1億7,000万円横領被害のデヴィ夫人が悔しがらないワケ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎いつみても波瀾万丈
 事務所の元経理担当に1億7,000万円もの横領をされていたデヴィ夫人。本人も腹は立てているのだろうが、腹立ちよりも、1億7,000万もの額を横領されたことを吹聴できる機会を得た恍惚の方が、ちょっと勝っている感じ。

 「今の家に入りきらない大きい絵を飾れる家が、1軒建てられたわ」と残念がってみせる夫人。しかし、あくまでも残念がるだけ。悔しがりはしない。「1億7,000万あったら家は1軒どころか何軒も建つわ!」という庶民からのツッコミも、きっと想定内のコール&レスポンス。

 この件で「1億7,000万横領されても気づかないくらいの収入がある」ということを広く喧伝できた夫人。元経理担当の派遣元とワーキャーやってるのも、金を取り戻すための必死の行動というよりは、「何か目の前にあるものにすぐ噛みつく」という、いつもの彼女の気質によるもの、という印象。

 デヴィ夫人の脳内フィルターを通せば、起こる出来事の何もかもが、人生演出の1コマに過ぎない。コパカバーナも大津いじめ裁判も「波瀾万丈なわたくしのワンダフルライフ」の一場面か。ざっくりしてんなぁ。そういうとこが、チョロまかされた原因だと思うのだが。そしてワンダフルライフは続く……。

◎ブーム終了?
 年賀はがきのCMに登場したひふみん。テレビに映るたび、見る側の意識は彼の鼻の穴ばかりに集中してしまうわけだが。今回、例の状態は確認されなかった。そりゃそうだ、CMだもの。

 かわいらしい容姿と、変わり者キャラ、話題性ともに三拍子揃って、本来ならもっとCMにひっぱりだこの逸材になれたと思うのだが。あの密集した鼻毛が、彼のCMタレントとしての可能性を奪ったと思う。

 バラエティなら鼻毛が映っていても笑い飛ばして終わりだが、CMはねぇ。映ってなければないで、今回の年賀はがきCMのように「CGで消したのかな」ってことばかりが気になるし。映ってなくても、食べ物飲み物は衛生的にちょっと食指が動かなくなるし。

 惜しい。ナベプロも、もうちょっとのびしろがあると期待して契約したと思うのだが。CMに使えないとなるとなぁ。例のにゃんこスターも、テレビのバラエティでどこまで使えるか未知数だし。勇み足が続くナベプロの契約状況。西村賢太も、最近見なくなったなぁ。

◎NHKの貴公子
 『クローズアップ現代+(プラス)』(NHK)で、「Choo Choo TRAIN」(チューチュートレイン)の曲に乗せ、ヒップホップダンスを踊らされていた武田真一アナウンサー。なんかこう、NHKの「間違ったバラエティ化」による損失が、どんどんえらいことになってる気が。『クローズアップ現代』って、こんな『ためしてガッテン』(同)みたいなベクトルの番組じゃなかったし、武田アナだって、長年キャリアと功績積み上げたというのにこの扱い、泣いてると思う。

 『クロ現』だけじゃない。全体的な民放の猿マネは今すぐやめて、本来の立ち位置に戻って欲しい。国谷裕子キャスターを返せ! 武田アナを壊すな! もう新手のパワハラだってこれ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

稲垣吾郎『5時に夢中!』出演で見えた、元SMAP3人が背負うもの

inagakigoro01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ジャニーズ革命
 稲垣吾郎『5時に夢中!』(TOKYO MX)出演。どのタイミングで、誰をどこにどう出して行くのがベストなのか。今のところ、I女史のプロデュース力の高さが目立つわけであるが。

 当日に出演発表。『5時夢』を普段から見ている人も見てない人も、ドラムロールが鳴ったように盛り上がる。放送が始まれば、番組内の生アンケートに寄せられた視聴者の声が、今まで見たことのない数字をカウント。それが、また笑いと話題性を呼ぶというwin winな流れ。肝心の稲垣本人が、『5時夢』の雰囲気や約束事など何もかも知らない感じがまた、都落ち感ゼロというか。モニターの小ささやスタジオの狭さに腹の底から驚いているのが、「遊びに来た大物」な空気。ジョディ・フォスターが出演したときと同じベクトルか。

 しかし、こういうのはある意味「出オチ」に近い、一回こっきりの手法である。香取慎吾のアート作品発表も然り。1年後、『5時に夢中!』に出演して、アート作品を出して、ファン以外の世間から、今と同じ熱量で見てもらえるか。これから、そこをシビアに問われていくことになるだろう。

 今後、元スマ3人はメジャーな場所で大成功を収めることが求められるわけで。映画が1つの目安になるんだろうな。いやー大変だ。しかし、もし成功すれば、事務所のしがらみなき芸能活動が日本でできるキッカケになる。新しい風を吹かせたくない旧体制との戦いの火ぶたは切られたばかり。応仁の乱超えのこじれ予感大。

◎だいじょうぶじゃない!?
 不倫の次は、空前のセクハラ袋だたきブーム到来。ハリウッドの映画プロデューサーに続き、パパブッシュも「4年前、フトモモさわってごめんなさい」。93歳。車いす姿の元大統領が久々に出した声明がそれか。いやー。志村けん受難の時代到来だな。

 逆に、「もしも志村けんがセクハラ大っ嫌いだったらぁ」といったコントで、原理主義へのシニカルなメッセージを発信してほしいところだが。若い人は「もしもシリーズ」知りませんね。

 竹下景子の篠沢秀夫教授に対する追悼文も、「一部省略してお伝えします」になっちゃってるところ多いし。愛ある追悼も面倒の元か。……教授のご冥福を心よりお祈り致します。

◎ここにも忖度!?
 江角マキコのネタで、またも「お詫び」の憂き目にあった『バイキング!』(フジテレビ系)。しかし、どこがどう何に抵触したのかが、全く明らかにされないままでのお詫びであった。

 「養殖を持ちかけたのは、安いバナメイエビじゃなくて、高額なブラックタイガーです! 失礼なッ!」ってことなのか。何はともあれ、「放送内容が全部事実だって証拠あんのか? 法廷持ち込むぞオルァ!」という、今後、ほかからの追随を防ぐ意味も含んでの、江角側からの威嚇とみて間違いないだろう。

 今後スプレーで「バカMC」と書かれたTシャツ姿の坂上忍が番組でお詫びすれば、いいお開きになると思うが。できればゲスト長嶋一茂で。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

稲垣吾郎『5時に夢中!』出演で見えた、元SMAP3人が背負うもの

inagakigoro01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎ジャニーズ革命
 稲垣吾郎『5時に夢中!』(TOKYO MX)出演。どのタイミングで、誰をどこにどう出して行くのがベストなのか。今のところ、I女史のプロデュース力の高さが目立つわけであるが。

 当日に出演発表。『5時夢』を普段から見ている人も見てない人も、ドラムロールが鳴ったように盛り上がる。放送が始まれば、番組内の生アンケートに寄せられた視聴者の声が、今まで見たことのない数字をカウント。それが、また笑いと話題性を呼ぶというwin winな流れ。肝心の稲垣本人が、『5時夢』の雰囲気や約束事など何もかも知らない感じがまた、都落ち感ゼロというか。モニターの小ささやスタジオの狭さに腹の底から驚いているのが、「遊びに来た大物」な空気。ジョディ・フォスターが出演したときと同じベクトルか。

 しかし、こういうのはある意味「出オチ」に近い、一回こっきりの手法である。香取慎吾のアート作品発表も然り。1年後、『5時に夢中!』に出演して、アート作品を出して、ファン以外の世間から、今と同じ熱量で見てもらえるか。これから、そこをシビアに問われていくことになるだろう。

 今後、元スマ3人はメジャーな場所で大成功を収めることが求められるわけで。映画が1つの目安になるんだろうな。いやー大変だ。しかし、もし成功すれば、事務所のしがらみなき芸能活動が日本でできるキッカケになる。新しい風を吹かせたくない旧体制との戦いの火ぶたは切られたばかり。応仁の乱超えのこじれ予感大。

◎だいじょうぶじゃない!?
 不倫の次は、空前のセクハラ袋だたきブーム到来。ハリウッドの映画プロデューサーに続き、パパブッシュも「4年前、フトモモさわってごめんなさい」。93歳。車いす姿の元大統領が久々に出した声明がそれか。いやー。志村けん受難の時代到来だな。

 逆に、「もしも志村けんがセクハラ大っ嫌いだったらぁ」といったコントで、原理主義へのシニカルなメッセージを発信してほしいところだが。若い人は「もしもシリーズ」知りませんね。

 竹下景子の篠沢秀夫教授に対する追悼文も、「一部省略してお伝えします」になっちゃってるところ多いし。愛ある追悼も面倒の元か。……教授のご冥福を心よりお祈り致します。

◎ここにも忖度!?
 江角マキコのネタで、またも「お詫び」の憂き目にあった『バイキング!』(フジテレビ系)。しかし、どこがどう何に抵触したのかが、全く明らかにされないままでのお詫びであった。

 「養殖を持ちかけたのは、安いバナメイエビじゃなくて、高額なブラックタイガーです! 失礼なッ!」ってことなのか。何はともあれ、「放送内容が全部事実だって証拠あんのか? 法廷持ち込むぞオルァ!」という、今後、ほかからの追随を防ぐ意味も含んでの、江角側からの威嚇とみて間違いないだろう。

 今後スプレーで「バカMC」と書かれたTシャツ姿の坂上忍が番組でお詫びすれば、いいお開きになると思うが。できればゲスト長嶋一茂で。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

いしだ壱成の離婚原因「亭主関白」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎関白失脚
 「亭主関白」として有名な男性芸能人は結構多い。西島秀俊や向井理、織田裕二といった、「それでも結婚したいという女がいる」系統から、年配者に多い栗田貫一的モラハラ系、夫に尽くさせるというより、「露出の多い服NG」「ネイル・つけまつげ禁止」「下着はベージュのみ」等々、妻に対する禁止事項が多い、シャ乱Q・まことのような原理主義系までさまざま。まあ、夫婦で納得してるのなら、そこにどんな理不尽があろうと、余人にあれこれ言われる筋合いはない。あれこれ思わせてもらうのは勝手だが。

 で、いしだ壱成。自ら「離婚原因は亭主関白のせい」と告白。「毎朝コップ一杯の水と白湯を用意する」「外出先から帰ったら45℃のフロに入れるようにしておく」等々、一つひとつはそんなに困難なことでもない。「サラダには必ず7種類のドレッシングを添えること」ってのも、本格派の亭主関白なら「手作り」を要求するところだが。キューピーのごまドレやリケンのノンオイルなどが、あれこれ並んでいればゴキゲン、というレベルなのが目に浮かぶ。あとは「カバンから、その日の領収書を取り出して精算しておく」とかさ。……小さっ。どれもこれも小さすぎるよ、亭主関白のマインドが。ある意味この小ささが「毎日毎日、何してんだろ、私……」という、妻の覚醒を促す結果につながったのかもしれん。

 ツッコミどころ満載の「亭主関白byいしだ壱成」であったが。一番ツッコまれたのは、取材対応した時の「軍服姿」だと思う。舞台終わりだから仕方ないにしても、「入浴後、バスタオルが出てないとキレてしまって……」というダメエピソードを、神妙に、だがキッチリと軍帽かぶって語るいしだ壱成。

 ……すべらへんなぁ。

◎変な名前決定戦?
 山田邦子がエントリー後、出場辞退を決めたことで話題の、日本テレビの『女芸人No.1決定戦 THE W』。エントリー代2,000円を出演者が払って出る、優勝賞金以外ギャラなし。それがいいか悪いかってことより、「テレビ業界って今、本当に切羽詰まってるんだなぁ」を強調する結果となった気が。

 HPの予選出場者一覧、知られてる芸人の名前、くわばたりえとまちゃまちゃくらいしかなかったしな。そうやって一覧を見ているうち、「売れてない女芸人の芸名」というもののカオスに釘付けになってしまった。「べっこちゃんもじゃ」「危険物てぃらてぃら」「シウメリ子みゆ」「まりえるジャンガリアン♀」「ばーん」。名前の数だけ、闇がある。

 こうしたメンツで鋭意予選中の『女芸人No.1決定戦 THE W』。……放送あんのか?

◎住みたい街61位
 「変なマンション広告のコピーにツッコむ」というのは、もうやりつくされた感がある。妙ちきりんな謳い文句にも慣れつくしたはずだったのだが。「パークシティ武蔵小山ザ タワー」の「日本一、感じのいいタワマンへ」ってのには、久々に心動かされた。そう来たか。

「タワマンとは、基本感じが悪いモノ」という部分を否定もせず、逆に前提にするという、なし寄りのあり系コピー。「日本一感じのいいタワマン」ではなく「へ」の一文字が加えられている、へりくだり感も絶妙。「タワマンの負の象徴」ともいえる、武蔵小山のタワマンだからこその大博打。「何かさぁ、今さらタワマン買うって、恥ずかしくない?」という、購買層の微細な躊躇をくみ取り、心理的に「買っていいんだ」という催眠術にかける。ま、かからない人にはかからないけど。かかる人にはかかるってことで。

 さーて、晴れて日本一感じのいいタワマンなるか。なるならないを、誰が決めんだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

いしだ壱成の離婚原因「亭主関白」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎関白失脚
 「亭主関白」として有名な男性芸能人は結構多い。西島秀俊や向井理、織田裕二といった、「それでも結婚したいという女がいる」系統から、年配者に多い栗田貫一的モラハラ系、夫に尽くさせるというより、「露出の多い服NG」「ネイル・つけまつげ禁止」「下着はベージュのみ」等々、妻に対する禁止事項が多い、シャ乱Q・まことのような原理主義系までさまざま。まあ、夫婦で納得してるのなら、そこにどんな理不尽があろうと、余人にあれこれ言われる筋合いはない。あれこれ思わせてもらうのは勝手だが。

 で、いしだ壱成。自ら「離婚原因は亭主関白のせい」と告白。「毎朝コップ一杯の水と白湯を用意する」「外出先から帰ったら45℃のフロに入れるようにしておく」等々、一つひとつはそんなに困難なことでもない。「サラダには必ず7種類のドレッシングを添えること」ってのも、本格派の亭主関白なら「手作り」を要求するところだが。キューピーのごまドレやリケンのノンオイルなどが、あれこれ並んでいればゴキゲン、というレベルなのが目に浮かぶ。あとは「カバンから、その日の領収書を取り出して精算しておく」とかさ。……小さっ。どれもこれも小さすぎるよ、亭主関白のマインドが。ある意味この小ささが「毎日毎日、何してんだろ、私……」という、妻の覚醒を促す結果につながったのかもしれん。

 ツッコミどころ満載の「亭主関白byいしだ壱成」であったが。一番ツッコまれたのは、取材対応した時の「軍服姿」だと思う。舞台終わりだから仕方ないにしても、「入浴後、バスタオルが出てないとキレてしまって……」というダメエピソードを、神妙に、だがキッチリと軍帽かぶって語るいしだ壱成。

 ……すべらへんなぁ。

◎変な名前決定戦?
 山田邦子がエントリー後、出場辞退を決めたことで話題の、日本テレビの『女芸人No.1決定戦 THE W』。エントリー代2,000円を出演者が払って出る、優勝賞金以外ギャラなし。それがいいか悪いかってことより、「テレビ業界って今、本当に切羽詰まってるんだなぁ」を強調する結果となった気が。

 HPの予選出場者一覧、知られてる芸人の名前、くわばたりえとまちゃまちゃくらいしかなかったしな。そうやって一覧を見ているうち、「売れてない女芸人の芸名」というもののカオスに釘付けになってしまった。「べっこちゃんもじゃ」「危険物てぃらてぃら」「シウメリ子みゆ」「まりえるジャンガリアン♀」「ばーん」。名前の数だけ、闇がある。

 こうしたメンツで鋭意予選中の『女芸人No.1決定戦 THE W』。……放送あんのか?

◎住みたい街61位
 「変なマンション広告のコピーにツッコむ」というのは、もうやりつくされた感がある。妙ちきりんな謳い文句にも慣れつくしたはずだったのだが。「パークシティ武蔵小山ザ タワー」の「日本一、感じのいいタワマンへ」ってのには、久々に心動かされた。そう来たか。

「タワマンとは、基本感じが悪いモノ」という部分を否定もせず、逆に前提にするという、なし寄りのあり系コピー。「日本一感じのいいタワマン」ではなく「へ」の一文字が加えられている、へりくだり感も絶妙。「タワマンの負の象徴」ともいえる、武蔵小山のタワマンだからこその大博打。「何かさぁ、今さらタワマン買うって、恥ずかしくない?」という、購買層の微細な躊躇をくみ取り、心理的に「買っていいんだ」という催眠術にかける。ま、かからない人にはかからないけど。かかる人にはかかるってことで。

 さーて、晴れて日本一感じのいいタワマンなるか。なるならないを、誰が決めんだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

キングオブコント準優勝のにゃんこスター、臆測を呼ぶ名前の意味

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎青森のゆるキャラとは無関係
 にゃんこスター……。ネーミングからネタの雰囲気、プライベートなど、何もかもが今どきっぽい感じ、とざっくりまとめてさせてもらおうか。中高年にはもう、彼らの何もかもが五里霧中。しかし、あの男の方の芸名、「スーパー3助」ってのはすごいな。「さんすけ」って意味わかって付けてるんだろうか。プライベートでもやってるのかな、三助。それもスーパーがつくような三助を。三助……。若い人には、わかりませんね。

◎逮捕8回、おつとめ4回
 清水アキラの息子・清水良太郎容疑者、覚醒剤で逮捕。あー。彼が継ぐ跡目は、父のモノマネではなく、「二代目・清水健太郎」であることが今ここに決定した。「あれ、今どっちにいるんだっけ。あっちだっけ? こっちだっけ?」と言われるようになったら一人前。しっかりと轍を踏みしめて行ってほしい。

 それはともかく、今、しみけんって、あっちだっけ? こっちだっけ? ホントにすぐ出てこないんだ毎回。毎回って。

◎0120-316-742
 アディーレ法律事務所、懲戒処分&業務停止。今までも何度も喫水線を抉って来たアディーレであるが、とうとう鉄拳が。調子乗りすぎ、お上ナメすぎってことに尽きるわけだが。びっくりしたのは、処分が下った後の今日(10月12日)、まだ同事務所のCMがテレビで流されていたことだ。あの「債務ナシに、アッディーレェ!」っていうブラックマヨネーズのやつ。

 画面に映ってる電話は通じないし、ホームページも閲覧できない状態になってるのに、連絡先アピールしてどうする。「業務停止命令が出た企業のCMが流れるわけない」という、我々の既存の概念の喫水線は、また抉られたわけだ。

 CM出演時、タレント側にいろんな縛りがあるのは知られているが、企業の方に問題があった場合、タレント側から「CM流さないで」というのはできないのだろうか。今後は契約時、そういう可能性も踏まえる必要が出てきたってことだな。すぐにアディーレじゃないところに相談だ。とりあえず、あのCMのブラマヨの顔に、誰かモザイクかけてあげて。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

昼の生放送に「小林旭」を出演させる、フジテレビの自爆力

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎NARUTOでもない
 『バイキング』(フジテレビ系)コメンテーター枠初登板にして、登場わずか15秒で超弩級の放送禁止用語発言。しびれる“マイトガイ”小林旭。

 その瞬間、空気が凍りついたスタジオ内。あくまでも、ラスベガス銃撃事件の重さに顔をしかめているという体で、沈痛な面持ちをキープするフットボールアワー・岩尾望、とにかく関わりたくない、という硬い顔でずっと下を向くホラン千秋、横目でスタッフを注視し、対応の指示をいち早く拾おうとする薬丸裕英、努めて何事もなかったように声を張る坂上忍。とっさの時って、味わい深い。にんげんだもの。

 放送禁止用語発言ばかりが注目されているが、この日はほかにも「撮影で実弾を使ったことで警察の取り調べを受けた」「銃は隅田川に捨てた」といった、ワクワクするマイトガイエピソードがバンバン。いよっ、人間弾薬箱。

 ま、制作側は新しい金脈となる「ニューご意見番枠」を開拓すべく、いろんな大御所をお試し使用してたところだったんだろうけど。バラエティにこれまでほとんど関わりのない80歳近い昔の俳優を、昼の生放送にいきなりって。フジテレビもマイトガイだなぁ。

 お陰で2017年にもなって、「〇〇〇〇」が生で聞けました。ありがとう生放送! ありがとうマイトガイ! マイトガイは貝の名前じゃないよ! 若い人は検索してね!

◎紙一重
 八百万の神々が出雲神社に集まり、ハルキストが例のカフェに集う。また10月がやって来た。

 ま、今年はカフェだけに飽き足らず、「ノーベル文学賞発表カウントダウンナイト パブリックビューイング」なんていう、コントみたいな会場もあったワケで。「村上さんはカズオ・イシグロファンでもあるので、喜んでると思いますよ。きっと」なんて語ってたわ。ぎゃー。ハルキストよ、一連のあんたらのこういうとこを、村上春樹本人が死ぬほど嫌がってるってこと、本当のファンならいい加減わかってもいいんじゃないか。逆にもう、アンチによる壮大な嫌がらせなんじゃないかって気もしてきた。

 ハルキストイベントに堂々と誇らしげに参加してる人と、iPhoneの発売日に並んでAppleストアの店員とハイタッチしてる人って、何となく共通点があるように見える。人から「うへぇ」と思われることが気にならない鈍感力。自ら進んで誇らしげに「うへぇ」をまき散らすアクティブさ。実際にハルキストでAppleハイタッチを経験してる人が何人いるのか知らんが、とにかく何かが重なってそう。脳波とか。

 その辺を誰か調べて掘り下げて、「村上春樹ノーベル文学賞受賞を遠ざけている原因は、ハルキストだった!」という結論を導き出し、ぜひイグノーベル賞を受賞してほしい。村上春樹も、それはきっと喜ぶはずだ。

◎社名変更?
 マネーロンダリングの玉手箱・メルカリ。「社長が育児休暇」ってなぁ。そんないかにもイージーな付け焼き刃で、イメージアップできるわけないだろがい。寝言言ってないで早く犯罪対策なんとかしないと、休み明け、会社ないかもしれんぞ。あっても盗人天国だぞ。

 CMのベッキー起用もねぇ。今、イメージがこんなベクトルに傾いているとき、何でわざわざベッキーを。お互い得なし。

 何もかも「印象操作」の狙いがズレているメルカリ。ほかにイメージよくて手数料なしのフリマアプリも増えてるし。消去法って怖いぞ。この先、坊主決定か。マルガリ♪

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

昼の生放送に「小林旭」を出演させる、フジテレビの自爆力

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎NARUTOでもない
 『バイキング』(フジテレビ系)コメンテーター枠初登板にして、登場わずか15秒で超弩級の放送禁止用語発言。しびれる“マイトガイ”小林旭。

 その瞬間、空気が凍りついたスタジオ内。あくまでも、ラスベガス銃撃事件の重さに顔をしかめているという体で、沈痛な面持ちをキープするフットボールアワー・岩尾望、とにかく関わりたくない、という硬い顔でずっと下を向くホラン千秋、横目でスタッフを注視し、対応の指示をいち早く拾おうとする薬丸裕英、努めて何事もなかったように声を張る坂上忍。とっさの時って、味わい深い。にんげんだもの。

 放送禁止用語発言ばかりが注目されているが、この日はほかにも「撮影で実弾を使ったことで警察の取り調べを受けた」「銃は隅田川に捨てた」といった、ワクワクするマイトガイエピソードがバンバン。いよっ、人間弾薬箱。

 ま、制作側は新しい金脈となる「ニューご意見番枠」を開拓すべく、いろんな大御所をお試し使用してたところだったんだろうけど。バラエティにこれまでほとんど関わりのない80歳近い昔の俳優を、昼の生放送にいきなりって。フジテレビもマイトガイだなぁ。

 お陰で2017年にもなって、「〇〇〇〇」が生で聞けました。ありがとう生放送! ありがとうマイトガイ! マイトガイは貝の名前じゃないよ! 若い人は検索してね!

◎紙一重
 八百万の神々が出雲神社に集まり、ハルキストが例のカフェに集う。また10月がやって来た。

 ま、今年はカフェだけに飽き足らず、「ノーベル文学賞発表カウントダウンナイト パブリックビューイング」なんていう、コントみたいな会場もあったワケで。「村上さんはカズオ・イシグロファンでもあるので、喜んでると思いますよ。きっと」なんて語ってたわ。ぎゃー。ハルキストよ、一連のあんたらのこういうとこを、村上春樹本人が死ぬほど嫌がってるってこと、本当のファンならいい加減わかってもいいんじゃないか。逆にもう、アンチによる壮大な嫌がらせなんじゃないかって気もしてきた。

 ハルキストイベントに堂々と誇らしげに参加してる人と、iPhoneの発売日に並んでAppleストアの店員とハイタッチしてる人って、何となく共通点があるように見える。人から「うへぇ」と思われることが気にならない鈍感力。自ら進んで誇らしげに「うへぇ」をまき散らすアクティブさ。実際にハルキストでAppleハイタッチを経験してる人が何人いるのか知らんが、とにかく何かが重なってそう。脳波とか。

 その辺を誰か調べて掘り下げて、「村上春樹ノーベル文学賞受賞を遠ざけている原因は、ハルキストだった!」という結論を導き出し、ぜひイグノーベル賞を受賞してほしい。村上春樹も、それはきっと喜ぶはずだ。

◎社名変更?
 マネーロンダリングの玉手箱・メルカリ。「社長が育児休暇」ってなぁ。そんないかにもイージーな付け焼き刃で、イメージアップできるわけないだろがい。寝言言ってないで早く犯罪対策なんとかしないと、休み明け、会社ないかもしれんぞ。あっても盗人天国だぞ。

 CMのベッキー起用もねぇ。今、イメージがこんなベクトルに傾いているとき、何でわざわざベッキーを。お互い得なし。

 何もかも「印象操作」の狙いがズレているメルカリ。ほかにイメージよくて手数料なしのフリマアプリも増えてるし。消去法って怖いぞ。この先、坊主決定か。マルガリ♪

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

娘をデビューさせた後藤久美子に見えていないモノ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎親バカ
 人気絶頂でアレジと一緒になるため日本からおさらばし、本物のセレブ生活に入った後藤久美子。以来ずっと我々日本人がいまだ見たことのない、カッコいい生き方でキープオンシャイニング。たまに日本で仕事をしたりすることがあっても、報酬目当てではない、エキシビション感覚なのが見て取れる。年齢を重ねても重ねたなりの美しさを保ち、メンテナンスやりすぎ感もなし。

 そんな全方位的に完璧なゴクミ様でも、我が子のこととなると、ちょっと脇が甘くなるということなのか。ゴクミの娘、モデルデビュー。……むぅ。「ゴクミの娘」と言われなかったら、特に印象にも残らない、ただのハーフの娘さんて感じのコなのであるが。映像系の専門学校を出たらしいが、あっちで箸にも棒にも引っかからず、母のコネが利く日本で活動、という経緯が何だか透けて見えてしまう。

 日本で芸能活動ってことは、イコール『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)や『しゃべくり007』(同)等に出て、実家のセレブ話なんかをバンバンするってことを指すのであり。うーむ。こんな形で、せっかく築いたミステリアスが解禁されちゃうかと思うと、何だかなぁ。

 あの後藤久美子でも、自分の娘となると「どれほどのタマ」なのかを、客観的に判断できなくなっちゃうということなのか。それとも……、まさか今の日本の芸能界の状況をよく知らないってことはないだろうな。往年の自分のように、キットカットのCM1本で悠々自適、てな認識で、今の芸能界を捉えてるんじゃ……。いやいやいやいや。藤井サチや斉藤アリスが出てるバラエティを見せて、「ここに娘が混じる可能性がある」ってことを、一度教えといた方がいいと思うのだが。

 母と同じ事務所に所属するというゴクミ娘。あ、名前はエレナアレジ後藤さんか。全盛期に引退されて稼ぎ損ねた恨みを、こういう婉曲な方法で晴らすという、所属事務所オスカープロモーションの秘めたる悪意を感じなくもないのだが。芸能界って、怖いとこだ。

◎モラトリアム
 早い! わかっていたこととはいえ早過ぎる! 神田沙也加の夫、活動休止。理由として上げた「休養と次なる夢の準備期間」は、全世界のヒモが共通して掲げるスローガン。

 死んだ魚の目。ペアルックを着るなど、女に合わせて自由に消せる表面の自我。しかし内部に秘めた闘志だけは、悟られることなく冷たく燃やし続ける。「意に沿わぬ労働」に対する、あの怒りに近い強い拒絶こそヒモの証し。じゃあ、どんなのが「意に沿う労働」なのか聞いても、永遠に要領を得る回答は得られない。自分探しをする時間と環境とを手に入れる才だけに富み、それを躊躇なく謳歌できる、選ばれし存在。汝の名はヒモ。こう書いてると、優れた特殊能力の持ち主のような気がしてくる。

 とにかく、神田沙也加よ頑張れ。頑張りたくなくなるまで頑張れ。その日がなるべく早く来るよう、我々余人は祈ることしかできないが。ヒモの神様、いるなら出てって。

◎母親ファースト
 「婚約」「引退」の舌の根も乾かぬうちに「都知事選出馬宣言」かぁ。ギリギリの喫水線の抉り方に、こんなにもバリエーションがあることを、身を呈して教え続けてくれる泰葉。ありがとう。もういいわ。

 婚約者と結婚し、子どももたくさん産まれ、子育てしながら、妻として母として女性として、国際的な視野も入れながら、都のトップとして現代社会が抱えるさまざまな問題の解決に奔走する自分を、国民全員が熱狂的に迎えてくれる……。そんな画ヅラが浮かんじゃってるんだろうな。脳内に。マジに。あー。

 まずは母親ひとりを幸せにしてみることから始めてみちゃどうか。あとの1,300万人は、それからでいいから。東京都民として、心の底からお願いします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

娘をデビューさせた後藤久美子に見えていないモノ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎親バカ
 人気絶頂でアレジと一緒になるため日本からおさらばし、本物のセレブ生活に入った後藤久美子。以来ずっと我々日本人がいまだ見たことのない、カッコいい生き方でキープオンシャイニング。たまに日本で仕事をしたりすることがあっても、報酬目当てではない、エキシビション感覚なのが見て取れる。年齢を重ねても重ねたなりの美しさを保ち、メンテナンスやりすぎ感もなし。

 そんな全方位的に完璧なゴクミ様でも、我が子のこととなると、ちょっと脇が甘くなるということなのか。ゴクミの娘、モデルデビュー。……むぅ。「ゴクミの娘」と言われなかったら、特に印象にも残らない、ただのハーフの娘さんて感じのコなのであるが。映像系の専門学校を出たらしいが、あっちで箸にも棒にも引っかからず、母のコネが利く日本で活動、という経緯が何だか透けて見えてしまう。

 日本で芸能活動ってことは、イコール『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)や『しゃべくり007』(同)等に出て、実家のセレブ話なんかをバンバンするってことを指すのであり。うーむ。こんな形で、せっかく築いたミステリアスが解禁されちゃうかと思うと、何だかなぁ。

 あの後藤久美子でも、自分の娘となると「どれほどのタマ」なのかを、客観的に判断できなくなっちゃうということなのか。それとも……、まさか今の日本の芸能界の状況をよく知らないってことはないだろうな。往年の自分のように、キットカットのCM1本で悠々自適、てな認識で、今の芸能界を捉えてるんじゃ……。いやいやいやいや。藤井サチや斉藤アリスが出てるバラエティを見せて、「ここに娘が混じる可能性がある」ってことを、一度教えといた方がいいと思うのだが。

 母と同じ事務所に所属するというゴクミ娘。あ、名前はエレナアレジ後藤さんか。全盛期に引退されて稼ぎ損ねた恨みを、こういう婉曲な方法で晴らすという、所属事務所オスカープロモーションの秘めたる悪意を感じなくもないのだが。芸能界って、怖いとこだ。

◎モラトリアム
 早い! わかっていたこととはいえ早過ぎる! 神田沙也加の夫、活動休止。理由として上げた「休養と次なる夢の準備期間」は、全世界のヒモが共通して掲げるスローガン。

 死んだ魚の目。ペアルックを着るなど、女に合わせて自由に消せる表面の自我。しかし内部に秘めた闘志だけは、悟られることなく冷たく燃やし続ける。「意に沿わぬ労働」に対する、あの怒りに近い強い拒絶こそヒモの証し。じゃあ、どんなのが「意に沿う労働」なのか聞いても、永遠に要領を得る回答は得られない。自分探しをする時間と環境とを手に入れる才だけに富み、それを躊躇なく謳歌できる、選ばれし存在。汝の名はヒモ。こう書いてると、優れた特殊能力の持ち主のような気がしてくる。

 とにかく、神田沙也加よ頑張れ。頑張りたくなくなるまで頑張れ。その日がなるべく早く来るよう、我々余人は祈ることしかできないが。ヒモの神様、いるなら出てって。

◎母親ファースト
 「婚約」「引退」の舌の根も乾かぬうちに「都知事選出馬宣言」かぁ。ギリギリの喫水線の抉り方に、こんなにもバリエーションがあることを、身を呈して教え続けてくれる泰葉。ありがとう。もういいわ。

 婚約者と結婚し、子どももたくさん産まれ、子育てしながら、妻として母として女性として、国際的な視野も入れながら、都のトップとして現代社会が抱えるさまざまな問題の解決に奔走する自分を、国民全員が熱狂的に迎えてくれる……。そんな画ヅラが浮かんじゃってるんだろうな。脳内に。マジに。あー。

 まずは母親ひとりを幸せにしてみることから始めてみちゃどうか。あとの1,300万人は、それからでいいから。東京都民として、心の底からお願いします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。