インチキ都市伝説の真相 怪人・アンサー

一昨日、日本テレビで哀川翔さんがMCを勤める「不可思議探偵団」に筆者こと山口敏太郎が出演した。当日は、二週分の収録があり、一本目は小森純ちゃん相手に「学校の怪談」「ヒキコさん」「アンサー」を解説し、二本目は心霊写真に関して、学者と論争をやるという趣向であった。来週16日は、心霊写真バトルである。今やフォトショップによるインチキというそしりを免れない、リアリティが落ちきった心霊写真。その”怪奇性”を回復させるというかなり困難な立場でトークバトルをやっている。強引なロジックだが、いつもようにハンディを背負った苦しい戦いの中で奮戦する山口敏太郎を見てもらいたい。

乱暴な同居人

Mさんは、二年前に長く勤めていた出版社を辞めた。いろいろ、理由があったのだが、一人になって力試しがしたかったのだ。これは、編集者にとってのステップアップでもある。フリーなっても、相変わらず筆者とコンビを組んでいる。毎回毎回、雑誌で怨霊や妖怪の企画をやったり…。未知生物や巨大生物の企画をやったり…。この夏も、都市伝説のムックをつくっている。まぁ、異界の名コンビといえる。ニ十数人いる旧知の編集者の中でも、もっとも信頼のできる一人だ。ある時、こんな話をしてくれた。「僕の事務所は、四谷近くにあるんですよ」この話を聞いた筆者は仰天した。

河童に助けられた人々

Dさんは、筆者のサイト妖怪王の愛読者である。彼女は度々体験談や妖怪の情報を教えてくれたし、筆者主催の妖怪ツアーに参加したこともある。Dさんの口から奇妙な話を聞いたのは、もう5年近く昔の事である。彼女の実家は、河童に助けられた一族であるというのだ。「河童に助けられたとはどういうことですか」最初、その話を聞いたとき、筆者は素っ頓狂な声をあげてしまった。無理も無い。いくらなんでも・・・

とんかつ屋のお肉

春子さんは福岡県に住む女子大生である。彼女は小さな頃から、筆者に様々な霊体験を送ってくれている。言わば、霊感少女の一人である。「霊はいる、いないの問題ではなくて、あたりまえなんです」彼女にとって、霊は日常生活のワンシーンなのだ。ここしばらく、彼女はバイトに勤しんでいる。このバイト先がどうも怪しい。常に、奇妙なムードが漂っているのだ。「誰かに見られているって感じかな」彼女は不安そうにこう語る。「特に、残飯やゴミを捨てに行くときに、何か……ねっとりした視線を感じるんです」彼女はこのバイトの厨房を恐れていた。明かに、誰かがいる。

死者が飛ぶハードル

千葉県の某小学校で、実際にあった出来事である。体験者の藤川さんは、あの日の体験を思い出すと熱い涙が止まらないという。「悲しい怪談も世の中にはあるんですよ」藤川さんは、長い教員生活で一度だけ体験した不思議な体験を回想した。今から10年以上昔、その日、藤川さんは深夜まで残業を行っていた。
「ようし、バリバリやるぞ」彼はようやく念願の教員採用試験に受かり興奮していた。新米教師として赴任したばかりだったが、新人といえども、舐められたくない。そんな気持ちであったのだ。生徒たちのテストの採点を終え、ふと我に返ったところ、既に夜遅くなっていた。

山口敏太郎祭り3 四谷怪談の祟り

本稿でも「四谷怪談の障り」というレポートでも紹介したが、「東海道四谷怪談」(コロンビアミュージックエンターテイメント)というDVD作品のPRとして、先日阿佐ヶ谷ロフトで開催された「山口敏太郎祭り3」にて、四谷怪談の実演をやろうとしたが、不可解な出来事が起きて執筆が中止になってしまった。「では、PRそのものも中止しますか?」と友人のOさんは提案してくれたが、一度引き受けたものを中止にするのは性分に合わない。「いやいや、四谷怪談は駄目でも、古典に纏わる違う怪談をやりましょう」そう言って、筆者は以前取材した新橋にある”浅野公切腹の地”に纏わる怪談を整理して、怪談グランプリ2010の覇者・牛抱せん夏に渡した。

金縛りと女の子

筆者は各地でライブを行う。ライブは読者の方との交流につながり、個人的には好きである。ライブの開催場所は、関西であったり、関東であったり、愛知県や福岡県であったり、場所は様々だ。それぞれの場所で、それぞれの反応がある。共に怖がり、共に震えてくれる。「ライブは、ある意味 読者との怪談劇の競演なのだ!」と断定しても可笑しくはない。先日、中野にあるお洒落なバーでミニライブを・・・

四谷怪談の障り

筆者こと山口敏太郎は、様々な怨霊伝説に関して取材している。
その件数は数え切れない。
つまり、徹底した現場第一主義である。
現場を歩き、関係者から話を聞く”フィールドワーク”が筆者のポリシーであった。
だが、四谷怪談に関しては唯一避けてきた。

筆者が恐れていたのは、障り(さわり)である。

稲荷再び

前回本稿で報告した運送会社の某支店で起きた稲荷にまつわる不思議な話には後日談がある。その後、筆者こと山口敏太郎は、稲荷の跡地に建てられた新規倉庫の担当になった。主に輸出用貨物のコンテナへの積み付けが業務であった。だが、数年経ったあとも、奇妙なことは続いていた。作業員が頻繁に幽霊を見るのだ。「段積みされた段ボールの横に人がいた!」作業員は震えながらそう言った。「おいおい、冗談はやめろよ」筆者は冗談話にすり替えようとした。「本当ですよ。しかも、その人って首がないんですよ」「ええっ!!首がない」脳裡に首がもげた建設作業員の死亡事故が過ぎった。

千葉県某社某支店、稲荷の呪いと山口敏太郎

筆者こと山口敏太郎は、大学卒業後、しばらく大手の運送業者に勤めていた。新人の頃、配属された某支店に着任した際、奇妙な祠に気がついた。「あの祠はいったいなんですか?」前方に小さな祠が鎮座していた。筆者の質問にA係長は嫌な顔をした。「あっ、あれね。あの祠にはあまり近寄らない方がいいよ」A係長は、目を伏せながら言った。「なんでですか?会社で奉っている商売繁盛の神様ですよね」「とにかく・・・