嵐のライブ・フィルム『5×20 FILM』公開3週目で2位、初登場『あなたの番です 劇場版』は初登場5位! 映画動員ランク

 全国の映画館動員ランキング(興行通信社調べ、12月4日~12月10日)が発表され、スパイダーマンの宿敵“ヴェノム”を主人公にした『ヴェノム』シリーズ最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が公開2週目で1位を獲得した。

 同作は、ジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)と、地球外生命体でエディに寄生する相棒のヴェノムが、連続殺人鬼に寄生した最凶の敵・カーネイジを相手に繰り広げる戦いを描く。公開10日間ですでに動員76.8万人、興行収入11.3億円を記録する大ヒットで、最終的に21.9億円の興行収入をあげた前作を超えられるかに注目が集まりそうだ。

 2位には、現在グループ活動を休止している嵐のライブ・フィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories』が公開3週目でランクイン。堤幸彦監督が手掛けた同作は、東京ドームで開催された1日限定ライブの模様を、100台を超えるカメラで余すところなく記録したものだ。

 こちらも12月15日に動員100万人、興収31億円を突破するほどの大ヒット中。嵐ファンからの反響も大きく、ネット上には「とても感動するし、最高な映画ライブだった!」「嵐ファンのお友達と一緒に行ったんだけど、2人で泣いちゃった」「やっぱり嵐が大好きだな〜って、あらためて実感した。何度でも見たい」など、絶賛の声が上がっている。

 3位にも、公開3週目のディズニーアニメーション『ミラベルと魔法だらけの家』が入った。魔法の力に包まれた不思議な家に暮らすマドリガルと、家の中でただ一人魔法が使えない少女・ミラベルを主人公に、魔法が世界から失われる危機を救おうと奔走するミラベルの姿が描かれる。

 なお、日本語吹き替え版でミラベルの声優を務めるのは、オーディションを勝ち抜いた19歳の新人女優・斎藤瑠希。映画とともに、斎藤の今後の活躍にも注目したいところだ。

 4位は、公開7週目とロングヒット中の『そして、バトンは渡された』。永野芽郁、石原さとみ、田中圭らが出演しており、ネット上では「感動した」「泣ける」などの口コミが広がっているよう。また、今月16日には国内映画賞「第46回報知映画賞」の授賞式が行われ、永野は主演女優賞を獲得。これがさらなる起爆剤となり、まだまだ動員を伸ばしそうだ。

 また、5位にも田中が出演する『あなたの番です 劇場版』が初登場。同作は、2019年に日本テレビ系列で放送された秋元康企画・原案のテレビドラマ『あなたの番です』の劇場版で、原田知世と田中が夫婦役を演じている。

 連続ドラマでは20%近い視聴率を叩き出す大ヒットとなったものの、劇場版の評価は厳しい様子。口コミサイトでは「話題になることしか考えてないような内容で、こんな作品に付き合わされた俳優さんたちが気の毒」「ドラマが好きなので期待してましたが、内容、展開、とにかくすべて残念」「これならスペシャルドラマでよかったでしょ。わざわざ映画館に行く必要なし」など、酷評が目立つ。一方、「久しぶりに『あな番』の世界に浸れてうれしかった!」「大好きなドラマをもう一度見られて幸せ」といった声も寄せられており、約2年ぶりに戻ってきた『あな番』を喜ぶファンも多いようだ。

 なお、6位には、人気キャラクター“すみっコ”たちが大活躍する劇場版アニメの第2弾『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』、よしながふみの人気コミックを映像化したドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)の映画『劇場版 きのう何食べた?』は7位に入った。

 『ラ・ラ・ランド』(16年)、『グレイテスト・ショーマン』(17年)と大ヒットしたミュージカル映画の音楽チームが楽曲を手掛けた『ディア・エヴァン・ハンセン』は、8位にランクイン。自ら命を絶った同級生の両親に“親友”だと勘違いされた孤独な高校生を主人公に、彼らを悲しませないためについたウソに自ら振り回されつつも、人間的に成長していく姿を描く。

 ネット上では、音楽面を称賛する声は見受けられるものの、「青春物語のようだけど、登場人物の交友関係が薄っぺらく見える」「ストーリーが終盤に向かって盛り下がる感じ。途中からどうでもよくなった」といったストーリーに対する不満や、「歌と歌声は素敵なんだけど、ダンスシーンがあまりない。ミュージカルである必要あった?」「ミュージカルなら、もっとワクワクする話がよかった」など、ミュージカル作品としても「響かない」といった声も見られた。

 続く9位は天海祐希主演の『老後の資金がありません!』、10位はアニメーション映画『劇場版 ソードアート・オンライン −プログレッシブ− 星なき夜のアリア』という結果だった。

【全国映画動員ランキングトップ10(12月4日~12月10日 、興行通信社調べ)】

1位 ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 
2位 ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM Record of Memories
3位 ミラベルと魔法だらけの家
4位 そして、バトンは渡された   
5位 あなたの番です 劇場版
6位 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ
7位 劇場版 きのう何食べた?
8位 ディア・エヴァン・ハンセン
9位 老後の資金がありません!
10位  劇場版 ソードアート・オンライン −プログレッシブ− 星なき夜のアリア

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日テレ『おしゃれクリップ』、6%台の爆死続き! 裏番組は元MC・上田の『くりぃむナンタラ』

 10月から新たに始まったトーク番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)が、目も当てられないほどの“爆死”を続けている。世帯視聴率6%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人でも3%台と全く振るわないのだ。

 同番組は、16年半続いた人気番組『おしゃれイズム』の後を受けて始まったもの。『おしゃれイズム』は、くりぃむしちゅー・上田晋也、藤木直人、森泉という司会3人とゲストのトークだったが、『クリップ』のMCに就任したのは、ミュージカルでも活躍する俳優・山崎育三郎、新進気鋭の人気女優・井桁弘恵という2人だ。

 「おしゃれ」シリーズのイメージを刷新するような目新しい2人による『おしゃれクリップ』。トークスキルも視聴率も未知数のままスタートしたが、数字のほうは厳しい状況のようだ。

「12月12日放送回のゲストは、もう中学生。再ブレーク中ということで数字も期待されていたのですが、世帯は6.2%、個人でも3.4%。前週の5日には、その美貌から“奇跡の49歳”といわれる女湯・牧瀬里穂がゲストで登場し、化粧水を使ったローションマスクを朝晩欠かさず行うなど美容法を公開しましたが、こちらも世帯6.1%、個人3.6%と支持が得られていません」(芸能ライター)

 一方、『おしゃれイズム』も、世帯10%を確保していた時代から、後半はマンネリ化がたたったのか低迷。

 例えば、8月15日放送回のゲストは浜辺美波で、世帯6.8%、個人3.8%。前週8月8日放送回は、ピアニスト・清塚信也が登場して世帯5.4%、個人2.9%と苦しい数字を叩き出している。

「こうした現状を打破するべく、フレッシュな組み合わせで、さらにはギャラも安く抑えられる山崎、井桁を起用して『おしゃれ枠』のリニューアルを図ったのでしょうが、現時点では成果が表れているとは言えないでしょう」(同)

 『おしゃれクリップ』『おしゃれイズム』の前は、古舘伊知郎やマルシア、渡辺満里奈が司会をしていた『おしゃれカンケイ』だった。ゲストゆかりの関係者から送られた手紙を、古舘が代読する「16小節のLOVE SONG」は名コーナーとして知られている。

 また、1999年7月4日のオンエアでは、当時“ミッチー・サッチー騒動”と呼ばれる浅香光代のバトルで有名だった野村沙知代が出演。世帯視聴率25.7%を記録するなど、日曜午後10時のお茶の間を独占していた。それが、一体どうしてここまで凋落してしまったのだろうか?

「話を聞きたいと思えるほどの魅力的な芸能人がいない、芸能人の開設するYouTubeが、トーク番組の役割を担ってしまっているなど、さまざまに考えられます。しかし、一番の問題は、午後9時から放送している『行列のできる相談所』(『行列のできる法律相談所』から改題)が、高視聴率を取れなくなったことも大いにあるでしょう。前の番組である程度、視聴者を確保しておかないと、次のプログラムも見てくれませんから。ちなみに『行列』はざっと世帯でギリギリ10%、個人視聴率でも5%といったところです」(同)

 さて、話は戻り『おしゃれクリップ』だが、9月いっぱいでクビを切られた形になった元MCの上田は、10月17日から何と、『クリップ』の真裏で『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)をスタートさせている。

 その記者発表会で、「17年はやりたい。『おしゃれイズム』は16年半だったから!」と“恨み節”を交えつつ意気込んでいたが、さて『おしゃれクリップ』は何年続くのだろうか?
(村上春虎)

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