コロチキ・ナダルが投げかけた「コマネチ」本当に面白いのか問題

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(9月8~14日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。

細川たかし「電車、初めて乗りましたね。満員でしたね」   

 私たちは多くのことを知らない。数学の難問の答えを知らないし、未解決事件の犯人を知らない。不倫発覚後の原田龍二が繰り返し口にする「深い反省」が本当かどうかも知らない。けれどこれらは、世界中の数学者が考え続けたり、警察の捜査が進んだりすれば、いつか答えが出るかもしれない。原田についても、今後また不倫するかどうかで答えを知ることができるかもしれない。知りたいかどうかはともかくとして。

 他方で、世界中の数学者がそこに難問があることに気づいていなかったり、誰にも気づかれずに犯人が事件を完遂していたり、原田の不倫が報じられずに家庭内でのみ問題になっていたとしたらどうだろう。このとき私たちは、問いの答えを知らないのではなく、そこに問いがあることにすら気づいていない。知らないということすら、知らない状態にあるのだ。

 そんな、知らないことすら知らなかったという場面を、先週のテレビの中からいくつか報告したい。

 たとえば、15日の『カンニング竹山の新しい人生、始めます!』(BSテレ東)で、あご勇が密着されていた。かつて芸人として一世を風靡したあご。一時期はテレビとラジオのレギュラー番組が12本、年収は3,000万円に上ったというが、その姿をメディアで見なくなって久しい。そんなあごは、2年ほど前から日帰りバスツアーの添乗員として活躍しているという。

 あるいは、12日の『勇者ああああ』(テレビ東京系)。この日は、メインMCのアルコ&ピースとゲストがスタジオでVTRを見る形式の企画だったが、そのVTRに、にしおかすみこが出ていた。女王様に扮したピン芸人として活躍していた彼女。しかし、今回画面に映っていたにしおかは、普通の清楚な服に身を包んでいた。なお、お化け屋敷に入ろうとするシーンがあったのだけれど、にしおかは過去に失神したことがあるので、お化け屋敷はNGらしい。

 そして、9日の『ごごナマ』(NHK総合)。関東方面を台風が襲ったこの日のゲストは、細川たかしとその弟子の杜このみ。しかし、細川は生放送の冒頭に姿がなかった。台風の影響で到着が遅れている細川は、車をあきらめ電車での移動に切り替えたらしい。杜は、電車に乗るのが初めてだという師匠を心配する。

「切符の買い方とかわかるかな?」

 細川は番組開始から41分ほどたったところで到着。開口一番、69歳にして初体験だという満員電車の様子をリポートし、しみじみと感想を漏らした。

「電車、初めて乗りましたね。満員でしたね」

「あれを通勤の朝やってると思ったら、大変なことですね」

 さらに、台風のため衣装が届いていなかった細川の装いは、いつものような着物ではなく私服だった。胸のところにドクロマークの入った、テカテカ光る素材の黒いブルゾンのようなものと、黒のズボン。そんな黒ずくめの格好で新曲「冬嵐」を歌い上げた。なお、歌声と髪形はいつもと変わらなかった。

 私たちは多くのことを知らない。しかし、あご勇の現在、にしおかすみこの現在とNG項目、細川たかしの電車経験の有無と私服。これらは、そもそも多くの人が疑問にすら思っていなかったことだ。そんな知らないということすら知らなかった数々のことを、先週もテレビを通じて知ることができた。

 知りたかったかどうかはともかくとして。

 9日の『痛快! 明石家電視台』(毎日放送)に、コロコロチキチキペッパーズが出演していた。「キングオブコント」でコロチキが優勝したのは2015年。その後、特にナダルは「ポンコツ」なキャラクターがウケて、バラエティ番組(の中でも、特にお笑い色の強い番組)でよく見かけるようになった。この日も、相方の西野が、ナダルの「ポンコツ」ぶりを示すエピソードを紹介していた。

 たとえば、ナダルは、その発言がしばしばネットニュースになる。そこに寄せられるコメントは、「ホントにナダル大嫌い」とか「コイツが出てたらチャンネル変える」といった批判的なものらしい。しかしその中にひとつだけ、「本当にナダルは面白い。これからのお笑いを背負っていく」というコメントがあった。しかし、実はこれ、ナダルが自分で書き込んだもの。真相を問われたナダルは、真っすぐな目で答える。

「これからも投稿しますよ。かわいそうやもん」

 すがすがしいまでの自作自演。なお、アカウント名は「チェンジアップ」らしい。

 また西野いわく、ナダルは千鳥よりも自分が面白いと思っているという。千鳥がMCを務める番組に出演したときのこと。ナダルはいつものように「ポンコツ」ぶりを披露し、それをノブらがツッコミ、笑いに変えていた。しかし、ナダルは、それが不服だったらしい。収録後に楽屋に戻り、「千鳥さん、しんどいな」と口にした。

 さんまによると、今田耕司を怒らせたこともある。今田がナダルを飲みに誘ったとき、朝6時開始の学園祭を理由に断られた。あからさまな「ウソ」にキレる今田。しかし、ナダルにしてみるとこれはギャグで、「そんな学園祭があるわけない」とツッコんでほしかったのだという。そんなことがあったので、ナダルは今田を力不足だと思っているらしい。

 このように「ポンコツ」ぶりを示すエピソードに事欠かないナダルだが、ひそかに先輩たちを含む芸人のギャグのランキングもつけているという。自身のギャグである「やっべぇぞ」の順位は200位と低い。「だってウケないですもん」と評価は冷静だ。他方で201位はというと、ビートたけしの「コマネチ」だという。

「コマネチ、全盛期はすごかったです。冷静に、冷静にね、今たけしさんここ出てきてコマネチやったとするでしょ。誰が笑いますか?」

 とっさに「笑うやろ」と、周囲の芸人が反射的にツッコむ。しかし、コマネチが「面白い」かどうかあらためて問われると、少し悩んでしまう。

 もちろん、状況次第では笑えることもあるはずだ。けれど多くの場面でのコマネチは、もはや爆笑を狙ったギャグというか縁起物、あるいは始球式に近い気もする。だからむしろ、かしこまった舞台でたけしがコマネチをやると、ちゃんとウケる。そんな「コマネチ」をほかのギャグと同列に並べ、笑いの量で比べるのは適切ではないのかもしれないが、いずれにせよ、反射的に「笑うやろ」と却下できない洞察がナダルの問いにはあるようにも思えて厄介。さんまも少しズラす形で、この問いには応答していた。

「コマネチでは……そら笑われへんやん。オレら同業者やしやな、次の展開考えるよな、どうしても。コマネチやった後」

 これまであまり問われなかったことを、ナダルが問う。番組内で答えは出なかったし、別に出す必要はないわけだけれど、さて、たけしのコマネチは面白いのか。最後に面倒な問いを抱え込んでしまった。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

 

大塚愛の怖すぎる歌詞改変に細川たかしの紅白事件……歌詞の間違いが話題になった歌手たち

 歌のプロであっても、歌詞を飛ばしたり間違ってしまうことは珍しくない。しかし色々な意味で注目を集める間違いもあるようで、今年1月の大塚愛(36)の歌唱が「怖すぎる」と話題になっている。

 この日『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演した大塚は、代表曲の「さくらんぼ」を披露。序盤の「ヒドイコトもされたし ヒドイコトも言ったし」という部分が「ヒドイコトもされたし ヒドイコトも“知ったし”」と歌っているように聞こえてしまう。

 大塚に関係する“ヒドイコト”といえばもちろん元夫・SUの不倫と、愛人からの嫌がらせ問題。しかも、「さくらんぼ」冒頭の「もう2年たつなぁ」という部分は、“2017年に不倫が報じられた”という事実と一致する。放送後本人は「緊張のあまり真っ白にまたなってしまい」とTwitterで弁明しているが、ドン引きするファンも続出した。

 今回は大塚のように、“歌詞の間違い”が話題になったアーティストを紹介しよう。

 

●GLAY・TERU

 大塚とは逆に、ほっこりするミスで話題になったのがGLAYのボーカル・TERU(47)。2017年に六本木ヒルズで行われた「YouTube Music Night」に出演した際、最後に披露した新曲で歌詞を飛ばしてしまう。「もう一回やっていいですか?」と自ら提案し、会場のファンを沸かせていた。

 Twitterで「#TERU語録」というハッシュタグが作られるほど天然のTERUなので、歌詞の間違い自体は珍しいことではないよう。しかし今月には、インスタグラムで生配信をしていた際に知人男性の股間がモロに映りこむ事件が発生。「誰かTERUのこと一回怒ってくれー」「普通にめっちゃ笑ってたけどこれ放送事故でしょ!」「これはさすがに情けないよ」と、天然っぷりにファンはハラハラしている。

 

●細川たかし

 大御所歌手でも間違いは起こすもの。2017年の『アウト×デラックス』(フジテレビ系)では、演歌歌手の細川たかし(68)が『紅白歌合戦』(NHK系)での事件を打ち明けた。1984年の『紅白』で「浪花節だよ人生は」を披露した際に歌詞を間違ってしまったのだが、「5年前くらいから歌詞のテロップが出るようになっていて、(細川が間違うまで)だれ一人間違っていなかった」らしい。

 そのため、序盤の歌詞を間違った細川には批判が殺到。NHKに苦情の電話が8000件も寄せられてしまった。その後も『紅白』に出演し続け、合計39回のステージを飾ったものの2016年についに辞退。同番組では「やっと解放された」「暮れは休みたい」「家にいたい」など辞退の理由を赤裸々に語り、こちらも「身もふたもない!」「それが本音だよね~」と話題になっていた。

おぎやはぎ・矢作も「今年一番笑った!」“演歌歌手×Jポップ”TBS『演歌の乱』の細川たかし無双

 9日にTBS系列で放送された『演歌の乱~細川たかしがサザンを!藤あや子が宇多田ヒカルを本気で歌うぞSP~』。土曜の昼下がりのヌルい時間帯、何気なく眺めていた番組だが、その意外な盛り上がりに驚いた。特に細川たかし。

 内容は、タイトルそのまま。今やテレビで歌える場所が減ってしまった実力派演歌歌手が、昔ならおそらく断っていたであろう、慣れないJポップを歌う。持ち歌を歌わせてもらえないのは不本意かもしれないが、しかし食わず嫌いな視聴者にその歌唱力を知ってもらい、興味を持ってもらうにはいいきっかけだろう。

 正直よくあると言えばよくある企画なのかもしれないが、歌手が一堂に会する番組もほぼなくなり、演歌とJポップの距離が離れた現在だからこそ、『THE夜もヒッパレ』(日本テレビ系)などの時代よりも、こういう企画が意味を持つのかもしれない。

 司会はTBSアナウンサーの駒田健吾と日比麻音子。申し訳ないが、とにかく予算がないことがわかる人選だ。一部の歌手とゲスト以外に特にお金がかかっている様子はなく、申し訳程度のセットやスタジオの色調から、どこか通販番組を思わせるほど。

 しかし出演者は、演歌界で勢いある若手から大御所まで、ツボを押さえたラインナップ。

 

■「前前前世」や「First Love」を歌ったのは……

 

 トップを飾るのはデビュー30周年だという藤あや子。紅白出場21回のベテランだ。

 選曲は、街角でリクエストの多かった上位50曲の中から、歌手自らがクジ引きで決定。藤が引いたのは宇多田ヒカルの「First Love」だった。

 このクジ引きがガチであるのかはどうでもいいし、ガチでなくてもなんの問題もないのだが、実にちょうどいい選曲。

 クジを引いて、その曲に挑む意気込みや不安などを語り、さらに練習風景や苦労する様子が添えられ「さて本番はどうなるのか──?」的な煽りを受け、スタジオでいざ本番! というのが基本の流れ。

 かつて同じTBSで放送されていた芸人シャッフルネタ番組『笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』などで見られる「そこまでの経緯をVTRで→スタジオで披露」という王道の構成。

 しかし、当然なのかもしれないが、みなさんさすがに上手い。声が通る、迫力がある、艶がある。藤あや子は、練習すると新鮮味がなくなるとの理由から、練習シーンなどなかったが、それでも難しい宇多田の曲を見事に歌い上げる。

 ゲストも、とにかく「上手い」と酔いしれる。高橋真麻が正しく聞き惚れ、鈴木奈々がバカみたいに感激し、大友康平がテクニカルな部分を語る。IKKOは寂しいセットを補うかのように派手な外観で居座り、おぎやはぎが面白くする。

 前半、印象的だったのはRAD WINPSの「前前前世」を歌った徳永ゆうきだった。

 

■なぜか「指パッチン」がうまい

 

「テンポが速い」と不安がり、テンポ比較のため、自身のゆったりした持ち曲を指を鳴らしながら口ずさむのだが、テンポや歌とかよりも、その指パッチンの音色が見事で驚かされる。

 さらに「前前前世」を「両手(指パッチン)つかわないと出来ないテンポ」と言い、実際両手で指を鳴らしながら歌ってみせるのだが、もうそのパッチン音が凄すぎて歌が入ってこない。

 これだけでも十分、徳永に興味を惹かれるのだが、本番、伸びのある澄んだ声で歌いあげる「前前前世」が指にも増して見事。袴姿で軽やかに歌ってのけるのも、また憎い。

 ゲストの鈴木奈々も「めちゃめちゃ大好きになりました!」「大ファンになっちゃいました」×2回と、素で感激。興奮しすぎて「顔は面白いけどー」と、なかなかに失礼なことを付け足してしまい、バラエティに慣れていない徳永がたじろぐなど、それも含めて前半一の盛り上がり。

 伴奏があるので本番では残念ながら指を鳴らすことはなかったが、間奏で狂ったように指を鳴らす「ポール徳永」も見たかった。

 この後も実力者たちが見事にJポップを歌ってみせるのだが、全員に共通するのはとにかくコブシを効かすことを抑え、Jポップとして歌い上げていること。

 特に船村徹の弟子でもある走裕介は「コブシを隙間なく入れたくなっちゃう」と、良さでもある「職業病」に悩みつつ、なんとか苦労してコブシを封印、少ししゃがれた声で秦基博の「ひまわりの約束」を、これまた雰囲気たっぷりに歌い上げた。

 ゲストの矢作も「お笑い的なアドバイスをするなら、あそこまでVTRで(コブシ封印を)振ってた場合は、思いっきりコブシを入れて歌わないと」と、ふざけて盛り上げる。

 そしていよいよ大トリで登場したのはご存知、御大・細川たかし。

 

■「たかしのエリー」

 

 曲はサザンの「いとしのエリー」に決定。他の歌手と違って不安を語るとか特訓することとかもなく、いつも通りの感じでスタジオに登場し歌い出した。

 しかし、これがもう見事なまでの「細川たかし」。

 コブシを効かせまくり、なんの遠慮もない、まんま「THE・たかし」「THE・演歌」「いとしのエリーだよ、人生は」。

 後輩たちがあれほどにコブシを抑えたり、演歌とは違う歌い方に注力してたのに、たかしはどう思ってスタンバイしていたのか。気持ちのいいほどの「たかし」っぷり。まさか、走裕介のコブシの「振り」がここで回収されるとは。

「エリぃいぃ、マイラぁあぁブぅ、そおぉおぉ吸いぃいぃい(so sweet)」

「素敵に いよおぉおぉさあぁあぁい(In your sight)」

 ゲスト席は、普通に爆笑している。「笑ってもっとベイべー」状態。いや、たかし的には「べいびぃいぃ」か。

 メガネを外し、涙をぬぐう矢作。もちろん面白いから。たまに浪曲だから。「たかしのエリー」だから。

 暴力的なコブシを効かせるたかし越しに映される、爆笑のゲスト席。もう「マジ歌選手権」だ。

 現に、歌終わりに、矢作は開口一番「本当に今年一番笑いました」と素直にぶちまけ、他のゲストも全員遠慮なく共感の爆笑、それを聞いてるたかしも爆笑と、もはや企画意図を突き抜け、謎の幸せな時間となった。

 しかも驚いたのは、あまりにいつもの歌い方すぎて、逆に栗田貫一のモノマネに聞こえてくることだ。

「もしも細川たかしが、サザンオールスターズだったら」だ。

 声は細川、画面に映って歌っているのも細川、髪型ももちろん細川なのに、なぜかクリカンの“もしもシリーズ”に聞こえてしまう不思議。いっそのこと、細川へのお題は「いとしのエリー」とかJポップとかではなく「救急車」とか「サイレン」とかにして欲しいほど。

 ふざけた書き方をさせてもらったが、これほど面白いのに、それでいて最後には見事なファルセットを聞かせたり、「歌唱法」とか「発音」とかを超え、滲み出るソウルのようなものを感じさせてくれる圧巻のステージで、番組収録とは思えない本気の盛り上がりを見せていた。

 なぜそんなにオリジナリティがあるのかと聞かれた細川は、

「桑田(佳祐)くんが作ったけど、サザンに合わせる必要性は何もない! 俺が歌うんだから『俺のエリー』を聞け! ということ」

「それで文句があったらオンエアするな!」

 さほど多くない観覧の客席から、本気の拍手が湧き起こる。まさに「たかしのエリー」。

 しかし、直後に商品も賞金も出ないこと聞くなり「予算のない番組だね~(笑)」と自分は「文句」を吐いて落とすなど、完全にいいところを持っていく形で放送は終了した。

 そもそも細川は、事前のVTR撮影に、わざわざどこかの空港まで来たスタッフに「よっぽど暇なんだね」とか、演歌勢は高齢化だから「すでに企画が遅いよね」とか、ナチュラルな笑顔で吐き捨てたり、あげく「我々にJポップ歌えっていうのは、ちょっと無理だよね」と明るく企画を全否定したりとやりたい放題で、一人だけ違う意図で番組に出ているかのようだった。

 視聴者の反応もよかったようなので、是非続編を作る際には細川にはマストで出ていただき、慣れないJポップと格闘し苦闘する若手を、明るく身もフタもなく笑い飛ばしていただきたい。

■出場歌手と演目

藤あや子「First Love」(宇多田ヒカル)
大江裕「for you…」(高橋真梨子)
徳永ゆうき「前前前世」(RAD WINPS)
城之内早苗「Hero」(安室奈美恵)
丘みどり「DEPARTURES」(globe)
走裕介「ひまわりの約束」(秦基博)
北山たけし「One Love」(嵐)
細川たかし「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)

「SMAP、嵐で1,000万円は下らない」スキャンダル写真の取り引き事情

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ジャニーさんクラスだと1億円は下らない?

 AKB48選抜総選挙目前の先月末、「週刊新潮」(新潮社)にてAKB48創始者の1人であり、「office48」 代表取締役の芝幸太郎氏が山口組関係者と並んで写っている写真が掲載された。

 2011年には、お笑い界の頂点にいた島田紳助がヤクザとの交際を理由に芸能界を電撃引退。その後、週刊誌で紳助と暴力団の大幹部が並んでいる写真がスクープされたのは記憶に新しい。

「あれは警察関係者から流れた資料だといわれてます。当時の安藤隆春警察庁長官は暴力団対策に並々ならぬ決意を持ち、各都道府県では次々と暴力団排除条例が施行されていきました。そんな中、『ヤクザとの交際が原因で有名人が引退に追い込まれた』というのは、暴力団排除運動の格好の宣伝材料ですからね、そこでかつてガサ入れで手に入れた写真をマスコミ関係者に流したというんです」(関西大手紙社会部記者)

 芸能人にとって、暴力団との交際を匂わせる写真はひとたび日の目を見たら致命的な存在である。それゆえ業界関係者はこういう写真を「黒い宣材写真」と呼んでいる。

細川たかしを紅白にねじ込み、植村花菜を引き上げたドンの計算

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『スーパーベスト 細川たかし』/コ
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 31日に生中継される『第62回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が先月30日、同局から発表され、早い段階から当確と言われていた天才子役の芦田愛菜、一部スポーツ紙などで報じられたユーミンこと松任谷由実、松田聖子、2年ぶりの活動再開の舞台に紅白を選んだ絢香ら55組が発表された。今年のラインナップについては、10月1日から東京都でも施行された暴力団排除条例がどのような影響を与えるかが注目されていたが......。

「かつて、暴力団関係者との交際がきっかけで紅白出場を辞退した北島三郎、細川たかしらは完全にアウトかと思われていた。北島に関しては、NHK関係者からの事情聴取で過去の交際を認めたと言われていた。ところが、『紅白』が近づくにつれ、局内では『10月1日以前の関係は今回の出場には影響しない』という話が浮上。フタを開けたらやっぱりその通りだった」(NHKの音楽番組関係者)