『たいむとんねる』生活情報系にシフト……石橋貴明は過激な笑いを捨ててしまうのか?

 放送開始当初から低視聴率にあえぎ、いよいよ終了かとささやかれているフジテレビ系『石橋貴明のたいむとんねる』(毎週月曜23時)。2018年4月のスタートから1年が過ぎ、すでに放送2年目に突入しているが、その内容が大幅にシフトチェンジしている。

 芸能やスポーツなど、さまざまな分野に詳しい石橋が、ゲストと共に昭和や平成のカルチャーを振り返るという内容だったはずの同番組。しかし、この4月以降は、血液型を特集したり、東急ハンズで買い物ロケをしたりと、生活情報系バラエティーになっているのだ。

「日本テレビの『ヒルナンデス!』や『火曜サプライズ』、『有吉ゼミ』などのような番組になってしまいました。業界内では、果たしてこれを石橋貴明の冠番組でやる必要があるのか……とささやかれています」(テレビ局関係者)

 確かに、当初の『たいむとんねる』では、石橋が自身と大物タレントやスポーツ選手とのエピソードを明かすことなども多く、まさにスターである石橋ならではの内容だった。しかし、生活情報となれば、わざわざ石橋が発信する必要もない。

「『たいむとんねる』の終了は既定路線で、今回のシフトチェンジはフジテレビから石橋への『そろそろ終わらせましょう』というメッセージだとの見方もできる。ただ、その一方で石橋自身が生活情報系番組へのシフトを狙っているのではないかとの声もあります」(同)

 これまでは、どちらかといえば“自分らしさ”を前面に押し出す番組ばかりに出演していた石橋が、生活情報系番組に色気を見せるとはどういうことなのだろうか?

「『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)終了以降、とんねるずは活動休止状態。木梨憲武は、創作活動に軸足を起きつつ、ラジオレギュラーなどを持ち、マイペースに活動をしています。一方、石橋のレギュラー番組は『たいむとんねる』のみという状態。もしここでレギュラー番組を失うと、今後の芸能生活にも影響があると感じているのかもしれない。だから、仕事の幅を広げるという意味で、シフトチェンジしたのではないかとの声もあるんです」(同)

 石橋は、昨年8月からAbemaTVにて『石橋貴明プレミアム』という番組を不定期で配信している。

「『みなおか』が終了した背景には、単純に視聴率の低下だけでなく、昨今のコンプライアンスの問題で、地上波ではとがった笑いができにくくなっている現状があるといわれている。だからこそ、石橋はAbemaTVで自由な笑いを追求しているのでしょう。やりたいことはAbemaTVでやって、地上波では割り切って生活情報を伝える……といった方向性に変わっていこうとしているのかもしれません」(同)

 昭和後期と平成のテレビ界を席巻した石橋貴明。令和の時代で生き残るために、地上波では過激な笑いを封印することとなるのだろうか……。

石橋貴明『たいむとんねる』打ち切れないフジテレビの苦悩「ミッツを切るしか……」

 低視聴率にあえぎながらも、度重なる打ち切り説を乗り越え、今クールも継続が決まった『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)。4月8日の新クール最初の放送回は、内容と出演陣がリニューアルされていた。

「それまで石橋とともにMCを務めていたミッツ・マングローブが姿を消し、進行役として局アナの永尾亜子が新たに加わりました。しかし、ミッツの降板は事前予告もなく、番組でも触れられなかったので、視聴者からは驚きの声が上がっています」(テレビ情報誌記者)

 同番組は30年続いた『とんねるずのみなさんのおかげでした』の放送終了を受けて、とんねるずのフジへの長年の貢献に報いるために用意されたものだといわれている。石橋と親交のあるゲストと共に懐かしのテーマについて語り合うという番組内容は、当初から新鮮味がないと酷評され、実際に視聴率も低迷している。

「もともとはとんねるずの2人が出演する前提だったのですが、木梨憲武が出演を断ったため、石橋のサブMCとしてミッツが起用された経緯があります。たとえ視聴率が悪くても、とんねるずへの論功行賞としてスタートした番組なので、簡単に打ち切るわけにはいかない。ならばコストを下げるしかない、ということでミッツが切られたのでしょう。ミッツは音楽ネタこそ強いものの、石橋とは世代が一回り違うため、テーマによってはかみ合わないこともありましたからね」(同)

 視聴率低迷による詰め腹をミッツが切らされた格好だが、そこまでしても番組を継続しなければならないのは、石橋のためだけではない。フジにとっても、のっぴきならない事情がある。

「昨年11月に『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が放送されましたが、もともとは『みなさん~』の人気コーナーで、石橋とバナナマンの司会で新装した特番です。悪く言えば焼き直しですが、意外にも視聴率が二桁を記録したんです。取り立てて高いわけではありませんが、今のフジのバラエティーでは高視聴率といえます。『みなさん~』にはほかにも人気コーナーがあるので、今後も特番として切り売りできれば、安定した視聴率が見込めるかもしれません。そのときのために、『たいむとんねる』を打ち切って石橋の機嫌を損ねたくないという思惑がフジにはあるのでしょう」(同)

 フジと石橋の都合でクビを切られたミッツとしては、「不運」というしかないだろう。

石橋貴明『たいむとんねる』“頼みの綱”高嶋政宏にも逃げられ終了不可避?

 昨年4月にスタートするも、一向に視聴率が上向かない『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ。以下『たいむとんねる』)。新年度に入ってリニューアルが行われたが、番組を取り囲む状況は不安要素だらけで、いよいよ打ち切りが現実的になってきた。

 同番組は、とんねるずが長年抱えてきたレギュラー番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』が終了したことを受け、2018年4月にスタートしたもの。その内容は、“大人のノスタルジー”をキーワードに、石橋とゲストが昔懐かしい話をするというものだが、かつての“視聴率男”とは思えぬ体たらくが続いている。週刊誌の芸能担当記者が語る。

「30年近く続いた『みなおか』が終了し、いわばその代わりとして始まった『たいむとんねる』ですが、放送が23時台とはいえ、初回の視聴率が3%台で、2回目には2%台に落ちたため、いくら何でも低すぎると話題になりました。その後も視聴率は3%前後をウロウロしており、打ち切り候補の筆頭として名前が上がる番組でしたが、まだ頑張るようですね。ただ、リニューアル第1回目の進行役が永尾亜子で、次回が杉原千尋と、フジでも屈指の地味な女子アナが起用されているところを見ると、あまり多くは期待されていないようです」(芸能担当記者)

 テコ入れ後の第1弾では、「崎陽軒のシウマイ弁当をどういう順番で食べるか?」というネタについて語り合い、次回は「単なるキレイ好き以上の存在“潔癖”」というテーマが予定されている『たいむとんねる』。ただ、不振が続く同番組をこよなく愛した“頼みの綱”も、ついに番組から逃げてしまった。キー局関係者が語る。

「数字が奮わない『たいむとんねる』ですが、好評だったのが高嶋政宏の“変態グルメ”という企画です。高嶋と言えば昨年、SM好きを告白した『変態紳士』(ぶんか社)を発売したことで話題になりましたが、“変態グルメ”は、異常なまでに食を追求する姿を追ったもので、すでに第3弾まで放送されています。高嶋は第3弾のエンディングでも『次のロケはいつですか?』と、やる気満々でしたが、4月からテレビ朝日の裏番組に起用されたので、『たいむとんねる』への出演は不可能になりました」(キー局関係者)

 4月のリニューアルでは、レギュラーだったミッツ・マングローブも挨拶もなく消え、まるで沈む船から人が逃げ出すような状況の『たいむとんねる』。改編を生き延びたばかりだが、いよいよ打ち切り待ったなしに追い込まれたようだ。

ミッツ・マングローブが石橋貴明に切られた!?『たいむとんねる』で“無駄”判断か

 あからさまな「クビ」に、視聴者は騒然となったようだ。

 バラエティ番組『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)が4月8日放送回からリニューアルされた。

「同番組は“大人のノスタルジーを刺激する”ことをモットーに、とんねるずの石橋貴明とミッツ・マングローブが毎週ゲストを交えながら懐古談を展開するという内容でした。しかし、今回の放送から突如ミッツの姿が消え、同局の永尾亜子アナが進行を担当。ゲストのおぎやはぎ・矢作兼を交えて崎陽軒シウマイ弁当に関する話題などで盛り上がりました」(テレビ誌ライター)

 スタジオのセットも変更され、トークのテーマも“昭和縛り”をなくすなど、いくつかの変更点も見られた。それでも、何の予告もなしにレギュラー出演者のミッツがいなくなり、それについての説明もなかったことに、ネット上では「なんでミッツいないの?」「ミッツは降板?」「矢作と共演NGなのか!?」「もしかして薬物?」といった臆測を呼んでいた。

「当初、番組サイドがミッツに期待していたのは、引き出しが多くて物知りなマツコのような盛り上げ役だったはず。しかし、ミッツは4月10日で44歳と、石橋より13歳も若く、1980年にはまだ5歳とあって、テーマによっては知識不足が否めず、“地蔵”と化すことも多かった。石橋も唯一のレギュラー番組を死守するために、ミッツを“不要”“無駄な経費”と判断したのかもしれません。永尾アナはコストがかかりませんし、24歳の彼女でも十分穴埋めできるというレベルの評価しかされていなかったのでしょう」(同)

 とはいえ、「卒業」という形で送り出さなかったということは、裏ではかなり揉めたのかもしれない!?

モー娘。OGいじりの石橋貴明、次なるターゲットの希望はゴマキ?

 インターネット番組『石橋貴明プレミアム:芸能界頂上決戦!貴ヶ原の戦い』(AbemaTV)が話題だ。なかでも「モー娘。OG手作りハンバーグの乱」に注目が集まっている。

 番組には飯田圭織、高橋愛、矢口真里、保田圭の4名が出演。いずれも結婚し主婦となっているメンバーである。番組では過激なモー娘。イジリが行われた。番組冒頭、保田の結婚を祝福する石橋は「整形した甲斐があった」と恒例の「ブスいじり」も行われた。

 もともとモー娘。は石橋と、元SMAPの中居正広が出演していた音楽番組『うたばん』(TBS系)の常連出演者であり、石橋からイジリを受けていた。飯田には「ジョンソン」、保田には「保田大明神」の名前がつけられ、高橋は「テッテケテー」と呼ばれていた。保田は『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)に出演時は「イジリのせいで婚活に支障が出た」と苦言を呈したこともある。

 だが『うたばん』自体がバラエティ要素の強い音楽番組であり、モー娘。のほかにもEvery Little Thingの伊藤一朗などにもキャラ付けがなされており、知名度向上には役立ったといえる。この石橋イジりを今こそ受けたいのがあのメンバーではないだろうか。

「ファンの男性との不倫が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたゴマキこと後藤真希ですね。錦糸町の格安ラブホテルを利用するなど、庶民ぶりは石橋の絶好のネタともいえるでしょう。石橋はネット番組で『今のテレビでできないことをやる』と明言していますから、ぜひともモー娘。系企画の第二弾に期待したいところです。ゴマキだけではなく復活を遂げた辻希美と加護亜依のW(ダブルユー)の出演にも期待がかかります」(芸能関係者)

 賛否両論はあるものの、90年代のとんねるずと石橋貴明は、得も言われぬパワーがあったのは事実であろう。何かと道徳的な価値観が重んじられがちの現在にあって「石橋のゴマキいじり」が見たいと思う人間も多そうだ。
(文=平田宏利)

モー娘。OGいじりの石橋貴明、次なるターゲットの希望はゴマキ?

 インターネット番組『石橋貴明プレミアム:芸能界頂上決戦!貴ヶ原の戦い』(AbemaTV)が話題だ。なかでも「モー娘。OG手作りハンバーグの乱」に注目が集まっている。

 番組には飯田圭織、高橋愛、矢口真里、保田圭の4名が出演。いずれも結婚し主婦となっているメンバーである。番組では過激なモー娘。イジリが行われた。番組冒頭、保田の結婚を祝福する石橋は「整形した甲斐があった」と恒例の「ブスいじり」も行われた。

 もともとモー娘。は石橋と、元SMAPの中居正広が出演していた音楽番組『うたばん』(TBS系)の常連出演者であり、石橋からイジリを受けていた。飯田には「ジョンソン」、保田には「保田大明神」の名前がつけられ、高橋は「テッテケテー」と呼ばれていた。保田は『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)に出演時は「イジリのせいで婚活に支障が出た」と苦言を呈したこともある。

 だが『うたばん』自体がバラエティ要素の強い音楽番組であり、モー娘。のほかにもEvery Little Thingの伊藤一朗などにもキャラ付けがなされており、知名度向上には役立ったといえる。この石橋イジりを今こそ受けたいのがあのメンバーではないだろうか。

「ファンの男性との不倫が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられたゴマキこと後藤真希ですね。錦糸町の格安ラブホテルを利用するなど、庶民ぶりは石橋の絶好のネタともいえるでしょう。石橋はネット番組で『今のテレビでできないことをやる』と明言していますから、ぜひともモー娘。系企画の第二弾に期待したいところです。ゴマキだけではなく復活を遂げた辻希美と加護亜依のW(ダブルユー)の出演にも期待がかかります」(芸能関係者)

 賛否両論はあるものの、90年代のとんねるずと石橋貴明は、得も言われぬパワーがあったのは事実であろう。何かと道徳的な価値観が重んじられがちの現在にあって「石橋のゴマキいじり」が見たいと思う人間も多そうだ。
(文=平田宏利)

石橋貴明が「最も攻めていた」松嶋菜々子の“アノ企画”って?

「いまネットテレビでやりたいこと」「地上波では許されないこと」を壮大なスケールで実現させるAbemaTVの企画『石橋貴明プレミアム』。昨年8月に放送した第1弾では芸能人に最も必要とされる“運”を1番持っているタレントを決定すべく、豪華芸能人たちが船上でバカラ対決を繰り広げた。

 そして3月24日には『石橋貴明プレミアム―芸能界頂上決戦!貴ヶ原の戦い!―』と題し、「万引きしちゃダメよの乱」「モー娘。OG手作りハンバーグの乱」「落とし合い決戦 奈落の陣」のバラエティー企画3本が第2弾として放送された。

 セクハラやパワハラ芸で芸能界を渡り歩いていてきた石橋だけに、番組のPRの際には、事あるごとに「攻めた企画」だと強調していたものだった。

 思い返せば、そんな石橋がある意味、最も攻めていた企画といえば、1994年ごろに放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)でのコーナー『近未来警察072』だったのかもしれない。

「同企画には、旭化成の水着キャンペーンガールだった松嶋菜々子が『ナナ隊員』という役柄で登場。彼女は『ワタシにかけて!!』『もっと蹴って』『ワタシは卑しいメス豚よ!』といった淫語を連発、極めつきは四つん這いになって『オナラじゃないのよ、空気が入っただけブブブーッ!!』という、えげつないセリフまで言わされていました。現在の松嶋が番組出演をプロフィールから完全に抹消しているのは言うまでもありません。今、この企画を地上波で放送すれば大炎上するのは確実。スポンサーに抗議が殺到して、一瞬で番組終了となるでしょうね」(エンタメ誌ライター)

 石橋も本心では、これくらい「攻めた」番組をやりたかったのでは?

「スポーツ通」石橋貴明はホンモノ! 伊集院光との”掛け算トーク”で『たいむとんねる』が神回に

 平成という時代がスポーツに、与えた影響――。それは、アスリートやスポーツの話題がTVバラエティで扱われるようになったことだ。

 その代表格こそ、とんねるずであり、石橋貴明ではないだろうか。学生時代、「帝京野球部の秘密兵器」と呼ばれた運動神経と話術を生かし、アスリートとの交友関係も幅広い。『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)は、もはや盆と正月に欠かせない風物詩だ。

 そんな石橋が司会を務める『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)では、18日・25日放送回で2週にわたって「平成スポーツ30年史」がテーマだった。題して「石橋貴明が独断と偏見で選んだ平成スポーツ名場面」。さすがは石橋、わかってるなぁ、というのが2週分見ての素直な感想だった。

 一番の理由は、ランキングにウソがないことだ。「独断と偏見」で選んでいるのだからウソをつきようがないと思われるかもしれないが、この手の名場面ランキングでは「なぜそれが1位?」「いやいや、その選手がその順位はおかしいよ」と言いたくなることが往々にしてある。

 その理由をひもといていくと、局の中継物件だったり、後日インタビュー企画が用意されていたり、という“忖度”がどうしても見え隠れするのだ。また、視聴者投票であっても(仮にランキングに調整がなかったとして)、最近見た試合や選手の話題が上位に来てしまいがち。それではスポーツの歴史的な価値、意義を見失ってしまう。

 だが、今回のランキングでは、そうした局の忖度は感じられなかった。F1やボクシング、競馬、野球、テニス、陸上、サッカー、オリンピック……と競技や大会、時代がばらけていたことも好印象。さらにいえば、オリンピック映像は使用金額が高いからやめよう、といった裏事情もほぼ感じられず、映像使用が(金額的に、権利的に)難しい場合はスポーツ新聞の過去記事を見せるなど、制作者側の工夫や配慮がしっかりと見て取れた。

 TVer配信や録画してこれから視聴する人もいると思うので、本稿ではあえて石橋ランキングは記さないでおきたい。が、1位で選んだ選手に関して「うわぁこんなシーンを、こんな世界を見せてくれるんだ、と扉を開いてくれた」と感謝の言葉を残していた点が何よりも印象的だった。

 もちろん、「独断と偏見」なのだから、多少の偏りはあった。ただ、その偏りが「そうじゃないだろ」ではなく、「あぁ、そっちを選ぶのか」という思いになったのは、石橋のスポーツへの造詣の深さがあってこそ。「スポーツ通」を名乗る芸能人は多いが、その中でも石橋のスポーツ知識は図抜けている。

 以前、『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』(TBS系)の取材で、石橋に、じかに話を聞く機会があった。その際、番組で扱っていないアスリートや試合について話題が及んでも、まさに立て板に水。あの試合のあの場面で、あの選手の……と話が止まらなかった。神田にあるスポーツ専門古書店を、プライベートでふらっと訪ねることもあるという。スポーツとアスリートへの知識量が尋常ではなく、敬意があるからこそ、その熱がトークににじみ出てくるのだ。だからこそ、合間に挟む小ネタや裏話がまた面白い。

 そして今回の『石橋貴明のたいむとんねる』は、ゲスト人選がよかった。芸能界きっての野球通であり、スポーツ全般にも明るい伊集院光。そのため、互いのトークが掛け算となって展開していく。野茂英雄がまだアマチュアだった頃に会っていた石橋。サッカー・ドーハの悲劇直後にラジオの生放送で日本代表のラモス瑠偉に絡めたギャグを言ったところ、苦情の電話が鳴りやまなかった伊集院……。といった具合に、脱線トークもまた「スポーツと時代背景」を感じることができるものばかり。そして、世紀の瞬間のはずなのに、お互いが「俺、この場にいたんだ」と自慢し合い、うらやましがる構図もまた、純粋にスポーツの価値をわかっている2人だからこそだった。

 ちなみに、もうひとりのMCであるミッツ・マングローブも、NHKで『スポーツ酒場「語り亭」』のレギュラーを務め、フィギュアスケートなどについて、雑誌にコラムを書くこともある人物。そのため、合いの手の内容も間も、まさに的を射ていた。

 世のスポーツバラエティ制作陣に、声を大にして言いたい。にぎやかしの若手タレントもアイドルも、いらないんです。欲しいのはスポーツへの敬意と情熱である、ということを改めて感じさせてくれる2週連続企画だった。

(文=オグマナオト)

◆「熱血!”文化系”スポーツ部」過去記事はこちらから

「スポーツ通」石橋貴明はホンモノ! 伊集院光との”掛け算トーク”で『たいむとんねる』が神回に

 平成という時代がスポーツに、与えた影響――。それは、アスリートやスポーツの話題がTVバラエティで扱われるようになったことだ。

 その代表格こそ、とんねるずであり、石橋貴明ではないだろうか。学生時代、「帝京野球部の秘密兵器」と呼ばれた運動神経と話術を生かし、アスリートとの交友関係も幅広い。『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』(テレビ朝日系)は、もはや盆と正月に欠かせない風物詩だ。

 そんな石橋が司会を務める『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)では、18日・25日放送回で2週にわたって「平成スポーツ30年史」がテーマだった。題して「石橋貴明が独断と偏見で選んだ平成スポーツ名場面」。さすがは石橋、わかってるなぁ、というのが2週分見ての素直な感想だった。

 一番の理由は、ランキングにウソがないことだ。「独断と偏見」で選んでいるのだからウソをつきようがないと思われるかもしれないが、この手の名場面ランキングでは「なぜそれが1位?」「いやいや、その選手がその順位はおかしいよ」と言いたくなることが往々にしてある。

 その理由をひもといていくと、局の中継物件だったり、後日インタビュー企画が用意されていたり、という“忖度”がどうしても見え隠れするのだ。また、視聴者投票であっても(仮にランキングに調整がなかったとして)、最近見た試合や選手の話題が上位に来てしまいがち。それではスポーツの歴史的な価値、意義を見失ってしまう。

 だが、今回のランキングでは、そうした局の忖度は感じられなかった。F1やボクシング、競馬、野球、テニス、陸上、サッカー、オリンピック……と競技や大会、時代がばらけていたことも好印象。さらにいえば、オリンピック映像は使用金額が高いからやめよう、といった裏事情もほぼ感じられず、映像使用が(金額的に、権利的に)難しい場合はスポーツ新聞の過去記事を見せるなど、制作者側の工夫や配慮がしっかりと見て取れた。

 TVer配信や録画してこれから視聴する人もいると思うので、本稿ではあえて石橋ランキングは記さないでおきたい。が、1位で選んだ選手に関して「うわぁこんなシーンを、こんな世界を見せてくれるんだ、と扉を開いてくれた」と感謝の言葉を残していた点が何よりも印象的だった。

 もちろん、「独断と偏見」なのだから、多少の偏りはあった。ただ、その偏りが「そうじゃないだろ」ではなく、「あぁ、そっちを選ぶのか」という思いになったのは、石橋のスポーツへの造詣の深さがあってこそ。「スポーツ通」を名乗る芸能人は多いが、その中でも石橋のスポーツ知識は図抜けている。

 以前、『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』(TBS系)の取材で、石橋に、じかに話を聞く機会があった。その際、番組で扱っていないアスリートや試合について話題が及んでも、まさに立て板に水。あの試合のあの場面で、あの選手の……と話が止まらなかった。神田にあるスポーツ専門古書店を、プライベートでふらっと訪ねることもあるという。スポーツとアスリートへの知識量が尋常ではなく、敬意があるからこそ、その熱がトークににじみ出てくるのだ。だからこそ、合間に挟む小ネタや裏話がまた面白い。

 そして今回の『石橋貴明のたいむとんねる』は、ゲスト人選がよかった。芸能界きっての野球通であり、スポーツ全般にも明るい伊集院光。そのため、互いのトークが掛け算となって展開していく。野茂英雄がまだアマチュアだった頃に会っていた石橋。サッカー・ドーハの悲劇直後にラジオの生放送で日本代表のラモス瑠偉に絡めたギャグを言ったところ、苦情の電話が鳴りやまなかった伊集院……。といった具合に、脱線トークもまた「スポーツと時代背景」を感じることができるものばかり。そして、世紀の瞬間のはずなのに、お互いが「俺、この場にいたんだ」と自慢し合い、うらやましがる構図もまた、純粋にスポーツの価値をわかっている2人だからこそだった。

 ちなみに、もうひとりのMCであるミッツ・マングローブも、NHKで『スポーツ酒場「語り亭」』のレギュラーを務め、フィギュアスケートなどについて、雑誌にコラムを書くこともある人物。そのため、合いの手の内容も間も、まさに的を射ていた。

 世のスポーツバラエティ制作陣に、声を大にして言いたい。にぎやかしの若手タレントもアイドルも、いらないんです。欲しいのはスポーツへの敬意と情熱である、ということを改めて感じさせてくれる2週連続企画だった。

(文=オグマナオト)

◆「熱血!”文化系”スポーツ部」過去記事はこちらから

超絶ハイスペックパパ・谷原章介だけじゃない! 意外と子だくさんな芸能人3人

 ママタレ、パパタレのイメージがなくても、意外と子だくさんな芸能人は少なくない。今月離婚を発表したCHEMISTRYの堂珍嘉邦(40)も、実は5児の父親として育児に奮闘していた。

 2004年にモデルでタレントの敦子(40)と入籍した堂珍夫妻は、同年に第1子、07年に次男、09年には双子の男女、2014年に5人目となる男子に恵まれる。しかし18年末には離婚していたようで、敦子も「子供達とともに前を向いて頑張っていきます!」と今年の元日にブログで綴っている。

 今回の離婚報道で“子だくさん”の事実を知った人も多く、「離婚より子ども5人にビックリした……」「堂珍5人も子どもいたの? 衝撃!」「モデルと結婚して子どもが5人とか、堂珍けしからん!」と驚きの声が相次いだ。

 今回は堂珍のように、意外な子だくさん芸能人を紹介しよう。

●谷原章介

 堂珍と同じ“爽やか系イケメン”で子だくさんなのが俳優の谷原章介(46)。いしだ壱成(44)の元妻という肩書を持つ元タレントの三宅えみと07年に結婚すると、いしだとの子を含む6人の子宝に恵まれる。今月出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で語ったところによると、谷原の父が同居しているうえ三宅の母も子育てに通っているため、10人家族状態で暮らしているらしい。

 同番組では「人数が多すぎて名前を間違っちゃう」などのほんわかエピソードも語りつつ、昼食と夕食の料理を担当していることや裁縫も積極的に手伝っていることを明かす。自分で作った子どもの通学バッグを黒柳徹子(85)に披露するなどイクメンっぷりを見せつけ、「谷原さんハイスペックすぎる」「愛妻家で子煩悩でイケメンで料理もできるって……谷原さん最高です」「最強の夫すぎるだろ……」と大反響。ちなみに、「7人目はないです」ということだが、黒柳は「わかんないよ」とツッコミを入れていた。

●石橋貴明

 娘も芸能界で活躍しているのが、とんねるずの石橋貴明。1998年に女優の鈴木保奈美と結婚した石橋は、鈴木との間に3人の子どもを設けた。石橋の娘として有名な女優の石橋穂乃香(29)は前妻との間の子どもで、トータルで4人の父親ということになる。子どもについてあまり語ることのない石橋だが、昨年放送された『石橋貴明のたいむとんねる』(フジテレビ系)では“子どもたちが誕生日をちゃんと祝ってくれなかった”と珍しく愚痴を披露した。

“親の七光り”感を出さないためか、穂乃香についてもほとんど語ってこなかった石橋。逆に穂乃香は昨年の「FLASH」(光文社)で、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)について「30年も続けてきたのは凄いこと」「父、カッコいいなって思いました」と素直な気持ちを語っている。元々芸能界入りには反対していたようだが、映画デビューを果たした穂乃香に「協力はしないけど、応援はする」と伝えたというカッコいいエピソードも。破天荒な芸風とは裏腹に、かなり“カッコいいオヤジ”なのかもしれない。