下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
ついに国連人権理事会で、日本の表現の自由に対し「政府がメディアに直接、間接的に圧力をかけている」との報告がなされた。安倍政権下で行われてきた数々の言論統制について、国際的に非難される事態になったわけだが、しかし問題は安倍政権だけではない。こうした“恥ずかしい”指摘に対し、日本メディアがどう奮起するか、それともしないのか。その自浄作用もが試されている。
第368回(6/8~13発売号より)
1位「小出恵介 30代元主婦が涙の告発&LINE公開『避妊もなし…あの男との悪夢の一夜』」(「女性自身」6月27日号)
2位「香取の20年“終活”と『中居の考えわからない…』稲垣の疑心」(「週刊女性」6月27日号)
3位「息子逮捕で橋爪功が活動自粛する必要がどこにあるのか!」(「女性セブン」6月22日号)
不倫、薬物疑惑、出家――。さまざまな理由で昨年から相次ぐ芸能人たちの引退、休業だが今回、未成年者との淫行、飲酒問題で芸能活動休止に追い込まれたのが小出恵介だ。これを報じたのは先週発売の「フライデー」(講談社)だったが、その後も女性サイドから金銭を要求されていた、女性が話し合いをドタキャンしたために謝罪会見ができないなど、その背景についての続報が続き、いまだ騒動は燻っている。
とはいえ、そもそもは小出自身の脇の甘さや、女癖、酒癖、そして女性に対する扱いの悪さが根本にあるのは間違いないだろう。「フライデー」で告発した17歳女性も、「避妊してくれなかった」などの横暴さや、“ベッドマナー”の悪さを証言していたが、その証言を補強し、証明するような告発記事が「女性自身」に掲載された。それが17歳女性とは別の、30代元主婦による告発だ。
2年半前、小出と一夜を共にしたという元主婦だが、17歳女性と同様に避妊なしで複数回の性行為をされたこと、前戯もほとんどなく挿入されたことなど生々しい証言を行っている。この女性は一晩で、小出と会うことを恐れるようになり、告発したら何か報復されるのではと、恐怖心まで持ってしまったらしい。そして今回、17歳女性の告発を読み、“自分も同じだ”と告発を決意したのだとか。なるほど、女性に告発されるには理由があるんだなと、あらためて思う。
たとえば政治家が愛人に告発されるのは、多くがお手当てや手切れ金をケチったことが動機になっていたが、今回は“ベットマナーの悪さ”なんだな。どちらにしても女性に対する尊厳や誠実さがなく、横暴、傲慢ってことは共通か。そういえば告発とはちょっと違うが、嵐・松本潤も二股をかけてた葵つかさに対する扱いがひどかった。
浮気するにしても、愛人にするにしても、“遊ぶ”だけにしても、女性に対するマナーがなってない男は身を滅ぼす。その代償はとてつもなく大きい。今回の小出問題で、それがあらためて浮き彫りになった形だが、著名人、有名人はそれを肝に命じてほしい。自分自身のためにも。
元SMAP3人の独立が確定! 確かに事実ならスクープだ。
6月に入り、その去就が注目される元SMAPメンバーたちだが、「週刊女性」が「香取慎吾、稲垣吾郎、草なぎ剛の3人は6月5日、それぞれがジャニーズ事務所本社を訪れて9月をもって退社する旨を伝えた」と報じている。わざわざ“6月5日”と断定しているあたり、「週女」の自信が伺えるし、信憑性は高いのだろう。昨年1月から巻き起こったSMAP独立分裂騒動だが、ついに3人が退社――。そこで俄然注目されるのは、中居正広の動向だ。
しかし、記事では中居が残留か独立かは明記されていない。その理由は、中居を引き止めるため事務所が“9月までに答えを出せばいい”と特別に優遇措置を取るっているからだとか。中居に対してだけ“もう少し考えてね”と慰留しているってことね。ジャニーズって本当にご都合主義で狡猾だ。
あらためて振り返っておくと、そもそもSMAP独立騒動は、ジャニーズ事務所の後継者問題が発端だった。メリー喜多川副社長が娘を後継者にすべく、そのライバルと目されたSMAP育ての親であるI女史を追い出しにかかり、同時にSMAPも“出て行って構わない”と公言したからだ。そのため追い詰められたSMAPとI女史が独立に動いた。しかし、土壇場でSMAP利権が惜しくなったメリー副社長が態度を豹変させ、さらに木村拓哉の裏切りが加わった。
そして意味不明の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での公開謝罪、SMAP解散と続くのだが、その裏で進行していたのが相変わらず売れっ子として活躍する中居の引き止め工作だった。キムタクと中居だけ事務所に残れば、あとはいい。金のなる木だけ残したい。そして最近になって流布されたのが “中居残留説”だ。
個人的には、ジャニーズの引き止め工作に惑わされず、中居にはぜひ初志貫徹してほしいが、どちらに転ぶか、まだまだ予断を許さないということだろう(ちなみに、この記事の最後には、キムタクが6月4日に、家族とカフェで休日を過ごす様子と写真が紹介されている。5日の独立3人の動向といい、4日のキムタク張り込みといい、「週女」は来たる時に備え、元SMAPメンバーたちの動向をキャッチすべく、万全の体制を取っていることがうかがえる。その成果に期待したい)。
2世タレントの不祥事が続く中、俳優・橋爪功の長男が覚せい剤で逮捕された。そのため父親の橋爪は芸能活動自粛の意向を示したが、これに対し意外な主張を展開しているのが「セブン」だ。「活動自粛する必要がどこにあるのか!」「メディアがこぞって親の責任を言い立てるのはいかがなものでしょうか」だって。
もちろんその通りなんだけど、いつもの「セブン」とずいぶん対応が違う。これまで芸能人の子息が不祥事、たとえば、みのもんた次男や高畑淳子長男の事件では “ちやほやされて育った”“贅沢三昧”なんて、さかんに親の責任を書き立て、バッシングしていたんじゃなかったっけ? しかも、記事では高畑を引き合いに出し、説明もなく「その立ち位置とは違う」だって。でも、どう違うの?? 橋爪を擁護する理由がなにかあるのだろうが、芸能マスコミは不条理で、不公平だ。