
『プリティ・リトル・ライアーズ
<ファースト・シーズン> コン
プリート・ボックス』(ワーナー
・ホーム・ビデオ)
――海外生活20年以上、見てきたドラマは数知れず。そんな本物の海外ドラマジャンキーが新旧さまざまな作品のディティールから文化論をひきずり出す!
『ビバリーヒルズ高校/青春白書』以来、アメリカの高校生を主人公としたメロドラマは、当たれば世界的な大ヒット間違いなしと言われている。そのため、最近のティーンドラマは昼メロ顔負けの刺激的でドラマチックな作品が多い。『The OC』『ゴシップ・ガールズ』はもちろんのこと、『ヴァンパイア・ダイアリー』のようなSFファンタジーにもメロドラマの要素が含まれているほど。もはや、メロドラマはオバサンたちだけのものではなく、ティーンの世界でも普通に受け入れられているのである。
とはいえ暴走しやすいティーンが主役のメロドラマは、少しでも度が過ぎると世間から批判される。『ビバヒル』でティーンの妊娠・出産が描かれた時、『The OC』でミーシャ・バートン演じるヒロインがハメを外した時、『ゴシップ・ガールズ』で薬物乱用、飲酒に3Pなどが描かれた時は、PTA世代の逆鱗に触れ問題となった。だが、そんな風当たりをものともせず、その内容は年を追うごろに過激になってきている。それが、等身大のティーンを描いた結果だからだろう。







