近藤真彦の発言にキムタクファンが激怒!?「お前が言うな」とツッコミが殺到した芸能人3人

 ご意見番として辛口な発言をする芸能人は少なくないが、時には「お前が言うな」と突っ込まれてしまうことも。以前には近藤真彦が、ラジオでブーメラン発言をして話題になっていた。

 1月20日に放送された『COME ON! ROCKIN’ROAD』(FM COCOLO)には、木村拓哉がゲスト出演。同ラジオのパーソナリティーを務める近藤が、木村の主演映画『マスカレード・ホテル』について言及した。しかし近藤は「階段降りていくのもさぁ、“トントントントン”って降りていけばいいのに、スキップして“トトントトン”って降りてくじゃん」「『こいつ計算してるなぁ』って思いながら見てた」と、木村の“カッコつけ”を指摘。「計算高い男」として木村をしつこくイジり続け、木村のファンから「マッチもだいぶカッコつけてるのに人のこと言えないでしょ」「キムタクもマッチには言われたくないだろうな」「“キムタクをイジれるオレ”に酔ってそう」と叩かれてしまった。

 今回はそんな近藤のように、「お前が言うな」とツッコミが殺到した芸能人を紹介していこう。

 

●小山慶一郎

 まずはNEWSの小山慶一郎。彼は以前『news every.』(日本テレビ系)で山口達也の謝罪会見が取り上げられた際に、「先輩のあんな顔は見たくなかったです。しかし被害者の方はもっと辛い思いをされていると思います」「今回の件は決して許されることではないので、山口さんにはしっかり被害者の方に向き合ってほしい」と厳しいコメントを残していた。

 しかしその数カ月後には、小山に未成年との飲酒スキャンダルが。ジャニーズ事務所は彼の活動自粛を発表し、昨年12月には『news every.』を降板してしまう。そんな小山にネット上では、「自分も未成年と遊んでたのによく山口にあんなコメントができたな」「過去の発言がブーメランになってしまう珍しいケース」「完全に“お前が言うな”案件」といった批判が。山口に言及していた際は涙も浮かべていたが、あれは偽りの涙だったのだろうか。

 

●有吉弘行

 お次は辛口コメントでお馴染みの有吉弘行。彼は以前ラジオ番組で、毎年発表される「世界で最も美しい顔100人」について言及。「人に順位をつけてるようじゃ世界は進んでいかない」「下の順位の人が傷つく」「みんな一緒だしみんな1位」と持論を展開していた。

 しかし有吉といえば、これまで散々“ブスイジり”をしてきた芸人。例えばタレントの大沢あかねには“ブス界一の美女”とのあだ名をつけていたり、高橋真麻を「ブスの巨乳なアシスタント」などとこき下ろしている。そのためネット上では「散々容姿の格差をイジってきたのにどうしたの?」「確かに容姿をランキングにしたりするのは嫌だけど、有吉が批判するのはなんか違う」といった声が続出。発言だけ見ると正論だが、“辛口キャラ”の弊害が出てしまったのかもしれない。

ケンドーコバヤシは「悔しい」と言った……テレビのコンプライアンスと『マツコ&有吉』

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(1月27~2月2日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

 

■ケンドーコバヤシ「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 最近のテレビはコンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。ただ、そういう話は本来、テレビを作っている人たちの間で話されていればいいことだ。視聴者がそういう情報を事前に提供されてテレビを観ているというのは、よく考えると不思議な話である。

 もしかすると、そのあたりの裏事情を差し引いてテレビをお楽しみくださいということなのだろうか。なんだか、プロ野球を観に行ったら、試合前にアナウンスで「今日はローテーションの谷間です。各自お察しください」と言われているような。いや、そうかもしれないけれど、わざわざそちらから言うことじゃない。

 毎回3人の芸能人・著名人が集まりトークを繰り広げる『ボクらの時代』(フジテレビ系)。3日の放送には、大阪NSCで同期生だった陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシの3人が登場した。

 トークの終盤、話題は3人が感じている現在のテレビの苦境に及ぶ。自分たちが子どものころ観て育ったテレビは、ビートたけしの番組をはじめ、なんでもありだった。ただただ何も考えずに笑えた。そして、同じようなことがしたいと思って自分たちも芸人の世界に入ってきた。

 でも、実際に芸人になり、テレビで活躍できるようになった今、テレビの状況はどうだろう? 食べ物を粗末に扱うのはアウトだし、ちょっとしたツッコミで頭を叩いても視聴者からお叱りが飛んでくる。自分たちが恋い焦がれたテレビの世界が、やりたいことができないところになってきている。そんな現状に対し、ケンコバは自分の思いを次のように吐露する。

「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 陣内はネガティブな展望を語る。以前のテレビに戻ることはもうないだろう。これからむしろ、もっと厳しくなるのではないか。

 対して、ケンコバはポジティブに切り返す。俺は昔の状況にテレビは戻ると思う。なぜか。

「みんなちょっと嫌気さしてるやん。テレビ業界の人だけじゃなくて、一般の人もしゃべってみたら、今なんかもう『堅苦しい』『息苦しい』って言うてるけどね」

 これからのテレビのお笑い番組が、もっと表現上の制約を受けることになるのか、それとも昔のような状況に戻ることがあるのか、それはよくわからない。けれど、テレビのバラエティ番組の第一線で活躍している芸人が、「テレビはいま厳しいんです」という話をして、それが娯楽として視聴者に提供されるというのは、いまやお馴染みの光景ではあるけれど、なんだか不思議なことだとあらためて思う。

 もちろん、野球ファンがローテーションの谷間への対処を含めてペナントレースを楽しんでいるように、テレビの裏事情を込みで楽しむというテレビの観方もあるのだろう。個人的にはテレビの裏事情的なことをそこまで考慮したくないのだけれど、テレビに関してこうやって毎週書いている僕自体が、そういう楽しみ方とまったく無縁だとも思えない。

 けれど、出演者のほうからテレビの苦境に関する情報が大いにお届けされ、「最近のテレビはコンプライアンスが厳しい」という情報を込みで楽しむテレビ視聴が進むとすると、それはやっぱり、今回の3人が郷愁を覚えていたような「ただただ何も考えずに笑えた」テレビからは、離れていってしまうようにも思う。「ただただ何も考えずに笑えた」テレビの良し悪しの評価は置いておくとして。

 というか、今のテレビが昔よりつまらなくなっているとは思わないけどな。ケンコバも陣内も面白くて好きな芸人だ。たむけんについては、各自お察しください。

■マツコ・デラックス「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね」

 コンプライアンスがうんぬんというような状況下のテレビを、この10年くらい席巻しているのがマツコ・デラックスと有吉弘行だ。そんな2人の番組、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の6日の放送は、自信家と謙遜家はどちらのほうが信用できるかという問いかけから始まった。

 この問いそれ自体に対する2人の回答は、マツコの次の言葉に尽きる。

「そんなに自信満々で来られても、そんなに謙遜されすぎても、どっちも信用できないわよね。要はバランスじゃない?」

 トークはそこから、最近は謙遜が強い人が多い、という話題に展開する。ネット社会では自信家よりは謙遜家のほうが叩かれる率が低いという理由で、謙遜が強すぎる人がいるのではないか。たとえば有吉いわく、番組収録中にお茶を飲むことひとつとっても、「こんな僕が本番中にすいません、お茶飲むの生意気なんですけど、どうしても喉渇いたんで飲ませてください」と言ってしまうような、過剰にへりくだる人がいる。そんな謙遜家を有吉が一喝する。

「別にここでお茶飲むのいいじゃん。100人いて2人ぐらいがさ、『本番中にお茶飲んでんじゃねぇよ』って言うのを気にして謙遜入っちゃうヤツがいるのよ。98人はなんとも思ってないのに」

 この有吉の意見を受けて、マツコも言う。

「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね。だから、どんどんどんどんつまらなくなっていっちゃうのよね」

 マツコと有吉いわく、100人中2人の声を必要以上に大きく受け止めて過度に謙遜してしまう人には、残り98人の声があまり入ってこない。98人はなんとも思っていなかったり、逆に応援していたりするかもしれないのに。98人の声なき声よりも2人の大きな声が目立ちやすいネットが、過度な謙遜家を増やしている面もあるのだろう。だから、あまりエゴサーチとかするものじゃない。そんな話で、この話題は終わった。

 で、この98人と2人の比喩で考えてみたいのだけれど、マツコや有吉自身がブレイクあるいは再ブレイクしたのは、100人中2人の代弁者としての側面が大きかったはずだ。有吉は一発屋としてしばらく苦汁をなめた経歴があるという意味で、マツコはゲイの中でもさらに少数派の女装家という意味で、マイノリティ性を強く帯びた存在である。世間の風潮に対して物申すというようなスタンスをとることも多い。両人ともに、一般的には“毒舌”というカテゴリに入れられている。

 つまり、「世間とズレを感じて生きづらい100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」存在として、マツコと有吉は人気になったのではなかったか。もちろん、どちらもそういう期待に安易に乗ることがなく、今では“毒舌”であることを自ら否定することも多いのだけれど、世間の評価としてはいまだ“毒舌”のカテゴリに収まっているはずだ。

 ただ、本当に100人中2人の代弁者であるだけでは、テレビでブレイクするはずもない。大衆を相手にするテレビには、98人の側に立とうとする慣性が働いている。だから実際には、マツコと有吉の言動に「100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」と感じた者が、98人いたということである。希少であることを求める凡庸な欲望が、マツコと有吉を押し上げたというか。

 テレビは最近コンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。それはつまり、100人中2人の声に反応しなければならない場面が増えてきているともいえる。そんな中にあって、大衆つまり98人の側に傾きがちなテレビには、絶妙なバランスが求められているのだろう。100人中2人でありたい98人の代弁者としてのマツコと有吉は、そんなバランスの均衡点に立っているように思う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

ケンドーコバヤシは「悔しい」と言った……テレビのコンプライアンスと『マツコ&有吉』

テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(1月27~2月2日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

 

■ケンドーコバヤシ「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 最近のテレビはコンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。ただ、そういう話は本来、テレビを作っている人たちの間で話されていればいいことだ。視聴者がそういう情報を事前に提供されてテレビを観ているというのは、よく考えると不思議な話である。

 もしかすると、そのあたりの裏事情を差し引いてテレビをお楽しみくださいということなのだろうか。なんだか、プロ野球を観に行ったら、試合前にアナウンスで「今日はローテーションの谷間です。各自お察しください」と言われているような。いや、そうかもしれないけれど、わざわざそちらから言うことじゃない。

 毎回3人の芸能人・著名人が集まりトークを繰り広げる『ボクらの時代』(フジテレビ系)。3日の放送には、大阪NSCで同期生だった陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシの3人が登場した。

 トークの終盤、話題は3人が感じている現在のテレビの苦境に及ぶ。自分たちが子どものころ観て育ったテレビは、ビートたけしの番組をはじめ、なんでもありだった。ただただ何も考えずに笑えた。そして、同じようなことがしたいと思って自分たちも芸人の世界に入ってきた。

 でも、実際に芸人になり、テレビで活躍できるようになった今、テレビの状況はどうだろう? 食べ物を粗末に扱うのはアウトだし、ちょっとしたツッコミで頭を叩いても視聴者からお叱りが飛んでくる。自分たちが恋い焦がれたテレビの世界が、やりたいことができないところになってきている。そんな現状に対し、ケンコバは自分の思いを次のように吐露する。

「もどかしい、悔しい。感情で言うたらそれやね」

 陣内はネガティブな展望を語る。以前のテレビに戻ることはもうないだろう。これからむしろ、もっと厳しくなるのではないか。

 対して、ケンコバはポジティブに切り返す。俺は昔の状況にテレビは戻ると思う。なぜか。

「みんなちょっと嫌気さしてるやん。テレビ業界の人だけじゃなくて、一般の人もしゃべってみたら、今なんかもう『堅苦しい』『息苦しい』って言うてるけどね」

 これからのテレビのお笑い番組が、もっと表現上の制約を受けることになるのか、それとも昔のような状況に戻ることがあるのか、それはよくわからない。けれど、テレビのバラエティ番組の第一線で活躍している芸人が、「テレビはいま厳しいんです」という話をして、それが娯楽として視聴者に提供されるというのは、いまやお馴染みの光景ではあるけれど、なんだか不思議なことだとあらためて思う。

 もちろん、野球ファンがローテーションの谷間への対処を含めてペナントレースを楽しんでいるように、テレビの裏事情を込みで楽しむというテレビの観方もあるのだろう。個人的にはテレビの裏事情的なことをそこまで考慮したくないのだけれど、テレビに関してこうやって毎週書いている僕自体が、そういう楽しみ方とまったく無縁だとも思えない。

 けれど、出演者のほうからテレビの苦境に関する情報が大いにお届けされ、「最近のテレビはコンプライアンスが厳しい」という情報を込みで楽しむテレビ視聴が進むとすると、それはやっぱり、今回の3人が郷愁を覚えていたような「ただただ何も考えずに笑えた」テレビからは、離れていってしまうようにも思う。「ただただ何も考えずに笑えた」テレビの良し悪しの評価は置いておくとして。

 というか、今のテレビが昔よりつまらなくなっているとは思わないけどな。ケンコバも陣内も面白くて好きな芸人だ。たむけんについては、各自お察しください。

■マツコ・デラックス「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね」

 コンプライアンスがうんぬんというような状況下のテレビを、この10年くらい席巻しているのがマツコ・デラックスと有吉弘行だ。そんな2人の番組、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)の6日の放送は、自信家と謙遜家はどちらのほうが信用できるかという問いかけから始まった。

 この問いそれ自体に対する2人の回答は、マツコの次の言葉に尽きる。

「そんなに自信満々で来られても、そんなに謙遜されすぎても、どっちも信用できないわよね。要はバランスじゃない?」

 トークはそこから、最近は謙遜が強い人が多い、という話題に展開する。ネット社会では自信家よりは謙遜家のほうが叩かれる率が低いという理由で、謙遜が強すぎる人がいるのではないか。たとえば有吉いわく、番組収録中にお茶を飲むことひとつとっても、「こんな僕が本番中にすいません、お茶飲むの生意気なんですけど、どうしても喉渇いたんで飲ませてください」と言ってしまうような、過剰にへりくだる人がいる。そんな謙遜家を有吉が一喝する。

「別にここでお茶飲むのいいじゃん。100人いて2人ぐらいがさ、『本番中にお茶飲んでんじゃねぇよ』って言うのを気にして謙遜入っちゃうヤツがいるのよ。98人はなんとも思ってないのに」

 この有吉の意見を受けて、マツコも言う。

「今、100人中2人に向けたことをやっている人多いよね。だから、どんどんどんどんつまらなくなっていっちゃうのよね」

 マツコと有吉いわく、100人中2人の声を必要以上に大きく受け止めて過度に謙遜してしまう人には、残り98人の声があまり入ってこない。98人はなんとも思っていなかったり、逆に応援していたりするかもしれないのに。98人の声なき声よりも2人の大きな声が目立ちやすいネットが、過度な謙遜家を増やしている面もあるのだろう。だから、あまりエゴサーチとかするものじゃない。そんな話で、この話題は終わった。

 で、この98人と2人の比喩で考えてみたいのだけれど、マツコや有吉自身がブレイクあるいは再ブレイクしたのは、100人中2人の代弁者としての側面が大きかったはずだ。有吉は一発屋としてしばらく苦汁をなめた経歴があるという意味で、マツコはゲイの中でもさらに少数派の女装家という意味で、マイノリティ性を強く帯びた存在である。世間の風潮に対して物申すというようなスタンスをとることも多い。両人ともに、一般的には“毒舌”というカテゴリに入れられている。

 つまり、「世間とズレを感じて生きづらい100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」存在として、マツコと有吉は人気になったのではなかったか。もちろん、どちらもそういう期待に安易に乗ることがなく、今では“毒舌”であることを自ら否定することも多いのだけれど、世間の評価としてはいまだ“毒舌”のカテゴリに収まっているはずだ。

 ただ、本当に100人中2人の代弁者であるだけでは、テレビでブレイクするはずもない。大衆を相手にするテレビには、98人の側に立とうとする慣性が働いている。だから実際には、マツコと有吉の言動に「100人中2人に属する私の思いを代弁してくれる」と感じた者が、98人いたということである。希少であることを求める凡庸な欲望が、マツコと有吉を押し上げたというか。

 テレビは最近コンプライアンスが厳しくなっている、みたいなことを聞くようになって久しい。それはつまり、100人中2人の声に反応しなければならない場面が増えてきているともいえる。そんな中にあって、大衆つまり98人の側に傾きがちなテレビには、絶妙なバランスが求められているのだろう。100人中2人でありたい98人の代弁者としてのマツコと有吉は、そんなバランスの均衡点に立っているように思う。

(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)

“大スター”になった出川哲朗の本質は「頭蹴られてナンボ!」 有吉発言に見る、芸人の生きざま

 先日、たまたま『浅草橋ヤング洋品店』(92~96年にテレビ東京で放送されたバラエティ番組)のDVDボックスを見る機会があった。DVD自体は2005年に発売されたもの。このDVDで副音声を担当していた浅草キッドが、当時の出川哲朗を見て「出川君も変わらないよね。立ち位置も変わらないよ」と、しみじみつぶやいていたのだ。

 ポジションもランクもやってる仕事の内容も変わらず、でもテレビに出続けている。老成せず、尊敬もされず、プレイヤーとして仕事を全うし続ける出川の生き方を評価するキッド。同業者からの100%ポジティブな一言である。

 05年の時点では、「出川は変わらない」と、なんの躊躇もなく言うことができた。確かに、出川は変わらない。今も昔も出川は出川だ。でも、本人を取り巻く状況のほうは明らかに変わった。

■出川を解説する有吉弘行

 1月30日放送『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)にて、こんな投稿が紹介された。

「ついに紅白の審査員まで務めた出川さん。僕は昔からめちゃくちゃファンだったのですが、『やっと出川さんの良さを世間がわかってきた!』とうれしく思う半面、ちょっと寂しい気持ちになります。昔は『嫌いな男ランキング殿堂入り』『抱かれたくない男1位』、我々お笑いファンだけのものだった出川さんが、いまやCM起用数ランキングの男性部門1位に。もう、遠く離れた大スターになったんだなと感じてしまいます」

 この投稿が読み上げられてからの有吉弘行の反応は早かった。

「大スターなわけないでしょ。いいかげんにしてくださいよ。困るよ出川さんも、本当に」

 出川ではなく、周囲の状況について有吉は言及する。

「今は天ぷら状態だから。衣付きすぎちゃってて。本質のエビの味、みんな知らないみたいな。出川さんの本質はそこじゃないから。紅白の審査員席に座ってることが出川さんの魅力じゃないから。邪魔だからそういうのは、本当は」

「出川さんの頭蹴ったら『かわいそう、何すんの出川さんに。ひどい!』って(世間は)言うんだよ。違う、出川さんは頭蹴ってほしいんだよ!」

「何も変わってないですもん、出川さんは。性格がというより芸がね。だから、出川さんのことを『かわいいー!』とか『かわいそう!』とか言ってる人は、ちょっと違うから。それ、衣食ってるだけだからな。エビ食ってない、エビを!」

 この言葉は芸人の総意に近いと思う。落とし穴があったら落ちたいし、熱湯があったら入りたい。「かわいそう!」という野次でジャマしてくれるな。有吉の解説は、芸人界の互助会的な意味合いさえ含んでいるように見えた。

■どんなに痛くてもつらくても、笑いさえ起きればOK

 正確に言えば、出川は純粋な芸人ではない。「劇団SHA.LA.LA」の座長が芸人と一緒にバラエティへ出演、しのぎを削るという状況だった。「劇団東京乾電池」に所属していた頃の高田純次や「ワハハ本舗」の女優である久本雅美と同じ形。つまり、当初の出川は笑われることが本意ではなかった。

 08年に発行された「本人)太田出版)のvol.7に出川のインタビューが収録されている。出川は、テレビへ進出し始めた時期の複雑な心境を告白した。

「ウッチャンナンチャンの番組で、『俺は野球がうまい』とか言い張ったら、シャララのメンバーと野球の試合をすることになって。結局、僕が負けたら画面に『ダメ男・出川哲朗』みたいな感じで出たんですよ。それを中野のアパートで見ててショック受けたんですよ。『ダメ男ってひどいなあ、ここのスタッフ……』って。美味しくしてくれてるのに、それに対して『なんでこんな頑張ってるのに!』って(笑)」

 しかし、芸人との接触が増えるに従って、考えは改まった。

「ホントにカッコいいな、すごいなと思って。頭がよくなきゃできないし。それで、お笑いで頑張っていこうと思いました」

 当時の出川が出られるのは、学生時代から親交があるウッチャンナンチャンが冠の番組ばかりだったが、93年に『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)出演の機会が与えられた。そして、同番組の人気企画「人間性クイズ」でポール牧と結城哲也(現・ゆうき哲也)のケンカの板挟みに遭うという壮大な仕掛けに引っかかり、見事ブレークする。

「わかりやすいぐらいに人生変わりましたね。街を歩くとウッチャンナンチャンの番組見てる人しか知らなかったのが、次の日から急にいろんな人に『昨日見たよ、おもしろかったね!』とか言われたり、あからさまに仕事も入るようになったし」

 タレントとして独り立ちをした出川。彼は“リアクション芸”を見せる番組で世に出たのだ。そこからの進む道が“リアクション芸人”になることは自然な流れである。

「だって、自分の得意なものって何かなと思ったら、べつに発想力でおもしろいことを言えるわけでもないし、僕なんかなんにもないんで」

「たとえば『お笑いウルトラクイズ』で爆発して死んだら、もうしょうがないなって。それは嘘でもなんでもなくて、現場で死ねたら一番いいし、死んじゃったら……それはそれでしょうがない」

 出川といえば、『進め!電波少年』(同)の特番で海外ロケへ行き、シドニーでゲイに掘られてしまった事件も伝説である。

「僕はどんなに痛くてもどんなにつらくても、結果、笑いさえ起きればOKなんですよ。笑いがここで絶対起こるって確信が持てるんだったら、やっぱ行っちゃうんですよね」

「スタジオで笑いが起きなかったら、ホントに落ち込むと思うんです。『えーっ、なんでお尻までやられて笑ってもらえないの?』ってヘコんでると思うんですよ。でも最終的にバカウケだったから、『ああ、やっぱり掘られてよかった』って思っちゃうんですね、心の底から」

■「俺の頭を蹴り続けてくれ!」(出川)

 かつて、出川に対しては「ポジションが変わらない」という称賛が送られたものだ。それは本人が望むところでもあった。

「今の立ち位置がすごい好きなんですよね。端っこにいてバカにされて、みたいなのが。あと、竜さん(上島竜兵)とかとみんなでリアクションして、爆笑取ってシャワー浴びて『よかったね』って言ってる瞬間がホントにリアルに一番幸せなんで。だから、50過ぎても身体張って笑い取れたら最高なんですけど」

 前述した『かりそめ天国』放送翌日の1月31日、出川から連絡が来たことを有吉はTwitterで明かしている。

「出川さんから『俺の頭を蹴り続けてくれ!』というメールが。とても簡単なお願いだ。。。」

「出川さんは頭蹴ってほしいんだよ!」という説明を聞いた出川が、発言主である有吉にメールを送ったのだ。

『かりそめ天国』で有吉は、“頭を蹴られる”ポジションを「4番」と表現していた。

「我々は2番とか1番で(バントで)送ってるだけですから。落とし穴に落ちてる人は今、バリバリの4番打ってんのよ!」

「お笑い界は泥にまみれてこそ4番だから」

 このロジックを理解し、改めて有吉のツイートを見返してほしい。見えるものだけを捉え「かわいそう!」と声を上げるよりも、とても美しいと思うのだが。

(文=寺西ジャジューカ)

番組絡みの企画盤CD全盛期の90年代、”音楽デュオ”猿岩石はなぜ売れた?

平成が終わろうとしている今、90年代に始まったJ-POPの流れがひとつの節目を迎えている。あのアーティストの楽曲はなぜ、ヒットしたのか? 音楽ライターの青木優が徹底分析! 

 有吉が、たとえばマツコの隣で鋭くツッコんだり、うまいことフォローしたりする、ああいうポジションに就いたのは、いつぐらいからだっけ?

 テレビを観ててなんとなくそう思い、ざっと調べたら、2008年頃からのようだ。かれこれ、10年以上か。これだと、若い子は猿岩石なんて知らないだろうなー。

 てことで、今回は猿岩石のことを取り上げてみる。

 有吉弘行(「ひろいき」と読むのね)は90年代後半、ヒットチャートをにぎわせた人気デュオのひとりだった。まあそれ以前に、彼と森脇和成による猿岩石はお笑いコンビだったのだが。

 もっとも、94年に結成した当初の彼らは、格別知られた存在ではなかった。それが有名になったきっかけは、当時の人気バラエティ番組『進め!電波少年』(日本テレビ系)でいきなり世界旅をすることになり、この企画が大ウケしたことである。

『電波少年』は何かとムチャをすることで視聴率を稼いでいて、アポなし(←この言葉を定着させた番組でもある)の突入企画が多かったりして、その無謀さが面白く、僕もたまに観ていた。思えば、後続番組含め、けっこうな数のキャラ立ちのいいタレントを輩出したものだ。松本明子、松村邦洋……と、挙げだすとキリがないので、省略する。

 無名だった猿岩石は、この番組で何をするのか知らされぬまま香港に行かされ、そこからロンドンまで、ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断する旅に出ることになる。96年4月から半年間にわたったこの旅の様子は継続的にOAされ、回を重ねるごとに2人は人気を得ていった。当然、貧乏旅で、このことは同番組以降、日本から海外へバックパッカー的な放浪をする動きを後押ししたはずだ。で、さらにこうした旅は若い世代の「自分探し」的な志向とリンクしていったと思うのだが……これも省略。そろそろ音楽の話をしよう。

 猿岩石が日本に帰ってきたのは同年10月のこと。そこで今度は歌手デビューすることになり、わずか2カ月後の12月に最初のシングルが発売される。それが「白い雲のように」だ。

 いま聴いても、いい曲である。なにしろ作詞は藤井フミヤ、作曲は藤井尚之という、元チェッカーズの兄弟コンビ(F-BLOOD)だ。そしてプロデュースは秋元康である。

 この曲のポイントはフォーク的な曲調にある。当時、「フォーキー」と呼ばれ始めていたものだ。前回取り上げたシャ乱Qでも「空を見なよ」(95年)がフォークロック調だったし、猿岩石と同じ96年に、ブレークしたてのウルフルズが「そら」を出している。もろフォークソングだと、アコースティック・ギターで繊細に、しんみりと、みたいなイメージが一般的だが、フォーキーというのは歌心があり、アコースティックでメロディアス、というところか。この頃、渋谷系やロック・シーンではサニーデイ・サービスやキリンジのような存在が最前線に出てきつつあった。90年代のJ-POPは分厚い音の、にぎやかで華々しい楽曲が多かったが、音楽界の一部ではこうしたフォーキーな曲調が支持されつつあったのだ。

「白い雲のように」で藤井兄弟は、猿岩石の2人の歌声を非常にうまく作品に還元している。有吉と森脇の歌唱力に特筆すべきところはないが、素朴かつストレートな響きを持ち、飾ることのないキャラクターがよく表れている(あくまで番組を通じての彼らの印象だが)。特に有吉は、歌わせると、それなりに映える声質だ。

 曲の構成は、1コーラスと間奏のあと、2コーラス目はないままサビのリフレインになるなど、極力シンプルに作られている。そしてフミヤによる歌詞では<見えない未来を夢みて><風に吹かれて消えてゆくのさ>といったフレーズが秀逸。この言葉には、テレビの企画で急に人気が出て、でもここから先はなんの保証もないんだよな~、と思っていそうな2人の心境をダブらせながら聴ける。それが口ずさみやすい、叙情的なメロディに乗ってるのだから、ファンにはたまらなかっただろう。

 ところがこの歌、そのファン以外にも波及していくのだ。「白い雲のように」は、発売当初の売り上げはそこそこだったのが、徐々にチャートを昇り始め、最高で3位を記録するほどのヒットとなる。ということは、番組からのファンがワッと買っただけでなく、世間で聴かれるうちに「けっこういいじゃん」と思われていったってことだ。

 そして同曲は、最終的にはなんとミリオン・セールスを記録し、97年の日本レコード大賞新人賞まで獲得。歌を含めた楽曲として、高い評価を得たのである。

 ちなみに、このシングルのカップリングは「どうして僕は旅をしているのだろう」という曲だ。どうしてって、そりゃ~番組の企画に乗ったからだろ! というツッコミ待ちのようなタイトル。こうした番組や彼らの状況を含めた歌詞表現はこの後、続くことになる。

 さて、猿岩石というか、主にはおそらく周囲のスタッフたち、か。彼らはここから怒涛のリリース・ラッシュを敢行していった。「白い雲のように」から3カ月たたない間に、次なる新曲「ツキ」をリリースした。

 作曲はALFEEの高見沢俊彦で、この曲調もフォーキー。「白い雲のように」の路線を、ちょっと強めのタッチでうまく継続している。歌詞では<HEY! HEY!>の繰り返しが印象的で、そのあとの<どうにかなるだろう きっと うまく行くさ>というあたりは、やはり彼らの立場を照らしてしまう。そして前作に続く、先のわからない、でも大丈夫と思いたいという心境は、当時の日本の人々の心理に合ったのではないかと思う。90年代後半は、あらゆる価値観が激変し始め、まさに混沌に突入していった時代だった。

 なお、作詞は高井良斉だが、これ、実は秋元康のペンネームなのだ。70年代、学生の頃から構成作家や作詞家として活動してきた秋元にとって、テレビとのマッチアップを絡めた創作はお手のものだったに違いない。

「ツキ」もうまく大ヒットし、猿岩石は音楽活動でもすっかり調子に乗ってしまった。今度は2カ月も空けずに新曲「コンビニ」。ファミリーマートのCMタイアップ曲で、R&B~AORのフレイバーが漂うミディアム・バラードだ。

 この曲調も、有吉のヤサ男っぽい歌声がとても合っている。ただ、僕はこの曲自体、まったく記憶にない。そこそこ売れているのだが、前2作ほどは心に残らなかったのかな。

 で、次もまた2カ月空けずに、「君の青空」「声が聴こえる」の両A面シングルが出る。これは猿岩石with VERSUS名義で、VERSUSというのは女性のお笑いコンビだそうだ(知らなくてすみません)。ちょっとフォーキー路線に回帰した感じである。

 と思ったら、これに続く「オエオエオ!」はレゲエのリズム。作曲はバブルガム・ブラザーズのBro.KORNで、編曲はCHOKKAKUだ。気合が入っているのがわかる。

「オエオエオ!」と同じ日には初めてのアルバムを出しているが、そのタイトルは『まぐれ』。プロデューサーはやはり秋元氏で、このネーミングセンスには、とんねるずっぽいノリを多分に感じるな……。そう、とんねるずこそ、テレビ発の企画から歌を量産したコンビだった(彼らについては機会があれば、また)。

 そして猿岩石は、97年の末にはクリスマスソング「Christmas」を出している。LUNA SEAの河村隆一が作曲したラブバラードである。

 とまあ、短い間に音楽面でも意外といろいろなアプローチをしているのだな……とは思うが、どちらかというと、セールスが少しずつ下がるにつれて迷走していってる、と言ったほうが正しいか。まあ、もともと音楽的な下地がない人たちが、最初は自分たちにフィットする歌が歌えたとはいえ、以降にそんなにたくさんの引き出しがあるわけがない。

 で、このCDのリリース・ラッシュは98年6月のシングル「初恋」まで続く。なんと1年半で9枚ものシングルを出したのだ。そりゃネタも尽きるだろう。

 そして最後のシングルは99年、次の10枚目「My Revolution」(渡辺美里のカバー)までだった。彼らの音楽での人気も、ここまでだったということか。

 この数年後の04年に猿岩石は解散し、有吉は長い低迷期に入ることとなる。しかし、再ブレーク後の彼の活躍は、言わずもがなだろう。

 かたや、相方の森脇は芸能界とは別の仕事を転々としながら、一昨年にタレントとして復帰していた。YouTubeには今の彼が作るチャンネルも開設されている。ただ、現在の活動ぶりは……どうなのだろう。

 と、音楽デュオとしての猿岩石をざっと回想してみたが、とにかく「人気があるうちに売ってしまおう」感のすごさにはあきれるばかりだ。なにせ、この短気間の彼らはCDだけでなく、『電波少年』関連の本やタレント本、それに写真集まで出しているのだから。

『電波少年』の系列からは猿岩石のほかにも、番組の内容に関連したCDがけっこう出ている。この後には『雷波少年』からヒットを飛ばしたサムシングエルスというバンドもいた(元から音楽活動をしていた人たちだが)。ただ、彼らも一時的な盛り上がり感が強く、やはりはやり廃りが反映されやすいテレビ界の影響をもろに受けている。

 もっとも、この90年代の終わり頃……つまりCDがよく売れていた時期までは、俳優やタレント、スポーツ選手など、そこそこ名の知れた人はよく歌手デビューしていて、テレビとか、それにラジオも、番組絡みの企画盤は非常に多かった。そのぐらい電波メディアの影響力が大きい時代だったわけだが、猿岩石はその中で傑出した成果を残したといえる。

 ただ、あだ名をつけるのがうまいとか、毒舌がすごいとか、その他もろもろ、有吉が今ほどのキレ者で、才能のある人だとは、当時なんとなく観ていただけの僕はまったく気づかなかった。もちろん、コンビ解散後の時期に彼が芸を磨いたのはあるのだろうけど……人生はわからないものだ。

 そして先が見えない気持ちを歌で唄っていた2人だが、今では芸人としての活動ぶりが、こんなにも違うというところにも、また人生を感じてしまった次第である。

●あおき・ゆう。
1966年、島根県生まれ。男。
94年、持ち込みをきっかけに音楽ジャーナリスト/ ライター業を開始。
洋邦のロック/ポップスを中心に執筆。
現在は雑誌『音楽と人』『テレビブロス』『コンフィデンス』『 ビートルズ・ストーリー』『昭和40年男』、
音楽情報サイト「リアルサウンド」「DI:GA online」等に寄稿。
阪神タイガース、ゲッターロボ、白バラコーヒー、ロミーナ、 出前一丁を愛し続ける。
妻子あり。
Twitterアカウントは、@you_aoki
 

今年も「面白くない」と話題だった『THE W』、芸能界からも苦言続々で“打ち切り”目前!?

 最も面白い女性お笑い芸人を決めるコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W 2018』(日本テレビ系)が、12月10日に放送され、阿佐ヶ谷姉妹が優勝した。

 今年の『THE W』には、606組がエントリー。その内、決勝に進んだのは、ゆりやんレトリィバァ、あぁ〜しらき、吉住、ニッチェ、根菜キャバレー、合わせみそ、横澤夏子、紺野ぶるま、阿佐ヶ谷姉妹、紅しょうがの10組だった。

 ファーストステージで、おばさんがおばさんのお見舞いに来るネタで紅しょうがに勝利し、決勝戦では、おばさんがおばさんを誘拐するネタで2位の横澤夏子を抑え、2代目王者となった阿佐ヶ谷姉妹。70票もの差をつけての優勝にネットでは賞賛の声が上がっていたという。

「もともと好感度も高い阿佐ヶ谷姉妹ですから、放送直後からネットでは『大好き! 報われて嬉しい!!』『優勝してくれて本当に良かった〜』といった賞賛の声が。また、ネタに対しても『安定の面白さ』『おばさんがおばさん特有の行動を下品さなしで客観的にデフォルメして演じるコントって今までありそうでなかったから面白かった!』と好評だったようです」(芸能ライター)

『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」で万引きをする主婦、宗教勧誘といったネタを披露し、人気を得てきた阿佐ヶ谷姉妹の優勝にネットも納得といった様子のよう。

 しかし、その裏で「全体的にレベルが低かった」との声も続々と上がっているよう。

「昨年優勝したゆりやんレトリィバァは『情報ライブ ミヤネ屋』の宮根誠司のモノマネを披露したのですが、客席の反応はイマイチ。芸歴18年のあぁ~しらきに関しては、ふんどし姿を晒すといった際どい芸が多かったからか、客席はドン引き。ネットでも『忘年会ネタ見せられてる感じだった』と苦言が。さらに、ブラックピークの河田祥子とおとぎばなしの吉田治加が同番組出演のために組んだ合わせみそは、恋愛経験がない2人が恋愛ネタを披露するも、客席の反応は凍り付いたまま。ネットでは、予選の審査が『適当すぎる』との声が殺到していました」(同)

 視聴者から苦言が殺到している『THE W』だが、そんな中、芸人たちからも苦言が続々と上がっている。

「ナイツの塙宣之さんは、『ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ、15日放送分)で、あぁ~しらきのネタに対して『久々に放送事故を見た』と発言。また、面白い女芸人はたくさんいるとしながらも、予選の段階から『女性のことをネタにする人が多すぎる』『“彼氏がいなくて……”といった内容は、バラエティ番組のひな壇でやって欲しい』『ネタはちゃんと作って欲しい』と出演者に苦言を呈していました。また、有吉弘行さんも『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN、16日放送分)で、披露されたネタの質について語らなかったものの、『「M-1 グランプリ」の賞金1000万で、「THE W」の賞金1000万って……ちょっと釣り合ってないよ。「THE W」の賞金は100万にしなきゃだめだよ、マジで、来年から』と苦言。優勝した阿佐ヶ谷姉妹については「面白かった」と明かすも、『だけどほかにもいろいろとね』と不満があった様子。芸人たちも『見てられなかった』というのが本音なんでしょう」(同)

 ちなみに、2017年の同番組に関しては、今年1月1日に放送された『久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿スペシャル』(フジテレビ系)で、エッセイストの能町みね子氏が、「笑えないところで笑いの声が入っていて違和感満載だった」といった旨の発言をしていた。

 1回目の放送に続き、2回目の放送でも批判や苦言が殺到してしまった『THE W』。もしかしたら、来年の放送はないかもしれない!?

小島瑠璃子の必殺技“親父ゴロシ”が効果ナシ! 大御所からは高評価も人気中堅芸人からは意外な評価のワケ

 天才か、それとも過大評価か――。

 タレント・小島瑠璃子(24)の評価が大きく割れている。

 小島は、現在、レギュラー番組4本、準レギュラー1本を抱え、他にもゲスト出演などでバラエティ番組に引っ張りだこ。松本人志やヒロミ、池上彰といった、大物MCから「天才」と絶賛され、バラエティ業界のトップランナーの一人であることは、間違いないだろう。

「昨年秋の衆院選の際には、『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)に中継リポーターとして出演し、各党の開票センターを訪れ、その雰囲気をリポート。池上も、小島の的確な描写力を称賛。『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、その時の様子が紹介され、ヒロミが『この子、天才だと思ったもんね』と言えば、松本も『びっくりした。アンタ、ホントにうまいね!』と賛辞を惜しみませんでした」(テレビ雑誌記者)

 他にも、小堺一機や中居正広も、異口同音に小島を「天才」と呼んでいる。一体、彼女の何がそんなに評価をされているのか。

「決して、コメントが面白いとか、特別な個性があるわけではありませんが、大物司会者が番組を進行する上で想定する理想的な流れから決してハミ出そうとせず、求められる80点以上の回答をコンスタントに出すことができる。しかも、決して相手を傷つけず、自分も傷つかない絶対安全保証付き。当然ながら、いつワイプで抜かれてもいいように、出演者のすべての発言に耳を傾け、またVTRが流れるモニターをしっかり見つめ、細かなリアクションをとり続けるといった、一昔前の矢口真里のような“ワイプ芸”も完璧にこなしています。それでいて、実はムッチリEカップバストの持ち主で、話すときは相手の目をじっと見て離さない。大物MCにとっては使い勝手がいい上に、ちょっとした下心をくすぐられる存在なのでは」(放送作家)

 最強の“親父ゴロシ”であり、その能力はおそらく各局のプロデューサーらにも発揮されているのだろう。これだけの仕事量が、その証しといって間違いない。

 だが、それが視聴者からの支持率につながっているかといえば、答えはノーだ。

 ネットでの嫌われっぷり、特に女性からの支持率の低さは、「今なら、吉岡里帆、土屋太鳳を上回り、業界ナンバーワンと言ってもいい」(女性向け情報サイト編集者)だという。

「優等生的な言動で小器用に大物に取り入り上手いことやっている感じが、世の女性の目には、あざとく映るのでしょう」(同)

 実は、中堅クラスの人気芸人の間での評価も、決して高くないようだ。

「有吉弘行はかつて『知ったかぶりが鼻につくときがある』と、こじるりを評したことがあります。それを聞いていた、チュートリアルの徳井義実やメイプル超合金のカズレーザーが手を叩いて爆笑していましたから、彼らも同じように思っていたということ。また有吉は自身のラジオ番組で『ある番組の仕事ぶりが評価されているからって、その雰囲気を他の番組に持ち込んでくるとしたら、俺はイラってくるね』とも話したことがあり、その無難な仕事ぶりに否定的でした。予定調和をぶち壊し、番組に波風を立ててこその中堅芸人にとっては、小島のやっていることは、やはりあざとく見えるのでしょう」(前出・放送作家)

 そんな小島の仕事ぶりを、最もわかりやすく表現してしまったのは、事務所の先輩である伊集院光だ。

「この4月から『サイエンスZERO』(NHK Eテレ)の新MCに就任した小島に、同番組のファンだという伊集院は、『こうでしょ、ってみんながわかっていることを、テレビの進行的に先生に質問することはやめなさい』とアドバイスしたそうです。小島は、『いい意味でのプレッシャーをいただいた』とも言っていましたが、伊集院のアドバイスは、小島が普段やっていることが、『番組の都合を撫でただけの進行的な仕事』でしかないことをズバリ指摘していますよね」(前同)

 さて、あなたはこじるりのこと、好き? 嫌い?

有吉弘行が『みなおか』感謝ツイートを毒舌批判するも、ブーメラン! 「“坂上忍化”と言われる日も……」と懸念の声も!?  

 3月25日放送のラジオ『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)の中で、お笑い芸人の有吉弘行が、先日放送を終了した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)に言及。このときのある発言に非難の声が上がっている。

 この日の放送では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』が最終回を迎えたことが話題に上がり、芸能人がSNSで一言言う行為に疑問を感じていることを明かした有吉。『とんねるずのみなさんのおかげでした』の最終回放送後にTwitterで「『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』2002年の時に、2回くらい出していただきまして、あの時のタカさんの笑顔、もう僕は本当に大事に思っています。30年間おつかれさまでした」といった投稿を見つけたそうで、これに対し有吉は「自己顕示欲強すぎない?」と発言。その理由を、文章から「30年間おつかれさまでした」という感謝の気持ちよりも「俺はとんねるずと共演した」という自慢が強く感じると笑いながら述べ、番組みアシスタントのお笑い芸人・タイムマシーン3号の関太も「わかります(笑)」と答えていた。

 先日、俳優の大杉漣が亡くなった際、たくさんの芸能人がSNSで大杉との写真や思い出を投稿していたが、そのときにも同様に感じていたという有吉。そんな彼の考えを聞き、共感を呼んでいると思いきや、そうでもないようだ。

「この発言は放送直後から話題になり、翌日のネットニュースでも紹介されていました。ニュースで知った人からは『確かに、番組ならまだしも人が亡くなったときにSNSに投稿しようとする気持ちがわからない』『その通り。便乗していろんな人にツイート見てもらいたいだけ』といった有吉さんの発言に共感する声もありましたが、多くは『言いたいことはわかるけど、そこまでカッカしなくても……』『SNSはそういうところだから。いちいち話題にするな』『ラジオで発言するのも自己顕示欲だろ(笑)』といった批判的な声でしたね」(芸能記者)

 さらに、再ブレイクのきっかけとなった有吉の毒舌芸にも、最近では批判の声が上がっているようで、

「有吉さんは歯に衣着せぬ毒舌がウケて再ブレイクしました。しかし、それと同じ路線の坂上忍さんが出現し、的外れな発言がたびたび炎上。その影響で、有吉さんの毒舌を坂上さんと同じと捉える人が多くなってきているようで、今までウケていた毒舌を話すたびに、『有吉は歪んだ性格の持ち主!』『でた! 上から目線(笑)』といった批判的な声が上がっています。このままだと、『有吉が坂上忍化した!』と言われてしまうのではないかと心配しています」(放送作家)

 そもそも、芸歴こそ坂上のほうが長いものの、毒舌キャラとしてブレイクしたのは有吉の方が先。それを「坂上に似ている」などと言われてしまったら有吉も不本意だろうが……。

「今ある仕事は全力でやれ、バカ!」迷えるアイドルに有吉弘行が放った怒声 広告モデル歴をいじられることを拒否したプロの矜持

 現在、インド政府公認のヨガ検定に合格した片岡鶴太郎がブレーク中だ。コラムニストの故・ナンシー関は、お笑い芸人から俳優に転向した鶴太郎について、以下のような文章を綴っている。

「鶴太郎は、昔のVTRで自分の姿を見せられることを、ものすごく嫌がる。その嫌がり方は他のタレントなどが見せる『一種、甘酸っぱいこっぱずかしさに居心地の悪さを感じる』というのとはちょっと違う。本当に心底嫌そうなのだ。VTRの中の自分を憎悪しているようにさえ、私には見える。ここでナルシズムという言葉を持ち出すのは、ちょっと安直な感じがして気が引けるが、やっぱり大きな要因かもしれない」

 

■パーティグッズのパンツを頭から被ったからこそ生活できた有吉

 

 12月3日放送『ボクらの時代』(フジテレビ系)にて、アンジャッシュの渡部建、有吉弘行、カンニング竹山という座組が実現した。

 3人は、自分たちの世代のことを「仕事を心から楽しめない世代」だと定義している。

有吉 僕らの世代って、あんまり「楽しい」と思って働いてる人いないでしょう? どっか諦めもありつつ、でも「生きていくためには」って思ってる。

渡部 自分たちの好きなことを好き勝手にやってる人たちを見て、俺らはこの世界入ってきて「時代は違うよ」っていう状況にいるから。確かに、この世代で「あの仕事、すげえ楽しくてさあ!」って、まったく出ない。

 これほどに売れっ子の3人でも、そんな現状なのだ。では、売れる前はどうだったのか? 竹山は、不遇時代の有吉のエピソードを明かす。

「面白かったもんなあ。有吉が結構キツい時にさあ、『この仕事取りました!』ってパーティグッズのモデルやって」

 当時の有吉は、パーティグッズのパンツを頭から被り、ポーズを決めて写真に収まるような広告モデルの仕事にも手を伸ばしていた。

 続けて、渡部が口を開く。

「それで有吉がバーン! って売れた後に、ある番組で“過去の恥ずかしかった仕事”として、その写真が打ち合わせで出てきたわけ。『パーティグッズの写真を出しますから』って。そしたら有吉が『いや、これ、俺は全然恥ずかしくないです』と。『これがあったから今の僕があるから“恥ずかし写真”で出したくない』って言うの。カッコ良かったねえ、あれ」

 有吉にとってみると「あの仕事で生活が助かった」という思いがあり、決して恥ずべき仕事に区分されたくないプライドがあったようだ。

 

■パチンコ番組を嫌がるアイドルの鼻を折る

 

 ここで、話を数年遡らせたい。2013年2月5日に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の番組恒例企画「有吉先生の進路相談」に出演したのは、野呂佳代。この時の彼女は、在籍していたSDN48が解散したばかりで、芸能界の行く末に迷っていた。加えて、実家から出て家賃10万円のマンションへ引っ越したばかり。しかも、ラジオのレギュラー1本しか抱えておらず、切り詰めて生活するような毎日であった。

 そこで、彼女の身を案じたマネジャーは、パチンコ番組のレギュラーを入れてくれたのだ。

 この仕事について、有吉は「今やっている仕事に全力を尽くさないと、次へつながっていかない」「ちょっと嫌だなと思ってやってたら、スタッフに失礼」と、芸能界の先輩という立場から野呂にアドバイスを与えている。

 もちろん、ここはバラエティという場だ。毒舌まじりのイジりも有吉は放っていく。ちなみに、当時の彼女が目標にしていたのは、小池栄子と深津絵里だったとのこと。そんな野呂に、有吉は悪意まじりで「深津絵里さんを目標にするなんて、絶対に言っちゃダメ。島崎和歌子さんでしょ?」と追い詰めていった。

 この展開に、ついには仏頂面になってしまった野呂。彼女は「島崎和歌子さんになるまでに、どうしたらいいかを説明してほしかった!」と主張するのだが、そこで有吉は声を荒げた。

「さっきから言ってっけど、パチンコ番組全力でやれや、バカ!」

「『パチンコ番組の営業やってまーす』っていう発言で、みんなが笑うと思ったんじゃねえのか?」

「ちょっと嫌な仕事だなと思ってるのが、どうしても腑に落ちない」

 後年、野呂はあるインタビューで語っている。

「SDN48を卒業して最初のレギュラーがパチンコ番組だったんです。全力で頑張っていたんですけど、実は私、パチンコがあまり好きではなくて……。それを言ったら、有吉さんに『全力でやれ、バカ!』って言われたんです。そう言われて、今ある仕事を全力でやろうって思えました。そうしたら、パチンコの仕事が増えたんですよ(笑)」

 有吉は何もいい格好をしたくて、パーティグッズモデルの仕事を“誇り”として語ったのではなかった。昔から姿勢はずっと一貫している。広告モデルでもパチンコ番組でも、いただいた仕事には全力で取り組む。

 自身の不遇時代について「地獄を見た」と表現する有吉だからこその、これはプロの矜持だ。
(文=寺西ジャジューカ)

有吉弘行、SMAP、フジテレビ、EXILE……2016年、芸能界のヤバイ「闇」ランキング

 夢見がよくない……そんな不吉なことばかり起きた2016年の日本。明るい話題はどれほどあったのだろうか。芸能界においても、“闇”の部分が明るみになった出来事があった。中でも、芸能界の象徴的な“闇”が現れた出来事を、ランキング形式で解説していこう。

■第4位:朝ドラに隠された「闇」

 日本のドラマ界は、もはやNHKの連続テレビ小説を中心に回っているといってもいい。『まれ』の土屋太鳳は『IQ246〜華麗なる事件簿~』(TBS系)へ、『あさが来た』の波瑠は『世界で一番難しい恋』(日本テレビ系)、『あまちゃん』から出た有村架純は、『ごちそうさん』に出ていた高畑充希と共に月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)に出演……。

 だが裏を返してみると、それだけ民放ドラマが弱体化し、スターが生まれていない証拠でもある。自助努力を怠り、他人のふんどしを借り、俳優の所属事務所の機嫌を取ることでしかキャストを選べなくなった民放ドラマに将来はない。もちろん朝ドラのヒロインのオーディションだけは激化の一途をたどるだろう。

■第3位:フジテレビドラマの深まる「闇」

 あれだけヒットドラマを量産したフジテレビのドラマが、まったく数字を取れていない。チャンネルである「8」%も取れるかどうかさえ怪しくなっている。福山雅治主演の月9『ラヴソング』が平均8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、松嶋菜々子主演の『営業部長・吉良奈津子』も全話平均7.1%、天海祐希主演の『Chef~三ツ星の給食~』も平均7.0%……。また、出演者についても、今までならありえないほど低いネームバリューのキャスティングが目立った。

『Chef』の、天海を取り巻く給食室の職員といい、『カインとアベル』のHey!Say!JUMP・山田涼介を取り巻く若手社員といい、相当数の俳優に断わられ、ようやく何番手かの俳優たちにOKをもらえたことは想像に難くない。さらには、松下奈緒が主演した『早子先生、結婚するって本当ですか?』には、坂上忍が松下演じる立木早子のお見合い相手役としてシレッと出ていたのには驚いた。

 フジテレビのロゴといえば目玉マークがおなじみだが、思い切って、そこに一滴涙のイラストを描き足して情に訴える方がいいのではないか。

■第2位:好感度常連タレントが落ちた「闇」

 今年は、好感度タレントが軒並み株を下げた年だったといえるだろう。ベッキーが不倫LINE騒動によりCMを10本降板、地上波番組レギュラー全9本休演という芸能史に残る急落ぶりを見せたかと思えば、明石家さんまは、事あるごとにSMAPについて言及したことでSMAPファンからのバッシングに遭った。もちろん、分裂騒動の中心人物となじられたSMAP・木村拓哉の人気も下降。
 一方、「抱かれたくない男」出川哲朗が『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)出演によって好感度がアップ。過去30年の芸能生活で数えるほどしかなかったCM出演オファーが、今年だけでも「任天堂」「マンダム」など一気に4本と急増した。

■第1位:SMAP、有吉、EXILE……事務所の「闇」

 16年1月、SMAPが生放送で行った謝罪会見ほど芸能界の闇を見た瞬間はなかったのではないか。木村を中央にして、中居正広が苦虫をかみつぶし、ほか3人もお通夜に出席しているような様相。テレビの前の視聴者ではない、誰かへの謝罪。その「闇」は彼らの心の中奥深くに、巣食ってしまった。結局、『NHK紅白歌合戦』にも出ない、ましてや「さよならライブ」をやることもない異例の「無言解散」。誰が悪者とかそういう話は一切抜きで、晩節を汚してしまったSMAPには何の言葉も出ない。

 有吉弘行にも、そんな「事務所の闇」を見た。『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)でかつて共演していたフリーアナウンサー・夏目三久との交際が報じられたものの双方が否定。さらに、この熱愛スクープを我が物顔で報じたスポーツ紙はのちに「誤報」と異例の“お詫び”。そこには夏目の事務所・田辺エージェンシーが「力」でもみ消し、ねじ伏せた裏があったわけだが、お茶の間から見ても、特に番組が低迷していたわけでもないのに、夏目が『怒り新党』を降板した裏に何かあるのではと勘ぐるのは自然なことだ。こうして、夏目と有吉は「共演NG」になったのは間違いないだろう。

さて、とんでもないブラック企業ぶりが明らかになったのはEXILE、三代目J Soul Brothersらが所属する「LDH」。社員に丸刈りや土下座、さらには1人でラーメン10杯の飲食を強要するといった逸脱行為が「週刊文春」(文藝春秋)で報じられ、「黒々しているのは外見だけでない」ことがわかってしまった。

さて17年の芸能界はどうなるのだろうか。いずれにしても今年は、一寸先は闇ということを思い知った年であったことは間違いない。
(後藤港)