『アンナチュラル』が松潤ドラマ超え? 有罪率99.9%の裁判を逆転&毒をもって毒を制す展開が秀逸!

 石原さとみが法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第3話が26日に放送され、平均視聴率10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から2.5ポイントダウンとなってしまいました。

 さて今回、三澄ミコト(石原さとみ)は、半年前に起こった殺人事件の裁判に、検察側の証人として出廷することになりました。その事件とは、主婦ブロガーとして活躍していた桜小路しずく(音月桂)が、自宅リビングにて刺殺体で発見されたというもの。すでに夫・要一(温水洋一)が殺害を認め、有罪は確定的なため、公判で余計なことを話さぬよう、ミコトは担当検事・烏田守(吹越満)から念を押されます。

 そして迎えた裁判。ミコトは、事前に打ち合わせ通りの証言を淡々と述べるのですが、刺殺時の状況を再現した3DCGがモニターに流れた瞬間、ある矛盾に気づきます。映像を見る限り、刺し傷痕は右利き用の包丁でしかつかないもの。しかし、凶器とされるしずくの包丁は左利き用なのです。

 ミコトが異議を唱えたことで、法廷内は騒然となります。それもそのはず、起訴されると99.9%が有罪という日本の裁判では、起訴内容にない事実が持ち込まれるのは異例のこと。そのためミコトは、烏田に目の敵にされてしまいます。

 検察側から一転、弁護側の証人を引き受けることになったミコト。聞くところによると要一は、事件発生時に精神安定剤を服用して記憶が曖昧だったものの、気の弱さから罪を認めてしまったというのです。

 迎えた次の裁判。ミコトは、右利きと左利き用の包丁による刺し傷の違いを詳細に調べ上げた実験データを用意して臨みます。しかし、検察側の証人にベテランの法医解剖医・草野(斉藤洋介)が立ったため、若くて経験の少ないミコトのデータは信用度が低いという印象をもたれてしまうことに。さらに、烏田からの“女性は感情的で、すぐに責任転嫁をする”などといった度重なる性差別発言に過敏に反応してしまったことで、“ヒステリー女”のレッテルを貼られてしまい、要一を不利な状況へと追い込むことになってしまったのです。

 このままでは終われないと、ミコトは奮起。同僚の東海林夕子(市川実日子)の助けを借り、“真の凶器”を探るための調査を開始します。そして、しずくの刺傷部を保存していたホルマリンから、ステンレス包丁と砥石の成分を検出することに成功。しかし、前回の裁判ですっかり弱気になってしまった要一は、“女性は頼りにならない”とミコトの協力を拒否して、再度、殺害を認めて情状酌量を求める方針を取ろうと決めます。

 そこでミコトは自分の代わりに、先輩の法医解剖医・中堂系(井浦新)を証人として送り込むことに。性格が悪いことで知られる中堂は、烏田の上をいく嫌味ったらしさで反対尋問を論破。結果、しずくの弟で京料理屋を営む刈谷(清水優)が、レシピ本の印税を巡る口論の末に料理包丁でしずくを刺したことが発覚し、今回は終了となりました。

“99.9%有罪が確定している事件を覆す”という設定は、同局で現在放送中の嵐・松本潤主演ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-SEASONII』でも扱われ、筆者はそちらのレビューも担当しているのですが、正直、真相追及のプロセスに関しては、『アンナチュラル』の方が断然おもしろいと思います。

 そもそも松潤ドラマは、「え、なんでこんな証拠不十分なのに起訴されちゃうの?」と、取っ掛かりの部分からユルい感じなのですが、石原ドラマは少なくとも素人目には、「ああ、こいつが犯人だね」と納得するほど十分に証拠が揃う不利な状況から、見事に逆転してみせるのです。

 秀逸だったのは、数々の小さな障壁を専門的な知識で乗り越えていく展開。たとえば今回、真の凶器を特定するためにまず、被害者の骨に残った成分を検出するのですが、うまくいかず。じゃあ、心臓の血を調べる? しかし、血液には鉄が含まれているため、鉄やステンレス製品の特定はできない。そこでミコトは、刺傷部を保存しているホルマリン液を調べることを思い立つも、今度はステンレスに含まれないケイ素が検出されたため、なんじゃこりゃ? となる。

 結果的に、ケイ素は砥石の成分だとわかり、真犯人の特定につながったのですが、小さな謎が次から次へと出てくるため、見ていて飽きない。また、吹越が差別意識の強い嫌味な役を見事に演じ切っていただけに、中堂が“毒をもって毒を制す”ラストには爽快感がありました。

 欲をいってしまえば、ミコトに烏田を叩きのめして欲しかった。その方が、特に女性視聴者にとってはカタルシスになったのではないでしょうか。しかし、まあ、ミコトにはこの先、いくらでも見せ場はあることでしょう。

 次回はバイク事故の調査ということで、どのような活躍を見せてくれるのか。放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『アンナチュラル』地獄を味わったミコトの複雑なキャラクターと、自殺事件を見事に覆す展開が魅力的!

 石原さとみが、暗い過去をもつ法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第2話が19日に放送され、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントアップとなりました。

 さて今回、三澄ミコト(石原さとみ)率いる不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボの面々は、警察の依頼により、4人の男女が練炭自殺した現場へと赴くことになりました。

 4人の遺体の肌はすべて、一酸化炭素中毒死の症状であるサーモンピンク色に変色。また、死者は自殺サイトを通じて知り合ったこともわかったため、刑事の毛利忠治(大倉孝二)は自殺に間違いなしと断定します。

 しかし、解剖の結果、若い女性だけが“凍死”だったことが判明。さらに、手首には縛られたような痣、髪の毛には塩粒が付着し、胃の中からは豚や牛とは異なる性質の肉と、「ユキオトコノイ…タスケテ花…」とダイイングメッセージらしきものが書かれたメモ紙が検出されます。

 凍死の場合も一酸化炭素中毒死と同じく、肌がピンク色に変色する。ミコトは、何者かが女性の遺体を自殺現場に紛れ込ませたのだと推測し、真犯人の手がかりを掴むための独自調査を開始します。

 一方、ダイイングメッセージから“花”と思われた女性の名前は、本名はわからないものの通称“ミケ”であることが判明。普段から自殺願望をほのめかしていたこともわかり、毛利は自殺の線で事件を片付けようとします。

 そんな警察のやる気のなさを尻目に、ミコトは部下の久部六郎(窪田正孝)を伴い温泉地へ。その土地の湧き水の塩分濃度が海水よりも2倍も濃く、鹿の肉が名産ということで、ミケが殺されたのはその場所だったのではないかと推測したのです。

 調査の結果、やはりミケはその温泉地で殺されたらしいことがわかるものの、凍死の謎は解けません。調査が行き詰まるかと思えたその時、ミコトはある民家の庭先に冷凍トラックを発見。さらに、車内からは結束バンドと、ダイイングメッセージの途切れた箇所が書かれたメモ紙が見つかり、ミケが本当は、「ユキオトコノイエ タスケテ花イル」というメッセージを残そうとしていたことが発覚します。

 一方、毛利の調査により、ミケの殺害には自殺サイトで“ユキ”と名乗るネットオカマ・大沼悟(栄信)が関わったことが判明。つまりミケは、ユキが男であること、さらに松倉花(松村沙友理)という女性と一緒に監禁されていることを、自らが死んだ後も警察に伝わるようメッセージを残したのでした。

 事件解決かと思いきや、ミコトと久部は大沼によって冷凍庫内に閉じ込められてしまい、さらにトラックごと貯水池に落とされ、絶体絶命のピンチを迎えます。窮地から脱するべく、ミコトはUDIラボの先輩・中堂系(井浦新)に電話。水質簡易キットによって調べた池水の成分を伝え、場所の特定を任せます。そして、中堂が貯水池の場所を正確に特定したことで、ミコトと久部は九死に一生を得ることに。大沼は逮捕され、監禁されていた花は無事に保護。一件落着となりました。

 さて、感想。前回のラスト、ミコトが一家心中でただ1人生き残った過去があることを久部が突き止めました。そして今回の序盤では、その心中事件発生時、ミコトだけが家族とは別室で寝ていたことが判明しました。これに対して久部は、母親がミコトだけ生き長らえさせようとしたのではないかと推測。筆者はその謎をシーズン終盤まで引っ張るのではないかと予想したのですが、今回あっさりミコトの口から明かされました。

 ミコトは母親から睡眠薬を渡されたものの苦くて口に合わず、こっそり吐き出していたんですね。そして、家族が眠るリビングではなく自室に移動して寝た。そのため助かった。しかし、救助があと30分ほども遅れていたら死んでいた。しかもどうやら、室内に一酸化炭素が充満する途中で目覚めたものの、体の自由が利かず自力では逃げ出せない“地獄”を味わったらしい。

 死の縁を覗くような経験をしたからこそ、生の尊さを知り、人間の生命力の強さを信じる。ミコトのそんな死生観は、冷凍庫に閉じ込められ、池水が浸水するという絶体絶命の状況下での「人間は意外とシブとい」という言葉や、弱気になる久部を励ましつつ、脱出を絶対に諦めない姿勢にあらわれていました。それが、同僚の東海林夕子(市川実日子)との普段のコミカルなやり取りとはギャップになり、前回よりもさらに複雑かつ魅力的なキャラになったように思います。

 また、事件の真相究明の部分に関しても、ともすれば自殺事件で片づけられてしまった状況を見事に覆した流れは、前回以上に見応えがありました。多少のツッコミどころ(中堂はどうやって貯水池を特定できたのか? など)はありますが、会話のテンポの良さや主要キャスト陣が皆、キャラ立ちしていることなどを含め、これからますます面白い展開が期待できそうです。
(文=大羽鴨乃)

『アンナチュラル』地獄を味わったミコトの複雑なキャラクターと、自殺事件を見事に覆す展開が魅力的!

 石原さとみが、暗い過去をもつ法医解剖医役を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第2話が19日に放送され、平均視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントアップとなりました。

 さて今回、三澄ミコト(石原さとみ)率いる不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボの面々は、警察の依頼により、4人の男女が練炭自殺した現場へと赴くことになりました。

 4人の遺体の肌はすべて、一酸化炭素中毒死の症状であるサーモンピンク色に変色。また、死者は自殺サイトを通じて知り合ったこともわかったため、刑事の毛利忠治(大倉孝二)は自殺に間違いなしと断定します。

 しかし、解剖の結果、若い女性だけが“凍死”だったことが判明。さらに、手首には縛られたような痣、髪の毛には塩粒が付着し、胃の中からは豚や牛とは異なる性質の肉と、「ユキオトコノイ…タスケテ花…」とダイイングメッセージらしきものが書かれたメモ紙が検出されます。

 凍死の場合も一酸化炭素中毒死と同じく、肌がピンク色に変色する。ミコトは、何者かが女性の遺体を自殺現場に紛れ込ませたのだと推測し、真犯人の手がかりを掴むための独自調査を開始します。

 一方、ダイイングメッセージから“花”と思われた女性の名前は、本名はわからないものの通称“ミケ”であることが判明。普段から自殺願望をほのめかしていたこともわかり、毛利は自殺の線で事件を片付けようとします。

 そんな警察のやる気のなさを尻目に、ミコトは部下の久部六郎(窪田正孝)を伴い温泉地へ。その土地の湧き水の塩分濃度が海水よりも2倍も濃く、鹿の肉が名産ということで、ミケが殺されたのはその場所だったのではないかと推測したのです。

 調査の結果、やはりミケはその温泉地で殺されたらしいことがわかるものの、凍死の謎は解けません。調査が行き詰まるかと思えたその時、ミコトはある民家の庭先に冷凍トラックを発見。さらに、車内からは結束バンドと、ダイイングメッセージの途切れた箇所が書かれたメモ紙が見つかり、ミケが本当は、「ユキオトコノイエ タスケテ花イル」というメッセージを残そうとしていたことが発覚します。

 一方、毛利の調査により、ミケの殺害には自殺サイトで“ユキ”と名乗るネットオカマ・大沼悟(栄信)が関わったことが判明。つまりミケは、ユキが男であること、さらに松倉花(松村沙友理)という女性と一緒に監禁されていることを、自らが死んだ後も警察に伝わるようメッセージを残したのでした。

 事件解決かと思いきや、ミコトと久部は大沼によって冷凍庫内に閉じ込められてしまい、さらにトラックごと貯水池に落とされ、絶体絶命のピンチを迎えます。窮地から脱するべく、ミコトはUDIラボの先輩・中堂系(井浦新)に電話。水質簡易キットによって調べた池水の成分を伝え、場所の特定を任せます。そして、中堂が貯水池の場所を正確に特定したことで、ミコトと久部は九死に一生を得ることに。大沼は逮捕され、監禁されていた花は無事に保護。一件落着となりました。

 さて、感想。前回のラスト、ミコトが一家心中でただ1人生き残った過去があることを久部が突き止めました。そして今回の序盤では、その心中事件発生時、ミコトだけが家族とは別室で寝ていたことが判明しました。これに対して久部は、母親がミコトだけ生き長らえさせようとしたのではないかと推測。筆者はその謎をシーズン終盤まで引っ張るのではないかと予想したのですが、今回あっさりミコトの口から明かされました。

 ミコトは母親から睡眠薬を渡されたものの苦くて口に合わず、こっそり吐き出していたんですね。そして、家族が眠るリビングではなく自室に移動して寝た。そのため助かった。しかし、救助があと30分ほども遅れていたら死んでいた。しかもどうやら、室内に一酸化炭素が充満する途中で目覚めたものの、体の自由が利かず自力では逃げ出せない“地獄”を味わったらしい。

 死の縁を覗くような経験をしたからこそ、生の尊さを知り、人間の生命力の強さを信じる。ミコトのそんな死生観は、冷凍庫に閉じ込められ、池水が浸水するという絶体絶命の状況下での「人間は意外とシブとい」という言葉や、弱気になる久部を励ましつつ、脱出を絶対に諦めない姿勢にあらわれていました。それが、同僚の東海林夕子(市川実日子)との普段のコミカルなやり取りとはギャップになり、前回よりもさらに複雑かつ魅力的なキャラになったように思います。

 また、事件の真相究明の部分に関しても、ともすれば自殺事件で片づけられてしまった状況を見事に覆した流れは、前回以上に見応えがありました。多少のツッコミどころ(中堂はどうやって貯水池を特定できたのか? など)はありますが、会話のテンポの良さや主要キャスト陣が皆、キャラ立ちしていることなどを含め、これからますます面白い展開が期待できそうです。
(文=大羽鴨乃)

『アンナチュラル』石原さとみが小綺麗で“7K”にリアリティーないものの、孤独を背負うキャラクターが魅力的!

 石原さとみが法解剖医を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第1話が12日に放送され、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。好調なスタートとなりました。

 ドラマの舞台は、変死体の死因を究明する不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボ。年間約400体の法医解剖を行う同研究所には現在、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)がそれぞれ筆頭医を務める2チームが存在します。

 そのUDIにある日、中年夫婦が訪れます。息子・高野島渡(野村修一)が突然死したものの、警察は事件性がないと判断。解剖も行われないまま死因は虚血性心疾患(心不全)と断定されたのですが、生前の高野島は至って健康体だったため、疑問を抱いているというのです。

 担当を任されたミコトが早速解剖を行ってみたところ、心臓に異変は見つからず。その代わり、急性腎不全の症状を発見。毒殺の可能性を疑うのですが、体内から毒物は検出されません。しかし、新種の毒物が用いられた可能性もある。というわけで、ミコトは臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)を伴い、高野島の身辺調査を開始します。

 高野島の勤務先を訪れたミコトたち3人は、高野島が亡くなった翌日、同僚の敷島由果も突然死したことを知ります。しかも、高野島と由果には交際のウワサがあった。そのことを知った久部は、高野島の婚約者・馬場路子(山口紗弥加)が嫉妬に狂って毒を盛ったのではないかと疑います。路子はフィアンセの死に淡々としていて、おまけに職業は劇薬毒物製品の開発者と怪しさ満点。久部は単独で刑事ばりの調査を開始します。

 結論からいってしまえば、これは久部と視聴者を騙すミスリード。路子は純然たるシロで、高野島と由果の間にも実際には男女の関係はなかったのです。しかし、久部が入手したお菓子から、高野島がここ最近、サウジアラビアへ出張したことをミコトは知り、そこから死因がMERS(中東呼吸器症候群)であったことを発見。その結果、死に至る病原菌を持ち込んだことが世間に知れ渡り、高野島と遺族はまるで犯罪者のように批判の矢面に立たされてしまうのです。

 図らずも、死者に汚名を着せてしまったことで落ち込むミコト。しかし、突然死する数日前に高野島と性交渉に及んだという路子はMERSに感染していないため、感染源は別の場所にあると気づきます。そして、高野島が帰国後、健康診断のため訪れた東央病院が怪しいと睨み、調査開始。すると、同病院ではここ1カ月、患者の死亡率が急激に上がっていることが発覚します。

 そんな折、東央病院で死亡した患者の告別式が行われるという情報が伝わり、ミコトは火葬場へと直行し、遺族の許可を得て遺体を解剖します。すると案の定、MERS感染の症状が見つかり、さらには東央病院がMERSの簡易検査キットを購入していたことも発覚。高野島の名誉を挽回し、東央病院の隠蔽工作を暴いたところで終了となりました。

 さて、ここからは感想。石原さとみが主演、さらに脚本を務めるのが、2016年に新垣結衣主演で大ヒットしたラブコメディ・ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を担当した野木亜紀子とあって、放送前から注目度が高かった今回のドラマ。序盤は野木脚本らしい軽いコメディタッチで描かれ、不自然死究明研究所という特殊な舞台を視聴者がすんなり受け入れられる展開となったのですが、遺体解剖を中堂とどちらが担当するかじゃんけんで決めようとするなど、ミコトの言動が不謹慎にも思えました。

 また、冒頭シーンでは、UDIが7K(危険・汚い・きつい・規則が厳しい・休暇がとれない・化粧がのらない・結婚できない)の最悪な職場環境であることが強調されるのですが、石原が小綺麗にメイクして登場するため、少なくとも“汚い”と“化粧がのらない”は微塵も感じられません。

 しかし、シーンが進むにつれ、ミコトの印象は徐々に変わりました。死者に対する軽はずみにも思える言動は、そうしていなければ自我を保てないからなのではないかと。日常的に遺体と接するミコトにとって、一般人が抱く“死=厳粛”といった概念はなく、それは寄り添うようにしてあるもの。生死は相反するものではなく隣り合い、そしてミコトは生よりもむしろ、死の方へと半身を置いている。それは特殊な仕事によるものだけでなく、今回のラストに明らかになった、幼少時の一家無理心中の経験も背景にあるのでしょう。

 家族を失ったトラウマのためフィアンセとも真に心を通わすことができず、“結婚できない”孤独感を石原が上手く表現しているのも印象的でした。ただキュートなだけではない、これまでとは違った魅力が発揮され、次回からの展開も楽しみです。
(文=大羽鴨乃)

『アンナチュラル』石原さとみが小綺麗で“7K”にリアリティーないものの、孤独を背負うキャラクターが魅力的!

 石原さとみが法解剖医を演じるドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の第1話が12日に放送され、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。好調なスタートとなりました。

 ドラマの舞台は、変死体の死因を究明する不自然死究明研究所(Unnatural Death Investigation Laboratory)、通称UDIラボ。年間約400体の法医解剖を行う同研究所には現在、三澄ミコト(石原さとみ)と中堂系(井浦新)がそれぞれ筆頭医を務める2チームが存在します。

 そのUDIにある日、中年夫婦が訪れます。息子・高野島渡(野村修一)が突然死したものの、警察は事件性がないと判断。解剖も行われないまま死因は虚血性心疾患(心不全)と断定されたのですが、生前の高野島は至って健康体だったため、疑問を抱いているというのです。

 担当を任されたミコトが早速解剖を行ってみたところ、心臓に異変は見つからず。その代わり、急性腎不全の症状を発見。毒殺の可能性を疑うのですが、体内から毒物は検出されません。しかし、新種の毒物が用いられた可能性もある。というわけで、ミコトは臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、記録員の久部六郎(窪田正孝)を伴い、高野島の身辺調査を開始します。

 高野島の勤務先を訪れたミコトたち3人は、高野島が亡くなった翌日、同僚の敷島由果も突然死したことを知ります。しかも、高野島と由果には交際のウワサがあった。そのことを知った久部は、高野島の婚約者・馬場路子(山口紗弥加)が嫉妬に狂って毒を盛ったのではないかと疑います。路子はフィアンセの死に淡々としていて、おまけに職業は劇薬毒物製品の開発者と怪しさ満点。久部は単独で刑事ばりの調査を開始します。

 結論からいってしまえば、これは久部と視聴者を騙すミスリード。路子は純然たるシロで、高野島と由果の間にも実際には男女の関係はなかったのです。しかし、久部が入手したお菓子から、高野島がここ最近、サウジアラビアへ出張したことをミコトは知り、そこから死因がMERS(中東呼吸器症候群)であったことを発見。その結果、死に至る病原菌を持ち込んだことが世間に知れ渡り、高野島と遺族はまるで犯罪者のように批判の矢面に立たされてしまうのです。

 図らずも、死者に汚名を着せてしまったことで落ち込むミコト。しかし、突然死する数日前に高野島と性交渉に及んだという路子はMERSに感染していないため、感染源は別の場所にあると気づきます。そして、高野島が帰国後、健康診断のため訪れた東央病院が怪しいと睨み、調査開始。すると、同病院ではここ1カ月、患者の死亡率が急激に上がっていることが発覚します。

 そんな折、東央病院で死亡した患者の告別式が行われるという情報が伝わり、ミコトは火葬場へと直行し、遺族の許可を得て遺体を解剖します。すると案の定、MERS感染の症状が見つかり、さらには東央病院がMERSの簡易検査キットを購入していたことも発覚。高野島の名誉を挽回し、東央病院の隠蔽工作を暴いたところで終了となりました。

 さて、ここからは感想。石原さとみが主演、さらに脚本を務めるのが、2016年に新垣結衣主演で大ヒットしたラブコメディ・ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)を担当した野木亜紀子とあって、放送前から注目度が高かった今回のドラマ。序盤は野木脚本らしい軽いコメディタッチで描かれ、不自然死究明研究所という特殊な舞台を視聴者がすんなり受け入れられる展開となったのですが、遺体解剖を中堂とどちらが担当するかじゃんけんで決めようとするなど、ミコトの言動が不謹慎にも思えました。

 また、冒頭シーンでは、UDIが7K(危険・汚い・きつい・規則が厳しい・休暇がとれない・化粧がのらない・結婚できない)の最悪な職場環境であることが強調されるのですが、石原が小綺麗にメイクして登場するため、少なくとも“汚い”と“化粧がのらない”は微塵も感じられません。

 しかし、シーンが進むにつれ、ミコトの印象は徐々に変わりました。死者に対する軽はずみにも思える言動は、そうしていなければ自我を保てないからなのではないかと。日常的に遺体と接するミコトにとって、一般人が抱く“死=厳粛”といった概念はなく、それは寄り添うようにしてあるもの。生死は相反するものではなく隣り合い、そしてミコトは生よりもむしろ、死の方へと半身を置いている。それは特殊な仕事によるものだけでなく、今回のラストに明らかになった、幼少時の一家無理心中の経験も背景にあるのでしょう。

 家族を失ったトラウマのためフィアンセとも真に心を通わすことができず、“結婚できない”孤独感を石原が上手く表現しているのも印象的でした。ただキュートなだけではない、これまでとは違った魅力が発揮され、次回からの展開も楽しみです。
(文=大羽鴨乃)

石原さとみ、ホリプロ内序列が3番手に降格? しかし“恋愛解禁”でモチベーションアップ!

 1月12日スタートのTBS系ドラマ『アンナチュラル』で法解剖医役に挑戦する石原さとみが、ここ最近“キャラ変”を図っているという。

「これまで、雑誌のインタビュー取材やトーク番組などで過去の恋愛話は一切NGだったんですが、つい最近、解禁になったようです。従来の清純派なイメージから、年相応なぶっちゃけキャラに変わっていきそうです」(女性誌関係者)

 昨年12月に31歳の誕生日を迎えた石原。恋愛のひとつやふたつを経験していてもおかしくない年齢だ。しかし、さまざまなウワサはあったものの、決定的な証拠は撮られていない。芸能関係者はこう話す。

「共演者との熱愛のウワサは少なくないですが、かなりガードが堅く、人目がつくところでのデートはまったくしていません。現在も山下智久と交際していると報じられていますが、やはりこちらも証拠がない。清純派イメージを、しっかり守っています」

 そんな清純派の石原が恋愛話を解禁する裏側には、所属するホリプロの内部事情が影響しているという。

「ちょっと前にホリプロのマネジメント体制が変更になり、女優部門のプライオリティも変わったとのこと。以前は石原が最上位だったのですが、現時点では、深田恭子と綾瀬はるかが女優部門の2トップで、石原は3番手という扱いになっているようです。深田と綾瀬については、取材や番組出演の際に、事務所サイドからのNG項目も多いのですが、石原についてはかなりゆるくなり、発言内容なども石原本人に任されているみたいですね」(同)

 羽を伸ばせるようになった石原は、仕事へのモチベーションも上がっているようだ。

「いろいろな制約がなくなったことで、一皮むけるチャンスだと、本人も楽しく仕事をしているとか。大っぴらな恋愛もOKだそうで、週刊誌に山下智久との2ショットが載る日も近いかもしれません」(同)

 清純派女優・石原さとみの熱愛スクープは、どの週刊誌も欲しいところ。今年は、彼女の周囲がザワつきそうだ。

石原さとみ、ホリプロ内序列が3番手に降格? しかし“恋愛解禁”でモチベーションアップ!

 1月12日スタートのTBS系ドラマ『アンナチュラル』で法解剖医役に挑戦する石原さとみが、ここ最近“キャラ変”を図っているという。

「これまで、雑誌のインタビュー取材やトーク番組などで過去の恋愛話は一切NGだったんですが、つい最近、解禁になったようです。従来の清純派なイメージから、年相応なぶっちゃけキャラに変わっていきそうです」(女性誌関係者)

 昨年12月に31歳の誕生日を迎えた石原。恋愛のひとつやふたつを経験していてもおかしくない年齢だ。しかし、さまざまなウワサはあったものの、決定的な証拠は撮られていない。芸能関係者はこう話す。

「共演者との熱愛のウワサは少なくないですが、かなりガードが堅く、人目がつくところでのデートはまったくしていません。現在も山下智久と交際していると報じられていますが、やはりこちらも証拠がない。清純派イメージを、しっかり守っています」

 そんな清純派の石原が恋愛話を解禁する裏側には、所属するホリプロの内部事情が影響しているという。

「ちょっと前にホリプロのマネジメント体制が変更になり、女優部門のプライオリティも変わったとのこと。以前は石原が最上位だったのですが、現時点では、深田恭子と綾瀬はるかが女優部門の2トップで、石原は3番手という扱いになっているようです。深田と綾瀬については、取材や番組出演の際に、事務所サイドからのNG項目も多いのですが、石原についてはかなりゆるくなり、発言内容なども石原本人に任されているみたいですね」(同)

 羽を伸ばせるようになった石原は、仕事へのモチベーションも上がっているようだ。

「いろいろな制約がなくなったことで、一皮むけるチャンスだと、本人も楽しく仕事をしているとか。大っぴらな恋愛もOKだそうで、週刊誌に山下智久との2ショットが載る日も近いかもしれません」(同)

 清純派女優・石原さとみの熱愛スクープは、どの週刊誌も欲しいところ。今年は、彼女の周囲がザワつきそうだ。

赤羽に若い“キラキラ女子”が殺到!? ディープすぎる街で「インスタ映え」スポットを調査

 「オシャレ女子がいま注目してるエンターテインメント・タウンは“赤羽”!」そんな記事を読んで、思わず漏れでた感想は「本当か?」の一言でした。

 東京の中でも、限りなく埼玉に近い場所に位置する北区・赤羽は、昭和の頃からボンヤリと栄えてきた飲み屋街が印象的な下町。現在の横丁ブームの元祖ともいわれておりますが、そう簡単にくくるにはあまりに異質すぎるスポットです。そのあたりのなんともいえないテイストは、清野とおるのマンガ『東京都北区赤羽』(双葉社)に克明に描かれて話題となり、山田孝之主演で映像化もされたので、サブカル好きな不思議女子が群がっている、ということなら理解できます。

 でも、この記事によると、若くて可愛い“オシャレ女子”が、赤羽に通いつめて飲み歩いているという。にわかには信じられません。そこで、実際に赤羽に繰り出し、その真相を確かめてみることにしました。

■オシャレ風なお店は閑古鳥

 週末でもなく、平日ユルめの空気が漂う木曜日の18時半、いまだに埼玉の実家から抜け出せない貧困ライターの筆者(27歳)と友人の女性ライターT(26歳)は赤羽駅に降り立ちました。マンガやドラマで赤羽の底知れぬディープさは知っているものの、ふたりとも今回が初上陸。普段は新宿界隈の安居酒屋で飲んで満足している私たち。六本木あたりで頻繁に女子会を開きフォトジェニックを連呼しているようなキラキラ女子とは、常日頃から縁がありませんが、本当にこの雑多な街、赤羽にもキラキラ女子が生息しているのでしょうか……? ひとまず赤羽のシンボル的存在「一番街」へ向かいます。 

 東口の改札を抜けて数歩進むと、すぐに「一番街」の看板が目に飛び込んできました。まだそれほど人は多くないですが、この時刻で既にほろ酔い顔の人々がフラフラと歩いています。一番街のお店は、どこも明るく大衆的な居酒屋で、赤羽ビギナーでも入りやすい雰囲気。立ち並ぶ店を軽くのぞいてみましたが、地元住民らしき常連っぽいオジサンや、仕事終わりの気だるい空気をまとった中年サラリーマンだらけで、若い女性の存在は確認できません。うん、そりゃそうでしょう!

 渋谷や代官山あたりにありそうな小綺麗なワインバルを10倍くらいに薄めたようなオシャレ風なお店も並んでいるのですが、そういったお店は閑古鳥が鳴いており、やはりこの街では昔ながらの親しみやすい店がウケているようです。

 そんな赤羽一番街で、行列ができていたのが老舗おでん屋「丸健水産」。おでん鍋の前に立つおばさんに注文して、店の前のテーブルで立ったまま食べるというラフなスタイルのお店ですが、東京メトロのCMで石原さとみも訪れたそうで、寒い中、10人以上が列をつくっています。

 ここでやっと、行列に並ぶ20代の若い女性を発見! オフホワイトのベレー帽に、ふわふわした素材感のピンクベージュのアウターをまとい、隣の彼氏と思われるメガネ男子の袖をつかんで「どれにする〜?」と甘ったるい声を出しています。CMで気になったからといって、わざわざ石原さとみのようなファッションで来る必要もないと思うのですが、彼女にはこのおでん屋がモテ感満載のオシャレスポットに見えるのでしょう(確信)。

 そんな石原さとみフォロワーの白い頭を眺めながら10分ほど並び、いざオーダー。おでんのカウンターを仕切るのは妙齢のおばさま2人。次から次へと飛び込むオーダーですが、「ちょっと待ってね!」と勢いで制し、あわてることなく、かたくなに自分の接客ペースを崩さない姿勢が、さすが貫禄を感じます。

 味オンチな私たちも並んで食べてみましたが、ダシがさっぱり薄めの味わいで、濃いめ好きの友人は「コンビニおでんのほうが旨い」と小さくつぶやいておりました。そこに突然、同じテーブルにいた60代前後の男性が2人「お姉ちゃんたち、どう? おいしいか?」などと話しかけてきました。これが赤羽ならではの“ふれあい”なんだと自分に言い聞かせながら「こちらにはよく来られるんですか?」と聞いてみると、「ううん。初めて」「なんか有名だから来てみた」と、何やら女子大生のようなムードではしゃいでいます。八王子からわざわざ来たという2人。どうやら“赤羽に若い女が結構居るらしい”という情報を聞きつけ、おじさんたちが遠方からもじわじわと集まってきているようです。なめるような視線を若い女子に送る、いかにもナンパ目的のグループもちらほら見受けられます。ちょっとくたびれた感じのする年上男性が好きな女子には朗報! 赤羽は出会いの宝庫です。

 60代のオジサンが持っているコップには泥水のような液体が満たされており、「何飲んでるんですか?」と尋ねると「ダシ割り」とひとこと。丸健水産には「50cc程飲み残した日本酒(マルカップ)をおでん汁で割る」という通称“ダシ割り”(50円)があるそうです。ダシだけでなく、さまざまなおでん種の破片が浮遊しており、飲み干すにはなかなかハードルが高そう。オジサンが飲みかけのダシ割を「飲んでもいいよ、間接キッスになっちゃうけど」と、ライターTに執拗にススメ、Tが真顔でそれを交わすのを見守りつつ周囲を観察していると、さきほどの石原さとみインスパイア女子も、ダシ割りを頼んで写真を撮りまくっていました。彼女たちの間ではダシ割りも、それなりに“映える”逸品なのかもしれません。

 丸健水産に限ってはイマドキ女子もちらほら発見できましたが、20代前半、週末は代官山蔦屋に出入りしていそうな小綺麗な女子2人組が、少しも減らないワンカップ片手に何度も写真を撮る姿は、やはり赤羽という街からは浮きまくっています。ここだけ見るに、赤羽とキラキラ女子の親和性は皆無。“赤羽女子”というほど通い詰めている雰囲気の人物も見当たりません。もしかしたら若くて可愛い赤羽女子は『東京都北区赤羽』に出てくるようなキテレツな方々に、ミーハー心丸出しで会いにいってるのかも? そこで、赤羽最強のスポットと名高い「ワニダ2」へ行ってみることにしました。

 ワニダさんは、タイ料理居酒屋「ワニダ2」のママで「赤羽の核爆弾」と呼ばれる強烈なキャラの持ち主。客に対して「シネバイイノニ!」「バカジャナイノ!」などと大声で罵倒し続けるそうです。しかし、「ワニダ2」は、基本的にいつも鍵がかかっており、お店に入れるかどうかはワニダさんの気分次第。意外と駅からすぐ近くの場所にある同店に行ってみると、ちょうどワニダさんがお店のドアを全開にして開店準備をしているタイミングでした。「入ってもいいですか?」とおずおずと尋ねると、「イイヨ!」と意外と静かな声で返してくれました。

 お通しをつまみながら、メニューに書いてあった「まんこ汁割」(焼酎のマンゴージュース割)を飲んでいますが、ワニダさんは仕込み作業でもしているのか、ぜんぜん話しかけてくれません。私たちのような観光気分の客を警戒しているようにも感じます。しばし探り合いの時を過ごしていましたが、常連と思われるオジサン客が勢いよく入ってきたことで店内の空気は一変。カウンターにどかっと座った恰幅のいいオジサンがデカい声でワニダさんに話しかけると、早速「飲むんじゃネーヨ!」「バッカジャネーノ!」とのレスポンスが。さらに次々と常連客が入ってきてカウンターは埋まり、毎日来ているというお客さんに対して、ついに「シネバイイノニ!」が店内に響き渡りました。空気がほぐれたところで、ワニダさんに「なぜ赤羽でお店を?」と聞いてみると「観光キテ帰れなくなった!」と即答。続いて「赤羽のいい所は?」と聞くと、「区役所! ちゃんと案内してくれる! 私はほかの区でヒドい目にあったんだヨ!」と、斜め上の意見を述べてくれました。

 「でも赤羽はいいところ。みんな優しい。みんな飲んべえだから……」と引き続き赤羽の良さを語っていると、常連客たちは「その通り!」「赤羽最高!」と大盛り上がり。ワニダさんは「アタシがしゃべってるんだヨ!」「おめえらウルセー!」「シネバイイノニ!」とイライラ顔で叫びはじめました。

 最初は強烈な毒舌と思ってましたが、ずっと聞いていると、確かにウルサくて死ねばいいような客ばかりなので、ワニダさんはまともなことを言ってるだけなんじゃないかなと思えてきました。結局、「ワニダ2」には3時間くらい滞在しましたが、当然のようにオシャレ女子は姿を見せず。ワニダさんの虜となって赤羽のネオンに背を向ける頃には、運動後のような疲労感でいっぱいでした。やはり一筋縄では行かない街、赤羽。実際に行ってみると、若い女性に人気どころか中年の酒好きなおっさんだらけで、わずかに存在するキラキラ女子は庶民的な風貌のおじさんに絡まれ、非常につまらなさそうな顔をしているのが印象的でした。赤羽は、「山田孝之も石原さとみも行ってたし〜!」ぐらいの軽い気持ちで訪れる場所ではないようです。

 通な“赤羽女子”を目指すなら、ワニダさんに「シネバイイノニ!」と一喝される覚悟を持って、訪れてみてください。
(藤野ゆり/清談社)

石原さとみ、本田翼、ざわちん……芸能記者の失笑を買った、2016年の珍会見とは?

 ベッキー&ゲスの極み乙女。川谷絵音を皮切りに相次いだ数々の不倫騒動、SMAP解散、成宮寛貴芸能界引退などビッグニュースが多かった2016年の芸能界。一方で、毎日、粛々と開催されていた芸能イベントの中には、世間一般ではほとんど話題にならなかったものの、マスコミ関係者の間で失笑を買い、密かに話題になった会見がいくつもあったという。今回はそんな会見を、芸能記者らに聞いた。

 最初に挙がったのが、石原さとみの登場した『美的ベストコスメ大賞』贈呈式だ。石原は会見やトークイベントにおいて、「長いたとえ話や、観念的な語りをすることが多々ある。石原の発言を、文字数の限られた中で原稿にしなければいけないのは、非常に困難な作業」(ウェブニュース記者)との声が、以前から記者の間で上がっていたという。

「これまでも、“理想の男女関係”を水平線のたとえを用いて長々と語ったり、『マイク、カメラなども意思があって物体化しているので、その思いがわかるようになりたい』と語るなど、会見で数々の“さとみ語録”を残してきた石原ですが、今年12月に行われた『美的ベストコスメ大賞』贈呈式では、石原の“長いたとえ話シリーズ”の新作が聞けました。要約すると“友人と行った懐石料理屋で、エビイモの最後の1つを友人にゆずったら喜ばれた”という、なんてことのない話なのですが……そこから石原は、理想の女性像に話を発展させ、最終的に『一番おいしいところを人にあげられる女性になりたい』という結論に至ったんです。記者たちは『何気ない日常をドラマチックに長々と語らせたら、彼女の右に出る者はいないよね……』と笑っていましたよ」(同)

 続いて挙がったのは、ざわちんらが出席した、11月開催の『ハリー・ポッター』シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のジャパンプレミアだ。

「大作洋画のジャパンプレミアは、来日キャストがメインのゲストとなりますが、盛り上げ役として、華やかな日本人ゲストが呼ばれることもあります。しかし、同イベントの日本人ゲストは、かなり謎すぎる人選だったんです」(映画ライター)

 主演の英人気俳優エディ・レッドメインより先にレッドカーペットを歩いた日本人メンバーは、ざわちんのほか、永野、熊切あさ美、内山信二、へぇ(読者モデル・ぺぇの友人)、動物戦隊ジュウオウジャーのスーツアクターなどだったという。

「エディより話題になるタレントは呼べないことは理解できますが、なぜよりによってこのような面々だったのでしょうか。報道陣は、陰で『意味不明すぎる』『どうしてこんなメンツになっちゃったの?』などと失笑しており、逆に印象に強く残るイベントとなりました」(同)

 最後に、12月に行われた、本田翼が登場した映画『土竜の唄 香港狂騒曲』のイベントが挙がった。

「主演の生田斗真が、裸ありの体当たり演技を見せ、本田ら女優陣とのお色気シーンもあるという同作。生田が“前貼り”について話していると、本田が突然『前貼りってなんですか?』と無邪気な質問をしたんです。生田は『収納術です』とオブラートに包んで、うまく返答していましたが、現在24歳、女優歴5年の本田が、『前貼りを知らないなんてあり得るの?』『天然ぶりっこをしてるんじゃない?』などと、報道陣は失笑混じりに騒然としていました」(スポーツ紙記者)

 2017年も、数々の“珍会見”が開かれることを期待したい。

石原さとみ、テレビ関係者が明かす「現場で嫌われている」ウワサの真相

 石原さとみが主演を務める『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)が、初回から最新の第7話まで一貫して視聴率2ケタ台をキープする好調ぶりを発揮している。ドラマでは、石原のファッションも話題になっているように、彼女のルックスや人気を前面に押し出していることが功を奏しているのは間違いないが、その一方で一部マスコミによると「石原はドラマ現場で嫌われている」説も根強い。この疑惑について、関係者が真相を語った。

「同ドラマは、石原演じる主人公・河野悦子が、華やかなファッション誌の編集にあこがれながら、一見地味な校閲の仕事に奮闘するストーリー。基本的には“お仕事ドラマ”ですが、ファッション誌の編集に興味がある悦子のキャラクターを表現するため、劇中で石原は、毎回個性的なファッションを披露しています。それも女性視聴者を中心に人気を集めていて、ネット上では、毎回着用衣装の情報が盛んに飛び交っています。それほど、石原にあこがれる視聴者が多いということです」(芸能ライター)

 しかし、そのような一般のイメージとは逆に、業界内には石原のことをよく思わない人が少なくないとのウワサもある。

「確かに石原は、目上の人間には腰が低い。しかしながら、下っ端のスタッフなどはスルーしているので、“挨拶する人を選んでいる”ように見えます。それが、石原の一般的イメージである『女子力の高い愛されキャラ』とのギャップを生んでしまい、無駄に印象を悪くしてしまっているようです。まぁ、こういうウワサが流れたのは、おそらく“下っ端の逆恨み”でしょう」(テレビ局関係者)

 また、別のテレビ局スタッフからは「石原の所属事務所・ホリプロの問題」という指摘も。

「ホリプロの“石原の守り方”が過剰すぎるんです。石原が現場入りしてから、ずっと事務所関係者がベタづきで、まるでガードマンのよう。それだけで、石原には近寄りがたい雰囲気になってしまっています。そんな事務所の扱いが、彼女を増長させている原因の1つかもしれませんね」(同)

 とはいえ、こうした不評を跳ね返すほどの好調ぶりを見せている『校閲ガール』。最終回まで、高視聴率を獲得し続けてほしいものだ。