『ミヤネ屋』音源使用で“立場”を得たASKA、独占インタビューで見せた気概

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎あふれる才能
 まさか不起訴になって出てくるとは。逮捕当日、ASKAの曲を勝手に流した『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)であるが。あの時点では、完全に「再犯したASKAが、ラリって逮捕前にこんな曲を」という、痛いモノ見たさ優先の空気が醸造されていた。「勝手に作ったという東京五輪のテーマソングだそうです、聞いてみましょう」「*×▲※☆■♪~」。

 次にASKAに会うのは少なくとも数年後。どうせこれから権利どーのこーのじゃなくなるだろうし。あの時点では世間と一緒に、同じ喫水線を見ていたはずなのに。推定無罪逆転さよならホームランで、『ミヤネ屋』に「めっ」。こういうこともあるんだなぁ。

 権利を侵害され、侮辱も受けた被害者として、堂々と話を聞いてもらえる立場に急変したASKA。「雑誌の独占インタビューを受けた」という報道に「『週刊文春』(文藝春秋)かな、『週刊新潮』(新潮社)かな、それとも『創』(創出版)だったりして?」と見てみたら「週刊SPA!」(扶桑社)でやんの。いやー。世に数多ある雑誌の中で「週刊SPA!」か。「ASKAが本誌だけに語った!」の相手に「週刊SPA!」を選ぶのか……。すべらへんなぁ宮崎くんは。近いうち、またねー!

◎そういう見方もある
 『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回。オルゴール音流れすぎで、マツエクの施術室かと思ったが。

 誰も望んでいない、ぶった切るような終焉は確かに悲痛で、「やめないでー!」という国民感情もわかる。だが続けたところで、元のSMAPに戻るわけではないしなぁ。

 1月の「空中分解」会見以降、『スマスマ』で見るメンバーの苦悶の表情といったら、ちょっともう見てられないレベル。「楽しいバラエティ番組」の域を超え、完全に「公開拷問」。痛みを取り除き、人として楽に。あれは生前葬でも公開処刑でもなく「尊厳死」だと思う。

 特に、最後上を向いたまま微笑して目を閉じていた香取慎吾。『真田丸』(NHK)のラストシーンかと思った。もう収録ないからね。ゆっくり休んでください。

◎来年も期待
 「文春」本年最後っ屁砲は、嵐・松本潤と安田美沙子の夫の不倫。ま、未婚の松本は不倫ではないが。なかなかの生々しさ。SMAPの生き地獄との対比で、楽しそうで何より。

 そして安田美沙子の夫。安田美沙子の夫かぁ。一般人の。うーん。昔なら「あーあれ。ぽいねー」でハナにもかけられず、キャッチ&リリースされてたレベルの人物まで、今は報道されるように。

 全ては「ゲス不倫」というジャンルが正式に確立してしまったことによるな。「浮気」というグレーゾーンな呼称は死語に、いや、禁語になった。でもその概念と劣情が、人の世から消えることは永遠にないだろう。

 とにかく来年も「文春」に任せろってことだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

『ミヤネ屋』音源使用で“立場”を得たASKA、独占インタビューで見せた気概

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎あふれる才能
 まさか不起訴になって出てくるとは。逮捕当日、ASKAの曲を勝手に流した『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)であるが。あの時点では、完全に「再犯したASKAが、ラリって逮捕前にこんな曲を」という、痛いモノ見たさ優先の空気が醸造されていた。「勝手に作ったという東京五輪のテーマソングだそうです、聞いてみましょう」「*×▲※☆■♪~」。

 次にASKAに会うのは少なくとも数年後。どうせこれから権利どーのこーのじゃなくなるだろうし。あの時点では世間と一緒に、同じ喫水線を見ていたはずなのに。推定無罪逆転さよならホームランで、『ミヤネ屋』に「めっ」。こういうこともあるんだなぁ。

 権利を侵害され、侮辱も受けた被害者として、堂々と話を聞いてもらえる立場に急変したASKA。「雑誌の独占インタビューを受けた」という報道に「『週刊文春』(文藝春秋)かな、『週刊新潮』(新潮社)かな、それとも『創』(創出版)だったりして?」と見てみたら「週刊SPA!」(扶桑社)でやんの。いやー。世に数多ある雑誌の中で「週刊SPA!」か。「ASKAが本誌だけに語った!」の相手に「週刊SPA!」を選ぶのか……。すべらへんなぁ宮崎くんは。近いうち、またねー!

◎そういう見方もある
 『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回。オルゴール音流れすぎで、マツエクの施術室かと思ったが。

 誰も望んでいない、ぶった切るような終焉は確かに悲痛で、「やめないでー!」という国民感情もわかる。だが続けたところで、元のSMAPに戻るわけではないしなぁ。

 1月の「空中分解」会見以降、『スマスマ』で見るメンバーの苦悶の表情といったら、ちょっともう見てられないレベル。「楽しいバラエティ番組」の域を超え、完全に「公開拷問」。痛みを取り除き、人として楽に。あれは生前葬でも公開処刑でもなく「尊厳死」だと思う。

 特に、最後上を向いたまま微笑して目を閉じていた香取慎吾。『真田丸』(NHK)のラストシーンかと思った。もう収録ないからね。ゆっくり休んでください。

◎来年も期待
 「文春」本年最後っ屁砲は、嵐・松本潤と安田美沙子の夫の不倫。ま、未婚の松本は不倫ではないが。なかなかの生々しさ。SMAPの生き地獄との対比で、楽しそうで何より。

 そして安田美沙子の夫。安田美沙子の夫かぁ。一般人の。うーん。昔なら「あーあれ。ぽいねー」でハナにもかけられず、キャッチ&リリースされてたレベルの人物まで、今は報道されるように。

 全ては「ゲス不倫」というジャンルが正式に確立してしまったことによるな。「浮気」というグレーゾーンな呼称は死語に、いや、禁語になった。でもその概念と劣情が、人の世から消えることは永遠にないだろう。

 とにかく来年も「文春」に任せろってことだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

逃げ切ったASKAに迫る、謎の集団「ギフハフ」に期待される活動

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎100円で買える平穏
 逃げるは恥だが役に立つ。本当に、すごいぜASKA。くそ、私もそれトライしときゃよかった! という高知東生、高相祐一、高樹沙耶の声が聞こえてきそう。特に高相は本当に取り入れる予感が。もう「次回ありき」で決めつけているわけだが。

 不起訴になったことで、ASKA脳内の「ギフハフ話」は今後より広がりを見せるだろう。携帯電話の後ろの電池入れをカパッと開けると、「(秘)」と書いてあるシールが見えた! 気がするとかね。これがASKAの考える「アプリ」というものだから。アプリって、そういう仕組みじゃあないのだが。そこも含めて。もう勝手にASKAをガラケーユーザーと決めつけいているわけだが。

 誰か本当に貼ってあげてよ(秘)シール。ガラケーの内側にペッタリ。ダイソーで買ってきてさ。それで少しでも長くこちらで安寧に過ごせるのなら。安寧ってこたぁないか。

◎ググって調べて!
 ほどよく本音や毒もあり、栄光も現在も恩讐の彼方へ。あれ以上の大団円はない気がする。あのタモリの回を持ってして、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回で良かったんじゃないか。椎名林檎ゲストの「最後のライブ」も踊りに力がこもってたし。あれを「最終回」として焼き付けた方が、メンバーもファンも世間も業界も、みーんな幸せだったのではないか。

 あーこわいよこわいよ、26日の最終回。メンバー本人たち不在で、往年のVTRだけ流せども流せどもってのもこわいし、画面右上に「LIVE」の文字が出る中、フジテレビにSMAPを慕うという体で、いろんな芸能人が集まってくるっていうパターンもこわいし。最後にキムタクひとりで出てきそうなのもこわい。こわいよこわいよ。まんじゅうこわいよ。若い人は知ってるかなこれ。

◎お盛んな周辺
  「成宮寛貴の友人A氏のブログ」。自分で「氏」っておい。メンタリティも偏差値も、ツンツンしてた対象が違うだけで、おでんツンツン男と大差なし。「ツンツン、ツンツン」って、うーむ。こんなのに引っかかってたのか成宮寛貴は。今後ずーっとこの男がチラつくことを考えたら、ある意味引退しといてよかったのかもしれん。猿飛じゃない方のサスケもまだウロついてるし。2人でコンビ組んでプロレスデビューしないだろうな。あと、A氏インタビューセッティングしたの、あのヤクザ名義貸し記者じゃないだろうな。フジテレビ以外の他局は手を出してないってところが味わい深い。言い値取られて取れ高ゼロ。今年も最後までフジってら。お疲れさまでした。

mishuran

今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

事故で活動自粛のNON STYLE・井上裕介、2月復帰の暁に見る景色とは

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎本拠地・テレ東路線
 逃げるは恥だし役立たずNON STYLE・井上裕介。この繁忙期に。当初は「飲酒で逃げたんじゃないのか」という疑惑も持ち上がったが、どうやら「単なるヘタレ」だったらしい。飲んでもいないのに逃げる。この繁忙期に。

 復帰は2月が目安というが。二八(にっぱち)の閑散期にねぇ。ま、相方の石田明に同情が集まり、いない間は1人でいろいろ回るだろうが。問題は、帰ってきた後である。

 被害者もいるし、「心の闇」みたいな要素も入ってきて、お笑いの場で、何か微妙にイジりにくい。「不細工なのにナルシシスト」という既定のキャラも、ツッコミがあって初めて完成するものだし。皆ヤケドを恐れて、「井上をイジれるのは、相方の石田だけ」という空気が充満しそうな気が。

 復帰後、ホサれることはないだろうが、前の勢いを取り戻すのは難しそうだ。「次長課長・河本準一以上、前園真聖以下」。それが新しい井上のポジション。居場所はあるか。

◎鳴り響くゴング
 スキャンダル報道から、引退までの速度が芸能界最速の逃げ恥となった成宮寛貴。もう本人いないし、無理な後追いしても、どうせ後で何か報道が出そうな気がするし、と皆が「武士の情け」気分になっていたところへ、唐突にサスケスペシャルで突っ込んできたザ・グレート・サスケ。親のお前が掘り返すんかい! いや、掘り返すって、別にそっちの意味じゃないんですけど。って、ツッコミにも気を遣うわ。メキシコの息子に成り代わり、どよまんスープレックス!

◎ここが終着港
 成宮サスケニュースも報道されないが、「どぎつい性癖ネタ」「ジェンダー関連」と、二重三重のカセのせいで、さらに報道されないホリエモン「新恋人」ニュース。美人広報、吉川ひなの、AV女優と、今までの遍歴に鑑みると、生まれついての変態ではなく、いろいろ試した結果、ただの美人や巨乳じゃ物足りなくなっちゃった飽食、という印象である。いろいろ失礼の絶えない男であるが、生粋の人たちにも失礼だ。変態にあやまれ。
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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

『2016 FNS歌謡祭』、ほとんどラップだった長渕剛のステージが教えてくれたこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる

◎センシティブな心の持ち主
 メッセージの情報量が多すぎて、シャウトというより、ほとんどラップ状態だった長渕剛@『2016 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)。「ボブ・ディラン、ノーベル賞受賞」に、なんだかんだですんごい影響受けてんなアレは。

 何よりあの長い説法に字幕がついてたことに驚いた。「事前申告済み」なのか。想いが思わずメロディに、ってことじゃないのか。一字一句がリハ通りなのか。ウォォォォーッ!!

◎広がる夢
 「週刊文春」(文藝春秋)に就労の様子を掲載し、ユニクロを解雇された潜入記者。次はワタミ、ヤマダ電機、セブン‐イレブン、ドン・キホーテ、年末年始の日本郵政と、流しのブラック企業覆面社員として、ぜひいろんなところへグイグイ潜っていってほしい。

 そのうち東京電力とか、フジテレビとか、電通にも入ったりして。正社員で。「入れちゃうんだ、そこに」という。搾取される側からする側まで網羅した、別次元の潜入をぜひ!

◎和歌ネエは大丈夫!?
 「芸能界引退します」「やっぱやめます」かぁ。うーむ。SNSは便利で楽しいだけじゃねぇな、ホント。人が病んだり滅びていく様子も刻々と。ダウンタウン・松本人志に「名前を変えた頃からおかしくなった」って言われたのもつらい。無意識下で「もう共演はないだろう」と判断されたってことだもんなぁ。

 と、草葉の陰みたいな扱いの元ほっしゃん。であるが。今も平日、毎日TBSの通販番組に出演中。ハイテンションだが砂を食むようにルーティンで日々商品をこなしている、元ほっしゃん。元々、目の面積が小さく、変化率の低い顔つきなので、テンションと表情が釣り合ってないこともしばしば。あの番組、以前から同じ商品がしょっちゅう出てくるのが気になってたんだが。……まさか繰り返し再放送? 次回から「この収録は〇年〇月〇日に行われたものです」というテロップを入れてもらいたい。我々が見ている元ほっしゃん。の姿は、一体いつのものなのか。「4年前」って言われたりしそうで怖い。ま、生放送のレギュラーもやってもますけれども、元ほっしゃん。

 芸能界を辞めるのが幸せなのか、留まるのが幸せなのか。こうなると、どっちの状態も見ていてヒヤヒヤものだ。しかし、ヒヤヒヤさせられっぱなしだった小川宏は90歳まで生きたわけで。まあ何とかなるさ、元気出せよ。は、言っちゃダメなのか。そこも微妙なのか。あー。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

ユーキャン流行語大賞に来場した「週刊文春」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎残念大賞
 ユーキャン新語・流行語大賞発表。毎回毎回「受賞する言葉が本当ははやってない」ってのが逆に「真の流行語はどれか」を考える原動力になるというマッチポンプ。ま、一応「週刊文春が来場する」ということで「ゲス不倫」等々も日の目を見てたけど。この「来場する」ということも含めて、「週刊文春」(文藝春秋)というものが擬人化されるほど、今年は「文春」の年だったということなんだろうなぁ。

 それにしても、あのマスクはイマイチだった。変なコラボなんてしないで、黒地に大きく「文」と(できれば金字で)書いてあるシンプルなヤツにした方が、そして声は出さない方が、「週刊文春」の底知れないイメージが伝わりやすく、キャラとしてスパークしたような気がするのだが。ま、スパークする必要ないんだろうけど。ヘタしたら来年のハロウィンでイケたかもと思うと、他人事とはいえ、何か惜しい。

◎当代一のゲス男
 そんな今年のmy流行語大賞だが、まくってまくって入ってきた「ギフハブ」に決定だぁ! あの「ASKA生電話@ミヤネ屋」はすごかった。本物はレベルが違うといったらアレだが。「ギフハブって組織がありまして」「仮想現実でボクのいるところを映したりして」「携帯にアプリが埋め込まれている」と滔々と。アプリって埋め込むモンじゃないだろが。本物のASKAの言動もさることながら、それを聞いている宮根の表情が。

 状況はかなりおいしいが、今は死んでもおいしい顔をしてはならない。でも受話器から漏れ続けるASKAのカン高い声は「今、日本は想像のつかないテクノロジーの発達で」「かなりの人がこういうことやられてるんだけど、これに気づいたのはおそらくボクがはじめて」「この前もAppleに相談したんですけど『我々が経験したことのないことです』って言われちゃって」「今度本を出すんですけど、その第二巻に全部書いてあります」。……よく吹き出さずに聞いていられるな。ほとんど「笑ってはいけないASKA」状態。「警察に言ったら、ボクは被害者なのに尿検査って言われて」「で、その尿を持って行かれて、今に至ると」。宮根、アウト~。

 いや、実際はもちろん、一回も笑わぬまま完遂したのだが。すごいな宮根。ASKAをバカにしてるのがバレないよう、しかし自爆するよう、紙一重のところで話題を振る職人技。これが安藤優子なら、もっとガッついてエグ味が目立っただろうし、羽鳥慎一じゃあ、泳がせ不足だっただろう。人が悪くて、技術よし。この資性ある限り、これからも『情報ライブ ミヤネ屋』(フジテレビ系)の栄華は続くだろう。千代に八千代に。

◎勘違いで突っ走り
 「好きでもない人にはたくさん言い寄られるけど、本当に好きな人には振り向いてもらえない」という、甘酸っぱい思春期のようなジレンマを抱え続ける『NHK紅白歌合戦』。「好きです」くらいの意思表示ならともかく、あんまりグイグイ来られるのはちょっと。というワケで思い切って、不要な人員に「もう来ないで」という意思表示をしてみたら、結構さっくり整理成功。1人ストーカーみたいになっちゃったのいるけど。 やんわり言ってもハッキリ言ってもわからない。人前で決定的にダメと宣言されると今度は悪口雑言。芸能史上初、番組に対する接近禁止令が出るかもな。いい大御所が見苦しい。ワダってる。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

ユーキャン流行語大賞に来場した「週刊文春」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎残念大賞
 ユーキャン新語・流行語大賞発表。毎回毎回「受賞する言葉が本当ははやってない」ってのが逆に「真の流行語はどれか」を考える原動力になるというマッチポンプ。ま、一応「週刊文春が来場する」ということで「ゲス不倫」等々も日の目を見てたけど。この「来場する」ということも含めて、「週刊文春」(文藝春秋)というものが擬人化されるほど、今年は「文春」の年だったということなんだろうなぁ。

 それにしても、あのマスクはイマイチだった。変なコラボなんてしないで、黒地に大きく「文」と(できれば金字で)書いてあるシンプルなヤツにした方が、そして声は出さない方が、「週刊文春」の底知れないイメージが伝わりやすく、キャラとしてスパークしたような気がするのだが。ま、スパークする必要ないんだろうけど。ヘタしたら来年のハロウィンでイケたかもと思うと、他人事とはいえ、何か惜しい。

◎当代一のゲス男
 そんな今年のmy流行語大賞だが、まくってまくって入ってきた「ギフハブ」に決定だぁ! あの「ASKA生電話@ミヤネ屋」はすごかった。本物はレベルが違うといったらアレだが。「ギフハブって組織がありまして」「仮想現実でボクのいるところを映したりして」「携帯にアプリが埋め込まれている」と滔々と。アプリって埋め込むモンじゃないだろが。本物のASKAの言動もさることながら、それを聞いている宮根の表情が。

 状況はかなりおいしいが、今は死んでもおいしい顔をしてはならない。でも受話器から漏れ続けるASKAのカン高い声は「今、日本は想像のつかないテクノロジーの発達で」「かなりの人がこういうことやられてるんだけど、これに気づいたのはおそらくボクがはじめて」「この前もAppleに相談したんですけど『我々が経験したことのないことです』って言われちゃって」「今度本を出すんですけど、その第二巻に全部書いてあります」。……よく吹き出さずに聞いていられるな。ほとんど「笑ってはいけないASKA」状態。「警察に言ったら、ボクは被害者なのに尿検査って言われて」「で、その尿を持って行かれて、今に至ると」。宮根、アウト~。

 いや、実際はもちろん、一回も笑わぬまま完遂したのだが。すごいな宮根。ASKAをバカにしてるのがバレないよう、しかし自爆するよう、紙一重のところで話題を振る職人技。これが安藤優子なら、もっとガッついてエグ味が目立っただろうし、羽鳥慎一じゃあ、泳がせ不足だっただろう。人が悪くて、技術よし。この資性ある限り、これからも『情報ライブ ミヤネ屋』(フジテレビ系)の栄華は続くだろう。千代に八千代に。

◎勘違いで突っ走り
 「好きでもない人にはたくさん言い寄られるけど、本当に好きな人には振り向いてもらえない」という、甘酸っぱい思春期のようなジレンマを抱え続ける『NHK紅白歌合戦』。「好きです」くらいの意思表示ならともかく、あんまりグイグイ来られるのはちょっと。というワケで思い切って、不要な人員に「もう来ないで」という意思表示をしてみたら、結構さっくり整理成功。1人ストーカーみたいになっちゃったのいるけど。 やんわり言ってもハッキリ言ってもわからない。人前で決定的にダメと宣言されると今度は悪口雑言。芸能史上初、番組に対する接近禁止令が出るかもな。いい大御所が見苦しい。ワダってる。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

問題を抱える豊洲のタワーマンション、住人と非住民の大きな隔たり

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎選ばれし精神性
 土壌汚染発覚に、カーストドラマ放映で、価値が高いんだか低いんだか、揺れる豊洲のタワマン。本当に揺れた先日の地震の際、ちょうどそこにいたのだが。突然、けたたましいサイレン音と共に「地震デス! 地震デス!」という大音響のアナウンスが。全館放送プラス、各戸のインターホンを通じて「地震マデ、アト10秒。9秒、8秒、7秒……」と、カウントダウン方式で知らせてくるんである。「……3秒、2秒、1秒!」でホントに揺れ出した。ドンピシャ。すげー。この日、携帯の警報鳴らなかったのに、一体どんなシステムなんだろ。  地震を事前に知らせてもらえるのは有り難いのだが。何か『エイリアン』の爆発カウントダウンシーンみたいで、怖えのなんの。そこん家の子どもも、この放送が毎回トラウマらしく大泣き。IHだから特に止めるべき火もなく、十数秒間、軽い生き地獄。  こういうシステムを「これで家族も安心できるね!」と、うれしいオプションとして捉える人たちが住む楼閣。それがタワマン。いやー。確かにすごいシステムだけど。遊びに行っといてアレだけど。タワマンってやっぱり、住む人間との相性あるよな。  住みたい人とそうじゃない人の間には、長くて暗い河がある。それは豊洲運河のことじゃない。滅びの言葉は「バルス」じゃなく「カジノ」。皆で唱えて、全最上階を宇宙へと見送ろう。

◎息をしても反感 
 人命救助しても炎上の斎藤佑樹。人を助けてる場合か、自分を助けろ。プロ入り実質初仕事。練習じゃなく「講演」に向かう途中だったetc,etc……。いろいろ全てがガソリンに。中でも一番可燃性が高かったのが「その時乗ってたの、例のポルシェじゃねえだろうな」か。目立つことを避け、そーっと生きていくしかないプロ野球選手か。存在意義はどこに。

◎寝た子を起こす  
 夏目三久の「妊娠・結婚報道」を謝罪した日刊スポーツ。8月の話をなぜ今突然。さぞかしいろんな事情が絡んでんだろな。「ご本人に確認していなかった」というお詫びの理由がふるってる。ご本人確認済みのスキャンダル記事ってどんなんだ。 これで「顔を立てた」ことになるんだろうか。ドンは気が済んでも、夏目本人はたまったもんじゃないだろうな。有吉のラジオもまた聞いてて気まずくなるしな。ドンだけ~。わぁ。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

高梨沙羅のCM「きゅうりのキューちゃん」に拭えぬ疑問

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎時空の歪みが発生
 激動の高梨沙羅ちゃん顔周辺。ま、あのくらいケロっとやってもらった方が、周りも「きれいになって」という合言葉を口にするだけで、もやもや儀式が済んでやりやすいが。

 しかし、あれだけ「新生」を謳い、「すっぴんはもう絶対できない」と言ってる沙羅ちゃんの、今始まった「きゅうりのキューちゃん」のCMの顔が「旧仕様」なのは一体なぜ。レギュラー出演だから急に決まった話じゃないだろうに。

 NEW沙羅ちゃんに慣れたところであのCM、ちょっとしたタイムリープ気分。結局、「新生」に変わった世界線はどこなのだ。

◎全世界が熱視線
 ちょっと普通にしてるだけで「思ったよりマトモ」という扱いを受けるトランプ次期大統領。記者団に告げることなく勝手にレストランに出かけたり、「ホワイトハウスじゃなくてトランプタワーで執務する」と言い出したり。『有閑倶楽部』(集英社)か。まあ就任前だから今はまだ気楽に楽しめるけど。

 そんなトラさんが、世界の首脳に先駆けて会うのがウチの国の首相。世界中大注目の中、最もハッタリきかせられる咬ませ犬として選ばれたような。イヤな予感しかないが。

 約束の時間に来てちゃんと挨拶しただけで、評価上がりそうなトラさん。学校に来ただけでホメられるヤンキーのよう。毎日ちゃんと通学してるほかの生徒(安倍晋三首相)の立場は。キャイン。

◎日本の闇
 イラン人が人に火を付け、イギリス人が矢を放つ。訪れた外国人が次々とナゾのバイオレンス行動を取るサイゼリヤ。サイゼリヤに何があるのか。何もないとは思うが。

 海外の人に「安くて外国人の口に合う」と口コミで評判だというサイゼリヤ。この前深夜に行ったら、本当に外国人しかいなかった。中東の人たちのグループがテーブルでキャッキャ言いながらアクセサリーを売買してた。そして外国人の店員もそのテーブルに立ち話で加わってた。そのうちタランティーノ映画に出てくるかもしれないな。「サイゼリヤでさばいてるようなブツとはモノが違うぜ」とかいって。

 来れば眠れる野獣が目を覚ます、キレッキレの磁場として認識される前夜のサイゼリヤ。それを避ける手段として、とりあえず「柔らか青豆の温サラダ」をやめてみるというのも一つの方法かもしれない。あれ、中毒状態に陥る外国人が続出してるらしいから。私も好きだが、バイオレンスの可能性と引き替えということなら、仕方ない。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

ドナルド・トランプ大統領誕生を目撃したいま、ローテンションな彼に言いたいこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎歴史的瞬間  

 全米が泣いた。世界が叫んだ。トランプ大統領誕生。もう一度確認だ。トランプ大統領誕生。核のボタンもヤツの胸先三寸。いやー。決定した瞬間に、今この原稿書いてるもんでね。確認してもしても。

 テレビ中継でも、みんな呆然としてて、壇上に一緒に並んでた息子なんて眠そうだったが。当のトランプ本人が一番「え? マジ? オレ?」というローテンションだったのが印象的。アンタだよ。アンタがやるんだよ。プロレス気分で言ってたこと、これから全部。

 知り合いの編集はみんな記事差し替えに、株やってる人、為替やってる人もそれぞれ切り抜けにバタバタ大忙し。難民関係のNPOや、海外のあらゆる右派政党、米建設業の株なんかも「国境の壁用に備えて」急に動いてるらしい。『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のシーズン6も内容変更か。沖縄の運動家の皆さんはこれ喜んでいいのか、悲しめばいいのか。何もかも五里霧中。とりあえず、車のガソリンだけは満タンにしておこうっと。

◎命名大喜利 

 またまたできちゃった土屋アンナ。もちろんいつもの別父。いよっ、少子化対策担当大臣!

  こうなると、楽しみなのは子どもの名前だ。「すかい」「しんば」と来てるから、次は「はーと」ちゃんかなー、「りずむ」ちゃんかなー、性別まだわかんないしなー。「しいざあ」ちゃん、「てぃあら」ちゃん、「ぺがさす」ちゃんかもなー。「よはね」ちゃんなんてのもあるかなー。せっかくだから、いっそもう「とらんぷ」ちゃんにすれば。誰もなんとも思わないって。記念記念。きっとまっすぐ育つでしょう。土屋アンナの思う方向のまっすぐに。

◎汚部屋だったの? 

 出た。手塚治虫死後の事務所名物「こんな原稿出てきました」がまた。忘れた頃に小出し小出しで食い扶持を稼ぐという手法はこれまでと同じなのだが。今回出してきたの、「エロい落書き」……。草稿でもない、発表するつもりなどさらさらなかったであろう落書き、それもエロいやつ。こんなの世に出されちゃって、先生きっと草葉の陰で泣いてるよ。「それ出さなきゃならないほど困ってるのか」って、別の意味でも泣いてるよ。

 毎回毎回「机の引き出しからこんなのが」ってパターンも、これだけ繰り返されると、お約束として受け入れそうになるが。ドラえもんの出てくる机じゃあるまいし、どんだけ草稿眠ってんだ、一度全部引き出し出して整理しとけって話だ。

 こうなると次は「机を整理してたらまた……」つって、「グロい落書き」が出てくるのかも。最後は田中圭一が描いてたりして。

 これがずっと続くようなら、本当に「鑑定」という話になってくるかも。この辺でやめとこう。もう十分。そろそろ遺産に頼らず生きる道を。

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今井舞(いまい・まい)週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。