『先に生まれただけの僕』櫻井翔をめぐる三角関係? 突然の恋愛ドラマ化に「冷める」の批判

 11月18日午後10時から第6話が放送される、嵐・櫻井翔主演の『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)。視聴率は初回10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、その後第3話が10.5%だったものの、第2話、第4~5話は7~8%台と、2ケタ割れすることが多くなっている。

 同ドラマは総合商社・樫松物産に勤める鳴海涼介(櫻井)が主人公。抜群の営業力で成績優秀だが、会社が経営する毎年赤字の私立京明館高校の経営再建を任され、なんと35歳で商社マンから校長先生になる。

 第5話で鳴海は、中学3年生を対象した「オープンキャンパス」が開催されることを知り、「在校生徒たちにも協力してもらい、高校の魅力をアピールしていきたい」と教師たちに提案。そこで、教師のちひろ(蒼井優)は、担任するクラスの生徒に、オープンキャンパスでのメインイベントを考えてみてほしいと相談。すると生徒たちはすっかり乗り気になり、自主的にさまざまな企画を考えて準備を始める。

 さらに鳴海は、樫松物産社長・原(小林勝也)にオープンキャンパスに来てほしいと直訴。そして当日、生徒の頑張りが身を結び、オープンキャンパスは大盛況となり、社長に頑張りをアピールすることにも成功したのだった。

「オープンキャンパスには、鳴海の恋人である聡子(多部未華子)も来場。鳴海とちひろが仲睦まじそうにしているのを見て複雑な表情を浮かべていました。また、ちひろも鳴海に交際相手がいるとわかって少し悲しそうな表情に。ちひろは当初、鳴海に否定的でしたが、次第に彼の頑張りを理解するようになり、惹かれていっているようです」(芸能ライター)

 しかし、唐突な“三角関係”の予感に、ネットユーザーは「このドラマに恋愛要素いる?」「急に恋愛とかやられても冷めるんだけど」「三角関係とかないわ。そういうドラマじゃないでしょ」といった批判的な声を上げている。

 第6話では、鳴海がオープンキャンパスの成功で京明館の評判が高まっていることを実感し、次に開催する学校説明会の準備に乗り出す。しかしそのせいで、鳴海とちひろの関係が気になっている聡子のデートの誘いを断り続けてしまうことに。

 一方ちひろは、真剣に学校改革に取り組む鳴海を慕う気持ちがどんどん強くなっている様子。次回予告映像には「校長への尊敬は恋の始まり?」という意味深なテロップもつけられていた。

「これまでも、英語教師の島津(瀬戸康史)がちひろに好意を抱いているような描写があったので、この2人が結ばれればドラマ的にも円満になりそうです。ただ今のところは、ちひろから島津に対する恋の予感がほとんどない。視聴者も危惧していたように、あまり恋愛要素を描きすぎると、ドラマの軸がブレて視聴率がさらに低迷しそうな気もするのですが……」(同)

 果たして恋愛展開は視聴率にどう影響していくのか。次回はさらに目が離せない展開になりそうだ。

モテモテ櫻井翔・校長、オープンキャンパス成功も三角関係勃発の予感? 『先に生まれただけの僕』第5話

 嵐・櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第5話が11日に放送され、平均視聴率8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.4ポイントアップとなりました。

 その前回、1・2年生の授業にアクティブ・ラーニング(課題を与えて生徒たちの間で相談させ問題を解かせる教育法)を本格的に導入し、退屈だった授業を活性化させることに成功した鳴海涼介(櫻井翔)。今回は京明館高等学校の受験生を増やすべくオープンキャンパスの実施を決め、メインイベントを担当してくれるクラスを募ります。

 実は京明館高等学校は9月にもオープンキャンパスを実施したものの、当時はまだどのクラスも退屈な授業を行っていたため集まった中学生や保護者からは不評を買ってしまったのでした。今度は見返してやりたいと思った2年3組担任の真柴ちひろ(蒼井優)は、生徒たちをたきつけメインイベント実施を引き受けることに。この報告を受けた鳴海から「真柴先生はペップトーカーだったんですね」と言われたことで、ペップトーク(スポーツやビジネスの場で指導者が部下たちを鼓舞するトーク)という言葉を知り、関連書籍を買って学び始めるのです。

 一方、鳴海は出向元である樫松物産の社長・原(小林勝也)にオープンキャンパスを見学しに来てほしいと直訴。その行動には、以前から鳴海のことを目の敵にし、学校改革を妨害しようとする専務・加賀谷圭介(高嶋政伸)の圧力を抑止しようという計算があるのです。

 そんな鳴海の行動を知った加賀谷は激怒。京明館高等学校の3年2組担任・郷原達輝(荒川良々)が反・鳴海派だと聞きつけ、本社に呼んで“ありのまま京明館”を見せるように指示を与えます。アクティブ・ラーニングが導入されていない3年生の授業はこれまで通り(特に郷原の授業は)退屈なため、その様子を原に見せることで鳴海の株を下げようという魂胆なのです。

 そして迎えたオープンキャンパス当日。1・2年生たちは生き生きと授業に取り組む一方、郷原のクラスは退屈ムードが漂い、渋い表情を浮かべる原の顔を見て加賀谷はほくそ笑みます。しかし、ここで加賀谷の計算外の事態が発生。反・鳴海派であるハズの3年1組担任・河原崎孝太郎(池田鉄洋)と3年3組担任・杉山文恵(秋山菜津子)が、真柴の持っていたペップトーク指南書に目を通したことで感化され、普段とは見違えるような活気ある授業を展開したのです。

 さらに、見学者たちを体育館に集めてのメインイベントでは、全国レベルの腕をもつ書道部、弓道部の生徒たちがDJの音楽に合わせてド派手なパフォーマンスを実施。これが大成功を収め、見学者たちから拍手喝采を受けたところで今回は終了となりました。

 さて感想。前回からアクティブ・ラーニングを導入したことで活気づき始めた京明館高等学校。“こんなに劇的に変わるものなの?”と疑問に思うぐらい今回は生徒たちが生き生きとした表情を浮かべていたため、その成果や展開のスピードについては多少ご都合主義な気がしないではありませんが、変わりゆく生徒たちの姿を見ることは決して悪い気はしません。ラストに行われた低予算ながらも知恵を合わせてのパフォーマンスも感動させられました。

 そのパフォーマンス後、女子生徒たちから「校長が来てから変わりました」と絶賛された鳴海ですが、ハートをつかんでいるのは生徒だけではありません。クールな真柴が陰でペップトークの本を読むなど、教師たちにも影響力を見せ始めているのです。そんな姿を見ていると、“やっぱりイケメンは得だな”なんて思ってしまいます。

 しかし、そんなモテぶりがトラブルの火種になる予感を抱かせるシーンもありました。オープンキャンパスには樫松物産の本社で働く鳴海の恋人・松原聡子(多部未華子)も見学に訪れたのですが、鳴海と真柴の関係を疑う描写があったのです。その一方、鳴海と聡子が一緒にいるところを見て真柴が嫉妬するようなシーンもあり、三角関係勃発の可能性をニオわせていました。

 ただ、個人的な感想としては、恋愛のいざこざはこのドラマには不要かなと。教育に関してド素人の元エリート商社マン・鳴海がいかにして学校を改革していくか、そのプロセスに重きを置いてもらいたいです。プライベートな部分を描くのはもちろんアリだと思いますが、あくまでもサブストーリーとして進行させてほしいものです。

 さて、社長の後ろ盾も得て勢いづく鳴海校長ですが、次回は学校説明会で大波乱が待ち受けているとのことで、一筋縄ではいかない学校再建にどう取り組んでいくのかますます目が離せません。
(文=大羽鴨乃)

嵐のドラマは、もうダメ!? 相葉雅紀『貴族探偵』より深刻な、櫻井翔『先に生まれただけの僕』の“大不振”

 どうしたものだろうか──。ここのところ、人気グループ・嵐のメンバーが主演するドラマが不振続きだ。

 昨年4月期の松本潤主演『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)の全話平均視聴率は17.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)は12.9%とよかったが、その後が続かなかった。

 今年4月期の相葉雅紀主演『貴族探偵』(フジテレビ系)は8.8%と惨敗を喫した。そして、今クールの櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)は、初回こそ10.1%と2ケタ台に乗せたが、第2話で7.5%と、まさかの急降下。第3話は10.5%と回復したものの、第4話7.7%、第5話8.1%と低迷。ここまでの平均は8.9%と厳しい状況で、『貴族探偵』を下回る可能性が出てきた。

 数字的にみても、まるでさえない『先僕』だが、それだけでなく、事態は『貴族探偵』より深刻といえそうだ。というのは、前番組との関係性だ。いうまでもなく、日テレ土曜ドラマの前は、午後9時から『嵐にしやがれ』が放送されている。同番組は安定して視聴率2ケタ台をキープしており、当然、多くの嵐ファンが見ているはず。にもかかわらず、その直後の櫻井主演ドラマになると、たくさんの視聴者がチャンネルを替えてしまっているという現状だ。

 ネット上では、「いくら私立高校とはいえ、実年齢35歳の櫻井が校長というのは非現実的」「このドラマに恋愛要素はいらない」「櫻井の演技はヘタで、いつも同じ。『NEWS ZERO』のときのイメージと変わらない」といった声もチラホラ聞こえてくる。

「ジャニーズ事務所の圧力で、昨年4月期から、『しやがれ』と土曜ドラマの枠が入れ替わったといわれています。確かに、『しやがれ』は、それ以降、高視聴率が続いています。しかし、土曜ドラマは1ケタ続き。枠を入れ替えた成果があったどうかは微妙です。ジャニーズは、その見返りとして、土曜ドラマに続々と所属タレントを送り込み、3クール連続でジャニタレの主演作が放送されていますが、高視聴率には、まるで結びついていません。来期の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』も、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務めますが、数字的には大きな期待は持てないでしょう。正直、視聴者もジャニタレ続きで、うんざりしてるのでは? 視聴率がよければいいのですが、そうではないだけに、この状況を容認している日テレの姿勢も問われそうです」(スポーツ紙記者)

『先僕』は、すでに撮了しているため、これといったテコ入れもできない。このドラマが最終的に1ケタで終わるようなら、「嵐のメンバーを主演に据えれば、高視聴率確実」といった“嵐神話”は崩壊しかねない。後半で、なんとか巻き返してもらいたいものだが……。
(文=田中七男)

嵐のドラマは、もうダメ!? 相葉雅紀『貴族探偵』より深刻な、櫻井翔『先に生まれただけの僕』の“大不振”

 どうしたものだろうか──。ここのところ、人気グループ・嵐のメンバーが主演するドラマが不振続きだ。

 昨年4月期の松本潤主演『99.9 -刑事専門弁護士-』(TBS系)の全話平均視聴率は17.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、大野智主演『世界一難しい恋』(日本テレビ系)は12.9%とよかったが、その後が続かなかった。

 今年4月期の相葉雅紀主演『貴族探偵』(フジテレビ系)は8.8%と惨敗を喫した。そして、今クールの櫻井翔主演『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)は、初回こそ10.1%と2ケタ台に乗せたが、第2話で7.5%と、まさかの急降下。第3話は10.5%と回復したものの、第4話7.7%、第5話8.1%と低迷。ここまでの平均は8.9%と厳しい状況で、『貴族探偵』を下回る可能性が出てきた。

 数字的にみても、まるでさえない『先僕』だが、それだけでなく、事態は『貴族探偵』より深刻といえそうだ。というのは、前番組との関係性だ。いうまでもなく、日テレ土曜ドラマの前は、午後9時から『嵐にしやがれ』が放送されている。同番組は安定して視聴率2ケタ台をキープしており、当然、多くの嵐ファンが見ているはず。にもかかわらず、その直後の櫻井主演ドラマになると、たくさんの視聴者がチャンネルを替えてしまっているという現状だ。

 ネット上では、「いくら私立高校とはいえ、実年齢35歳の櫻井が校長というのは非現実的」「このドラマに恋愛要素はいらない」「櫻井の演技はヘタで、いつも同じ。『NEWS ZERO』のときのイメージと変わらない」といった声もチラホラ聞こえてくる。

「ジャニーズ事務所の圧力で、昨年4月期から、『しやがれ』と土曜ドラマの枠が入れ替わったといわれています。確かに、『しやがれ』は、それ以降、高視聴率が続いています。しかし、土曜ドラマは1ケタ続き。枠を入れ替えた成果があったどうかは微妙です。ジャニーズは、その見返りとして、土曜ドラマに続々と所属タレントを送り込み、3クール連続でジャニタレの主演作が放送されていますが、高視聴率には、まるで結びついていません。来期の『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』も、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演を務めますが、数字的には大きな期待は持てないでしょう。正直、視聴者もジャニタレ続きで、うんざりしてるのでは? 視聴率がよければいいのですが、そうではないだけに、この状況を容認している日テレの姿勢も問われそうです」(スポーツ紙記者)

『先僕』は、すでに撮了しているため、これといったテコ入れもできない。このドラマが最終的に1ケタで終わるようなら、「嵐のメンバーを主演に据えれば、高視聴率確実」といった“嵐神話”は崩壊しかねない。後半で、なんとか巻き返してもらいたいものだが……。
(文=田中七男)

櫻井翔・校長、3年生切り捨て改革で嵐を巻き起こす! 『先に生まれただけの僕』第4話

 人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第4話が4日に放送され、平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から2.8ポイント下げという結果になってしまいました。

 その前回、英語教師・島津智一(瀬戸康史)のアクティブ・ラーニング(課題を与えて生徒たちの間で相談させ問題を解かせる教育法)を取り入れた授業に感動した鳴海涼介(櫻井翔)は、他の授業にも採用することを決意。島津に講師を頼み、他の教師たちを集めて勉強会を開きます。そして、これまでとは違う授業ができそうだとテンションが上がった鳴海は、全校生徒を集め「授業を面白くする!」と高らかに宣言するのです。

 生徒たちが能動的に参加するスタイルの授業は反響を呼び、鳴海は手応えをつかみます。しかし、改革を実施したのは1,2年生のみ。受験や就職を控えた3年生はこれまで通りの授業のため、不満の声が挙がってしまいます。そしてある日、代表者が校長室に押しかけ、「見捨てられた」「切り捨てられた」と怒りを爆発させるのです。

 そんな中、野球部の2年生が3年生にしごかれ、肋骨をケガしてしまう事件が発生。鳴海の改革が明らかに悪影響を及ぼし始めてしまっているのです。また、これまでの授業を暗に批判したような“授業を面白くする”発言に対して、アクティブ・ラーニング反対派の教師たちからここぞとばかりに批判の声が殺到してしまいます。

 先走った言動を反省した鳴海は、3年生だけを緊急招集。頭を下げて謝罪した上で、リアルな社会では理不尽なことだらけだと説き始めるのです。就職組にはその厳しい社会がすぐ目の前に迫っていること、進学組には学校を出てからが本当の勝負であることを、商社マンとして社会の荒波にもまれてきた経験から語るのです。そして、鳴海の魂のこもったロングスピーチに生徒たちが心を動かされ静まり返る中、今回は終了となりました。

 さて、感想。総合商社・樫松物産から京明館高等学校へ出向して以来、偏差値44から50へアップさせ人気校にすべく悪戦苦闘している鳴海ですが、改革に焦るあまり空気の読めない言動が目立ちました。今回のアクティブ・ラーニング導入に関しても、間違いなくこれまでの授業および教師たちを全否定するようなものですし、3年生たちが疎外感を抱いてしまうのも無理はありません。

 また、自分の誤りや失言を他人から指摘されなければ気づかないという鈍感さが、元エリート商社マンという設定をブレさせてしまっているようにも思えます。櫻井の演技力が決して高くないだけに、どこか頼りなさも感じてしまうのです。

 それだけに今回、新聞のラテ欄に「怒涛の10分超えロングスピーチ! 改革から取り残された三年生のみんなへ!」というコピーを見つけた時には不安を覚えました。櫻井の独演が10分以上も続くとなると、地獄絵図と化すのではないかと。ドラマの内容よりも櫻井ファンを喜ばせるためだけの演出を優先するように路線変更したのではないかと危惧してしまったのです。

 しかし、結論をいえば最後のロングスピーチは見応えがありました。鳴海が最初、「こんな(理不尽な)こと社会に出れば普通にあります」と語り始めた時には「逆ギレかよ!?」とツッコミそうになりましたが、確かに鳴海の言うことは正しいのです。世の中に出れば理屈の通らないことだらけ。けれど、現実の教育現場では実社会経験のない教師ばかりが多いため、鳴海の言う“普通”を知る人は少ないのではないでしょうか。

 また、たとえ民間企業で働いた経験があっても、鳴海のようにズバリと言える教師はどれぐらいいることでしょう。鳴海は今回、進学組の生徒たちに向かって、偏差値の低い高校から進学できる大学は「就職に有利といえる大学ではない」とまで言い放ってましたが、そんな発言ができる教師は決して多くはないでしょう。教科書に書いてあることを教えるのではなく、生徒たちよりも“たまたま先に生まれただけの僕”が経験したことを語る。そうすることで社会に通用する生徒を育てていくという鳴海の理念およびドラマのテーマが、これまでで一番現れた回となったように思えます。

 ただ、このままでは社会の現実を生徒たちに突きつけて怖がらせているだけにすぎません。進学組の生徒たちに向かって「人間力を鍛えろ」と諭していましたが、具体的には何をすればいいのか。それを示していかなければなりません。また、アクティブ・ラーニングだけで偏差値が上がるほど学校教育は単純なものなのかも疑問です。鳴海校長の前途はまだまだ多難ですが、前回から少しずつ見どころが増えてきただけに今後の展開に期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

櫻井翔、嵐主演ドラマ史上「ワースト作」に? 主題歌は40万枚超えも“苦境”のワケ

 嵐のニューシングル「Doors~勇気の軌跡~」が11月8日に発売され、オリコンデイリーランキング(11月7日付)では初日売り上げで30万枚を突破し、堂々の1位に輝いた。今作はメンバーの櫻井翔主演で10月から放送されている連続ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の主題歌。シングルはヒットしているものの、ドラマの方は苦戦を強いられているようだ。

 今回の新曲は初回限定盤1・2と通常盤の3種リリース。初回1のDVDには「Doors~勇気の軌跡~」のミュージックビデオとメイキングを収録し、初回2のDVDはメンバーが出演するスマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」のCMソングにもなっているカップリング曲「NOW or NEVER」のミュージックビデオ&メイキングが入っているという。

「10月中旬にアルバム『untitled』をリリースしたばかりですが、今作も初日から32万枚、2日目は12.5万枚(11月8日付)と、ロケットスタートを切りました。6月に発売となった前回のシングル『つなぐ』は初日に22.5万枚を売り上げ、週間ランキングの集計結果は38.9万枚だったため、2日目までの時点で前作超えを果たしています。今作は『つなぐ』よりも販売形態が1種類多いとはいえ、さすがの貫禄を見せつけています」(ジャニーズに詳しい記者)

 『untitled』は、メンバーごとのソロ曲が収録されなかったことや、初回盤(DVD)のスペシャルメイキングが“個別インタビュー”構成だった点に、ファンからクレームが相次ぎ、「メイキングがクソつまらない」などと酷評が目立っていた。しかし、Amazonで今作「Doors~勇気の軌跡~」のカスタマーレビュー欄をチェックすると、「メイキングは最新アルバムとは雲泥の差で、本来の嵐らしさが戻ってきたような仕上がり」「ダンスはかっこいいし、途中のメンバーのわちゃわちゃも微笑ましいし……嵐の魅力がたくさん詰まってる」「メイキングは『untitled』のインタビューとは違って、撮影の休憩シーンで談笑する姿など、ファンが見たがっていたものだった」と、好意的な感想が多く寄せられている。

 ところが、主題歌になっている櫻井のドラマは惨敗中。初回から10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とギリギリ2ケタでスタートするも、2話でさっそく7.5%に大幅ダウン。3話で10.5%に持ち直したはずが、4話は7.7%と、再び7%台に下がった。

「4話の視聴率を見ると、午後8時台の『世界一受けたい授業』が13.0%で、9時台の『嵐にしやがれ』も12.3%と高い数字を出しているのに、『先に生まれただけの僕』は7.7%と5%近くも下落。視聴者が明らかにチャンネルを変えていますし、櫻井のドラマに食いついていないかよくわかります。同日は裏番組に強敵もいなかったため、単純に視聴者から避けられているわけです。近年の櫻井は、体形の変化やテレビ朝日・小川彩佳アナウンサーとの熱愛報道、嵐ファンの呼び名『アラシック』に否定的な考えを示すなど、ファンの間で物議を醸す言動が続いています。ファン離れが進んでいる上に、ドラマも視聴者から避けられ苦境ですね(同)

 嵐メンバーの主演作といえば、昨年は2本のドラマが大ヒット。松本潤主演の『99.9 ‐刑事専門弁護士‐』(TBS系)は2話と最終話で19.1%の高視聴率を記録しており、来年1月期には続編『99.9‐刑事専門弁護士‐ SEASON II』の放送も決定している。大野智の『世界一難しい恋』(日本テレビ系)も2ケタをキープし続けた末、最終回で番組最高の16.0%を獲得し、有終の美を飾った。

「嵐ドラマでコケた作品といえば、今年4月の相葉雅紀主演の月9『貴族探偵』(フジテレビ系)と、2014年の二宮和也主演『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(日本テレビ系)の2本でしょうか。『貴族探偵』は初回11.8%とまずまずだったものの、以降は7~9%を推移し、最低値は7.0%(8話)。『弱くても勝てます』は初回13.4%、最低は7.4%(9話)で、合間に何度か1ケタに転落しました」(同)

 このままでは、櫻井のドラマは、近年の嵐主演作の中でも最低値を記録してしまいそうだが、5話から盛り返すことはできるのだろうか。

櫻井翔・校長、初授業で玉砕も“鳴海イズム”が徐々に浸透? 『先に生まれただけの僕』第3話

 人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第3話が28日に放送され、平均視聴率10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から3.0ポイント戻し、これまでで最高の数字をマークしました。

 その前回、教育方針の違いから数学教師・及川祐二(木下ほうか)を辞職に追いやり、その代わりに教壇に立つと宣言した鳴海涼介(櫻井翔)。しかし、教育免許は持っているものの実際に授業を行ったのは教育実習の時のみということで、どのように授業を進めるか頭を悩ませます。

 そんな折、京命館高等学校の生徒・門倉陸(平田敦士)がコンビニで漫画のデジタル万引き(スマホで撮影すること)をした疑いが浮上するのですが、担任教師・真柴ちひろ(蒼井優)はそれが犯罪であることを門倉にやんわりと伝えるだけで、罪を問いただすことはしません。犯罪と認識させることで2度と過ちは犯さないだろうというのが真柴の考えなのですが、鳴海はこれに違和感を抱きます。

 そうこうしているうちにいよいよ教壇に立つことになった鳴海は、いろいろと考えた末にアクティブ・ラーニング(課題を与えて生徒たちの間で相談させ問題を解かせる教育法)を実施。教室内を自由に移動して相談OKというスタイルで行い、最初は盛り上がりをみせます。しかし、途中から口ゲンカする生徒が現れるなど、尻すぼみのカタチで終了することに。また、授業終了間際に生徒から数学を学ぶ意味、社会に出てから使うことがあるのかと訊かれた鳴海は何も答えられず、見学に来ていた他の教師たちから嘲笑されてしまうのです。

 初めての授業が失敗に終わっただけでなく、他の教師たちからの信頼もますます失ってしまったことに落胆する鳴海ですが、その挑戦は無駄ではありませんでした。実は以前からアクティブ・ラーニングを実践してみたかったものの前校長には提案できなかったという英語教師・島津智一(瀬戸康史)が、ぜひ自分にもやらせてほしいと懇願してきたのです。もちろん鳴海はこれを承諾。真柴と一緒に島津の授業を見学することにします。

 鳴海よりもアクティブ・ラーニングについて詳しい島津は、生徒たちに隣同士でペアを組ませて授業を実施。すると鳴海の時とは違い、生徒たちは最後まで生き生きと授業に参加するのです。また、英語を学ぶ意味について生徒から質問された島津は、今後ますますグローバル化が進む日本社会で、英語ができれば幸せな生活を送れる可能性が広がると説明。鳴海が理想とする“生徒たちにリアルな社会を教える”という授業を実践してみせたのです。 

 島津の授業に感銘を受けた鳴海は、生徒たちを体育館に緊急招集。数学を学ぶ意味について、例えば怪しげな投資話を持ち掛けられた場合に正しい判断をする能力が身につくことや、論理的な思考力が培われることなどを熱弁するのです。これを詭弁だと受け取る教師はいるものの島津が小さく頷いていたり、納得する表情を浮かべる生徒がチラホラいるなど少しずつ“鳴海イズム”が浸透し始めるのです。また、鳴海はデジタル万引きについても言及。軽はずみな行動がコンビニや漫画の原作者たちに多大な損失を与えることをきっちりと話し、真柴のようにウヤムヤにしない態度を見せたところで今回は終了となりました。

 さて、感想。前回、鳴海が教壇に立つと宣言した際には、金八先生のような熱血教師路線に変更するのではないかと危惧してしまいました。決して演技上手とはいえない櫻井に武田鉄矢のような説得力のある教師が演じられるわけないと思ったからです。

 しかし、それは杞憂にすぎず、教壇に立った鳴海は見事に玉砕。そしてこれにより、今まで目立たない存在だった島津にスポットライトが当たる展開になったのは良かったと思います。少なくともこれまでで一番見応えがありました。鳴海にコミカルな役回りを演じさせることで、他の教師や生徒たちのキャラを引き立たせる。そんな演出にすれば今後も盛り上がっていくのではないかという予感を抱かせてくれる回となりました。

 また、教育方法によって生徒たちの意欲が変わり学力が向上していく過程を描くことで、現役世代に対しては“こんな学校があればいいのに”という思いを、すでに社会に出ている世代には“こんな学校があれば良かった”という思いを喚起させ、物語の世界に強く引き込む力になり得るかもしれません。前回まではおぼつかない展開が続いているように思えましたが、ようやくドラマの道筋が見えてきた気がしました。

 個人的には、新米教師・矢部日菜子役の森川葵が可愛らしいキャラを演じているので、メインになる回を望むのですが……。何はともあれ、次回も鳴海校長の奮闘に期待したいです。
(文=大羽鴨乃)

櫻井翔・校長、初授業で玉砕も“鳴海イズム”が徐々に浸透? 『先に生まれただけの僕』第3話

 人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第3話が28日に放送され、平均視聴率10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から3.0ポイント戻し、これまでで最高の数字をマークしました。

 その前回、教育方針の違いから数学教師・及川祐二(木下ほうか)を辞職に追いやり、その代わりに教壇に立つと宣言した鳴海涼介(櫻井翔)。しかし、教育免許は持っているものの実際に授業を行ったのは教育実習の時のみということで、どのように授業を進めるか頭を悩ませます。

 そんな折、京命館高等学校の生徒・門倉陸(平田敦士)がコンビニで漫画のデジタル万引き(スマホで撮影すること)をした疑いが浮上するのですが、担任教師・真柴ちひろ(蒼井優)はそれが犯罪であることを門倉にやんわりと伝えるだけで、罪を問いただすことはしません。犯罪と認識させることで2度と過ちは犯さないだろうというのが真柴の考えなのですが、鳴海はこれに違和感を抱きます。

 そうこうしているうちにいよいよ教壇に立つことになった鳴海は、いろいろと考えた末にアクティブ・ラーニング(課題を与えて生徒たちの間で相談させ問題を解かせる教育法)を実施。教室内を自由に移動して相談OKというスタイルで行い、最初は盛り上がりをみせます。しかし、途中から口ゲンカする生徒が現れるなど、尻すぼみのカタチで終了することに。また、授業終了間際に生徒から数学を学ぶ意味、社会に出てから使うことがあるのかと訊かれた鳴海は何も答えられず、見学に来ていた他の教師たちから嘲笑されてしまうのです。

 初めての授業が失敗に終わっただけでなく、他の教師たちからの信頼もますます失ってしまったことに落胆する鳴海ですが、その挑戦は無駄ではありませんでした。実は以前からアクティブ・ラーニングを実践してみたかったものの前校長には提案できなかったという英語教師・島津智一(瀬戸康史)が、ぜひ自分にもやらせてほしいと懇願してきたのです。もちろん鳴海はこれを承諾。真柴と一緒に島津の授業を見学することにします。

 鳴海よりもアクティブ・ラーニングについて詳しい島津は、生徒たちに隣同士でペアを組ませて授業を実施。すると鳴海の時とは違い、生徒たちは最後まで生き生きと授業に参加するのです。また、英語を学ぶ意味について生徒から質問された島津は、今後ますますグローバル化が進む日本社会で、英語ができれば幸せな生活を送れる可能性が広がると説明。鳴海が理想とする“生徒たちにリアルな社会を教える”という授業を実践してみせたのです。 

 島津の授業に感銘を受けた鳴海は、生徒たちを体育館に緊急招集。数学を学ぶ意味について、例えば怪しげな投資話を持ち掛けられた場合に正しい判断をする能力が身につくことや、論理的な思考力が培われることなどを熱弁するのです。これを詭弁だと受け取る教師はいるものの島津が小さく頷いていたり、納得する表情を浮かべる生徒がチラホラいるなど少しずつ“鳴海イズム”が浸透し始めるのです。また、鳴海はデジタル万引きについても言及。軽はずみな行動がコンビニや漫画の原作者たちに多大な損失を与えることをきっちりと話し、真柴のようにウヤムヤにしない態度を見せたところで今回は終了となりました。

 さて、感想。前回、鳴海が教壇に立つと宣言した際には、金八先生のような熱血教師路線に変更するのではないかと危惧してしまいました。決して演技上手とはいえない櫻井に武田鉄矢のような説得力のある教師が演じられるわけないと思ったからです。

 しかし、それは杞憂にすぎず、教壇に立った鳴海は見事に玉砕。そしてこれにより、今まで目立たない存在だった島津にスポットライトが当たる展開になったのは良かったと思います。少なくともこれまでで一番見応えがありました。鳴海にコミカルな役回りを演じさせることで、他の教師や生徒たちのキャラを引き立たせる。そんな演出にすれば今後も盛り上がっていくのではないかという予感を抱かせてくれる回となりました。

 また、教育方法によって生徒たちの意欲が変わり学力が向上していく過程を描くことで、現役世代に対しては“こんな学校があればいいのに”という思いを、すでに社会に出ている世代には“こんな学校があれば良かった”という思いを喚起させ、物語の世界に強く引き込む力になり得るかもしれません。前回まではおぼつかない展開が続いているように思えましたが、ようやくドラマの道筋が見えてきた気がしました。

 個人的には、新米教師・矢部日菜子役の森川葵が可愛らしいキャラを演じているので、メインになる回を望むのですが……。何はともあれ、次回も鳴海校長の奮闘に期待したいです。
(文=大羽鴨乃)

嵐・櫻井翔、ディーン・フジオカの両ドラマが“完全爆死”も、日テレは宣伝する気なし!?

 日本テレビが10月の月間視聴率「三冠王」を獲得。『世界の果てまでイッテQ!』『ザ!鉄腕!DASH!!』など、人気バラエティ番組が牽引し、全日、プライム、ゴールデンのすべてトップ、全日帯は52カ月連続のトップとなった。

 しかし、バラエティこそ絶好調だが、10月期のドラマは大苦戦。及第点なのは綾瀬はるか主演の『奥様は、取り扱い注意』くらいで、高視聴率が確実視されていた嵐・櫻井翔主演の『先に生まれただけの僕』と、ディーン・フジオカの民放初連ドラ主演となった『今からあなたを脅迫します』は、期待ハズレの結果となっている。

「櫻井主演となれば、視聴率は12%以上欲しいところですが、3話までの平均では10%を割っており、このまま1ケタで終わりそう。ネット上では、櫻井の校長先生姿が“『NEWS ZERO』のロケにしか見えない”といった声が聞かれます。ディーンの『今から~』に至っては、第2話の視聴率が5%台と、打ち切り水域。妊娠中の武井咲の体調に気を使って、立っていなければいけないシーンが座ったシーンへと変更になったり、走るシーンが歩きになったりと、脚本家も苦労しているようですが、ディーンの経歴に大きな傷がついたのは間違いない。今クールは、他局のドラマがこぞって好調なだけに、この2本の不調が目立っています」(テレビ誌ライター)

 そんな日テレの体たらくに、主演俳優の所属事務所もイラ立ちを隠せないようで、早急な対応を迫っているという。

「ジャニーズやアミューズは、視聴率が上がるための宣伝を考えるよう、日テレサイドに注文をつけていますが、宣伝担当者からは有効なプランが出てこない。というのも、担当者たちがやる気を失ってしまう事情があるようです。番宣の企画を立てても事務所にお伺いを立てないと何もできませんが、いざ連絡をしても、事務所担当者からの返事は1~2週間来ないことがザラ。その結果『面倒くさい』と、局員の士気はダダ下がりなんだとか。よほどやる気をなくしているのか、最近の日テレスタッフは、テレビ誌の番記者たちへの対応までおざなりになっているという話も聞こえてきます」(業界関係者)

 せっかく好調な時期にもかかわらず局員の士気が下がってしまっては、日テレの一強時代も、そろそろ終わりか?

櫻井翔・校長、スクールカースト問題をあっさり解決!『先に生まれただけの僕』第2話

 ちょっぴり頬がダルダル気味の人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第2話が21日に放送され、平均視聴率7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回の10.1%から急落するカタチとなってしまいました。

 前回、社内政治に敗北したため総合商社・樫松物産の傘下・京明館高等学校へ校長として出向することを命じられ、赤字経営からの脱却を任されることになった主人公・鳴海涼介(櫻井翔)。教師たちの意識改革を実行しようとするものの相手にしてもらえず、金銭的な理由で大学進学に悩む生徒・加瀬龍之介(佐久間悠)に対しては“奨学金=借金”という生々しい話をしてしまい、「そんな怖い話、聞きたくなかった」と泣かれてしまうなど散々なスタートとなってしまったのでした。

 その龍之介が不登校になってしまい、鳴海は頭を悩ませます。もし不祥事を起こせば本社への復帰の道が断たれてしまうからです。その一方、経営再建のため教師の質をアップさせようと予備校の人気講師を招いての講習を実施するも、数学教師・及川祐二(木下ほうか)にすっぽかされてしまうなど、こちらもうまくいきません。

 また、その及川が担任を務めるクラスの女子生徒の間でいじめ問題が発生。その背景にはスクールカーストがあるようなのですが、離婚した妻子への慰謝料を払うため予備校の講師も兼業して多忙を極める及川は、鳴海がケアを求めても応じようとはしないのです。

 業を煮やした鳴海は、いじめの加害者である生徒たちを呼び寄せ話し合いで解決。また、学校再建に不必要だと感じた及川に対しては、半年ほど樫松物産の子会社へ出向してリアルな社会を勉強してくるか、さもなければ今よりも給料のよい予備校を斡旋する代わりに退職してくれと迫るのです。これに及川が応じたため、数学の教師が足りなくなることに。どうするのかと他の教師たちに迫られた鳴海は、自らが教壇に立つ(実は教員免許をもっている)と宣言。ここで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、まずは鳴海が予備校の講師を招いて教師力アップ講習を開いたことについて。これって、他の教師たちへの侮辱でしかないですよね。長年、教育の現場に携わってきたプロフェッショナルが赴任して教師たちの力不足を感じて実施するのならまだしも、鳴海は営業一筋の完全な外様。しかも、出向してまだ日も浅く、ろくに授業も見ていないというのにいきなり講習を開くというのは横暴ではないでしょうか。そして、それに対して陰口を叩く程度にしか反発心を見せない教師たちのリアクションもおかしい。特に、古文教師の杉山文恵(秋山菜津子)は校長の座を狙っていたということですから、鳴海に対してもっと強硬な姿勢に出てもいいのではないでしょうか。それでなければ、職員室内でのドラマが盛り上がりません。

 また、奨学金問題やスクールカーストについては、ニュースで取り上げられている教育問題の上っ面だけをなぞっているようにしか思えませんでした。鳴海がいじめの加害者の女子生徒たちに派閥をつくることの無意味さを説く場面がありましたが、正直、心に響くようなせりふは何ひとつとしてありませんでした。それにもかかわらず問題はあっさりと解決し、女子生徒たちが仲良く登校している姿を見て拍子抜けしてしまいました。

 こういった教育問題に踏み入る場合、同局で人気を博したドラマ『ごくせん』で仲間由紀恵が演じた“ヤンクミ”こと山口久美子や、1998年放送版の『GTO』(フジテレビ系)で反町隆史が演じた鬼塚英吉などキャラ立ちした熱血教師が主役ならば見どころがあるのでしょうが、棒演技の櫻井が演じるこれといって特徴のない鳴海では感情移入もできません。

 その鳴海のキャラについてですが、今回、及川を辞職に追いやった際に突如として冷徹なビジネスマンの顔を覗かせたことに違和感を覚えてしまいました。初回からビジネスの論理を持ち込んでいたならともかく、それまでは悩み事があるとすぐに保険医・綾野沙織(井川遥)のもとへ駆け込むなど元エリート営業マンとは思えないデリケートさを見せていただけに、及川に対する強気な態度は鳴海を教壇に立たせるためのご都合主義な展開に思えて仕方ありませんでした。

 さて、次回は鳴海が実際に生徒たちの前に立って授業を行うということですが、ここまでたいして盛り上がりがないだけに、そろそろ視聴者を強く惹きつけるような展開を期待したいところです。
(文=大羽鴨乃)