フット後藤のカバーアルバム『マカロワ』に絶賛 ツッコミ芸人と音楽活動の“好相性”

 フットボールアワー・後藤輝基による5月11日発売のカバーアルバム『マカロワ』が名作であると、まことしやかに囁かれている。

 本作のプロデュースを担当したのは藤井隆。その選曲は、WINK『Cat-Walk Dancing』、宝生舞『Carnival』、福永恵規『ハートのIgnition』、本田美奈子『悲しみSWING』、篠原涼子『リズムとルール』、伊藤銀次『こぬか雨』という、か…

続きを読む

『ラヴィット』完全に朝番組であることを捨てた?代役MCに “あらびき団”の衝撃

 7日放送のTBS『ラヴィット』に代打MCとして東野幸治と藤井隆が登場。朝の番組とは思えないにぎやかな放送になった。

 同番組司会の麒麟・川島明が新型コロナウイルスに感染し療養中の中、代役で現れたのは12日にゴールデンスペシャルが放送される『あらびき団』より“ライト東野”と“レフト藤井”。

 東野は「特番があるってことで番宣をさせてくれって言ったら、まさかまさかこ…

続きを読む

藤井隆の転機に? 『新婚さんいらっしゃい!』新MC就任に“太鼓判”のワケ

 放送開始51年を迎えた日曜昼の長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)で長らく司会を務めた落語家の桂文枝が今年3月かぎりで勇退。4月3日の放送からお笑いタレントの藤井隆が新司会者に就任することが発表された。

 『新婚さんいらっしゃい!』は1971年に放送がスタート。出張企画を除いて大阪のスタジオで収録されている。放送開始以来、人気落語家だった当時の三枝が司会を務めて…

続きを読む

25周年のPUFFYが「解散危機」を乗り越えた理由 ふたりの間にある3つのルール

 10月3日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演したのは、PUFFYの大貫亜美・吉村由美と、藤井隆。かつてテレビ朝日系列で放送されたPUFFYの冠番組『パパパパパフィー』で初めて会って以来、仲の良い3人だ。

 PUFFYは今年5月、あの鮮烈なデビュー曲「アジアの純真」でのデビューから25周年を迎えた。休日もプライベートで会うなど変わらず仲良しのふたりだが、ユニットを組む…

続きを読む

『あさイチ』をハック! 藤井隆”アシスタント芸”に見る、パロディの楽しみ方

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(4月7~13日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします

徳光和夫「もうホントに困った……国籍変えろ」

 一体、「いないいないばぁ」の何が楽しかったのか。幼児ではない年齢の者には、その面白さがもう理解できなくなっている。聞いたところによると、一度隠れた顔が予想通りに現れるところに「いないいないばぁ」の面白さはあるらしい。記憶力がつき始めたころの赤ん坊にとっては、刺激的な娯楽だそうだ。そう説明されても、身をもってその楽しさを理解するのはもはや不可能なわけだけれど。

 ただ、視聴者がテレビを見るときの楽しみ方のひとつも、「いないいないばぁ」みたいなものだとしたら……。トークやドッキリなどで不意に露呈する、人間の意外な顔。その顔に、人の隠されていた本音や本性のようなものを感じ取り、笑ったり驚いたり怒ったりする。大人もしばしば、テレビを通して「いないいないばぁ」を楽しんでいるといえるかもしれない。

 さて、先週9日に『そんなコト考えた事なかったクイズ! トリニクって何の肉!?』(テレビ朝日系)という新番組が放送されていた。かつお節は何を硬くしたものなのか。太陽はどの方角から昇るのか。トリニクは何の肉なのか。そんな基礎知識を平成生まれがどれだけ知っているかを、昭和生まれが検証するクイズ番組だ。

 個人的には、見ていてあまり愉快な番組ではなかった。たとえば、王貞治の写真を見せて「日本で初の国民栄誉賞をもらったこの人は誰?」と尋ねた問題。どの世代だろうと王のことを知らない人は当然いて、若い世代だとなおさらだろうけれど、スタジオに集められた平成生まれ30人のうち20人が不正解という結果に、客席からは悲鳴が上がった。昭和生まれの出演者は、驚いたりあきれたり。で、熱烈なジャイアンツファンで知られる徳光和夫は次のように嘆息し、笑いに変えていた。

「もうホントに困った……国籍変えろ」

 明らかに言い過ぎなわけだけれど、王貞治自身の国籍が日本にないこと、徳光自身そのあたりの背景も含めてよくご存じであろうことも含めて考えると、このような言葉を口走る彼の心境を不思議にすら思う。

 一方的に平成生まれを嘲笑するだけではなく、番組後半には平成生まれから昭和生まれに「交番はなんの略?」みたいな問題を出すコーナーもあった。答えられなかった昭和生まれを平成生まれが笑い、昭和生まれが頭を下げるというような場面も見られた。バランスをとっているのだろうが、番組の主軸はどうやったって、モノを知らない若者を年長者が笑うというところにある。これまで白日の下にさらされてこなかった、隠れていた若者の無知の実態があらわになり、驚愕――。そういう類いのエンタテインメントであることに変わりない。立場を逆転させる後半の演出も、要は喧嘩両成敗の構図に持ち込んでいるのだろう。ただ、両成敗のようで実際はそうなっておらず、昭和生まれに救済の余地を残しているところがミソだが。だって、「交番はなんの略?」と「ニワトリはなんの肉?」では釣り合ってない。

 しかし、あらためて考えてみると、「若者の無知」を笑う者にとって、それは本当に見えていなかったのだろうか? 「いないいないばぁ」が楽しいのは、隠れていたものが「予想通りに現れる」からである。無知だと思ってたけど、やっぱり無知だった。それが確認できてスッキリ。番組が視聴者に提供しているエンタメも、主としてそんな自作自演のカタルシスではないか。

 とはいうものの、この記事自体、若者を笑う年長者が予想通り現れてスッキリ、ということかもしれない。だからせめて隠さず言っておこうと思う。不愉快になるだろうなと思って見たら、やっぱり不愉快な番組だった。

 芸能人の振る舞いを通して、隠れていた人間の裏側が露見する瞬間が楽しい。それは、社会生活を送る際に着込んでいる人間性やキャラクターを脱ぎ捨て、人が逸脱する様子を楽しむという姿勢でもある。テレビのそういう楽しみ方は、僕ももちろんしている。たとえば、クロちゃんを見ているときとか。

 他方で、キャラクターを脱がず、本音と取られるようなものを露呈させない芸能人の振る舞いを、ひとつのパロディとして楽しむという見方もある。友近やロバート秋山の憑依芸とも呼ばれるネタを見るときが、例としてわかりやすいだろうか。明石家さんまと大竹しのぶの元夫婦の丁々発止を見るときや、司会役を演じているかのような仲間由紀恵の司会ぶりを見るときも、そういう楽しみ方ができるように思う。あるいは、バラエティ番組に最適化した女優を演じているかのような松岡茉優のバラエティでの立ち回りを見るときとか。

 で、先週8~11日までの『あさイチ』(NHK総合)にて、キャラクターを着込んだ姿を連日披露していたのが、藤井隆である。司会の博多華丸が福岡で舞台公演中のため、先々週からしばらく『あさイチ』を欠席。そのため、代打で藤井が出演していたのだ。

 月曜、博多大吉に「今日の特集はなんでしょうか?」と振られた藤井は、番組を進行するアシスタントとして次のように真顔でボケた。

「はい、昭和の歌姫、中森明菜さんです」

 同様のやりとりは火曜以降も続いた。火曜には「仙道敦子さんをお迎えして、『湯殿山麓呪い村』について伺います」、水曜日には「今朝の1曲目、渡辺典子さんで『少年ケニヤ』です」、木曜日には「鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしいでおなじみ、悪霊島の島にですね、岩下志麻さんが旅していただいています」。大吉から振られた藤井は毎回、80年代からやってきたアシスタントとして番組を進行しようとしたのである。

 料理コーナーでも、アシスタント芸は続く。料理の先生が使った包丁を率先してふきんで拭き、食材が入っていたお皿はこまめに片付ける。調味料を入れるときには「小さじ3分の2です」と適度な声音でアシストし、調理のポイントになると「この一手間が大事ですよね」と一言添える。料理が終わると「詳しくはテキストをご覧ください」で締める。料理コーナーの本来のアシスタント、駒村アナの役割を奪うかのような動きだった。日を重ねるごとに、両者のアシスタントの座の争奪戦(のコントのようなもの)も激しくなった。

 藤井は『あさイチ』で4日間にわたり、テレビ番組のアシスタントというキャラクターを着込み続けた。本来、番組のアシスタントは文字通りアシストを役割とし、メインに来る存在ではない。しかし、目立たないながらも、常に進行を支える。藤井はそんなアシスタントというキャラクターを着込み、番組の隅々に現れ続けることで、先週の『あさイチ』を“藤井劇場”に変えた。代打出演の最終日のエンディング、挨拶を終えた藤井はおもむろに立ち上がり、スタジオの出口に向かってゆっくりと歩き始める。そして、手招きをして呼び寄せた駒村アナと手をつなぎ、出演者やスタッフの笑いと大きな拍手、大吉のツッコミを背に、スタジオを後にしたのだった。まるで主演舞台のエンディングのように。

 演芸番組にサブの進行役として出演する際には新人男性アナウンサーになりきるなど、藤井はこれまでも同様のパロディを随所で繰り広げてきた。セキュリティが手薄なアシスタントとして侵入し、番組をハックする。隠れていたものをさらけ出すのではなく、キャラクターを着込んで演じ切るさまを魅せる。こういうのは楽しい。末永く楽しい。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

「名前を継げと要望」「キワドイ写真を送りつける」吉本一後輩泣かせの芸人とは?

shirukunesan.jpg
『シルクのべっぴん塾 美欲』/ ワニブックス

 先輩、後輩の序列が厳しいことで知られる吉本興業には、ムチャクチャな要求をして後輩を困らせる先輩芸人も少なくないようだ。そんな中で、「最も後輩泣かせの芸人なのでは」と言われているのが、“よしもとの美容番長”ことシルクだという。

 全国区にシルクの存在が知れ渡ったのは、2008年に『あらびき団』(TBS系)に出演したのがきっかけだった。

美熟女芸人・シルク、後輩芸人をも巻き込む「セクシーカレンダー」の舞台裏

shirukunesan.jpg
『シルクのべっぴん塾 美欲』/ ワニ
ブックス

 うわさ年齢50歳の「よしもとの美容番長」ことシルク。その年齢不詳の美貌を生かして、熱愛スキャンダルを起こしては世間を騒がせているが、彼女の美をキープする要因の1つは、自身の「セクシーカレンダーの製作」なのだという。

 大阪外国語大学を卒業したのち、1985年にコンビ「非常階段」として漫才師デビューしたシルク。ところが、96年に肺がんで相方のミヤコが亡くなったため、以降はピン芸人として活動している。関西のテレビ、ラジオ番組を中心に出演していたが、語学力を生かしてダウンタウン・松本人志の著書『遺書』(朝日新聞社)の英訳をするなど、どちらかといえば本業以外での活動が多かった。

『エンタの神様』を目指した『あらびき団』が、エンタに逆転勝利した日

arabiki-1.jpg
『あらびき団アンコール Vol.2』/よし
もとアール・アンド・シー

 今回ツッコませていただくのは、6月22日放送の『あらびき団』(TBS系)。1週前の15日放送分から2週にわたって「初顔SP~あらびき団地~」と銘打って、初顔の芸人ばかりが出演した企画。"あらびき芸人"として認められると、"あらびき団地"へ入居できるという形で、VTRを見てライト東野(東野幸治)とレフト藤井(藤井隆)が合否のジャッジをしていく。入居が認められると2回目以降の出演も可能というシステムで、番組内オーディションの体もとっている。

MCよりもゲストよりも圧力鍋が働きものの音楽番組って……??

yakko.jpg
「やべ~なべ~な 圧力ベ~ナ~」
/アール・アンド・シー

 今回ツッコませていただくのは、2009年4月からひっそりと毎週放送されている音楽バラエティー番組『音の素』(読売テレビ系)。

 すでに番組開始から1年以上を経過しているが、なにしろ深夜25時59分(午前2時前)スタートという「ド深夜」番組だけに話題に上がることがない。それをいいことに、もうやりたい放題な番組なのである。