“地獄のような国”とはおさらば! 韓国で国籍離脱者が過去最高

 韓国法務部(日本の法務省に相当)が5月に発表したところによると、韓国における今年1~4月の国籍離脱者が昨年の3倍増となる 5695人を記録したという。法務部が統計を取り始めて以来、年間最多記録だ。

 国籍離脱とは、親や出生地の影響などで多重国籍を持つ者が韓国国籍を放棄することをいう。今年の国籍離脱者らが韓国の代わりに選んだ国籍は「アメリカ」が72.4%で最も多く、次に「カナダ」が11.7%、「日本」が8.7%、「オーストラリア」が3.2%などと続いた。

 特筆すべきは、国籍離脱者のほとんどが18歳未満の男性という点だろう。5月1日から 兵役の義務が強化される “在外同胞法”の改正案が施行されたことで、多重国籍の男性たちが取り急ぎ韓国国籍を放棄している、というのが法務部の説明だ。

 そもそも18 歳以上の男性に約2年間の兵役の義務がある韓国では、“兵役逃れ”事件が頻発しており、根深い社会問題にもなっている。例えば、体重が過度に重いと入隊が免除される制度を悪用して故意に増量したり、精神疾患を偽ったり、入れ墨を入れたりすることは、実は韓国でそれほど珍しい話でもないのだ。2010年には人気芸能人が健康な歯を4本も抜くという兵役逃れ事件を起こし、大きな物議を醸したこともある。

 ところが、多重国籍者たちには“国籍放棄”という、合法的かつ簡単な解決策が存在する。国籍さえあきらめてしまえば、兵役問題からは自由の身になるのだ。昔の世代に比べて国籍に対するこだわりもそれほど強くない若者たちが、韓国国籍を簡単に手放してしまうのは無理もない話 だろう。

 そういった国籍離脱者に加え、新しく外国籍を取得して韓国籍を放棄する“国籍喪失者”も増加している。17 年には例年より1000人ほど増えた1万9364人を記録。今年1~4月の間は6952人を記録している。政府関係者は、「就職難や国政への不安などで、国籍を放棄する若者が増えつつある」とコメントした。

 それもそのはず、近年の韓国若者たちは自国のことを“地獄のような国”という意味を込めて「ヘル(Hell)朝鮮」などと呼び、海外へ移住する“脱韓国”を夢見ている。17年の調査によると、若者が最も移住したい国1位に選ばれたのは「カナダ」で、次に「オーストラリア」「アメリカ」「ニュージーランド」などが名を連ね、「日本」も7位にランクインしている。彼らが韓国籍を手放したい理由としては「競争に疲れた」「外国の先進福祉への憧れ」など、韓国社会に絶望を抱いていることを感じずにはいられないものばかりだった。

 今回の在外同胞法改正により、兵役の義務を果たさずに国籍を離脱した者は、国内滞在や就職などができるF-4ビザの発行が禁止されるという。つまり、韓国籍をあきらめたら韓国では暮らせないというわけだが、それでも国籍離脱・喪失者が増え続けるとなると、政府も頭を悩まさざるを得ないだろう。

 南北首脳会談などによって情勢が大きく変わりつつある今、これからの動向にも注目したいところだ。

(文=S-KOREA)

●参考記事

体重増量、精神疾患偽造、入れ墨…。韓国男性たちの涙ぐましい「兵役逃れ」列伝

「ヘル朝鮮はもうこりごり…」“脱韓国”を夢見る韓国の若者たちが選ぶ「移住先」とは?

 

「南北合同チーム」だけじゃない! 融和ムード続く韓国で強引な“便乗商法”続出

 4月29日~5月6日にスウェーデンで開催された世界卓球選手権の女子団体戦準決勝で、韓国と北朝鮮が急きょ「南北合同チーム」を結成し、世界中から大バッシングを浴びたが、
南北融和ムードが続く韓国国内では最近、少々強引すぎる“便乗商法”が登場している。

 例えば、韓国大手スーパー「ホームプラス」の広告だ。コカ・コーラとスプライトの写真を並べ、「炭酸首脳会談」と題した広告を自社サイトに掲載。さらに、南北首脳会談の夕食会の際、平壌冷麺について「遠くから持ってきた……遠くからってのは、言っちゃまずかったか(苦笑)」と語った金正恩委員長の発言を踏まえて、牛乳パックの横に「消費期限が短いと言ってはいけないな」と印刷したパロディ広告もある。

 また政界でも、南北融和を訴える政治家が続出している。

 特に6月13日に行われる統一地方選挙に出馬する候補者たちは票集めに躍起になっており、“朝鮮半島平和マーケティング”に走る者も少なくない。経済特区の指定や南北を結ぶ鉄道の連結、金剛山観光事業の再開などをマニフェストに掲げたり、中には小中学生の修学旅行先を北朝鮮にするという案まで出ている。

 ただ、そんな融和ムードに違和感を持つ人々も少なくない。

 ネット上には、「ちょっとみんなリアクションがオーバーだよ。どうせすぐ冷めるくせに」「これまでも融和ムードになったことはあったけど、すぐ敵対したじゃないか」「“民衆は犬だ、豚だ”という言葉の意味がわかった」などと、否定的な意見も寄せられている。

 最も動揺しているのは軍人たちだろう。というのも、韓国国防部(日本の防衛省に相当)は最近、各部隊に「板門店宣言」の内容などを解説した新たな指導書を送ったのだ。

 ある軍関係者はこう語る。

「少し前までは“北朝鮮はわれわれの敵だ”と教育されてきました。それなのに、急に北朝鮮と親しく接しろと言われても……。兵士のみならず、教育担当者さえも混乱していますよ」

 南北首脳会談をきっかけに、韓国で高まる融和ムード。急な手のひら返しや強引な便乗には批判も上がっているが、今後も続くのだろうか?
(文=S-KOREA)

●参考記事
・南北共同宣言にも明記。ソン・フンミンも出場濃厚なアジア大会で南北合同チームが結成か
http://s-korea.jp/archives/34378?zo=1

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1

【南北首脳会談】激変! 韓国の意外な世論「金正恩委員長が“萌えキャラ”に」!?

 4月27日に行われた南北首脳会談と関連し、韓国で興味深い世論調査結果が出た。会談から3日後の30日に、韓国の公共放送局KBSが成人男女1,077人を対象に行った世論調査がそれだ。

 同調査では、南北首脳会談以降、金正恩朝鮮労働党委員長に対する印象が変わったかどうかとの質問に対し、「とても肯定的に変わった」との回答が22.3%、「多少肯定的に変わった」との回答が57.7%を占めた。つまり、回答者の8割が金正恩委員長に対するイメージが良くなったと答えたのである。

 南北首脳会談の影響力が伝わってくるデータだが、金正恩委員長の人気ぶりは、韓国人の生の声にも表れている。

 韓国メディアの取材に応じた市民たちは、「これまでは独裁者のイメージが強かったが、普通の若い政治家だと見直した」「気難しい人間だと思っていたけれど、冗談を言っていたりして印象がガラリと変わった」などと話している。

 また、ネット上の反応も大きく変わった。これまでは「極悪非道」「背徳的」「高度肥満」といったネガティブなワードが溢れていたが、南北首脳会談以降、こうした書き込みは見つかりづらくなっており、反対に「勇敢だ」「礼儀正しい」「健康が心配だ」といったワードが数多く綴られている。

 指導者として一定の評価を得たことがうかがえるが、韓国人の中には、金正恩委員長に“萌える”人々も少なくない。

 ネット上には、「見た目がかわいい!!」「両首脳が並んで歩くと(平昌五輪マスコットの)スホランとパンダビみたいだ」「金正恩オタクになっちゃった」といったコメントが並んでいる。また、韓国人が親しい間柄で呼び合うときのように、金正恩委員長の名前の後ろに「イ(i)」を付けて、「ウニ(uni)」と愛称で呼ぶファンも多い。その盛り上がりは、メディアも「“ウニかわいい”…イメージ変わった“金正恩”」(『アジア経済』)、「金正恩のオタクに?…金委員長“萌え化”騒動」(『メイル経済』)などと取り上げれているほどだ。

 南北首脳会談を通じて韓国人が抱くイメージを一変させ、熱狂的なファンまで獲得した金正恩委員長。こうしたイメージアップの背景について、成均館大学・社会学部のク・ソンウ教授はこう分析している。

「メディアと政府が今回の南北首脳会談で、金正恩の人間的で親しげな部分を前面に押し出そうとした。デジタル世代は北朝鮮の首脳部による人権弾圧などの問題に疎いため、歪曲された感性的なイメージだけを受け取ったのだろう」

 メディアと政府のイメージ戦略がハマった結果という主張だが、いずれにせよ、金正恩委員長に対して好感を抱く人々が急増しているのは事実だ。一部では「これまで金正恩委員長が行ってきた悪行を忘れることはできない」「金正恩委員長は本心が読めない人物。美化することは危険だ」「最悪の独裁者をかわいいと呼ぶなんてあり得ない」といった批判も上がっているが、はたして今後も、“金正恩ファン”の熱狂は続くか。

 韓国では、この人気ぶりも北朝鮮との交渉材料に利用すべきとの声も上がっているだけに、今後の成り行きに注目したい。
(文=S-KOREA)

●参考記事

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1
・CEOにモデル、BJまでこなす!! 韓国で話題沸騰中の“脱北美女”イ・ソユルがすごい!
http://s-korea.jp/archives/16642?zo=1

【南北首脳会談】話題の「平壌冷麺」が韓国でも大ブーム! 統一の“懸け橋”に?

 4月27日の南北首脳会談で、晩さん会のメイン料理として出された「平壌(ピョンヤン)冷麺」。

 金正恩朝鮮労働党委員長が文在寅大統領のために「わざわざ平壌から持ってきた」と発言したことで話題を呼んだのだが、その「平壌冷麺」が今、韓国で大ブームとなっている。

 そもそも、冷麺は北朝鮮が誇る料理の一つ。そば粉で作られる平壌地方の「平壌冷麺」と、ジャガイモのでんぷんで作られる咸興(ハムフン)地方の「咸興冷麺」の2種類に分けられる。現地では冬に食べるのが定番だそうだが、韓国では夏を代表する料理という認識で、人気を博してきた。

 そんな中、首脳会談を見守った韓国市民の間で「私も平壌冷麺を食べたくなった」という声が続出。会談当日のランチタイムには冷麺専門店が大行列をなしたほどだった。中には40分待ちのお店もあったとか。

「江原道民日報」の取材に応じた冷麺店の従業員は、「お客さんが普段より20%ほど増えた。朝鮮半島の平和がうちの店にも伝わってくるようだ」と述べた。

 コンビニでもインスタント冷麺の売上が急増した。韓国3大コンビニの1つ「GS25」では、4月27~29日のインスタント冷麺の売上が先週に比べて145.1%増加したという。関係者は「特別な販促イベントなしで売上が100%以上伸びるのはとても珍しい事だ」と言っていた。

 特筆すべきは、平壌冷麺に最も大きく反応したのが20代だという点だ。大手カード会社「新韓カード」のデータ分析によると、4月27~29日の間、20代による平壌冷麺専門店の決済件数は、1年前に比べて99%増加している。30代と50代が60%、40代と60代がそれぞれ53%、40%ずつ増えたというから、20代の関心の高さは歴然だ。新韓カードの関係者は、「最も流行に敏感な世代だからこそ、このような結果が出たのでは」と語る。

 もちろん多くの若者が利用するネットでも、平壌冷麺の話題で持ちきりだ。

 SNSでは「わざわざ冷麺を持ってきたのを見ると、今回はいい予感がする。本当に統一しちゃうかもよ」「こうなると、平和の象徴はハトではなく平壌冷麺だ!」「北朝鮮が平壌冷麺を持ってきてくれたお礼に、我々はヤンニョム・チキンを差し上げようじゃないか」といった書き込みが寄せられている。また、平壌冷麺店の前にできた行列の中継や、金正恩委員長とデリバリースタッフの格好を合成したパロディ画像なども広まっている状況だ。これを受け、「Twitter」の韓国公式アカウントは面白い平壌冷麺関連のツイートを集めたモーメントを作成したりしている。

 青瓦台(大統領府)公式ホームページの“国民請願コーナー”には、晩さん会で出された冷麺の仕入れ先である平壌の有名冷麺店「玉流館」の「ソウル直営店をオープンしてほしい」という請願まで登場。ただならぬ平壌冷麺ブームが巻き起こっていることは確かなようだ。

 少し早めにやってきた冷麺の季節のように、朝鮮半島にも早く平和が訪れることを期待したい。
(文=S-KOREA)

●参考記事

・金正恩氏が商業広告のモデルに!! 北朝鮮の核実験にも“平穏すぎる”韓国
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【南北首脳会談】その時、韓国国内は──W杯並みの盛り上がりと、若者の切実な問い「軍隊、行かなくてもいいんですか?」

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンうん)朝鮮労働党委員長による「南北首脳会談」が4月27日に開かれた。果たしてこの会談を機に朝鮮半島の終戦や核問題などが新展開を迎えるか、世界の注目が集まっている。

 この日、韓国国内は「歴史的な瞬間」と言わんばかりの盛り上がりを見せていた。各テレビ局は朝から特別番組を緊急編成し、金正恩委員長が軍事境界線を越える瞬間から一瞬も途切れることなく生中継。金正恩委員長が乗ったベンツを取り囲むSPについても触れるなど、事細かに伝える姿勢に終始した。1日を通して南北首脳会談関連の特番が立て続けに行われたため、人気ドラマやバラエティ、音楽番組などが全て放送休止となったが、苦情もほとんどなかったという。

 苦情どころか、多くの市民が生中継に注目していたため、サッカーW杯並みの一体感すら感じられたという。広州市では、市民たちが映画館に集まって生中継を視聴する、“ライブ・ビューイング”も実施された。各政党本部・支部はもちろん、企業、軍隊、小中高校など、ほぼ全国民が文大統領と金正恩委員長が対面する瞬間を各所で見守った。

 今回の南北首脳会談について、ほとんどの市民はポジティブな反応を見せている。

 韓国メディア『Oh my News』の報道によると、仁川の山谷女子中学校では、文大統領と金正恩委員長が握手する瞬間、教室が熱狂的な拍手と歓呼に包み込まれたという。

 学生たちからは「2人とも仲の良さそうな雰囲気でびっくりした」「北朝鮮が身近に感じられた」「今までただのエゴイストだと思っていた金正恩委員長のイメージが変わった。話し上手で優しい」という声が寄せられた。

 また、別の学校では「もうすぐ統一するんですか?」「軍隊、行かなくてもいいんですか?」などの質問が授業中に飛び交ったという。韓国の未来を担う若い世代が今回の会談に深い印象を持ったことは、注目すべきだろう。

 ただ、当然のごとく反対の声も上がっている。

 会談の当日も軍事境界線付近では「南北首脳会談は平和偽装ショー、大詐欺劇だ」と主張する保守団体のデモが行われた。中には共和国旗を燃やしたり、「金正恩死ね!」と叫んだりする人もいたらしく、警察との対立を招いていた。

 いずれにせよ、今回の首脳会談で大きな転機を迎えた韓国と北朝鮮。今後、朝鮮半島にどんな未来が待ち受けているか、引き続き注目したい。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・もっと北朝鮮を知ろう!! 韓国版ニコ生で「脱北BJ」たちが大活躍中
http://s-korea.jp/archives/10979?zo=1
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http://s-korea.jp/archives/19853?zo=1

【南北首脳会談】供された“統一旗デザート”に竹島描写で問題再燃!「日本は本当に厚かましい」

 4月27日に板門店の韓国側施設「平和の家」で行われた南北首脳会談をきっかけに、韓国で「竹島(韓国名・独島)問題」に関心が集まっている。

 同日に行われた夕食会で提供されたデザートには、青色の朝鮮半島が描かれた「統一旗」が飾りつけられたが、その「統一旗」に日韓の間で領土問題が絶えない竹島が描かれていた。これを受け、日本の外務省は会談前にメニューが公開された当初から、韓国に「我が国の立場に照らして受け入れられない」などと抗議していたが、こうした日本の反応が、韓国国内で物議を醸しているのだ。

 日本の抗議については「日本、南北首脳会談“独島デザート”にまたいちゃもん……“非常に不必要”と妨害」(聯合ニュース)、「南北首脳会談のデザートメニューに日本が“激怒”」(ニュースピム)、「日本、独島デザートにケチつける……他人の宴に“横槍を入れる”」(ソウル経済)など複数のメディアが報じており、日本が南北首脳会談に水を差したといった論調の記事が多い印象だ。

 関連記事のコメント欄を見ても、「日本は本当に厚かましい」「まだ言ってるの?」「もう独島で会談すればよかったのに」「統一したら敵は北朝鮮じゃなくて日本だな」「金正恩、日本の野郎どもに核を一発食らわせてやれ!!」など、否定的な意見が目立っている。。

 中には、昨年11月に行われた米韓首脳会談後の晩さん会で「独島エビ」の料理が提供された際にも日本政府が韓国に抗議していたことを振り返りながら、「今度はデザートにも干渉してくるのか」「我々の領土を描き、我々のエビを提供しただけなのに、何がダメなんだ?」などと綴ったコメントもあった。

 また、市民団体も日本の抗議に反発している。会談前日の26日には、積弊清算釜山運動本部と強制徴用労働者像建立特別委員会が、日本の内政干渉が度を越しているとして、日本領事館の前で記者会見を開いていた。

 今回のデザートの飾りつけについて青瓦台(韓国大統領府)は、「南北が一つになったことを表した」と説明しているが、竹島を描いたことに政治的な意図が込められていたことは間違いないだろう。実際に夕食会では、明確な意味が込められた料理が並んでいた。

 例えば、「マトウダイの焼きもの」は、文在寅大統領が幼少時代を過ごした釜山の代表料理であり、文大統領の思い出を共有するという意図があったとされている。また、「スイス式カムジャジョン(じゃがいものチヂミ)」は、スイスに留学経験があるとされる金正恩朝鮮労働党委員長のために用意したという。そのほかにも、00年、07年に南北首脳会談を行った故金大中元大統領と故廬武鉉元大統領それぞれの故郷から取り寄せた食材を使った料理も出され、DMZ(非武装地帯)で採れた山菜で作ったビビンバなども提供されていた。

 いずれにせよ、夕食会のデザートをきっかけに、韓国で「竹島問題」が再び論争を巻き起こしていることは事実だ。はたしてこの問題は、三者の関係にどのような影響を与えるか。
(文=S-KOREA編集部)

●参考記事
・韓国がトランプ米大統領との晩餐会に出した“反日食材”「独島エビ」とは?
http://s-korea.jp/archives/23252?zo=1
・竹島上陸だけじゃない!! 韓国の首都でも繰り広げられる“愛国心高揚イベント”のインパクト
http://s-korea.jp/archives/7742?zo=1

今度はジャイアントコーン……自国民も恥じる“パクリ文化”は韓国版「#MeToo」だった!?

 韓国の大手食品メーカー「ピングレ」の新商品が、日本のロングセラー商品「ジャイアントコーン」のパクリだという疑惑が持ち上がった。

 4月5日、ピングレは4年間100億ウォン(約10億円)を投じて研究・開発したというコーンアイス「スーパーコーン」を発売。関係者の説明によると「ピングレが持つアイスクリーム製造技術が集約された商品」らしく、「これでコーンアイス市場を制してみせる」と意気込みもあらわにした。

 ところが、商品のコンセプトやパッケージデザインを見たネット民からは、たちまち「江崎グリコのジャイアントコーンにそっくりじゃないか」という“パクリ疑惑”が浮上。実際に二つの商品を比べてみると、円錐形のパッケージやアイスに乗せられたトッピング、パッケージに印刷された商品のイメージ写真まで“瓜二つ”で、当然のようにピングレへの批判の声が高まった。

 それに対し、ピングレは「1980年代に発売した弊社の“ハリケーンコーン”のアップグレード版として、当時のデザインを採用したまで」と、パクリ疑惑を否定するものの、「多くの指摘を受けたため、パッケージデザインの修正を検討する」との見解を示した。

 今回のパクリ疑惑は、韓国内でも厳しい視線を向けられている。昔から韓国の食品業界で日本商品のパクリが蔓延していたのは事実だが、文化交流が活発となった今もなおパクリがなくならない現状に、さすがに多くの韓国人が悲嘆しているのだろう。

 例えば昨年3月には、韓国の製菓会社「オリオン」から発売されたスナック菓子「コブッチップ」が、ヤマザキビスケットの「エアリアル」にそっくりと炎上。オリオン側は「エアリアルとは製造方法が違う」とかたくなにパクリ疑惑を否定したが、関係者が「エアリアル」の製造方法についてあまりにも詳しく知っていたため、返って疑惑を深めたものだった。

 今年の1月には同じくオリオンが、ロイズ(ROYCE’)の代表商品「生チョコレート」と類似する「マーケットオー・生チョコレート」を別ブラントから発売。一部の消費者は「ロイズの正式輸入品と勘違いした」らしく、製造会社のオリオンに対して激しい非難の声が上がった。

 韓国でパクリ疑惑が絶えない理由は何か。韓国メディア「アジアタイムズ」の取材に応じた関係者はこう話す。

「食品業界では新商品を成功させるのが難しいので、長期間の研究開発は損失を生むだけと考える傾向がある。だから短期間で売上を上げられる“MeToo戦略(成功商品を模倣するマーケティング戦略)”を選ぶのではないか」

 多くのメーカーが革命的な商品の開発に相当な労力を費やす中、短期的な売上上昇にのみ費用を投下しているといったところだ。他の関係者も、「時事オヌル・時事ON」の取材でこう指摘している。

「韓国内の不景気と、サード(THAAD)配備の影響による中国内の売り上げ不振などが重なって、食品メーカーらが安定的で保守的な方法を模索している。これは長期的に見ると国内業界の競争力を失うことなので、研究開発に集中する必要がある」

 また、パクリが横行する背景には法律でしっかり裁けないことも理由の一つにある。2014年には「ポテトチップス しあわせバター」(カルビー)から“インスパイア”された「ハニーバターチップ」(ヘテ・カルビー)が大ヒットし、韓国内で40個以上の類似商品が堂々登場した事例もある。

 いずれにせよ、今回のパクリ疑惑について「国の恥」という声も出ている韓国。今後もパクリは続く気がするのだが、はたして……。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・「またパクリか」韓国で“エアリアル”にうり二つのスナックが話題沸騰中!!
http://s-korea.jp/archives/15178?zo=1
・ピカチュウに『逃げ恥』まで!? なぜ韓国で日本コンテンツのパクリが絶えないのか
http://s-korea.jp/archives/25042?zo=1

今度はジャイアントコーン……自国民も恥じる“パクリ文化”は韓国版「#MeToo」だった!?

 韓国の大手食品メーカー「ピングレ」の新商品が、日本のロングセラー商品「ジャイアントコーン」のパクリだという疑惑が持ち上がった。

 4月5日、ピングレは4年間100億ウォン(約10億円)を投じて研究・開発したというコーンアイス「スーパーコーン」を発売。関係者の説明によると「ピングレが持つアイスクリーム製造技術が集約された商品」らしく、「これでコーンアイス市場を制してみせる」と意気込みもあらわにした。

 ところが、商品のコンセプトやパッケージデザインを見たネット民からは、たちまち「江崎グリコのジャイアントコーンにそっくりじゃないか」という“パクリ疑惑”が浮上。実際に二つの商品を比べてみると、円錐形のパッケージやアイスに乗せられたトッピング、パッケージに印刷された商品のイメージ写真まで“瓜二つ”で、当然のようにピングレへの批判の声が高まった。

 それに対し、ピングレは「1980年代に発売した弊社の“ハリケーンコーン”のアップグレード版として、当時のデザインを採用したまで」と、パクリ疑惑を否定するものの、「多くの指摘を受けたため、パッケージデザインの修正を検討する」との見解を示した。

 今回のパクリ疑惑は、韓国内でも厳しい視線を向けられている。昔から韓国の食品業界で日本商品のパクリが蔓延していたのは事実だが、文化交流が活発となった今もなおパクリがなくならない現状に、さすがに多くの韓国人が悲嘆しているのだろう。

 例えば昨年3月には、韓国の製菓会社「オリオン」から発売されたスナック菓子「コブッチップ」が、ヤマザキビスケットの「エアリアル」にそっくりと炎上。オリオン側は「エアリアルとは製造方法が違う」とかたくなにパクリ疑惑を否定したが、関係者が「エアリアル」の製造方法についてあまりにも詳しく知っていたため、返って疑惑を深めたものだった。

 今年の1月には同じくオリオンが、ロイズ(ROYCE’)の代表商品「生チョコレート」と類似する「マーケットオー・生チョコレート」を別ブラントから発売。一部の消費者は「ロイズの正式輸入品と勘違いした」らしく、製造会社のオリオンに対して激しい非難の声が上がった。

 韓国でパクリ疑惑が絶えない理由は何か。韓国メディア「アジアタイムズ」の取材に応じた関係者はこう話す。

「食品業界では新商品を成功させるのが難しいので、長期間の研究開発は損失を生むだけと考える傾向がある。だから短期間で売上を上げられる“MeToo戦略(成功商品を模倣するマーケティング戦略)”を選ぶのではないか」

 多くのメーカーが革命的な商品の開発に相当な労力を費やす中、短期的な売上上昇にのみ費用を投下しているといったところだ。他の関係者も、「時事オヌル・時事ON」の取材でこう指摘している。

「韓国内の不景気と、サード(THAAD)配備の影響による中国内の売り上げ不振などが重なって、食品メーカーらが安定的で保守的な方法を模索している。これは長期的に見ると国内業界の競争力を失うことなので、研究開発に集中する必要がある」

 また、パクリが横行する背景には法律でしっかり裁けないことも理由の一つにある。2014年には「ポテトチップス しあわせバター」(カルビー)から“インスパイア”された「ハニーバターチップ」(ヘテ・カルビー)が大ヒットし、韓国内で40個以上の類似商品が堂々登場した事例もある。

 いずれにせよ、今回のパクリ疑惑について「国の恥」という声も出ている韓国。今後もパクリは続く気がするのだが、はたして……。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・「またパクリか」韓国で“エアリアル”にうり二つのスナックが話題沸騰中!!
http://s-korea.jp/archives/15178?zo=1
・ピカチュウに『逃げ恥』まで!? なぜ韓国で日本コンテンツのパクリが絶えないのか
http://s-korea.jp/archives/25042?zo=1

盗撮犯罪が10年で14.5倍増! なぜ韓国は“盗撮天国”になったのか

 韓国青瓦台(大統領府)のホームページに掲載された、ある国民請願が物議を醸している。「偽装・盗撮用カメラの販売禁止と盗撮犯罪の処罰を強化してください」と題された請願がそれだ。

 先月23日に匿名で投稿され、今月22日に締め切られたこの請願には、20万9,494人が賛同した。賛同者が20万人を超えた場合、青瓦台は公式に返答しなければならないため、現在は回答待ちの状況だ。

 請願の概要欄には「盗撮が年々増加している」と投稿の理由について綴られているが、実際に韓国では近年、盗撮被害が急増している。韓国警察庁によれば、2015年に発生した盗撮犯罪の数は4,623件で、06年(523件)から10年間で14.5倍に膨れ上がっている。

 それほど盗撮犯罪が急増している裏には、韓国特有の“盗撮事情”があるようだ。

 例えば、小型カメラをたやすく手に入れられることだ。冒頭の請願でも「偽装・盗撮用カメラの販売禁止」を求めているが、韓国には小型カメラの販売・購入に対する規制が存在しない。そのためメディアは、アメリカなど一部の先進国で、専門家の許可なく小型カメラの販売ができないよう規制されていることなどを引き合いに出し、韓国も規制に乗り出すべきだと主張している状況だ。

 実際、試しに韓国のネットで「超小型カメラ」と検索してみると、ボールペンやライター、USBメモリーや腕時計に偽装した小型カメラを販売するサイトが数十個ヒットする。商品はレンズが2mmにも満たないものも珍しくなく、小型カメラと気付くのはかなり難しく見える。価格帯も10万ウォン(約1万円)前後から100万ウォン(約10万円)程度までさまざまで、機能や予算に応じて選べるようになっている。

 最近は、どこからどう見てもミネラルウォーターが入ったペットボトルにしか見えない偽装カメラまで登場した。「疑いようのない完璧な偽装撮影」というコピーで売り出されているこのカメラは、本物のペットボトル同様に水を入れることができ、キャップも閉められるという。販売サイトのコメント欄には、「夏にこれ以上最高なものがあるだろうか」といった“レビュー”が書き込まれている。

 こうした小型カメラを使って地下鉄の車内や公衆トイレで盗撮が行われているわけだが、近頃はドローンに搭載して撮影する手口も少なくない。「海水浴場の屋外更衣室でドローンに盗撮された」「大学の女子寮を一日中ドローンが飛んでいた」「自宅で窓の外を見るとドローンが部屋の中を撮影していた」といった被害が続出しているのだ。警察は「操縦者を見つけるのが難しい」とお手上げ状態で、韓国メディアは「もはや盗撮を避けられる空間はどこにもない」と報じている。小型カメラを簡単に入手できるのは日本も同様だが、手口は韓国の方がより巧妙で大胆かもしれない。

 また、今回の請願では「盗撮犯罪の処罰の強化」も求められたが、韓国で盗撮が絶えないことには処罰の甘さも関係しているだろう。

 というのも、韓国で盗撮犯罪を起こした場合、性暴力処罰特例法により、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金に処されるが、実際は罰金刑や執行猶予などで釈放されるケースが大半なのだ。昨年、「正しい未来党」のキム・サンファ議員が公開した資料によれば、盗撮犯罪で起訴された被疑者のうち、86%が1審で罰金や執行猶予の判決を下されて釈放されたという。懲役刑を下されるのは2割にも満たないだけに、軽い気持ちで盗撮に手を出すケースが少なくないという。

 こうした状況があるからこそ、冒頭の国民請願も多くの賛同を得たのだろう。請願は具体的な対策を求めているが、はたして青瓦台は国民が納得する回答を示すことができるか。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・韓国は“盗撮共和国”!? 女性は男性を疑い、男性は罪なくして疑われる韓国の盗撮事情
http://s-korea.jp/archives/18257?zo=1
・“韓国のサマーランド”といえる人気ウォーターパークで発覚し社会問題になった衝撃の大規模盗撮事件
http://s-korea.jp/archives/7699?zo=1

 

盗撮犯罪が10年で14.5倍増! なぜ韓国は“盗撮天国”になったのか

 韓国青瓦台(大統領府)のホームページに掲載された、ある国民請願が物議を醸している。「偽装・盗撮用カメラの販売禁止と盗撮犯罪の処罰を強化してください」と題された請願がそれだ。

 先月23日に匿名で投稿され、今月22日に締め切られたこの請願には、20万9,494人が賛同した。賛同者が20万人を超えた場合、青瓦台は公式に返答しなければならないため、現在は回答待ちの状況だ。

 請願の概要欄には「盗撮が年々増加している」と投稿の理由について綴られているが、実際に韓国では近年、盗撮被害が急増している。韓国警察庁によれば、2015年に発生した盗撮犯罪の数は4,623件で、06年(523件)から10年間で14.5倍に膨れ上がっている。

 それほど盗撮犯罪が急増している裏には、韓国特有の“盗撮事情”があるようだ。

 例えば、小型カメラをたやすく手に入れられることだ。冒頭の請願でも「偽装・盗撮用カメラの販売禁止」を求めているが、韓国には小型カメラの販売・購入に対する規制が存在しない。そのためメディアは、アメリカなど一部の先進国で、専門家の許可なく小型カメラの販売ができないよう規制されていることなどを引き合いに出し、韓国も規制に乗り出すべきだと主張している状況だ。

 実際、試しに韓国のネットで「超小型カメラ」と検索してみると、ボールペンやライター、USBメモリーや腕時計に偽装した小型カメラを販売するサイトが数十個ヒットする。商品はレンズが2mmにも満たないものも珍しくなく、小型カメラと気付くのはかなり難しく見える。価格帯も10万ウォン(約1万円)前後から100万ウォン(約10万円)程度までさまざまで、機能や予算に応じて選べるようになっている。

 最近は、どこからどう見てもミネラルウォーターが入ったペットボトルにしか見えない偽装カメラまで登場した。「疑いようのない完璧な偽装撮影」というコピーで売り出されているこのカメラは、本物のペットボトル同様に水を入れることができ、キャップも閉められるという。販売サイトのコメント欄には、「夏にこれ以上最高なものがあるだろうか」といった“レビュー”が書き込まれている。

 こうした小型カメラを使って地下鉄の車内や公衆トイレで盗撮が行われているわけだが、近頃はドローンに搭載して撮影する手口も少なくない。「海水浴場の屋外更衣室でドローンに盗撮された」「大学の女子寮を一日中ドローンが飛んでいた」「自宅で窓の外を見るとドローンが部屋の中を撮影していた」といった被害が続出しているのだ。警察は「操縦者を見つけるのが難しい」とお手上げ状態で、韓国メディアは「もはや盗撮を避けられる空間はどこにもない」と報じている。小型カメラを簡単に入手できるのは日本も同様だが、手口は韓国の方がより巧妙で大胆かもしれない。

 また、今回の請願では「盗撮犯罪の処罰の強化」も求められたが、韓国で盗撮が絶えないことには処罰の甘さも関係しているだろう。

 というのも、韓国で盗撮犯罪を起こした場合、性暴力処罰特例法により、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金に処されるが、実際は罰金刑や執行猶予などで釈放されるケースが大半なのだ。昨年、「正しい未来党」のキム・サンファ議員が公開した資料によれば、盗撮犯罪で起訴された被疑者のうち、86%が1審で罰金や執行猶予の判決を下されて釈放されたという。懲役刑を下されるのは2割にも満たないだけに、軽い気持ちで盗撮に手を出すケースが少なくないという。

 こうした状況があるからこそ、冒頭の国民請願も多くの賛同を得たのだろう。請願は具体的な対策を求めているが、はたして青瓦台は国民が納得する回答を示すことができるか。
(文=S-KOREA)

●参考記事
・韓国は“盗撮共和国”!? 女性は男性を疑い、男性は罪なくして疑われる韓国の盗撮事情
http://s-korea.jp/archives/18257?zo=1
・“韓国のサマーランド”といえる人気ウォーターパークで発覚し社会問題になった衝撃の大規模盗撮事件
http://s-korea.jp/archives/7699?zo=1