リスク承知でカンニング竹山が松居一代を「病気」と初断定! “新ご意見番”に称賛の声

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『カンニング竹山 単独ライブ「放送禁止2015」』(リバプール)
 芸能界の“新ご意見番”の呼び声高いカンニング竹山に、称賛の声が相次いでいる。竹山は19日放送の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)の中で、夫の船越英一郎と泥沼の離婚騒動を繰り広げる松居一代を「病気」だと、初めて断定したのだ。  この日の放送では、同日新たに更新された松居のブログを取り上げ、東京五輪への想いや、動画制作の協力者で結成された「チーム松居」のメンバーを紹介。これに対し、竹山は「病気のおばさんをいじっちゃダメだって。病気なんだから!」と力説したのだ。  続けて「“チーム松居”の人も、カウセリングに連れて行かないとなんにもならない!」「いじっちゃダメ! 本人(松居)喜んじゃってるんだもん」と訴え、連日この問題を取り上げるメディアにも苦言を呈した。  これにスポーツ紙記者は「ほぼすべてのマスコミが、松居さんの様子がおかしいことはわかっていますが、『病気』という直接的な言葉を使用することは控えていた。そこに踏み込んだ竹山さんは、相当な覚悟を持って話したのだと思います」と述べる。  かねて松居はブログで「ビョーキではない」と全否定しているが、船越への執拗な攻撃性をみれば、それが異様であることは疑いようがない。 「彼女は、マスコミ報道やネット掲示板の書き込みをくまなくチェックしている。“病気発言”も、いずれ彼女の目にとまるでしょう。竹山さんは過去に週刊誌で浮気を報じられ、謝罪したことがある。とにかく明るい安村や渡辺謙が猛反発を食らったように、竹山さんも今後、松居さんの攻撃対象になる可能性は十分あります」(週刊誌デスク)  世の中の誰もが思っていたことを、ついに口にした竹山。その代償は大きいかもしれないが、事態は風雲急を告げている。そろそろ“松居劇場”の幕を閉じ、保護に向かうべきではなかろうか?

ベッキー出演のスカパー!日本武道館音楽イベント、2年連続でチケット余りまくりで……

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 ゲス不倫騒動から1年半以上たったが、かつてのような活躍とはいかないベッキー。現在のレギュラー番組は、北海道文化放送『北海道からはじ○TV』とBSスカパー!『FULL CHORUS ~音楽は、フルコーラス~』の2本のみ。そんな中、『FULL CHORUS』が開催する日本武道館でのイベントのチケット売れ行きが芳しくないという。  このイベントは、7月28日に日本武道館で行われる『スカパー!サマーフェス2017 Powered by FULL CHORUS』。昼夜の2公演で、昼公演の「アイドルだらけの夏祭り」にはアンジュルム、AKB48 Team8、NGT48、こぶしファクトリー、チームしゃちほこ、フェアリーズ、ふわふわが出演。夜公演の「“うた”“踊る”夏の陣」には、w-inds.、lol、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、Thinking Dogs、田口淳之介、UNIONEが出演する。MCは、2公演ともベッキーとハマ・オカモトが務める。 「イベント開催の1週間前の段階で、昼公演のチケットの売れ行きは7割ほど。夜公演に至っては、2階スタンド席の前から2列目が売られている状態です。どれくらい座席数を設定しているかわかりませんが、半分も売れていないのでは? 武道館が、完全にスカスカになってしまいます」(音楽業界関係者)  このイベントは今年で2回目。昨年も、ベッキーとハマ・オカモトがMCを務めた。 「昨年もまったく売れず、客席はかなり寂しい感じでした。多数の関係者を無料で招待していたので、どうにか体裁を保っていましたが、収支的には大赤字だったと思います。絶対に2回目はないと誰もが思っていたので、まさか今年もやるとは……。チケットの売れ行きは、案の定といった感じです」(同)  なかなか厳しい状況となっているが、ベッキーにとっては、思い入れが強いイベントだという。 「『FULL CHORUS』は、不倫騒動が発覚する前からのレギュラー番組。謹慎中に降板とならなかった唯一の番組なので、ベッキーとしてはどうにかして恩を返したいところ。でも、もし2年連続でイベントが失敗となってしまったら、番組の存続も危ぶまれる。ベッキーは『とにかくチケット売れてくれ!』と祈っていると思いますよ。番組自体は、楽曲をフルコーラスで披露し、さらに楽曲をトークで掘り下げるという内容で、すごく評判はいいんですけどねえ。ぜひともイベントは成功してほしいところです」(同)  いろいろな意味で、レアなイベントになるのは間違いなさそう。チケットは余っているのだから、興味本位で行ってみるのもいいかもしれない。

“処女厨”大号泣!? 清純派女優・川口春奈の「恋愛トーク」はスキャンダル暴露への予防線か

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『re:start』(東京ニュース通信社)
 女優の川口春奈が7月11日放送『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)で、過去の恋愛に言及し、話題となっている。元モデルの占い師ぷりあでぃす玲奈から「恋愛は受け身でせっかち。白黒つけるのが早い」と指摘されると川口は、「めちゃくちゃそうですね」と深くうなずいた。さらに、MCのフットボールアワーの後藤輝基から、番組の出演者の中で誰がタイプかを問われると、お笑いコンビ・シューマッハの五味侑也だと明かした。  放送を受け、ネットでは一部のファンが「川口春奈非処女確定」「超ショックだ」と嘆く声が見られた。もちろん、番組では過去の恋愛話をしただけであり、セックスについては言及していない。 「何しろ川口はこれまでスキャンダルが皆無で、清楚なイメージとシャイな性格も相まって、“処女説”が根強くささやかれてきた人物ですからね。とはいえ、彼女も今年で22歳。恋愛話の1つや2つあっても不思議ではないでしょう。うがった見方をすれば、今回の恋愛話披露は、今後出てくるかもしれないスキャンダルの衝撃度を中和させる意味合いもあるのかもしれません。彼女は、すでにドラマや映画ではキスシーンも披露していますし、今後女優として成長するためにもあらゆる経験が必要でしょう」(芸能ライター)  芸能人の処女説は、2016年初頭に不倫騒動が報じられた31歳(当時)のベッキーにも存在したほどで、業界に広く流通する。そこには、過剰に純潔を求める“処女厨”の願望も込められているのだろう。 (文=平田宏利)

「ゲーム機バキバキ」で知られる毒舌バイオリニスト・高嶋さち子が“女版・梅沢富美男”になる!?

「ゲーム機バキバキ」で知られる毒舌バイオリニスト・高嶋さち子が女版・梅沢富美男になる!?の画像1
高嶋ちさ子オフィシャルサイトより
 バイオリニストの高嶋ちさ子が、7月9日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に、軽部真一、華原朋美と出演。その場で華原に放った強烈な“ダメ出し”が話題となっている。  番組では過去に、華原が高嶋に恋愛相談を持ちかけ、高嶋がダメだと言った人間と交際して失敗したエピソードが披露された。また、結婚相手に包容力を望む華原に対し、高嶋は「男に包容力があると思っていることが間違い」とクギを刺した。公私ともに交流があるからこそいえる厳しい意見だが、高嶋の歯に衣着せぬ物言いに、ネット上では「お前が言うか」の声も上がっている。 「何しろ高嶋といえば、昨年2月にネット上で炎上した“ゲーム機バキバキ事件”の印象が強いですからね。かねてより子どもへのしつけの厳しさを公言していた彼女が、約束の時間外に遊んでいたという理由で、子どものゲーム機を取り上げ、バキバキに折ってしまったんです。この顛末を新聞の子育てコラムに堂々と書いたことから炎上しました」(放送作家)  炎上を受けて一時的に沈黙するも、最近の高嶋はテレビ露出が増加。毒舌キャラや乱暴エピソード、ヒステリーな性格が取り上げられ、本人も隠すことなくネタにしている。炎上に対して反省や謝罪を見せるというより、むしろ逆手に取っているかのようだ。 「最近のバラエティ番組は、あの事件の真相といった“ぶっちゃけ話”に重きが置かれています。そこに、彼女はぴったりの人選でしょう。年長者の立場からものを言うが、ちょっと抜けたところもある“女版・梅沢富美男”的なポジションにうまくハマりそうです。さらに、彼女の本業はバイオリニストであるため、タレントではなく文化人枠でオファーをすれば、ギャランティが低く抑えられるのもメリットです」(同)  低予算とネタ切れに悩む、現在のテレビ番組の制作体制が、高嶋を欲しているということか。まさに“怪我の功名”と言うべきだろう。彼女の活躍は今後も続きそうだ。 (文=平田宏利)

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す“悪女ぶり”を見せ好発進!『黒革の手帖』第1話

着物姿が色っぽい! 主演・武井咲が前評判を覆す悪女ぶりを見せ好発進!『黒革の手帖』第1話の画像1
テレビ朝日系『黒革の手帖』番組公式サイトより
 社会派ミステリーの大家・松本清張の不朽の名作『黒革の手帖』。これまでに幾度となく映像化された作品ですが、今回は武井咲が歴代最年少となる23歳でヒロイン・原口元子役に挑むということで、今クールのドラマの中でも話題性は抜群。その第1話がテレビ朝日系で20日に放送され、平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました。  放送前から注目度が高かった同ドラマですが、武井が主演を務めることに疑問を投げかける声は少なくありませんでした。というのも、原作の元子は銀行に長年勤める30代の独身女性で、同僚が次々と結婚してしまい、いつの間にか最古参となった、いわゆる売れ残りという設定だったからです。  また、元子は見た目も性格も地味なため、男性行員たちからは異性として見られず、積もりに積もった不満が爆発するカタチで銀行から大金を横領するのですが、今作では派遣として銀行に勤め、同じ業務をしているのに正行員との処遇に差があることに憤りを感じているという設定に変更されています。  主演が武井だからそうせざるを得なかったのか、現代社会を反映するための設定変更で、そこに武井がキャスティングされたのか。恐らく前者でしょう。2004年に同じ枠で放送された同ドラマで元子役を演じたのが、武井と同じ芸能事務所・オスカープロモーションに所属する米倉涼子だったからです。  同ドラマがヒットしたことで、米倉は人気女優へと躍進。それを武井にも期待して、今回のドラマに無理やりねじ込まれたのではないか。そんな臆測が流れたこともあって、余計に武井に対する前評判は良くありませんでした。  そんな厳しい視線が集まる中、武井は元子をどう演じたのか。感想を書く前にざっと第1話の流れを記したいと思います。  ドラマ冒頭、元子が勤める東林銀行に、お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が本人役で登場します。窓口で横柄な態度を見せるのですが、その姿を行員の誰かが携帯電話でこっそり撮影。それをネット上に投稿してしまい、炎上騒ぎが起こってしまいます。  画像をアップした犯人は、元子が教育係を務める新入行員・丸山聖華(ほな・いこか)だと判明。しかし、聖華はコネで入行したため、その身代わりとでもいわんばかりに、元子と、同じく派遣行員の山田波子(仲里依紗)の契約が突然切られてしまいます。これに憤った元子は、銀行への復讐を企てます。  元子はまず、以前から“黒革の手帖”にメモしていた脱税者の口座から、自身の口座へと1億8千万円を送金。そして、手帖に書かれた情報を週刊誌に流すと銀行側を脅し、“1億8千万円の返金を要求しない”という念書を書かせることに成功するのです。  まんまと大金をせしめた元子は、銀座の一等地にクラブ『カルネ(フランス語で手帖の意)』をオープンさせます。地味な銀行員の制服姿から一転して、高価な着物を着た姿を見せたところで第1話は終了となりました。  さて、感想ですが、前述したように武井の前評判は決して芳しくありませんでした。事務所からゴリ押しされていることもあり、演技力にも疑問の声が寄せられていました。しかし、今回のドラマでは実力不足は感じられませんでした。  甲高い声が欠点に挙げられることも少なくない武井ですが、今作では声のトーンを抑え気味にし、悪女の雰囲気をうまく作り出すことに成功。また、ラストで見せた白地の和服もよく似合い、登場した瞬間に画面がパッと華やぐような存在感を放っていました。思いのほか、色気のある姿に驚かされもしました。 “今回の元子”を演じた評価としては、武井は十分に及第点に達していたと思います。不満はありません。不満があるのは、元子の設定そのものです。派遣行員が正行員との処遇の差に不満を募らせて銀行から大金を横領するというのは、かなり無理があると思うんですよね。また、横領するのは親の遺した借金500万円を完済した後というのも、違和感を覚えました。そんな度胸があるなら、とっくに金を奪って借金返済に充てていたのではないでしょうか。  論点は結局、設定を変えてまで武井をねじこんだ意味があったのか、ということに帰してしまいます。ラストの着物姿を見る限り、武井は今後さらに色気が増して女優としても成長していくように思えました。それだけに、せめて米倉が元子役を演じた29歳ぐらいまで待ち、原作の設定通りに演じさせた方が良かったのではないでしょうか。  まあ、将来的にもう一度演じることがあるかもしれませんし、とりあえず今の武井の演技を見守っていくしかありませんね。次回は、元子を追ってホステスになった波子が頭角を現し、反旗を翻して“女のバトル”が勃発。夜の銀座を舞台にどのような人間模様が描かれていくのか乞うご期待です。 (文=大羽鴨乃)

古舘伊知郎と坂上忍が、ふなっしーの“裏の顔”をディスり炎上!「屈辱的」「ただの悪口」

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 古舘伊知郎と坂上忍が20日、情報番組『バイキング』(フジテレビ系)で、ふなっしーのイメージを損ねるような発言をし、波紋を呼んでいる。  番組では、上西小百合衆院議員がTwitter上でサッカーの浦和サポーターを批判した騒動を紹介。スタジオ出演者たちが上西議員の行動に「理解できない」と顔をしかめる中、コメンテーターの古舘が「(上西議員を)“公人として”って言うと、『なんなんだよ!』ってなっちゃうけど、ゆるキャラだと思ったらどうですか?」と提案。  さらに、「前にねえ、僕、ふなっしーと楽屋が隣同士だったことあるんですけども、ゆるキャラだと思ったら、ふなっしー、結構きつめに『楽屋ないのか!』って個人部屋要求してましたよ」と暴露。  これに大爆笑した司会の坂上が、「確かに僕らの中でもね、結構ふなっしーね、きつめのキャラクターでね、ちょっと有名」と付け加えた。  この物言いに、ふなっしーファンが激怒。ネット上では「ふなっしーに対してあんな侮辱的な発言をして、俺ら梨友が黙ってるとでも思ったら、大間違いだからな」「ふなっしーが仕事に真剣な人だったってだけの話じゃん。ミッキーに『あ、その辺で着替えてください』って言ったらヤベーの誰だってわかるでしょ」「こんなの単なる悪口だろ あの被りもので相部屋なんて……用意する方も気が利かなすぎだろ」「ふなっしーはイベントで得た収入を震災で被害を受けた町や市の復興のために寄付してるんだぞ」といった声が相次いでいる。 「確かに、ふなっしーは現場で注文が多いことで有名ですが、それと楽屋問題は話が別。古舘のように薄い根拠で安易にディスれば、ふなっしーファンが怒るのも当然です。また、この話の流れだと、ふなっしーが、まるで上西議員のように無鉄砲に暴言を吐いているとも受け取られかねません」(芸能記者)  視聴率不振に喘いでいた『バイキング』は3年前、当時、人気絶頂だったふなっしーを「夏休みSPレギュラー」として目玉ゲストに呼んだことも。 「話題作りのため、当時『嵐よりも潜在視聴率が高い』と言われていたふなっしーに出てもらったこともある『バイキング』ですが、ふなっしーの人気が下火となった今、司会の坂上が手の平を返したことも、ふなっしーファンは不快に感じているようです」(同)  プロ意識の高さなどから、未だに熱狂的ファンも多いふなっしー。古舘と坂上の“悪口”で、多少のイメージ崩壊は免れなさそうだ。

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価 ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価  ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話の画像1
TBS系『ハロー張りネズミ』番組サイトより
 瑛太主演の連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)が14日から放送開始。原作は『島耕作シリーズ』などで知られる弘兼憲史の同名コミック、脚本・演出を務めるのは映画『モテキ』(2011年)や『バクマン。』(15年)などを世に送り出した大根仁ということで、制作発表時から期待が寄せられていましたが、初回平均視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好スタートとなりました。  ドラマの舞台となるのは、東京都板橋区下赤塚の駅から程近い雑居ビルを拠点にする『あかつか探偵事務所』。そこで働く主人公・ハリネズミ(ハリネズミのような髪型と、寝ずに尾行する“張り寝ず視”が由来)こと七瀬五郎(瑛太)の弁では「人情とお節介」が事務所のウリとのこと。そのため、犯罪に関わりがあったり風変わりなものなど、同業者が扱わないような依頼が舞い込みやすいようです。  その定義でいえば、今回の案件は後者にあたります。依頼主は運送会社を経営する川田洋平(伊藤淳史)。1カ月前に妻と娘が交通事故に遭い、娘は即死。生死の境をさまよう妻に娘の死を伝えられず、娘にそっくりな女の子を探して、一時的にせよ妻を安心させてやりたいという依頼でした。  早速、仕事に取り掛かるハリネズミと同僚の小暮久作(森田剛)の2人ですが、瓜ふたつの女の子なんてそう簡単に見つかるものではありません。小暮の麻雀仲間のTVプロデューサーに頼んで子役オーディションを開いてみるものの、さっぱり。公園で遊ぶ親子連れを眺めながら途方に暮れてしまうのですが、そこで偶然、川田の娘にそっくりな少女・遥(三本采香)を発見します。  しかし、遥もまた母親を亡くした過去をもち、さらに父親から虐待を受けて心に傷を負ってしまっているため、ハリネズミが協力を求めても「(川田の妻は)早く死ねばいい。死ねばこの子(娘)に会える。私も(自分の母親と)死にたかった一緒に」と、聞く耳を持ってはくれません。  そんな折、川田の妻の容体が急変。医師から余命いくばくもないと宣告されてしまいます。その報せを受けたハリネズミは遥の元へ向かい、「死にたかったなんて言うなよ」「遥ちゃんには生まれてきた意味があるんだ」などと熱く語りかけた上で、川田の妻に会ってくれと土下座をして頼み込みます。  ハリネズミに心を動かされた遥は川田の妻に会い、その姿に自身の母親を重ね合わせて「死なないで」と涙を流します。結果的に川田の妻は死んでしまったものの、川田が遥を引き取り、血の繋がりを超えた親子関係が築かれる予感を抱かせつつ事件は一件落着となりました。  さて、注目された第1話の感想ですが、正直、ハリネズミの初登場シーンを見た瞬間、先行きが不安になりました。馴染みのスナックのカラオケで、パンクバンド・THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を熱唱しているところから始まったのですが、その姿があまりにもバカ丸出しだったからです。 さらにハリネズミは、スナックに勤める萌美(片山萌美)の胸を揉むというエロガキじみた姿を披露。原作でも“頭が弱い”と“スケベ”という設定は一応あるものの、そこまで露骨に描写はされていません。そのため、ドラマ版では安直なエロコメ路線が展開されるのではないかという一抹の不安が脳裡をよぎりました。  しかし、それは杞憂に過ぎませんでした。ヒット作を量産しているだけあって、大根監督の緩急のつけ方は巧み。BGMに軽快なジャズを多用することで、スタイリッシュさと程良いテンポを生み出しています。何よりもキャスティングの妙が冴えわたっています。“頭は弱いが情に厚い”という、言ってしまえばステレオタイプな主人公を瑛太が演じていますが、演技力があるだけに見応え十分。遥を説得するシーンに関しては、下手な役者だったら安っぽいものになってしまったかもしれませんが、熱量のある芝居で盛り上げていました。  また、原作コミックでは見るからに中年オヤジなルックスの“グレさん”こと小暮役に森田剛を配し、瑛太との絡みを増やしたバディものに脚色したことで、物語の面白味が増した印象を受けます。回を追うごとに2人の息もさらに合い、魅力が増していくのではないでしょうか。  2人のさらなる活躍が気になる次回からは、深田恭子が依頼者・四俵蘭子役で本格的に登場。その依頼内容は、25年前に自殺したことになっている育ての父親・四俵乙吉(平田満)の死の真相を突き止めて欲しいというものです。第1話は弘兼氏作画による人気シリーズ『人間交差点』(小学館)に通じるようなヒューマンドラマ要素が強かった本作ですが、次回からは乙吉の死の裏に隠された企業の陰謀を解き明かしていくサスペンス要素が強くなっていくだけに、どのような演出で原作とは違った味付けがなされるのかも含め、楽しみに待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

主演・瑛太の緩急巧みな演技に脱帽! 森田剛とのバディもの脚色に高評価 ドラマ『ハロー張りネズミ』第1話

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TBS系『ハロー張りネズミ』番組サイトより
 瑛太主演の連続ドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)が14日から放送開始。原作は『島耕作シリーズ』などで知られる弘兼憲史の同名コミック、脚本・演出を務めるのは映画『モテキ』(2011年)や『バクマン。』(15年)などを世に送り出した大根仁ということで、制作発表時から期待が寄せられていましたが、初回平均視聴率は10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、まずまずの好スタートとなりました。  ドラマの舞台となるのは、東京都板橋区下赤塚の駅から程近い雑居ビルを拠点にする『あかつか探偵事務所』。そこで働く主人公・ハリネズミ(ハリネズミのような髪型と、寝ずに尾行する“張り寝ず視”が由来)こと七瀬五郎(瑛太)の弁では「人情とお節介」が事務所のウリとのこと。そのため、犯罪に関わりがあったり風変わりなものなど、同業者が扱わないような依頼が舞い込みやすいようです。  その定義でいえば、今回の案件は後者にあたります。依頼主は運送会社を経営する川田洋平(伊藤淳史)。1カ月前に妻と娘が交通事故に遭い、娘は即死。生死の境をさまよう妻に娘の死を伝えられず、娘にそっくりな女の子を探して、一時的にせよ妻を安心させてやりたいという依頼でした。  早速、仕事に取り掛かるハリネズミと同僚の小暮久作(森田剛)の2人ですが、瓜ふたつの女の子なんてそう簡単に見つかるものではありません。小暮の麻雀仲間のTVプロデューサーに頼んで子役オーディションを開いてみるものの、さっぱり。公園で遊ぶ親子連れを眺めながら途方に暮れてしまうのですが、そこで偶然、川田の娘にそっくりな少女・遥(三本采香)を発見します。  しかし、遥もまた母親を亡くした過去をもち、さらに父親から虐待を受けて心に傷を負ってしまっているため、ハリネズミが協力を求めても「(川田の妻は)早く死ねばいい。死ねばこの子(娘)に会える。私も(自分の母親と)死にたかった一緒に」と、聞く耳を持ってはくれません。  そんな折、川田の妻の容体が急変。医師から余命いくばくもないと宣告されてしまいます。その報せを受けたハリネズミは遥の元へ向かい、「死にたかったなんて言うなよ」「遥ちゃんには生まれてきた意味があるんだ」などと熱く語りかけた上で、川田の妻に会ってくれと土下座をして頼み込みます。  ハリネズミに心を動かされた遥は川田の妻に会い、その姿に自身の母親を重ね合わせて「死なないで」と涙を流します。結果的に川田の妻は死んでしまったものの、川田が遥を引き取り、血の繋がりを超えた親子関係が築かれる予感を抱かせつつ事件は一件落着となりました。  さて、注目された第1話の感想ですが、正直、ハリネズミの初登場シーンを見た瞬間、先行きが不安になりました。馴染みのスナックのカラオケで、パンクバンド・THE BLUE HEARTSの「リンダリンダ」を熱唱しているところから始まったのですが、その姿があまりにもバカ丸出しだったからです。 さらにハリネズミは、スナックに勤める萌美(片山萌美)の胸を揉むというエロガキじみた姿を披露。原作でも“頭が弱い”と“スケベ”という設定は一応あるものの、そこまで露骨に描写はされていません。そのため、ドラマ版では安直なエロコメ路線が展開されるのではないかという一抹の不安が脳裡をよぎりました。  しかし、それは杞憂に過ぎませんでした。ヒット作を量産しているだけあって、大根監督の緩急のつけ方は巧み。BGMに軽快なジャズを多用することで、スタイリッシュさと程良いテンポを生み出しています。何よりもキャスティングの妙が冴えわたっています。“頭は弱いが情に厚い”という、言ってしまえばステレオタイプな主人公を瑛太が演じていますが、演技力があるだけに見応え十分。遥を説得するシーンに関しては、下手な役者だったら安っぽいものになってしまったかもしれませんが、熱量のある芝居で盛り上げていました。  また、原作コミックでは見るからに中年オヤジなルックスの“グレさん”こと小暮役に森田剛を配し、瑛太との絡みを増やしたバディものに脚色したことで、物語の面白味が増した印象を受けます。回を追うごとに2人の息もさらに合い、魅力が増していくのではないでしょうか。  2人のさらなる活躍が気になる次回からは、深田恭子が依頼者・四俵蘭子役で本格的に登場。その依頼内容は、25年前に自殺したことになっている育ての父親・四俵乙吉(平田満)の死の真相を突き止めて欲しいというものです。第1話は弘兼氏作画による人気シリーズ『人間交差点』(小学館)に通じるようなヒューマンドラマ要素が強かった本作ですが、次回からは乙吉の死の裏に隠された企業の陰謀を解き明かしていくサスペンス要素が強くなっていくだけに、どのような演出で原作とは違った味付けがなされるのかも含め、楽しみに待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

『セシルのもくろみ』4.5%、敗因は真木よう子のヘンなカラコン!?【夏ドラマ初回ランキング】

月9ブランド復活か!?

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 初回平均視聴率のトップ10は以下の通り(ビデオリサーチ調べ、関東地区/クールまたぎの連ドラは除く。放送前の深夜ドラマやテレ東ドラマは割愛)。 1位『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)16.3% 2位『遺留捜査』第4シリーズ(テレビ朝日系)13.1% 3位『カンナさーん!』(TBS系)12.0% 4位『刑事7人』第3シリーズ(テレビ朝日系)11.8% 5位『黒革の手帳』(テレビ朝日系)11.7% 6位『過保護のカホコ』(日本テレビ系)11.6% 7位『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)11.2% 8位『ハロー張りネズミ』(TBS系)10.3% 9位『ごめん、愛してる』(TBS系)9.8% 10位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)8.9%  トップは、開始6分で登場した山下智久のCカップはあろうかという胸筋が視線を釘付けにした『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON』。崖っぷち状態が続いた“月9”ですが、人気シリーズの約7年半ぶりの復活が功を奏し、15%超えの爆上げとなりました。  初回では、山P演じる天才脳外科医がヒーローか神様のように描かれており、「ああ、木村拓哉における“キムタク像”も、こうやってメディアに作られてきたんだなあ……」と妙に納得させられるものがありました。  また、今シーズンからHey! Say! JUMP・有岡大貴、成田凌、新木優子、馬場ふみかが、目が泳ぎっぱなしのダメダメ新人フェロー役として加わりました。シリーズファンからは、「邪魔」「でしゃばらないでほしい」なんて声も見受けられますが、今後の評価を左右するキーパーソンたちとも言えそうです。 ※『コード・ブルー』初回レビュー  2位と4位には、安定のテレ朝刑事ドラマがランクイン。上川隆也主演『遺留捜査』は、番組終盤で主人公の刑事が「3分だけ時間をください」と頼み、遺留品に執着する一風変わった作品。『刑事7人』は、少年隊の東山紀之がカッコつけてるシーンが目立つシリアスな作品です。  しかし、今シリーズの『刑事7人』の評判は、すこぶる悪いですね。原因は脚本にありそうですが、第2シリーズでシリアス路線に方向転換して以降、視聴者から不満の声が絶えないようです。ただ、そんな声とは裏腹に、初回の視聴率は前シリーズで過去最高だった11.8%とタイ。さらに、第2話では12.1%まで上昇し、シリーズ最高数字を叩きだしていますから、注目度は高そうです。

フジ『セシルのもくろみ』打ち切り不可避か

 3位は、ドタバタホームコメディ『カンナさーん!』。主演は、インスタグラムフォロワー数で日本トップの686万人を擁する好感度タレントの渡辺直美です。  吉本芸人といえば、昔は明石家さんま主演の『男女7人夏物語』(TBS系)や、ダウンタウン・浜田雅功主演『人生は上々だ』(同)、ダウンタウン・松本人志主演『伝説の教師』(日本テレビ系)、最近だとピース・綾部祐二主演の昼ドラ『別れたら好きな人』(フジテレビ系)のほか、読売テレビ制作の深夜ドラマなんかによく出ているイメージがありますが、女芸人のプライム帯連ドラ主演は、かな~り珍しいケースではないでしょうか? 元漫談家の泉ピン子を女芸人と捉えるか問題を無視すると、とりあえず思い浮かびません。  また、気になるのが渡辺のギャラ。吉本の若手の中では「最もギャラが高い」と言われる渡辺ですが、オスカーあたりの主演女優クラスのギャラには到底及ばないと思われます。『カンナさーん!』が好評を博せば、お財布に優しい主演女優として、今後もテレビ局から引っ張りだこになりそう!? ※『カンナさーん!』初回レビュー
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『セシルのもくろみ』公式サイトより
 今期の大コケドラマといえば、真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)。ガサツでメイクやファッションに無頓着な主人公を演じる真木が、ファッション誌編集者から容赦なくなじられる同作ですが、この「女は女らしくあるべき」「女はおしゃれをするべき」というフジの揺るがない価値観は、同局前クールの『人は見た目が100パーセント』と全く同じアレでした。ある意味、フジってブレなさがすごい!  また、劇中ですっぴん風メイクなのに、黒目を大きく見せるためのカラコンを容赦なく装着している真木の顔が「怖い」「でっかい黒目で冴えない主婦演じるって、違和感しかない」とネット上で話題に。真木の失敗メイクも、大コケの一因かもしれません。  ちなみに、20日放送の第2話は、初回からさらに0.6ポイントダウンの4.5%。これは間違いなく、早期打ち切りが検討されるでしょう。EXILE・AKIRA主演『HEAT』(同)の悪夢が再び!?  ほかにも、いろんな意味で気になるドラマが目白押しの夏ドラマ。日刊サイゾーでは、今クールも「ドラマっ子全話レビュー」をほぼ毎日掲載していきますので、お楽しみに! (文=どらまっ子TAMOちゃん) ※高畑充希主演『過保護のカホコ』初回レビュー ※TOKIO・長瀬智也主演『ごめん、愛してる』初回レビュー ※窪田正孝主演『僕たちがやりました』(フジテレビ系)初回レビュー ※関ジャニ∞・錦戸亮主演『ウチの夫は仕事ができない』初回レビュー

アイドル愛を語り、杉作J太郎を絶賛、クラブで号泣……フジ『真夜中』が暴く、指原莉乃の本性

アイドル愛を語り、杉作J太郎を絶賛、クラブで号泣……フジ『真夜中』が暴く、指原莉乃の本性の画像1
撮影=後藤秀二
「Jさんに会いたいですもん、もはや!」  指原莉乃が、ラーメンをすすりながら言った。 「Jさん」とは、あの杉作J太郎。かつて、彼が地上波の番組で、女性アイドルにこれほど求められたことがあっただろうか?  この少し前まで指原は、苦手な渋谷のクラブ(踊るほう)に連れていかれ、ついには泣きだしてしまっていた。  気分転換に、と入ったラーメン屋で、アイドルとしての節制で何年も食べていなかったというラーメンを食べて、ようやく落ち着きを取り戻した。 「ラーメンなかったら、『真夜中』嫌いになって帰ってた」 『真夜中』(日曜深夜1時25分~/フジテレビ系)は、今年4月から始まった指原とリリー・フランキーのロケ番組。その名の通り、“真夜中”に活動するさまざまな場所に赴き、そこにうごめく人々の話を聞くという内容だ。  街での移動は、帯同するスタッフも少人数で、カメラはほぼスマホのみという完全ゲリラ撮影だという。  たびたび指原が「人生初めて」と口にする通り、超がつくほどインドアな彼女にとっては、未体験で未知の世界。それをナビゲートするのが、“深夜”を中心に何十年も活動をしてきたリリー・フランキーというのは、まさにうってつけのキャスティングといえるだろう。  最初は、ピエール瀧を迎えた「銀座」編(第1~3夜)。銀座の高級クラブ(踊らないほう)で、夜の女の極意やお酒について語り合った。  次に訪れたのは「新宿2丁目」(第4~7夜)。ミッツ・マングローブがガイドする形でゲイバーなどを訪れ、ゲイカルチャーの歴史を聞く。マツコ・デラックスの編集者時代など興味深い話も連発で、指原も前のめりになって質問をしていた。  そして、やや趣が変わった「ファミレス」編(第8~11夜)。この収録の直前、指原は親知らずを一気に4本抜いたばかり。顔が腫れ、食べることはもちろん、笑うこともツラそうな最悪のコンディション。そんな中、ファミレスで待ち構えていたのは、吉田豪、杉作J太郎、土屋大樹、岩岡としえという、テレビとは思えない濃厚なメンバーだった。指原も、プロインタビュアーの吉田以外は、まったくの初対面だ。恐る恐るといった感じで、席に着く。  しかし、リリーが「夜中でみんなが集まってする話といえば、趣味の話」というように、趣味の話をし始めると、それが一変する。指原とほかの4人はみな、女性アイドルファンなのだ。  4人の話を聞きながら、みるみるテンションが上っていき、「懐かしー!」「ヤバい!」「泣きそうになる!」と大興奮の指原。  特に杉作のアイドルの愛し方やそのエピソードの数々に、笑うと痛む歯に「痛い、痛い!」と言いながら大爆笑。 「最近出会った人間の中で一番面白い」 と、絶賛していた。  指原は子どもの頃からアイドルファン。きっかけは、モーニング娘。の後藤真希だったという。大分に住んでいた指原はまだ小・中学生だったから、東京まで後藤を追っかけることはできない。だが、ハロー!プロジェクトのアイドルが、福岡など九州でライブをやるとなれば駆けつけた。その結果、いわゆる「ハロヲタ」になったのだ。  そして、トップアイドルになった今でも、現役のアイドルヲタだという。極力現場へ赴き、移動中や家ではアイドルのDVDを見て過ごす。  それがまったくウソではないことは、すぐに証明された。  番組では、ファミレスからイベントスペースの「渋谷ロフト9」へ移動。アパッチとケンケンというアイドルファンも合流し、アイドル映像鑑賞会をやるという。まずハロヲタのケンケンが紹介したDVDの映像を見始めると、紹介者よりもテンションが上がり、「一番泣けるところ!」「かわいい!」などと絶叫しながら踊りだす。 「誰よりもヤバい奴じゃん」  リリーが苦笑する中、指原は紹介者のお株を奪うように解説を始め、「このDVDなら、私が一番見せたいのがあります!」と言って、別のシーンを再生。  繰り返し見ているという指原は、そのシーンのどこがいいのかを「キャー、エモい!」と興奮しながら伝えるのだ。 「一回自分がアイドルを応援してきたからこそ、アイドルはこうあるべきとかがわかる」 と、リリーは指原のアイドルとしての強さを語ったが、まさにそれを如実に表すハイテンションな放送だった。  しかし、次の回(第12夜)では、そのテンションが一変することになる。前述の通り、渋谷のクラブに行くというのだ。  これも、指原にとって「人生で初めて」の体験。「偏見」だと自覚しつつも、「一番苦手」「クラブとかフェスに行くような人と、友達にもなりたくない」「信用できない」と、道中に嫌悪感をあらわにしている。  番組では、FPM・田中知之、高木完、川辺ヒロシらが、クラブシーンやDJの歴史の変遷などを指原にレクチャーしていく。  この3人は、いずれも落ち着いた雰囲気。指原が抱くクラブやDJの人のイメージとは離れているため、素直に話を聞き、凝り固まった偏見が徐々にほぐれていく。  高木指導のもと、ラップにも初挑戦。 「人生でやった仕事で一番恥ずかしい」 と言いながらも、なんとか仕事を全うしている感じだった。  そうやって、偏見を解いていき、最後には「新しい世界が好きになりました!」みたいな展開が、よくテレビで見かける流れだ。  しかし、いざ実際にクラブを訪れると、やはり顔がこわばってしまう指原。プロのダンサーの踊りに圧倒されながらも、それ以上に「酔っ払って踊ってる人が怖い」と、その場の客の雰囲気になじめない様子。  実は、何軒かクラブを回った後、最後にDJがAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を流し、そこで指原がステージに上り、みんなで一緒に踊るというプランがあった。 「怖い」と繰り返す指原に、リリーは「人と出会ったり、みんなでパーティーを楽しみたいっていう人のイベントが大箱であるっていうことは、そういうのが求められているってこと。そこで楽しんでいる人も、今日の指原みたいに、最初は怖い、嫌だって思っているうちに、そうじゃないって誤解を解いていく瞬間がある」などと、実際に経験すると変わることもあると言って、エンディングのプランを話すと、指原は一層顔をこわばらせた。 「怖い……。シンプルに……」  そう言うと、みるみる目に涙がたまっていき、「ごめんなさい」と、ついに我慢できずにないてしまうのだ。結局、指原は番組が用意したプランを実行することができないまま、ラーメン屋のシーンにつながっていくのだ。  それはテレビ的な予定調和ではない、指原莉乃のドキュメントだった。たとえ、偏見が緩和されても、「好き」や「嫌い」は簡単に変わることはない。番組の冒頭には、雑誌「真夜中」発行人・孫家邦(リトルモア代表)の言葉が引用されている。 「真夜中に、陽のあたる場所で言えなかったことを言おう  真夜中に、陽のあたる場所でできなかったことをしよう」  真夜中は、そこでうごめく人たちの昼間では見せない本性が暴かれる時間だ。取り繕うことをやめ、「好き」や「嫌い」に忠実になって、むき出しになる。それを『真夜中』は切り取っていくのだ。 「Jさんに会いたい」と指原がつぶやいた直後、次回予告的に杉作J太郎が自転車で真夜中の街を疾走するシーンが挟み込まれた。  まさにそれは、指原を助けにくる救世主のようだった。  しかし、実際に杉作が再登場すると、指原は「この番組は杉作J太郎しか呼べないの?」と、うれしそうに笑った。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから