今年も売れていた有吉弘行と日村勇紀、毛色の違う魅力は

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『DIAMOND SNAP』(ホリプロ)

 今回ツッコませていただくのは、「今年いちばんテレビに出演した」(日本モニターの調査結果)有吉弘行。『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)など、「有吉さえ出しておけば面白くなる」という番組は多く、『ロンドンハーツ』に至っては、とうとう有吉がレギュラーにまでなってしまったが、実は「いつでも」「どこでも」出しておけばなんとかなるという人ではない気がする。むしろ空気も読めるし、デキる人であるだけに、実は自分からどこにでもどんどん出ていくわけじゃない。

 たとえば、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)。ここでは別に毒を吐くでもないし、有吉がいることで面白くなっている感もなく、完全に有吉の無駄使いになっている。有吉の場合、求められる番組・場面では能力を出してくるが、「ヌルイこと」が良しとされるところであえて毒を吐いたりはしないのだ。

 そんな有吉と真逆なのが、バナナマン・日村だと思う。自分から力を出さなくとも、そこにいるだけでみんなが気になってしまう存在・日村勇紀。

本当に"おおらか"なのか? 鶴瓶の息子がビッグ発言を連発

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「SWITCH」vol.27(スイッチパブリ
ッシング)

 12月13日に放送されたNHK『スタジオパークからこんにちは』。ゲストは、連続テレビ小説『カーネーション』でヒロイン糸子の夫・勝役として出演中の俳優、駿河太郎。笑福亭鶴瓶の息子だ。ドラマでは、「細かいことにはこだわらず、いつも笑顔で機嫌がいいのが身上」(番組ホームページより)とあるとおり、憎めない役柄を演じている。

 トーク番組初体験という太郎さんだが、話を聞いていると、ちょいちょい「あれ?」という違和感があった。

 まず短大時代。卒業制作の映像作品で、常に真ん中に映り込んでいたということから、

「出る側やな、っていう思いがありましたね」

劇中歌の配信&スネ夫推し! 『ドラえもん』が変なことになっている

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『ドラえもん☆ソング・コレクション』
(コロムビアミュージックエンタテインメ
ント)

 ジャイアン、歌手からプロデューサーに転向!?

 そのサプライズ発表は、『ドラえもん』(テレビ朝日系)12月2日の放送回で行われた。ジャイアンとスネ夫が一緒に見ていたテレビ番組で、アイドルグループを後ろに従えた音楽プロデューサーがドヤ顔で語っている姿が映し出された。これを見て、

「ありあまる才能を独り占めするのはもったいないよ!」

 と、突如ジャイアンをそそのかし、その気にさせるスネ夫。そう、プロデューサーならば、ジャイアンのあの歌を聞かずに済むということだ。その気になったジャイアンは、発表する。

荒いつくりと奇跡のコラボで味わい深かった『FNS歌謡祭』

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顔の輪郭まで小林旭に似てきた?

 今回ツッコませていただくのは、12月7日に放送された『2011 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)。

 嵐の「迷宮ラブソング」の音響ハプニング(?)や、1台の固定カメラによる、アップが一切ないSKE48などが大いに話題になっていたが、実はあまり注目されていない愉快な見どころも満載だった。

 例えば、矢井田瞳と堂本剛のコラボによる「My Sweet Darlin'」。実は同じメンツによるこの曲のコラボは過去に『堂本兄弟』(同)で披露したことがあり、そのときは声も通っていてなかなかの出来栄えだった。しかし、今回はキーが合わなかったのか、音合わせができなかったのか、堂本剛は最後まで曲にノれていなかった。

それでいいのか!? アレレな種目で世界記録に近づくジャニーズタレント

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坊主になり、髪の毛を気にしなくて
よくなったから好成績を残せた上田

 KAT-TUNメンバーが、世界記録樹立しちゃってる!? なんのことかといえば、KAT-TUNの冠番組『KAT-TUNの絶対マネたくなるTV』(日本テレビ系)での出来事。

「みんなが"マネ"たくなる商品や人など、様々なジャンルのものを、KAT-TUNのメンバーが実際にロケやスタジオで体験・実演して、ゲストにプレゼン」(日本テレビホームページより)

 という番組で、KAT-TUNメンバーが毎週いろいろなことにチャレンジする。11月22日深夜の放送回では、上田竜也、田中聖、亀梨和也の3人が、「しゃがんだ状態から手足を伸ばし、星の形にジャンプする回数を競う」、「スタージャンプ」という競技に挑戦した。TIMの「炎!」のギャグの動きにちょっと似ている。

ダメ夫が今年のテーマ? 『家政婦のミタ』とあのドラマの共通点

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独特の「タメ」においては篤郎さんに
敵わないッス

 今回ツッコませていただくのは、視聴率絶好調のドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)。実際のところ、いちばん面白いのはタイトルと次回予告とCMであり、中身は案外「脱ぐ脱ぐ詐欺=ミタ(松嶋菜々子)が脱ぐかと思わせて脱がない」「刺す刺す詐欺=ミタが長女(忽那汐里)を刺そうとしているように見せかけて、全くの肩すかし」のようなパターンが多いように思う。

 話題性とインパクトは抜群だけど、実はコケオドシがほとんどで、毎回たいしたことをやっていない作品の中で、どうにも気になってしまうのは「ダメ父」を演じている長谷川博己だ。

 不倫・離婚の申し出によって妻を自殺に追い込み、妻が死んだ後も不倫相手のケツを追い掛け回し、わが子のことも「本当に愛しているのか分からない」と平気で言ってのける幼児性たっぷりの男。何かというと、すぐにうろたえ、家政婦相手にグチを漏らし、相談した挙句にスルーされ、ことあるごとにみっともなく激昂&絶叫する。

『ひるブラ』の"出窓演出"は、タレントのバラエティー能力を補完する役目?

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「榊原郁恵 シングルコレクション」(コロ
ムビアミュージックエンタテインメント)

 今回ツッコませていただくのは、NHKの『ひるブラ』。「全国各地の"旬"な場所をブラリ」と謳う、"生中継"がウリの散歩番組である。ただし、この番組の最も特異なところは、生中継云々よりも、地域のリポートをする「ゲスト」と、ただただそれを見てコメントする「コメンテーター」とが別々に配置されていること。

 近年の民放バラエティー番組では、ロケのVTRを流し、ワイプ(小窓)でスタジオのゲストたちのリアクションが映し出される、というのが定番の構成になっている。それだけに、音やコメントなしの、顔ヂカラで分かりやすいリアクションをとれる柴田理恵らが大活躍するわけだけれど、この番組では、「コメンテーター」という形をとっているだけに、映し出されるのはゲストの"表情"だけではない。

ドロドロを反映? 『お願いランキング』の声優ランキングが不可解な結果に

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『ぼく、ドラえもんでした。』
(小学館)

 今回ツッコませていただくのは、11月12日に放送された『お願いランキングGOLD ヤング声優VSアダルト声優 プロが選ぶ! 本当にスゴい声優ランキング!!』(テレビ朝日系)。

 近年、萌え系・ちょいエロ系の深夜アニメなどが多いだけに、まずタイトルの「アダルト声優」の意味を一瞬勘違いしてしまったのはともかくとして。「ヤング声優」が「アダルト声優」を、「アダルト声優」が「ヤング声優」を選ぶというスタイルだったのだが、結果にはいろいろ謎の多いランキングとなっていた。声優オタクの人などからは「ヤング声優に、○○が入っていない」などとネット上で多数の名前が列挙されていたが、一般アニメファン基準では大いに謎だったのが、アダルト声優部門の方だった。

「最近いつHした?」空気を読めないトシちゃんに不安しか感じない、『爆報!THE フライデー』

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『職業=田原俊彦―「ありがとう」、
それだけが伝わるならいいのに。』
/ロングセラーズ

 今回ツッコませていただくのは、11月4日に放送された、『爆報!THE フライデー』(TBS系)。

 10月21日にスタートした、爆笑問題の新番組だが、「再ブレーク中」といわれる田原俊彦が「スペシャルゲストMC」という肩書きで、バラエティー初MCを務めることがスタート時の話題になっていた。

朝ドラの"お約束"を無視する『カーネーション』、リアリティーのある脚本が面白い

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『カーネーション』公式HPより

 今回ツッコませていただくのは、10月3日から放送されているNHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』。

 コシノヒロコ・ジュンコ・ミチコという、コシノ3姉妹を育てあげた母の実話に基づくフィクションで、脚本を務めているのは、映画『ジョゼと虎と魚たち』や『天然コケッコー』、文化庁芸術祭大賞を受賞したNHK広島の単発ドラマ『火の魚』などを手掛けた渡辺あや。丁寧な脚本には定評があるが、連続ドラマ経験がない人だけに朝ドラという"長丁場"を不安視する声があったが......。