安室奈美恵の引退で心配される「浜崎あゆみ」の今後

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎裸の女王様
 安室奈美恵、引退。「休業」ではなく「引退」ってところがすごい。金銭的にも精神的にも、これができる芸能人は本当になかなかいない。数少ない伝説のメンツに彼女は入るのか。あの若さで。

 この一大発表があったのと同じ日に、「買い物姿をパパラッチされちゃった」という体の痛画をSNSに上げてしまった浜崎あゆみ。なんて間だ。せめて事務所も教えてやれよ。「今日だけはやめときましょ」って。

 「痛い浜崎あゆみ」は、ある意味「カッコいい安室奈美恵」と対で味わうものであり、対だからこそ「それに比べて……」と笑いに昇華できていた気がする。安室奈美恵にスパッと引退された後の浜崎あゆみを考えると、本当に、「ただそこにある痛点」となってしまいそうで。あー。

 今後の浜崎あゆみを、経済的にも精神的にも、誰がどう面倒を見るんだろうか。今はまだいいとしても、3年後、5年後、10年後は? 田園調布の自宅付近が「サンセット大通り」と呼ばれる日は近い。いつか映画になる日まで。

◎赤く咲くのはけしの花
 「引退」を表明できるのは、「惜しまれて」というニュアンスが漂う人物のみなのである。「引退」と「事実上引退」の間には、長くて深い河がある。その河にいきなり飛び込み、もう溺れている泰葉。山田君ー、浮き輪持ってってあげて~。

 引退理由は、婚約者のイラン人男性(36歳)との間に、いっぱい子どもを産んで育てたいからだそうな。現在56歳。閉……いや、何も言えねぇ!

 泰葉のKは今開く。下世話でどーもすいません。とにもかくにも、お幸せに。

◎元祖・加勢大周
 「完結編はHuluで」が集中砲火を浴びたドラマ『愛してたって秘密はある』(日本テレビ系)。確かに手法は詐欺的であるが。「いろんな謎は、主人公が多重人格だったからっていうオチでした~」っていうクオリティのドラマの「完結編」が、そんなに見たいか? 「へーそーなんだー。で、誰が見んの?」というのが平均的対処法になっていると思うのだが。見たくもないから、実際はそんな怒ってないって誰も。

 Huluと日テレのメディアミックスって、『ラストコップ』といい、何か中身スカスカの誰得作品が目立つのである。昔のフジテレビのメディアミックスみたいだ。浮かれるテレビ局というのは、同じ失敗を犯すものなのか。『愛してたって秘密はある』は、21世紀の『パ★テ★オ』なのか。あれはホントにひどかったなぁ。若い人にはわかりませんね。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

安室奈美恵の引退で心配される「浜崎あゆみ」の今後

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎裸の女王様
 安室奈美恵、引退。「休業」ではなく「引退」ってところがすごい。金銭的にも精神的にも、これができる芸能人は本当になかなかいない。数少ない伝説のメンツに彼女は入るのか。あの若さで。

 この一大発表があったのと同じ日に、「買い物姿をパパラッチされちゃった」という体の痛画をSNSに上げてしまった浜崎あゆみ。なんて間だ。せめて事務所も教えてやれよ。「今日だけはやめときましょ」って。

 「痛い浜崎あゆみ」は、ある意味「カッコいい安室奈美恵」と対で味わうものであり、対だからこそ「それに比べて……」と笑いに昇華できていた気がする。安室奈美恵にスパッと引退された後の浜崎あゆみを考えると、本当に、「ただそこにある痛点」となってしまいそうで。あー。

 今後の浜崎あゆみを、経済的にも精神的にも、誰がどう面倒を見るんだろうか。今はまだいいとしても、3年後、5年後、10年後は? 田園調布の自宅付近が「サンセット大通り」と呼ばれる日は近い。いつか映画になる日まで。

◎赤く咲くのはけしの花
 「引退」を表明できるのは、「惜しまれて」というニュアンスが漂う人物のみなのである。「引退」と「事実上引退」の間には、長くて深い河がある。その河にいきなり飛び込み、もう溺れている泰葉。山田君ー、浮き輪持ってってあげて~。

 引退理由は、婚約者のイラン人男性(36歳)との間に、いっぱい子どもを産んで育てたいからだそうな。現在56歳。閉……いや、何も言えねぇ!

 泰葉のKは今開く。下世話でどーもすいません。とにもかくにも、お幸せに。

◎元祖・加勢大周
 「完結編はHuluで」が集中砲火を浴びたドラマ『愛してたって秘密はある』(日本テレビ系)。確かに手法は詐欺的であるが。「いろんな謎は、主人公が多重人格だったからっていうオチでした~」っていうクオリティのドラマの「完結編」が、そんなに見たいか? 「へーそーなんだー。で、誰が見んの?」というのが平均的対処法になっていると思うのだが。見たくもないから、実際はそんな怒ってないって誰も。

 Huluと日テレのメディアミックスって、『ラストコップ』といい、何か中身スカスカの誰得作品が目立つのである。昔のフジテレビのメディアミックスみたいだ。浮かれるテレビ局というのは、同じ失敗を犯すものなのか。『愛してたって秘密はある』は、21世紀の『パ★テ★オ』なのか。あれはホントにひどかったなぁ。若い人にはわかりませんね。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

鈴木砂羽、“土下座強要”疑惑がこじれないために必要だったこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎知らないと損する裏ワザ
 鈴木砂羽土下座強要疑惑。普通はここまでこじれない、いや、こじれたことが外部に出ないと思うのだが。「あっちがひどいことした」と声高に叫び、先に1人でも多く味方につけた方が優勢にというベクトルといい、トラブルの発生からこじれるまでの湿度と密度が、何だかすごーく女子校的。舞台の責任者にひとり男が入っていれば、こんな結末にならなかったような気がするのだが。排水溝にヌメリ防止で入れる十円玉みたいに。

◎変態仮面か
 青菜に塩。斉藤由貴に流出写真。自宅で自分のパンツ被った間男の写真がシュポンッ。飯がまずいどころか、ノドを通らない日々が、未来永劫続くことがここに確定した。南無三。

 不倫発覚当初は「体質だから」「女優だから」的な視線で片付く空気もあったのだが。「一線は越えてない」のデジャブと、相手の医師の横柄さに、世間がイラッとしていたところへ、とどめのキス写真。さらにパンティで追い炊きと。いやー。モルモン教がどうの、家庭がどうのどころじゃない、一生外で顔を上げて歩けないという、レベル5の恥辱であるな。

 キス写真流出のときは、「やっぱりこういうの撮りたいんだ、斉藤由貴」という、彼女の「女」の部分の生々しさに引いたが。パンティ写真はねぇ。バレた時の恥辱はキス写真の比じゃあないが。普通の女は嫌がる、ああいうお下劣な悪ふざけに、面白がって付き合えてしまう斉藤由貴というのは、やっぱり男とよろしくやれる才というか、惹きつける何かがあるというか。

 モルモン教にでも入らないことには、そんなほとばしる何かを抑えられなかったんだろうか。宗教に入るって何だろうな。着地はズレるが、新木優子よ、けっぱれ。

◎コロコロコミックか
 脅迫したっていうのは本当ですか?
「その通りでございます」
 出刃包丁を持ってというのは?
「出刃ではなくて、中華包丁です」
 脅迫状はご自身で?
「はい。タイプで打ってプリントアウトして」
 置かれていた犬の糞というのは……。
「うちの愛犬のトゥルーのうんち君です」
 どういう経緯でこんなことに?
「悲しみと怒りでカーッとなって、うんち君と包丁と脅迫状を持って、ここを出たのは覚えてるんですけど」
 どうしてそんな精神状態に?
「私が勝手に被害妄想というか、この人(被害男性)なら、私の狂気を受け止めてくれるという願いがあった」
 相手が被害届を出さないということに関しては?
「ありがたいなと思いました」

  ……うーむ。今年一番正直な内容だったもんで、何だかほっこりしてしまった泰葉の会見。「不倫」とは違い「脅迫」は立派な犯罪なのだから、ほっこりしちゃいかんのであるが。

 「イラン人が殺しに来るぞ」という脅迫状の一文は、何か人種的な思い込みだったわけではなく、「イラン人男性と婚約しました」という部分に結びつくわけで。あー。YOUは何しに日本へ。

 こうなると、今から心配なのは、別れる時、泰葉が相手に付ける罵倒ネーミングである。イスラム教徒に「豚野郎」はヤバい。マジで。今から忠告しといた方がいいって、誰か。その「誰か」がいないんだよなぁ泰葉には。あー。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

鈴木砂羽、“土下座強要”疑惑がこじれないために必要だったこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎知らないと損する裏ワザ
 鈴木砂羽土下座強要疑惑。普通はここまでこじれない、いや、こじれたことが外部に出ないと思うのだが。「あっちがひどいことした」と声高に叫び、先に1人でも多く味方につけた方が優勢にというベクトルといい、トラブルの発生からこじれるまでの湿度と密度が、何だかすごーく女子校的。舞台の責任者にひとり男が入っていれば、こんな結末にならなかったような気がするのだが。排水溝にヌメリ防止で入れる十円玉みたいに。

◎変態仮面か
 青菜に塩。斉藤由貴に流出写真。自宅で自分のパンツ被った間男の写真がシュポンッ。飯がまずいどころか、ノドを通らない日々が、未来永劫続くことがここに確定した。南無三。

 不倫発覚当初は「体質だから」「女優だから」的な視線で片付く空気もあったのだが。「一線は越えてない」のデジャブと、相手の医師の横柄さに、世間がイラッとしていたところへ、とどめのキス写真。さらにパンティで追い炊きと。いやー。モルモン教がどうの、家庭がどうのどころじゃない、一生外で顔を上げて歩けないという、レベル5の恥辱であるな。

 キス写真流出のときは、「やっぱりこういうの撮りたいんだ、斉藤由貴」という、彼女の「女」の部分の生々しさに引いたが。パンティ写真はねぇ。バレた時の恥辱はキス写真の比じゃあないが。普通の女は嫌がる、ああいうお下劣な悪ふざけに、面白がって付き合えてしまう斉藤由貴というのは、やっぱり男とよろしくやれる才というか、惹きつける何かがあるというか。

 モルモン教にでも入らないことには、そんなほとばしる何かを抑えられなかったんだろうか。宗教に入るって何だろうな。着地はズレるが、新木優子よ、けっぱれ。

◎コロコロコミックか
 脅迫したっていうのは本当ですか?
「その通りでございます」
 出刃包丁を持ってというのは?
「出刃ではなくて、中華包丁です」
 脅迫状はご自身で?
「はい。タイプで打ってプリントアウトして」
 置かれていた犬の糞というのは……。
「うちの愛犬のトゥルーのうんち君です」
 どういう経緯でこんなことに?
「悲しみと怒りでカーッとなって、うんち君と包丁と脅迫状を持って、ここを出たのは覚えてるんですけど」
 どうしてそんな精神状態に?
「私が勝手に被害妄想というか、この人(被害男性)なら、私の狂気を受け止めてくれるという願いがあった」
 相手が被害届を出さないということに関しては?
「ありがたいなと思いました」

  ……うーむ。今年一番正直な内容だったもんで、何だかほっこりしてしまった泰葉の会見。「不倫」とは違い「脅迫」は立派な犯罪なのだから、ほっこりしちゃいかんのであるが。

 「イラン人が殺しに来るぞ」という脅迫状の一文は、何か人種的な思い込みだったわけではなく、「イラン人男性と婚約しました」という部分に結びつくわけで。あー。YOUは何しに日本へ。

 こうなると、今から心配なのは、別れる時、泰葉が相手に付ける罵倒ネーミングである。イスラム教徒に「豚野郎」はヤバい。マジで。今から忠告しといた方がいいって、誰か。その「誰か」がいないんだよなぁ泰葉には。あー。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

武井咲が見せた、工藤静香と同じ“超能力”とは

img01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎芸能界の開拓者
 工藤静香と同じ「スタンド使い」であることが判明した武井咲。やっぱり芸能界では、あれが一番有効になるんだろうなぁ。スタンド名「ショットガン・マリッジ」か。強ぇ。覚えておこう。同等の能力を持ちながら、あえて駆使しなかった夏目三久は、発動条件が揃わなかったということなのか。それとも、もっとすごいスタンドを秘めているということなのか。

 ローラには、どんな難しい契約でも一瞬で解除できる「ディスカード・コントラクト」、草なぎ剛には、ヴィンテージデニムが高く売れるフリマが見つかる「ノーモア・メルカリ」、稲垣吾郎には好きなゴルフに耽溺できる「ゴルフ・スプリー」、香取慎吾にはとにかく心の安寧をもたらす「リーブ・ミー・アローン」。それぞれ今後の人生の要所で使って、道を切り開いてほしい。スタンドはタレントを救う。

◎嫌われ者の流儀
 フジテレビで放送された特番『アッコ×ピン子 はじめての2人旅』。大御所2人が沖縄旅行等、初体験でてんやわんや、という内容だったのだが。開始5秒で見る気が失せた。オープンカーの後部座席に2人並んで座り、スタッフに「青い海が見たい」とリクエスト。ちーがーうーだーろー、違うだろー(古っ。しかし豊田真由子議員続投宣言記念ということでひとつ)。和田アキ子と泉ピン子が、大御所のまんま、お膳立てロケしてるとこ見て何が面白いのか。運転手があっという間に目的地に運び、自撮り棒での初めてのスマホ撮影、そこへ仕込みの観光業者が馬を連れて通りがかり、タイアップの乗馬体験。「わー、こわぁい」って、違うだろーッ!

 当代の嫌われ老害2人を揃えたのなら、見せるべきは「非・大御所扱い」に決まっとろうが。慣れない飛行機の手配、ホテルのチェックイン、スタッフ全員の好き嫌いやアレルギー有無を加味しての料理店の予約、観光名所の検索から移動の段取り、マネージャーなしの起床等々。携帯で相談。日頃何もかも人任せの2人から全ての取り巻きを奪い、いかに自分たちが浮き世離れしているかを、剥き身で体感してもらう。「超大御所テレビ初密着で衝撃映像」ってコピーは、そういう画ヅラで謳ってほしいもんである。

 2人が待ち合わせし、品川から銀座へ向かう「初めての電車」という番組内企画に、とりあえずそれっぽい要素も入れときましょ、というベクトルが見えたが。Suicaのチャージにあたふたする2人を映して、ハイおしまい。銀座で最先端スポット体験をするための前戯に過ぎず。あとはVRマシーンで腰砕けになってギャーギャー騒ぐ2人を映す、あるある展開。

 アクの強い2人を集めておいて、木で鼻を括ったようなお定まりのロケやるくらいなら、TBSで以前やってた橋田壽賀子と泉ピン子の2人旅シリーズの方が、よっぽどエグ味が効いててエンターテインメント性が高かった。金に飽かせた橋田先生の旅のご相伴にあずかる形のピン子が、外国の超高級列車の白人だらけの食堂車でフランス料理を食べながら「あら、イチゴつかみにくいわね、先生。ねーえー、お箸なぁい?」と日本語で外国人係員にグイグイ。で、本当に箸出てきたりして。2人でイチゴに箸ブスッと差して食べるのである。他の白人客たちがジロジロ見てる中で。「超大御所2人のテレビ初密着衝撃映像」ってコピーは、見てるこっちがヒヤヒヤする、こういう画ヅラの見られる番組につけてくれや。

 「いつもと違う素顔」を提供しているつもりの大御所2人が、傍から見れば結局いつもの範疇の中、用意されたアクシデントでキャッキャキャッキャ。この番組で「ね? 遊び心ある企画でしょ」と胸を張るフジテレビ。そういうとこが、ねぇ。このフジーッ!!

◎不倫フィルター
 うーん。不倫自体にはもう驚かないが。幹事長になろうって人間が、しょっちゅう男とホテル行ったりドライブしたりして、何で自分は撮られないと思ってたのか。その浅薄さが理解できん。モサドの情報員並みの対策を取っていた宮迫でさえ、つるっとバレたのに。

 逆にもう、立候補してきた人間は、「週刊文春」(文藝春秋)に全員スクリーニングしてもらって、セーフだったヤツだけ公認したらどうか。新入社員も、結婚相手も、学校や資格受験も、全部文春通し。問題がなければマイナンバーに(文)の印がつく。今から皆さんを文春で調べてもらいます。ワー! キャー! 絶対的権力機構となる文春。でも、「週刊新潮」(新潮社)の中吊りに手を出し水泡に。

 うーん。スマホ時代になって、誰一人見る人がいなくなり、不要となった電車の中吊りを、唯一必要としていたのはライバル誌の編集者って、皮肉だなぁ。

 まあ、それはそれで。頑張れ文春、負けるな新潮。徹底監視と取り締まり。過酷な尋問。結果もたらされる社会的拷問と死。それに相応する人物がいる限り。文春新潮よ、現代の特高たれ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

武井咲が見せた、工藤静香と同じ“超能力”とは

img01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎芸能界の開拓者
 工藤静香と同じ「スタンド使い」であることが判明した武井咲。やっぱり芸能界では、あれが一番有効になるんだろうなぁ。スタンド名「ショットガン・マリッジ」か。強ぇ。覚えておこう。同等の能力を持ちながら、あえて駆使しなかった夏目三久は、発動条件が揃わなかったということなのか。それとも、もっとすごいスタンドを秘めているということなのか。

 ローラには、どんな難しい契約でも一瞬で解除できる「ディスカード・コントラクト」、草なぎ剛には、ヴィンテージデニムが高く売れるフリマが見つかる「ノーモア・メルカリ」、稲垣吾郎には好きなゴルフに耽溺できる「ゴルフ・スプリー」、香取慎吾にはとにかく心の安寧をもたらす「リーブ・ミー・アローン」。それぞれ今後の人生の要所で使って、道を切り開いてほしい。スタンドはタレントを救う。

◎嫌われ者の流儀
 フジテレビで放送された特番『アッコ×ピン子 はじめての2人旅』。大御所2人が沖縄旅行等、初体験でてんやわんや、という内容だったのだが。開始5秒で見る気が失せた。オープンカーの後部座席に2人並んで座り、スタッフに「青い海が見たい」とリクエスト。ちーがーうーだーろー、違うだろー(古っ。しかし豊田真由子議員続投宣言記念ということでひとつ)。和田アキ子と泉ピン子が、大御所のまんま、お膳立てロケしてるとこ見て何が面白いのか。運転手があっという間に目的地に運び、自撮り棒での初めてのスマホ撮影、そこへ仕込みの観光業者が馬を連れて通りがかり、タイアップの乗馬体験。「わー、こわぁい」って、違うだろーッ!

 当代の嫌われ老害2人を揃えたのなら、見せるべきは「非・大御所扱い」に決まっとろうが。慣れない飛行機の手配、ホテルのチェックイン、スタッフ全員の好き嫌いやアレルギー有無を加味しての料理店の予約、観光名所の検索から移動の段取り、マネージャーなしの起床等々。携帯で相談。日頃何もかも人任せの2人から全ての取り巻きを奪い、いかに自分たちが浮き世離れしているかを、剥き身で体感してもらう。「超大御所テレビ初密着で衝撃映像」ってコピーは、そういう画ヅラで謳ってほしいもんである。

 2人が待ち合わせし、品川から銀座へ向かう「初めての電車」という番組内企画に、とりあえずそれっぽい要素も入れときましょ、というベクトルが見えたが。Suicaのチャージにあたふたする2人を映して、ハイおしまい。銀座で最先端スポット体験をするための前戯に過ぎず。あとはVRマシーンで腰砕けになってギャーギャー騒ぐ2人を映す、あるある展開。

 アクの強い2人を集めておいて、木で鼻を括ったようなお定まりのロケやるくらいなら、TBSで以前やってた橋田壽賀子と泉ピン子の2人旅シリーズの方が、よっぽどエグ味が効いててエンターテインメント性が高かった。金に飽かせた橋田先生の旅のご相伴にあずかる形のピン子が、外国の超高級列車の白人だらけの食堂車でフランス料理を食べながら「あら、イチゴつかみにくいわね、先生。ねーえー、お箸なぁい?」と日本語で外国人係員にグイグイ。で、本当に箸出てきたりして。2人でイチゴに箸ブスッと差して食べるのである。他の白人客たちがジロジロ見てる中で。「超大御所2人のテレビ初密着衝撃映像」ってコピーは、見てるこっちがヒヤヒヤする、こういう画ヅラの見られる番組につけてくれや。

 「いつもと違う素顔」を提供しているつもりの大御所2人が、傍から見れば結局いつもの範疇の中、用意されたアクシデントでキャッキャキャッキャ。この番組で「ね? 遊び心ある企画でしょ」と胸を張るフジテレビ。そういうとこが、ねぇ。このフジーッ!!

◎不倫フィルター
 うーん。不倫自体にはもう驚かないが。幹事長になろうって人間が、しょっちゅう男とホテル行ったりドライブしたりして、何で自分は撮られないと思ってたのか。その浅薄さが理解できん。モサドの情報員並みの対策を取っていた宮迫でさえ、つるっとバレたのに。

 逆にもう、立候補してきた人間は、「週刊文春」(文藝春秋)に全員スクリーニングしてもらって、セーフだったヤツだけ公認したらどうか。新入社員も、結婚相手も、学校や資格受験も、全部文春通し。問題がなければマイナンバーに(文)の印がつく。今から皆さんを文春で調べてもらいます。ワー! キャー! 絶対的権力機構となる文春。でも、「週刊新潮」(新潮社)の中吊りに手を出し水泡に。

 うーん。スマホ時代になって、誰一人見る人がいなくなり、不要となった電車の中吊りを、唯一必要としていたのはライバル誌の編集者って、皮肉だなぁ。

 まあ、それはそれで。頑張れ文春、負けるな新潮。徹底監視と取り締まり。過酷な尋問。結果もたらされる社会的拷問と死。それに相応する人物がいる限り。文春新潮よ、現代の特高たれ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

真木よう子が「Twitter騒動」で上書きしたイメージ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎猪木ばりの闘魂注入?
 日野皓正、中学生に往復ビンタ。リアル「セッション」ということなのか。4カ月かけて作り上げた一大プロジェクトの舞台の本番を、客の前でハナタレ小僧に台無しにされたら、そりゃあねぇ。ビンタじゃなくて、「秘技・素手パーカッション返し」で応じていたら、きっと丸く収まったのに。ドラム本業じゃないだろうけど、中学生の酔いしれ乱打には負けないだろう。

 とにかく、ベテランのジャズ奏者が、我を忘れるほど怒り狂うことを、あの中坊はしたってことだ。こういう「目立とうテロ」は、今後も防ぎきれないだろうし。次からは本番中、舞台袖に蝶野正洋に待機しといてもらうってことで解決して、ぜひライフワーク継続を。

◎復元不可能
 真木よう子。ああ真木よう子、真木よう子。一体何だったんだ、あの一連の騒ぎは。突然自分から始めて、散々「うわぁ」をまき散らし、最後は自滅するという。どうした、何を生き急いでる。

 やれホスト通いだ、激太りだと報道されても、目にするときはいつもミステリアスな美人女優で、そこに特に疑問符はつけられていなかったというのに。今回の件で、国民的に「うわぁ」のイメージで上書きされてしまった。ちょっと取り返しつかないレベル。

 どんな自己イメージの元にTwitterを始めたんだろう、真木よう子。彼女のつぶやきと、それがまき散らした禍災を見るにつけ、カッとなりやすく、短絡的で、分をわきまえられないのに、自分は人から愛されるべき、きっぷのいい人間だと信じてやまない、やっかいな性格であったことがありありと。

 結論。真木よう子とトランプ大統領は、Twitterやったらアカン。

◎求む! 和食職人
 わかりやすく調理のイメージが伝わると人気のレシピ動画「クラシル」。確かにわかりやすいし、よし、これなら作れそう! と調理に対する敷居は低くなる。が、敷居は低いがカロリーが……。

「豚肉で巻く」「チーズ入れる」「卵でとじる」「トマトソースかける」ばっかりなんだもの。うーむ。そりゃおいしいだろうけど。全般的に、カロリーも味付けも若い人向け。

 健康の為に自炊している、中高年や持病のある人向けに「ババシル」や「ヤミシル」も作ってほしい。たで酢やぬたもどんどん使っていこうぜ!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

松山千春、遅延航空機内でアカペラ熱唱が「神対応」だったワケ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎新党大地のイメージソング!
 出航が遅れ、イライラしていた飛行機内の空気を一変させた松山千春。「神対応」って言葉、あんまり好きじゃない人も多いと思うが、そう描写されるのもやむなし。

 しかし、これがハマる人間って、広い芸能界といえども、なかなかいないのではないだろうか。まず、機内のあのマイクで、アカペラで「いい声」を響かせられるだけのノドの持ち主が、今の芸能界にどれだけいるだろうか。歌が巧いだけではなく、遠目にも一目で「それ」とわかる風貌であることも必要。

 鈴木雅之やカールスモーキー石井は、確かにあのマイクでもいい声だろうが、プライベートで飛行機に乗っている際に前に出たら、「あれ誰?」とザワザワされそう。「全世代が知っている歌手である」というのも、この場合重要なファクターだ。RADWIMPSのボーカルじゃあ、若者は「キャー!」だが、中高年はやっぱり「誰?」だろうし。この人といえばコレ、という「誰もが知っているサビの持ち歌がある」というのも大切。

 そういう意味では、本当に、松山千春で『大空と大地の中で』ってのは、ワンアンドオンリーなケースだったのではないだろうか。場所が北海道の新千歳空港ってのも整っていたと思う。

 長渕剛でも成立しそうだが、彼の場合、歌い出したらどんどん高揚して、頃合いのいいところでマイクを離さず、そのせいで更に飛行機が遅れそうな気がする。やはり松山千春オンリーワン。

 これからは飛行機が飛ばずに機内がギスギスしてきたら「お客様の中に、松山千春さんはいらっしゃいませんか?」とCAが聞いて回る航空会社が増えるかもしれない。

◎バスケよりサッカー?
 「使っていいよ写真」ブームに参入した形のテレビ朝日・竹内由恵アナ。しかし、あんなつまんない写真じゃなぁ。ユニフォーム。上半身のみ。ミニスカなし。使えませんよ。

 ま、オフィシャルなものにそんなショットを期待できるわけもないのだが。「使っていいよ」写真の不文律として、「期待されうるセールスポイントをかすること」があると思うのだ。一個もかすってないものは「使っていいよ」を使ってはいけない。ジャンル活性化のためにも、けじめつけていこう。

◎どっちかというと“ケチャップ顔”
 今井絵理子との不倫で壊滅的なダメージを受けた後、やっぱり出てきた決定打。橋本健神戸市議政務活動費不正使用疑惑。漢字が長い。

 ま、これが明るみに出たら政治家として終わりなんだが、これをやってない政治家はいないともいえる。そんな政務活動費不正使用。たしなむ程度に、ってことなのか。

 前回の「一線は越えてません」会見の時は、滝のような汗に「これはさすがに世間に通らないだろう」という自覚のようなものが感じられたが。今回の「印刷はしたが、証拠は捨てた」と言い放ったときの遠い目と涼しい顔。この顔ができるようになったらある意味、政治家として本物か。と思ったら「会場の神戸市役所が、冷房をギンギンにしていた(知人の取材者談)」ということらしい。“忖度・オブ・ザ・イヤー”を、どうか空調担当の人に。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

過度に饒舌なASKAが目指すものと、ファンが喜ぶものとのズレ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎「俺、ヘンじゃないから」
 ファン300人を招待しPV撮影を行ったASKA。集まったファンは一応うれしそうではあったが、何かこう、久々のASKAのノリに正直ちょっと戸惑っている感じだったが。とにかくずーっと過度に饒舌。そして過度にフレンドリーなASKA。「出てきて1分頭を下げてから熱唱」くらいの方が「正常」な感じがして、ファンも安心できたと思うのだが。

 ま、本当にファンが心底「お帰りなさい!」と喜べるのは、Chage&ASKAとして再びステージに立つ日だと思うのだが。その可能性についてインタビューされると「ない」と即答。「んー、今はお互いがソロをやっている。元々2人はソロでしたから。ステージで心から楽しんでない2人を(お客さんに)見せるのは、こんな失礼なことはない。(やるときは)どっちともなく。それは阿吽ですよ」とやっぱり饒舌にワケわからん。

 この、しゃべりながら話の焦点が合わなくなっていく感じ……。たとえこのままクスリに手を出さずに行けたとしても、本来のファンが喜ぶ形には戻らなそうな気が。何より本人が目指している頂が、そもそもファンのそれとズレている。撮影した今回の作品が「東京オリンピックテーマ曲」に選ばれたら、それは素晴らしいことだけれども。あー……。違う違う、そうじゃない。

 まあでも、客前で「ギフハブ」って口にしなかっただけでも、よしとすべきか。少なくとも、石原真理子よりは状態がよさそうである。あっちはノンケミカルであれってすごいな。

◎ReSTART!
 久々にブログを開始した細川茂樹。……写真! 文章! いろいろと戦慄のツッコミどころ満載。ブログというのは、自分を客観視できている人間かどうかがわかる、リトマス試験紙のような役割を果たすと思う。泰葉にしろ松居一代にしろ、(石原真理子はMVB殿堂入り)できてない人のそれは、みんな違って、みんなすごい。

 「サポートして頂いている関係省庁行政各位の皆様方、(略)御礼申し上げます」かぁ。何がどう針小棒大に作用してこの表記につながったのか、想像するだけでこわい。「さて、早速コラムの連載を開始。たくさん話したよ(笑)」って書いてあるのはあれ、「読者の方と話した」ということと受け取っておけばいいのかな。ゴーストライターの人と話が盛り上がったってことじゃないんだよね。「今、最も充実期だと心の底から実感」。うんうん。そうだよねそうだよね。これからも実感し続けられるといいね。じゃあねー、ばいばーい。

◎アナザー・カントリー
 紗栄子……恐ろしい子。自分の欲しいものは、必ず手に入れる。そして欲しいものは次々更新、入手すると必ず前よりも大きくなっている。よっ、現代のわらしべ長者。

 いやー。でも、大物女優や有名人やらが、寄ってたかって、やれアメリカンスクールだ慶應だ青学だってワーギャー騒いでるのをよそに、イートン校(プレ校)て。スタンド使いか。

 もうアレだな。国内でのセレブ扱いでは満足できず、世界に打って出るぜ、おいどんはってことなんだろうな。各国の王族貴族などの名門はもとより、インドなど、世界中の大富豪の子息も集まる世界屈指の名門・イートン校。ここでの人脈作りが、のちにセレブリティの世界でのコネクションとして有効に働く。知らないけど。

 優秀だという息子2人を世界の頂点の人々とつながらせ、豊富な資金を元に、将来とにかく行けるとこまで行ってやる。織田信長もここまでは抱くまいってレベルの野望がドーン!

 何か紗栄子って、どんなに金持ちでも商売上手でも、何だかバカっぽいというか、バカにしてもいいというか、されてもしょうがないってイメージだったが。いやいやいや。目指す頂が常に我々の想定を超え、しかも、それを必ず実現している。我々は今、巨大コンツェルン誕生の萌芽の時を見ているのかもしれない。

 50年後、紗栄子はきっとNHK朝ドラのモデルになるな。50年後まだ朝ドラやってたらの話だが。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

過度に饒舌なASKAが目指すものと、ファンが喜ぶものとのズレ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎「俺、ヘンじゃないから」
 ファン300人を招待しPV撮影を行ったASKA。集まったファンは一応うれしそうではあったが、何かこう、久々のASKAのノリに正直ちょっと戸惑っている感じだったが。とにかくずーっと過度に饒舌。そして過度にフレンドリーなASKA。「出てきて1分頭を下げてから熱唱」くらいの方が「正常」な感じがして、ファンも安心できたと思うのだが。

 ま、本当にファンが心底「お帰りなさい!」と喜べるのは、Chage&ASKAとして再びステージに立つ日だと思うのだが。その可能性についてインタビューされると「ない」と即答。「んー、今はお互いがソロをやっている。元々2人はソロでしたから。ステージで心から楽しんでない2人を(お客さんに)見せるのは、こんな失礼なことはない。(やるときは)どっちともなく。それは阿吽ですよ」とやっぱり饒舌にワケわからん。

 この、しゃべりながら話の焦点が合わなくなっていく感じ……。たとえこのままクスリに手を出さずに行けたとしても、本来のファンが喜ぶ形には戻らなそうな気が。何より本人が目指している頂が、そもそもファンのそれとズレている。撮影した今回の作品が「東京オリンピックテーマ曲」に選ばれたら、それは素晴らしいことだけれども。あー……。違う違う、そうじゃない。

 まあでも、客前で「ギフハブ」って口にしなかっただけでも、よしとすべきか。少なくとも、石原真理子よりは状態がよさそうである。あっちはノンケミカルであれってすごいな。

◎ReSTART!
 久々にブログを開始した細川茂樹。……写真! 文章! いろいろと戦慄のツッコミどころ満載。ブログというのは、自分を客観視できている人間かどうかがわかる、リトマス試験紙のような役割を果たすと思う。泰葉にしろ松居一代にしろ、(石原真理子はMVB殿堂入り)できてない人のそれは、みんな違って、みんなすごい。

 「サポートして頂いている関係省庁行政各位の皆様方、(略)御礼申し上げます」かぁ。何がどう針小棒大に作用してこの表記につながったのか、想像するだけでこわい。「さて、早速コラムの連載を開始。たくさん話したよ(笑)」って書いてあるのはあれ、「読者の方と話した」ということと受け取っておけばいいのかな。ゴーストライターの人と話が盛り上がったってことじゃないんだよね。「今、最も充実期だと心の底から実感」。うんうん。そうだよねそうだよね。これからも実感し続けられるといいね。じゃあねー、ばいばーい。

◎アナザー・カントリー
 紗栄子……恐ろしい子。自分の欲しいものは、必ず手に入れる。そして欲しいものは次々更新、入手すると必ず前よりも大きくなっている。よっ、現代のわらしべ長者。

 いやー。でも、大物女優や有名人やらが、寄ってたかって、やれアメリカンスクールだ慶應だ青学だってワーギャー騒いでるのをよそに、イートン校(プレ校)て。スタンド使いか。

 もうアレだな。国内でのセレブ扱いでは満足できず、世界に打って出るぜ、おいどんはってことなんだろうな。各国の王族貴族などの名門はもとより、インドなど、世界中の大富豪の子息も集まる世界屈指の名門・イートン校。ここでの人脈作りが、のちにセレブリティの世界でのコネクションとして有効に働く。知らないけど。

 優秀だという息子2人を世界の頂点の人々とつながらせ、豊富な資金を元に、将来とにかく行けるとこまで行ってやる。織田信長もここまでは抱くまいってレベルの野望がドーン!

 何か紗栄子って、どんなに金持ちでも商売上手でも、何だかバカっぽいというか、バカにしてもいいというか、されてもしょうがないってイメージだったが。いやいやいや。目指す頂が常に我々の想定を超え、しかも、それを必ず実現している。我々は今、巨大コンツェルン誕生の萌芽の時を見ているのかもしれない。

 50年後、紗栄子はきっとNHK朝ドラのモデルになるな。50年後まだ朝ドラやってたらの話だが。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。