(日本テレビ系)。初回視聴率は『相棒 season11』(テレビ朝日系)のスペシャルが裏にあったこともあり、9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と振るわず、2話以降も8.2%、7.9%と数字を下げ、主演の武井咲には「低視聴率女王」などという不名誉な称号が与えられつつある。

 でも、ドラマを実際に見てみると、どうだろうか。正直、とりたてて面白いわけではない。でも、見ていて不快になることもない。また、主演の武井咲も「演技力」云々言われるけれど、独特な声を除けば、アイドル女優としては十分及第点だと思う。にもかかわらず、ここまで苦戦しているのは、「ごり押し」と言って敬遠する層がそれなりにいることが一因としてあるだろう。

ものすごくいい笑顔で適当な恋愛論を語る、玉置浩二の無垢さ

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『GOLDEN☆BEST 玉置浩二 1993-2007』 
/ソニー・ミュージックダイレクト

 10月28日放送の『新堂本兄弟』(フジテレビ系)のゲストは玉置浩二。1年ぶりの登場となる今回は、「玉置さん聞いて! 迷える私の人生相談!!」と銘打ち、視聴者の悩みに玉置が答えるという企画が放送された。青田典子との結婚前後には、連日のようにお騒がせキャラになっていた人に人生相談? というミスマッチ感みたいなものと、おそらく今回も飛び出すであろう珍妙な言動が狙いなのだろう。4度の結婚をはじめ、人生経験も豊富すぎるだろうし。

 まず最初のお悩み。「2年前に別れた彼女のことが忘れられない」(28歳会社員)、これに対する玉置のお答えは、

「こんな素晴らしいことはないです」

 続けて、