タイで護送車に揺られる山辺節子の姿に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎魅惑の山辺節子劇場
 いやー。さすが微笑みの国・タイ。空港に護送される際の節子の映像は、今年一番笑顔になれたよね。

  檻付きの軽トラでドナドナのように運ばれていく節子。それだけでも十二分に取れ高のある画ヅラなのに、なんとそのままガソリンスタンドに入って給油タイム。その間、みんなでドナドナ節子に近づき放題聞き放題。ありがとう、タイの司法制度。檻越しに高いソプラノボイスで質問に丁寧に対応する節子。まるで貴婦人のよう。

 節子の脳内では、きっと「ヴァレンヌ逃亡から送り返される王妃マリー・アントワネット」みたいなイメージが構築されてんだろうなぁ。フルメイクが許される環境で、髪をサイドでアップしたのは多分、「風が入ってくるから」という車の仕様を考慮してのことと推察される。乱れた髪を見られるのはイヤという乙女な節子。しかし空港に到着する直前の、下から上へのガーッというワイルドな髪の梳かし方に、実年齢が浮かんでくる。あれは昔の梳かし方だ。今の若者はあれはやらない。

 車から自分でトランクを下ろす節子。例のホットパンツはセットアップだった。そしてトップスはやっぱり二の腕全開。腹以外は見せていく節子。節子の着回しも見られてよかった。着回しはどこでも人気の企画だからね。

 港港でホストに入れ込み、ぶっ込んでいたらしい節子。節子ォー、辛抱せなアカン! いや、節子を見たい知りたい考えたいで頭がいっぱいの方が、節子を辛抱せなアカンのである。それは私だ。

◎本当に心配
 坂口杏里、逮捕。もちろん想定の範疇ではあったが。早かったなー。しかも「ホストから3万円ユスろうとして」かぁ。「金出さないとホテルでの写真バラまくよ」かぁ。普通は立場逆だよね。あー。シビれるレベルの想定外。

 タレントが転がり落ちていく際の谷の深さを、ギネス級で更新し続けている坂口杏里。しかしトップには西川和孝が君臨している。これを抜き去るのはなかなか難しいぞ。抜き去らんでいい抜き去らんでいい。

 「逮捕される」というのはかなりの親不孝であるが。更なる親不孝の上塗りを防ぐために、坂口杏里に残されたミッションはただひとつ。「死なない」だけだ。……頑張って。

◎木村拓哉の真実
 キムタク、『報道ステーション』(テレビ朝日系)出演! 番宣に報道番組を使うなって。

 しかし意外と無神経にデリケートゾーンを抉っていた富川悠太アナ。そこわざわざ聞く? そこ掘り下げる? という逆撫で系質問多し。ピュアな図太さが印象的。

 久米宏、古舘伊知郎、富川悠太と、一見無秩序に見える歴代『ステーション』MCであるが。「図太い」という共通項で括ると、何かこう、点が線になる気がするな。

 ま、どの図太さもキムタク超えはしていないが。いやー。もし自分がキムタクだったらと思うと……。全てが今さらもう無理無理無理無理。そこからまだ粘れるその太さ。キムタクのKは、K点越えのKだ。

mishuran 今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

タイで護送車に揺られる山辺節子の姿に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎魅惑の山辺節子劇場
 いやー。さすが微笑みの国・タイ。空港に護送される際の節子の映像は、今年一番笑顔になれたよね。

  檻付きの軽トラでドナドナのように運ばれていく節子。それだけでも十二分に取れ高のある画ヅラなのに、なんとそのままガソリンスタンドに入って給油タイム。その間、みんなでドナドナ節子に近づき放題聞き放題。ありがとう、タイの司法制度。檻越しに高いソプラノボイスで質問に丁寧に対応する節子。まるで貴婦人のよう。

 節子の脳内では、きっと「ヴァレンヌ逃亡から送り返される王妃マリー・アントワネット」みたいなイメージが構築されてんだろうなぁ。フルメイクが許される環境で、髪をサイドでアップしたのは多分、「風が入ってくるから」という車の仕様を考慮してのことと推察される。乱れた髪を見られるのはイヤという乙女な節子。しかし空港に到着する直前の、下から上へのガーッというワイルドな髪の梳かし方に、実年齢が浮かんでくる。あれは昔の梳かし方だ。今の若者はあれはやらない。

 車から自分でトランクを下ろす節子。例のホットパンツはセットアップだった。そしてトップスはやっぱり二の腕全開。腹以外は見せていく節子。節子の着回しも見られてよかった。着回しはどこでも人気の企画だからね。

 港港でホストに入れ込み、ぶっ込んでいたらしい節子。節子ォー、辛抱せなアカン! いや、節子を見たい知りたい考えたいで頭がいっぱいの方が、節子を辛抱せなアカンのである。それは私だ。

◎本当に心配
 坂口杏里、逮捕。もちろん想定の範疇ではあったが。早かったなー。しかも「ホストから3万円ユスろうとして」かぁ。「金出さないとホテルでの写真バラまくよ」かぁ。普通は立場逆だよね。あー。シビれるレベルの想定外。

 タレントが転がり落ちていく際の谷の深さを、ギネス級で更新し続けている坂口杏里。しかしトップには西川和孝が君臨している。これを抜き去るのはなかなか難しいぞ。抜き去らんでいい抜き去らんでいい。

 「逮捕される」というのはかなりの親不孝であるが。更なる親不孝の上塗りを防ぐために、坂口杏里に残されたミッションはただひとつ。「死なない」だけだ。……頑張って。

◎木村拓哉の真実
 キムタク、『報道ステーション』(テレビ朝日系)出演! 番宣に報道番組を使うなって。

 しかし意外と無神経にデリケートゾーンを抉っていた富川悠太アナ。そこわざわざ聞く? そこ掘り下げる? という逆撫で系質問多し。ピュアな図太さが印象的。

 久米宏、古舘伊知郎、富川悠太と、一見無秩序に見える歴代『ステーション』MCであるが。「図太い」という共通項で括ると、何かこう、点が線になる気がするな。

 ま、どの図太さもキムタク超えはしていないが。いやー。もし自分がキムタクだったらと思うと……。全てが今さらもう無理無理無理無理。そこからまだ粘れるその太さ。キムタクのKは、K点越えのKだ。

mishuran 今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

日本の夏を脅かす、山辺節子の大いなる力とは

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎魔の一撃
 アパレル業界の友人によると、今年は春物の売り上げが壊滅的状態らしい。あまりに寒くて、ペラペラしたものに手が伸びないまま時が過ぎ。「もっと暖かくなってから買おう」と、視聴者の購買意欲が削がれ続けて、販売の時期を逸してしまったのだそうだ。ユニクロでも「フリース置いてないの?」と聞いてる外国人観光客よく見かけるしな。

 春がヤバい上に、今年は夏もヤバいらしい。ある人物が今、アパレル業界を戦慄させている。その人物とは、誰あろう山辺節子62歳。今年の夏の鉄板アイテムとして集中売り出し中の例のオフショルブラウスが、ヤツのせいで動かない。それも主力の白が。

 試着した人が皆、鏡を見て「……あの人っぽくね?」となって、買うのを躊躇するらしいのである。もはや「節子ブラウス」と呼ばれる呪いアイテムに。経済損失〇〇億円レベル。節子ォォォ! これ以上迷惑かけたらあかーん!!

◎揺るがないスタイル
 木嶋佳苗独占手記! センセーショナルな感じをまき散らしながらも、内容つかみどころなし。一応、「私は無実」という主張はしていたが。それは社交辞令程度で、シルクの靴下履いて、相変わらずモテモテですの、が言いたいことのようで。何じゃそりゃあ。

 うーん。正直、「週刊新潮」(新潮社)の担当者も、このアガリには困っただろう。赤入れるワケにもいかないし。「ちょっと練り方変えましょうか、1週待つんで」とも言えないし。

 年寄りに近づいて骨抜きにし、一瞬のスキを突いて火災報知器を取り外し。何の呵責もなく、息を吸うように人を殺す。一連の事件の動機と詳細が、彼女自身の口から細かく語られているならまだしも。「母親と仲悪いので死にます」って、だから一体何じゃそりゃあ! 

 「とにかく私はこう見られたいの」という病。佳苗の放った最後っ屁は、予想と違う匂いであった。いや、これぞ予想通りというべきなのか。鼻が曲がるほど臭いのだけは確か。

◎好物は焼肉
 いろんな事情と、周囲の思惑と、本人の感情と。さまざまなものが渦巻き、行くも地獄、退くも地獄の状態だったソチ五輪後の浅田真央。「天才少女」として現れた頃は、彼女を見てこんなに切なくなる日が来ようとは、夢にも……。

 そんな国民感情も含め、最近は何だかこう、円谷幸吉にダブって見えて仕方がなかったのだが。「トモ三角美味しうございました。イチボもカイノミも美味しうございました。真央はもうすっかり疲れ切ってしまって滑れません」とならずに、しっかりと未来を見ていてよかったよかった。

 スケート界各人がコメントを求められる中、安藤美姫の声は誰も拾わず。今一番ヤバい時だし。何聞いても「シャーッ!!」。蛇か。あと、村主章枝も。……忖度。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

日本の夏を脅かす、山辺節子の大いなる力とは

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎魔の一撃
 アパレル業界の友人によると、今年は春物の売り上げが壊滅的状態らしい。あまりに寒くて、ペラペラしたものに手が伸びないまま時が過ぎ。「もっと暖かくなってから買おう」と、視聴者の購買意欲が削がれ続けて、販売の時期を逸してしまったのだそうだ。ユニクロでも「フリース置いてないの?」と聞いてる外国人観光客よく見かけるしな。

 春がヤバい上に、今年は夏もヤバいらしい。ある人物が今、アパレル業界を戦慄させている。その人物とは、誰あろう山辺節子62歳。今年の夏の鉄板アイテムとして集中売り出し中の例のオフショルブラウスが、ヤツのせいで動かない。それも主力の白が。

 試着した人が皆、鏡を見て「……あの人っぽくね?」となって、買うのを躊躇するらしいのである。もはや「節子ブラウス」と呼ばれる呪いアイテムに。経済損失〇〇億円レベル。節子ォォォ! これ以上迷惑かけたらあかーん!!

◎揺るがないスタイル
 木嶋佳苗独占手記! センセーショナルな感じをまき散らしながらも、内容つかみどころなし。一応、「私は無実」という主張はしていたが。それは社交辞令程度で、シルクの靴下履いて、相変わらずモテモテですの、が言いたいことのようで。何じゃそりゃあ。

 うーん。正直、「週刊新潮」(新潮社)の担当者も、このアガリには困っただろう。赤入れるワケにもいかないし。「ちょっと練り方変えましょうか、1週待つんで」とも言えないし。

 年寄りに近づいて骨抜きにし、一瞬のスキを突いて火災報知器を取り外し。何の呵責もなく、息を吸うように人を殺す。一連の事件の動機と詳細が、彼女自身の口から細かく語られているならまだしも。「母親と仲悪いので死にます」って、だから一体何じゃそりゃあ! 

 「とにかく私はこう見られたいの」という病。佳苗の放った最後っ屁は、予想と違う匂いであった。いや、これぞ予想通りというべきなのか。鼻が曲がるほど臭いのだけは確か。

◎好物は焼肉
 いろんな事情と、周囲の思惑と、本人の感情と。さまざまなものが渦巻き、行くも地獄、退くも地獄の状態だったソチ五輪後の浅田真央。「天才少女」として現れた頃は、彼女を見てこんなに切なくなる日が来ようとは、夢にも……。

 そんな国民感情も含め、最近は何だかこう、円谷幸吉にダブって見えて仕方がなかったのだが。「トモ三角美味しうございました。イチボもカイノミも美味しうございました。真央はもうすっかり疲れ切ってしまって滑れません」とならずに、しっかりと未来を見ていてよかったよかった。

 スケート界各人がコメントを求められる中、安藤美姫の声は誰も拾わず。今一番ヤバい時だし。何聞いても「シャーッ!!」。蛇か。あと、村主章枝も。……忖度。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

7億円詐欺で捕まった山辺節子の容姿に注がれる、お茶の間の視線と戸惑い

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎魅惑のヒロイン誕生
 あー。たまんない。一目見た時からお前に夢中だ。「大企業へのつなぎ融資」を持ちかけ、70人以上から7億円を集めた詐欺の容疑で、タイで逮捕された山辺節子。

 完璧な聖子ちゃんカットに、おリボンつきカチューシャ。まつげ盛りメイク。流行のオフショルブラウスで肩を出しながら、ペプラムシルエットで中高年の腹カバー。スマホをいじるピンクのネイルとその手つき。62歳。ギネスに載りそうなレベルの最年長女子力維持者である。山田美保子もかなわない。

 金のほとんどは30歳以上年下であるタイ人の愛人男性に貢いで、一緒に住む豪邸なども建てていたそうな。とにかく、各局全てのニュース映像が「62歳」の部分をものすごく強調していたのが印象的。これ見た視聴者の心にまず浮かぶのは「一体いくつだ、このオバハン」だもんな。需要と供給……。

 逮捕時の映像には、自分を捕まえるために近づいてきた警官にセレブっぽく握手したりする様子も。つくづく滋味のあるキャラ。あー、できればもっと泳がせて、毎日の節子コレクション見たかったなぁ。

 調べに対し「私も被害者」だと強く主張、日本への強制送還に抵抗しているそうな。節子ーッ、ワガママ言うたらあかん!

◎その日まで
 『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)登場に空気が凍った浜崎あゆみ。どどどどどうした、その顔は。いや服も。うわ歌も。もうもう何から指摘したらいいのか。いや、何も指摘したらいけないということなのか。ある意味、モザイクかけなきゃならないレベル。完全に喫水線越え。

 顔・服・声、自身のあらゆる構成要素が、生放送のキー局歌番組で披露すべきものでないのは一目瞭然。しかし出る。あの状態で出る。そこにまったく躊躇が感じられない精神構造に、彼女を取り巻いてきた気の遠くなるような忖度の積み重ねの歴史を見た気が。

 今や何をやっても、「もう終わってる」と罵詈雑言の嵐の浜崎あゆみであるが。この状態でも出る、構わず出る、をずーっと続けていたら、いつの日かそのスタンスが「逆にすげえ」となる時が来るのかもしれない。来ないかもしれないけど。

 どちらにしても、もう彼女を止められる者も、止めてくれる者もいない。これからも、痛姫としての君臨は続く。ががが頑張れー。

◎庵野も困惑
 あれはやっぱり布石と言うことだったのか。今村雅弘復興大臣のあのネクタイ。直後に『エヴァンゲリオン』新作制作正式発表。もちろんネクタイは売り切れだ。

 ま、これは面白深読みする気も起きない物件だが。被災者に一番寄り添うべき部署のトップがあの暴言。寄り添うどころかシンクロ率0%ォォォ!

 今後辞任に追い込まれるんだろうが。最後に一言、あの日あの時何であのネクタイしてたのか、それだけ教えて。それから辞めて。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

あっけなく掠め取られた、安田美沙子にとって唯一の商売道具

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

 

#instagood #ゴロゴロ #おりこうにしてます #ソファ #夕寝 お家にいるときは、ソファが居場所💕

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◎意外な結末
 ずっとはんなりで飯を食ってきた安田美沙子。マラソンやってはんなり。競馬やってはんなり。愛犬の名前は「はんな」、命名した競馬馬の名前も「ハンナリト」。

 結婚しても妊娠しても不倫されても、はんなりはんなり。このマインドを使いこなせる人間は私以外にいないという自負の元、灰になるまで席を独占のつもりが、とんだルーキー現る。

 吉岡里帆。お茶のCMで見せるカワイイはんなりの世界観。これまで安田美沙子が、嗤われながらも1人でコツコツ築き上げ、死守してきた椅子が、たった15秒で奪われるとは。吉岡本人が、そこまではんなりに拘泥してないというのがまた皮肉である。美沙子はん、おきばりやす……。

◎着火失敗
 渡辺謙、不倫。えー……。確かにビッグネームのスキャンダルなのだが。「ひどい、そんなふうに見えなかったのに! ダマされたわッ!」的な即点火にはつながらず。だってイメージ遠いんだもん。

 お相手は元ナンバーワンホステス。田中みな実似。この要素だけで、ほかの俳優だったらかなりの火薬量だが。「数々の闘病」「南果歩との夫婦の絆」「アメリカで役者として大成功」と、心地いいエピソードで固められ続けてきた結果、脳がなかなかついて行けず、発破なし。

 今から書き換えめんどくせー。その上、きっとしばらく帰国しないし。夫婦どっちも。向こうで仕事に邁進し、その間も南果歩はデキた嫁として振る舞い続け、間に闘病もして、忘れた頃にご来日と。ハリウッド・スターは咀嚼する相手にあらず。ただ崇めるのみ。あんな帽子被ってNY歩かれたらもうさぁ。その方がラクだもの。そうして、ケン・ワタナベは続いてゆく。

◎自主規制
 早くも今年の流行語大賞ノミネートが確実視されている「忖度」。言われる前に相手の気持ちを汲み、推し量って行動する。下々の者が上の人間に対し行うことが多い。何を隠そう私もその空気の経験者だ。

 テレビ改編期毎に、ドラマ批評の仕事をさせてもらってるのだが。とある雲の上の方々の原作ドラマは、取り上げないことになっている。理由は特にない。特に雲の上から直接何かお達しがあったわけではない。そうではなく、何かお達しがあるような事態になったりしたら大変じゃい、という、下々の推し計らいの結果なのである。雲上は、そんなお達しが出されていることさえ知らないだろう。本人も知らないレベルで行われる、それが忖度。気を使われていることに気づかないほど、気を使われることが日常化。そんな人間の周りで、今日も忖度は行われている。一度でいいから、されてみてぇ。

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今井舞
(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

新たな二世タレント「桑田真澄の息子」Mattに願う、たった1つのこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎まるっと解決
 ピンからキリまで、星の数ほどいる「二世タレント」であるが。桑田真澄の息子・Mattってのは、今まで見たことない新機軸であるな。

 成功にしろ失敗にしろ、どの二世タレントも、結局のところ「この親にしてこの子あり」が窺えるものだが。これは……。

 「まるで生まれた時からハーフであるかのように装う男性モデル」と、「桑田真澄」。2人の間に、一切関係性は見つけられない。父子で並ばれたりすると、ますますもってよくわからない。「似てないよね」と気軽に口にするのも憚られるような、深い闇が広がるばかりである。

 いっそショーンKの息子であってくれたりしたら、こちらも対応しやすいのに。何だ対応って。

◎目的と手段
 女グセが悪く、真っ黒なタニマチと遊びまくりで、事務所を解雇されたと報道される山本裕典。ま、そういう人間は芸能界において珍しくはないのだが。事務所辞めますか、遊びやめますか、の二択で事務所の方をうっちゃるメンタルとは。

 こうなるともう、何か才を生かすために芸能の道に入ったというより、手っ取り早く女をコマすために芸能人になった、という匂いが。長いこと空いていた二代目押尾学の座が、今ここに決定した。同じ轍を踏まないよう、我々余人には祈ることしかできない。いや、祈る気も特にない。

◎重要な急務

 やんちゃなカゴちゃんといえば、今や加護亜衣ではなく籠池泰典のことであるが。あの証人喚問での、名前を呼ばれるたび手を挙げマイク前に立ち発言する、一連の所作のふてぶてしさたるや。あそこにいる誰よりも政治家っぽいのがカゴちゃんであった。

 そんなカゴちゃんに、いいように使われる結果となったアッキー。反論のFacebookの長い文章に「ああ、この人ダメだな」が香り立つ。愛されない理由は1つではないが、愛されていないという事実は1つ。かまってもらえないかまってちゃんの末路。

 金も名誉も国政さえも、かまっての前には無力である。もういいから、かまってやれよ晋三。こうなったら、それも仕事だ。

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今井舞(いまい・まい)
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黒バックにロゴが輝く「ザ・プレミアム・モルツ」CMが刺激するアノ記憶

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎オマージュかパクリか
 漆黒のバックにキラリと輝く金文字といい、ロゴの字体といい、「ザ・ルーカスフィルム」にそっくりで、見るたび「スター・ウォーズ」ファンのノスタルジーをかき立てる「ザ・プレミアム・モルツ」のCM冒頭。

 いや、もうディズニーのものだしね。それはわかってるんだけどね。永遠に戻らないし、新しく提供されるのは別物。CMが流れるたび、それを受け入れるまでのあの辛酸が、蘇るっていうのがどうにも。

 あー。酸味の入ったこのぬる苦さ、開けっ放しでテーブルに一晩放置された発泡酒のごとし。ザ・プレミアム・モルツは冷やしておいしく飲みましょう。

◎お悔やみ申し上げます
 渡瀬恒彦、逝く。兄の渡哲也も体調は万全ではない状態が続いているし。結局これという後継者を見つけられないまま、だんだんと灯が弱くなっていく印象の石原プロ。葬儀告別式も近親者のみだそうな。看板俳優が亡くなったというのに、近親者のみとは。諸事情あるにせよ、何とも石原プロらしさが感じられない、寂しい印象である。

 その寂寥感を促進させているのは、やっぱり石原慎太郎の「老害」問題だろう。別に慎太郎が石原プロの代表ってワケではないのだが。いろんな余勢を駆って石原プロは回ってきたわけで。ブイブイ言わせてきた慎太郎との相乗効果も、確実にあったのである。そんな慎太郎の人生の、最後の最後がこの流れとは。累が及ぶのを恐れて、CMだの大きな企画だのが、石原良純にも行かなくなり始めたというウワサも。石原プロだけでなく湘南ブラザースも斜陽化か。「石原」と名の付くもの全ての、終わりの始まりなのか。……ま、籠池泰典というトリックスターを得て、ちょい一休みできるわけだが。……この2人、実は仲良しだったりしてな。

◎我が振り直そう
 そんな籠池騒動をきっかけに矢面状態の稲田朋美大臣。男からも女からも誰からも嫌われる彼女。弁護士のはずなのに、まったく弁が立たず。安倍内閣の考える、木で鼻括ったような「女性活躍」の象徴的存在。そうした構成要素ももちろんながら、反感の一番の原因は、あのメイクやファッションだろう。

 大臣としてどんなにヤバい状態にあっても、常にこってり盛り盛りマシマシ姿で登場。髪巻いてるヒマあるんなら資料読んどけよ、という事務方の憤怒は、今や国民的コンセンサスが取れる状態に。明日の答弁について思案するより、マツエクの量や練りチークのぼかし具合、ラメシャドウの光らせ方、耳たぶからこぼれる感じのピアス、可愛く見えるふんわりスカート、脚がキレイに見せるハイヒールを探すことの方に頭がいっぱい、という印象だ。でまた、そういうのがまったく似合わない外見であることが、人の勘に障る。別にブスはフェミニンをやるな、ということではない。フェミニンはブスが目立つのだ。あのカッコをしても自分はイケてると思える、その客観視能力のなさが、人を苛立たせるのである。

 彼女が鏡を見るとき脳内にある自己像と、実際の外見との乖離たるや。そんなメンタルの持ち主の肩に我々の国防が。ミサイルが飛んで来るより、ある意味怖ぇ。

mishuran今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

『アナ雪』放送の手腕でわかった、フジテレビがやるべきコンテンツ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎視聴率は19.7%
 別に法に触れたワケでもないのに、企業としてトップが弁解を入れるレベルで国民から怒られる。何をやってもフジテレビ。

 新作映画の宣伝に結びつけるつもりが、ディズニーもとんだケチをつけられて、今後、もうフジとは組みたがらないかもしれない。あと、関係ないけど、騒動を報じるネットニュースの見出しが、「アナ雪ED」って書いてあって、何かちょっと下ネタ臭が。本当にありそうだもんな「アナ雪ED」って。もう何もかもディズニーの嫌う要素しか。

 「ジブリは日テレ」みたいに「ディズニーはフジ」を取り付けたい。その野望への第一歩のはずが、踏み出す前から後ろ向き。

 やっぱりコツコツ『サザエさん』で行くしかない。消去法が沁みる、フジテレビの春。

◎あふれるクリエイティビティ
 いまだ解決の糸口が見えない「慰安婦少女像」問題。少女像の撤去の気配がないまま、さらに新しく「強制徴用労働者の像」が作られるという話が。このままいくと、「白村江の戦いの像」「元寇の像」「昔奪われた仏の像」と、どんどん新像が出てくる可能性が。

 逆にもういっそ、そういうのを鋭意募集し、建てたいだけ建ててもらって全部置き、彫刻の森美術館みたいにした方が、解決法として現実味があるのかも。「無意味化」という意味で。

◎大規模な実験か
 星野リゾート、「新今宮」進出の衝撃……! いわゆる「ドヤ街」と言われている場所に、外国人観光客がどんどん押し寄せている、というニュースはよく目にするが。「高級リゾート」ってのは初である。人類史上初。

 宿泊客に、ある意味マッドマックス的荒廃光景を見せたい、という新サービスなのだろうか。近くのスーパー玉出の1円コーナーや、ワンコインで泊まれる宿泊施設、使い終わったマスクが売られてたりするブルーシートの、毎日蚤の市が体験ツアーに組み込まれたりするのだろうか。金を持てあました金持ちたちの遊びということなのか。それとも、あの周囲まるごと全部買って、スパーンとならしてしまう計画なのか。

 どちらにしても、関西人にとって、どてらい計画であることは確かだ。部外者はあんまり立ち寄らない、行楽色皆無のあの場所を「でも便利じゃん」の一点突破で高級リゾートに。確かに便利なとこなんだけども。地元じゃあおよそ考えられない、よそ者にしかできない力業。ま、泊まりに来るのもよそ者だからいいのか。ってことはこれでいいのか。本当か。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

家庭に専念する堀北真希の「芸能界引退」に漂う不穏さ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎にじみ出る闇
 早くも、今年の流行語大賞候補となりつつある「芸能界引退」。逃げるように去る、何もかも放り出すなど、いろんなバージョンが見られる中、仕事も契約期間もきちんと筋を通し、家庭に専念したい、と理由もまた素晴らしい堀北真希から、何だか一番闇が強く感じられるのは何故。奇しくも時を同じくして、「目が笑ってない芸能人」というアンケートで第1位を獲得という皮肉。

 もう芸能界には戻らなそうな雰囲気に、山口百恵との類似性を報じているところもあるが。「引退」までの空気感がちょっとなぁ。事務所や芸能界に対する本人の「嫌悪感」が、これまでのどの引退よりも強く匂い立つ。静かなだけにより一層。

 ヒリヒリした空気の中「し、幸せにね……」と見送るしか術がない、堀北真希引退。今後、ここの夫婦のプライベート情報は、厳選されたものが香取慎吾からもたらされるのみとなるのかも。それも併せて、今んとこ、日本一のヒリヒリ物件。

◎風の便りで聞きました
 「宇宙葬」を報じるニュースで、『銀河鉄道999』(少年画報社)の作者として、宇宙との縁が深い松本零士センセイが、自身の爪をロケットに入れて飛ばしたい、と語る姿が報じられていたが。「葬」じゃないんだ、まだ。ま、森喜朗も、新国立の予定地に、自分の髪と爪を埋めたなんてうわさが囁かれているし。皆死ぬつもりゼロか。

 しかし松本零士センセイ、最近いろんな後発作品に対して、マッキーの時と同じテンションで「パクリだ!」「マネだ!」と噛みつきまくっているらしいが。うわさの話ばっかりですみません。1つだけ明らかなのは、とにかくホントに、皆死ぬつもりゼロってことだけだ。元気があれば何でもできるな。

◎ちゃんと確認してれば
 単なる単純ミスであったことが謝罪された、ドラマ『カルテット』(TBS系)の時間軸ズレてる問題。深読み損か。作品の繊細な雰囲気とそぐわない雑なドジに、ガッカリしたファンもいることだろう。

 だが時間軸がズレているといえば、『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)もまた。第1話、初詣も終え、正月が過ぎた頃に青山外苑を歩く3人娘のバックに、黄金色に輝く、紅葉まっさかりの銀杏の木があって絶句したもんだが。ちょっと映ってるとかじゃなく、銀杏の木メインで画ヅラ考えたくらいのレベルで大写し。

 しかしこっちは誰からも深読みされず、ツッコミもなくスルーされていた。ラッキーなんだかアンラッキーなんだか。

mishuran

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。