探偵たちが前から撃たれるスレ【前篇】

夫の愛人の名前を知りたい…。そんなごく普通の依頼だった。しかし、なかなか有力な手掛かりが掴めない。そうしているうちに期限が3日後に迫る。最後の手段は、対象者自身から情報を引き出すことだった。
とどのつまり、「ナンパ」と言えば分かりやすいだろうか?失敗は許されない為、ナンパのシチュエーションを考えては却下、考えては却下を繰り返した。そして最終的に考えついたのが「電車男作戦」である。私が電車男役、酔っ払って女性に絡む男性役を後輩のタナカ。そして、対象者の女性を電車男の相手の「エルメスさん」に見立て、作戦を実行。
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吾輩は探偵である。名前は「にゃんこ先生」である。

あれは暗い雨の降る夕暮れ・・チラシをポスティングしてると猫の鳴き声が聞こえてきました。カミさんに動物を拾ってきたら離婚しますと言われていたので、聞かないようにしていたのですが、どうしても声のする方へ行ってしまいます。見てみると段ボールに子猫がいました。『なんか子ネズミみたいな猫だなあ』家にもって帰れないので事務所に連れて帰りました。コンビニで買ったおにぎりを与えると遮二無二食べます。余程おなかが空いていたのでしょう。次の日。僕は実戦空手の師範もしていて、道場は探偵事務所と同じフロアにあるのでした。夕方、いつものように子供たちが道場にやってきます。
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パンチとアイパーの対決【後編】 ~パンチ探偵の事件簿③

前回書いた通り、依頼者の娘さんを脅していたのはヤクザ者だった。そこで俺はまず、机の上に録音機をドカッと置いたんだよ。「言った言わないはイヤだから、会話を全部録らせてもらうよ」とお断りしてね。ヤクザ者に対する時の鉄則は「とにかくナメられるな!」だから、証拠を残すと同時にNに対する威嚇が目的だった。話し合いが始まるとNは、「人の気持ちを弄びやがって」とか何とかわめいていたよ。これはちょっと意外だったんだけど、Nが娘さんに対して真剣だったのは嘘じゃなかったんだ。だから余計可愛さ余って憎さ100倍になったみたいだね。
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パンチとアイパーの対決【前編】 〜パンチ探偵の事件簿②

前回も話したけど、この仕事をしているといろんな人に出会う。今回はキャバ嬢からの依頼の話。その娘はもともと大手企業に勤めるお嬢様だった。それがたまたま友達に誘われて行ったホストクラブで、男性経験も無さそうな真面目な娘さんだったから、口八丁手八丁に乗せられて一人のホストに本気で恋しちゃったんだね。それで、ホストクラブに頻繁に通ううちにお給料だけじゃ足りなくなって、夜にキャバ嬢として働くようになったんだ。そこに客としてやって来たのがNという男だった。
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試された・・・?

ある日、盗聴器を捜してほしいという依頼が入った。時間と場所を確認し、機材の準備をする。調査場所は某IT関連企業の社長室だった。現場に到着し調査を始めようとした時、依頼者がカバンから簡易型の盗聴発見器を取り出し、部屋の窓際へ。「ここら辺で反応するんです」。調査を開始して数秒後、レシーバーに反応があった。盗聴電波から室内の音が拾えるかを確認する。盗聴器に近いほど音が大きく・・・
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芦屋迷宮案内【壱の巻】

街に根ざした身近な相談相手として、日夜芦屋の街と人を見続けてきた探偵がご案内する芦屋迷宮案内・・・・・・セレブな街に存在する摩訶不思議な風景と人々、芦屋の常識は世間の非常識なのか? 芦屋ブランドとは、どれほどのものなのか? そんな視点から芦屋を紹介していきたいと思います。兵庫県芦屋市といえば、北は六甲山、南は海に面した、東の田園調布と並び称される言わずと知れた・・・
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心霊探偵? 真夜中にパジャマ姿の老婆が・・・

15年くらい前の午前2時過ぎ(われわれにとっては珍しくありません)、調査を終え家に帰っていた時です。前から来た車が何かをよけていました。恐る恐る近づくと人が倒れています。酔っ払いかな? いや違う、パジャマ姿のおばあさん! 靴も履いていません。

救急車を呼ぶために車外に出ると、カップルが目に入りました。私が「すみません。どこかに公衆電話(当時携帯はまだ流行していない時代)有りませんか」と尋ねたところ、「その先に有ります」と女性が教えてくださいました。
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国籍のない子ども

忘れられない調査がある。依頼者は40代の女性。まだ20歳そこそこの娘さんの行方調査だった。娘さんは10代の頃から素行が悪く、家出もたびたび繰り返していた。当然、両親との関係は最悪。ここ数年はほぼ絶縁状態だった。それが風のウワサで娘さんの「出来ちゃった婚」の話を耳にしたという。戸籍を確認したが、まだ籍はある。単なるウワサかどうかを確認したいとのことだった。結局、娘さんは結婚はしていなかったが、2歳の男の子がいた。ところが、驚いたことにその子には国籍がなかったのである!経緯を説明すると、娘さんには彼氏がいた。この彼氏というのがいわゆる“ダメンズ”で、三股なんて当たり前というくらい女癖が悪かったらしい。
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執念の不倫 ~探偵VS対象者、勝つのはどっちだ!~

以前、浮気調査に関わった時のこと。対象者は男性医師。勤務先の看護師と浮気をしている疑いがあるが、なかなか証拠をつかめないでいた。しかし依頼者である奥様が泊まりがけで実家に戻るため、今日こそはホテルに行くだろうと考えていた。対象者と二対(第二対象者)が勤める病院の出入り口を張り込む。調査開始から1時間。対象者だ!駅に向かっているが、二対とは一緒じゃない。電車を乗り継ぎ、小一時間かけて都内に出る。更に都内の人間でも滅多に行かないような、神奈川県よりの駅にある一軒家のレストランに入っていった。その前で待つこと20分。遅れて二対が現れる。
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