『あなたの番です』次から次に物騒な凶器を振り回す悪役レスラーばりの木村多江に引く

 

 6月2日放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)第9話。今回は、とにかく榎本早苗(木村多江)に注目。怖すぎるのだ。

 

 手塚菜奈(原田知世)は翔太(田中圭)に引っ越しをしようと提案した。交換殺人ゲームを止めようとしたが、細川朝男(野間口徹)や浮田啓輔(田中要次)を助けられなかったためだ。しかも、木下あかね(山田真歩)に見せられたメモには「302号室の人」と書かれていた。菜奈か翔太、どちらかがターゲットになる可能性はゼロではない。

 そんな中、単独で捜査しているという刑事・神谷将人(浅香航大)と話すうち、早苗が誰かを殺しているかもしれないと2人は考えざるを得なくなる。

 前管理人・床島比呂志(竹中直人)のゴミ袋から見つけたというメモを木下から見せてもらった菜奈。早苗との間にトラブルがあると窺わせる内容だった。

 翔太は、神谷と榎本正志(阪田マサノブ)が一緒にいるところに出くわす。翔太は酔っているという正志を自宅へ送ることに。早苗を怪しんでいる翔太は、正志が部屋に入るタイミングで強引に部屋を覗き込んだ。でも、怪しいものは見つからない。しかし、302号室に戻ってから、402号室に隠し部屋があることに気づいた。

 翌日、外出しようとする早苗の隙を突いて402号室に入る翔太。部屋を探るとやはり隠し部屋があり、中には拘束された黒島沙和(西野七瀬)がいた。黒島を助けようとする翔太の背後から襲い掛かる早苗。アイスピックで刺された翔太は倒れ、意識を失った。遠のく意識の中で、翔太は部屋の隅にうずくまる少年(荒木飛羽)の姿を見た。

 榎本夫妻、特に早苗には不審な点が多い。1つ1つ確認していきたいと思う。まず、車だ。車庫入れがヘタ、正志からスパルタ指導を受けていた早苗。でも、いつの間にか榎本家の駐車スペースから車がなくなった。

 夜、学校帰りの黒島と出くわした早苗は自転車に乗っていた。そして、神谷は廃車になったリバティについて調べている。これこそ、早苗が乗っていた車だ。

 夜道で黒島と出会った早苗は「コンビニに行く途中」と言っていた。しかし、マンション付近を調べる翔太が確認したコンビニの方向と早苗は逆方向へ向かっていた。また、自転車に乗っているのが早苗と気づいた黒島は防犯ブザーを握っていた。頭の切れる黒島は早苗を疑っているのだ。

 実は、早苗と会ったこのときの黒島が3話と同じ服を着ている。4話以降はあざや包帯がなくなり、よくしゃべるようになった黒島。ネット上では、黒島の“双子説”がウワサされている。もしかしたら夜道の早苗と黒島のすれ違いは過去の出来事で、よくしゃべる今の彼女は双子のもう1人の黒島か? 監禁されている黒島がいて、よくしゃべる黒島もいるという黒島双子説。こじつけると、このドラマには双子の三倉佳奈も出演中だし。

 そういえば、住民会で黒島を見つけた田宮淳一郎(生瀬勝久)が驚いたことがあった。防犯カメラの映像を見て、黒島が2人いることに田宮は気づいたのだろうか? あと、「菜奈さん」「早苗さん」とこのマンションでは女性を下の名前で呼ぶことが多いのに、黒島に限っては「黒島ちゃん」である。

次から次に凶器を手にする木村多江

 翔太が402号室の隠し部屋を開けると、中にクーラーボックスがあった。次回予告を見ると、ボックスを開けた翔太と黒島が驚いている。何が入っているのだろう? 山際祐太郎(森岡豊)か児嶋佳世(片岡礼子)のバラバラになった遺体なら、2人のリアクションには納得だ。

 402号室に入った翔太が内側からチェーンを掛けるも、早苗はカバンからチェーンカッターを取り出し、切断して部屋に戻った。どうして、そんな物を持ち歩いているのか? このマンションでチェーンを掛けている部屋と言ったら、尾野幹葉(奈緒)の家だ。もしや、早苗は尾野を殺しに行こうとしていた?

 次回予告で、ミキサーを手に菜奈に詰め寄る早苗の姿に驚いた。翔太を刺したアイスピックといい、次から次へと物騒な物を取り出す早苗。まるで、往年の悪役レスラーである。

(文=寺西ジャジューカ)

『あなたの番です』次から次に物騒な凶器を振り回す悪役レスラーばりの木村多江に引く

 

 6月2日放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)第9話。今回は、とにかく榎本早苗(木村多江)に注目。怖すぎるのだ。

 

 手塚菜奈(原田知世)は翔太(田中圭)に引っ越しをしようと提案した。交換殺人ゲームを止めようとしたが、細川朝男(野間口徹)や浮田啓輔(田中要次)を助けられなかったためだ。しかも、木下あかね(山田真歩)に見せられたメモには「302号室の人」と書かれていた。菜奈か翔太、どちらかがターゲットになる可能性はゼロではない。

 そんな中、単独で捜査しているという刑事・神谷将人(浅香航大)と話すうち、早苗が誰かを殺しているかもしれないと2人は考えざるを得なくなる。

 前管理人・床島比呂志(竹中直人)のゴミ袋から見つけたというメモを木下から見せてもらった菜奈。早苗との間にトラブルがあると窺わせる内容だった。

 翔太は、神谷と榎本正志(阪田マサノブ)が一緒にいるところに出くわす。翔太は酔っているという正志を自宅へ送ることに。早苗を怪しんでいる翔太は、正志が部屋に入るタイミングで強引に部屋を覗き込んだ。でも、怪しいものは見つからない。しかし、302号室に戻ってから、402号室に隠し部屋があることに気づいた。

 翌日、外出しようとする早苗の隙を突いて402号室に入る翔太。部屋を探るとやはり隠し部屋があり、中には拘束された黒島沙和(西野七瀬)がいた。黒島を助けようとする翔太の背後から襲い掛かる早苗。アイスピックで刺された翔太は倒れ、意識を失った。遠のく意識の中で、翔太は部屋の隅にうずくまる少年(荒木飛羽)の姿を見た。

 榎本夫妻、特に早苗には不審な点が多い。1つ1つ確認していきたいと思う。まず、車だ。車庫入れがヘタ、正志からスパルタ指導を受けていた早苗。でも、いつの間にか榎本家の駐車スペースから車がなくなった。

 夜、学校帰りの黒島と出くわした早苗は自転車に乗っていた。そして、神谷は廃車になったリバティについて調べている。これこそ、早苗が乗っていた車だ。

 夜道で黒島と出会った早苗は「コンビニに行く途中」と言っていた。しかし、マンション付近を調べる翔太が確認したコンビニの方向と早苗は逆方向へ向かっていた。また、自転車に乗っているのが早苗と気づいた黒島は防犯ブザーを握っていた。頭の切れる黒島は早苗を疑っているのだ。

 実は、早苗と会ったこのときの黒島が3話と同じ服を着ている。4話以降はあざや包帯がなくなり、よくしゃべるようになった黒島。ネット上では、黒島の“双子説”がウワサされている。もしかしたら夜道の早苗と黒島のすれ違いは過去の出来事で、よくしゃべる今の彼女は双子のもう1人の黒島か? 監禁されている黒島がいて、よくしゃべる黒島もいるという黒島双子説。こじつけると、このドラマには双子の三倉佳奈も出演中だし。

 そういえば、住民会で黒島を見つけた田宮淳一郎(生瀬勝久)が驚いたことがあった。防犯カメラの映像を見て、黒島が2人いることに田宮は気づいたのだろうか? あと、「菜奈さん」「早苗さん」とこのマンションでは女性を下の名前で呼ぶことが多いのに、黒島に限っては「黒島ちゃん」である。

次から次に凶器を手にする木村多江

 翔太が402号室の隠し部屋を開けると、中にクーラーボックスがあった。次回予告を見ると、ボックスを開けた翔太と黒島が驚いている。何が入っているのだろう? 山際祐太郎(森岡豊)か児嶋佳世(片岡礼子)のバラバラになった遺体なら、2人のリアクションには納得だ。

 402号室に入った翔太が内側からチェーンを掛けるも、早苗はカバンからチェーンカッターを取り出し、切断して部屋に戻った。どうして、そんな物を持ち歩いているのか? このマンションでチェーンを掛けている部屋と言ったら、尾野幹葉(奈緒)の家だ。もしや、早苗は尾野を殺しに行こうとしていた?

 次回予告で、ミキサーを手に菜奈に詰め寄る早苗の姿に驚いた。翔太を刺したアイスピックといい、次から次へと物騒な物を取り出す早苗。まるで、往年の悪役レスラーである。

(文=寺西ジャジューカ)

『あなたの番です』いよいよ木村多江の狂気がやってくる!?

 

 6月2日に放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)の第8話。

 手塚菜奈(原田知世)は、久住譲(袴田吉彦)と細川朝男(野間口徹)が倉庫のエレベーターから転落した事故について警察から取り調べを受ける。ネットの掲示板に細川の殺害依頼の書き込みがあり、菜奈の仕業だと警察は疑ったが、これは久住が行ったものと判明して菜奈は釈放された。

 菜奈がマンションに戻ってくると、引っ越し中の北川澄香(真飛聖)を石崎洋子(三倉佳奈)が止めていた。自分だけ逃げる気なのかと澄香を責める洋子。今度は自分が殺されるかもしれないとパニック状態の洋子は「私、殺されるの! この人のせいで!」と菜奈にもつかみかかった。

 疲れ果てて帰宅した菜奈を、夫・翔太(田中圭)が抱きしめる。菜奈の苦悩を受け止めようとする翔太だが、菜奈は翔太に相談する元気すらなくなっていた。菜奈のために真相を突き止めようと、翔太は103号室の田宮淳一郎(生瀬勝久)を訪ねた。翔太は田宮に懇願し、彼が書いた名前と引いた紙に書かれていた名前を聞き出すことに成功。田宮が書いた名前は「こうのたかふみ」で、引いた紙には「ゴミの分別ができない人」と書かれていたとのこと。「こうのたかふみ(甲野貴文)」とは、田宮が以前勤めていた銀行の部下である。

 翔太は菜奈を連れて、甲野が勤めていた銀行を訪ねる。甲野は、翔太たちが自分を襲いに来たのかと勘違いして嫌悪感を示す。翔太は去っていく甲野を追いかけ、肩に手をかける。振り返った甲野は、翔太の前で吐血。彼は、何者かに襲われていた。

ようやく、狂気の木村多江が来る

 今回の一番のインパクトは、次回(9話)予告映像だった。榎本早苗(木村多江)が402号室(榎本宅)にいる翔太に向かって「ダメ~~~ッ!」と絶叫しているシーンだ。まさに、木村多江がいよいよ来たという感じ。この人がただの温厚な女性で終わるとは、誰も思っていなかったはずである。

 8話で早苗がどんな行動を取っていたか、振り返りたい。まず、マンション内で転倒した北川そら(田中レイ)が、半開きになった402号室のドアを凝視。中から見えた何かを前にフリーズし、そらはおびえた。直後、早苗がそらを連れてマンションのエントランスに現れた。ここでも、そらはおびえ続けている。

 このくだりで、早苗が子どもを抱っこし慣れているのが気になるのだ。やはり、榎本夫妻の間には子どもがいるのだろうか? 理由として、早苗が夫・正志(阪田マサノブ)のことを「パパ」と呼んでいること、榎本家に食器が3人分あること、生活を見ていると明らかに隠し部屋(子ども部屋?)があること、等が挙げられる。

 早苗は、翔太から「引いた紙の名前についてウソをついているのでは?」と疑われた。それを正志に話した早苗。そこからの夫婦の会話は以下だ。

正志「そこまで言われて言い返さなかったの?」

早苗「何を言い返すの? ウソをついてるのは本当なんだから」

正志「ウソって言うなよ。ウソとは違うだろ。こっちはこっちで愛情だろ? このままいろいろバレたら、俺たち家族の愛情があっちの夫婦に負けたみたいで悔しいわ!」

早苗「そうだね!」

「あっちの夫婦」が手塚夫妻のことを指すのなら、自分たちのことを「家族」と呼んでいるのが不自然だ。夫婦以外に息子か娘がいるから「家族」という言葉を使ったのではないか?

 ただ、「あっちの夫婦」が手塚夫妻のことを指していない可能性もある。とにかくこのドラマ、匂わせがすごい。

 今回、拍子抜けしたのは久住についてである。4話でエレベーターに同乗した菜奈が降りる後ろ姿を見て、久住がニヤリとする場面があった。あれは、久住がエレベーターマニアで、到着音が鳴らないように細工をした彼が「アンジェリーナ(エレベーターに付けた愛称)がおしとやかになった」と、1人で自己満足していただけだったというのだ。もはや、「ミスリードでどこまでだませる?」と企む脚本家と視聴者の対決みたいな様相である。確かにこのドラマは続きが気になるが、それはおあずけを食って引っ張られる心理を視聴者が利用されているところがあると思う。

 今回、ほかに気になった住人は尾野幹葉(奈緒)である。そもそも、前管理人の床島比呂志(竹中直人)からもらった表札は、なぜファーストネームの「MIKIHA」なのだろう? あと、翔太から床島との関係を聞かれても平然としていたのに、浮田啓輔(田中要次)との関係を聞かれたら一瞬固まっていたのも意味深だった。

 尾野に付きまとわれ、迷惑していたはずの翔太も怪しげな行動を見せた。菜奈が帰宅した際、尾野の部屋から普通に出てきているのだ。何をしていたのか? 普通に脇が甘すぎる。

伏線がただの匂わせで終わる可能性大

 菜奈が引いた紙に書いてあった甲野貴文(鈴木勝大)が、やはり死亡した。しかし、菜奈の元に脅迫状は届いていない。つまり、交換殺人ゲームはもう破綻している。

 また、銀行から出てきた甲野に「襲うつもりですか?」と問われ、「何か、誤解が……」「襲ったりしないです。その逆です」と答えた菜奈が、また指を組みかけていたのだ。指を組む動作は、彼女がウソをつく時に出てしまう癖である。あと、手塚夫妻が銀行へ入る直前、ちゃっかり田宮が銀行から出てきているし……。

 伏線は数え切れないが、久住のアンジェリーナのくだりのように、ただの匂わせで終わる可能性だってある。まだ、我々はおあずけを食っている。

(文=寺西ジャジューカ)

 

 

『あなたには帰る家がある』強烈な“ドラマ臭”がする見せ場に失笑の嵐! 視聴者を裏切る結末には賛否両論!

 中谷美紀主演ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の最終回が6月22日に放送され、平均視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 残念ながら2ケタ更新とはならなかったものの、毎回ネットでは話題となっていた同ドラマ。一体、この2組の夫婦はどんな終わり方を迎えたのでしょうか?

 それでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■真弓の反撃になかなか怯まない綾子……

 綾子(木村多江)と秀明(玉木宏)に対し、「太郎(ユースケ・サンタマリア)と慎吾(萩原利久)と麗奈(桜田ひより)の4人で幸せになる」と宣言した真弓。実はこれ、太郎と綾子の仲を戻そうと考えた真弓の作戦だった。しかし、真弓の作戦を見抜いた綾子は、自分は秀明と幸せになるから「太郎さんを宜しくお願いします」と宣言。2人は「これからは良いお友達になりましょう」と表向き和解する。

 別の日、真弓の作戦とは裏腹に、太郎は本気で真弓との将来を考え始めており、綾子と家族で毎年行っていた海に、慎吾と真弓と麗奈の4人で行こうと誘う。一方、秀明は会社の後輩・桃(高橋メアリージュン)の告発によって不倫がバレて左遷。私生活では綾子と暮らし始め、現実を受け入れようとしていた。

 週末、真弓は太郎の誘いを受け入れ、麗奈と慎吾とともに海に遊びに来ていた。すると、そこへ綾子と秀明が現れるも、楽しそうな4人の姿を見てショックを受けて帰っていってしまう。

 週が明けた月曜、太郎は真弓とともに離婚届を出しに行こうとしていた。そこに真弓から「出す前に寄りたい場所がある」と連絡が。なんと、その場所は秀明の左遷先があるビルで、そこには綾子の姿もあった。真弓と太郎が来るなり口論を始める4人だったが、いたたまれなくなった綾子がその場を逃げ出し、その後を追う3人ともにエレベーターに乗り込んだ。しかし、動こうとした瞬間にエレベーターが故障し、中に閉じ込められてしまった。

 そんな大ピンチの中、4人は再び口論を開始。秀明と真弓が綾子を貶し始めたところ、太郎は「綾子を責めるな!」と言い放ち、綾子にはっきりと自分の気持ちを伝えた。すると、綾子は考えを改め始め、エレベーターから救出されたときには太郎と綾子は元通りの仲に。あっさりと2人で帰っていった。

 一方、真弓と秀明は「この距離がしっくりくる」と離婚したまま、仲の良い関係を続けることに。2組とも幸せになりました、というのが最終回の内容でした。

■ドラマ臭プンプンの展開にガッカリ!

 さて、最終回の見せ場はやはり、4人がエレベーターに閉じ込められるシーン! なんですが、このシーンがあまりにもご都合主義すぎて失笑もの。

 秀明の新しい職場である書類倉庫に4人が集まり、綾子への説得が始まるのですが、綾子は耳を貸さずその場から逃亡。逃げる綾子を3人が追って、うまいことエレベーターで捕まえるのですが、このエレベーターが急に故障して停止。4人は閉じ込められる……って都合が良すぎてなんと言ったらいいのか……(笑)。多分、今まで聞く耳を持たず逃げ続けるアバズレ綾子に3人の本音をぶつけるため用意した展開なのでしょうが、急にドラマ臭がプンプンしてきてドン引き。かつ、どっかで見たと思ってしまうような使い古された設定に、「正直これはいただけない……」という気持ちになりました。

 ただ、これまで不倫相手の嫁の職場に手作りメンチカツを差し入れ、不倫相手が家に乗り込み発狂といった驚愕展開が多かっただけに、アリっちゃアリなのかもしれません。

■2組の夫婦の結末に賛否両論

 そして、今度は閉じ込められた4人が白熱したコントのような討論会を繰り広げるのですが、急に太郎が綾子を庇い始め、優しく「綾子帰ってこい」と説得し、真弓も「帰りなよ」と言い、ついに綾子は折れます。で、エレベーターが動き始める頃には茄子田夫婦は元の仲に戻るですが、佐藤夫婦は最後まで離婚したまま……という、なんともモヤっとする終わり方。ネットでもこの結末に「結局、他人の家を壊しておいて綾子だけ幸せになってる(笑)」「一番の胸グソ展開!」と批判の声が殺到し、大荒れ。タイトル通りに2組とも夫婦に戻る、もしくは、それぞれ離婚し4人別々の道を歩み始めるという結末を期待していた人が多かったようです。

 しかし一方で、「佐藤家はずっと一緒にいたことで性格の違いがわかり元々冷めていたから元サヤに戻らないほうがベスト」「これが一番いい結末だったと思う」という声が上がっており、賛否両論あるようです。原作は、ドラマのように離婚はしませんが、夫婦関係が元々冷め切っており、子どものためだけに夫婦を続けるという割り切ったオチ。現代っぽく内容を変更するなら、これが一番ベストな結末なのかもしれません。

■真の主役は木村多江!

 全話を通して思ったのは、「“真の主役”は木村だ」ということ。やはり常軌を逸した「綾子事変」を演じきったことには脱帽しました。振り返ると、ほとんど綾子の異常行動のシーンばかりが思い出されるばかり。特に、気に入っているのは、真弓と秀明の家に乗り込み、「離婚しろ~!」と迫るシーン。あのときの木村の表情や目が逝っちゃってる演技には、「マジで怖い……」と感じる反面、「木村多江の演技すごい~!」と思わせてくれました。

 正直、木村には“おとなしい幸薄女性”役の印象を強く持っており、「大丈夫?」と当初は期待してなかったのです。特にそう思わせたのが、『アンフェア』(フジテレビ系)を見たとき。このドラマで演じた、優しい顔を持ちながら実は犯人グループの仲間だった家政婦役が余りにひどく(木村が悪いわけじゃなく、演技指導や演出がひどかったというのもありますが……)、「この人はいい人役しかできないんだな~」と思っていたのですが、同ドラマのおかげで印象がガラリと変わりました。これを機に、今後演じる役柄が広がることを期待したいです。

 以上、最終回のレビューでした。

 不倫ドラマという重い内容にもかかわらず、最後までコメディ要素を取り入れ、見やすくしたことで、視聴者も楽しめたよう。「見やすくて面白かった!」「こういうドラマをもっと見たい」と好評価する声がたくさん聞こえていました。

『あなたのことはそれほど』(同)もそうですが、ちょっと笑える不倫ドラマの方が今は人気が出るよう。TBSにはぜひ、このような不倫ドラマを再び制作してほしいですね。

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』ユースケ・サンタマリアの家族愛に号泣も、“泣き”を引き出す演出がダサすぎ! 

 中谷美紀主演ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第10話が6月15日に放送され、平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)を記録。前回から1.5ポイントアップしました。

 10話が最終回と思っていたのですが、まさかのもう1話あるという……。やはりネットでの賑わいが功を奏したのでしょうか。その上、ここにきて同ドラマ最高視聴率を記録! この調子でいけば、次回の最終回で2ケタも夢ではない予感が!? 最終回で有終の美を飾るのか、期待したいですね。 

 それでは、今回もあらすじから振り返って行きましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■茄子田の信じられない秘密が明らかに!

 真弓(中谷美紀)が太郎(ユースケ・サンタマリア)と仲良くなっていることに不安を覚える秀明(玉木宏)。行きつけのカレーショップでマスターの圭介(駿河太郎)に相談するも、圭介は「あるわけがない」と否定。その言葉に安心したのもつかの間、なんと真弓と太郎がそろって来店し、いい感じの雰囲気に秀明は動揺する。

 その翌日、朝元気に学校へ向かったはずの麗奈(桜田ひより)が「登校していない」と教師から真弓へ連絡が来る。すぐさま秀明に連絡し、また綾子の仕業かと勘ぐった真弓は、綾子を問い詰めるも「知らない」と言い返されてしまう。すると、そこに、麗奈から連絡が。太郎と綾子の息子・慎吾(萩原利久)と一緒に栃木にある綾子の実家へ向かっていることを知った2人は、気まずい雰囲気を醸し出しながら綾子の実家へと向かう。一方その頃、秀明も太郎の車で栃木へと向かっていた。

 綾子の母親の葬式会場に着いた真弓と綾子だったが、そこに慎吾と麗奈の姿はなく、秀明と太郎と合流し再び探すことに。子どもたちをやっと見つけた4人だったが、そこで茄子田家のある秘密が明かされる。

 夜になり、葬式に参加した茄子田家。参列を済ませ旅館へ戻ると、太郎は綾子に離婚届を手渡し、「飲んでくる」と言ってその場を去っていった。

 そんな太郎を見て、いてもたってもいられなくなった真弓は太郎を追いかける。ベンチに腰掛け、太郎の綾子への一途な思いを聞かされ、涙を流す真弓。するとそこへ綾子が現れ、真弓は見せつけるように太郎へキスをし、「この人を幸せにする」と宣言するのだった、というのが今回の内容でした。

■“笑い”からの“ヒューマン”演出がダサ過ぎる!

 今回は後半全体が見せ場に。慎吾が太郎の子どもではなく綾子の姉の夫の子どもであると綾子が慎吾に伝えるシーンや、太郎が綾子の姉夫婦に慎吾を「うちの1人息子です」と紹介するシーン、太郎が離婚届を綾子に渡し慎吾が太郎と暮らすことを選ぶシーンなど、見せ場が多くて、感動するシーンばかりで、不倫ドラマが急にヒューマンドラマに(笑)。舵きり過ぎだろと思ってしまいましたが、「これはこれで良し」との反応が多く、視聴者は楽しめたようです。

 ただ、前半がコメディードラマ演出なのがすごく残念。確かに、突然映画『タイタニック』の主題歌が流れたり、綾子との珍道中のケンカなど、笑わせてはくれるんですが、後半をヒューマンドラマ演出で泣かそうと思っているのが見え見えで、正直ダサい。そんなことをしなくても、後半の内容だけでも泣けるはず。

 また、同ドラマ全体を考えると、不倫ドラマから始まり、綾子の頭がおかしい行動でサスペンスホラーになり、怖くならないようにところどころでコメディーを入れて、今度はヒューマンに。正直、要素が多すぎてワケがわかんないドラマになっています。なんだか、金曜ドラマの名作を全部ぶっこんで見ました感がハンパない。

 プロデューサーはドラマ放送前に「大人向けの名作を生んできた『金曜ドラマ』を復活させたい」といった旨のコメントを残していましたが、その結果がこれ……。もう、残念でならない。『あなたのことはそれほど』(TBS系)のヒットを考えると、同ドラマも不倫ドラマとして悪くはなく、もう少し視聴率があってもいいはず。しかし、実際2ケタに届かないのは、この点に原因があるかもしれません。

■太郎の家族観が「素晴らしい」と大評判

 “第二の高橋ジョージ”と視聴者から認識されてしまったモラハラ夫の太郎ですが、今回、綾子への一途な思いと、家族愛を吐露する場面が視聴者にすごく響いたみたいです。

 太郎にとって綾子は初めて付き合った女性で、許し難い今までのモラハラ行動もその女性を幸せにしたい一心でやっていたよう。さらに、実の子どもではない慎吾も自分が育てたなら自分の子だと、真弓に泣きながら語る姿が、今まで父親の威厳を保とうと威張っていた太郎と別人すぎて、なんだか小さく見えてくるんですよ。そのギャップが女性の心を掴んだようで、「めっちゃいい人! 太郎かわいい!」「太郎頑張れ〜!」といった声が。一瞬でファンが急増したようです(笑)。また、この場面に関しては、ユースケの演技も良く、本当は常識があり、むしろ聖人だった太郎を演じきっていたように思えます。

 ただ、それまでは所々に素のユースケが出ていて、『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)を見ている気分になっちゃうんですが(笑)。真弓とご飯を食べるシーンや葬式のシーンを見ていると「あれ、こんなシーン『「ぷっ」すま』にあったような……」と思ってしまう。1話からそういう風に見ないようにしようと思っていたんですが、前回声高らかに「ハッピバースデートューユー~」と歌いだしたシーンで、もろユースケ感が溢れだしていたため、今回無意識にユースケ感を探すように……。できれば、前回ではなく最終回で出してくれたほうが、そういう邪道な考えを持たずに済んでよかったのに……。ちょっとこの部分が残念な点と感じました。

■真弓がついに仕返しに乗り出す!

 今まで、綾子にやられっ放しだった真弓ですが、今回は最後の最後で、綾子に復讐を開始します。

 その復讐というのが、太郎と一緒になって幸せになると綾子のいる前で宣言するというもの。今まで、いろいろ嫌味を言ってきた男を好きになるって「おい真弓、あんたチョロすぎるだろ!」とツッコミたくなる上、「え!? 両親入れ替えって……。『ママレード・ボーイ』(集英社)みたいな展開になるの?(笑)」と、昼メロから今度は少女マンガみたいな非現実的な展開になるのかと、ちょっと驚きました。

 でもこれは“真弓の計算”とのことで、そんな展開にならないとわかりひと安心(笑)。

 綾子が姉の夫を寝取ったという前科があることを知った真弓は、「綾子には人のものを欲しがる癖がある」と考えてこの行動に出たようです。まあ、優しい真弓のことだから、太郎の気持ちを聞いて、「太郎と綾子を元サヤに戻してしてあげたい」という考えもあるのかもしれませんが。

 最終回はこの真弓の行動がポイントとなるようです。はたして、これが吉と出るのか凶と出るのか、そしてどんな結末で終わるのか。今回の最後の展開で、先がまったく読めなくなったため、原作で結末を知っている人も楽しめそう。期待して放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』玉木宏が木村多江に終止符をつけるも、中谷美紀&ユースケ関係強化で意外な展開に!? 

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第9話が6月8日に放送され、平均視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.5ポイントアップしました。

 視聴率が苦戦しているわりに、ネットでは評判の同ドラマ。今回は4者会談という波乱の内容に、放送前から話題となっていたようです。それでは、まずはあらすじから振り返っていきましょう。

(これまでのレビューはこちらから)

■今度は真弓と太郎がいい雰囲気に!?

 マンションに残された秀明(玉木宏)の荷物を届けに秀明が住むアパートに届けに行った真弓(中谷美紀)は玄関前で秀明とばったり会うも、部屋から綾子(木村多江)が現れ、驚く。2人が一緒に住んでいると誤解して怒りを覚えるものの、平静を装いつつその場を後にする。真弓の誤解を解こうと必死になる秀明だが、なかなか誤解は解けず……。

 秀明と綾子との関係を誤解したまま激怒し続ける真弓。そんな真弓に同僚の由紀は「新しい彼氏を見つければいい」とアドバイスする。最初は嫌がっていた真弓だが、職場の男性たちから食事に誘われるなどの“モテキ”が到来し、満更でもなくなる。

 一方、秀明は会社帰りの真弓を待ち伏せ。綾子との関係を説明しようとするも、「今、気になる人がいるから」と言い残し、真弓は去っていってしまう。その言葉にショックを受ける秀明は、急ぐ真弓のあとをこっそりとつけたところ、綾子の夫・太郎(ユースケ・サンタマリア)と会っているところを目撃。2人が親密な仲なのかと思い込み、動揺してしまう。

 そんな中、真弓は42歳の誕生日を迎える。その日は真弓の後輩・圭介(駿河太郎)が経営するカレーショップ「こまち」の10周年パーティーもあり、真弓と秀明も参加する。すると、そこへ綾子と太郎も来てしまい、パーディが修羅場と化してしまう。

 そして、なぜか4人そろっての話し合いがもたれることに。綾子は「秀明さんとお付き合いしてもいいわよね?」と真弓に問うが、あまりにも唐突な質問に、真弓は激怒。「お好きにどうぞ」と答え、その場から立ち去る。秀明もすぐに真弓のあとを追い、怒る真弓に「綾子とは何もない」と説明。やっと誤解が解け2人は和解する。しかし、そこへ再び茄子田夫婦が現れ、綾子は「実母が危篤で栃木の病院まで送っていってほしい」と秀明に懇願。最初は拒否する秀明だったが、真弓に「行ってあげたら」と諭され、仕方なく車で送っていくことになる。

 病院に着いたものの、母親の死に目に会えず、悲しみに暮れる綾子。秀明になぐさめてほしいと懇願するが、秀明は「今あなたを見ても何の情もわかない」と拒否する。

 一方、真弓は太郎を誘い自分の誕生日のために事前予約していたレストランに行くことに。食事の最中、太郎から「どうしたら綾子は戻ってくるのか」と相談され、「綾子のことは忘れて前を向いて生きた方がよい」と答える真弓。少しずつ距離が縮まっていく2人を秀明はそっと影から覗き動揺するのだった、というのが今回の内容でした。

■自己中を通り越して非常識レベルの「綾子事変」

 今回の見せ場といえば、なんと言ってもカレーショップこまちの10周年パーティーをぶち壊す、真弓、秀明、綾子、太郎による会談シーンです。

 ここでも恒例の「綾子事変」が起こるのですが、それが非常識過ぎる。呼んでもいないのにカレーショップの10周年パーティーに参加し、大量の手作りサラダとデザートを差し入れ。普通に考えて、飲食店に手作りの料理を差し入れするのは非常識です。もう承認欲求が強過ぎて涙が出てくるし、「お前の取り柄は料理しかないのかよ!」と突っ込みたくなるレベル。

 それに、4人での会談もほぼ綾子の独壇場。真弓に「秀明さんとお付き合いしてもいいわよね?」としつこく問いただし、その姿はまるで『朝まで生テレビ』(テレビ朝日系)で政治家を問い詰める田原総一朗のよう。さすがにこれには視聴者から失笑の声が漏れていました。

 また、このシーンの演出がとても面白いのも良かったポイント。普通であれば修羅場シーンとなるところを、飲み物をもらえなかった秀明のエアー乾杯や、店に集まった脇役たちの顔どアップと心の声を取り入れるなどし、他のシーンに比べてコミカルにしていることで、他の不倫ドラマとはひと味違ったスリル感を味わえて良かったです。

■“追われる側”から“追う側”になった秀明

 これまで、同ドラマでは妻たちに焦点が当たっていましたが、今回は“夫たちの変化”する部分が目立っていたような印象が。そのため、ここでそれについて書いていこうと思います。

 8話で娘の麗奈のおかげで真弓と少しだけ和解できた秀明ですが、綾子の企みのせいで、再びつらい目に……。その上、4者会談のときにはっきりと「綾子はストーカーだ!」と言えばいいのに、ただたた怯えるだけで、一言も発しないとオロオロするばかり。

 ただ今回、秀明もさすがにもう振り回されたくないと、綾子にはっきりと「今思っている人はあなたじゃない」と言い、ついに「流される態度」を改めることに成功します。ただ、時すでに遅し。真弓は太郎と仲良くなってしまったため、秀明は真弓に気持ちを伝えられないまま今回は終了。

 残り2話でこの改心が真弓との関係修復にうまく働けばいいのですが、原作とは違っているためどうなるのか先が読めない! どんな最後を迎えるのか、期待したいところです。

■いい人になりつつある太郎にファン急増!?

 一方で、とことん綾子に嫌われているモラハラ夫の太郎も、7話ぐらいから少しずつよい部分を見せており、「そこまで嫌わなくても……」という同情の声が上がっています。

 7話では、綾子の作ったご飯にケチをつける太郎の母親に、「そんなことを言うな! 普通にうまいぞ!」と言ってかばったり、今回は真弓に対しても心を開き、綾子がどうしたら戻ってくるのか相談したり、真弓が誕生日だったことを知り、軽やかにバースデーソングを歌ってあげるなど(このとき、素のユースケ・サンタマリアに戻り、『「ぷっ」すま』感が出ていて、笑ってしまいましたが)、そんなに悪い人とは思えない。

 ネットでも「太郎はそこまで悪い人間ではないかも!?」といった声が上がっており、「いい男に見えてきた」と、人気も出てきているようです。

 残り2話で発覚する綾子の秘密がわかれば、もっと太郎の人の良さがわかってもらえると思うのですが……。ちなみに原作では最後まで嫌な夫として描かれており「少しかわいそうだった」と原作ファンからも言われている太郎。ドラマ版では、最後どんな感じに描かれるのか、こちらもすごく楽しみです。

 以上、9話のレビューでした。

 次回は“太郎と真弓が急接近!?”と、またまたひと波乱がありそう。そして、綾子は現実をきちんと受け入れるのか? 期待して放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』中谷美紀一家の絆再生シーンに「感動しない」「脚本家ゴミ」と視聴者大激怒!

 中谷美紀が主演するドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第8話が6月1日に放送され、平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.3ポイントの大幅ダウンとなりました。

 前回でついに離婚した真弓(中谷)と秀明(玉木宏)。その2人が娘のことで悩むというのが今回の内容だったのですが、ネットでは、「ありえない展開が多すぎ!」「脚本家変わった!?」という声が放送中から上がり、途中離脱する視聴者が続出。詳細については後ほど解説しますが、この件が大幅なダウンに繋がった要因のひとつなのかもしれません。

 それでは、今回もあらすじから振り返りましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■“親の離婚”で苦しむ娘に両親が立ち上がる!

 ついに、離婚した真弓と秀明は、お互い別々に暮らし始め、清々しい新生活を楽しんでいた。そんな中、真弓は一緒に暮らす娘の麗奈(桜田ひより)から、突如、「学校を辞めたい」と言われ困惑。秀明に相談しようと思う真弓だったが、「離婚したし、秀明に頼らず一人で解決しよう」と決意する。

 修学旅行の見積もりを届けに太郎(ユースケ・サンタマリア)に会った真弓は、娘の問題を相談したところ、上から目線の発言をされる。それに腹を立てた真弓は、綾子(木村多江)が必ず帰ってくると信じている太郎に、今の態度のままだと綾子は帰ってこないだろうと一喝し、その場を立ち去った。

 一方その頃、麗奈が学校を辞めたがっていることを知った秀明は、麗奈の帰り道を待ち伏せ。麗奈に会った秀明は「学校辞めたいのはなぜか」と聞くも、麗奈に逃げられてしまう。

 翌日、陸上県予選に出場する麗奈を応援に来た真弓と真弓の母親の弥生と秀明。ところが麗奈は目前で逃げてしまう。ようやく見つけた麗奈の口から出たのは、家族の一件が周囲にバレ、励ます言葉に答えるのがつらいということ。「もう頑張れない」と泣く麗奈に、真弓は娘のためを思ってやっていたことが、逆に娘に気を遣わせたことに気付く。

 一方、麗奈の悩みの元凶が自分であることを知った秀明は麗奈との面会日に、真弓とは違う形で麗奈に向き合おうと考える。しかし面会当日、優しく接してくる秀明に対し、麗奈は反発し続ける。そんな中、秀明は麗奈に「陸上を頑張ろう」と諭す。だが、麗奈は拒絶し、その場から逃げ出す。そんな麗奈を秀明は追いかけ、お互いの気持ちを言い合う。すると、そこに真弓も加わり、家族の絆が久しぶりに戻ることに。

 翌日、真弓の家に届いた秀明宛ての郵便物を届けに秀明のアパートへ向かった真弓。玄関前で秀明とばったり会い、話をしていると、なんと部屋の中から綾子が現れ、真弓は動揺。その一部始終を太郎は遠くから見ているのだった、というのが今回の内容でした。

■綾子ついに犯罪の道へ!

 これまで視聴者に恐怖を与えてきた「綾子事変」。しかし今回、佐藤家の絆の再建が主軸となっていたため、秀明と結婚の約束もしていないのに、ハローワークで「結婚が決まっているので」と言ったり、ずぶ濡れで秀明の住むアパートを訪れて着替える姿を見せたり、古びた食堂で働いているのに秀明には「お客にお酒を出す仕事だから慣れなくて」と言って心配させようとしたりと、イライラはするものの、これといって、叫びたくなるようなシーンはなくトーンダウン……。

「今週は『綾子事変』はないのか〜」と残念に思っていたのですが、なんと綾子は、秀明のアパートの合鍵を見つけ、これを持ち去ってしまうという罪を実行してしまったのです。これには、視聴者からも「おい、それは窃盗罪だぞ!」というツッコミが殺到。

 ストーカー規制法にも触れ、その上、窃盗罪までしていますから、逮捕されてもしょうがない女となってしまった綾子。あと2話でどんな狂気を見せてくれるのか、本当に楽しみです。

■娘役の桜井ひよりに賞賛の声

 同ドラマは演技力がある俳優で固められており、毎回主要人物を演じる4人に対し「演技がうまいから安心して見られる!」との声が上がっているのですが、今回は娘役の桜田の演技に賞賛の声が続々と上がっていました。

 特に、陸上県予選の会場で同じ陸上部員たちから、両親の離婚を話しのネタにされ、つらくて逃げ出し、泣きながら本音を明かすシーンでは「こっちも泣けてくる!」「麗奈のつらさが伝わってくるわ〜」という声が上がっていたほか、面会日に秀明を軽蔑し、泣き出すシーンには「本当に怒っているように見える!」「泣きの演技の迫力がすごい!」との声が。

 2011年公開の映画『はやぶさ/HAYABUSA』で成田ひのり名義で女優デビューし、『明日、ママがいない』(日本テレビ系)のピア美役で共演の芦田愛菜に負けない演技力を発揮し注目されただけある! まだ15歳という若さですが、ウィキペディアにはすごい数の出演作が書かれており、スタッフからも評価されているよう。桜井が“ポスト安達祐実”と呼ばれる日もあるかもしれません。

■ご都合主義のストーリーに悪寒を感じる人が続出

 不倫をテーマにしているだけあって、いつもはハラハラドキドキする展開があるのですが、今回はちょっと趣向を変えて“家族の絆の再生”が主軸に。しかし、視聴者からは「は? 何これ?」「全然感動しない」「脚本家ゴミ!」といった散々な声が上がっていました。

 特に多かったところは、面会日に秀明を軽蔑するあまり、逃げ出す麗奈を追いかける秀明、そんな2人を見掛け、真弓も追いかける、というシーン。踏み切りの遮断機が下がってきてしまい追いかけられなくなった秀明が、線路の向かい側にいる麗奈に「頑張れ~頑張れ~」といきなり応援し始め、さらに真弓もそれに加わるという内容なのですが、あまりにも唐突過ぎて、「このシーンはあり得ないな」「これ感動シーンのつもりなの!?」「違う、こんなの求めてない」「親のせいでズタボロやのに 頑張れ頑張れって鬼畜すぎるだろ……」といった批判的な声ばかり。誰ひとり「感動した!」「家族の仲戻ってよかったね!」とは言っていませんでした。

 また、秀明が不倫し離婚に至った経緯を学校中に広めた親友と麗奈が和解するシーンでは、麗奈が「なぜ、秘密といったのにバラしちゃったの?」という質問を親友にするのですが、これに親友は「ごめん。ごめんね」としか言わない。それなのに麗奈は許して和解するんです。これ、おかしいですよね。だって質問に親友は答えてないのに、なぜ許せるんでしょうか? 麗奈は親友がバラしてしまったために、悩んで苦しんで、県予選もバックレたんですよ。相当怒っているはず。なのに、すぐ仲直りするのはおかしすぎ。時間の都合かもしれませんが、ご都合主義すぎて、視聴者はドン引きしていました。

 いつも重い展開ばかりなので、ここでちょっと家族の話でブレイクタイムという制作側の思惑があったのかもしれませんが、あまりにも内容がご都合主義すぎてしまい逆効果。不倫ドラマがもともとのテーマですから、こういう家族再生はすべてが片付く最終回の残り3分の1ぐらいで十分。不倫ドラマとして楽しんでみていた視聴者にとって今回は、拷問だったようです。

 以上、8話のレビューでした。

 次回、ついに4人が集まり、直接対決となるようです。一体どんな話し合いが繰り広げられるのか。綾子は目を覚ますのか……。同ドラマの重要な回となりそうですので、放送を期待して待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』中谷美紀&木村多江の「離婚」を軽く考える姿に視聴者から非難轟々!

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第7話が5月25日に放送され、平均視聴率は9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.1ポイントアップとなりました。

 前回のダウンから再びアップ。最高視聴率である初回の9.3%近くまで盛り返してきました。この調子であれば、最終回は2ケタの大台を迎えそうな予感も。

ではでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■離婚へのカウントダウン開始!

 ついに秀明(玉木宏)に、「別れよう」と伝えた真弓(中谷美紀)。娘の麗奈(桜田ひより)のことも考えて、真弓は「離婚までのTODOリスト」を作るほど前向きなのに対し、秀明はなかなか離婚に踏み切れず……。職場の後輩・桃(高橋メアリージュン)にも気づかれ「お客様の奥さんに手を出すから~」と呆れられてしまう。

 家に帰っても、父に幻滅した麗奈には無視され、居場所までなくなり落ち込む秀明。さらに追い討ちをかけるように、真弓から離婚に当たっての話をされる。

 一方、茄子田家でも、綾子(木村多江)が太郎(ユースケ・サンタマリア)に離婚を迫っていた。浮気されても綾子を愛している太郎は当然のように拒否。それだけではなく綾子が出て行かないようにと監視するように……。翌朝、いつも通り朝食を作る綾子だったが、太郎が目を離した隙に、裏口から逃げ出してしまう。

 自宅を出て、狭いアパートでひとり暮らしをすることとなった秀明のもとへ、突然、綾子が尋ねてくる。秀明は困惑し、「迷惑だ、帰れ」と言い放つが、ひるむ様子を見せない綾子。そんな綾子に恐怖心がさらに強くなる秀明は力ずくで綾子を追い出すのだった。

 別の日、一緒に離婚届を提出するために役所の前で秀明と待ち合わせした真弓。「じゃあ行こっか」という真弓に対し、秀明は最後のデートを提案する。いろいろと問題が起こり、結局、離婚届を提出できなかった2人。仕方なくマンションへ向かい、家族最後の時間を過ごすのだった。

 翌日、出勤した秀明は上司に離婚を報告。落ち込む秀明は仕事帰りに桃と飲みに行くが泥酔。桃はアパートまで秀明を送るが、そこに綾子が現れ、桃は激怒。秀明に説教して帰っていってしまう。一方、太郎は、綾子の居場所を聞き出そうと真弓を呼び出していた。秀明のことをなじる太郎。そんな太郎に真弓は激怒し、秀明の良かった部分を思い出す。はっとした真弓はすぐに秀明を呼び出し、「今までありがとう」との感謝を述べ、その場を去るのだった、というのが7話の内容でした。

■ジコチュー綾子に殺害予告並みの言葉殺到!

 これまで、「メンチカツお届け」「佐藤家に押しかけ女房」など、数々の「綾子事変」を起こし、視聴者の反感を買ってきた綾子ですが、今回もその勢力は衰えず。

 家出をした綾子は、秀明の新居であるアパートを見つけ、押しかけるんですが、「これで、2人きりになれたね」「別れを決めるのは秀明さんじゃない」などの迷言を言い放ち、これには秀明も困惑。その上、秀明が「なに言ってんの?」と怒鳴ると、ニコッとしながら「こういうカップルみたいなケンカしてみたかったんだ~」と、ひるむことなく返答……。「ああ言えばこう言う」状態です(笑)。

 これには視聴者も激怒し、「綾子は厚かましすぎる」「加害者のくせに」「脳内GPS怖い~!」という声が。さらに、その激怒は容姿にまで及び、「綾子の半開きの口がイライラする」「一段と洋服をスケさせて来やがったな!」と、まるで姑のような言葉が並び、しまいには「一回 地獄に落ちたら良い!」と辛らつな声まで……。回を重ねるごとに綾子に対する感想が酷くなっている状態です。

 この調子だと、綾子は最終回手前で視聴者によって呪い殺されるかも!? はたして、綾子は最終回まで生きていられるのでしょうか?

■視聴者の救世主が誕生!

 今回、ほんの少しですが、高橋メアリージュン演じる桃が、いいシーンを見せてくれました。

 予告動画では、酔った秀明が寄りかかってきて桃がニヤリとするというシーンがあったため、「今度は桃と!?」との声が多かったのですが、蓋を開けてみたらまったく違う。それどころか、桃は視聴者の鬱憤を晴らしてくれる救世主だったのです。

 秀明が居酒屋で泥酔。桃は秀明をアパートまで送り届けたんですが、そのとき「真弓~真弓~」と恋しそうに呼ぶ秀明の姿に、それまで不倫で秀明に嫌悪感を持っていた桃が少し優しく。しかし、そこへ綾子がのこのこやってきて「すみませ~ん」と、さも“ウチの夫が”感を出したもんだから、さあ大変。桃は秀明を投げ飛ばし、「流されてばっかりで何も行動してない!」と秀明に言い放つのです。

 これには視聴者もスッキリ! ネットには桃を賞賛する声が続々と並び、桃フィーバーが起こっていました。原作では重要人物だった桃ですが、ドラマではほとんど出番がなかっただけに、こういった形で活躍してくれるとは! それに、こういう息抜きがあるほうが、重めの不倫ドラマは格段に見やすくなりますね。残り2話ほどしかありませんが、桃が再び活躍してくれるのを期待したいところです。

■妻たちは離婚後を甘く考えすぎ!?

 今回綾子の異常行動よりも気になったのが、妻たちの離婚に対して考えが甘いというところです。 

 まずは、綾子ですが、前回、佐藤家に乗り込んだ際、麗奈に「パパ(秀明)とママ(綾子のこと)と慎吾と麗奈ちゃんの4人で暮らしましょう」と言ったんですが、家を自分から出て息子の親権を取れるわけがない。それに、太郎の方が収入も良いので裁判しても難しいでしょう。また、今回は朝食の用意をしているふりをして、ぬか床の脇に置いていた通帳を持って家出。その後、貯金は実は息子のために貯めていたもので、使いたくないと発言していましたが、息子を置いて出ていった母親からの金なんて……多分、息子は拒否するでしょう。「綾子、考えが甘いぞ!」と言ってやりたい。

 一方で真弓は、離婚にあたり秀明に月々の家のローンの支払いと別に養育費8万円を要求するんですが、秀明は営業が下手で、会社ではいつも成績が最下位。営業は成績次第で給料が決まることが多いので、あまり収入も良くないでしょう。そんな秀明が月に十数万円を支払えるわけがありませんよ。ましてや、自分の住むアパートの家賃もあるだろうし、車のローンもあるだろうし……。最悪の場合、秀明が自分に保険金を掛けて死なないと払えないでしょう。もし秀明が払えなくなった場合、その負担を真弓が負うのですが、旅行代理店の契約社員もしくはパート的な雇用ですからね。もうマンションから出て行くしかなくなりますよ。

 それに、麗奈は離婚に対し「いいんじゃない?」と言ってますが、通っている学校が有名私立中学ですからね。父親がいないことでいじめの対象になることもあります。こうなりたくないのであれば、離婚を回避したほうがいいんですが、真弓は離婚へ一直線。もう、こっちも甘い……。

 ネットでも「2人の考えが甘い!」「離婚はこんなにうまくはいかない!」「離婚をなめるな!」と、非難轟々。現実はうまくはいかないようです。

 次回、離婚後にもひと波乱起きそうなので、視聴者の厳しい意見を映像化してくれるのかもしれませんね。

 以上、7話のレビューでした。

 ドラマも佳境を迎え、一段とシリアスになり、面白さが増してきている『あな家』。どんな結末になるのか楽しみですね。今夜も期待して放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』中谷美紀&木村多江、渾身の演技で原作以上の恐ろしい修羅場展開に!“不倫ドラマ”の域を超える!?

 中谷美紀が主演するドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第6話が5月18日に放送され、平均視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 泣く子も黙る綾子(木村多江)の姿に視聴者は恐怖を感じたのか、それとも、同時間帯に日本テレビ系で放送された故・高畑勲監督の映画『かぐや姫の物語』(2013)に取られたのか、前回から視聴率は微減という結果に。しかし、その反比例するように、ストーリーは確実に面白くなっており、まだまだ楽しめそうです!

 それでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■狂った綾子が佐藤家に押しかけ大騒動に!

 茄子田家の2人が突如現れたことで最悪になってしまった家族旅行から帰ってきた佐藤家。今までの異常な綾子の行動に困り果てた真弓(中谷美紀)は、太郎(ユースケ・サンタマリア)に直接話すと決意する。

 そんな中、娘の麗奈(桜田ひより)が、学校帰りに綾子と会い、お茶をしたと言う。動揺を隠せない真弓は、茄子田家に急いで向かうも、綾子は不在。代わりに海辺にいた太郎に会った。真弓はこれ以上問題を起こさないで欲しいと太郎に懇願。しかし、やり場のない怒りを感じている太郎の気持ちも察する。

 一方その頃、秀明(玉木宏)は対処しようと綾子に連絡を取り、誰もいない秀明の勤務先であるモデルハウスで会うことに。秀明は、愛していないとの本心を告白したところ、綾子はショックを受けその場を去っていった。

 翌日、いつもと変わらない朝を迎えた佐藤家。しかし、そこへ突如、綾子が現れ、麗奈の前で「秀明と愛し合っているから出て行け!」と真弓に言い放ち、騒動に。さらに、太郎もやってきて、ついには秀明がマンションの階段から落ちて大ケガを負った。

 太郎の両親と和解し何とか事態は収まったが、真弓は浮かない顔のまま。

 太郎は家を出て行った綾子を呼び戻し、夫婦関係を修復しようと話し合う。太郎は綾子を罵倒し、「反省して償え、家族のために尽くせ、それが約束できるならお前を許す」と泣きながら言う。しかし、綾子が出した答えは「許さなくていい。別れてほしい」だった。

 一方、真弓と秀明もお互い胸のうちを洗いざらい話し合った。秀明は今までの家族のままでいようと言うが、真弓は「もう無理。別れよう」と切り出す――、というのが6話のストーリーでした。

■綾子の怨念は原作よりもパワーアップしている!?

 今回、秀明に「愛してない」と言われた綾子は、その言葉を受け止めようとせず、佐藤家に乗り込み、真弓に「お前が出て行け!」といわんばかりの狂気行動に出ました。その上、麗奈には「私のことをママと呼んで~」と言ったりと、秀明への執着心がすご過ぎて、口あんぐりといったところ。原作者の山本文緒氏はドラマの綾子に「小説よりも怖くなっている!」と絶賛(?)していました。

 しかし、ここでふと疑問が。佐藤家のマンションはオートロックで、共有玄関でチャイムを鳴らし、インターフォンのカメラで確認してからでなければ入れない。ですが、ドラマでは綾子は玄関ドア前のチャイムしか鳴らしていないんです。一体どうやって共有玄関を抜けたのか……。まさしく生霊としか考えられないのです。

 また、綾子のように怖い怨念を持った不倫ドラマといえば、『あなたのことはそれほど』(TBS系)で東出昌大が見せた夫。これも相当怖い上に気持ち悪いため話題になりましたが、綾子はそれを超える史上最凶レベルのキャラクター。この綾子のおかげでこのドラマは“不倫ホラー”という新しいジャンルを開拓したように思えます。どうせなら綾子に映画『貞子VS伽椰子』(16)に出演してもらい、2人の霊と戦ってほしいぐらいです。

 そして、そんな綾子と戦う陰陽師的(?)な存在の真弓。綾子が突然自宅に現れた際、「そういうことは外でやれ!」「目覚ませって!」と綾子の顔をつかんで、目をまん丸にして言う姿には目が離せず。恐るべし、中谷美紀! 最初は期待してなかったんですが、回を重ねるごとに、真弓に見えてくる。そして、ちょっとブラックなナレーションも面白い。さすが演技派です。今後の真弓の心境の変化がどうなるのか本当に楽しみです。

■そもそも秀明ってそんなに魅力的か?

 綾子から一途に愛されている秀明ですが、そんなに魅力的な男なのでしょうか?

 いつもナヨナヨ~っとして仕事ができず、その上妻の愚痴ばっか言う秀明は、正常な思考を持つ女性から見たらクズ男。だいたい、綾子事変が起こる原因も秀明のせい……。もうフォローのしようのないダメ夫なんですよね。

 ネットでは「ムカつく!」「いいかげんにしろよ、タマキン!」「どの分際で不倫してんだよ」と辛辣な言葉ばかり。演じている玉木宏の好感度は大丈夫か? と心配になるぐらいです(笑)。

 さらに原作では、ドラマでは軽く匂わせるだけでしたが、真弓が麗奈を妊娠した時に「今は産まないでくれ」と中絶を迫っているんですよね……。

 なんだか、綾子の件で同情されている真弓ですが、「完全なる選択ミス。お前の判断が悪かったんじゃん」という気持ちになってしまいました。

 今回、最後に真弓から「別れよう」と言われ、戸惑いを隠せない秀明でしたが、それもこれも秀明が生霊夫婦を連れてきたため。いくら、家族が大事と言い張っても全く響きません。

 次回は家を出て、綾子に追いかけられるようですが、今後どんな行動を見せるのか気になるところです。

■予測不能な展開にドキドキ!

 6話にして、綾子が佐藤家に乗り込み、その上両夫婦とも別れそうなフラグが立つという、まるで最終回みたいな展開になりました。ネットでは話題になっていましたが、正直これ以上の面白い回が今後来るのか心配なところも……。

 原作では、まだまだ驚きの展開があるのですが、いかんせんいろいろと肉付けされていたり、改変されているので、先が読めない。予告では、別れてめでたしめでたし、で終わらなそうな雰囲気が漂っていたので、今後の展開も見逃せませんね。

 以上、6話のレビューでした。

 次回予告では綾子が「私の帰る家がなくなったのは誰のせい?」「終わりを決めるのは秀明さんじゃない」と秀明に言うという、聞き捨てならないセリフが飛び出しており、第4次綾子事変(世界大戦でさえも二次までなのに、どんだけ〜!)が起こるようです。果たして、真弓と秀明はこの怨念に耐えられるのでしょうか。放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『あなたには帰る家がある』ついに“生霊化”した木村多江! 今度は旅行先に突然現れ……まだまだ続く「綾子事変」! 

 中谷美紀主演のドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系)の第5話が放送され、平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回から1.5ポイントアップしました。

 前々回は9.1%、前回は6.5%。そして今回が8.0%と、平均視聴率のアップダウンが激しいドラマ。原作によれば次回以降も見どころはたくさんあるので、このまま上昇していくといいのですが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

(これまでのレビューはこちらから)

■しつこい茄子田夫婦に翻弄される真弓!

 前回から茄子家に出向き綾子(木村多江)と直接対決の末、「うちの家族に近づくな!」と宣言した真弓(中谷美紀)は、怒りが収まらないまま帰宅。夕食の準備をしている秀明(玉木宏)に真弓は、綾子の取った行動をすべて話し「あの女はヤバイ」と訴える。

 真弓の言う綾子の様子が知っている綾子とは違うため、半信半疑な顔を浮かべる秀明。しかし、真弓に責められた秀明はとっさに「茄子田家とはもう関わらないし、何かあったら真弓を守る」と宣言する。

 一方、これまでの出来事や真弓の言葉を思い返し、綾子と秀明の関係に気付き始めた太郎(ユースケ・サンタマリア)は、綾子に対して地味な嫌がらせを始める。そんな太郎の様子に綾子は秀明との関係がバレているかもと不安に。これを餌にもう会わないと約束した秀明を無理やり呼び出し、「夫に浮気したと告白したほうがいいのかも」と泣きながら相談するも、焦った秀明は「絶対に言うな」と諭す。

 ある日、自分たちのせいで娘の麗奈(桜田ひより)を不安にさせまいと、秀明は家族旅行に出かけることを提案。これを機に真弓との関係も完全に修復したいと考えていたのだった。

 そして、旅行当日。現地に到着した佐藤家は家族水入らずの時間を楽しむが、途中で偶然を装った茄子田家と遭遇してしまった。

 なんとか、茄子田家と距離を持とうとする佐藤家。しかし翌朝、真弓がジョギングをしていたところに太郎が現れ、秀明と綾子の関係を問い詰める。太郎の尋問に、ただただ涙を溜めて黙るだけの真弓。そんな姿に業を煮やした太郎は、急に走り出した。

 一方、秀明は旅館の入口で真弓の帰りを待っていたところ、突然目の前に綾子が現れ動揺する。そんな中、走ってきた太郎が2人の間に攻め込む。だが、太郎は何も言わぬまま、タクシーに乗り込み去っていってしまったのだった、というのが第5話の内容でした。

■今週も「綾子事変」がキレッキレ!

 4話で真弓の職場にメンチカツを持っていくという暴挙で視聴者を楽しませてくれた綾子ですが、まだまだ「綾子事変」は継続中。今回はなんと、佐藤家の家族旅行にしれっと現れ、さらに温泉でも真弓と出くわし、秀明が「顔のほくろをかわいいってほめてくれたの」と自慢……。もう怒りを通り越して恐怖。ここまでくると、マウンティングでもストーカーでもなく、佐藤夫婦に取り付く“生霊”です。

 また、綾子について語る姑の言葉も、秀明の会社の後輩・森永桃(高橋メアリージュン)の言葉も辛らつ。確かに関わってはいけない女なのですが、どうしてそうなってしまったのかという部分が気になる。きっと救いようのない恋ばかりしてきたんでしょうね……。今後、その部分が解明されることを期待したいところです。

■口は達者だけど、小心者の太郎

 今回、綾子と秀明の関係にやっと気づく太郎。しかし、裏切られた気持ちで怒りがこみ上げている割には、復讐が小さい。

 まず、綾子の大切にしていたピクニックセットの皿をわざと割るんですが、見ていて「やることがちっさ!」と思わず突っ込んでしまいそうに……。夫婦2人きりになって綾子をドヅメすればいいのに……。綾子に何か弱みでも握られているのでしょうか。

 また、旅行先でジョギングをする真弓を待ち伏せして、綾子と秀明の関係を問い詰めるんですが、真弓には厳しく追及する割に、その後、綾子と秀明がいるところに行くと、綾子を見るや否や、何も言わずタクシーに乗って逃げ出す……。もう謎すぎてよくわかりません。次回以降、太郎という男の本当の姿が描かれることに期待したいです。

■原作者も嘆く!? ちょっとさびしい脇役の扱い

 脇役の中で、特に気になるのが高橋メアリージュン演じる森永なのですが、彼女の扱いがとてつもなく雑。原作では秀明に恋をするも、秀明が女性とホテルへ行くところを目撃し、妻子持ちと知って会社を退社。さらに、ホテルに行った相手が浮気相手をいう事実を知ってショックを受け、真弓にその事実を伝えてしまうという、物語に重要な役柄なのですが、ドラマではゆとり教育を受けたキラキラ女子社員で、あまり重要な役柄になっておらず、正直残念です。原作者の山本文緒氏も自身のTwitterで「メアリージュンにも見せ場を!」と発言していましたし、何かしらの思い入れがあるのかも!? もう少し出番を増やしても良いかもしれません。

 そして、今回もう一人気になった人物が。トリンドル玲奈演じる真弓の年下の同僚・小島希望です。1、2話ではそれなりに出番があり、真弓や由紀(笛木優子)とともに行動するようなフラグが立っていたんですが、4話から急に出演がなくなり、いつの間にか公式ホームページの人物相関図からも写真のみならず丸ごと消去……。これについては、ネットでも臆測を呼んでおり、「スタッフとトリンドルの間で何かあったのでは?」と勘ぐる人も。一体なぜ……謎が深まるばかりです。

 以上、第5話のレビューでした。

 次回は、綾子がついに佐藤家に乗り込み、とんでもない行動を実行します。予告を見る限り、原作同様の事件が勃発するよう。物語の山場と言っても過言ではない展開が待ち構えているので、期待して放送を待ちましょう!

(文=どらまっ子KOROちゃん)