キンプリ・平野紫耀が脱いだ!『花のち晴れ』ジャニオタのヘイトを買う飯豊まりえの存在意義

 物語も中盤に差しかかった、火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第5話の視聴率は、8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と、これまた0.3%ダウンの残念な結果に。

 序盤こそ、前シリーズ『花より男子』から道明寺司(松本潤)と花沢類(小栗旬)が登場しファンを沸かせましたが、正直その後はこれといった盛り上がりや話題性もなく、19.8%という『花男』の全話平均視聴率はもちろん、10%の大台に乗ることすら危うい状況です。

「F4」と比べて、5話まできても「C5」はまだイマイチパッとしませんし、物足りなさが残るのは確か。TBSさん、ここらでもういっちょ、大先輩の「F4」メンバーを出演させてみてはいかがでしょうか? ということで、今週もあらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

■平野紫耀のセクシーなサービスシーン

 

 前回(記事参照)なんやかんやありながらも、本当の意味で友達となった音(杉咲花)と愛莉(今田美桜)。音は、愛莉に半ば無理やり連れてこられたC5メンバー・一茶(鈴木仁)の華道パーティーで、今をときめく人気モデルの西留めぐみ、通称・メグリン(飯豊まりえ)に声をかけられている晴(「King & Prince」平野紫耀)を目撃し、プンスカしてしまいます。

「俺のラブ、受け取って」とクサすぎる台詞を吐きながら華麗に花を生ける姿に、一茶ガールズ(一茶ファンの意)たちがキャーキャー言いながらノリノリのBGMに合わせて踊りはじめるという謎空間のショーを横目に、音と晴は、お互いを意識しながらもギクシャクしたまま。

 しかもその後、パーティー会場に併設された温泉で晴とメグリンが裸で鉢合わせるという、ラッキースケベハプニングが発生。このシーン、飯豊さんというより、平野くんの細マッチョボディがあらわになったセクシーシーンだったように思います(平野担のみなさん、よかったね)。彼、顔に似合わずイイ体してました。はい。

 さてさて、メグリンの裸をバッチリ見てしまった晴は、音にはバレたくないとその事実を隠そうとしますが、翌日、英徳学園に晴の財布を届けにきたメグリンの口から、「裸見せっこした仲じゃん」とみんなの前であっさりとバラされてしまいました。自分がドハマりしているアプリゲームに出てくる推しキャラにそっくりだと、晴にベッタリなメグリンに対し、元・強火晴担の愛莉は「この女に地獄の苦しみ与えていい?」と、大きなおめめをギラつかせながらドス黒いオーラを放って威嚇しますが、一方のメグリンは、晴以外は眼中になし。周りにいた生徒たちも2人は付き合っているのかと騒ぎ立てます。

 晴に「道明寺さんの家にお詫びにいく」(詳しくは2話参照)という名の放課後デートに誘われ、ニヤケる顔を隠せていなかった音ですが、そんな2人の様子を見ていて、ヤキモチから怒りが頂点に。

「(晴が何しようが)私には関係ない」「興味ない」「邪魔」と、“好きな人に言われたら、世界中のどんな拷問よりも効果がある”(晴談)という捨てセリフを吐き、晴の前から立ち去るのでした。

 

■今週の天馬語録

 

 その後、イライラが治まらない音は、心配してくれるバイト先の紺野先輩(木南晴夏)や愛莉に強く当たってしまいます。バイトから帰宅すると、婚約者である天馬(中川大志)の母・利恵(高岡早紀)から届いたという音と晴のツーショット写真が。それを見て音の浮気を疑い、ショックでパートを休んだ母・由紀恵(菊池桃子)にも、「私は毎日必死なのに、お母さんにはそんな風に言われたくない!」と声を荒らげ、家を飛び出してしまいます。

 すると、アパートの軒先には、優しい笑顔を浮かべた天馬の姿が。利恵ママの誤解は解いておいてくれたそうです。音と由紀恵を心配して、様子を見に来てくれたのでしょう。さすが天馬くん、今週も王子様です。

「ほっとけるわけないだろ。それに、音になら傷つけられてもいい」
「いっつも音は我慢してるけど、そのままの音でぶつかってきてほしいんだ」

 音を笑わせようと、キャラに似合わない変顔をしてみせたり、何気ないやりとりで音を安心させた天馬くん。落ち着きを取り戻した音は、由紀恵と無事仲直りすることができました。何から何まで天馬くんのおかげです。天馬くんの半分は、優しさでできてるんだと思います。

 そんな天馬くんのリクエストで、お決まりの月1デートに関係なく、2人でお出かけをすることになりました。いつもは利恵ママが「天馬さんに釣りあうように」とプレゼントしてくれる全身ハイブランドで出かけますが、この日はその逆で、音が古着屋さんで天馬くんを全身コーディネートすることに。これが絶妙にダサい。なんですが、ブルーのサスペンダーや、ネイビーのバケツハット、そして音の赤いベレー帽もあいまって、2人並ぶと絵本の『ぐりとぐら』みたいで、ニコイチ感がかわいいです。

 お買い物を楽しんだ後は、水族館に。偶然にもそこではメグリンが撮影をしていました。音に気がついたメグリンは、「晴くんのこと、考え続けてもいいですか?」と音に問いかけます。音は「ご自由にどうぞ」と言って、天馬の手を引いてメグリンの前から立ち去りました。

 その後、音と天馬は何となく気まずい雰囲気に。普段はスマートに見える天馬くんですが、音のことになると自信がないし、音との間にぶ厚い壁を感じているそうです。

「これからは、一枚ずつでも壁を壊して音に近づいていくから」
「音は僕にとってずっと特別だよ」
「もし音の隣に僕がいてもいいなら、もう音を離さない」

 天馬による怒涛の甘~いセリフ口撃に、晴とメグリンのことが引っかかっていた音もすっかり心を動かされています。そりゃあ、初恋の人にこんなことを言われたら落ちないわけがないでしょう。

「誰に聞かれても胸張って、私の彼氏は天馬くんだって言いたい。私と付き合ってください」
天馬「はい」

 そんな一部始終を、「ちゃんと告って、江戸川に分からせる!」と意気込んで2人の元に駆けつけた晴と、晴の後を追ってきたメグリンが見ていました。修羅場の予感です。

 

■飯豊まりえがジャニオタのヘイトを買う

 

 さて、そんな5話のみどころはなんといっても、メグリンの登場でしょう。晴の音に対する気持ちを知っておきながら告白の練習をしようとけしかけ、自分を音に見立てて「好きだ」と言わせたり(結果、本当に好きになっちゃったパターンのやつです)、音に宣戦布告してみたり、音とケンカをしてショックで伏せっている晴の元をいきなり訪ねて、「弱った心にはハグが一番! おいで!」と両腕を広げてみたり……天真爛漫、かつなかなかしたたかな女の子だなと思うのは私だけでしょうか?

 でも、悪気はまったくなさそうなんですよね……。まさに、“天然無自覚系女子”。当初の愛莉みたいに、“腹黒系小悪魔女子”に振り切っちゃってるほうが潔い感じがするし、メグリン、女の子の敵を作りやすいタイプだと思います。いい子なんでしょうけど。

 そして飯豊さんの嫌味のない演技が、かえってあざとさを倍増させているような気がします。ネット上では、彼女に対して「ムカつく」「ウザイ」「違う人がよかった」という声も上がっているようですが、でも逆にそんな声が上がれば上がるほど、彼女が「メグリン」という嫌われ役を自分のものにしている証拠。そして、メグリンのネガキャンによって、視聴者は自然と音を応援するように誘導させられていくんだと思います。仮に、“ザ・モデル”みたいな人がきちゃったら、メグリンのナチュラルなオーラは出なかったんじゃないでしょうか。飯豊さんには、どうかポジティヴに世間の評判をとらえていただきたいなと思う次第です。

 

■動き出した晴パパと、「C5」の冷たさ

 

 メグリンの登場もさることながら、今話では、利恵ママだけでなく、晴の父・巌(滝藤賢一)も、「神楽木家にはふさわしくない」と、音の前に立ちはだかります。『花男』でも、つくし(井上真央)が道明寺の母・楓(加賀まりこ)に散々邪魔をされました。6話以降は、音と天馬、そして晴の「格差問題」も色濃く描かれていくのでしょう。

 なお、今話で引っかかったのは、愛莉を除いた他のC5メンバー3人が、晴にメグリンと付き合うようにけしかけたこと。いくら天馬のいる桃乃園学院に負けているからとはいえ、英徳の評判を上げるために、大手ホテルチェーンの令嬢でもあるメグリンとくっつけだなんて、ちょっと冷たすぎやしません?

 特に海斗(濱田龍臣)は、晴の音に対する気持ちを一番よく分かっているはず。まぁ、晴はただのヘタレ男子ですし、学園のリーダーとしてはとんでもなく頼りないので、周りが焦る気持ちもわからなくはありませんが。身内に厳しいタイプなだけで、「F4」がそうだったように、最終的には仲間の恋を応援してあげてほしいと思うのですが……。

 さて、今夜放送の6話では、音と天馬、晴とメグリンが遊園地でWデートをするようです。波乱の予感しかしませんが、どうなることやら――。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

キンプリ・平野紫耀が脱いだ!『花のち晴れ』ジャニオタのヘイトを買う飯豊まりえの存在意義

 物語も中盤に差しかかった、火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)。第5話の視聴率は、8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と、これまた0.3%ダウンの残念な結果に。

 序盤こそ、前シリーズ『花より男子』から道明寺司(松本潤)と花沢類(小栗旬)が登場しファンを沸かせましたが、正直その後はこれといった盛り上がりや話題性もなく、19.8%という『花男』の全話平均視聴率はもちろん、10%の大台に乗ることすら危うい状況です。

「F4」と比べて、5話まできても「C5」はまだイマイチパッとしませんし、物足りなさが残るのは確か。TBSさん、ここらでもういっちょ、大先輩の「F4」メンバーを出演させてみてはいかがでしょうか? ということで、今週もあらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

■平野紫耀のセクシーなサービスシーン

 

 前回(記事参照)なんやかんやありながらも、本当の意味で友達となった音(杉咲花)と愛莉(今田美桜)。音は、愛莉に半ば無理やり連れてこられたC5メンバー・一茶(鈴木仁)の華道パーティーで、今をときめく人気モデルの西留めぐみ、通称・メグリン(飯豊まりえ)に声をかけられている晴(「King & Prince」平野紫耀)を目撃し、プンスカしてしまいます。

「俺のラブ、受け取って」とクサすぎる台詞を吐きながら華麗に花を生ける姿に、一茶ガールズ(一茶ファンの意)たちがキャーキャー言いながらノリノリのBGMに合わせて踊りはじめるという謎空間のショーを横目に、音と晴は、お互いを意識しながらもギクシャクしたまま。

 しかもその後、パーティー会場に併設された温泉で晴とメグリンが裸で鉢合わせるという、ラッキースケベハプニングが発生。このシーン、飯豊さんというより、平野くんの細マッチョボディがあらわになったセクシーシーンだったように思います(平野担のみなさん、よかったね)。彼、顔に似合わずイイ体してました。はい。

 さてさて、メグリンの裸をバッチリ見てしまった晴は、音にはバレたくないとその事実を隠そうとしますが、翌日、英徳学園に晴の財布を届けにきたメグリンの口から、「裸見せっこした仲じゃん」とみんなの前であっさりとバラされてしまいました。自分がドハマりしているアプリゲームに出てくる推しキャラにそっくりだと、晴にベッタリなメグリンに対し、元・強火晴担の愛莉は「この女に地獄の苦しみ与えていい?」と、大きなおめめをギラつかせながらドス黒いオーラを放って威嚇しますが、一方のメグリンは、晴以外は眼中になし。周りにいた生徒たちも2人は付き合っているのかと騒ぎ立てます。

 晴に「道明寺さんの家にお詫びにいく」(詳しくは2話参照)という名の放課後デートに誘われ、ニヤケる顔を隠せていなかった音ですが、そんな2人の様子を見ていて、ヤキモチから怒りが頂点に。

「(晴が何しようが)私には関係ない」「興味ない」「邪魔」と、“好きな人に言われたら、世界中のどんな拷問よりも効果がある”(晴談)という捨てセリフを吐き、晴の前から立ち去るのでした。

 

■今週の天馬語録

 

 その後、イライラが治まらない音は、心配してくれるバイト先の紺野先輩(木南晴夏)や愛莉に強く当たってしまいます。バイトから帰宅すると、婚約者である天馬(中川大志)の母・利恵(高岡早紀)から届いたという音と晴のツーショット写真が。それを見て音の浮気を疑い、ショックでパートを休んだ母・由紀恵(菊池桃子)にも、「私は毎日必死なのに、お母さんにはそんな風に言われたくない!」と声を荒らげ、家を飛び出してしまいます。

 すると、アパートの軒先には、優しい笑顔を浮かべた天馬の姿が。利恵ママの誤解は解いておいてくれたそうです。音と由紀恵を心配して、様子を見に来てくれたのでしょう。さすが天馬くん、今週も王子様です。

「ほっとけるわけないだろ。それに、音になら傷つけられてもいい」
「いっつも音は我慢してるけど、そのままの音でぶつかってきてほしいんだ」

 音を笑わせようと、キャラに似合わない変顔をしてみせたり、何気ないやりとりで音を安心させた天馬くん。落ち着きを取り戻した音は、由紀恵と無事仲直りすることができました。何から何まで天馬くんのおかげです。天馬くんの半分は、優しさでできてるんだと思います。

 そんな天馬くんのリクエストで、お決まりの月1デートに関係なく、2人でお出かけをすることになりました。いつもは利恵ママが「天馬さんに釣りあうように」とプレゼントしてくれる全身ハイブランドで出かけますが、この日はその逆で、音が古着屋さんで天馬くんを全身コーディネートすることに。これが絶妙にダサい。なんですが、ブルーのサスペンダーや、ネイビーのバケツハット、そして音の赤いベレー帽もあいまって、2人並ぶと絵本の『ぐりとぐら』みたいで、ニコイチ感がかわいいです。

 お買い物を楽しんだ後は、水族館に。偶然にもそこではメグリンが撮影をしていました。音に気がついたメグリンは、「晴くんのこと、考え続けてもいいですか?」と音に問いかけます。音は「ご自由にどうぞ」と言って、天馬の手を引いてメグリンの前から立ち去りました。

 その後、音と天馬は何となく気まずい雰囲気に。普段はスマートに見える天馬くんですが、音のことになると自信がないし、音との間にぶ厚い壁を感じているそうです。

「これからは、一枚ずつでも壁を壊して音に近づいていくから」
「音は僕にとってずっと特別だよ」
「もし音の隣に僕がいてもいいなら、もう音を離さない」

 天馬による怒涛の甘~いセリフ口撃に、晴とメグリンのことが引っかかっていた音もすっかり心を動かされています。そりゃあ、初恋の人にこんなことを言われたら落ちないわけがないでしょう。

「誰に聞かれても胸張って、私の彼氏は天馬くんだって言いたい。私と付き合ってください」
天馬「はい」

 そんな一部始終を、「ちゃんと告って、江戸川に分からせる!」と意気込んで2人の元に駆けつけた晴と、晴の後を追ってきたメグリンが見ていました。修羅場の予感です。

 

■飯豊まりえがジャニオタのヘイトを買う

 

 さて、そんな5話のみどころはなんといっても、メグリンの登場でしょう。晴の音に対する気持ちを知っておきながら告白の練習をしようとけしかけ、自分を音に見立てて「好きだ」と言わせたり(結果、本当に好きになっちゃったパターンのやつです)、音に宣戦布告してみたり、音とケンカをしてショックで伏せっている晴の元をいきなり訪ねて、「弱った心にはハグが一番! おいで!」と両腕を広げてみたり……天真爛漫、かつなかなかしたたかな女の子だなと思うのは私だけでしょうか?

 でも、悪気はまったくなさそうなんですよね……。まさに、“天然無自覚系女子”。当初の愛莉みたいに、“腹黒系小悪魔女子”に振り切っちゃってるほうが潔い感じがするし、メグリン、女の子の敵を作りやすいタイプだと思います。いい子なんでしょうけど。

 そして飯豊さんの嫌味のない演技が、かえってあざとさを倍増させているような気がします。ネット上では、彼女に対して「ムカつく」「ウザイ」「違う人がよかった」という声も上がっているようですが、でも逆にそんな声が上がれば上がるほど、彼女が「メグリン」という嫌われ役を自分のものにしている証拠。そして、メグリンのネガキャンによって、視聴者は自然と音を応援するように誘導させられていくんだと思います。仮に、“ザ・モデル”みたいな人がきちゃったら、メグリンのナチュラルなオーラは出なかったんじゃないでしょうか。飯豊さんには、どうかポジティヴに世間の評判をとらえていただきたいなと思う次第です。

 

■動き出した晴パパと、「C5」の冷たさ

 

 メグリンの登場もさることながら、今話では、利恵ママだけでなく、晴の父・巌(滝藤賢一)も、「神楽木家にはふさわしくない」と、音の前に立ちはだかります。『花男』でも、つくし(井上真央)が道明寺の母・楓(加賀まりこ)に散々邪魔をされました。6話以降は、音と天馬、そして晴の「格差問題」も色濃く描かれていくのでしょう。

 なお、今話で引っかかったのは、愛莉を除いた他のC5メンバー3人が、晴にメグリンと付き合うようにけしかけたこと。いくら天馬のいる桃乃園学院に負けているからとはいえ、英徳の評判を上げるために、大手ホテルチェーンの令嬢でもあるメグリンとくっつけだなんて、ちょっと冷たすぎやしません?

 特に海斗(濱田龍臣)は、晴の音に対する気持ちを一番よく分かっているはず。まぁ、晴はただのヘタレ男子ですし、学園のリーダーとしてはとんでもなく頼りないので、周りが焦る気持ちもわからなくはありませんが。身内に厳しいタイプなだけで、「F4」がそうだったように、最終的には仲間の恋を応援してあげてほしいと思うのですが……。

 さて、今夜放送の6話では、音と天馬、晴とメグリンが遊園地でWデートをするようです。波乱の予感しかしませんが、どうなることやら――。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

「友達に会うたびに『めっちゃいい曲だから』って勧めている」、嵐・松本潤がイチオシの後輩とは?

 嵐がゲストとゲームで対決するバラエティ番組『VS嵐』(フジテレビ系)。5月17日放送回には、CDデビューを目前に控えるジャニーズ事務所の後輩King&Princeが登場。キンプリメンバーは、これからデビューとは思えないほど完成されたトークと立ち回りで全員がしっかりと存在感を見せた。

 中でもメンバーの個性が顕著に出ていたのが、クライマー2人が崖に設置されたポイントボタンを押しながら頂上を目指す「クリフクライム」に挑戦したとき。「腕相撲で負けたことのない筋肉でどんどん登りたい」と意気込みを見せた平野紫耀は、嵐メンバーでも苦戦することが多い“うんてい”のところで、なんと両手を離し足だけで体を支えるという驚異の身体能力を見せつける。

 また、同じくクリフクライムに挑戦した高橋海人は、足場を作るためのバーを受け取れなかったことに対し「一生分のごめんねです」と言ったり、デビュー会見当日に朝食をとっているときに突如スタッフから「今から来い!」と言われたエピソードを、「初めて人生でコーンフレーク残しました」と満面の笑みでまとめたりと、独特の言い回しでスタジオを湧かせていた。

 家族が履歴書を送ることが多いジャニーズ所属アイドルだが、自ら送ったという神宮寺勇太と岩橋玄樹は「結構自信ありました!」(神宮寺)、「東京都で1番かわいいと思ってたので、自分のこと」(岩橋)と強気の発言。だが、その直後に当時の写真が出ると、「えっ!? (写真)出すんですか?」とまさかの展開にびっくり。そんな2人に永瀬廉が「これで自信あったん?」と強めのツッコみを入れるという息の合った姿で、スタジオを盛り上げていたのだった。

 そして、ファンの推薦でリーダーになってしまった岸優太は、メンバーから「これから(リーダー)変わる可能性あります!」と安定のイジリを受けながらも、Sexy Zoneの菊池風磨と一緒にごはんに行ったときに「オレの前では一生財布を出すな!」と言われた話を披露。またこの流れで永瀬は、同じ大学の先輩でもある同グループの中島健人から「オレの方程式にお前がいる」という“名言”をもらったことを明かすなど、自分たちの活躍だけにとどまらず、お世話になっている先輩たちの株も上げていたのだった。

 そんなキャラの濃いKing&Princeだが、彼らのデビュー曲「シンデレラガール」が大好きすぎるというのが松本潤。「友達に会うたびに『めっちゃいい曲だから』って(勧めている)」と本人も語っていたが、どうやら勧められているのは友達だけでなく嵐メンバーも。「この間、嵐で甲子園まで移動する車中ずっと『この曲、いい曲なんだよ』って聞かされましたから」と櫻井翔が暴露していた。

 松本からの愛情たっぷりのコメントに、ファンは「改めて松潤が『いい曲だよ』って言ってくれてるのうれしすぎるなー」「松本潤さん周りにシンデレラガール広めてくださってありがとうございます!」「松潤イチオシのシンデレラガール、聞いてください!」と一層の“布教”に勤しんでいた。

 松本からのお墨付きをもらったキンプリのデビュー曲。発売日は5月23日だが、デビュー曲からオリコン週間ランキング第1位を期待されるジャニーズグループにあって、キンプリは結果を残せるだろうか。
(吉本あや)

今田美桜の“性悪メンヘラ演技”が光る『花のち晴れ』、視聴率ダウンは『花男』のデジャヴ感? シリーズものの弊害か……

 King & Prince・平野紫耀くんのちょっと危ない滑舌とハスキーボイスがだいぶ耳に馴染んできた火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/以下、花晴れ)。ドラマが始まって以来、視聴率はうなぎのぼりでしたが、第4話の視聴率は、9.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、ここにきて0.4ポイントダウン。

 前回(記事参照)、バイト先の紺野先輩(木南晴夏)&ミータン(浜野謙太)カップルとのWデートで音(杉咲花)と晴(平野紫耀)が“イイ感じ”になっているところに乱入してきた愛莉(今田美桜)。今話では、音、晴、愛莉の三角関係に決着が……! 早速あらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

 愛莉といえば、晴をとられたくない一心で音を英徳学園から追放しようと、隠れ庶民であることを全校生徒にバラし、庶民狩りをさせた張本人。しかし、態度が急変。音に謝り、さらには友達になってほしいと音に頭を下げます。普通なら「何か下心があるんじゃ……!?」と勘ぐってしまうところですが、お人よしな音は、嘘をついて英徳に通っていたことは事実だと、愛莉を受け入れることに。

 翌日、学食でランチを共にする2人。大きなおめめに綺麗な肌、ツインテールがよく似合う、まるでお人形さんのようにかわいらしい愛莉ですが、昔は肥満児でいじめられていたとか。小学校の登山遠足で歩けなくなったとき、晴がおんぶして頂上まで連れて行ってくれたことがキッカケで、晴のために痩せて綺麗になり、C5に入ったそうです。

 一方、音が庶民狩りに遭って以来、愛莉ちゃんに超絶塩対応の晴は、C5メンバーの海斗(濱田龍臣)とともに、愛莉のあまりの態度の変わりようを怪しみます。音を気遣って、「(愛莉が何かしてきたら)殴っていいぞ。愛莉は妹みたいなもんだから」と言う晴の言葉に、一瞬顔を曇らせる愛莉。好きな人にそんなこと言われたらそりゃあ傷つくよね……。「妹みたい」って、好きな人に言われたくない言葉ベスト3に入ると思います。

 

■『花男』に欠かせない宇多田ヒカルの“泣きソング”

 

 そんな愛莉に誘われショッピングにやってきた音は、愛莉が選んだワンピースに着替えて晴を交えて3人でレストランでランチをすることに。しかし、愛莉の罠によって音は業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまいます。携帯も圏外で助けを呼べない中、あたりを見回すと、なんとそこには婚約者である天馬(中川大志)の姿が。愛莉から連絡を受け、音を心配してやってきたところ、まんまと閉じ込められてしまったそうです。しかし、寒~い冷蔵庫に閉じ込められるというピンチに陥っても慌てることなく、音に自分のジャケットを着せて、「くっついてたらあったかい」「音と一緒に居られることがうれしい」と、紳士的かつどこかマイペースな天馬くん。

「天馬くんは私の初恋の人。この気持ちはずっと変わることはない。そう思ってた。あの日が来るまでは」「もう私は(お嬢様だった)昔の私じゃない。何もかもつりあわない。天馬くんに踏み込むのが怖いし、何もしてあげられないのがつらい」

 そんな音を、天馬くんはギュッと抱きしめて言うのです。

「何もしてないなんて言わないでよ。音だけだった。僕のそばにいてくれたのは。母さんが死んだ日から今までずっと。ずっと心に音がいて、助けられてるんだ。だから、音のことは僕が守る。絶対にだ」

 天馬くん、王子様すぎて一周回って胡散臭く感じるのは私だけでしょうか。そして純粋すぎるくらいに綺麗な心を持ったこの2人、誰がどう見てもお似合いだと思います。愛莉が仕込んだ隠しカメラの映像で2人の姿をただただ見守ることしかできない晴の心情を考えると、とても切ないしいたたまれません。そして絶妙なタイミングで流れる、宇多田ヒカルの「初恋」がこれまた、エモい。

 かつて、“ありがとう、と~君に~言われ~ると なんだ~かせ~つない♪”な「Flavor Of Life」で『花男2』を盛り上げた宇多田様。『花男』ファンであれば、どこか「Flavor Of Life」と似ているメロディーと、温かくも切ない歌声で当時のつくし(井上真央)と道明寺(松本潤)を思い出すのではないでしょうか? そして、登場人物たちの心情とリンクした歌詞が、涙腺崩壊のトリガーとなるはず(たぶん)。

■今田愛莉が目力で魅せる

 

 音と天馬を見ていられず、「愛莉!」と声を荒らげる晴に、「そうやって怒って愛莉の名前を呼べばいいんだよ。無視されるよりずっとマシ。愛理を恨んで。もっともっと愛莉で頭いっぱいにしてよ!!」と、メンへラ度数高めの愛莉ちゃんは叫びます。でも、彼女の悲痛な想いは晴には届くことなく、「お前クソだな。吐き気がするぜ。二度と俺の前に現れるな」と吐き捨て、晴は音を探しに立ち去ってしまいます。大きなおめめをひん剥いて晴につめ寄る愛莉ちゃんの姿は、鬼気迫るものがありました。晴が去った後、一人高笑いをする姿もとても痛々しく、そして晴への切ない恋心がよく表れていたように思います。

 そうして晴が冷蔵庫までかけつけると、スプリンクラーの誤作動でびしょ濡れになった音と天馬が。二度も音を危ない目に遭わされた天馬くんは「覚えておけよ」と激おこ状態。そんな彼に家まで送ってもらいながらも、音は愛莉や晴のことを気遣うのでした。

 そんな音に、「ごめんはもう禁止」「もう絶対不安になんてさせない」「僕がそばにいてほしいのは世界にただ一人、音だけだから」と、王子様発言を連発する天馬くん。流れで音の家に上がり、お嬢様育ちで世間離れしている音の母・由紀恵(菊池桃子)の料理の練習に付き合ってくれるという優しさまで見せるパーフェクトぶり。それでも音は天馬くんに告白の返事をしないので、よほど晴に惹かれているのでしょう。本人はまだ自覚していませんが。

 

■音←晴←愛莉、三角関係の結末

 

 その翌日、海斗から愛莉が行方不明になったと聞かされた音は、昔、愛莉と2人で家出したという工場の場所を晴に尋ねますが、「知らねえ」「馳天馬に素直な気持ちを伝えられて、愛莉に感謝してるのか?」と、すっかりいじけモードの晴。音は「アンタって、ほんとしょーもない」と言い残し、愛莉を探すため雨の中、街中を探し回ります。

 晴との思い出の工場にいた愛莉は、ひどく憔悴していました。そんな彼女を音は優しく抱きしめ、かつて晴がそうしたように小さい背中におぶってフラつきながらも歩き出します。そこにようやくやってきた晴。なんだかんだ言いながらも、愛莉との思い出の場所はきちんと覚えていたようです。「気持ちに応えられなくてごめん」という晴に、「大好きだったよ」と答える愛莉。大好きな人の腕の中で、愛莉の恋が終わりました。

 翌日、微熱でバイトを休んだ音の元を尋ねてきた愛莉。憎まれ口をたたきながらも、内心音のことを心配していたようです(たぶん)。サプリメントが昼食替わりだった愛莉は文句を言いながらも音が作った昼食をモリモリ食べて元気いっぱい。晴のことは吹っ切れたようです。そして、音と晴を応援すると宣言! こうして音と愛莉2人は本当の意味で友達になることができたようです。正直、あんなに酷いことをされたのに許せちゃう音の気持ちも、コロッと“音&晴派”に寝返った愛莉の気持ちも全く理解できませんが、筆者の心が汚れているせいだと思っておきます。ひとまずめでたし、めでたし。

 

■読めすぎる展開が退屈

 

 さて、主人公の恋敵となるライバルが登場して……という恋愛モノの王道展開は、前作の『花より男子』(以下、花男)でも描かれました。『花男』では、かつて「ブス」といじめられていた桜子(佐藤めぐみ)が美容整形をして綺麗になった姿で道明寺に復讐するために、つくしを利用。その後、改心した桜子はつくしの英徳での初めての友達となりました。つまり、『花のち晴れ』の愛莉=『花男』の桜子というわけです。

『花男』ファンにとっては、今回のストーリーはどこか見覚えのあるストーリーであったことは間違いないため、先の読めた展開をつまらなく感じてしまった視聴者もいたかと思いますし、視聴率の低下は、そこにも原因があったのではないかと予想します。

 これから先、視聴者を飽きさせないよう、『花男』の“デジャヴ感”をどう払拭できるかが、視聴率回復の鍵となりそうです。

 しかし、マイナス面だけではなく、今話では愛莉役の今田美桜ちゃんの振り切った演技が光っていたのも特筆しておきたい点です。ぶりっこ演技からメンヘラ演技まで、「愛莉」というキャラクターの魅力がよく伝わってきた回でした。そんな彼女は、「福岡で一番かわいい女の子」というキャッチコピーがついた現在21歳の女優さん。昨年秋クールの『民衆の敵~世の中おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)で月9デビューを果たし、高橋一生さんとセクシーシーンを演じて話題になりました。愛莉役も「本当にお人形さんみたい」「美少女」「再現率高い」と、ネットでの評判も上々で、なかなかのハマリ役のようです。愛莉としてはもちろん、これからの彼女自身の活躍にも注目です。

 さて、今夜放送の第5話では、音の新たなライバルとなる人気モデルの西留めぐみ(飯豊まりえ)が登場! 一難去ってまた一難、四角関係の修羅場を楽しみたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

今田美桜の“性悪メンヘラ演技”が光る『花のち晴れ』、視聴率ダウンは『花男』のデジャヴ感? シリーズものの弊害か……

 King & Prince・平野紫耀くんのちょっと危ない滑舌とハスキーボイスがだいぶ耳に馴染んできた火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/以下、花晴れ)。ドラマが始まって以来、視聴率はうなぎのぼりでしたが、第4話の視聴率は、9.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、ここにきて0.4ポイントダウン。

 前回(記事参照)、バイト先の紺野先輩(木南晴夏)&ミータン(浜野謙太)カップルとのWデートで音(杉咲花)と晴(平野紫耀)が“イイ感じ”になっているところに乱入してきた愛莉(今田美桜)。今話では、音、晴、愛莉の三角関係に決着が……! 早速あらすじから振り返ります。

*前回までのレビューはこちらから

 愛莉といえば、晴をとられたくない一心で音を英徳学園から追放しようと、隠れ庶民であることを全校生徒にバラし、庶民狩りをさせた張本人。しかし、態度が急変。音に謝り、さらには友達になってほしいと音に頭を下げます。普通なら「何か下心があるんじゃ……!?」と勘ぐってしまうところですが、お人よしな音は、嘘をついて英徳に通っていたことは事実だと、愛莉を受け入れることに。

 翌日、学食でランチを共にする2人。大きなおめめに綺麗な肌、ツインテールがよく似合う、まるでお人形さんのようにかわいらしい愛莉ですが、昔は肥満児でいじめられていたとか。小学校の登山遠足で歩けなくなったとき、晴がおんぶして頂上まで連れて行ってくれたことがキッカケで、晴のために痩せて綺麗になり、C5に入ったそうです。

 一方、音が庶民狩りに遭って以来、愛莉ちゃんに超絶塩対応の晴は、C5メンバーの海斗(濱田龍臣)とともに、愛莉のあまりの態度の変わりようを怪しみます。音を気遣って、「(愛莉が何かしてきたら)殴っていいぞ。愛莉は妹みたいなもんだから」と言う晴の言葉に、一瞬顔を曇らせる愛莉。好きな人にそんなこと言われたらそりゃあ傷つくよね……。「妹みたい」って、好きな人に言われたくない言葉ベスト3に入ると思います。

 

■『花男』に欠かせない宇多田ヒカルの“泣きソング”

 

 そんな愛莉に誘われショッピングにやってきた音は、愛莉が選んだワンピースに着替えて晴を交えて3人でレストランでランチをすることに。しかし、愛莉の罠によって音は業務用冷蔵庫に閉じ込められてしまいます。携帯も圏外で助けを呼べない中、あたりを見回すと、なんとそこには婚約者である天馬(中川大志)の姿が。愛莉から連絡を受け、音を心配してやってきたところ、まんまと閉じ込められてしまったそうです。しかし、寒~い冷蔵庫に閉じ込められるというピンチに陥っても慌てることなく、音に自分のジャケットを着せて、「くっついてたらあったかい」「音と一緒に居られることがうれしい」と、紳士的かつどこかマイペースな天馬くん。

「天馬くんは私の初恋の人。この気持ちはずっと変わることはない。そう思ってた。あの日が来るまでは」「もう私は(お嬢様だった)昔の私じゃない。何もかもつりあわない。天馬くんに踏み込むのが怖いし、何もしてあげられないのがつらい」

 そんな音を、天馬くんはギュッと抱きしめて言うのです。

「何もしてないなんて言わないでよ。音だけだった。僕のそばにいてくれたのは。母さんが死んだ日から今までずっと。ずっと心に音がいて、助けられてるんだ。だから、音のことは僕が守る。絶対にだ」

 天馬くん、王子様すぎて一周回って胡散臭く感じるのは私だけでしょうか。そして純粋すぎるくらいに綺麗な心を持ったこの2人、誰がどう見てもお似合いだと思います。愛莉が仕込んだ隠しカメラの映像で2人の姿をただただ見守ることしかできない晴の心情を考えると、とても切ないしいたたまれません。そして絶妙なタイミングで流れる、宇多田ヒカルの「初恋」がこれまた、エモい。

 かつて、“ありがとう、と~君に~言われ~ると なんだ~かせ~つない♪”な「Flavor Of Life」で『花男2』を盛り上げた宇多田様。『花男』ファンであれば、どこか「Flavor Of Life」と似ているメロディーと、温かくも切ない歌声で当時のつくし(井上真央)と道明寺(松本潤)を思い出すのではないでしょうか? そして、登場人物たちの心情とリンクした歌詞が、涙腺崩壊のトリガーとなるはず(たぶん)。

■今田愛莉が目力で魅せる

 

 音と天馬を見ていられず、「愛莉!」と声を荒らげる晴に、「そうやって怒って愛莉の名前を呼べばいいんだよ。無視されるよりずっとマシ。愛理を恨んで。もっともっと愛莉で頭いっぱいにしてよ!!」と、メンへラ度数高めの愛莉ちゃんは叫びます。でも、彼女の悲痛な想いは晴には届くことなく、「お前クソだな。吐き気がするぜ。二度と俺の前に現れるな」と吐き捨て、晴は音を探しに立ち去ってしまいます。大きなおめめをひん剥いて晴につめ寄る愛莉ちゃんの姿は、鬼気迫るものがありました。晴が去った後、一人高笑いをする姿もとても痛々しく、そして晴への切ない恋心がよく表れていたように思います。

 そうして晴が冷蔵庫までかけつけると、スプリンクラーの誤作動でびしょ濡れになった音と天馬が。二度も音を危ない目に遭わされた天馬くんは「覚えておけよ」と激おこ状態。そんな彼に家まで送ってもらいながらも、音は愛莉や晴のことを気遣うのでした。

 そんな音に、「ごめんはもう禁止」「もう絶対不安になんてさせない」「僕がそばにいてほしいのは世界にただ一人、音だけだから」と、王子様発言を連発する天馬くん。流れで音の家に上がり、お嬢様育ちで世間離れしている音の母・由紀恵(菊池桃子)の料理の練習に付き合ってくれるという優しさまで見せるパーフェクトぶり。それでも音は天馬くんに告白の返事をしないので、よほど晴に惹かれているのでしょう。本人はまだ自覚していませんが。

 

■音←晴←愛莉、三角関係の結末

 

 その翌日、海斗から愛莉が行方不明になったと聞かされた音は、昔、愛莉と2人で家出したという工場の場所を晴に尋ねますが、「知らねえ」「馳天馬に素直な気持ちを伝えられて、愛莉に感謝してるのか?」と、すっかりいじけモードの晴。音は「アンタって、ほんとしょーもない」と言い残し、愛莉を探すため雨の中、街中を探し回ります。

 晴との思い出の工場にいた愛莉は、ひどく憔悴していました。そんな彼女を音は優しく抱きしめ、かつて晴がそうしたように小さい背中におぶってフラつきながらも歩き出します。そこにようやくやってきた晴。なんだかんだ言いながらも、愛莉との思い出の場所はきちんと覚えていたようです。「気持ちに応えられなくてごめん」という晴に、「大好きだったよ」と答える愛莉。大好きな人の腕の中で、愛莉の恋が終わりました。

 翌日、微熱でバイトを休んだ音の元を尋ねてきた愛莉。憎まれ口をたたきながらも、内心音のことを心配していたようです(たぶん)。サプリメントが昼食替わりだった愛莉は文句を言いながらも音が作った昼食をモリモリ食べて元気いっぱい。晴のことは吹っ切れたようです。そして、音と晴を応援すると宣言! こうして音と愛莉2人は本当の意味で友達になることができたようです。正直、あんなに酷いことをされたのに許せちゃう音の気持ちも、コロッと“音&晴派”に寝返った愛莉の気持ちも全く理解できませんが、筆者の心が汚れているせいだと思っておきます。ひとまずめでたし、めでたし。

 

■読めすぎる展開が退屈

 

 さて、主人公の恋敵となるライバルが登場して……という恋愛モノの王道展開は、前作の『花より男子』(以下、花男)でも描かれました。『花男』では、かつて「ブス」といじめられていた桜子(佐藤めぐみ)が美容整形をして綺麗になった姿で道明寺に復讐するために、つくしを利用。その後、改心した桜子はつくしの英徳での初めての友達となりました。つまり、『花のち晴れ』の愛莉=『花男』の桜子というわけです。

『花男』ファンにとっては、今回のストーリーはどこか見覚えのあるストーリーであったことは間違いないため、先の読めた展開をつまらなく感じてしまった視聴者もいたかと思いますし、視聴率の低下は、そこにも原因があったのではないかと予想します。

 これから先、視聴者を飽きさせないよう、『花男』の“デジャヴ感”をどう払拭できるかが、視聴率回復の鍵となりそうです。

 しかし、マイナス面だけではなく、今話では愛莉役の今田美桜ちゃんの振り切った演技が光っていたのも特筆しておきたい点です。ぶりっこ演技からメンヘラ演技まで、「愛莉」というキャラクターの魅力がよく伝わってきた回でした。そんな彼女は、「福岡で一番かわいい女の子」というキャッチコピーがついた現在21歳の女優さん。昨年秋クールの『民衆の敵~世の中おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)で月9デビューを果たし、高橋一生さんとセクシーシーンを演じて話題になりました。愛莉役も「本当にお人形さんみたい」「美少女」「再現率高い」と、ネットでの評判も上々で、なかなかのハマリ役のようです。愛莉としてはもちろん、これからの彼女自身の活躍にも注目です。

 さて、今夜放送の第5話では、音の新たなライバルとなる人気モデルの西留めぐみ(飯豊まりえ)が登場! 一難去ってまた一難、四角関係の修羅場を楽しみたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

平野紫耀&中川大志は、松本潤&小栗旬になれるか――? F4頼りの『花晴れ』、花沢類登場で視聴率アップも、漂う物足りなさ

 TBSが誇る超人気ドラマ『花より男子』(以下、花男)の続編という高いハードルにもめげず、ジワジワと視聴者からの評価を高めている火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(以下、花晴れ)。

 超セレブ校の英徳学園に通う主人公・江戸川音(杉咲花)が、実は“庶民”であることが全校生徒にバレてしまうという絶体絶命のピンチを迎えた第3話は、視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前回から1.7ポイントの大幅アップ!

 回を重ねるごとに『花男』らしさが強まり、第1話に登場した嵐・松本潤が扮する「F4」道明寺司に続いて、今話では小栗旬演じる花沢類が登場し、これまたファンを沸かせました。

 しかし、King & Prince・平野紫耀くん演じる神楽木晴率いる、今作での「F4」的存在の「C5」は、どうも頼りなく、先輩たちがそれを補ってくれている状態。この先は、F4人気に頼らず、いかに作品を自分たちのものにできるかが課題となりそうです……。

 では、早速あらすじから振り返りたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

 

■音のピンチを救ったのは……

 

 晴のことが大好きなC5メンバーの愛莉(今田美桜)の暴露メールによって、全校生に隠れ庶民であることをバラされてしまった音。婚約者である馳天馬(中川大志)の母となった利恵(高岡早紀)は、音が英徳を卒業することを条件に、天馬の亡き母(堀内敬子)の遺言である2人の結婚を受け入れてくれました。しかし、庶民であることがバレてしまった以上、その約束を守ることはできません。

 覚悟を決めた音は、「もう遺言に縛られなくていいし、私と会わなくていい」「これからはもっと自由に生きて」と、天馬に英徳をやめることになったことを打ち明けます。

 その翌日、音は晴たちC5が動く前に、全校生徒から「庶民狩り」という名のイジメの対象に。晴は「お前のことは庶民狩りしねえ」と言っていただけに、音はショックを受けます。生卵をぶつけられたり、理不尽に土下座をさせられたり、暴力を振るわれたりと、それはそれはひどいものです。

 音のことを暴露したのは愛莉であると知った晴は、急いで音の元へ駆けつけますが、音の周りには人だかりができていて、なかなか近寄ることができません。男子生徒が音にバットを振りかざした瞬間、庇うようにして音の前に現れたのは、晴ではなく、天馬でした。男子生徒を圧倒する天馬を、晴は黙って見ていることしかできません。

「寄付金さえあれば退学にならないな」と、天馬はさらに音の名義で5,000万円を学園に寄付。そのためC5ですら、音に手を出すことはできなくなりました。

「音は言ったよね? これからは天馬くんは自由に生きてって。なら、今日から好きに生きる。もう我慢しない。音への気持ちを」

 そう優しく微笑み、ボロボロの音を抱きあげると、「今度、音を傷つけたらお前を潰す。江戸川音の婚約者として」と、これまで見せたことない冷たい目つきで晴に宣戦布告し、その場を立ち去ります。

 

■10年経っても無自覚であざとい花沢類

 

 何もできなかったと自分の不甲斐なさに打ちひしがれる晴の前に現れたのは、ピンクのパーカー姿の花沢類。おばたのお兄さんではありません。本物です。

「大事なモンが何か分からなくなって、がんじがらめで……こういうとき、道明寺さんならどうします?」と問いかける晴に、花沢類は言います。

「司は野性だからさ、そのゴチャっとした中の一番大事なものしか眼中にないよ」

 あの若干口をすぼませて、ボソボソとゆっくり話すあざといしゃべり方で、晴の背中を押すのでした。『花男』で、主人公のつくし(井上真央)に「ピンチのときの花沢類」と言われていた彼。パーカーのフードを被っていたため、いろいろと誤魔化された感は否めませんが、10年前も同じようにフードを被っていましたし、何年経っても変わらない花沢類の姿に、私含め、視聴者はみな興奮したことでしょう。一瞬にして『花男』ファンの記憶を呼び起こした小栗旬、すごい。

 もちろん、Twitterでは「花沢類」がトレンド1位を獲得。おばたのお兄さんもちゃっかりトレンド入りを果たしました。ちなみに、おばたのお兄さんのインスタグラムには、花沢類を再現した写真や動画がたくさんアップされているので、今話で花沢類が恋しくなった人は、こちらで癒やされてみてはいかがでしょう。

■天馬→音←晴の三角関係

 

 天馬の気遣いで、音は入院することになりました。「ごめん」と漏らす音に、天馬くんは「音は何も悪いことしてないよ」と微笑みます。

「音のこと、可哀想だからとか、親が決めた相手だからとか思ったこと一度もないよ」
「全然伝えられてなかったんだね、僕の気持ち」

 ちなみに英徳に寄付した5,000万円は、自分で運用して作ったお金だから、音が返す必要はないとか。天馬くん、いい子かつ有能すぎでは……? 普通の女子なら間違いなく「結婚して!」と言うでしょうが(私なら間違いなく言います)、これまたいい子すぎる音は、自分の気持ちを伝えることができません。

 そんな天馬と入れ違いで音の病室にやってきた晴。誤って音の胸を触り昇竜拳をくらい、見舞いに来ていながら自分が寝込んでしまうというハプニングもありつつ、「全部俺のせいだ」と、愛莉が仕組んだ一件を謝ります。音も、「分かってたから。アンタがやったわけじゃないってことくらい。そんなことする人じゃないって思ってたから」と許してあげるのでした。

 その言葉に、「やばーい! 死ぬほど嬉しいんだけど!!」と女子みたいに布団を頭から被ってニヤける顔を隠す晴。テレビの前のオタクはそんな晴、いや平野くんのアホかわいい姿に「やばーい!」と手で顔を覆ったはずです。

 なんやかんやありながら、一件落着し、距離を縮めつつある音と晴。一方、あっさりと自分を許した晴に、「許せるほど晴の心は、穏やかってこと?」と、愛莉ちゃんはこれまた大きなおめめをかっ開いて苛立ちを募らせます。

 

■デートシーンは平野紫耀の宣伝動画?

 

 そんな愛莉ちゃんの気持ちなんて1ミリも気がついていない晴は、消しゴムを買いに来たという口実を作って、音のバイト先にやってきました。そして、音を気にかけてくれている紺野先輩(木南晴夏)の提案で、先輩の彼氏・ミータン(浜野謙太)とWデートをすることに。

 バッティングセンターに行けば、ミータンに対抗して、手のひらに血マメを作りながら真剣な表情を浮かべて何時間もバットを振り続ける晴。社交辞令でミータン先輩に言った「すごい」「かっこいい」という言葉が引き金になっているとは知らない音は、努力家でまっすぐな姿を見て、少しずつ、晴に対する印象が変わっていきます。

 粘った甲斐あって、ようやくホームランを打つことができた晴(喜ぶ姿は、晴というより、素の平野くんという感じでした)。紺野先輩がずっと狙っていたという景品(飯豊まりえ演じる人気モデル・西留めぐみの抱き枕)を、サラっとプレゼントした晴に、「そういう優しいとこもアンタのいいとこだし」と音は笑顔を見せます。

 その後、訪れたもんじゃ焼き屋さんでは、ミータンに「あ~ん」をしてもんじゃを食べさせてあげる紺野先輩を見て、「あ~ん」を音に口を開ける晴に、「何でよ、バカっ!」と音が怒ってみせたり、「熱っ!」と騒ぐ晴に、「何してんの、ほら、飲んで」と音がお水を渡してあげたり、なんだかんだイイ感じの2人。晴がボケて音がツッこんで、テンポのいいやりとりは、かつての道明寺(松本潤)とつくしを見ているようです。

「音っちが最近明るくなったのって、晴っちのせいだ!」「俺らには及ばないけど、Youたち最高のカップルだWa!」と冷やかす先輩カップルに、戸惑いながら少し照れる音と、にやける顔を手で隠す晴(※全く隠せていません)。この2人、とってもかわいいです。

 1話(記事参照)で「平野くんの棒演技」と書きましたが、まだ否定はできないものの、回を追うごとに表情が豊かになってきているように思います。特に、杉咲花ちゃんとの掛け合いのシーンはリアルな2人を見ているように感じました。静かなイメージの強い花ちゃんも、コミカルな演技をとってもナチュラルに演じていますし、ポンコツキャラが様になってきた平野くんが今後どう進化してくれるかに期待したいところです。

 さて、次回の第4話では、晴を音にとられて激オコな愛莉ちゃんが暴走する予感……! 天馬、音、晴の三角関係はいったいどうなるのでしょうか!? 今夜もテレビの前から離れられません。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

平野紫耀&中川大志は、松本潤&小栗旬になれるか――? F4頼りの『花晴れ』、花沢類登場で視聴率アップも、漂う物足りなさ

 TBSが誇る超人気ドラマ『花より男子』(以下、花男)の続編という高いハードルにもめげず、ジワジワと視聴者からの評価を高めている火曜ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(以下、花晴れ)。

 超セレブ校の英徳学園に通う主人公・江戸川音(杉咲花)が、実は“庶民”であることが全校生徒にバレてしまうという絶体絶命のピンチを迎えた第3話は、視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前回から1.7ポイントの大幅アップ!

 回を重ねるごとに『花男』らしさが強まり、第1話に登場した嵐・松本潤が扮する「F4」道明寺司に続いて、今話では小栗旬演じる花沢類が登場し、これまたファンを沸かせました。

 しかし、King & Prince・平野紫耀くん演じる神楽木晴率いる、今作での「F4」的存在の「C5」は、どうも頼りなく、先輩たちがそれを補ってくれている状態。この先は、F4人気に頼らず、いかに作品を自分たちのものにできるかが課題となりそうです……。

 では、早速あらすじから振り返りたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

 

■音のピンチを救ったのは……

 

 晴のことが大好きなC5メンバーの愛莉(今田美桜)の暴露メールによって、全校生に隠れ庶民であることをバラされてしまった音。婚約者である馳天馬(中川大志)の母となった利恵(高岡早紀)は、音が英徳を卒業することを条件に、天馬の亡き母(堀内敬子)の遺言である2人の結婚を受け入れてくれました。しかし、庶民であることがバレてしまった以上、その約束を守ることはできません。

 覚悟を決めた音は、「もう遺言に縛られなくていいし、私と会わなくていい」「これからはもっと自由に生きて」と、天馬に英徳をやめることになったことを打ち明けます。

 その翌日、音は晴たちC5が動く前に、全校生徒から「庶民狩り」という名のイジメの対象に。晴は「お前のことは庶民狩りしねえ」と言っていただけに、音はショックを受けます。生卵をぶつけられたり、理不尽に土下座をさせられたり、暴力を振るわれたりと、それはそれはひどいものです。

 音のことを暴露したのは愛莉であると知った晴は、急いで音の元へ駆けつけますが、音の周りには人だかりができていて、なかなか近寄ることができません。男子生徒が音にバットを振りかざした瞬間、庇うようにして音の前に現れたのは、晴ではなく、天馬でした。男子生徒を圧倒する天馬を、晴は黙って見ていることしかできません。

「寄付金さえあれば退学にならないな」と、天馬はさらに音の名義で5,000万円を学園に寄付。そのためC5ですら、音に手を出すことはできなくなりました。

「音は言ったよね? これからは天馬くんは自由に生きてって。なら、今日から好きに生きる。もう我慢しない。音への気持ちを」

 そう優しく微笑み、ボロボロの音を抱きあげると、「今度、音を傷つけたらお前を潰す。江戸川音の婚約者として」と、これまで見せたことない冷たい目つきで晴に宣戦布告し、その場を立ち去ります。

 

■10年経っても無自覚であざとい花沢類

 

 何もできなかったと自分の不甲斐なさに打ちひしがれる晴の前に現れたのは、ピンクのパーカー姿の花沢類。おばたのお兄さんではありません。本物です。

「大事なモンが何か分からなくなって、がんじがらめで……こういうとき、道明寺さんならどうします?」と問いかける晴に、花沢類は言います。

「司は野性だからさ、そのゴチャっとした中の一番大事なものしか眼中にないよ」

 あの若干口をすぼませて、ボソボソとゆっくり話すあざといしゃべり方で、晴の背中を押すのでした。『花男』で、主人公のつくし(井上真央)に「ピンチのときの花沢類」と言われていた彼。パーカーのフードを被っていたため、いろいろと誤魔化された感は否めませんが、10年前も同じようにフードを被っていましたし、何年経っても変わらない花沢類の姿に、私含め、視聴者はみな興奮したことでしょう。一瞬にして『花男』ファンの記憶を呼び起こした小栗旬、すごい。

 もちろん、Twitterでは「花沢類」がトレンド1位を獲得。おばたのお兄さんもちゃっかりトレンド入りを果たしました。ちなみに、おばたのお兄さんのインスタグラムには、花沢類を再現した写真や動画がたくさんアップされているので、今話で花沢類が恋しくなった人は、こちらで癒やされてみてはいかがでしょう。

■天馬→音←晴の三角関係

 

 天馬の気遣いで、音は入院することになりました。「ごめん」と漏らす音に、天馬くんは「音は何も悪いことしてないよ」と微笑みます。

「音のこと、可哀想だからとか、親が決めた相手だからとか思ったこと一度もないよ」
「全然伝えられてなかったんだね、僕の気持ち」

 ちなみに英徳に寄付した5,000万円は、自分で運用して作ったお金だから、音が返す必要はないとか。天馬くん、いい子かつ有能すぎでは……? 普通の女子なら間違いなく「結婚して!」と言うでしょうが(私なら間違いなく言います)、これまたいい子すぎる音は、自分の気持ちを伝えることができません。

 そんな天馬と入れ違いで音の病室にやってきた晴。誤って音の胸を触り昇竜拳をくらい、見舞いに来ていながら自分が寝込んでしまうというハプニングもありつつ、「全部俺のせいだ」と、愛莉が仕組んだ一件を謝ります。音も、「分かってたから。アンタがやったわけじゃないってことくらい。そんなことする人じゃないって思ってたから」と許してあげるのでした。

 その言葉に、「やばーい! 死ぬほど嬉しいんだけど!!」と女子みたいに布団を頭から被ってニヤける顔を隠す晴。テレビの前のオタクはそんな晴、いや平野くんのアホかわいい姿に「やばーい!」と手で顔を覆ったはずです。

 なんやかんやありながら、一件落着し、距離を縮めつつある音と晴。一方、あっさりと自分を許した晴に、「許せるほど晴の心は、穏やかってこと?」と、愛莉ちゃんはこれまた大きなおめめをかっ開いて苛立ちを募らせます。

 

■デートシーンは平野紫耀の宣伝動画?

 

 そんな愛莉ちゃんの気持ちなんて1ミリも気がついていない晴は、消しゴムを買いに来たという口実を作って、音のバイト先にやってきました。そして、音を気にかけてくれている紺野先輩(木南晴夏)の提案で、先輩の彼氏・ミータン(浜野謙太)とWデートをすることに。

 バッティングセンターに行けば、ミータンに対抗して、手のひらに血マメを作りながら真剣な表情を浮かべて何時間もバットを振り続ける晴。社交辞令でミータン先輩に言った「すごい」「かっこいい」という言葉が引き金になっているとは知らない音は、努力家でまっすぐな姿を見て、少しずつ、晴に対する印象が変わっていきます。

 粘った甲斐あって、ようやくホームランを打つことができた晴(喜ぶ姿は、晴というより、素の平野くんという感じでした)。紺野先輩がずっと狙っていたという景品(飯豊まりえ演じる人気モデル・西留めぐみの抱き枕)を、サラっとプレゼントした晴に、「そういう優しいとこもアンタのいいとこだし」と音は笑顔を見せます。

 その後、訪れたもんじゃ焼き屋さんでは、ミータンに「あ~ん」をしてもんじゃを食べさせてあげる紺野先輩を見て、「あ~ん」を音に口を開ける晴に、「何でよ、バカっ!」と音が怒ってみせたり、「熱っ!」と騒ぐ晴に、「何してんの、ほら、飲んで」と音がお水を渡してあげたり、なんだかんだイイ感じの2人。晴がボケて音がツッこんで、テンポのいいやりとりは、かつての道明寺(松本潤)とつくしを見ているようです。

「音っちが最近明るくなったのって、晴っちのせいだ!」「俺らには及ばないけど、Youたち最高のカップルだWa!」と冷やかす先輩カップルに、戸惑いながら少し照れる音と、にやける顔を手で隠す晴(※全く隠せていません)。この2人、とってもかわいいです。

 1話(記事参照)で「平野くんの棒演技」と書きましたが、まだ否定はできないものの、回を追うごとに表情が豊かになってきているように思います。特に、杉咲花ちゃんとの掛け合いのシーンはリアルな2人を見ているように感じました。静かなイメージの強い花ちゃんも、コミカルな演技をとってもナチュラルに演じていますし、ポンコツキャラが様になってきた平野くんが今後どう進化してくれるかに期待したいところです。

 さて、次回の第4話では、晴を音にとられて激オコな愛莉ちゃんが暴走する予感……! 天馬、音、晴の三角関係はいったいどうなるのでしょうか!? 今夜もテレビの前から離れられません。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

 

嵐・松本潤、『花のち晴れ』“道明寺”撮影秘話にファン感激! F4再会の夜も話題に

 大ヒットドラマシリーズ『花より男子』(TBS系)で、超貧乏な主人公・牧野つくし(井上真央)と恋に落ちる財閥のお坊っちゃま・道明寺司を演じた嵐・松本潤。続編とされる4月期のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(同)の第1話に道明寺がゲスト出演し、ネット上が歓喜に包まれた。一方の松本自身は撮影の裏側について、「正直、大変だった 笑」などと、率直な感想を吐露している。

 2005年のドラマ第1弾が人気を博し、『花より男子2(リターンズ)』(07年)と、08年に映画『花より男子F(ファイナル)』が公開になった『花男』。道明寺や、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)という大金持ちの男子グループ「F4」メンバーもブレイクするなど、大ブームを巻き起こした。

「同作の続編という位置付けの『花のち晴れ』は、実力派若手女優の杉咲花がヒロイン・江戸川音役に選ばれ、その彼女に恋する神楽木晴役で、ジャニーズの新グループ・King & Princeの平野紫耀が出演しています。物語はつくしやF4の卒業後、10年後の英徳学園を舞台にした痛快青春ラブコメディー。神楽木は道明寺に強いあこがれを抱いているキャラクターで、初回は道明寺のホログラム映像が流れたほか、晴の幼少期の回想シーンで、“道明寺本人”が登場しました」(ジャニーズに詳しい記者)

 道明寺のシーンは横顔や後ろ姿が中心だったものの、嵐ファンやネットユーザーからは「肩のくねり具合、歩き方、後ろ姿がめちゃくちゃ道明寺。10年ぶりに松本潤の体に道明寺司が宿った」「背中と歩き方がザ・道明寺! って感じだった」「髪型、眉毛、話し声、歩き方やアクション、佇まいが道明寺のままで……やっぱり潤くんの演技が大好き」と、感激のコメントが続出した。

 そんな中、公式携帯サイト・Johnny's webの連載「Enjoy」(5月1日更新)で、松本が『花のち晴れ』の撮影に言及している。10年ぶりに道明寺を演じたことについて、「また彼に出会えるとは思っていなかった」と、胸中を告白。「10年前の設定」の道明寺がこのタイミングで復活し、苦労や葛藤もあったようで、「なかなか引き出しが見つからず 苦笑」「難産でした 笑」と、正直な思いを綴った。とはいえ、懐かしいスタッフと顔を合わせて「同窓会のような空気」を感じながら演技ができたといい、平野をはじめとするキャストに「期待しています!」と、エールを送っていた。

 連載を読んだファンは「『難産だった』って言ってるけど、10年の流れを感じさせないほど道明寺のまんまだったよ。やっぱり潤は期待を裏切らない男!」「『難産だった』と報告してくれたけど、そんなふうには見えなかった」「潤くんすごいな。あの道明寺が難産だったなんて、まったく感じなかった……オファーを受けてくれたことに感謝」と、あらためて松本の努力家な一面に惚れ直したようだった。

「ほかのF4メンバーといえば、西門役の松田が4月25日にモデルの秋元梢との結婚を発表。27日、松田はインスタグラムに小栗&阿部との記念写真を載せ、『大好きな兄弟に祝われました』『Taken by 道明寺』として、撮影者は松本であると記していました。手前には『おめでとう』とデコレーションされたケーキも写っており、F4が集合して松田の結婚をお祝いしたのでしょう。松本も『Enjoy』内で3人と会ったことに触れ、『すげー、いい時間だった!!』と、感慨深げに振り返っていました」(同)

 5月1日放送の第3話には小栗演じる花沢類が登場。こちらも、当時と変わらぬ世界観を表現し、「小栗旬はまだ花沢類いけたのか!」「ビジュアルも昔のままに仕上げてきたし、演技もあの頃の花沢類となんら変わらない……最高」と、多くの視聴者が感動していた。ドラマ内での“F4集結”は実現するのか、今後の展開に期待したい。

身も心も“真っ白”な中川大志に漂うキナ臭さ ピュアすぎる平野紫耀が早くも目覚めた『花のち晴れ』、次回はF4のアノ人も登場!?

 杉咲花ちゃんが自慢のロングヘアをバッサリカットして、気合を入れて主演に臨んでいる火曜ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/以下、花晴れ)。

 24日放送の第2話の視聴率は、7.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と初回から0.5%アップ! 第1話では、前作『花より男子』(同/以下、花男)から、嵐・松本潤演じる道明寺司の登場もあり、大きな話題を呼びましたが、今話でも『花男』ネタがふんだんに炸裂!

 もちろん、平野紫耀くんお目当てのジャニオタのみなさんが悶絶必至の“胸キュンシーン”もあった第2話を、今回もあらすじから振り返ってみたいと思います。

*前回までのレビューはこちらから

 

■アノ名セリフが復活!

 

 かつて英徳学園を牛耳っていた道明寺率いる「F4」に代わって、学園の品格と秩序を守る「C5」のカリスマリーダー・神楽木晴(「King & Prince」平野紫耀)が、実は“ヘタレ”男子であることを知ってしまった主人公・江戸川音(杉咲花)。元令嬢で現在は“隠れ庶民”である彼女は、自分を英徳に居させるのであれば、晴の秘密を守ると彼を脅しました(※脅すと言っても物騒なものではありません)。

 前話のラストで、音はバイト先の同僚・前野(戸塚純貴)に襲われたところを晴に助けられました。晴が自分と同じ庶民であるバイト先の紺野さん(木南晴夏)を侮辱したことは許せませんが、礼儀正しい音は、「ありがとう助けてくれて」と頭を下げ、晴にお礼を言います。この一件以来、晴はどうも胸が苦しくて仕方がありません。その原因に、視聴者の誰もが気がついたかと思いますが、当の本人はまだ気づいていないようです。

 晴は、自分を脅した音を“懲らしめる”ために、自分に惚れさせてからバッサリと捨ててやるんだとか。その作戦のために、前野から助けてあげたお礼をさせてやると、一緒にパンケーキを食べに行くことを提案。「土曜、恵比寿ガーデン広場、1時」と、約束を取り付けます。『花男』ファンならばお気づきかと思いますが、これ、かつて道明寺がつくし(井上真央)に言った誘い文句です。原作にはない台詞だけに、制作スタッフの愛を感じますね。

 約束の日、なぜかゴリゴリのカウボーイスタイルでキメてきた晴(ラッキーアイテムが西部劇だったからだそうです)。お目当てのパンケーキは、お店まるごと買い取って貸切という気合の入れようですが、音が美味しそうにパンケーキを頬張る一方で、誘った張本人は一口も口にせず……。本当は“ヘタレ男子”であることを気にしていると考えた音は、秘密は守るから英徳にいさせて欲しいと晴にお願いをしますが、これを聞いて、音が英徳にいるのはF4が目当てだと勘違いをした晴は、聖地巡礼といわんばかりに、道明寺家へと連れていくのでした。

 

■『花男』でおなじみのアノ人たち

 

「一人でよく来るっていうのは、アイドルの出待ちみたいなこと?」と、現役ジャニーズアイドルの平野くんにやんわり爆弾を落とす花ちゃん。思わぬメタ発言に笑ってしまいました。「ちげえよ」と平野くん、いや晴が否定してくれて安心です。

 さて、そこで出会ったのが『花男』でもおなじみの、道明寺家に仕えるメイド頭・タマさん(佐々木すみ江)。2人をお茶に誘ってくれます。自室に道明寺の3Dホログラム映像を備え付けるほどの強火道明寺担である晴は、家のあちこちで記念写真を撮って「体の細胞全部でこの空間を味わってんだよ」と、テンション最高潮。その勢いで、

「この尊い場所に恥ねえ英徳のリーダーになる!」
「道明寺さんがいた頃みたいに、みんなが学園を誇りに思える学園に戻してみせる!」

 と、音に誓うのです。

 そんな晴のまっすぐな姿を見た音。英徳に思い入れのない彼女は「私はここにふさわしくない」と、自分の婚約の条件が英徳を卒業すること、そして卒業したら婚約者である馳天馬(中川大志)と結婚をすることを打ち明けます。思わぬ音の告白に言葉をなくす晴の口からやっとのことで出てきたのは、「お前、ダッセェな。婚約者の馳にすがって貧乏から脱出かよ」「ひっでえ人生だな」という皮肉。

「言われなくてもわかってる。ほんと、しょーもないって。そのしょーもない人生に、あなたは1ミリも関係ないでしょ」と、音は立ち去ってしまいます。

“ヘタレ”男・晴は、その後、その場に倒れ、これまた『花男』でおなじみの、道明寺の母の秘書・西田さん(デビット伊東)に家まで送り届けてもらいました。それからというもの、食事も喉を通らず、夜も眠れず重病。晴に呼び出され神楽木家へやってきたC5メンバーの海斗(濱田龍臣)、そして執事の小林(志賀廣太郎)に諭されるも、音への気持ちを否定し、学校的にも恋愛的にもライバルである桃乃園学園の生徒会長・天馬へと対抗心を燃やすのでした。

■中川大志は白? 黒?

 

 母親同士が仲が良く、幼い頃から家族ぐるみの付き合いをしてきた音と天馬。天馬の母親・美代子(堀内敬子)が病気で亡くなり、新たな母・利恵(高岡早紀)が来てからも2人の関係は続いています。

 制服も真っ白、音との月1デートの日も前身ホワイトコーデ。レストランに行けば、慣れない靴で疲れた音を気遣い、「お行儀悪いけど気持ちいいよ。音も試してみたら?」と自ら靴を脱いでみたり、レストランのVIPルームを、赤ちゃんを連れた家族に譲ったり。紳士すぎるほど紳士な天馬。立ち位置としては、『花男』におけるつくしの初恋相手・花沢類的ポジションです。

 そんな天馬役の中川くん、ドラマの事前告知番組で母親役の高岡さんについて「学園ものなんですけど、そっちもあるのかなって……」「好きになってますね」と発言していただけに、ちょいちょいママを見る目が怪しく感じるのは気のせいでしょうか……?

 それはさておき、敵情視察にやってきたC5をもてなし、晴の失礼な態度に怒ることもなく、握手まで交わそうとする天馬くんの器の大きさたるや……。英徳が伝統を重んじる学校なら、桃乃園は最新設備が整った超ハイテク高校で、天馬は生徒からの信頼も厚いし、そりぁ、ヘタレな晴が猛ダメージを受けてしまうのも無理ありません。

 傷心の晴は、なぜか音のバイト先へ(本人も無自覚です)。「俺じゃダメか……?」と、まるでチワワの子犬のように弱々しく音へ投げかますが、何のことだかさっぱりわからない音。晴の気持ちを察しているバイトの先輩・紺野さんのアシストもあって、空腹かつ家に帰りたくないという晴を連れて、紺野さんの家へ向かいます。

 

■ピュアな2人の関係性に変化……?

 

 紺野さんのリクエストで、冷蔵庫にあるもので手料理を振る舞うことになった音。誰かが料理をするところを見るのは初めてという晴は、いちいち大げさなリアクションをとりながら音のそばを離れません。でき上がったタコさんウィンナーには「すげえな!? 魔法かよ!?」と目を輝かせてまるで子どもみたい。「うまい! うますぎる!!」とおかわりをしようとして、足がしびれたり、学園で見せる姿とは違った気取らない無邪気の晴の姿に、音は少しずつ晴の印象を変えていきます。

 帰り道、音は晴に、自分のために天馬に無理をさせてしまっていることや、「昔は天馬くんの前でも普通に笑えた」と、ポツリポツリと話しはじめます。

「俺なら、そんな思いはさせない。俺なら悩ませねえ。気を遣わせたりしねえ」
「俺だってそいつに負けねえくらい完璧な男になってやる」

 そんな晴に、音は優しく言います。

「いいんじゃない? 完璧なんてならなくて。完璧になろうと必死に頑張ってる。そんな神楽木には神楽木なりの良さがあるはずだよ」

 こんなこと言われて、晴がときめかないわけがありません。「俺、お前のことは庶民狩りしねえから」「だから……関わるなとか言うな。1ミリも関係ねえなんて言うな」と、音に約束し、翌朝には海斗に「江戸川のことが好きだ。婚約者だろうが関係ねえ。絶対振り向かせてやる!」と堂々宣言するのでした。

 しかし、音が登校すると、ケータイに一通のメールが届きます。それは、音が隠れ庶民であることを告発する内容。困惑する音に生徒から向けられる冷たい視線、そして校舎から「絶対に許さない……」と音を見下ろすC5の紅一点・愛莉(今田美桜)の姿が――。と、何やら不穏な気配を残して今週はここまで。

 

■今田美桜のドSぶりに期待

 

 晴にゾッコンな愛莉は、英徳に入ったのもC5に入ったのも、彼を追いかけるためだそうです。クリクリしたおめめをかっ開きながら、瞬きせずに「晴を苦しめる女を見つけてつるし上げないと気が済まない」と海斗に迫る姿はなかなかの迫力でした。おまけに、中庭の石像に石を投げつけ「あースッキリした」って無邪気でかわいい笑顔を浮かべる彼女、すごく怖いし、敵に回したくないタイプです。

 次回からは、愛莉ちゃんがブラック全開で音に牙をむきそうなニオイがプンプンです。さらには、F4メンバーのあの人も登場するとか! 今田美桜ちゃんの怪演ぶりにも注目しながら、今夜放送の第3話を楽しみたいと思います。
(文=どらまっ子TAROちゃん)

キンプリ・平野紫耀の“棒演技”が逆にイイ!? 『花のち晴れ~花男 Next Season~』を支えるのは、杉咲花の圧倒的演技力

 井上真央、嵐・松本潤、小栗旬など豪華俳優陣が多数出演し、社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ『花より男子』(以下、花男)の続編となる『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系/以下、花晴れ)が、17日にいよいよスタート!

 初回放送には、道明寺司(松本潤)が登場し、Twitterの国内トレンド1位、世界10位にランクイン。さらには一時的なシステムエラーが発生するなど、“道明寺ショック”が発生。これは世界的に起きたもので、ドラマとは直接の関係はなかったようですが、前作の放送から10年たった今でもその人気は衰えず。道明寺、恐るべしです。

 そんな第1話だけあって、高視聴率を期待してしまいますが、実際は7.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)と、先行き不安な結果に。平均視聴率は19.8%、『花男2(リターンズ)』は21.6%(最終話はなんと27.6%!)という、圧倒的な数字を叩き出していた前シリーズがどれだけ人気があったのかがよくわかりますね。

 前身がTBSの誇る歴史的名作だけに、いかにそのイメージを払拭できるかが今後の課題となりそうです……。ということで、今夜放送の第2話を前に、まずはあらすじから振り返っていきたいと思います。

 

■『花男』と『花晴れ』の関係

 

 今作はもちろん、『花男』生みの親・神尾葉子の同名漫画(集英社のマンガアプリ『少年ジャンプ+』で連載中)が原作のラブコメディです。

 主人公は、父が経営してした化粧品会社が倒産してしまった“元”社長令嬢の江戸川音(杉咲花)。『花男』の主人公・牧野つくし(井上真央)が、一般家庭の娘でありながら、超セレブ校の英徳学園に通っていたように、音もまた、身分を隠しながら英徳に通学しています。

 10年前(原作では2年前)、そんな英徳には、道明寺率いる「花の4人組(Flower Four)」(通称・F4)というお金持ちのイケメン集団が存在していました。少しでも気に入らない生徒がいれば、ロッカーに「赤札」を貼り、全校生徒のいじめの標的に指定、対象がどこまで耐えられるかを賭けるという胸糞の悪い遊びをして学園を牛耳っていた彼ら。

 そんなF4に成り代わって現在の学園を仕切っているのが、「コレクト5」(通称:C5)と呼ばれる5人組です。

政治家一家の跡取り。インテリキャラで英徳歴代トップのIQを持つ平海斗(濱田龍臣)

不動産王の娘で可愛らしいルックスのC5の紅一点・真矢愛莉(今田美桜)

花道界の名門の跡取りで、超女好き。F4・西門に憧れている成宮一茶(鈴木仁)

日本が誇るスポーツメーカーの一人息子で武道の達人。筋肉キャラの栄美杉丸(中田圭祐)

 そして、リーダーの神楽木晴(「King & Prince」平野紫耀)。神楽木グループの御曹司で、カリスマリーダーとして英徳のトップに立つ晴ですが、彼にもまた、音と同じようにある“秘密”があるのです。

 

■終わりの始まり

 

 この10年で生徒数が減り、IT企業「HASE LIVE」の御曹司で音の許婚でもある馳天馬(中川大志)率いるライバル校の桃乃園学園との差もほんのわずか、とすっかり落ちぶれ気味の英徳。“正しき5人”ことC5は、「学園の品位を保つ」という名目で、学園への寄付が疎かになっていたり、授業料を滞納している生徒を退学に追い込む“庶民狩り”を行っていました。特に、英徳のトップである晴は「これ以上学園の品格が落ちたら、あの人たちに顔向けできねえ……」と焦りを募らせていきます。

 あの人たちとは、もちろんF4のこと。晴は道明寺に強い憧れを抱いており、自室に道明寺の3Dホログラム映像を備え付け、「眺めてるだけで、心が洗われるだろ……」と、まるでどこかのオタクのように、道明寺を崇め奉っていました。さらには、少しでも道明寺に近づこうと、「カリスマ性に磨きがかかる火星の石」などなどアヤシイ通販グッズをたくさん買い漁っていました(さすがコレクト5)。学園内ではカリスマを演じていますが、実は晴は、超がつく“ヘタレ”だったのです!

 そうとは知らず、以前、晴たちが乗る車の前に飛び出してしまい、顔を覚えられてしまったことから、いつ自分が庶民狩りの標的にされるのか怯える音。あるとき、セレブな英徳生とは無縁のバイト先のコンビニに、ぎっくり腰になった執事の小林の代わりに通販グッズを受け取りに来た晴が現れ、互いに気がついた2人。同時に「終わった……」と覚悟するのでした。

 しかし、苦しい家計を助けるためにも「英徳を卒業する」という天馬との婚約の条件をクリアしなければならない音。翌日、意を決して登校しますが、晴につかまり「失せろ」と言われてしまいます。すると、校門の前で不良に絡まれている女子生徒が。しかし、助ける素振りを見せない晴に音は言います。「C5なんて名乗る資格ない! こんな石買う暇あったら、自分磨けば!?」ド正論です。この言葉に、晴はかつて、いじめられていた海斗を自分に代わり助けてくれた道明寺に言われた「強くなれよ。頼んだぞ、英徳を」という言葉を思い出します。

 この回想シーンで道明寺が登場するわけですが、ド派手な柄物ジャケットにストール+先のとがった革靴、そして圧倒的カリスマオーラを放ちながらいじめっ子たちをボコボコにする松潤、いや道明寺パイセンがめちゃくちゃかっこいいのです。1話の見どころは、間違いなくこのシーンでしょう。

 その後、道明寺パイセンパワーで不良相手に啖呵を切り、ヘタレのクセに奇跡的に不良をやっつけた晴は、もはや学園のヒーロー。生徒たちから歓声を浴びいい気になっている晴ですが、音は「私を英徳にいさせなさい。さもないと全部バラす」と脅し、その場を離れるのでした。

■杉咲花の圧倒的な演技力

 どうにか音を黙らせるため、チャラ男・一茶のアドバイス通りに、音を手なずけるために、音のバイト先に押しかけ、紺野先輩(木南晴夏)もろともパーティーに招いた晴ですが、「やばーい!」とはしゃぐ先輩に比べ、音は豪華な食事や王様が乗るような白馬、そしてなぜか純白のタキシード姿の晴にも、決してなびきません。

 そんな中、紺野先輩がつまずいた拍子に晴の勝負服を汚してしまうアクシデントが発生。弁償すると涙目の紺野先輩を、晴は「アンタに払えるの? 払えないよな?」「庶民のクセによ」「浮かれちまったんだよな、あまりにもかけ離れすぎてて……」と罵倒します。

 すると、「紺野さんを傷つけるのは絶対許さない」と、音がA5ランクの肉の塊で晴に殴りかかる暴挙に! 『花男』1話で、つくしが「自分で稼いだこともないガキが、調子こいてんじゃねー!」と道明寺を殴り飛ばしましたが、あのときの井上真央ちゃんに負けず劣らず、杉咲花ちゃんが勇猛果敢な姿を見せてくれました。

「金持ちがそんなに偉い? C5がなんだっていうの? 英徳学園? 辞めていいならとっくに辞めてる。あんな冷たい人たちしかいない、最低な学園。いっつも高いところからふんぞり返って、弱い人を切り捨てて。アンタって本当にしょーもない」

 この長セリフを、感情を爆発させながら、でもごくナチュラルに話す花ちゃん、さすが、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16年)で「日本アカデミー賞」最優秀助演女優賞を受賞した女優さんだなあと、思わず感動してしまいました。この先、晴役の平野くんとはいろんな絡みがあるのでしょうが、ジャ二オタのみなさんには、ぜひとも大目にみていただきたい限りです。

 さて、ドラマのほうに話を戻すと、その後、紺野先輩を残して神楽木家を出た音が、キモくてウザいバイト先の前野(戸塚純貴)につかまっているところを、後を追いかけてきた晴が「二度とこいつに近づくな!」と助けるというまさかの展開(馬乗りになって、両手をグーにして前野をポコスカ殴る晴の姿がかわいかったです)。

 さらには、「俺はテメェのことなんか好きでもなんでもねぇ! 勘違いすんなよ!」と怒鳴りつけたかと思えば、「私、婚約者いるから」という音の言葉に動揺するあたり、ただのフラグでしかありません。おまけに、偶然音の姿を見かけ、天馬も駆けつけるという、いきなりの三角関係(さすが、少女マンガ)。今後、3人はどうなるのでしょうか……?

 

■C5は“物足りなさ”も……

 やはり、松潤に小栗旬、松田翔太、阿部力という豪華キャストが揃っていた『花男』に比較すると、C5メンバーの“弱さ”が気になる『花晴れ』ですが、まだ第1話。これからそれぞれをフィーチャーした物語が描かれていくと思うので、今後に期待といったところでしょうか。                                              

 しかし、先ほども書いたように、音は“元令嬢”というキャラクターだけに、上品で柔らかい印象の強い花ちゃんによく合っていますし、ハマリ役。演技面も申し分ありません。

 一方、平野くんの演技はやや一辺倒ですが、彼自身の天然キャラが、“残念なイケメン”である晴とよくマッチしているようにも思えますし、馬鹿正直で素直なところがかわいく見えてくるので、杉咲花ちゃんの演技の巧さと、平野くんのかわいさがこの作品を支えていくのだと思います。

 現在、コミックス9巻まで発売されている『花晴れ』。残り10話でどこまで描くのか、また、ドラマオリジナルのストーリーが展開されるのか、今夜の放送が楽しみです。
(文=どらまっ子TAROちゃん)